「ぎょしラバ」という名前を聞いたことはありますか?正式には「魚子ラバ」と書くこのルアーは、ルーディーズから発売されている業界初のマイクロタイラバで、堤防からの五目釣りで爆発的な人気を誇っています。SNSやYouTubeでは様々な魚種が釣れている動画が投稿され、「これ一つあれば何でも釣れる」という声も多数。そんな中、アジング愛好家の間でも「ぎょしラバってアジングに使えるの?」という疑問が広がっています。
実は、ぎょしラバは当初から根魚やボトムゲームをメインに設計されたルアーですが、使い方次第でアジングにも十分活用できることが分かってきました。ワームとは違ったアプローチで、特にデイゲームやマズメ時のサーチベイトとして威力を発揮します。本記事では、ネット上の実釣レポートやインプレ情報を徹底的に調査し、ぎょしラバをアジングで使う際のコツ、おすすめのウェイト、釣れない時の対処法まで詳しく解説していきます。
この記事のポイント |
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✓ ぎょしラバはSLT(スーパーライトタイラバ)という新ジャンルのルアー |
✓ アジングでは2~3gのウェイトが使いやすくリフト&フォールが効果的 |
✓ ワームより飛距離が出てサーチ能力が高い |
✓ 根掛かりしにくい設計で初心者にも扱いやすい |

ぎょしラバでアジングは可能?基本情報と特徴
- ぎょしラバはアジングに最適な新ジャンル「SLT」ルアー
- ぎょしラバの特徴は極柔カーリーテールと低重心ヘッド
- ぎょしラバのラインナップは1g~20gまで豊富
- ぎょしラバは根掛かりしにくい設計になっている
- ぎょしラバはワームより釣れるのか?実際の評判
- ぎょしラバでアジング以外の魚種も狙える五目釣り性能
ぎょしラバはアジングに最適な新ジャンル「SLT」ルアー
ぎょしラバは、ルーディーズの代表である金丸竜児氏が開発した、業界初となる堤防周り用のマイクロタイラバです。正式名称は「魚子ラバ」で、「SLT(スーパーライトタイラバ)」または「LST(ライトショアタイラバ)」という新しいジャンルを切り開いたルアーとして注目を集めています。
従来、タイラバといえば船からの真鯛狙いが定番でしたが、ぎょしラバはそのコンセプトを岸釣りに応用し、1g前後から20gまでの超小型サイズで展開。堤防の足元や穴釣り、ボトム攻略に特化した設計になっているのが大きな特徴です。
開発のきっかけについて、以下のような説明があります。
魚子ラバ誕生のきっかけは、テトラや岩の隙間を狙いやすいルアーはどんなものか?というところから生まれたそう。これを突き詰めるとこの形になった。
この設計思想から分かる通り、ぎょしラバは本来ボトム特化型のハードルアーとして生まれました。しかし、実際に使ってみると、リフト&フォールやスローリトリーブによって中層~表層でも効果を発揮することが判明。特にアジングシーンでは、マズメ時のサーチベイトや、ワームで反応が薄い時の切り札として活躍するケースが増えているようです。
一般的にアジングではジグヘッド+ワームの組み合わせが主流ですが、ぎょしラバはその常識に一石を投じる存在と言えるでしょう。カーリーテールが生み出す波動とシルエット、そして小型ながらしっかりとしたウェイト感が、アジに対して新しいアプローチを可能にしています。
アジング専用ルアーではないものの、汎用性の高さと独自のアピール力が、多くのアングラーの興味を引いているのです。
ぎょしラバの特徴は極柔カーリーテールと低重心ヘッド
ぎょしラバが他のルアーと一線を画す最大のポイントは、シリコン製の極柔カーリーテールです。このテールは水中でわずかな水流にも反応し、タダ巻きやリフト&フォール時に不規則で大きな動きを生み出します。
まず、注目していただきたいのが「シリコン製極柔カーリーテール」。こちらは水中でタダ巻きをしたりリフト&フォールをさせると、不規則で大きな動きと波動を放ち、遠くに潜むターゲットに対して猛アピール。
このカーリーテールの動きは、ワームのテール部分とは明らかに異なる波動を生み出します。特筆すべきは、着底後の静止時でもテールだけが動き続けるという特性。これにより、ボトムで放置しているだけでも魚を誘い続けることができるのです。
もう一つの特徴が低重心ヘッドの採用です。このヘッド形状により、以下のようなメリットが生まれます。
📊 ぎょしラバのヘッド設計によるメリット
項目 | 効果 |
---|---|
ピンポイント着底 | 狙った場所に真っ直ぐ落ちる |
スイミング姿勢の安定 | 巻き時の泳ぎが破綻しない |
ボトム感知能力 | 着底が分かりやすい |
フォール速度の調整 | 適度な沈下速度でバイトチャンスが増える |
さらに、ヘッドとテールの間にはグローチューブが配置されており、これがバイトマーカーの役割を果たします。暗い時間帯や濁りのある状況下では、このグロー部分が魚の視認性を高め、フッキング率の向上にも貢献しているようです。
アシストフック部分も工夫されており、段差セッティングのダブルアシストフックが標準装備。フック自体も極柔素材で作られているため、魚が吸い込んだ際にフックが追従し、口の中にスムーズに入り込む設計になっています。
これらの設計要素が組み合わさることで、ぎょしラバは小型ながら高いアピール力と実釣性能を実現しているのです。
ぎょしラバのラインナップは1g~20gまで豊富
ぎょしラバは、様々な釣りシーンに対応できるよう、幅広いウェイトラインナップが用意されています。発売当初は軽量モデルのみでしたが、その後のアップデートで重量級モデルも追加され、現在では1.0g、1.5g、2.0g、2.5g、3.0g、5g、7g、10g、15g、20gという10種類のウェイトが展開されています。
📋 ぎょしラバのウェイト別用途ガイド
ウェイト | 主な用途 | 適した状況 |
---|---|---|
1.0~3.0g | アジング・メバリング | 浅場、近距離、スローな展開 |
5g | ライトゲーム全般 | やや深場、遠投も可能 |
7~10g | 中型根魚・小型青物 | 深場、潮が速い時 |
15~20g | 大型根魚・青物 | ディープエリア、強風時 |
アジングにおいては、一般的に2g~3gのモデルが最も使いやすいとされています。1gや1.5gでも釣れますが、風が強い日や遠投したい場面では軽すぎて扱いづらいという声が多いようです。
ただし、提供された情報の中には気になる意見もありました。
魚子ラバには1~3gのラインナップがあります(2023年4月現在)結論から言いますと魚子ラバは軽くて扱い難い問題があります。私は5gの魚子ラバが追加されるのではないかと待っているのですが、なかなか出てこないです。
※この記事は2021年の情報ですが、現在は5g以上のモデルも発売されています。
実際、5g以上のモデルが追加されたことで、より深い場所や遠投が必要なシーンでも活用できるようになりました。アジングでも、水深のあるポイントや沖の潮目を狙う際には、5gや7gといった重めのウェイトが選択肢に入ってきます。
カラーラインナップは全6色で、ギラギラ、ミドキン、黒金ラメ、どチャート、グロー、アカキンが展開されています。アジングではギラギラやアカキンといったフラッシング系が人気ですが、状況に応じてグローやどチャートといった視認性の高いカラーも効果的です。
価格は税込で572円(1~3g)、554円(5~20g)と、ワームに比べると少し高めですが、耐久性や根掛かりの少なさを考えればコストパフォーマンスは悪くないと言えるでしょう。
ぎょしラバは根掛かりしにくい設計になっている
ぎょしラバの大きなメリットの一つが、根掛かりしにくい構造です。これは、フックがラバーに覆われている独特の設計によるものです。
テトラ帯や岩場、ストラクチャー周りといった根掛かりしやすいエリアでも、ぎょしラバは比較的安心してキャストできます。実際に使用したアングラーからは、以下のような評価が得られています。
フックがラバーに覆われているので、根掛かり防止につながっています。ロケ中も根掛かりがかなり少なく、釣りに集中することが出来ました。
もちろん、完全に根掛かりしないわけではありません。特に重いウェイトを使ってヘビーなシステムで攻める場合は、根掛かりのリスクは高まります。しかし、同じ条件でジグヘッドやメタルジグを使うよりは明らかに根掛かりが少ないという評価が一般的です。
アジングにおいて根掛かりしにくいことのメリットは以下の通りです。
✅ 根掛かりしにくいことのメリット
- ロストが少なくコストを抑えられる
- テンポよく釣りを展開できる
- ストレスが少なく釣りに集中できる
- 初心者でも扱いやすい
- ボトム付近を大胆に攻められる
特にアジングでは、ボトム付近にアジが溜まっていることが多いため、底を叩けるというのは大きなアドバンテージです。ワームのジグ単では根掛かりを恐れてボトムを攻めきれないシーンでも、ぎょしラバなら積極的に攻めることができます。
ただし、全くフックが引っかからないわけではなく、頻繁に根掛かりさせているとフックが損傷します。別売りの「魚子ラバフック」(税込352円、2本入り)を予備として持っておくと安心でしょう。
また、ラバーネクタイ部分も消耗品です。歯の鋭いフグなどにかじられるとラバーが減っていくため、別売りの「魚子ラバ ラバーネクタイ」(税込352円、2個入り)でカスタマイズや交換が可能です。
ぎょしラバはワームより釣れるのか?実際の評判
「ぎょしラバはワームより釣れるのか?」これは多くのアングラーが気になる点でしょう。Yahoo!知恵袋にも同様の質問が投稿されており、経験者からの回答が参考になります。
釣れますけど、ワームより釣れやすいとは私は感じない。ワームで釣れにくい魚種(チャリゴ、コトヒキとか)が釣れるので五目釣りには良い。魚子ラバ等の方が釣れる時もある。歯がある魚(カマスとか)やフグで、ワームのズレや消費が激しい時とかに選択しのひとつとして使用してますが、ワームがメインですね。
この回答から読み取れるポイントは以下の通りです。
🔍 ぎょしラバとワームの比較分析
比較項目 | ぎょしラバ | ワーム |
---|---|---|
アジへの効果 | 状況次第で効く | 基本的に強い |
五目釣り性能 | 多魚種対応◎ | アジ・メバル中心 |
耐久性 | 比較的高い | フグ等で消耗 |
飛距離 | やや出る | 軽いと飛ばない |
コスト | やや高い | 安い |
つまり、ワームに完全に取って代わるものではなく、状況に応じた使い分けが重要ということです。アジングにおいては、ワームの食わせ能力は依然として強力であり、メインはワーム、サブやサーチベイトとしてぎょしラバという使い方が現実的でしょう。
別のブログでは、アジングでの実釣経験が詳しく記載されています。
発売から2年、もしくは3年と歴があるルアーとなりました。アジング=超軽量ジグ単だった時代はとうに終わり、割と重量があるジグヘッド(5g・7g)を普通に取り入れるのが尺アジないしメガアジ・ギガアジ攻略のカギとなることが広く認知されるようになった昨今のアジングです。
この記事では、ぎょしラバはサーチベイト的な役割が強いという評価がされています。広範囲を素早く探り、アジの居場所を特定したら、ワームで丁寧に釣っていくというスタイルが効率的だと考えられます。
また、ぎょしラバのメリットとして以下の点も挙げられています。
✨ ぎょしラバならではの強み
- ジグ単より飛距離が出る
- カーリーテールのサーチ力が高い
- 明暗部やレンジを探りやすい
- 小型シンキングミノーのような使用感
総合すると、**「ワームより釣れる」ではなく「ワームとは違った釣り方ができる」**というのが正確な評価でしょう。状況やアジの活性によっては、ぎょしラバの方が効果的な場面も十分にあり得ます。
ぎょしラバでアジング以外の魚種も狙える五目釣り性能
ぎょしラバの最大の魅力の一つが、圧倒的な五目釣り性能です。TSURI HACKのインプレ記事では、24時間で13魚種を釣り上げたという驚異的な実績が報告されています。
釣れた魚種の一例を見てみましょう。
🐟 ぎょしラバで釣れた魚種リスト
- カサゴ
- ベラ
- キジハタ(アコウ)
- アジ
- メッキ
- カスミアジ
- ムツ
- チャリコ(マダイの幼魚)
- ヨシノボリ
これだけ多彩な魚種が釣れるルアーは珍しく、「とにかく何か釣りたい」という時には最高の選択肢と言えます。アジングに行ったものの、アジの活性が低い、または回遊待ちの時間帯に、カサゴやメバルなどを釣って楽しむこともできるのです。
特に注目すべきは、ワームでは釣りにくい魚種も釣れるという点。例えば、チャリゴ(イシダイの幼魚)やコトヒキといった魚は、ワームではなかなか食ってこないことが多いですが、ぎょしラバのカーリーテールには反応することがあるようです。
また、堤防周りでよく見かけるフグ対策としても有効です。ワームの場合、フグに齧られてすぐにボロボロになってしまいますが、ぎょしラバはラバー素材のため、ある程度の耐性があります(もちろん消耗はします)。
アジングをメインにしつつ、状況に応じて他の魚種も狙えるというのは、釣りの楽しみを広げてくれます。特に初心者の方や、「ボウズは避けたい」と考えている方には、この五目釣り性能は大きな魅力でしょう。
さらに面白いのは、渓流での使用例も報告されていることです。
魚子ラバを渓流で使ってみたらまさかの釣果。渓流タイラバゲームの魅力に迫ります。
ヤマメやアブラハヤ、カワムツといった渓流魚まで釣れたという報告があり、海だけでなく淡水でも使える汎用性の高さが証明されています。これはおそらく、カーリーテールの波動と小型シルエットが、様々な魚の捕食本能を刺激するためだと推測されます。
ぎょしラバを使ったアジングの実践テクニック
- ぎょしラバでアジングする際の推奨ウェイトは2~3g
- ぎょしラバのアクションはリフト&フォールとスローリトリーブが基本
- ぎょしラバが釣れない時の対処法と使い分け
- ぎょしラバをキャロライナリグで遠投する方法
- ぎょしラバのカラー選択はギラギラ・アカキンが人気
- ぎょしラバ15g・20gの重量級モデルの使い道
- まとめ:ぎょしラバでアジングを楽しむためのポイント
ぎょしラバでアジングする際の推奨ウェイトは2~3g
アジングでぎょしラバを使う場合、最も使い勝手が良いのは2g~3gのウェイトというのが多くの経験者の共通見解です。1gや1.5gでも釣れますが、キャスタビリティやレンジキープの面で課題があるようです。
📊 アジング用ウェイト選択ガイド
ウェイト | 適した状況 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
1.0~1.5g | 超浅場・無風 | フォールがゆっくり | 飛ばない・風に弱い |
2.0~3.0g | 通常のアジング | バランス良好 | 深場では沈むまで時間 |
5g | 深場・遠投 | 飛距離◎・深場対応 | 浅場では使いにくい |
堤防の足元や近距離を攻める場合は、1.5gや2gで十分対応できます。しかし、少し沖の潮目を狙いたい場合や、風が強い日には3gやそれ以上のウェイトが必要になってきます。
実釣例として、TSURI HACKの記事では常夜灯下でのアジングにおいて、リフト&フォールのアクションで良型アジをヒットさせています。使用ウェイトは明記されていませんが、おそらく2g前後だったと推測されます。
一方、ブログ記事では以下のような経験が報告されています。
地磯で遠投ゲームでしたので飛距離が必要なのと、水深が30mあり3gでは範囲が広すぎたので「キャロライナ・リグ」でウエイトをカバーする作戦で攻めてみました。
このように、水深や距離によってはキャロライナリグなどのシステムで対応する方法もあります。ぎょしラバ本体は軽めのウェイトを使い、シンカーで飛距離と沈下速度を補うというアプローチです。
また、ウェイト選びで注意したいのが、空気抵抗と水の抵抗です。ぎょしラバはカーリーテールやラバースカートといったパーツがあるため、同じウェイトのジグヘッドよりも飛距離が出にくく、水中での進行スピードもゆっくりになります。
ワームのジグ単1~3gと魚子ラバの1~3gでは空気抵抗が違うのと水噛みの抵抗も違うので、パーツ数が多い魚子ラバはワームのジグ単より、飛距離も水中での進行スピードもモッタリゆっくり動きます。
このゆっくりとした動きが、場合によってはバイトチャンスを増やす効果もあります。特にアジの活性が低い時や、じっくり見せたい場面では有利に働くでしょう。
結論として、まずは2gまたは3gのぎょしラバを用意し、状況に応じてウェイトを変えるというのが実践的なアプローチです。1.5gや5gもタックルボックスに忍ばせておくと、より幅広いシチュエーションに対応できます。
ぎょしラバのアクションはリフト&フォールとスローリトリーブが基本
ぎょしラバでアジングをする際、最も効果的とされるアクションはリフト&フォールとスローリトリーブです。この2つの基本アクションをマスターすることで、様々な状況に対応できます。
🎣 ぎょしラバの基本アクション
① リフト&フォール
- 着底を確認
- ロッドを軽く2~3回シャクる(リフト)
- テンションを保ちながらフォール
- 再び着底を確認
- 繰り返し
この動きにより、カーリーテールが上下に激しく動き、アジの注意を引きつけます。フォール中にバイトが集中することが多いため、ラインの変化を見逃さないことが重要です。
② スローリトリーブ
- 着底後、またはカウントダウンで任意のレンジまで沈める
- ゆっくりと一定速度で巻く
- カーリーテールが回転するギリギリの速度を意識
- 時々ストップを入れる
スローリトリーブは、特にマズメ時や常夜灯下で効果的です。アジが中層に浮いている状況では、このアクションで広範囲を探ることができます。
実際の釣行記録からも、アクションの重要性が語られています。
ゆっくり巻きにアジが良い感じにハマってくれました。橋脚のヨレ、明暗部、レンジを意識して上手く通せればアジが無限バイト。まるで小型のクワセの力が強めのシンキングミノーを使っている感じに似ています。
この記述から、ミノーイングのようなイメージでスローリトリーブすることの効果が分かります。明暗部や橋脚周りといったストラクチャーを絡めながら、丁寧にレンジを通していくことがコツのようです。
また、穴釣りやボトム攻略では別のアプローチも有効です。
✅ ボトム攻略の応用アクション
- トントン放置:着底後、2回軽くアクションして完全に止める(放置)
- ボトムバンピング:底を叩きながら移動
- トゥイッチ:短く鋭いロッドワークでリアクションバイトを誘う
ブログ記事の中には、「トントン放置」というアクションで釣果を得たという報告があります。
答えは「トントンからの放置」PEラインを使っていて、テンションを抜くことでアタリが全く分からないんですが、激しく食ってくるアジだと引き込んで走ってくれるのでオートフッキングにて対応。
このように、完全に止めている間もカーリーテールだけは微妙に動き続け、魚を誘っているのがぎょしラバの強みです。ワームのジグ単では難しい「完全停止中のアピール」が可能になります。
巻きスピードについても、メーカーのテスターからアドバイスがあります。
マズメの時間帯はゆっくり巻きなはれやー!確かに禿同。夕マズメに早めのワンピッチジャークで釣った試しがないので、光量が落ちて来たらゆっくりめの連続波動が効果的
時間帯や状況によってアクションを変えることが、釣果アップの鍵と言えるでしょう。
ぎょしラバが釣れない時の対処法と使い分け
「ぎょしラバを使ってみたけど釣れない…」という悩みを持つアングラーも少なくないようです。検索キーワードにも「ぎょしラバ 釣れない」というワードが見られます。釣れない時にはどうすればいいのでしょうか。
まず理解しておきたいのは、ぎょしラバは万能ルアーではないということです。状況によってはワームの方が圧倒的に有利な場面もあります。
📝 ぎょしラバが不利な状況
- アジが極小ベイトを偏食している時
- 超浅場でゆっくり誘いたい時
- 食い渋りが激しく繊細なアプローチが必要な時
- 風がなく飛距離が不要な近距離戦
こうした状況では、素直にワームに切り替えることも選択肢です。ぎょしラバはサーチベイトとしての性格が強いため、魚の居場所を特定したら、ワームでじっくり攻めるという使い分けが効果的です。
逆に、ぎょしラバが有利になる状況もあります。
✨ ぎょしラバが有利な状況
- 魚の居場所が分からずサーチしたい時
- 遠投して沖の潮目を狙いたい時
- ボトム付近を大胆に攻めたい時
- 風が強くてワームが飛ばない時
- フグが多くてワームがすぐダメになる時
また、釣れない時にチェックすべきポイントとして、以下が挙げられます。
🔍 チェックポイント
項目 | 確認内容 |
---|---|
ウェイト | 重すぎ/軽すぎないか |
カラー | 状況に合っているか |
レンジ | アジが居るレンジを通せているか |
アクション | 速すぎ/遅すぎないか |
時間帯 | そもそもアジが回遊しているか |
特に重要なのがレンジ(水深)の選択です。アジは時間帯や潮の流れによって居るレンジが変わります。ぎょしラバでボトムばかり攻めていても、アジが中層に浮いていれば釣れません。カウントダウンを活用して、様々なレンジを探ることが大切です。
カラーについても、実釣経験から有効な選択が報告されています。
旦那さんはリアル系が欲しいとの要望でした。私は動きが見たいので、どチャートとアカキンをチョイス
アピール系のどチャートやアカキンは視認性が高く、濁りがある時やローライト時に効果的です。一方、クリアな水質や日中の明るい時間帯では、ナチュラル系のカラーが効くこともあります。複数のカラーを用意して状況に応じて使い分けることが理想的です。
最後に、もし何をやってもぎょしラバで釣れない場合は、魚が居ない可能性も考慮しましょう。ぎょしラバに限らず、どんなルアーでも魚が居なければ釣れません。場所を変える、時間帯を変えるといった判断も重要です。
ぎょしラバをキャロライナリグで遠投する方法
ぎょしラバの弱点の一つが「軽いウェイトでは飛距離が出ない」という点です。しかし、**キャロライナリグ(キャロ)**を使うことで、この問題を解決できます。
キャロライナリグとは、メインラインにシンカーを通し、その下にリーダーを接続してルアーを結ぶ仕掛けです。シンカーの重みで飛距離を稼ぎつつ、ルアー自体は軽いまま保てるため、フォールスピードやアクションを維持できるというメリットがあります。
📋 ぎょしラバのキャロライナリグ仕掛け例
メインライン(PE0.6~0.8号)
↓
シンカー(5~10号の丸オモリ)
↓
ローリングスイベル(サルカン)
↓
リーダー(フロロ1.5~2号、50~100cm)
↓
ぎょしラバ(2~3g)
実際にこのシステムを使った釣行記録があります。
ロッド 8.8ftのメバルロッド、リール 2500SHG、ライン PE0.6号、リーダー フロロ1.5号、シンカー 丸オモリ5号、丸オモリの下にローリングスイベル(サルカン)、魚子ラバ 3g
このセットアップで、水深30mの地磯でも問題なく使えたとのことです。キャロライナリグの利点は以下の通りです。
✅ キャロライナリグのメリット
- 飛距離が大幅にアップ
- 深場でも素早く底を取れる
- ルアーのアクションは軽いまま
- 遠投して沖の潮目を狙える
- 風に負けない
一方で、デメリットや注意点もあります。
⚠️ キャロライナリグの注意点
- 仕掛けが複雑になる
- 感度がやや落ちる
- ライントラブルのリスク増
- ピンポイント攻略には不向き
キャロライナリグは、特にサーフや大規模港湾、外洋に面した堤防など、広範囲を探る必要がある場所で威力を発揮します。逆に、堤防の足元や小規模な漁港では、ぎょしラバ単体で十分でしょう。
リーダーの長さも調整ポイントです。50cm~1mの範囲で調整し、短くすれば感度が上がり、長くすればルアーの自由度が増します。状況に応じて最適な長さを見つけましょう。
また、キャロライナリグ以外にも、**フロートリグ(飛ばしウキ)**を使う方法もあります。Yahoo!知恵袋の回答者も、「フロートや沈む飛ばしウキを使っても問題ないですか?」という質問に対して肯定的な回答をしていました。
表層~中層を効率よく探りたい場合は、フロートリグも有効な選択肢です。フロートの浮力によってレンジをキープしやすくなり、アジが中層に浮いている時には特に効果的でしょう。
ぎょしラバのカラー選択はギラギラ・アカキンが人気
ぎょしラバは全6色展開されており、それぞれに特徴があります。アジングにおいて、どのカラーが効果的なのでしょうか。
🎨 ぎょしラバの全カラーラインナップ
カラー名 | 特徴 | 効果的な状況 |
---|---|---|
ギラギラ | シルバーフラッシング | オールラウンド・デイゲーム |
ミドキン | ゴールド系 | 濁り・薄暗い時 |
黒金ラメ | ブラック+ゴールドラメ | ナイトゲーム・濁り |
どチャート | 蛍光イエロー | 視認性重視・濁り |
グロー | 夜光塗料 | ナイトゲーム・深場 |
アカキン | レッド+ゴールド | オールラウンド |
一般的に、アジングで人気が高いのはギラギラとアカキンです。これらはフラッシング効果が高く、アジの視覚にアピールしやすいカラーとされています。
ギラギラは、シルバー系のフラッシングでベイトフィッシュを模したカラーです。特に日中や朝マズメ、夕マズメといった光量がある時間帯に効果的でしょう。ナチュラルなアピールで、スレたアジにも効く可能性があります。
アカキンは、レッドとゴールドの組み合わせで、甲殻類やプランクトンをイメージさせるカラーです。アジはアミエビなどの小型甲殻類も捕食するため、この色に反応することが多いと考えられます。濁りがある時や、少し深い場所でも視認性が保たれるのが利点です。
ナイトゲームではグローも有効です。グローチューブが標準装備されていますが、ボディ全体がグローカラーだとさらにアピール力が増します。常夜灯がない真っ暗なポイントや、深場でボトムを攻める際には、グローの集魚効果が期待できるでしょう。
どチャートは、視認性が非常に高く、濁りが強い時や日中の明るい時間帯でアジの活性が高い時に効果的です。また、アングラー自身がルアーの位置を把握しやすいため、初心者にもおすすめのカラーと言えます。
実際の釣行では、複数のカラーをローテーションすることが重要です。その日の水質、天候、時間帯、アジの活性によって効くカラーは変わります。最低でも2~3色は持っていき、反応を見ながら使い分けましょう。
ルアーフィッシング全般に言えることですが、**「釣れるカラー」よりも「釣り人が信頼できるカラー」**を使うことも大切です。自分が信じて使えるカラーは、集中力が続き、結果的に釣果につながることが多いものです。
また、カラーローテーションの際には、対照的なカラーを試すのがコツです。例えば、ギラギラで反応がなければ、次は黒金ラメやグローといった暗めのカラーを試してみる。このように、正反対のアプローチをすることで、その日の当たりカラーを見つけやすくなります。
ぎょしラバ15g・20gの重量級モデルの使い道
ぎょしラバには、15gと20gという重量級モデルもラインナップされています。「これってアジングで使うの?」と疑問に思う方もいるでしょう。確かに、通常のアジングでは使いませんが、特定の状況では非常に有効です。
📊 重量級ぎょしラバの使い道
ウェイト | 主な用途 | ターゲット魚種 |
---|---|---|
15g | 深場攻略・遠投 | 大型根魚・小型青物・尺アジ |
20g | ディープエリア・強潮 | 大型根魚・中型青物 |
① 尺アジ・ギガアジ狙い
近年のアジングでは、「尺アジ(25cm以上)」や「ギガアジ(30cm以上)」を専門に狙うスタイルが確立されています。こうした大型アジは、深場や潮通しの良いポイントに居ることが多く、軽いジグヘッドではレンジに到達できないケースがあります。
そこで、15gや20gのぎょしラバが活躍します。素早く深場に到達させ、そのレンジをキープしながら誘うことで、大型アジにアプローチできます。
② 青物混じりのライトゲーム
堤防周りで小型青物(サバ、ソウダガツオ、小型カンパチなど)が回遊している時、15g~20gのぎょしラバは非常に有効です。メタルジグほどの飛距離は出ませんが、カーリーテールのアピール力は青物にも効果的です。
アジングタックルではなく、少し強めのライトゲームタックルやメバリングロッドの硬めのモデルで使用するのが適切でしょう。
③ 深場の根魚攻略
水深のある場所で、キジハタやカサゴといった根魚を狙う際にも、重量級モデルが役立ちます。ぎょしラバの根掛かりしにくい特性は、深場のストラクチャー周りでも有利に働きます。
④ 悪条件時のウェイト確保
強風が吹いている時や、潮の流れが速い時には、軽いルアーでは流されてしまいます。そんな時、15g~20gのぎょしラバなら、しっかりと狙ったレンジをキープできます。
ただし、重量級モデルを使う際は、タックルの適合性に注意が必要です。アジング専用の繊細なロッドでは、15g以上のルアーは負担が大きすぎます。最低でも10g以上のルアーに対応したロッドを使用しましょう。
⚠️ 重量級使用時の注意点
- 適合ロッドを使用(ML~Mクラス)
- ラインもやや太め(PE0.8号以上)
- リーダーは2号以上推奨
- アジング専用の繊細なロッドは使わない
楽天市場の商品ページを見ると、15gや20gモデルも普通に販売されており、一定の需要があることが分かります。おそらく、ライトゲーム全般で幅広く使われているのでしょう。
アジングという枠にとらわれず、「軽量タイラバ」という広い視点で考えると、15g~20gモデルの活躍の場はたくさんあります。通常のアジングでは使わないとしても、タックルボックスに1つ忍ばせておくと、思わぬ大物をキャッチできるかもしれません。
まとめ:ぎょしラバでアジングを楽しむためのポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- ぎょしラバは業界初のマイクロタイラバで、堤防からのライトゲームに最適
- 開発コンセプトはボトム攻略だが、使い方次第でアジングにも十分活用できる
- 極柔シリコン製カーリーテールが最大の特徴で、強力な波動を生み出す
- 低重心ヘッドにより、ピンポイントへの着底と安定したスイミング姿勢を実現
- ウェイトラインナップは1g~20gまで10種類あり、状況に応じて選択可能
- アジングでは2g~3gのウェイトが最も使いやすい
- フックがラバーに覆われており、根掛かりしにくい設計が大きなメリット
- ワームより釣れるわけではないが、状況次第で効果的な場面がある
- サーチベイトとしての性格が強く、広範囲を探るのに適している
- カサゴ、メバル、キジハタなど多魚種が釣れる五目釣り性能が魅力
- 基本アクションはリフト&フォールとスローリトリーブ
- ボトムでの「トントン放置」も効果的なテクニック
- マズメ時はゆっくりとした巻きスピードが推奨される
- 釣れない時はウェイト、カラー、レンジを見直す
- キャロライナリグを使えば飛距離と深場攻略が可能になる
- 人気カラーはギラギラとアカキンで、状況に応じてローテーション
- グローはナイトゲーム、どチャートは濁り時に効果的
- 15g~20gの重量級モデルは尺アジや青物狙いに有効
- 深場や強風時にも重量級モデルが活躍する
- ワームとぎょしラバを使い分けることで釣果アップが期待できる
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- ワームはいらない!魚子ラバ投げたらアジ爆釣!テスターが教えるSLTでのアジング釣法 – YouTube
- 魚子ラバをインプレ!2日間使い倒して見えてきた”このルアーの真髄”とは? | TSURI HACK
- SLT(魚子ラバ)でデイアジング!まずめのデカアジを狙ってスーパーライトタイラバを投げる – YouTube
- アジのから揚げが食べたいので、アジングルアーの魚子ラバで頑張ってみた : ルアーフィッシングジャーナル
- 【SLT】魚子ラバ水中映像、使い方公開!これをみたらアピールのすごさが分かるアジング、ライトゲームなど五目釣り好き必見、根掛かりもしにくい – YouTube
- 業界初!堤防周り爆釣マイクロタイラバ”魚子ラバ”ってご存知ですか? | LureNewsR
- 年末ショア釣行・ルーディーズの魚子ラバ使ってみたインプレ : ルアーフィッシングジャーナル
- 魚子ラバ | RUDIE’S(ルーディーズ)
- 魚子ラバやナノラバと言うマイクロタイラバって本当に釣れるんですか? – Yahoo!知恵袋
- 【楽天市場】魚子ラバの通販
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