しまなみ海道でアジングを楽しみたいと考えている方にとって、ポイント選びは釣果を大きく左右する重要な要素です。瀬戸内海に位置するしまなみ海道は、かつては「アジの希少種エリア」とも言われていましたが、近年では魚影が濃くなり、2桁釣果も狙えるほど安定した実績を出せるようになってきました。向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島と、各島によって特徴が異なり、季節や潮の状況によって釣れるポイントも変化します。
この記事では、インターネット上に散らばるさまざまな情報を収集し、しまなみ海道全域のアジングポイントについて、各エリアの特徴や釣れる時期、狙い方のコツまで網羅的に解説していきます。初心者の方でもアクセスしやすい足場の良い波止から、上級者向けの潮流が激しいポイントまで、幅広く紹介しますので、あなたのレベルや目的に合った釣り場がきっと見つかるはずです。
この記事のポイント |
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✓ しまなみ海道の主要アジングポイント20カ所以上の詳細情報 |
✓ エリア別の特徴と釣れる時期・タイミングの見極め方 |
✓ 初心者から上級者まで対応した釣り場の選び方 |
✓ 実績のあるタックルとリグのセッティング方法 |
しまなみ海道のアジングポイントの特徴と釣れるシーズン
- しまなみ海道のアジングは潮流変化がキモになる
- アジングのベストシーズンは秋から冬にかけて
- 広島側から愛媛側に行くほどアジの魚影が濃くなる傾向
- 常夜灯周りと暗い流れのあるポイントが穴場
- 回遊性が高いため場所とタイミングの見極めが重要
- 25センチ以上の良型アジも年内は余裕で狙える
しまなみ海道のアジングは潮流変化がキモになる
しまなみ海道でのアジングにおいて、最も重要な要素の一つが潮流の変化を読むことです。瀬戸内海の特性上、島と島の間を流れる潮は非常に速く、場所によっては激流になることもあります。この潮流の変化こそが、アジの回遊ルートを決定し、釣果に直結する要因となるのです。
瀬戸内アジングでは、アジの回遊するタイミングを狙うことがキモとなります。例えば、満潮前後がタイミングとなり、転流によって釣れ始めるパターン。アジの実績のある場所で、このような潮流の変化がある時はチャンス!
この情報から読み取れるのは、単に「潮が動いている時間帯」を狙うだけでなく、潮が変わる瞬間=転流のタイミングを意識することが重要だということです。特にしまなみ海道のような水道部では、満潮から干潮、干潮から満潮へと潮が切り替わる際、一時的に流れが緩んだり、反対方向に動き始めたりします。このタイミングでアジの活性が上がり、回遊してくる可能性が高まります。
🎣 潮流パターン別の攻略法
潮の状況 | アジの行動 | 攻略のポイント |
---|---|---|
上げ潮(満潮に向かう) | 湾内や波止周辺に入ってくる | 波止の先端や常夜灯周りを重点的に探る |
下げ潮(干潮に向かう) | 沖へ移動する傾向 | 潮が当たる場所や流れの筋を狙う |
転流時(潮が変わる瞬間) | 活性が最も上がる | 5~15分間が勝負、集中して探る |
激流時 | 流れを避けて淀みに潜む | 波止の陰や岩場の後ろなど流れの緩い場所 |
また、しまなみ海道の各島は潮の流れ方が異なります。向島と因島の間の因島大橋付近は特に流れが速く、「沖磯さながらの環境」と表現されるほどです。一方で、大三島の大見港のように湾奥に位置するポイントは比較的流れが緩やかで、初心者でも釣りやすい環境が整っています。自分の技量やその日の潮の状況に合わせて、ポイントを選択することが釣果アップの近道となるでしょう。
潮流を攻略するためには、事前に潮汐表をチェックし、満潮・干潮の時間を把握しておくことが基本です。さらに現地に到着したら、実際の潮の動きを観察し、流れの強弱や向きを確認することで、より精度の高い予測が可能になります。経験を積むことで、「この場所はこの潮回りで釣れる」といったパターンが見えてくるはずです。
アジングのベストシーズンは秋から冬にかけて
しまなみ海道でのアジングは、9月から12月にかけての秋冬シーズンが最も実績が高いとされています。この時期は「新子」と呼ばれる当歳魚が成長し、15~20センチ前後のサイズが数釣りできるようになります。また、気温が下がることでアジの活性も上がり、回遊が活発になる傾向があります。
はっきり言ってどの島でもアジングでアジは釣れます。しかし、適当にやっても釣れないのがしまなみアジングです。ヒントとしては(中略)④これから年内は25~は余裕で釣れます。
この知恵袋の回答から分かるように、年内(特に9月~12月)は25センチ以上の良型サイズも十分に狙える時期です。ただし、「適当にやっても釣れない」という言葉が示すとおり、ポイント選びやタイミングの見極めが重要になってきます。
📅 しまなみアジングの季節別パターン
時期 | アジのサイズと特徴 | おすすめの釣り方 | 狙い目のポイント |
---|---|---|---|
3~4月 | 回遊性が高い時期 | 潮流の変化が大きい場所で | 水道部、橋脚周辺 |
5~6月 | 産卵後の回復期 | ベイトの多い場所を探す | 常夜灯周り、港内 |
7~8月 | 尺アジと豆アジの入れ替わり | サイズを意識した場所選び | 沖向きの波止、地磯 |
9~12月 | 最盛期・数釣りシーズン | どの釣り方でもOK | 全域で実績あり |
1~2月 | オフシーズン(まばらに釣れる) | 厳しい時期、実績場で粘る | 温排水周辺など |
特に注目したいのは、近年では真冬の1~2月でも完全にアジが釣れなくなるわけではないという点です。以前は完全なオフシーズンとされていた時期でも、まばらながら釣果が上がるようになってきており、「1月~12月まで毎月安打を達成した」という報告もあるほどです。これは瀬戸内海の水温が比較的安定していることや、アジの魚影自体が濃くなってきていることが要因として考えられます。
ベストシーズンを迎える秋には、各ポイントで入れ食いになることもありますが、その分釣り人も増えます。人気ポイントでは場所取りが難しくなることもあるため、少し早めに現地入りするか、あるいはあまり知られていない穴場ポイントを開拓しておくことをおすすめします。また、釣れる時期が限られているからこそ、シーズン中は積極的に通って経験を積むことが、翌年以降の釣果アップにつながるでしょう。
広島側から愛媛側に行くほどアジの魚影が濃くなる傾向
しまなみ海道は広島県尾道市から愛媛県今治市まで伸びる全長約60kmのルートですが、アジの魚影は南下するほど(愛媛側に近づくほど)濃くなる傾向があるとされています。これは瀬戸内海の潮流パターンや水温分布、ベイトフィッシュの分布などが関係していると推測されます。
①広島→愛媛に近づく程アジは基本的に多くなります。
この傾向は地元アングラーの間でも広く認識されており、特に大三島や伯方島、大島といった愛媛県側のエリアでは、安定した釣果が期待できます。ただし、これはあくまで「傾向」であり、広島側の向島や因島でもタイミングさえ合えば爆釣することは十分可能です。
🗺️ エリア別アジの魚影濃度イメージ
広島側 ← ─────────────── → 愛媛側
尾道・向島 → 因島 → 生口島 → 大三島 → 伯方島・大島
★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★
この傾向を踏まえると、初心者や確実に釣果を得たい方は愛媛側のポイントから始めるのが賢明です。一方で、広島側のポイントは比較的空いていることが多く、ゆったりと釣りを楽しみたい方や、釣り場の確保を優先したい方には向いているでしょう。また、橋を渡るごとに通行料金がかかるため(向島までは無料)、予算と相談しながらエリアを選ぶことも現実的な判断基準となります。
地理的な要因としては、愛媛側は黒潮系の暖流の影響を受けやすく、プランクトンやベイトフィッシュが豊富になりやすいと考えられます。また、大三島や伯方島周辺は複雑な地形が多く、潮がぶつかり合うことで栄養が滞留しやすい環境が形成されます。こうした環境がアジにとって好条件となり、魚影の濃さにつながっているのかもしれません。
ただし、季節や年によって回遊パターンは変化しますし、広島側でも大型のアジが釣れることは珍しくありません。この傾向はあくまで「確率論」として捉え、実際には複数のエリアを試してみることで、その日のベストポイントを見つけ出すことが重要です。
常夜灯周りと暗い流れのあるポイントが穴場
アジングにおいて常夜灯周辺は定番中の定番ポイントですが、しまなみ海道では実はもう一つの有力な選択肢があります。それが**「真っ暗な流れのあるポイント」**です。この二つのパターンを使い分けることで、釣果が大きく変わってきます。
②基本は常夜灯周りですが、まっくらな流れがあるポイントは穴場です。
常夜灯周りでは、光に集まるプランクトンを捕食するためにアジが寄ってきます。視認性が良く、アジの群れを目視できることもあるため、初心者でも釣りやすい環境です。一方、暗い場所で流れのあるポイントは、プレッシャーが低く大型が潜んでいる可能性が高い「穴場」となります。
💡 明暗パターン別の攻略ガイド
パターン | メリット | デメリット | 攻略のコツ |
---|---|---|---|
常夜灯周り | ・アジを目視できる<br>・釣りやすい<br>・実績が高い | ・プレッシャーが高い<br>・人が多い<br>・小型が多い傾向 | 明暗の境目を狙う<br>光の届く範囲を丁寧に探る |
暗い流れのポイント | ・プレッシャーが低い<br>・大型が潜む可能性<br>・人が少ない | ・アジを目視できない<br>・難易度が高い<br>・根掛かりリスク | 流れの筋を読む<br>ボトム付近を意識<br>感度の高いタックル |
常夜灯周りで釣る場合、特に重要なのが明暗の境目です。光が当たっている場所と暗い場所の境界線にアジが集まりやすく、ここを重点的に探ることで効率よく釣果を伸ばせます。また、常夜灯の真下だけでなく、光が届く範囲全体を扇状にキャストして探ることも忘れずに。時間帯によってアジの位置が変わることもあるため、一度の釣行で複数の常夜灯ポイントを回ってみるのも有効です。
一方、暗いポイントで狙う場合は、感度の高いタックルが必須となります。目視でアジの存在を確認できないため、わずかなアタリを感じ取る必要があります。また、流れの筋を読む能力も求められます。目に見えない流れの中で、「ここにアジがいるはずだ」と仮説を立てて探っていく作業は、ある意味で上級者向けの釣りと言えるでしょう。ただし、その分プレッシャーが低く、思わぬ大物に出会える可能性も高まります。
実際の釣行では、まず常夜灯周りで様子を見て、プレッシャーが高そうなら暗いポイントに移動する、というような柔軟な戦略が効果的です。また、満月の夜など月明かりがある場合は、常夜灯がなくても明るい場所としてアジが集まることもあります。自然光と人工光、両方を意識してポイント選びをすることで、選択肢が広がるでしょう。
回遊性が高いため場所とタイミングの見極めが重要
しまなみ海道のアジは非常に回遊性が高いことが特徴です。これは瀬戸内海という環境特性上、餌を求めて広範囲を移動する習性が強いためです。そのため、「昨日は爆釣だったのに今日は全く釣れない」といったことが頻繁に起こります。
③タイミングもありますが、アジが良く釣れる場所(回遊する場所)はある程度限定的です。
この情報が示すように、アジが「よく回遊する場所」は限定的に存在します。つまり、実績のあるポイントを押さえておくことと、そのポイントにアジが回ってくるタイミングを見極めることの両方が重要になります。
実績ポイントの情報収集方法としては、釣具店での情報収集、SNSやブログでの釣果報告のチェック、そして実際に現地で釣りをしている人への聞き込みなどが有効です。特に地元の釣具店では、「今週はどこで釣れているか」といったリアルタイムの情報を得られることが多く、遠征する際には事前に電話で確認してから向かうと確実性が高まります。
⏰ 回遊タイミングを見極めるチェックポイント
- ✅ 潮汐:満潮・干潮の前後1~2時間
- ✅ 時間帯:夕マズメ、夜間、朝マズメ
- ✅ 月齢:大潮~中潮の潮が大きく動く日
- ✅ ベイトの有無:小魚の群れや鳥の動きを観察
- ✅ 水温:前日との変化が少ない安定した日
- ✅ 天候:曇りや小雨の日は活性が上がる傾向
また、回遊のタイミングはある程度パターン化されていることも覚えておきましょう。例えば「毎回満潮の1時間前から回遊が始まる」といったように、同じポイントでは似たようなタイミングで回遊することが多いです。一度釣れたタイミングを記録しておき、次回も同じ条件で訪れることで、再現性を高めることができます。
釣行記録をつける際は、日時、潮汐、天候、水温、ヒットルアー、釣れたサイズと数などを記録しておくと、後で見返したときにパターンが見えてきます。スマートフォンのメモアプリや専用の釣行記録アプリを活用すれば、簡単に記録を残せます。デジタル化しておくことで、過去のデータを検索しやすくなり、「去年のこの時期はどこで釣れたか」といった分析も容易になります。
25センチ以上の良型アジも年内は余裕で狙える
しまなみ海道のアジングでは、25センチを超える良型サイズも十分に狙えるのが大きな魅力です。特に秋から年末にかけては、脂ののった美味しいサイズが回遊してきます。
前述の知恵袋の回答にあった「年内は25~は余裕で釣れます」という情報は、地元アングラーの実感として非常に信頼性が高いと言えます。25センチクラスのアジは引きも強く、ライトタックルで楽しむには最適なサイズです。また、食味も抜群で、刺身や塩焼きなど様々な料理で楽しめます。
📏 アジのサイズ別呼び方と特徴
サイズ | 呼び方 | 特徴と楽しみ方 |
---|---|---|
〜15cm | 豆アジ | 数釣りが楽しめる。唐揚げに最適 |
15〜20cm | 小アジ | アジングの中心サイズ。南蛮漬けなどに |
20〜25cm | 中アジ・良型 | 引きが強く釣り味抜群。刺身でも美味しい |
25〜30cm | 尺アジに近い | 高級魚に匹敵する食味。ターゲットとして価値が高い |
30cm〜 | 尺アジ | 憧れのサイズ。しまなみでも稀に釣れる |
しまなみ海道では、「尺アジ(30センチオーバー)を陸から釣ると英雄になれる」という話があるほど、大型は貴重とされています。しかし25センチクラスであれば、ポイントとタイミングさえ合えば比較的高い確率で出会えます。
良型を狙うためのコツとしては、まずベイトフィッシュのサイズに合わせることが重要です。シラス(イワシの稚魚)が多い時期は豆アジが中心になりやすく、カタクチイワシやキビナゴといった大きめのベイトがいる時期は良型が釣れやすくなります。ワームのサイズも、ベイトに合わせて選ぶことで食いが良くなります。
また、時間帯の選択も良型狙いでは重要です。一般的に、日中は小型が多く、夕マズメから夜間、朝マズメにかけては良型が出やすいとされています。特に真夜中の時間帯(22時〜2時頃)は、プレッシャーも低く、大型が回遊してくる可能性が高まります。ただし、夜間の釣りは安全面に十分注意が必要です。
ポイント選びでは、潮通しの良い場所や水深のある場所が良型の実績ポイントとなりやすいです。波止の先端や、潮がぶつかり合う水道部などは、大型が回遊するルートになっていることが多いです。初心者のうちは数釣りを楽しみ、慣れてきたら良型狙いにシフトしていくという段階的なアプローチもおすすめです。
しまなみ海道エリア別アジングポイントの詳細情報
- 向島エリアは尾道から無料で行けるアジングの好ポイント
- 因島エリアは実績豊富な波止が多数点在
- 生口島エリアは潮通しの良さが魅力
- 大三島エリアは多彩な釣り場が揃う
- 伯方島・大島エリアは大型も期待できる
- しまなみアジングで使うタックルとリグの選び方
- まとめ:しまなみ海道のアジングポイントで釣果を上げるコツ
向島エリアは尾道から無料で行けるアジングの好ポイント
向島は尾道から橋で繋がっており、通行料金が無料というアクセスの良さが最大の魅力です。気軽に通えることから、仕事帰りや休日の数時間だけの釣行にも最適なエリアとなっています。
向島のアジングポイントとしては、**因島大橋下(向島側)**が特に有名です。ここは向島と因島を結ぶ橋の向島側に位置し、橋脚周辺の潮流変化が激しいポイントです。アジだけでなく、メバル、ハマチ、マダイなど多彩な魚種が狙えます。ただし、潮の流れが非常に速いため、上級者向けのポイントと言えます。
向島と因島を結ぶ「因島大橋(向島側)」の橋脚付近から釣りが楽しめます!周辺は潮の流れが早く、潮を攻略できるかがその日の釣果に直結します!
この情報から分かるように、因島大橋下は潮を攻略することが釣果の鍵となります。初心者がいきなり挑戦するには難易度が高いかもしれませんが、慣れてきたらぜひチャレンジしたいポイントです。激流の中でもアジは回遊しており、流れの変化を読んでピンポイントで狙うことができれば、サイズの良いアジに出会える可能性が高まります。
🏝️ 向島の主要アジングポイント一覧
ポイント名 | 特徴 | 難易度 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
因島大橋下 | 潮流が速い、魚種豊富 | 上級者向け | ★★★★☆ |
向島ケアハウス前 | サーフ、青物も狙える | 中級者向け | ★★★☆☆ |
向島休憩所付近 | 地磯、足場に注意 | 中級者向け | ★★★★☆ |
干汐漁港 | アクセス良好だがアジは少なめ | 初心者向け | ★★☆☆☆ |
余崎港 | 常夜灯あり、夜釣りに最適 | 初心者向け | ★★★☆☆ |
向島は尾道市街地から近いため、釣り帰りに食事や買い物を楽しむこともできます。また、駐車スペースが確保されているポイントも多く、車での釣行がしやすいのも利点です。ただし、人気ポイントは休日などは混雑することもあるため、早めの時間帯に行くか、平日を狙うことをおすすめします。
初心者の方は、まず余崎港や向島休憩所付近から始めるのが良いでしょう。これらのポイントは比較的アクセスしやすく、常夜灯も設置されているため、夜釣りでも安心です。慣れてきたら、潮流の速い因島大橋下にステップアップしていくという段階的なアプローチが効果的です。
因島エリアは実績豊富な波止が多数点在
因島は向島の次に位置する島で、しまなみ海道の中でもアジングの実績が豊富なエリアとして知られています。島の周囲には多数の漁港や波止があり、それぞれに特徴があるため、一日かけてランガンするのも楽しいエリアです。
特に有名なのが小用港です。ここは因島エリアでも特に実績が高く、常夜灯も設置されているため昼夜を問わず釣りが楽しめます。アジだけでなく、アオリイカ、メバル、マダイなど多彩な魚種が狙える万能ポイントです。
小用の波止は因島エリアでも特に有名な釣りポイントです!釣り場となる波止には常夜灯もあるので、昼夜問わず釣りが楽しめます!
小用港は駐車スペースもあり、アクセスも良好です。波止の長さも十分にあるため、複数人で釣行しても場所の確保に困ることは少ないでしょう。ただし、その分人気も高く、休日の夕マズメ時などは混雑する可能性があります。
🎣 因島の主要アジングポイント詳細
ポイント名 | 水深 | 潮流 | 設備 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
因島大橋記念公園 | 浅〜中 | やや速い | 駐車場・トイレ・公園 | ファミリー向け |
鏡浦港 | 中 | 緩やか | 常夜灯あり | 穴場的存在 |
石田造船の波止 | 浅〜中 | 緩やか | 駐車スペース | 投げ釣りに最適 |
小用港 | 中〜深 | 中程度 | 常夜灯・駐車場 | 最も有名 |
家老渡の波止 | 深 | やや速い | 常夜灯・駐車場・自販機 | 大型狙いに |
しまなみビーチ | 浅 | 緩やか | 駐車場・トイレ・公園 | 初心者向け |
因島エリアで注目したいのが家老渡の波止です。ここは因島と弓削島との水道に面しており、潮通しが良く水深も深いため、良型のアジが狙えるポイントとして知られています。常夜灯、駐車場、自販機と設備も充実しており、長時間の釣行にも対応できます。
また、鏡浦港は比較的釣り人が少ない穴場的存在です。周辺に磯場、藻場、砂泥地があり、沖にはシモリ(根)も点在しているため、魚影が濃いポイントです。「周囲の釣り場に比べ訪れる釣り人も少なく、場所さえ確保できればのんびりと釣りが楽しめる」という情報もあり、混雑を避けたい方にはおすすめです。
因島エリアを攻略するコツは、複数のポイントを効率よく回ることです。一つのポイントでアタリがない場合、すぐに見切りをつけて次のポイントに移動する機動力が釣果を左右します。車での移動が基本となるため、事前に各ポイントの位置を地図で確認し、効率的なルートを計画しておくと良いでしょう。
生口島エリアは潮通しの良さが魅力
生口島は「瀬戸内のレモンの島」として有名ですが、アジングの好ポイントとしても注目されています。特に潮通しの良さが魅力で、良型のアジが回遊してくる確率が高いエリアです。
生口島の代表的なポイントとして、早瀬の波止があります。ここは高根島との境目に位置し、周辺にゴロタ岩、藻場、砂地といったアジが好む環境が整っています。常夜灯も設置されているため、夜釣りも楽しめます。
潮通しが良いのはもちろんのこと、周辺にゴロタ岩、藻場、砂地などの魚が好む環境が整っているので、魚影の濃いポイントとして知られています!
この情報が示すように、早瀬の波止は「魚が好む環境」が複数揃っているため、アジだけでなく様々な魚種が集まります。アジング以外にも、エギングやメバリングなど、ライトゲーム全般で実績のあるポイントです。
🌊 生口島の主要アジングポイントと特徴
ポイント名 | 最大の魅力 | 注意点 | アクセス |
---|---|---|---|
早瀬の波止 | 環境の良さ、魚影の濃さ | 小さな釣り場、場所取りが必要 | 良好 |
レモン谷海岸 | 多々羅大橋近く、潮通し抜群 | 激流になることも | 良好 |
瀬戸田水道 | ランガン可能、複数ポイント | 潮の変化を読む必要 | 良好 |
名荷港 | 小物〜大物まで実績豊富 | 人気が高く混雑しやすい | 良好 |
レモン谷海岸は生口島と大三島を結ぶ多々羅大橋の近くに位置するポイントです。水道の最狭部に位置しているため、潮通しは抜群ですが、その分激流になることもあります。潮を攻略できるかが釣果の鍵となりますが、成功すれば良型サイズも期待できます。また、近くにトイレや自販機があるため、利便性も高いポイントです。
名荷港は生口島の南西部に位置し、因島、佐木島との3つの島に囲まれた海域に面しています。この地形的特徴により、潮の変化が生まれやすく、小型から大物まで様々な魚種が狙えます。駐車場、常夜灯、トイレ、自販機と設備が充実しているため、ファミリーフィッシングにもおすすめです。
生口島を訪れる際は、観光も合わせて楽しむのがおすすめです。島内には「耕三寺」という有名な寺院や、瀬戸田サンセットビーチなどの観光スポットがあります。また、レモン製品やジェラートなどの名物もあるため、釣りの合間にグルメも堪能できます。釣りと観光を組み合わせた充実した一日を過ごせるでしょう。
大三島エリアは多彩な釣り場が揃う
大三島はしまなみ海道のほぼ中央に位置し、「神の島」とも呼ばれる歴史ある島です。アジングの観点からは、多彩な釣り場が揃っていることが最大の特徴です。潮流の速いポイントから穏やかな湾内まで、様々な環境のポイントがあるため、初心者から上級者まで楽しめます。
大三島で特に注目したいのが甘崎港です。ここは大三島インターのすぐ近くにあり、アクセスが非常に良いポイントです。毎年シーズンになると全国から多くの釣り人が集まる、アオリイカの名所としても知られていますが、アジングでも高い実績があります。
毎年シーズンになると全国から多くの釣り人が集まります大人気の釣りスポットです。港から伸びる波止が釣り場となり、潮通しがいい場所として知られています。
甘崎港は潮通しが良く、常夜灯も設置されているため、夜釣りでも実績があります。ただし、足場から水面までの距離があるため、ランディングネットは必須です。また、中級〜上級者向けのポイントとされているため、ある程度経験を積んでから訪れることをおすすめします。
🏔️ 大三島の主要アジングポイント比較
ポイント名 | 難易度 | 潮の速さ | 魚影 | 設備充実度 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
甘崎港 | 中〜上級 | 速い | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
上浦港(瀬戸港) | 中級 | 速い | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
大見港 | 初級 | 緩やか | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
井口港 | 初級 | 中程度 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
盛港 | 中級 | 中程度 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
大見港は大三島の西側に位置し、湾奥にあるため潮の流れが比較的緩やかです。初心者やファミリーでも釣りを楽しめる環境が整っており、「昔から釣りファンに人気で、初心者でも釣りを楽しめるスポット」として紹介されています。常夜灯も設置されているため、夜釣りも可能です。
井口港は大三島北西部にある大きな港で、「いまばり・いのくち海の駅」のすぐ近くに位置しています。L字型の長い波止があり、竿出しスペースは十分にあります。晴れていれば多々羅大橋を望む絶景を楽しみながら釣りができるのも魅力です。近くにコンビニもあり、利便性が高いポイントです。
大三島にはフィッシングパーク大三島という有料の管理釣り場もあります。ここは大三島漁業組合が運営しており、安全に釣りを楽しめる施設です。釣り桟橋と釣り堀があり、マダイ、アジ、カワハギなどが狙えます。釣り具のレンタルやライフジャケットの貸し出しもあるため、手ぶらで訪れても釣りができます。また、釣った魚でバーベキューを楽しむこともできる(要予約)ため、家族連れには特におすすめです。
伯方島・大島エリアは大型も期待できる
しまなみ海道の愛媛県側に位置する伯方島と大島は、アジの魚影が濃く、大型も期待できるエリアとして人気があります。前述の「広島側から愛媛側に近づくほど魚影が濃くなる」という傾向が最も顕著に表れるのがこのエリアです。
伯方島の代表的なポイントとしては、有津港が挙げられます。有津港には「中港の波止」と「矢崎の波止」という2つの主要な釣り場があり、それぞれ特徴が異なります。
有津港の西側にある矢崎の波止は伯方島内でも有名な釣り場として知られています!フラットな波止なので初心者の方にもおすすめです!
矢崎の波止は伯方島内でも特に実績が高く、フラットな構造のため初心者でも釣りがしやすいのが特徴です。また、西側にある石積みの波止周辺は潮通しが良く、大型の魚も期待できます。チヌ、マダイ、グレ、メバル、アオリイカ、そして青物まで、多彩な魚種が狙えるポイントです。
⚓ 伯方島・大島の注目ポイント
島 | ポイント名 | 最大の特徴 | ターゲットサイズ |
---|---|---|---|
伯方島 | 有津港 中港の波止 | 竿出しスペース広い、のんびり釣行向け | 小〜中型中心 |
伯方島 | 有津港 矢崎の波止 | 実績高い、大型も狙える | 中〜大型 |
伯方島 | 熊口港 | エギング・フカセの定番 | 中型中心 |
伯方島 | 今治西高校伯方分校裏 | 釣り人少なめの穴場 | 中型中心 |
大島 | 友浦港 | 竿出しスペース広い、多魚種 | 小〜大型 |
熊口港は伯方島の西岸部に位置し、エギングやフカセ釣りの定番ポイントとして知られています。アジングでも高い実績があり、常夜灯が設置されているため夜釣りにも向いています。駐車場や自販機もあり、環境面も整っています。スペースは広くありませんが、場所さえ確保できればのんびりと釣りが楽しめます。
大島の友浦港は、比較的大きな漁港で竿出しスペースが広いのが特徴です。チヌ、マダイ、グレ、アオリイカ、アジ、青物など、小物から大物まで様々な魚種が狙えます。常夜灯も設置されており、初心者から上級者まで一緒に釣りを楽しめるポイントです。大島内で釣り場に迷ったら、まず友浦港を訪れてみるのが良いでしょう。
伯方島・大島エリアは、しまなみ海道の終点である今治市に近く、観光施設や飲食店も充実しています。釣りの後に温泉に立ち寄ったり、地元の海鮮料理を楽しんだりと、総合的なレジャーとして楽しめるのも魅力です。特に**道の駅「よしうみいきいき館」**では、来島海峡の潮流を眺めながら新鮮な海鮮バーベキューが楽しめるため、釣行と合わせて訪れる価値があります。
しまなみアジングで使うタックルとリグの選び方
しまなみ海道でのアジングを成功させるためには、適切なタックルとリグの選択が重要です。潮流が速い場所が多いため、感度と操作性を重視したセッティングが求められます。
まずロッドについてですが、しまなみのアジングでは6フィート前後のアジング専用ロッドが基本となります。潮流が速い場所では少し硬めのロッドが扱いやすく、Lクラス(ライト)からML クラス(ミディアムライト)が適しています。一方、湾内の穏やかなポイントではULクラス(ウルトラライト)の繊細なロッドも楽しめます。
リールは2000番前後のスピニングリールが標準です。ハイギアモデルを選ぶことで、潮流に負けないリトリーブスピードを確保できます。ドラグ性能が良いリールを選ぶことで、不意の大物にも対応できます。
🎣 しまなみアジング 推奨タックル表
タックル項目 | 推奨スペック | 理由 |
---|---|---|
ロッド | 5.8〜6.5ft、L〜MLクラス | 潮流対応と感度のバランス |
リール | 2000〜2500番、ハイギア | 潮に負けない巻き取り速度 |
メインライン | エステル0.3〜0.4号、またはPE0.2〜0.3号 | 高感度で潮流を感じやすい |
リーダー | フロロカーボン1〜1.5号 | 根ズレ対策と透明性 |
ジグヘッド | 0.6〜1.5g | 潮に馴染ませる重さ調整 |
ワーム | 1.5〜2インチ | ベイトサイズに合わせる |
ラインについては、感度を重視するならエステルライン、遠投性能と強度を重視するならPEラインがおすすめです。しまなみのような潮流の速い場所では、ラインの伸びが少ない素材を選ぶことで、わずかなアタリも逃さず感じ取ることができます。
私は基本的にはジグ単を使用します。ウェイトは、1gを基準として、潮に馴染む(浮かず沈みすぎず)よう調整します。カラーは『ケイムラピンク』からスタートしつつ、海色をみて『あみだんご』や『チャートラメ』にチェンジして反応を見るようにしています。
この情報が示すように、瀬戸内海でのアジングは**ジグ単(ジグヘッド単体)**が基本となります。1gを基準として、潮の速さに応じて0.6g〜1.5gの範囲で調整するのが一般的です。潮が速い時は重めに、潮が緩い時は軽めにすることで、常にアジのレンジ(遊泳層)をキープできます。
カラー選択も重要な要素です。基本は「ケイムラピンク」からスタートし、反応が悪ければ「あみだんご(オレンジ系)」や「チャートラメ(蛍光黄色系)」に変更するというローテーションが効果的です。水が澄んでいる時はナチュラル系、濁っている時はアピール系と使い分けることで、ヒット率が上がります。
ワームのサイズは、ベイトフィッシュのサイズに合わせることが基本です。しまなみでは1.5〜2インチ程度が使いやすく、特に1.8インチ前後がオールマイティに使えるサイズとされています。形状はストレート系、ピンテール系、シャッド系など様々ありますが、最初はピンテール系から始めると良いでしょう。
まとめ:しまなみ海道のアジングポイントで釣果を上げるコツ
最後に記事のポイントをまとめます。
- しまなみ海道のアジングは潮流の変化を読むことが最重要で、特に転流のタイミングが釣果の鍵
- ベストシーズンは9月から12月の秋冬で、25センチ以上の良型も年内は十分狙える
- 広島側から愛媛側に近づくほどアジの魚影が濃くなる傾向があり、初心者は愛媛側から始めるのが賢明
- 常夜灯周りは定番だが、暗い流れのあるポイントは穴場として大型が狙える可能性が高い
- アジは回遊性が高いため、実績ポイントを押さえつつタイミングを見極めることが重要
- 向島エリアは尾道から無料でアクセスでき、仕事帰りや短時間釣行に最適
- 因島エリアは小用港をはじめ実績豊富な波止が多数あり、ランガン釣行に向いている
- 生口島エリアは早瀬の波止や名荷港など、潮通しの良いポイントが魅力
- 大三島エリアは甘崎港や井口港など多彩な釣り場があり、初心者から上級者まで楽しめる
- 伯方島・大島エリアは有津港や友浦港など、大型サイズも期待できる実績ポイントが揃う
- タックルは6フィート前後のアジング専用ロッドに2000番台のリールが基本
- ジグ単スタイルで1g前後を基準とし、潮の速さに応じて0.6〜1.5gで調整する
- カラーはケイムラピンクから始めて、反応を見ながらあみだんごやチャートラメにローテーション
- 季節パターンを意識し、3〜4月は潮流変化の大きい場所、5〜6月はベイトの多い場所を狙う
- 釣れた実績だけでなく釣れなかった実績も記録し、次回以降のパターン分析に活用する
- 常夜灯ポイントでは明暗の境目を重点的に探ることで効率的に釣果を伸ばせる
- 尺アジ(30センチ以上)は稀だが、25センチクラスはポイントとタイミング次第で高確率で狙える
- 夕マズメから夜間、朝マズメにかけては良型が出やすく、特に真夜中は大型の可能性が高まる
- 大三島のフィッシングパーク大三島は有料だが、初心者や家族連れに安全で楽しめる施設
- 釣りと観光を組み合わせることで、しまなみ海道をより充実して楽しめる
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- リアルしまなみアジング【圧倒的釣果の差】 | 瀬戸内ING
- アジを狙いたい – Yahoo!知恵袋
- しまなみ海道で釣りをするならここ!大三島での釣りポイント8選・全情報網羅! | Shimanabi
- 【しまなみ海道】厳選!向島・因島・生口島のおすすめ釣りポイント13選《2024年版》 | PUKUTAKU
- 【初心者/上級者必見】しまなみ(尾道/向島)エギングポイント紹介 | ASAHI the FISHING
- 【しまなみ海道】厳選!大三島・伯方島・大島のおすすめ釣りポイント9選!《2024年版》 | PUKUTAKU
- 福山・尾道・しまなみ周辺の海釣りポイント
- しまなみ街道、生口島でメバリング!でもアジングになりました。良型アジが良く釣れます!! | -ω-何がニャンでも!ルアーフィッシング日記♪
- 瀬戸内アジングの上達のポイント | アルカジックジャパン Arukazik Japan
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