「アジングには軽いジグヘッドが正義」そう思い込んでいませんか?確かにアジングの基本は0.4g~1g程度の軽量ジグヘッドですが、実は2gのジグヘッドこそが釣果を劇的に変える可能性を秘めています。
インターネット上には「2gは重すぎる」「アジが吸い込めない」といった否定的な意見も散見されますが、一方で「2gで爆釣した」「むしろ2gの方が釣れた」という声も少なくありません。この記事では、そんな賛否両論の2gジグヘッドについて、実際の使用場面や効果的な使い方を徹底的に掘り下げていきます。
この記事のポイント |
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✓ アジングで2gジグヘッドが活躍する具体的なシチュエーション |
✓ 2gを使う際のロッドやライン選びの重要ポイント |
✓ 重いジグヘッドでもアタリを取りやすくする実践テクニック |
✓ 1gと2gの使い分け判断基準と切り替えタイミング |
アジングにおける2gジグヘッドの位置づけと基本的な考え方
- アジングで2gは「割と重い」が使う場面は確実にある
- 1g前後が基本だが2gが活きるシチュエーションとは
- 2gジグヘッドの最大のメリットは飛距離と沈下速度
- 水深が深い場所では2g以上が必須になることも
- 潮が速い状況では2gでも軽く感じることがある
- 風が強い日は2gが救世主になる可能性大
アジングで2gは「割と重い」が使う場面は確実にある
アジングの世界では、2gのジグヘッドは「割と重い方」に分類されるというのが一般的な認識です。Yahoo!知恵袋でも「ジグ単で2gはアジングでは割と重い方のジグヘッドだと思うのですが、ロッドが1万円前後の入門チューブラーのせいか分かりませんが、底までついたのを判断するのが非常に難しかったです」という質問が投稿されており、初心者にとっては扱いが難しい重さであることが伺えます。
ジグ単ならラインをPEからエステルに換えたら感度は上がるよ。同じ長さならだいたいチューブラの方が感度いい。ジグ単だと5ft台のショートロッド多いけど、短い方が感度がよく出る。現状の7.4ftPE0.4号のままならキャロやスプリットリグにした方が飛距離は間違いなく出るし、着底は分りやすい。
この回答からも分かる通り、2gを使う際にはタックル選びが重要になってきます。ただし、「重い=使えない」というわけでは決してありません。むしろ適切な状況で使えば、軽量ジグヘッドでは得られない圧倒的なアドバンテージを得られるのです。
一般的なアジングでは0.4g~1.5g程度のジグヘッドが主流とされていますが、これはあくまで「標準的な条件下」での話です。水深、潮流、風、アジの活性など、様々な要因によって最適なジグヘッドの重さは変わります。2gという重さは、こうした変動要因に対応するための重要な選択肢の一つなのです。
実際の釣り場では、1gでは届かないポイントがあったり、潮が速すぎてリグが流されてしまったり、風で全く釣りにならなかったりといった状況に直面することは珍しくありません。そんな時に2gのジグヘッドを持っているかどうかが、ボウズと釣果の分かれ目になることもあるでしょう。
重要なのは「2gは重い」という固定観念に縛られず、状況に応じて柔軟にジグヘッドの重さを変えるという思考を持つことです。アジングの上級者ほど、幅広い重さのジグヘッドを持ち歩き、状況に応じて使い分けているというのは、決して偶然ではありません。
1g前後が基本だが2gが活きるシチュエーションとは
リグデザインの記事では、アジングで使うジグヘッドの重さについて「1g前後の軽いジグヘッドがスタンダード」と明言されています。これは多くのアジングアングラーが共感する基本原則でしょう。
結論から言うと、アジングでは1g前後の「比較的軽いジグヘッド」を使うことがスタンダードです。ジグヘッド+ワームの組み合わせである所謂「ジグ単の釣り」で使うロッドは〜5gまで、〜2gまでと、そもそもが軽いリグを扱うことをメインとしているため、大前提としてアジングでは1g前後の軽いジグヘッドを使うことがメインであることを理解しておきましょう
しかし、同じ記事の中で2gや3gの重たいジグヘッドを活用する場面も必ず出てくると述べられています。具体的には以下のような状況です。
📌 2gジグヘッドが活きる主な状況
- 水深が深い場所でボトム付近を探りたいとき
- 激流ポイントで軽いジグヘッドが流されてしまうとき
- 強風で軽いリグでは釣りにならないとき
- アジの活性が高いときに速めのフォールでリアクションバイトを狙うとき
- 表層に豆アジがいて、その下の良型を狙いたいとき
特に注目すべきは最後の状況です。表層に豆アジの群れがいると、軽いジグヘッドではどうしても豆アジばかり釣れてしまいます。こんな時に2gや3gのジグヘッドを使って一気に沈めることで豆アジの層を素早く抜け、下層の良型アジにアプローチできるというわけです。
株式会社フィグの記事でも同様に、「僕は1gを軸にしている」としながらも、「もちろん2gや3gのジグヘッドを使うシチュエーションもあります」と述べています。つまり、1gを基準としつつも、状況に応じて2g以上も使い分けることが、釣果を最大化するための重要なスキルということです。
一般的には、朝夕のまずめ時などアジの活性が高い時間帯では、多少重いジグヘッドでも積極的にバイトしてくることが多いとされています。逆に、日中や深夜などアジの活性が低い時間帯では、できるだけ軽いジグヘッドを選択する方が良い結果につながりやすいでしょう。
2gジグヘッドの最大のメリットは飛距離と沈下速度
2gジグヘッドの最大のメリットは、何と言っても飛距離が伸びることと素早く狙ったレンジに到達できることの2点です。
TSURI HACKの記事では、重たいジグヘッドを使うメリットとして「手返しを早くしたい」という項目が挙げられています。
活性が高い時間帯いわゆる”ジアイ”のタイミングでは、いかに手返し良く釣っていくかが釣果(数)に直結します。ジグヘッドを重くすることによって、飛距離が伸びるので広範囲にヒットレンジを長く引くことができ、フォールスピードが速くなるので素早くヒットレンジにルアーを入れられます。例えば、0.6gでも1.2gでも喰いが変わらない状況では、ヒットゾーンを長く探れて素早くレンジを入れられる1.2gの方が効率が良いってことですね!
この考え方は非常に重要です。同じ釣果が得られるなら、より効率的な方を選ぶべきだという合理的な判断です。時合いは限られています。その短い時間内にいかに多くのキャストをこなし、広範囲を探れるかが釣果を左右します。
🎯 2gジグヘッドの具体的なメリット
メリット | 詳細 |
---|---|
飛距離の向上 | 1gと比べて1.5~2倍程度の飛距離が期待できる |
沈下速度アップ | 狙ったレンジに素早く到達、時合いを有効活用できる |
広範囲サーチ | 遠くのポイントまでカバーできる |
手返しの向上 | 素早く沈めて素早く回収、キャスト回数を増やせる |
風に負けない | ある程度の風でも釣りが成立する |
特に飛距離の向上は実戦で大きな武器になります。堤防や漁港でアジングをしていると、「あと10m飛べば届くのに」という場面に遭遇することは珍しくありません。そんな時に2gのジグヘッドに変えるだけで、今まで届かなかったポイントに届くようになり、そこで連発することもあるでしょう。
また、沈下速度の速さも見逃せません。水深のあるポイントや、ボトム付近にアジが溜まっている状況では、軽いジグヘッドだとボトムに到達するまでに時間がかかりすぎてしまいます。その間に風や潮で流され、狙ったポイントを外してしまうこともあります。2gなら素早く沈むため、ピンポイントでボトムを攻略できるのです。
ただし、沈下速度が速いということは、フォール中にアジにワームを見せる時間が短くなるということでもあります。このデメリットについては後ほど詳しく解説しますが、状況によってはこれがメリットになることもあるのです(リアクションバイトを誘発する、豆アジの層を素早く抜けるなど)。
水深が深い場所では2g以上が必須になることも
水深のあるポイントでは、2g以上のジグヘッドが必須となるケースがあります。これは物理的な問題であり、避けて通れない現実です。
リグデザインの記事でも、「例えば、水深が深い場所のボトム付近を探りたいときであったり」と、水深が深い場合の2g使用を推奨しています。具体的には、水深10m以上のポイントや、沖堤防、大型船が出入りする漁港の沖向きなどが該当するでしょう。
TSURI HACKの記事では、さらに踏み込んだ説明があります。
沖堤防や大型船が出入りする漁港の沖向きのポイントでは、軽いジグヘッドではなかなかボトム付近のレンジを攻略することが難しいですよね。そんな時は迷わず3gぐらいまでの重たいジグヘッドをチョイス。魚の活性が高いときは時間を問わず3gでもガンガン喰ってきます!まずは確実に魚がいるレンジにルアーを入れることが大切です。
ここで重要なのは「まずは確実に魚がいるレンジにルアーを入れることが大切」という部分です。どんなに軽いジグヘッドが理想的でも、アジがいるレンジに届かなければ意味がありません。
🌊 水深別のジグヘッド重さ目安(一般的な目安)
水深 | 推奨ジグヘッド重さ | 備考 |
---|---|---|
3m以下 | 0.4~1g | 軽量ジグヘッドで十分 |
3~5m | 0.8~1.5g | 標準的な重さ |
5~10m | 1.5~2.5g | 2g前後がベスト |
10m以上 | 2g~ | 3g以上も視野に |
ただし、これはあくまで目安です。潮の流れや風の影響も考慮する必要があります。例えば、水深5mでも潮が速ければ2gでも足りないことがありますし、逆に水深10mでも潮が緩やかで風もなければ1.5gで攻略できることもあるかもしれません。
また、水深が深いポイントではアジが浮いていることもあるため、必ずしもボトムを攻める必要はありません。ただ、ボトムに良型が潜んでいることも多いので、少なくともボトムまで攻略できる重さのジグヘッドは持っておくべきでしょう。
株式会社フィグの記事でも「水深が深いエリアのボトムにアジがおり、なおかつ潮の流れが速い…この場合、1gでは歯が立たないことが多いです。そもそもボトムまで沈めることすらできない可能性もあるため」と述べられており、水深と潮流の複合的な判断が必要であることが分かります。
潮が速い状況では2gでも軽く感じることがある
潮の流れが速い状況も、2gジグヘッドの出番です。むしろ、潮が速すぎると2gでも軽く感じることがあるほどです。
リグデザインの記事では、「軽いジグヘッドではあれよあれよと流されてしまう激流ポイントであったり」という表現で、激流での重いジグヘッドの必要性が述べられています。
株式会社フィグの記事でも、潮の流れについて詳しく解説されています。
エリアによっては海が川のように流れていることもあるでしょう。例えば大潮にて潮が大きく動いているときは「ジグヘッドの重さ」を適切にしておかないと釣果を落とすことになりかねません。例えば「1gのジグヘッドでは一瞬で流されてしまい、全く沈めることができない…」みたいな感じ。この場合、2gや3gの使用が必要となる場合があるため、潮の流れによってジグヘッドウエイトを調整していきましょう
潮が速い時の特徴として、敢えてワームを流し、そこに待ち構えているアジにアプローチするというテクニックもあります。この場合、2gという重さが絶妙で、完全に流されるわけでもなく、かといって潮に逆らいすぎるわけでもない、ちょうど良いバランスを保てることがあるのです。
DUOのスタッフレポートでは、爆風時のタングステンジグヘッド使用について言及されており、「普段0.8g5場所なら風速10メートルで2g使うと風と相まって体感的に0.8が使えてるような感じになる」という興味深い指摘があります。
私の場合ですが 普段0.8g5場所なら風速10メートルで2g使うと風と相まって 体感的 に0.8が使えてるような感じになるみたいな そんな具合です。
これは風の話ですが、潮流にも同じことが言えます。つまり、環境負荷(風や潮流)を考慮すると、見た目の重さと実効的な重さは異なるということです。潮が速い場所で2gを使うことで、結果的に1g前後を使っているような感覚で釣りができることもあるのです。
🌊 潮流の速さとジグヘッド選択
潮流の速さは、大潮・中潮・小潮といった潮回りや、満潮・干潮のタイミングによって大きく変化します。一般的には、大潮の満潮前後や干潮前後が最も潮が動きやすいとされています。こうしたタイミングでは、普段より重いジグヘッドの準備が必要かもしれません。
また、潮が速い場所ではヨレや潮溜まりができやすく、これらが一級ポイントになります。適切な重さのジグヘッドを使って、こうしたポイントを的確に攻めることが釣果につながるでしょう。
風が強い日は2gが救世主になる可能性大
強風は、軽量リグを扱うアジングにとって最大の敵と言えるでしょう。しかし、見方を変えれば、重いジグヘッドの価値が最も際立つ状況でもあります。
DUOのスタッフレポートでは、風を味方につける方法として、タングステンジグヘッドの使用が推奨されています。
アジングって ほっそい糸で、 軽いモノを投げるという釣りなので 風が最大の敵 なのですが 冬は仕方がないですね 春もそうなんですけど 自然なので仕方がないです。 ただこの 敵 は 味方 に付けたら 最強 なので、今回は 敵を味方にする方法を書きます。
同記事では、強風時には1.5gや2gのタングステンジグヘッドを使用し、ラインメンディングを駆使することで、むしろ風を利用してアジを釣る方法が詳しく解説されています。
🌪️ 強風時の2gジグヘッドのメリット
- 飛距離の確保 – 風に負けずに遠投できる
- 水面突破 – 重さで水面を突破し、潮に馴染ませやすい
- ラインメンディング – 適度な重さでライン管理がしやすい
- 風の利用 – ラインの弛みに風でテンションをかけ、アタリを取る
株式会社フィグの記事でも、風への対処として重いジグヘッドの使用が推奨されています。
風がない「凪」の日であれば良いですが、風速が3mとか5mとか、それなりに風が強い日は「いつもよりジグヘッドを重たくして」風に立ち向かうのも一つの手です
風が強い日は、一見すると釣りに不向きな条件に思えます。実際、多くのアングラーが釣行を諦めるでしょう。しかし、風が強いとアジの警戒心が薄れる、ベイトが溜まりやすい、潮目ができやすいといったメリットもあります。つまり、適切な重さのジグヘッド(2g以上)を持っていれば、むしろチャンスなのです。
ただし、身の危険を感じるレベルの強風時は、無理をせず釣行を中止する判断も大切です。安全第一で、楽しめる範囲での釣りを心がけましょう。
アジングで2gジグヘッドを使いこなすための実践テクニック
- 2gを使う時のロッド選びが釣果を左右する
- ライン選択でも2gの使い勝手は大きく変わる
- 2gだとアタリが取りにくい問題の解決策
- フォールスピードが速すぎる時の対処法
- 2gでも吸い込みを良くする工夫とは
- 手返しを重視するなら2gが有利なケースも
- まとめ:アジングで2gジグヘッドを効果的に使うポイント
2gを使う時のロッド選びが釣果を左右する
2gのジグヘッドを使う際、ロッド選びは極めて重要です。これを誤ると、せっかくの2gのメリットが活かせないばかりか、アタリすら取れなくなってしまいます。
「某携帯ショップ店員の頭の中」というブログでは、2gジグヘッドとロッドの相性について実体験が語られています。
この時に使っていたのはX5915のロングチタンで柔らかい操作感度重視のロッド。ティップが曲がりすぎて反響が無くなっちゃうのかも…テストで持って来ていたLGS5917にチェンジして、2gをフルキャスト!
この体験談から分かるのは、柔らかすぎる操作感度重視のロッドでは、2gを使うとティップが入りすぎて反響感度が失われるということです。つまり、2gを使う場合は、ある程度の張りがあるロッドが必要なのです。
同ブログでは、さらに以下のような考察が述べられています。
細く柔らかすぎると反響感度が悪くなり重いジグヘッドが使えない、太く硬すぎると操作感度が悪くなり軽いジグヘッドを掴めない。言われる通り、深場の重いジグヘッドはアジが咥えないのではなくアジのバイトが分かりにくいのだと思います。
🎣 2gジグヘッドに適したロッドの特徴
項目 | 求められる性能 |
---|---|
ティップの硬さ | ある程度の張りがある(柔らかすぎない) |
適合ルアー重量 | 〜5g程度が理想(2gが許容範囲内) |
テーパー | レギュラーファスト~ファストテーパー |
反響感度 | ブランクに振動が伝わりやすい設計 |
長さ | 6ft台が使いやすい(感度とキャスト性のバランス) |
TSURI HACKの記事でも、ライン選択の重要性と併せてロッドについて言及されています。「2gや3gを使うとなれば圧倒的にPEラインにアドバンテージがあります」という指摘があり、さらに予備リールの用意も推奨されています。
一般的に、アジングロッドは軽量リグを扱うために設計されていることが多く、〜2g程度が上限のロッドも少なくありません。しかし、様々な状況に対応するためには、〜5g程度まで扱えるロッドを一本持っておくと、2gや3gのジグヘッドも快適に使えるでしょう。
また、ロッドの長さも考慮すべき点です。短いロッドの方が感度は高くなりますが、2gという重さのジグヘッドを遠投する場合は、ある程度の長さ(6ft後半~7ft台)があった方が有利かもしれません。自分の釣りスタイルと使う場所を考えて、適切な長さを選びましょう。
ライン選択でも2gの使い勝手は大きく変わる
ジグヘッドの重さに合わせてライン選択も変える必要があります。これは意外と見落とされがちですが、釣果に直結する重要なポイントです。
TSURI HACKの記事では、ライン選択について明確に述べられています。
僕はジグ単を使うときは基本的にエステルラインの0.25号を使っています。1.5gまでのジグヘッドならばエステルでもいいのですが、2gや3gを使うとなれば圧倒的にPEラインにアドバンテージがあります。そのため、大幅にジグヘッドを重たくする場合は、替えスプールにPEを巻いておくか、PEを巻いた予備リールを用意しておくのがおすすめです!
つまり、1.5gまではエステル、2g以上はPEラインが有利という使い分けです。では、なぜ2g以上ではPEラインが有利なのでしょうか?
📊 エステルラインとPEラインの比較(2g使用時)
項目 | エステルライン | PEライン |
---|---|---|
感度 | ○(やや劣る) | ◎(非常に良い) |
飛距離 | ○(やや劣る) | ◎(非常に良い) |
強度 | △(不安) | ◎(安心) |
操作性 | ○ | ◎ |
価格 | ◎(安い) | △(高い) |
トラブル | ◎(少ない) | △(やや多い) |
エステルラインは伸びが少なく、細いラインを使えるため、軽量ジグヘッドの操作には最適です。しかし、2g以上のジグヘッドを使う場合、キャスト時のライン負荷が大きくなり、ラインブレイクのリスクが高まります。
実際、「某携帯ショップ店員の頭の中」のブログでも、2gのジグヘッドを使用中にキャスト切れが発生したことが報告されています。「ライン巻き替えて無かったから劣化が心配じゃ」という記述から、ライン管理の重要性も伺えます。
DUOのスタッフレポートでは、エステルラインでも2gを使う方法が紹介されています。重要なのは**ライン管理(ラインメンディング)**です。ラインに適度な弛みを持たせることで、風や潮流の影響をうまく利用し、アタリを取りやすくする技術が解説されています。
🔧 2g使用時のライン選択のポイント
- PEラインを使う場合:0.2~0.3号程度、リーダーは3~4lb
- エステルラインを使う場合:0.25~0.3号、こまめな巻き替えが必要
- ナイロンライン:おそらく2gには不向き(伸びが大きく感度が落ちる)
また、ライン色の選択も意外と重要です。DUOの記事では「見やすいカラー」で「しなやかなエステルライン」が推奨されています。特に2gを使う場合、ラインメンディングが重要になるため、ライン色が見やすいことでライン管理がしやすくなるのです。
個人的には、2g以上を頻繁に使うアングラーは、予備リールにPEラインを巻いておくか、替えスプールを用意しておくのが賢明だと思います。状況に応じてスプールを交換できれば、最適な釣りが展開できるでしょう。
2gだとアタリが取りにくい問題の解決策
「2gだとアタリが取りにくい」という悩みは、多くのアングラーが抱える問題です。しかし、これには明確な理由と解決策があります。
株式会社フィグの記事では、アタリがあるのに乗らない状況について以下のように述べられています。
アジングを楽しんでると「アタリはあるが乗らない」という状況によく出くわします。アタリがあるのですから、攻め方やワームセレクトは間違っておらず、この場合はワームサイズ、ジグヘッドの重さを変えることで改善できることがあります。例えば1gのジグヘッドを使っている場合、0.4gや0.6gなどに変更することで「掛けることができるようになる」ケースがありますね。
この逆も然りで、2gを使っていてアタリが取りにくい場合、より軽いジグヘッドに変更することで改善することがあります。ただし、2gを使わざるを得ない状況(水深が深い、潮が速いなど)では、ジグヘッドを軽くするわけにはいきません。そこで、別のアプローチが必要になります。
🔍 2gでアタリが取りにくい時の解決策
- ロッドを見直す – より反響感度の高いロッドに変更
- ラインを変える – PEラインに変更して感度アップ
- フックサイズを変える – より刺さりやすいフックに変更
- アタリの取り方を変える – ラインの動きで判断する
- ワームを変える – より吸い込みやすいワームに変更
「某携帯ショップ店員の頭の中」のブログでは、ロッドを変更することで2gのアタリが取りやすくなったという体験が語られています。「フルキャストせずに、ソフトにキャスト。飛距離は少し落ちるけど、『カッ』とバイトが解る」という記述から、キャスト方法を工夫することでアタリの取りやすさが変わることも分かります。
また、DUOの記事で紹介されているタングステン素材のジグヘッドを使うことで、同じ2gでも「よりはっきり『カンッ』ってアタリが出たりとアタリが分かりやすいことが非常に多い」という指摘もあります。つまり、タングステン素材を選ぶことも、アタリを取りやすくする一つの方法です。
📌 タングステンジグヘッドのメリット
- 高比重のため体積が小さく、同じ重さでも水の抵抗が少ない
- 感度が高く、アタリが明確に伝わる
- 飛距離が伸びる
- 根掛かりしにくい(体積が小さいため)
さらに、アタリの取り方自体を変えるというアプローチもあります。2gという重さになると、竿先の微妙な変化だけでなく、ラインの動きでアタリを判断することが重要になってきます。特に風がある日や潮が速い日は、ラインに適度な弛みを持たせ、その弛みの変化でアタリを取るテクニックが有効です。
フォールスピードが速すぎる時の対処法
2gジグヘッドの大きなデメリットの一つが、フォールスピードが速すぎることです。これにより、アジにワームを見せる時間が短くなり、バイトチャンスが減る可能性があります。
リグデザインの記事では、このデメリットについて明確に指摘されています。
使うジグヘッドを重たくすると「フォールスピードが速くなって」しまいます。ジワーっとが好きなアジからすると、わざわざ反応する気も起きないでしょう。ここの調整がバシッと決まれば釣果が伸びやすいですし、逆にいうとここを外せば「アタリすらでない」ことも十分考えられます
では、フォールスピードが速すぎる時、どう対処すれば良いのでしょうか?いくつかの方法があります。
⚙️ フォールスピード調整の方法
方法 | 効果 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
テンションフォール | 糸を張りながら落とす | スピード調整可能 | アタリが取りにくい |
カーブフォール | 竿を動かしながら落とす | 不規則な動きでアピール | 技術が必要 |
ドリフト | 潮に乗せて流す | 自然な動き | 潮流が必要 |
ワーム変更 | 水受けの良いワームに変更 | フォールが緩やかに | ワームの選択肢が限られる |
リトリーブ主体 | 巻きの釣りに切り替える | 速さをメリットに転換 | 状況による |
テンションフォールは、ラインを張り気味にして落とすことで、フォールスピードをコントロールする方法です。ただし、アタリが取りにくくなるというデメリットもあります。バランスを見ながら、適度なテンション具合を見つけましょう。
カーブフォールは、竿を動かしながらリグを落とす技術で、不規則な動きでアジにアピールできます。ただし、ある程度の慣れが必要です。
ドリフトは、潮の流れに乗せてリグを流す方法です。潮が速い状況では、2gでもゆっくり沈むことがあります。この場合、重さが潮流に適応していると言えるでしょう。
ワームの変更も効果的です。リブが多いワームや、テール形状が大きいワームは水受けが良く、フォールスピードが緩やかになります。2gを使う場合は、こうしたワームを組み合わせると良いかもしれません。
興味深いのは、TSURI HACKの記事で紹介されているリアクションバイトを狙うという発想です。
魚の活性が悪くなった時はジグヘッドを軽くすることが多いと思いますが、逆に重くすることでフォールスピードを速くしてリアクションバイトを誘発できます。スローな動きでは口を使わなかった魚が、ジグヘッドをストンッと速く落とすことで反射的にバイトすることも多々あるんです。
つまり、フォールスピードが速いことをデメリットではなくメリットとして活用するという考え方です。活性が低い時に、敢えて速いフォールで反射的にバイトさせる。これは目から鱗の発想ですね。
2gでも吸い込みを良くする工夫とは
「2gは重くてアジが吸い込めない」という意見を耳にすることがあります。確かに、重いジグヘッドは吸い込みにくくなる傾向があります。しかし、工夫次第で2gでも十分に吸い込ませることは可能です。
リグデザインの記事では、吸い込みについて以下のように述べられています。
アジの捕食行動は、いわゆる「吸い込み系」です。パクっと食べるのではなく、スポッと吸い込むイメージですね。つまり、アジの口の中へリグを入れ込み、確実なフッキングを行うためには「アジにしっかり吸い込んでもらう」ことが大事な要素となり、ここを無視すると釣果の伸び期待値が下がってしまいます。つまり、重たいジグヘッドよりは軽いジグヘッドのほうが「吸い込みやすくなる」というメリットが生じやすく
では、2gでも吸い込みを良くするにはどうすれば良いのでしょうか?
💡 2gでも吸い込みを良くする工夫
- タングステン素材を選ぶ – 体積が小さくなり吸い込みやすい
- フックサイズを適切に – 大きすぎるフックは避ける
- ワームサイズを調整 – 小さめのワームで違和感を減らす
- フックの形状 – ゲイブ(フトコロ)の広いフックを選ぶ
- アジの活性を見極める – 活性が高い時に2gを使う
特にタングステン素材の効果は大きいでしょう。タングステンは鉛の約1.7倍の比重があるため、同じ重さでも体積を小さくできます。つまり、2gのタングステンジグヘッドは、2gの鉛ジグヘッドよりも小さく、その分吸い込みやすくなるのです。
「あおむしの釣行記4」というブログでは、ジグヘッドの重さとフックサイズの関係について興味深い体験が語られています。
アジスタに変えた理由は0.2gのフック形状がアジの口に掛りにくいのかも?と、ゲイブを広い物にして少しでも口の中でどこかに引っ掛からないか!と…。これが的中!楽に!実に楽に!アタリがとれる!ジグヘッドが軽くなり吸い込みがよくなったのと、吐き出しにくい。
出典:あおむしの釣行記4 – 【アジング】2日続けて同じポイントに入ったらアジがスレて食いが悪くなっていた時に試したいこと!
これはスプリットショットの話ですが、フック形状の重要性を示しています。2gを使う場合でも、フックのゲイブ(フトコロ)が広いものを選ぶことで、アジの口にかかりやすくなるかもしれません。
また、ワームサイズの調整も有効です。2gという重さに対してワームが大きすぎると、全体としてのボリュームが増え、アジが違和感を感じやすくなります。2gを使う場合は、やや小さめのワームを選ぶと良いでしょう。
さらに、アジの活性を見極めることも大切です。活性が高いアジは、多少重いジグヘッドでも積極的にバイトしてきます。TSURI HACKの記事でも「魚の活性が高いときは時間を問わず3gでもガンガン喰ってきます」という指摘があります。つまり、2gを使うタイミングとして、活性が高い時を狙うというのも一つの戦略です。
手返しを重視するなら2gが有利なケースも
手返しの良さという観点から2gジグヘッドを評価すると、また違った魅力が見えてきます。
TSURI HACKの記事で詳しく解説されていますが、活性が高い時間帯(時合い)では、いかに効率よく多くのキャストをこなすかが釣果を左右します。
ジグヘッドを重くすることによって、飛距離が伸びるので広範囲にヒットレンジを長く引くことができ、フォールスピードが速くなるので素早くヒットレンジにルアーを入れられます。例えば、0.6gでも1.2gでも喰いが変わらない状況では、ヒットゾーンを長く探れて素早くレンジを入れられる1.2gの方が効率が良いってことですね!
この考え方を2gに当てはめると、1gでも2gでも釣果が変わらない状況なら、迷わず2gを選ぶべきということになります。
⏱️ 手返しの良さによるメリット
- キャスト回数の増加 – 同じ時間でより多くキャストできる
- 広範囲のサーチ – 遠くまで探れるため効率的
- 時合いの有効活用 – 短い時合いを最大限に活用
- 疲労の軽減 – 軽快な釣りで体力温存
- テンポの良さ – リズム感のある釣りで集中力維持
特に時合いと呼ばれる、アジの活性が高い短い時間帯では、この手返しの良さが威力を発揮します。朝夕のまずめ時や、潮が動き出すタイミングなど、限られた時間内にどれだけ効率的に釣るかが、釣果の差となって現れるのです。
また、遠くのポイントを攻める場合も2gが有利です。例えば、堤防の先端から沖の潮目を狙う場合、1gでは届かない距離も2gなら届くことがあります。そして、一度届いてしまえば、後は素早く回収して次のキャストに移れる。この効率の良さは、数釣りを目指す上で大きなアドバンテージとなるでしょう。
ただし、これはあくまで「喰いが変わらない状況」という前提条件があります。明らかに軽いジグヘッドの方が釣れる状況で、手返しを優先して2gを使うのは本末転倒です。状況判断が何よりも重要です。
まとめ:アジングで2gジグヘッドを効果的に使うポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 2gは「重い」が使う場面は確実に存在し、状況次第では1g以上の釣果を生む
- 水深が深い場所や潮が速い状況では、2g以上が必須となるケースがある
- 強風時は2gが救世主となり、むしろ風を味方につけた釣りが可能になる
- 2gを使う際はロッド選びが極めて重要で、ある程度の張りがあるロッドが必要
- ライン選択も重要で、2g以上ではPEラインが有利とされる
- タングステン素材のジグヘッドを選ぶことで、感度と吸い込みの両面でメリットがある
- フォールスピードの速さはデメリットだけでなく、リアクションバイトを誘うメリットにもなる
- 手返しを重視する状況では、2gの効率の良さが釣果につながる
- 豆アジの層を素早く抜けて良型を狙う場合、2g以上の重さが有効
- アジの活性が高い時間帯は、2gでも積極的にバイトしてくる
- アタリが取りにくい場合は、ロッド変更やライン変更、ラインメンディングで対応する
- 1g前後を基本としつつ、2g以上も含めた幅広い重さを用意しておくことが釣果の安定につながる
- 固定観念に縛られず、状況に応じて柔軟にジグヘッドの重さを変える思考が重要
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- Yahoo!知恵袋 – アジングをしました。ジグ単で2gはアジングでは割と重い方のジグヘッドだと思うの…
- リグデザイン – 「アジング」ジグヘッドの重さを初心者目線で解説!1g・2g・3g、一体どれをセレクトすればいいのか?まとめ
- 株式会社フィグ – アジング「ジグヘッドの重さ」の選び方を初心者でも分かる基本のきから解説!
- Amazon.co.jp – アジング ジグヘッド 2g
- TSURI HACK – 3gで爆釣!?重たいジグヘッドを使えばもっとアジは釣れる
- DUO – アジングの爆風対策
- 某携帯ショップ店員の頭の中 – 久しぶりのアジング。操作感度重視のロッドと2gのジグヘッドの壁。
- あおむしの釣行記4 – 【アジング】2日続けて同じポイントに入ったらアジがスレて食いが悪くなっていた時に試したいこと!
- 素直にアジングが楽しくて – 個人的にブレイク中のスプリットショット。
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