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アジングでPEとエステルどっちが釣れる?失敗しない選び方と使い分けの極意

アジングでPEとエステルどっちが釣れる?失敗しない選び方と使い分けの極意
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アジングを楽しむ釣り人にとって、ラインの選択は釣果を大きく左右する重要な要素です。特にPEラインとエステルラインという2つの選択肢で迷う方が多く、どちらを選ぶべきか、どう使い分けるべきか、という疑問を抱えている方も少なくありません。ネット上には様々な情報が散らばっていますが、初心者には判断が難しいのが現状です。

そこで今回は、アジングにおけるPEラインとエステルラインの特徴から使い分けまで、徹底的に調査した情報をもとに詳しく解説していきます。それぞれのメリット・デメリット、適切な号数、状況別の使い分け方法、さらには高比重PEという第三の選択肢まで、包括的にお伝えします。この記事を読めば、あなたのアジングスタイルに最適なライン選びができるようになるはずです。

この記事のポイント
✅ PEラインとエステルラインの決定的な違いと使い分け方法がわかる
✅ アジングに最適なライン号数と選び方の基準が明確になる
✅ 状況別のライン選択と高比重PEの活用法が理解できる
✅ 初心者でも失敗しないラインセッティングの具体例が学べる

アジングにおけるPEとエステルの基本特性

  1. アジングでPEとエステルどっちを選ぶべきかは釣り場の状況次第
  2. PEラインの最適な号数は0.2〜0.4号が基本
  3. エステルラインは風に強く潮馴染みが良い
  4. 強度面ではPEが圧倒的に有利である
  5. 感度の違いは使い方次第で変わる
  6. 初心者にはPE0.3号からスタートがおすすめ

アジングでPEとエステルどっちを選ぶべきかは釣り場の状況次第

アジングでPEとエステルどっちを選ぶべきかは釣り場の状況次第

アジングにおけるライン選びで最も重要なのは、釣り場の状況に合わせた選択です。調査したところ、多くのアングラーが状況によって使い分けているという事実が判明しました。

アジングをする上で基本になるのはPEラインです。前述のとおり「色々なリグに対応できる」からです。エステルラインですと基本、軽量ジグ単になります。

出典:エステルラインとPEラインでのアジング – 株式会社バリバス

このように、汎用性を求めるならPEライン軽量ジグ単に特化するならエステルラインという使い分けが基本となります。しかし、これだけでは判断が難しいので、より具体的な使い分けの基準を整理してみましょう。

🎯 状況別ライン選択の基準

状況推奨ライン理由
無風〜微風の漁港エステルライン風の影響が少なく、軽量リグの操作性が高い
風が強い状況エステルラインPEより風に強く、ライン管理がしやすい
水深が深い場所PEライン強度があり、重めのジグヘッドに対応
大型外道が多いPEライン高強度でシーバスやチヌにも対応可能
遠投が必要PEライン細くて強いため飛距離が出る

実際の釣り場では、これらの要素が複合的に絡み合うことが多いため、両方のラインを準備しておくことが理想的です。多くのベテランアングラーは、替えスプールを携帯し、現場で素早くラインチェンジできる体制を整えているようです。

PEラインの最適な号数は0.2〜0.4号が基本

PEラインの最適な号数は0.2〜0.4号が基本

アジングで使用するPEラインの号数について、複数の情報源から共通して挙げられているのが0.2号から0.4号という範囲です。しかし、これをさらに細かく分析すると、使い分けの基準が見えてきます。

PE0.2号は、風が弱く、アジのサイズが20cm以下の場合に最適です。細い分、風の抵抗を受けにくく、軽量ジグヘッドでも飛距離を稼げます。ただし、強度面での不安があるため、ドラグ設定には細心の注意が必要になります。

PE0.3号は、最もバランスが良い選択肢といえるでしょう。調査した情報の中で、特に推奨する声が多かったのがこの号数です。20cm台のアジはもちろん、不意の大物にも対応できる強度を持っています。初心者の方にも扱いやすく、ライントラブルのリスクも比較的少ないのが特徴です。

PE0.4号は、大型のアジや外道対策を重視する場合の選択肢です。シーバスやチヌといった大型魚がヒットする可能性が高いポイントでは、この太さが安心感をもたらします。ただし、軽量ジグヘッドとの相性は悪くなるため、1.5g以上のジグヘッドと組み合わせることが推奨されます。

💡 号数別の使い分け目安

PE号数対象アジサイズジグヘッド重量適した状況
0.15号以下〜15cm0.4〜0.8g豆アジ専門、無風時
0.2号〜20cm0.6〜1.5g標準的な漁港、微風時
0.3号〜25cm0.8〜2gオールラウンド、初心者向け
0.4号25cm〜1.5〜3g大型狙い、外道対策

このような使い分けを意識することで、より効率的なアジングが可能になります。ただし、これらはあくまで目安であり、実際の釣り場の状況や個人の技術レベルに応じて調整が必要です。

エステルラインは風に強く潮馴染みが良い

エステルラインは風に強く潮馴染みが良い

エステルラインの最大の特徴は、比重が海水に近いということです。これにより、PEラインにはない独特のメリットが生まれます。

エステルラインの比重は約1.3〜1.4で、海水の比重(約1.02)に近い値を示します。これに対してPEラインの比重は約0.98と水より軽いため、水面に浮いてしまう性質があります。この差が、実釣において大きな違いを生み出すのです。

潮馴染みの良さは、アジングにおいて極めて重要な要素です。エステルラインは水中で直線的な状態を保ちやすく、ジグヘッドからの微細な振動や変化をダイレクトに手元に伝えてくれます。特に1g以下の軽量ジグヘッドを使用する際、この特性は大きなアドバンテージとなります。

風への強さも見逃せないポイントです。PEラインが風に煽られて大きく弧を描くような状況でも、エステルラインは比較的真っ直ぐな状態を保てます。これにより、風がある日でもアタリを明確に感じ取ることが可能になります。

さらに、エステルラインは伸びがほとんどないという特性も持っています。一般的にナイロンラインの伸び率が20〜30%程度であるのに対し、エステルラインは5%以下という低伸度を実現しています。この特性により、アジの繊細なアタリも逃さずキャッチできるのです。

ただし、エステルラインには注意点もあります。瞬間的な引っ張りに弱いという弱点があり、キャスト時の高切れやファイト中のラインブレイクのリスクがPEラインより高くなります。そのため、ドラグ設定は緩めにし、ロッドワークで魚をいなすテクニックが求められます。

強度面ではPEが圧倒的に有利である

強度面ではPEが圧倒的に有利である

ライン強度の比較において、PEラインがエステルラインの約3〜4倍の強度を持つという事実は、多くのアングラーが認識している重要なポイントです。

🔧 ライン強度の比較表

ライン種類0.3号の強度メリットデメリット
PEライン約4〜6lb高強度、細くて強い風に弱い、擦れに弱い
エステルライン約1.5〜2lb風に強い、潮馴染み良好強度が低い、瞬発力に弱い
フロロカーボン約3lb擦れに強い、沈む硬い、巻き癖がつく
ナイロン約3lb扱いやすい、安価伸びる、劣化しやすい

この強度差は、実釣において様々な場面で影響を及ぼします。例えば、20cmクラスのアジであれば、エステルライン0.3号でも問題なく対応できますが、不意に30cmオーバーの大型がヒットした場合や、シーバス、チヌといった外道が掛かった場合、エステルラインではラインブレイクのリスクが格段に高まります。

一方で、強度が高いからといってPEラインが万能というわけではありません。PEラインは擦れに非常に弱く、岩礁帯や牡蠣殻などに触れると簡単に切れてしまいます。そのため、必ずショックリーダー(フロロカーボン)を結束する必要があり、この結束が初心者にとってはハードルとなることもあります。

強度面での選択は、ターゲットのサイズと釣り場の環境を考慮して決めるべきです。漁港内で20cm以下のアジがメインターゲットであれば、エステルラインでも十分対応可能です。しかし、離島や磯場など、大型の可能性がある場所では、PEラインの使用が推奨されます。

また、強度に関してもう一つ重要なのが結節強度です。エステルラインは直線強度に対して結節強度が50〜60%程度まで低下するのに対し、PEラインは適切な結束方法(FGノットなど)を用いれば80〜90%の強度を維持できます。この差も、ライン選択の重要な判断材料となります。

感度の違いは使い方次第で変わる

感度の違いは使い方次第で変わる

アジングにおける感度は、単純にラインの種類だけで決まるものではありません。ラインの管理方法や釣り方によって、感度は大きく変化します。

理論上、伸びの少なさではPEラインとエステルラインはほぼ同等です。しかし、実釣での感度には明確な違いが現れることがあります。その理由は、ラインの水中での挙動にあります。

PEラインは比重が軽いため、水面に浮きやすく、風や潮の影響を受けて大きく弧を描きます。この状態では、ジグヘッドからの振動が曲がったラインを通じて伝わるため、感度が低下します。一方、エステルラインは水中で直線的な状態を保ちやすく、振動の伝達効率が高くなります。

しかし、適切なラインメンディングを行えば、PEラインでも高感度を実現できます。キャスト後にロッドを下げ、ラインを水面に這わせるようにして余分な弛みを取り除くことで、エステルラインに匹敵する感度を得ることが可能です。

手元の感覚に頼る部分もあるので カウントに誤差がある事

出典:【アジング】高比重PEラインとエステルラインの飛距離とフォールスピードをアナログ方式で数値化して比較してみた。|okada_tsuri

このような実験結果からも、感度は単純な数値では表せない要素が多いことがわかります。むしろ重要なのは、自分の釣りスタイルに合ったラインを選び、その特性を理解して使いこなすことです。

📊 感度に影響する要因

要因PEラインエステルライン
ラインの伸び◎(ほぼゼロ)◎(ほぼゼロ)
水中での直進性△(浮きやすい)◎(潮馴染み良好)
風の影響×(受けやすい)○(受けにくい)
ラインメンディング必要度高い低い
指掛けでの感度

最終的に、感度を最大限に引き出すためには、ラインの特性を理解し、状況に応じた使い方をマスターすることが不可欠です。

初心者にはPE0.3号からスタートがおすすめ

初心者にはPE0.3号からスタートがおすすめ

アジングを始めたばかりの初心者の方に対して、多くの情報源が共通して推奨しているのがPE0.3号からのスタートです。この選択には、明確な理由があります。

まず、PE0.3号は扱いやすさと強度のバランスが最も良い号数です。細すぎるラインはライントラブルが起きやすく、太すぎるラインは感度や飛距離に問題が生じます。0.3号はその中間点として、初心者でも比較的トラブルなく扱えます。

次に、外道への対応力も重要なポイントです。アジングをしていると、予期せぬシーバスやチヌがヒットすることがあります。PE0.3号であれば、適切なドラグ設定とやり取りで、これらの大型魚も十分にキャッチ可能です。

さらに、PE0.3号は汎用性が高いという利点もあります。0.8gから2g程度まで幅広いジグヘッドに対応でき、様々な状況で使用できます。これにより、初心者の方が様々な釣り方を試しながら、自分のスタイルを見つけていくことができます。

ただし、PEラインを使用する際は、必ずリーダーの結束が必要になります。初心者の方には、比較的簡単な「電車結び」や「トリプルサージェンズノット」から始めることをおすすめします。慣れてきたら、より強度の高い「FGノット」にチャレンジしていくと良いでしょう。


アジングPEとエステルの実践的な使い分け術

初心者にはPE0.3号からスタートがおすすめ
  1. 漁港内ではエステルラインが有利になることが多い
  2. 沖堤防や深場ではPEラインの強みが生きる
  3. 高比重PEという第三の選択肢も検討価値あり
  4. ドラグ設定はラインに応じて調整が必要
  5. リーダーの選択と長さも重要なポイント
  6. 風速3m以上ならエステルが断然使いやすい
  7. まとめ:アジングはPEとエステルの使い分けで釣果アップ

漁港内ではエステルラインが有利になることが多い

漁港内ではエステルラインが有利になることが多い

漁港でのアジングにおいて、エステルラインが有利になるケースが多いという事実は、多くのアングラーの経験から導き出された結論です。その理由を詳しく見ていきましょう。

漁港内は比較的水深が浅く、3〜5m程度の場所が多いです。このような環境では、0.4〜1gの軽量ジグヘッドがメインとなります。エステルラインは、こうした軽量リグとの相性が抜群で、ボトムまでしっかりとジグヘッドを沈めることができます。

また、漁港内は風の影響を受けやすい場所でもあります。堤防や建物による風の巻き込みで、複雑な風向きになることも珍しくありません。このような状況下で、風に強いエステルラインの特性が大きなアドバンテージとなります。

基本的に関西圏の漁港で釣りをする場合はエステルラインを使います。漁港でアジングをする時は、0.4〜1gのジグヘッドをメインとして使うことが理由です。

出典:ジグ単はエステルとPEを使い分けるべし!YOSHIKI流ラインセレクト術 | TSURI HACK

さらに、漁港内のアジは警戒心が高い傾向があります。人的プレッシャーが高い場所では、より繊細なアプローチが求められます。エステルラインの自然な沈下と、潮に馴染む特性は、スレたアジに対して違和感を与えにくいという利点があります。

🏮 漁港でエステルラインが有利な理由

項目詳細説明
軽量ジグヘッドとの相性0.4〜1gのジグヘッドを自然に操作できる
風への対応力複雑な風向きでもライン管理がしやすい
繊細なアプローチスレたアジに違和感を与えにくい
常夜灯周りでの釣り明暗の境目を正確に攻められる
ストラクチャー周り岸壁際などをタイトに攻めやすい

ただし、漁港でも大型の回遊がある時期や、外道が多い場所では、PEラインの選択も検討すべきです。特に秋の回遊シーズンには、30cmを超える大型アジが接岸することもあるため、状況に応じた使い分けが重要になります。

沖堤防や深場ではPEラインの強みが生きる

沖堤防や深場ではPEラインの強みが生きる

沖堤防や水深のある釣り場では、PEラインの特性が最大限に活かされます。その理由を具体的に解説していきます。

沖堤防の特徴として、まず水深が深いことが挙げられます。多くの沖堤防では水深が10m以上あり、場所によっては20mを超えることもあります。このような深場では、2〜3gの重めのジグヘッドが必要になり、PEラインの強度が大きなメリットとなります。

また、沖堤防では大型のアジや外道との遭遇率が高いのも特徴です。30cmオーバーのアジはもちろん、シーバス、チヌ、時には真鯛がヒットすることもあります。エステルラインでは対応が難しいこれらの大型魚も、PEラインなら安心してファイトできます。

沖堤防はPEラインをメインに使います。その理由は、水深が深くて大型の個体が混じることが多く、2〜3gの重たいジグヘッドを多用するからです。

出典:ジグ単はエステルとPEを使い分けるべし!YOSHIKI流ラインセレクト術 | TSURI HACK

さらに、沖堤防では遠投が必要なシーンも多くなります。潮通しの良いポイントや、沖の潮目を狙う場合、飛距離は釣果に直結します。細くて強いPEラインは、遠投性能においても優れた特性を発揮します。

風については、沖堤防は陸地から離れているため、風を遮るものがないという特徴があります。しかし、重めのジグヘッドを使用することで、風の影響をある程度軽減できます。また、PEラインでも適切なラインメンディングを行えば、十分に対応可能です。

深場での釣りでは、カウントダウンの精度も重要になります。PEラインは伸びがないため、ジグヘッドの沈下を正確にカウントでき、狙いのレンジを的確に探ることができます。これは、深場でのアジングにおいて大きなアドバンテージとなります。

高比重PEという第三の選択肢も検討価値あり

高比重PEという第三の選択肢も検討価値あり

近年注目を集めている高比重PEラインは、通常のPEラインとエステルラインの良いところを併せ持つ、第三の選択肢として検討する価値があります。

高比重PEラインの比重は約1.2〜1.4で、通常のPEライン(比重約0.98)より重く、海水により馴染みやすい特性を持っています。これにより、風の影響を受けにくく、潮馴染みも向上します。

🔄 ライン比較マトリクス

特性通常PE高比重PEエステル
比重0.981.2〜1.41.3〜1.4
強度
風への強さ
潮馴染み
飛距離
価格

高比重PEラインの最大のメリットは、PEラインの強度を保ちながら、エステルラインに近い操作性を実現している点です。これにより、風がある状況でもPEラインを使いたいアングラーにとって、理想的な選択肢となります。

実際の使用感について、調査した情報によると、通常のPEラインと比べて明らかに風の影響を受けにくく、ラインメンディングの頻度も減らせるとのことです。特に、1.5g以上のジグヘッドとの相性が良いという評価が多く見られました。

ただし、高比重PEラインにもデメリットがあります。まず価格が高いことが挙げられます。通常のPEラインと比べて1.5〜2倍程度の価格設定となっていることが多く、コストパフォーマンスの面では劣ります。

また、完全にエステルラインの操作性には及ばないという点も考慮すべきです。特に1g以下の超軽量ジグヘッドを使用する場合、やはりエステルラインの方が扱いやすいという意見が多数でした。

それでも、高比重PEラインはオールラウンドに使えるという大きな魅力があります。一つのラインで様々な状況に対応したいアングラーにとって、検討する価値は十分にあるでしょう。

ドラグ設定はラインに応じて調整が必要

ドラグ設定はラインに応じて調整が必要

アジングにおけるドラグ設定は、使用するラインによって大きく変える必要があります。適切なドラグ設定は、ラインブレイクを防ぎ、確実にアジをキャッチするための重要な要素です。

エステルラインを使用する場合、ドラグは緩めに設定することが鉄則です。具体的には、手で引っ張って「ジリジリ」と音が鳴る程度、もしくはそれより少し緩めが基本となります。エステルラインは瞬間的な引っ張りに弱いため、アワセの衝撃や魚の突っ込みを、ドラグで吸収する必要があります。

僕はエステルラインを使用するときはドラグはむやみに出すことはしません。アワセを入れたときにジッと出る程度です。20cmではほぼ出ません。25cmクラスになるとジリジリと出るくらいに設定しています。

出典:エステルラインとPEラインでのアジング – 株式会社バリバス

一方、PEラインの場合は、もう少し強めのドラグ設定が可能です。PEラインの高い強度を活かし、しっかりとフッキングできる設定にします。ただし、PEラインは伸びがないため、魚の引きをロッドとドラグで吸収する必要があります。

🎣 ライン別ドラグ設定の目安

ライン種類・号数ドラグ設定の目安注意点
エステル0.2号100〜150g極めて緩く、慎重な取り込みが必要
エステル0.3号150〜200g20cm以上は要注意
PE0.2号200〜300gリーダーとの結束部に注意
PE0.3号300〜400g外道にも対応可能
PE0.4号400〜500g大型狙いでも安心

ドラグ設定で重要なのは、釣行前の確認と調整です。キャスト後、必ず軽くラインを引っ張ってドラグの効き具合を確認する習慣をつけましょう。また、大型がヒットした際は、慌てずにドラグで対応し、無理な取り込みは避けることが大切です。

季節や水温によってもドラグ設定を微調整する必要があります。水温が低い冬場は、アジの引きが弱くなるため、やや強めの設定でも問題ありません。逆に夏場の高水温時は、アジの引きが強くなるため、通常より緩めの設定が推奨されます。

リーダーの選択と長さも重要なポイント

リーダーの選択と長さも重要なポイント

アジングにおけるリーダーシステムは、メインラインの弱点を補い、釣果を向上させる重要な要素です。リーダーの材質、太さ、長さの選択は、使用するメインラインや釣り場の状況によって変わります。

PEラインを使用する場合、リーダーは必須となります。PEラインは擦れに非常に弱いため、岩や障害物との接触から守る必要があります。一般的には**フロロカーボンの3〜4lb(0.8〜1号)**を使用します。長さは30〜60cmが基本ですが、根の荒い場所では1m程度まで長くすることもあります。

エステルラインの場合、理論上はリーダーなしでも使用可能ですが、安全性と実用性を考慮すると、リーダーの使用を強く推奨します。エステルラインは結節強度が低いため、直結では心もとありません。フロロカーボンの2〜3lb(0.5〜0.8号)を20〜30cm程度結束するのが一般的です。

エステルラインと組み合わせるべきリーダーは、約1.6の高比重で強さがあり使いやすいフロロカーボンライン。もっとも汎用性の高い3lbを中心に、小型アジに2lb、大型に4lbを用意しておけば抜かりなし。

出典:今さら聞けないアジングのキホン:エステルライン PEとの使い分けは? | TSURINEWS

リーダーの長さについては、キャスティングへの影響も考慮する必要があります。長すぎるリーダーは、結束部分がガイドに干渉し、飛距離の低下やキャスト切れの原因となります。一方、短すぎるとリーダーとしての役割を果たせません。

📏 状況別リーダー設定ガイド

釣り場の状況推奨リーダー長理由
漁港・堤防30〜40cm標準的な長さで扱いやすい
テトラ帯50〜70cm根ズレ対策で長めに
岩礁帯60〜100cm横走りされても対応可能
サーフ40〜50cm波打ち際の擦れに対応
常夜灯下20〜30cm短めでアタリの感度優先

リーダーの結束方法も重要です。PEラインの場合、強度を重視するならFGノット、簡単さを優先するなら電車結びがおすすめです。エステルラインの場合は、トリプルサージェンズノット3.5ノットが人気です。いずれの結束も、締め込み時の摩擦熱に注意し、水で濡らしながら結ぶことが大切です。

風速3m以上ならエステルが断然使いやすい

風速3m以上ならエステルが断然使いやすい

風がある状況でのライン選択は、アジングの釣果を大きく左右します。特に風速3m/s以上の状況では、エステルラインの優位性が顕著に現れます

風速3m/sというのは、体感的には「そよ風より少し強い」程度ですが、軽量ジグヘッドを扱うアジングには大きな影響を与えます。PEラインは比重が軽いため、この程度の風でも大きく煽られ、ラインが弧を描いてしまいます。結果として、アタリが取りにくく、ジグヘッドの操作も困難になります。

一方、エステルラインは比重が重く、風の影響を受けにくいため、風がある状況でも比較的真っ直ぐなラインを保てます。これにより、風速5m/s程度までなら快適に釣りが可能です。

実際の釣り場では、風向きも重要な要素となります。追い風の場合は、どちらのラインでも比較的釣りやすいですが、向かい風横風の場合は、エステルラインの優位性がより明確になります。

🌬️ 風速別ライン選択ガイド

風速体感PEラインエステルライン
0〜1m/s無風
1〜3m/sそよ風
3〜5m/s軽風
5〜7m/s疾風×
7m/s〜強風××

ただし、風があってもPEラインを使いたい場合の対策もあります。ジグヘッドの重量を上げることで、ある程度風の影響を軽減できます。通常1gを使用している状況で、1.5〜2gに変更することで、風速5m/s程度までは対応可能になります。

また、ロッドワークによる対策も有効です。風下側にロッドティップを下げ、できるだけラインを水面に這わせるようにすることで、風の影響を最小限に抑えられます。

それでも、風が強い日にアジングを楽しむなら、エステルラインの準備は必須といえるでしょう。特に初心者の方は、風によるストレスを軽減するためにも、エステルラインを一つは用意しておくことをおすすめします。

まとめ:アジングはPEとエステルの使い分けで釣果アップ

まとめ:アジングはPEとエステルの使い分けで釣果アップ

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. アジングのライン選択は釣り場の状況によって決まる
  2. PEラインは0.2〜0.4号、エステルラインは0.2〜0.3号が基本
  3. 強度重視ならPEライン、操作性重視ならエステルライン
  4. 初心者にはPE0.3号からのスタートが最適
  5. 漁港内の軽量ジグ単にはエステルラインが有利
  6. 沖堤防や深場ではPEラインの強度が必要
  7. 高比重PEは両者の良いところを併せ持つ選択肢
  8. ドラグ設定はラインの種類に応じて調整が必須
  9. リーダーは状況に応じて20cm〜1mで調整
  10. 風速3m/s以上ならエステルラインが圧倒的に使いやすい
  11. 感度はラインメンディング次第でPEでも高められる
  12. 外道が多い場所ではPEラインの強度が安心
  13. 両方のラインを準備して使い分けることが理想的

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

アジングのメインラインをPEにするかエステルにするかとても悩ん… – Yahoo!知恵袋 エステルラインとPEラインでのアジング – 株式会社バリバス 今さら聞けないアジングのキホン:エステルライン PEとの使い分けは? | TSURINEWS 【アジング】高比重PEラインとエステルラインの飛距離とフォールスピードをアナログ方式で数値化して比較してみた。|okada_tsuri PEやフロロとエステルの違いは?アジングを深める釣り糸の話|Honda釣り倶楽部|Honda公式サイト ジグ単はエステルとPEを使い分けるべし!YOSHIKI流ラインセレクト術 | TSURI HACK 【アジング】ラインの太さ(号数)を考えてみる | リグデザイン ナイロン? フロロ? エステル? アジングに適したラインとは|ソルトルアーの基礎知識|釣り入門ガイド|釣具の総合メーカー デュエル アジングでエステルラインを推す理由 – pencil59’s blog アジング PEラインとエステルライン比較してみた

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