アジングもエギングも楽しみたいけど、それぞれに専用タックルを揃えるのは予算的にも持ち運びの面でも大変ですよね。実は、適切なロッドやリールを選べば、1本のタックルで両方の釣りを十分に楽しむことができるんです。
この記事では、インターネット上に散らばるアジングとエギングの兼用に関する情報を収集・分析し、どんなタックルが最適なのか、選び方のポイントは何か、そして兼用する際の注意点まで、網羅的に解説していきます。コストを抑えつつも釣果を上げられる、賢いタックル選びの参考にしてください。
この記事のポイント |
---|
✓ アジングとエギングは条件を満たせば1本のロッドで兼用可能 |
✓ 兼用に最適なロッドスペックは7~8フィート台でUL~Lクラス |
✓ リールは2000~2500番のスピニングリールが使いやすい |
✓ PEライン0.3~0.6号が両方の釣りに対応できる万能ライン |
アジングとエギングの兼用における基本知識と可能性
- アジングとエギングの兼用は可能だが条件がある
- アジングロッドとエギングロッドの根本的な違いとは
- 兼用タックルのメリットは経済性と携帯性の向上
- 兼用タックルのデメリットは専用機に比べた性能の妥協
- ライトエギングなら兼用の相性が特に良い
- メバリングも含めた3種兼用も視野に入る
アジングとエギングの兼用は可能だが条件がある
結論から言えば、アジングとエギングの兼用は十分に可能です。ただし、どちらの釣りを重視するかによって選ぶべきタックルが変わってきます。
多くの釣り人が気になるこの問題について、実際に兼用している方々の情報を集めてみると、「可能だが快適性には限界がある」というのが共通した見解です。専用タックルと比較すると、どうしても操作性や感度の面で劣る部分が出てきますが、釣り自体は十分に成立します。
兼用が可能な理由は、両者が似たフィールドで楽しめる釣りだからです。港湾部や防波堤、地磯など、釣り場が重なることが多いため、1本のロッドで両方を楽しめれば効率的なのは間違いありません。
ただし、無理な兼用はロッドの破損リスクを高めます。特にアジング用の繊細なロッドでエギングの激しいシャクリを行うと、想定外の負荷がかかり破損する可能性があります。兼用する際は、ロッドのルアーウェイト範囲を必ず確認し、その範囲内でエギのサイズを選択することが重要です。
エギングとアジングはリールを兼用で使うことができ、より気軽に楽しむことが可能です。一定の条件はあるのでそれを満たしながら、お気に入りのリールでどちらの釣りも楽しんでみてくださいね。
アジングロッドとエギングロッドの根本的な違いとは
アジングロッドとエギングロッドの最大の違いは長さと硬さにあります。この違いを理解しておくことが、兼用タックルを選ぶ上での第一歩となります。
📊 アジングロッドとエギングロッドの比較表
項目 | アジングロッド | エギングロッド |
---|---|---|
長さ | 5~8フィート | 7~9フィート |
硬さ | UL~ML | L~MH |
適合ルアー重量 | 0.5~7g | 2.5号(10g)~4.0号(25g) |
用途 | 小型魚の繊細な釣り | イカの活発な誘い |
ティップ | 非常に柔らかい | やや張りがある |
バットパワー | 弱い~中程度 | 中程度~強い |
アジングロッドは、0.5~7g程度の軽量ルアーを繊細に操作することに特化しています。5~6フィート台が主流で、ティップが非常に柔らかく、アジの微細なアタリを感知できる高感度設計です。
一方、エギングロッドは2.5~4.0号(約10~25g)のエギを激しくシャクる動作に耐えられるよう設計されています。8.6フィート前後が標準的で、ハリのあるブランクスがエギに明確なアクションを与えられる構造です。
アジングロッドの主軸はジグ単で3g上限とか5g上限とかって竿で、エギングロッドは5〜35gの竿なんで、間とって2〜20gだとアジングもエギングもやりにくいってなります。
この違いから、兼用する場合は中間的なスペックを持つロッドを選ぶ必要があることがわかります。
兼用タックルのメリットは経済性と携帯性の向上
アジングとエギングを兼用タックルで楽しむことには、いくつかの明確なメリットがあります。
✅ 兼用タックルの主なメリット
- 🎣 初期投資を大幅に削減できる(ロッド・リール代が1セット分で済む)
- 💼 持ち運ぶ荷物が減り機動力が上がる
- 🎯 1本で複数の釣りに対応できる汎用性
- 🔄 状況に応じて釣り方を柔軟に切り替えられる
特に経済的メリットは大きいでしょう。専用タックルをそれぞれ揃えると、エントリーモデルでもロッドとリールで2~3万円×2セット=4~6万円かかります。兼用タックルなら半分の予算で済むため、初心者の方や予算を抑えたい方には魅力的です。
また、アタリの取りやすさという意外なメリットもあります。アジング寄りの高感度なロッドを使えば、イカの微妙なアタリも明確に感じ取れるため、釣果が向上する可能性があります。
メリット1:アタリが取りやすく釣りやすい。アジングロッドは潮の微妙な変化やアジの微かなアタリも捉えられるほど繊細です。イカのアタリもバッチリ分かるので釣果が上がるのは間違いありません。
さらに、秋の小型イカを狙うライトエギングであれば、アジングロッドの柔らかさが逆にメリットとなり、200~400g程度の小さなイカでも十分な引きを楽しめます。
兼用タックルのデメリットは専用機に比べた性能の妥協
メリットがある一方で、兼用タックルには避けられないデメリットも存在します。購入前にこれらを理解しておくことが重要です。
❌ 兼用タックルの主なデメリット
- 📉 専用ロッドに比べて操作性が落ちる
- ⚠️ ロッド破損のリスクが高まる
- 🎣 ラインブレイクの可能性が増加
- 💪 アピール力が弱くなりがち
最も注意すべきはロッド破損のリスクです。アジングロッドは軽量ルアーを扱うために設計されており、想定外の重いエギを使ったり、激しくシャクったりすると破損する可能性があります。
破損につながるリスクはあるということは理解しておきましょう。リスクを承知してあくまでも自己責任で楽しんでね。
また、操作性の低下も無視できません。エギングロッドと比較すると、アジングロッドは長さが短くパワーが弱いため、エギを大きくアクションさせたり、遠投したりすることが難しくなります。逆にエギングロッドでアジングをする場合は、繊細なジグヘッドの操作が難しく感じるでしょう。
📊 兼用時の制限事項比較表
使用ロッド | 制限される釣り方 | 対応できる範囲 |
---|---|---|
アジングロッド | 大型エギのシャクリ、遠投 | 1.5~2.5号のライトエギング |
エギングロッド | 軽量ジグヘッド、繊細なアクション | 3g以上のフロートリグやプラグ |
ライトエギングなら兼用の相性が特に良い
ライトエギングは、アジングタックルとの相性が非常に良い釣り方です。秋の新子イカやヒイカ、ツツイカ類を狙うこのスタイルなら、兼用のデメリットがほとんど気になりません。
ライトエギングで使用するエギは主に1.5~2.5号のサイズで、重量にすると約4~10g程度です。これはアジングロッドのルアーウェイト範囲(0.5~12g程度)とよく一致するため、無理なく操作できます。
🎯 ライトエギングに適したタックル条件
- ロッド長:6~7フィート台
- 硬さ:UL~L(ウルトラライト~ライト)
- 適合ルアー重量:~12g程度
- エギサイズ:1.5~2.5号
ライトエギングに最適なアジングロッドを選ぶ際は、数点のキーポイントを押さえる必要があります。ロッドの長さは、6~7フィートが扱いやすく、特にショアからのキャスティングに適しています。
特に秋のシーズン(9~11月頃)は、200~400g程度の小型イカが接岸してくるため、アジングロッドの柔軟性が逆にメリットとなり、小さなイカでも十分な引きを楽しめるでしょう。
メバリングも含めた3種兼用も視野に入る
アジングとエギングの兼用を考えるなら、メバリングも同時に楽しめるタックルを選ぶという選択肢もあります。3種類の釣りを1本でカバーできれば、さらにコストパフォーマンスが高まります。
メバリングもアジングと同様に軽量ルアーを使用する釣りで、5~8フィートのロッドで楽しめます。使用するルアーウェイトも0.5~10g程度と、アジングとほぼ重なります。
📋 3種兼用タックルの条件
釣種 | 対応可能なロッドスペック |
---|---|
アジング | 6~8フィート、UL~L、0.5~12g |
メバリング | 6~8フィート、UL~ML、0.5~10g |
ライトエギング | 7~8フィート、L~ML、5~15g |
これらの共通点から、7~8フィート台、L~MLクラスのロッドを選べば、3種類の釣りを兼用できる可能性が高いと言えます。
ただし、メバリングにおいてはティップの種類が重要になります。チューブラティップは張りがあり感度が高い一方、ソリッドティップは柔軟で食い込みが良いという特徴があります。兼用を考えるなら、汎用性の高いチューブラティップを選ぶのが無難でしょう。
アジングとエギング兼用タックルの賢い選び方と実践テクニック
- 兼用ロッドを選ぶ際は7~8フィート台でL~MLが最適
- リールは2000~2500番のスピニングリールを選ぶべき理由
- ラインはPE0.3~0.6号が兼用に最も適している
- エギのサイズ選択がロッド破損を防ぐ最大のポイント
- フロートリグを使えばアジングロッドでも快適なエギングが可能
- スナップ交換で素早く釣り方を切り替える工夫
- ドラグ調整が兼用タックルでのファイトの鍵
- 高価なタックルより中価格帯で揃えるのがコスパ良好
- エギング重視なら短めのエギングロッドを選ぶのもあり
- アジング重視なら長めのアジングロッドを選ぶべき
- 実釣時のアクション方法は専用タックルより優しく
- 大型イカや大型アジが掛かった場合の対処法
- まとめ:アジングとエギングの兼用で釣りの幅を広げよう
兼用ロッドを選ぶ際は7~8フィート台でL~MLが最適
兼用ロッドを選ぶ際の最も重要なポイントは長さと硬さです。両方の釣りで快適に使えるスペックを見極める必要があります。
推奨されるロッドスペックは以下の通りです:
🎣 兼用ロッドの理想的なスペック
- 長さ:7~8フィート(約2.1~2.4m)
- 硬さ:L~ML(ライト~ミディアムライト)
- ルアーウェイト:1.5~15g程度
- ティップ:チューブラティップ推奨
- アクション:ファースト~ミディアムファースト
長さについては、7フィート台と8フィート台のどちらを選ぶかで用途が変わってきます。7フィート台はアジング寄り、8フィート台はエギング寄りと考えると良いでしょう。
📊 ロッド長による使用感の違い
ロッド長 | 向いている釣り | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
6~7フィート | アジング重視 | 繊細な操作、高感度 | 飛距離が出にくい |
7~8フィート | バランス型 | 両方に対応、汎用性高 | 中途半端になりがち |
8~9フィート | エギング重視 | 遠投可能、大型対応 | アジング時の操作性低下 |
硬さについては、Lクラス(ライト)がベストバランスと言えます。ULでは大きなエギを扱うには柔らかすぎ、Mでは繊細なジグヘッドの操作が難しくなります。
メバリングとエギングを兼用する場合には7フィートもしくは8フィートのロッドを選ぶのがおすすめです。この長さのロッドはエギング・メバリングどちらにも用意されており、自分がどちらの釣りを重視したいのかによって選んでみてください。
実際の製品例としては、ダイワのエメラルダスMX 79L-S・EやシマノのセフィアBB S86Lなどが兼用に適したスペックとして挙げられています。
リールは2000~2500番のスピニングリールを選ぶべき理由
リール選びも兼用タックルにおいては重要な要素です。2000~2500番のスピニングリールが、アジングとエギングの両方に対応できる最適なサイズとなります。
🎣 番手別の特徴比較
リール番手 | 向いている釣り | 巻取り量 | 重量 | 推奨度 |
---|---|---|---|---|
1000~2000番 | アジング特化 | PE0.3号 150m程度 | 180g前後 | △ |
2000~2500番 | 兼用に最適 | PE0.6号 150m程度 | 200g前後 | ◎ |
3000番 | エギング特化 | PE0.8号 200m程度 | 250g前後 | △ |
2000番台を選ぶ理由は以下の通りです:
✅ 2000~2500番リールの利点
- 📏 PE0.3~0.6号を十分な長さ巻ける
- ⚖️ 軽量で長時間の釣りでも疲れにくい
- 💰 価格帯が手頃なモデルが多い
- 🔄 アジングの繊細な操作もエギングのパワーファイトも対応可能
特に**2500番のS(シャロースプール)**がおすすめです。シャロースプールは溝が浅く設計されているため、細いラインでも適切な巻き量を確保でき、糸ヨレも軽減されます。
アジングとエギングを兼用する場合、番手が一つの悩みどころになります。アジングの場合、細いラインを使用するので、番手としては500~1000番で軽さを重視する場合もあります。しかしエギングではラインキャパシティが足りないため、最低でも2000番がおすすめです。
ギア比についても考慮が必要です。ハイギア(HG)やエクストラハイギア(XHG)は巻き取り速度が速く、エギの回収や根からの引き離しに有利です。アジングでも糸フケの回収が素早くできるため、兼用にはHG以上が適しているでしょう。
おすすめモデルとしては:
- シマノ 20ヴァンフォード 2500SHG
- ダイワ 23カルディア LT2500S-XH
- シマノ 22サハラ 2500SHG
これらは兼用に必要な性能を備えつつ、価格も1~2万円台と手頃です。
ラインはPE0.3~0.6号が兼用に最も適している
ラインシステムは釣果を左右する重要な要素であり、PEライン0.3~0.6号が兼用タックルに最も適しています。
📊 号数別の用途と特徴
PE号数 | 推奨釣種 | 強度(lb) | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
0.2~0.3号 | アジング専用 | 3~6lb | 超高感度、軽量 | 強度不足でエギング厳しい |
0.3~0.4号 | アジング重視の兼用 | 6~8lb | 感度良好、軽量エギ対応 | 大型イカには不安 |
0.4~0.6号 | バランス兼用 | 8~12lb | 両方に対応、汎用性高 | アジングには若干太い |
0.6~0.8号 | エギング重視 | 12~16lb | 大型対応、遠投可能 | アジングには太すぎる |
0.3~0.4号を推奨する理由は、アジングの繊細さとエギングに必要な強度のバランスが取れているからです。ただし、どちらを重視するかで選ぶ号数を調整すべきでしょう。
🎯 使用場面による号数選択ガイド
- アジング6:エギング4 → PE0.3号
- アジング5:エギング5 → PE0.4号
- アジング4:エギング6 → PE0.5~0.6号
PEラインの具体的な製品としては、以下がおすすめされています:
DUEL(デュエル)PEライン0.3号 アーマード F+ Pro アジ・メバル150M。このラインは、エギングに求められる優れた耐久性と感度を提供し、細糸でありながら信頼性の高いパフォーマンスを実現します。
✅ 兼用におすすめのPEライン
- デュエル アーマードF+ Pro 0.3~0.4号
- よつあみ エックスブレイド オードラゴンX4 0.4~0.6号
- シマノ ピットブル4 0.4~0.6号
リーダーについては、**フロロカーボン2.5~4号(10~16lb)**を1~1.5mほど接続します。エギングでの根ズレ対策とアジングでの食い込み向上を両立できる太さです。
エギのサイズ選択がロッド破損を防ぐ最大のポイント
兼用タックルで最も注意すべきはエギのサイズ選択です。ロッドの適合ルアーウェイトを超えるエギを使用すると、破損のリスクが高まります。
🎣 ルアーウェイト別推奨エギサイズ
ロッドの適合ルアーウェイト | 推奨エギサイズ | エギ重量目安 | 対応イカ |
---|---|---|---|
~7g | 1.5号まで | 4g前後 | ヒイカ、新子 |
~10g | 1.5~2号 | 4~6g | 秋イカ、ヤリイカ |
~12g | 2~2.5号 | 6~10g | 小型アオリイカ |
~15g | 2.5~3号 | 10~15g | 中型アオリイカ |
エギのサイズと重量の関係を理解しておくことが重要です:
- 1.5号 ≒ 4g前後
- 2号 ≒ 6g前後
- 2.5号 ≒ 10g前後
- 3号 ≒ 15g前後
- 3.5号 ≒ 20g前後
ルアーキャパ2g前後:エギ1.5号、ルアーキャパ7g前後:エギ1,5号〜2号、ルアーキャパ12g前後:エギ2号〜2.5号。自分のアジングロッドの扱える重量を確認して無理のない範囲にしよう。
⚠️ エギ選択時の注意点
- ロッドの最大適合ルアーウェイトの80%程度を上限とする
- キャスト時は投げる動作を緩やかに行う
- シャクリは小刻みで優しく行う
- 無理な遠投は避ける
アジングロッドでエギングをする場合、専用ロッドのような激しいシャクリは厳禁です。ロッド先端で軽く弾くようなイメージで、小さなアクションを心がけましょう。
フロートリグを使えばアジングロッドでも快適なエギングが可能
アジングロッドでエギングの飛距離や深場攻略が難しい場合、フロートリグを使用するという選択肢があります。
フロートリグとは、ジグヘッドやエギの上部に飛ばしウキ(フロート)を取り付ける仕掛けです。これにより、軽量なルアーでも遠投が可能になり、表層から中層を効率的に探れます。
🎣 フロートリグのメリット
- 🚀 軽量ルアー・小型エギでも遠投可能
- 🎯 一定層をキープしやすい
- 🐟 広範囲をサーチできる
- 💡 アジングロッドの強度範囲内で使用可能
フロートリグを使用したエギング方法は、遠投性能を高め、広範囲を探るのに適した釣り方です。この方法では、フロートをエギの上に取り付けてキャストします。
おすすめのフロートはアルカジック シャローフリークです。残浮力が0.3~0.8gに設定されており、ジグヘッドやエギの重量に応じてゆっくり沈んでいくため、様々な深さを探ることができます。
📋 フロートリグのセッティング例
- メインライン(PE0.3~0.4号)
- フロート(10~15g)
- リーダー(フロロ2.5~3号、1~1.5m)
- エギ(1.5~2号)またはジグヘッド
この仕掛けなら、ロッドに過度な負担をかけることなく、エギングの飛距離と探れる範囲を大幅に広げられます。
スナップ交換で素早く釣り方を切り替える工夫
アジングとエギングを同じ釣行で楽しむ場合、スナップを使った素早い仕掛け交換が釣果を左右します。
イカの回遊もアジの時合いも一瞬です。仕掛けの付け替えに時間をかけていては、貴重なチャンスを逃してしまいます。
🔄 効率的な仕掛け交換システム
- メインライン先端に良質なスナップを装着
- アジング用ジグヘッド・エギを予め複数用意
- スナップワンタッチで交換できる状態にしておく
- ルアーケースを整理整頓しておく
エギングついでに使うには実際に根掛かりも少なく、大型な根魚相手でも鋭いオフセットフック+頑丈なスプリットリングで不安は全くなし。
スナップ選びも重要です。小型すぎると強度不足、大型すぎるとルアーの動きを阻害します。**#00~#0サイズ(耐荷重8~15kg程度)**が兼用タックルには適しているでしょう。
おすすめのスナップ:
- カルティバ スナップ 徳用 #00
- オーナー Pスナップ #0
- NT スイベル スナップ付 #0
事前準備として、ルアーケースの整理も大切です。アジング用とエギング用で区画を分け、すぐに取り出せるようにしておきましょう。
ドラグ調整が兼用タックルでのファイトの鍵
兼用タックルでは、特にドラグ調整が重要になります。細いラインと柔らかいロッドを使用するため、適切なドラグ設定がないとラインブレイクやバラシの原因となります。
🎯 基本的なドラグ設定の目安
使用ライン | 推奨ドラグ力 | 設定方法 |
---|---|---|
PE0.3号 | 0.5~0.8kg | ラインの25~30% |
PE0.4号 | 0.8~1.2kg | ラインの25~30% |
PE0.5号 | 1.0~1.5kg | ラインの25~30% |
ドラグは**ラインの強度の25~30%**に設定するのが基本です。PE0.4号(8lb≒3.6kg)なら、0.9~1.0kg程度が適切でしょう。
アジングとエギングで理想的なドラグ力は若干異なります:
- アジング:やや緩め(ラインの20~25%)→口切れ防止
- エギング:やや強め(ラインの25~30%)→フッキング力向上
そのため、釣りを切り替える際にドラグを微調整することをおすすめします。ただし、釣行中に何度も調整するのは面倒なので、折衷案として0.8~1.0kg程度に設定しておくのが実用的です。
⚠️ ドラグ設定の注意点
- 出発前に必ず動作確認する
- スプールの回転が滑らかか確認
- 異音がしないかチェック
- 定期的なメンテナンスを忘れずに
大型の魚が掛かった場合は、ドラグを活かしたやり取りが必須です。無理に巻き上げず、ドラグを出させながら魚を疲れさせることで、細いラインでも取り込める可能性が高まります。
高価なタックルより中価格帯で揃えるのがコスパ良好
兼用タックルを選ぶ際、ハイエンドモデルより中価格帯(1~2万円台)で揃えることをおすすめします。
その理由は以下の通りです:
💰 中価格帯を推奨する理由
- 🎣 どちらかに特化したくなった時に買い替えやすい
- 💸 初期投資を抑えられる
- 🔧 最新技術は搭載されているモデルが多い
- 📊 価格対性能比が最も高い価格帯
今後買い足すことも見越して、最初は価格を抑えて購入するのもおすすめです。買い換えた後に無駄にならないよう、あまり汎用性だけに囚われず、アジングかエギングどちらかには納得できるリールを選んでおくといいでしょう。
📊 価格帯別の特徴比較
価格帯 | ロッド例 | リール例 | 特徴 |
---|---|---|---|
エントリー(5千~1万円) | ルアーマチック、ソルパラ | サハラ、レガリス | 初心者向き、基本性能 |
ミドル(1~2万円) | エメラルダスMX、セフィアBB | カルディア、アルテグラ | 最もコスパ良好 |
ハイエンド(3万円~) | エメラルダスAIR、セフィアXR | ヴァンフォード、イグジスト | 性能最高峰だが高価 |
兼用タックルとしてのおすすめは:
- ロッド:1~2万円台(エメラルダスMX、セフィアBB等)
- リール:1~2万円台(カルディア、アルテグラ等)
- 合計:2~4万円程度
この価格帯なら、後から専用タックルを追加購入しても経済的負担が少なく、セカンドタックルとしても活用できます。
エギング重視なら短めのエギングロッドを選ぶのもあり
もしエギングの頻度が高く、エギング6:アジング4程度の割合なら、短めのエギングロッドを選ぶという選択肢もあります。
通常のエギングロッドは8.6フィート前後が主流ですが、7~8フィート台の短めモデルを選べば、アジングにも対応しやすくなります。
🎣 エギング寄り兼用ロッドの条件
- 長さ:7.6~8.3フィート
- 硬さ:L~ML
- 適合エギサイズ:1.8~3.5号程度
- 適合ルアーウェイト:5~15g程度
おすすめモデル:
- ダイワ エメラルダスMX 79L-S・E(7.9フィート、L)
- シマノ セフィアBB S86L(8.6フィート、L)
- メジャークラフト ファーストキャスト 832EL(8.3フィート、EL)
79L-S・Eは7フィート台後半とメバリングとエギングどちらでも使いやすい長さであり、Lクラスの硬さも兼用するには最適です。
このタイプのロッドなら、エギングでは3号前後のエギを快適に操作でき、アジングでは3~5g程度のフロートリグやプラグも扱えます。ただし、1g以下の軽量ジグヘッドは操作が難しいため、アジングではフロートリグやメタルジグ中心の釣りになるでしょう。
アジング重視なら長めのアジングロッドを選ぶべき
逆に、アジング6:エギング4程度でアジングの頻度が高いなら、長めのアジングロッドを選ぶのが賢明です。
一般的なアジングロッドは5~6フィート台が多いですが、7~8フィート台の長めモデルを選べば、ライトエギングにも対応できます。
🎣 アジング寄り兼用ロッドの条件
- 長さ:7~8フィート
- 硬さ:L~M
- 適合ルアーウェイト:0.5~12g程度
- 適合エギサイズ:1.5~2.5号程度
おすすめモデル:
- シマノ ソアレTT 74L-S(7.4フィート、L、0.5~12g)
- ダイワ 月下美人AIR AGS A68L-T(6.8フィート、L、0.5~8g)
- ダイワ 月下美人メバル 83M-T・N(8.3フィート、M、MLより強め)
自重69gと軽く7フィート4インチという長さは遠投もできどんなフィールドにも合わせやすいです。適合ウエイトも0.5g〜12gと幅広くアジングシーンでの活躍だけでなく秋イカシーズンのライトエギングもバッチリハマるスペックです。
このタイプのロッドなら、アジングでは0.5~3g程度の軽量ジグヘッドを快適に操作でき、エギングでは1.5~2.5号の小型エギでライトエギングが楽しめます。ただし、3号以上の大型エギは扱えないため、秋の新子イカやヒイカ、ヤリイカ狙いに限定されます。
実釣時のアクション方法は専用タックルより優しく
兼用タックルで実釣する際は、専用タックルよりも優しいアクションを心がける必要があります。
特にアジングロッドでエギングをする場合、激しいシャクリはロッド破損のリスクがあるため注意が必要です。
🎣 アジングロッドでのエギングアクション
- ロッド先端で軽く弾くイメージ
- 大きくあおらず、小刻みに動かす
- フォール時間を長めに取る
- 巻きの釣りを多用する
アジングロッドでのアプローチはあくまでもソフトに!です。竿先で軽くエギを弾くようなイメージです。アジングロッドでのエギングは専用のロッドと異なり激しいしゃくりは厳禁。ロッド破損の原因となってしまいます。
逆に、エギングロッドでアジングをする場合は以下に注意:
🐟 エギングロッドでのアジングアクション
- 軽いジグヘッドは扱いにくいのでフロートリグやプラグを多用
- 繊細なアタリは取りにくいので、プラグで食わせる
- 3g以上の重めのジグヘッドを使う
- スローなリトリーブを基本とする
どちらの場合も、無理なアクションは避けることが長くタックルを使い続けるコツです。
大型イカや大型アジが掛かった場合の対処法
兼用タックルは専用タックルより弱いため、大型の魚が掛かった場合の対処を知っておく必要があります。
🎣 大物ヒット時の基本対応
- ドラグを活かす:無理に巻かず、ドラグを出させる
- ロッドを立てすぎない:45~60度程度に保つ
- ポンピングは控えめに:ロッドへの負荷を最小限に
- 時間をかける:急がず、魚を疲れさせる
- 最後は慎重に:タモ網の使用を推奨
特に重要なのはドラグの活用です。ドラグが正しく機能していれば、PE0.3号でも1kgオーバーのイカや30cmオーバーのアジを取り込むことは十分可能です。
⚠️ やってはいけないNG行動
- ✗ ロッドを90度以上立てる
- ✗ 強引にゴリ巻きする
- ✗ ラインを手で引っ張る
- ✗ ロッドを曲げすぎる
実際、適切な対応をすれば驚くほど大きな魚も取り込めます。ある釣り人の体験では、最弱レベルのアジングタックル(宵姫天48AL、PE0.25号)で200~400gのアオリイカやヤリイカを釣り上げたという報告もあります。
大切なのは、タックルの限界を理解し、その範囲内で楽しむことです。無理をすればロッドやラインのトラブルにつながりますが、適切に使えば想像以上の魚を獲ることができるでしょう。
まとめ:アジングとエギングの兼用で釣りの幅を広げよう
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジングとエギングの兼用は適切なタックル選びで十分可能である
- 兼用ロッドは7~8フィート台、L~MLクラスが最も汎用性が高い
- リールは2000~2500番のスピニングリールを選ぶべきである
- ラインはPE0.3~0.6号が兼用に最適な太さとなる
- エギのサイズはロッドの適合ルアーウェイト範囲内で選ぶことが必須
- アジングロッドでのエギングは優しいアクションが破損防止の鍵
- フロートリグを活用すれば飛距離と探れる範囲が広がる
- ドラグ調整を適切に行えば細いラインでも大物に対応できる
- 中価格帯(1~2万円台)のタックルが最もコストパフォーマンスが良い
- エギング重視なら短めのエギングロッド、アジング重視なら長めのアジングロッドを選ぶ
- ライトエギング(1.5~2.5号)なら兼用タックルとの相性が特に良い
- メバリングも含めた3種兼用も選択肢として検討する価値がある
- スナップ交換を活用すれば素早く釣り方を切り替えられる
- 兼用タックルは専用機に劣るが初期投資を抑え複数の釣りを楽しめる
- 無理な使用はロッド破損につながるため適合範囲内で使用することが重要
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- エギングとアジングを両方一本で兼用できるロッドを探しています – Yahoo!知恵袋
- エギングロッドでアジングはできる?必要なスペックとおすすめの商品を解説-釣猿
- エギングロッドでアジングはできるのか解説!おすすめの兼用ロッドも紹介 – 釣りメディアGyoGyo
- アジングロッドでエギングを楽しむ方法とおすすめロッド|釣りGOOD
- アジングとエギングでリールは兼用できる?条件やおすすめを紹介!
- アジングロッドでエギング!成功するための秘訣と注意点 – プラウドプレゼンター
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