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アジングのPEノットで絶対に失敗しない結び方!初心者でも10秒でマスターできる最強テクニック

アジングのPEノットで絶対に失敗しない結び方!初心者でも10秒でマスターできる最強テクニック
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アジングでPEラインとリーダーを結ぶノットは、釣果を左右する重要な技術です。暗い夜間の釣り場で細いラインを結ぶのは難しく、「うまく結べない」「すぐに切れてしまう」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

インターネット上にはFGノットやトリプルエイトノット、電車結びなど様々なノットの情報が溢れていますが、実際にどれが最適なのか迷ってしまいますよね。この記事では、各種ノットの特徴や強度テスト結果、具体的な結び方のコツまで、アジングに最適なPEノットの情報を網羅的にお届けします。

この記事のポイント
✓ トリプルエイトノットが初心者に最適で10秒で結べる理由
✓ FGノットや電車結びなど各ノットの強度比較データ
✓ 暗闇でも失敗しない結び方の具体的なコツ
✓ エステルラインとPEラインでの使い分け方法

アジングで使うPEノットの基本と選び方のポイント

  1. トリプルエイトノットが初心者に最適な理由
  2. FGノットは強度重視の上級者向け
  3. 電車結びとサージェンスノットの実力
  4. 各ノットの強度比較テスト結果
  5. エステルラインとPEラインでノットを使い分ける必要性
  6. ノットアシストなどの補助道具の活用法

トリプルエイトノットが初心者に最適な理由

トリプルエイトノットが初心者に最適な理由

トリプルエイトノットは、アジングで最も人気のある結び方で、初心者でも簡単に習得できる優れたノットです。 その最大の特徴は、わずか3回ひねって輪に通すだけという驚くほどシンプルな構造にあります。

このノットが多くのアジンガーに支持されている理由は、結束スピードの速さにあります。慣れれば10秒程度で完成するため、夜間の釣り場でライントラブルが起きても素早く対処できるのです。

リーダーと本線を20cmほどの長さで束ねて持つ 2本束ねたまま輪を作る 輪のかたちが崩れないように一方の指で軽くつまんで押さえながら、輪にもう一方の指を入れて3~4回ねじる 指を抜いてできた輪にリーダーと本線の端を通す 両端を引いて締め込んでいく。その際、唾などで湿らせてから締め込むといい

出典:釣りの基礎知識(最初に覚えるのは糸の結び方)|DAIWA 初心者のための釣り入門

アジングでは0.2~0.4号程度の極細PEラインを使用することが多く、こうした細いラインでも比較的結びやすいのがトリプルエイトノットの強みです。結び目が比較的コンパクトにまとまるため、キャスト時にガイドに引っかかりにくいというメリットもあります。

ただし、このノットにも弱点はあります。太いラインには向いておらず、フロロ12lb(3号)やナイロン3号程度が使用の限界とされています。そのため、チニングやシーバスなど太めのラインを使う釣りには不向きかもしれません。


FGノットは強度重視の上級者向け

FGノットは強度重視の上級者向け

FGノットは、PEラインの結束方法として最も高い強度を誇るノットですが、アジングでは必ずしも最適とは言えません。 多くのルアーゲームで標準的に使われているFGノットですが、アジングという釣りの特性を考えると、少し事情が異なるのです。

アジングで細いライン(PEやエステル)を使う場合、そもそもラインそのものの強度が低いため、結束強度よりもラインの直線強度が先に限界を迎えることが多いのです。つまり、高強度なFGノットを組んでも、その前にライン本体が切れてしまうという状況が発生します。

アジングの場合は、そもそもそんなに結束強度を求められることが多くありません。 トリプルエイトノットが抜けるくらい引っ張られるなら、その前に大抵ラインが切れるからです。 エステルはもちろん、PEでも細いものを使いますからね。

出典:【必須級?】FGノットの結び方とアジングにおける利点 ノットアシスト2.0のすすめ

しかし、FGノットにもメリットがあります。それはガイド抜けの良さです。結び目が非常に小さくまとまるため、長めのリーダーを使う際にキャスト時のガイド抜けがスムーズになり、飛距離のロスや穂先絡みのトラブルを減らせます。

📊 FGノットのメリット・デメリット比較表

項目評価詳細
結束強度⭐⭐⭐⭐⭐PEノット中最高クラス
結びやすさ⭐⭐複雑で習得に時間がかかる
作業時間⭐⭐釣り場では5分以上かかることも
ガイド抜け⭐⭐⭐⭐⭐結び目が小さく非常に良好
アジング適性⭐⭐⭐状況次第で使い分けが必要

ノットアシスト2.0などの専用道具を使えば、不器用な人でもFGノットを組むことは可能です。ただし、アジングでは暗い場所や風の強い状況で作業することが多いため、現実的には釣り場で組むのは難しいかもしれません。自宅で事前にリーダーを結んでおくという選択肢も検討する価値があるでしょう。


電車結びとサージェンスノットの実力

電車結びとサージェンスノットの実力

電車結びは万能性の高いノットで、アジングのエステルラインでも優れた強度を発揮します。 2つのユニノットを組み合わせた構造で、太さの異なるライン同士でも確実に結束できる特徴があります。

興味深いのは、PEラインとエステルラインで電車結びの性能が異なる点です。細PEラインでは結び目をスライドさせる際にダメージが発生し強度が落ちることがありますが、エステルラインではそのようなダメージが見られず、90%近い結束強度を記録したというテスト結果があります。

一方、サージェンスノット(クアドラプル・サージェンスノット)は、4回以上輪に通すことで高い強度を得られる結び方です。トリプルエイトノットの派生版とも言える構造ですが、より多く輪に通すことで結束力が向上します。

私はエステルやPE、フロロカーボン(最近は使わなくなりました)のラインにショックリーダーを結ぶとき、4回以上輪っかに通す「サージェンスノット」、「クアドラプル・サージェンスノット」とでも言うんでしょうか、を使います。別に理由は無いです。簡単で必要十分、大きなアジでも十分な結束強度を感じるからです。

出典:アジング備忘録 ⑤ ショックリーダーとノット

これらのノットの共通点は、シンプルな構造で覚えやすく、暗い場所でも比較的結びやすいという点です。FGノットのように複雑な編み込み作業が不要なため、釣り場での作業性に優れています。

🎣 各ノットの作業性比較

  • トリプルエイトノット:3回ひねる → 通す(最速10秒)
  • 電車結び:ユニノット2回(約30秒)
  • サージェンスノット:4~5回通す(約20秒)
  • FGノット:編み込み+ハーフヒッチ(3~5分)

ただし、どのノットを選ぶかは個人の好みや使用環境によります。例えば冬場の指がかじかむ状況では、より簡単なトリプルエイトノットが有利ですし、長時間釣りをする際は事前に自宅でFGノットを組んでおくという選択もあるでしょう。


各ノットの強度比較テスト結果

各ノットの強度比較テスト結果

実際の強度テストデータを見ると、アジングではシンプルなノットが高い実用性を示しています。 ある釣りメディアが実施したエステルライン0.3号を使った強度テストでは、意外な結果が明らかになりました。

📊 エステルライン強度テスト結果(直線強度0.55kg)

ノット名平均断線負荷結束強度評価
電車結び0.49kg89.5%⭐⭐⭐⭐⭐
3.5ノット0.47kg85.1%⭐⭐⭐⭐
トリプルエイトノット0.44kg80.0%⭐⭐⭐⭐
FGノット0.39kg70.9%⭐⭐⭐
SCノット0.35kg63.6%⭐⭐

激細エステルラインでは、編み込んで締めこむ摩擦系ノットは強度を落とす結果が見られました。 今回は電車結びが最高強度を見せてくれましたが、3.5ノット・トリプルエイトノットも大健闘であり、シンプルなノットが最良であると実感した強度テストとなりました。

出典:アジング最強ノット決定戦!強度と結びやすさを両立させるリーダーの結び方とは

この結果が示唆するのは、エステルやPEの極細ラインでは、複雑な編み込み作業が逆に強度を低下させるという事実です。FGノットやSCノットは太いPEラインでは抜群の強度を誇りますが、0.3号クラスの細いラインでは編み込み時やハーフヒッチの締め込みでダメージが蓄積してしまうのです。

一方で、細PEライン(0.4号など)を使った別のテストでは、トリプルエイトノットが優れたバランスを示したという報告もあります。ラインの材質や太さによって最適なノットが変わる可能性があるため、自分が使うラインで実際に試してみることが重要でしょう。

注目すべきは、80%の結束強度があれば実釣では十分という点です。アジングでは0.55kgの直線強度があれば、尺アジ(30cm級)でも問題なく取り込めます。むしろ、結束強度よりも結びやすさやスピードの方が実釣では重要かもしれません。


エステルラインとPEラインでノットを使い分ける必要性

エステルラインとPEラインでノットを使い分ける必要性

エステルラインとPEラインは材質特性が異なるため、同じノットでも使い勝手や注意点が変わってきます。 この違いを理解していないと、せっかく正しく結んだつもりでも強度が出なかったり、結束中にラインが切れてしまったりします。

エステルラインの最大の特徴は、伸びがほとんどなく硬い材質であることです。このため、締め込む際に強く引っ張りすぎると、摩擦熱や圧力でラインが切れてしまうことがあります。特にトリプルエイトノットなどシンプルなノットでは、締め込み加減が強度に直結します。

エステルラインの場合、強く締め付けると切れることがあります 別に失敗しているわけではありませんよ ここで、ちょっとしたコツや注意点があるので解説します それは、

  • ねじり回数を2回に減らす
  • 強く結束しすぎない
  • 程よく締め付ける

出典:アジング用ノットは超簡単でしかも強いトリプルエイトノットがおすすめ!

一方、PEラインは柔らかく滑りやすい材質のため、ノットが緩みやすいという特性があります。そのため、十分な締め込みが必要ですが、エステルほど神経質になる必要はありません。むしろ、PEラインでは結び目がしっかり固定されるよう、唾液などで湿らせながら丁寧に締め込むことが重要です。

🔧 ライン別ノット作業のコツ

エステルラインの場合:

  • ✓ ねじり回数を2~3回に抑える
  • ✓ 締め込みは「程よく」を意識(強すぎない)
  • ✓ 結び目を湿らせてから締める
  • ✓ 急激に引っ張らず、徐々に力を加える

PEラインの場合:

  • ✓ ねじり回数は3~4回でOK
  • ✓ しっかりと締め込む(緩まないように)
  • ✓ 結び目を十分に湿らせる
  • ✓ 両端を均等に引っ張って締める

また、使用するリーダーの太さも考慮が必要です。一般的にアジングでは、エステル0.3号にフロロリーダー0.8号(3lb)、PE0.3号にフロロリーダー1号(4lb)といった組み合わせが多いようです。メインラインとリーダーの太さの差が大きすぎると、どのノットを使っても結束強度が落ちる傾向があるため注意が必要でしょう。


ノットアシストなどの補助道具の活用法

ノットアシストなどの補助道具の活用法

ノット作業を劇的に簡単にする補助道具が各メーカーから発売されており、特に不器用な人や初心者には強い味方となります。 代表的なのが第一精工の「ノットアシスト2.0」や、ダイワの「速攻8の字結び(ルアーノッターLS)」などです。

ノットアシスト2.0は、特にFGノットを組むための道具として人気があります。この道具の最大の利点は、ラインの端糸をしっかり挟み込めるため、風に流されることがないという点です。夜間の釣り場で細いラインを扱う際、端糸を見失ってしまうトラブルがよくありますが、この道具を使えばそうした心配がありません。

ノットアシスト2.0は、第一精工が発売しているFGノットをめちゃくちゃ簡単に結んでくれる道具です。 その簡単さたるや、電動ノッターですら「え、どのスリットに入れるんだっけ? あれ? あれぇ?」ってなって使いこなせなかったタヌキですら、一発で結び方を覚えたほど。

出典:【必須級?】FGノットの結び方とアジングにおける利点 ノットアシスト2.0のすすめ

一方、トリプルエイトノット専用の道具「速攻8の字結び」は、パイプで輪をねじり、レバー操作でフックを出してラインを引っかける仕組みになっています。これにより、指でねじる作業が簡略化され、より確実に結束できるというメリットがあります。

ただし、補助道具にも欠点があります。まず追加の出費が必要ですし、釣り場に持参する荷物が増えます。また、道具に慣れるまでは逆に時間がかかることもあるでしょう。おそらく、最も効率的なのは基本的な手結びをマスターした上で、必要に応じて補助道具を使うというスタイルかもしれません。

💡 補助道具を使うべきシーン

  • 視力が弱く細いラインが見えづらい
  • 手先が不器用でノットの習得に苦労している
  • FGノットなど複雑なノットを現場で組みたい
  • 冬場で指がかじかんで細かい作業が難しい
  • 長めのリーダーを使いたいがトリプルエイトノットでは不安

結局のところ、道具はあくまで補助的なものです。最も重要なのは、自分に合ったノットを見つけ、練習して確実に結べるようになることでしょう。自宅で何度も練習し、暗闇でも手の感覚だけで結べるレベルになれば、釣り場でのトラブルも大幅に減るはずです。


アジングのPEノット実践テクニックと失敗しないコツ

ノットアシストなどの補助道具の活用法
  1. トリプルエイトノットの具体的な結び方手順
  2. ノットを結ぶ時に失敗する原因と対策
  3. 暗闇や悪天候でもスムーズに結ぶ方法
  4. 結束強度を最大限に高める締め込みのコツ
  5. リーダーの長さと太さの選び方
  6. ジグヘッドへの結び方も重要なポイント
  7. まとめ:アジングのPEノットで釣果アップを目指そう

トリプルエイトノットの具体的な結び方手順

トリプルエイトノットの具体的な結び方手順

トリプルエイトノットを確実に結ぶには、正しい手順を守り、最後の締め込みで「8の字」を作ることが最重要ポイントです。 多くの人が失敗するのは、この8の字を作らずに締め込んでしまうためです。

まず準備段階として、リーダーを40cm程度用意します。そのうち20cmをPEライン(またはエステルライン)と重ね、平行に並べます。この時、ラインを少し湿らせておくと、ズレて離れることがなく作業しやすくなります

次に、重ねたラインの中央部分で輪を作ります。輪は大きめに作るのがコツで、後ほど人差し指と親指を通すため、最低でも指2本分の大きさは必要でしょう。左手の親指と人差し指で、メインラインとリーダーの端糸をしっかりつまんで固定します。

リーダーを40㎝ほど用意し、そのうち20㎝ほどをメインライン(PEラインやエステルライン)と重ね、平行にする メインラインとリーダーの端糸を左手の指でつまみ、重なった部分で輪っかを作って右手で3回ねじる ねじった輪っかにリーダーとPEラインの端糸を通す

出典:アジング用ノットは超簡単でしかも強いトリプルエイトノットがおすすめ!

右手の人差し指を輪に通し、3回ねじります。この時、ねじった部分が崩れないよう、左手でしっかり押さえておくことが大切です。ねじり終わったら、右手の親指も輪に入れ、リーダーの本線とPEラインの端糸をつまみます。

つまんだラインを輪にくぐらせますが、ここからが最も重要な工程です。すぐに締め込むのではなく、つまんだまま輪を左にずらしていきます。ねじった部分が見えるまでずらし、さらに輪がねじった部分より左に行くまでずらすと、見事な「8の字」の形ができあがります。

📝 トリプルエイトノット成功の手順チェックリスト

  1. ✅ リーダーとPEを20cm重ねて平行に並べる
  2. ✅ 輪を大きめに作る(指2本分以上)
  3. ✅ 左手で端糸をしっかりつまんで固定
  4. ✅ 右手で3回ねじる(崩れないよう注意)
  5. ✅ リーダー本線とPE端糸を輪にくぐらせる
  6. つまんだまま輪を左にずらす(重要!)
  7. ✅ 8の字の形を確認してから手を放す
  8. ✅ 両端を均等に引っ張って締め込む
  9. ✅ 余分なラインをカットして完成

この8の字を作ることで、ラインが適切に交差し、高い結束強度が得られます。8の字を作らずに締め込むと、いびつな「だま」ができてしまい、軽く引っ張っただけで切れてしまう弱いノットになってしまいます。慣れれば本当に10秒程度で完成しますので、ぜひ何度も練習してみてください。


ノットを結ぶ時に失敗する原因と対策

ノットを結ぶ時に失敗する原因と対策

ノット作業で失敗する主な原因は、締め込みのタイミングと力加減、そして手順の省略です。 正しい手順を踏んでいるつもりでも、ちょっとした勘違いや焦りから失敗してしまうことがよくあります。

最も多い失敗パターンは、8の字を作らずに締め込んでしまうことです。トリプルエイトノットの場合、輪にラインを通した後、すぐに両端を引っ張って締めたくなりますが、これは絶対にNGです。輪を左にずらして8の字の形を作ってから締め込まないと、強度が大幅に低下します。

このまま結束すると失敗します! (中略) だま状態になっています 拡大するとこのようになっています いびつな形をしただまですね (中略) 失敗した結束は軽く引っ張っただけで簡単にライン切れを起こします

出典:アジング用ノットは超簡単でしかも強いトリプルエイトノットがおすすめ!

2つ目の失敗原因は、ねじり回数の問題です。トリプルエイトノットは3回ねじるのが基本ですが、エステルラインの場合は2回でも十分です。逆に4回、5回とねじりすぎると、結び目が大きくなりすぎたり、締め込み時の摩擦が増えて強度が落ちることがあります。

⚠️ よくある失敗パターンと対策

失敗パターン原因対策
結束部が「だま」になる8の字を作らず締めた必ず輪を左にずらして8の字を確認
締め込み中にラインが切れるエステルで力を入れすぎ程よい力加減で徐々に締める
結び目が大きくなりすぎるねじりすぎ3回(エステルは2回)を守る
輪にラインが通らない輪が小さすぎる最初に指2本分の大きさで作る
作業中にラインが離れる湿らせていない唾液や水で湿らせてから作業

3つ目の失敗要因は、焦って作業することです。特に釣り場でライントラブルが起きた時、早く釣りを再開したくて焦ってしまいがちです。しかし、焦って雑に結ぶと失敗して余計に時間がかかります。深呼吸して、落ち着いて一つ一つの手順を確実にこなすことが、結果的に最速の方法でしょう。

また、締め込む前に必ずラインを湿らせることも忘れてはいけません。乾いたまま締め込むと、摩擦熱でラインがダメージを受け、強度が大幅に低下します。唾液が最も手軽ですが、海水でも構いません。特にエステルラインは熱に弱いため、必ず湿らせてから締め込みましょう。


暗闇や悪天候でもスムーズに結ぶ方法

暗闇や悪天候でもスムーズに結ぶ方法

アジングは夜間の釣りがメインとなるため、暗闇でもノットを組める技術は必須スキルです。 さらに、冬場の指がかじかむ状況や、風が強い悪天候でも作業できるようになれば、釣行の幅が大きく広がります。

暗闇での作業で最も重要なのは、手の感覚だけで結べるようになることです。視覚に頼らず、指先の感触でラインの位置や形を把握できるよう、明るい場所で何度も練習しましょう。おそらく20~30回も練習すれば、目をつぶっても結べるようになるはずです。

ヘッドライトを使う場合は、赤色灯の活用がおすすめです。白色灯だと目が眩んでしまい、逆に細いラインが見えにくくなることがあります。最近のアジング用ヘッドライトには、明るい赤色灯を搭載したモデルもあるようですので、夜釣りが多い人は投資する価値があるかもしれません。

僕はSPEC1(旧タイプ)を2023年11月から使用しています 普段赤色灯を点けながら釣りをする事で

  • 5メートル以上先にあるジグ単やプラグなどの動きや沈む速さが見える
  • 穂先から伸びるラインの方向と角度が目視でき、ジグ単と自分との距離がイメージ出来る
  • 安全に釣りができる

参照元:SeaBondsのヘッドライトが更に進化して登場!の記述を参考

風が強い日の対策としては、風を背にして作業するのが基本です。風上を向いて作業すると、細いラインが風に煽られてコントロールできなくなります。また、体で風を遮るように前かがみになることで、手元への風の影響を減らせます。

🌙 夜間・悪天候での作業のコツ

暗闇対策:

  • 明るい場所で目をつぶって練習(手の感覚を養う)
  • 赤色灯ヘッドライトの活用
  • ラインを指でなぞって位置を確認
  • 作業前にラインの端を折り曲げて識別しやすくする

悪天候対策:

  • 風を背にして作業位置を調整
  • 前かがみになって体で風を遮る
  • ラインを湿らせて重くし、風で飛びにくくする
  • 落ち着いて作業(焦ると余計に時間がかかる)

冬場対策:

  • 手袋の指先だけカットしたものを使用
  • 作業前に手を温める(ポケットに入れるなど)
  • トリプルエイトノットなどシンプルなノットを選択
  • 事前に自宅でリーダーを結んでおく選択肢も

冬場の指がかじかむ状況は、本当に細かい作業が困難になります。こうした時は無理にFGノットなど複雑なノットを組もうとせず、トリプルエイトノットや電車結びなどシンプルなノットに切り替える判断も必要でしょう。また、釣行前に自宅で複数のリーダーを結んでおき、釣り場では交換するだけという方法も賢い選択です。


結束強度を最大限に高める締め込みのコツ

結束強度を最大限に高める締め込みのコツ

ノットの強度を最大限に引き出すには、締め込みの方法が極めて重要です。 同じノットでも、締め込み方次第で強度が50%も変わることがあります。正しい締め込み方を理解すれば、ワンランク上のノット技術が身につくでしょう。

締め込みの基本原則は、ゆっくり、均等に、徐々に力を加えることです。急激に引っ張ると、ラインに局所的なダメージが集中し、そこから切れてしまいます。特にエステルラインは伸びがないため、急な力に弱い特性があります。

まず、締め込む前に必ず結び目全体を十分に湿らせます。唾液が最も効果的ですが、海水でも構いません。湿らせることで摩擦熱を防ぎ、ラインへのダメージを最小限に抑えられます。これだけで強度が10~20%向上することもあるようです。

両端を引いて締め込んでいく。その際、唾などで湿らせてから締め込むといい

出典:釣りの基礎知識(最初に覚えるのは糸の結び方)|DAIWA 初心者のための釣り入門

締め込む際は、両端を均等な力で引っ張ることが重要です。片方だけ強く引くと、結び目がいびつになり、強度が落ちます。両手で同じくらいの力をかけながら、少しずつ締めていきましょう。PEラインとリーダーで太さが違っても、引っ張る力は同じにするのがコツです。

💪 締め込みの段階的プロセス

  1. 準備段階:結び目全体を唾液または海水で十分に湿らせる
  2. 第一段階:軽く引っ張って結び目の形を整える(20%の力)
  3. 第二段階:結び目が少し締まるまでゆっくり引く(50%の力)
  4. 第三段階:結び目がしっかり締まるまで引く(80%の力)
  5. 最終段階:カチッと音がするまで引き切る(100%の力)

エステルラインの場合は、最終段階で100%の力を出すのではなく、80~90%程度で止めるのが安全です。完全に締め切ろうとすると、その瞬間にプチンと切れてしまうことがあります。「カチッ」という音の手前、「キュッ」という感触で止めるイメージでしょうか。

締め込んだ後は、必ず結び目の形を確認しましょう。トリプルエイトノットなら8の字の形が保たれているか、電車結びなら2つのコブがしっかり詰まっているかをチェックします。形がいびつだったり、ラインが斜めにずれていたりする場合は、強度が不十分な可能性があるため、結び直した方が安全です。

最後に余分なラインをカットしますが、結び目から2~3mm程度は残すようにしましょう。ギリギリでカットすると、釣りをしているうちに結び目がほどけてくる可能性があります。ただし、残しすぎるとガイドに引っかかる原因になるため、適度な長さを保つことが大切です。


リーダーの長さと太さの選び方

リーダーの長さと太さの選び方

リーダーの長さと太さは、釣り方やターゲットサイズ、使用するノットによって適切に選択する必要があります。 間違った選択をすると、ノット強度が落ちたり、釣りづらくなったりするため、基本的な考え方を理解しておきましょう。

リーダーの長さについては、大きく分けて「ショートリーダー」と「ロングリーダー」の2つの考え方があります。ショートリーダーは30~50cm程度で、結び目がガイドに入らない長さに設定します。この長さなら、どんなノットを使ってもキャストに影響しません。

一方、ロングリーダーは1m以上取る方法で、より繊細なアプローチが可能になります。ただし、結び目がガイドを通過するため、FGノットのような小さな結び目のノットが適しています。トリプルエイトノットでも不可能ではありませんが、結び目が大きめなのでキャスト時に引っかかりやすいでしょう。

では、なぜ僕がFGノットを使う一番の理由はガイド抜けのよさです。 特に長めのリーダーを使う人はそうですが、結び目が大きいと、キャスト時にガイドに引っかかり、キャストの飛距離を落としたり、穂先がらみにつながることもあります。 だったらショートリーダー使えばいいじゃんと思う人もいるでしょうが、それはそれでめんどくさい。 ジグヘッドを結び直すたびにリーダーが短くなっていくわけですから、ショートリーダーだと数回でリーダーを組みなおさなければいけない。

出典:【必須級?】FGノットの結び方とアジングにおける利点 ノットアシスト2.0のすすめ

リーダーの太さは、メインラインとのバランスが重要です。一般的な目安としては、メインラインの2~3倍程度の強度を持つリーダーを選びます。例えば、PE0.3号(直線強度約2kg)なら、フロロ1号(4lb、約1.8kg)程度が適切でしょう。

📊 メインラインとリーダーの組み合わせ例

メインライン推奨リーダー想定ターゲットノット推奨
エステル0.2号フロロ0.6~0.8号豆アジ~小アジトリプルエイトノット
エステル0.3号フロロ0.8~1号小~中アジトリプルエイトノット
PE0.3号フロロ1~1.2号中~大アジトリプルエイトノット
PE0.4号フロロ1.2~1.5号大アジ~尺超えFGノット推奨
PE0.6号フロロ1.5~2号尺超え~外道対応FGノット推奨

メインラインとリーダーの太さに差がありすぎると、どんなノットを使っても強度が落ちる傾向があります。特にトリプルエイトノットは太さの差に弱いという特性があるため、メインラインの3倍以上太いリーダーを使う場合は、電車結びやFGノットを検討した方が良いかもしれません。

リーダーの素材については、フロロカーボンが一般的です。ナイロンは伸びが大きすぎてアジングには向かず、フロロの適度な硬さと低伸度性がアタリの感知に適しています。一部の上級者はメタルラインやエステルをリーダーに使うこともあるようですが、これは特殊なケースでしょう。


ジグヘッドへの結び方も重要なポイント

ジグヘッドへの結び方も重要なポイント

PEラインとリーダーの結束だけでなく、リーダーとジグヘッドの結び方も釣果に直結する重要な要素です。 せっかく強固なPEノットを組んでも、ジグヘッドへの結び方が弱ければ意味がありません。

ジグヘッドへの結び方は、主に「ユニノット」「クリンチノット」「ダブルクリンチノット」などが使われます。アジングで最も一般的なのはユニノットで、適度な強度と結びやすさのバランスが取れています。

ユニノットの基本的な手順は、ジグヘッドのアイにラインを通し、戻して輪を作り、その輪に5~7回巻きつけてから締め込むというものです。ポイントは、締め込む前にジグヘッドのアイ近くまでコブを移動させることです。これにより、結び目が適切な位置で固定され、強度が向上します。

🎣 ジグヘッドへの結び方のコツ

結び方の選択:

  • 初心者:ユニノット(簡単で強度も十分)
  • 中級者:ダブルクリンチノット(より高強度)
  • 上級者:パロマーノット(最高強度だが若干面倒)

作業のポイント:

  • ✓ アイを通す時はラインを折り曲げない
  • ✓ 巻きつけ回数は5~7回(多すぎても強度低下)
  • ✓ 締め込む前に必ず湿らせる
  • ✓ コブをアイ近くまで移動させてから締める
  • ✓ 最後に余分なラインを2mm程度残してカット

ジグヘッドへの結び方で注意すべきは、アイの形状です。アイが小さいジグヘッドでは、ラインを2回通すパロマーノットが物理的に不可能な場合があります。また、アイのエッジが鋭利なジグヘッドでは、キャストやファイト中にラインが擦れて切れることがあるため、やすりで軽く丸めておくと良いでしょう。

結び目の位置も重要です。アイから離れた位置で結び目が固定されると、ジグヘッドの動きが不自然になり、アジの食いが悪くなることがあります。特にアジングのような繊細な釣りでは、結び目をできるだけアイに近づけることで、自然なアクションを保てます。

また、定期的な結び直しも忘れてはいけません。何度もキャストを繰り返したり、根掛かりで強い力がかかったりすると、結び目が徐々に緩んだり、ラインが擦れてダメージを受けたりします。釣行中に数回、結び目をチェックし、怪しいと感じたら面倒でも結び直す習慣をつけましょう。おそらく、これだけでバラシや切れによる魚の逃しを大幅に減らせるはずです。


まとめ:アジングのPEノットで釣果アップを目指そう

まとめ:アジングのPEノットで釣果アップを目指そう

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. トリプルエイトノットは初心者に最適で、10秒で結べるスピード重視のノットである
  2. 結束の成功には「8の字」を作ることが絶対条件で、これを省略すると強度が大幅に低下する
  3. FGノットは高強度だがアジングでは過剰スペックで、細ラインでは逆に強度が落ちることがある
  4. 電車結びはエステルラインで89.5%の高い結束強度を記録し、バランスの良いノットである
  5. エステルラインでは締め込みを「程よく」することが重要で、強すぎると切れてしまう
  6. PEラインは十分な締め込みが必要で、唾液などで湿らせてから作業することが基本である
  7. ノットアシスト2.0などの補助道具を使えば、FGノットも現場で簡単に組める
  8. 暗闇での作業には手の感覚だけで結べる練習が必須で、20~30回練習すれば習得可能
  9. リーダーの長さは30~50cmのショートか1m以上のロングに分かれ、ノットの種類で選択が変わる
  10. メインラインとリーダーの太さは2~3倍のバランスが理想的で、差がありすぎると強度が落ちる
  11. ジグヘッドへの結び方はユニノットが基本で、締め込む前にコブをアイ近くまで移動させる
  12. 釣行中の定期的な結び目チェックと結び直しが、バラシや切れを防ぐ重要な習慣である
  13. 冬場や悪天候では無理に複雑なノットを組まず、シンプルなノットに切り替える判断も必要
  14. リーダーは事前に自宅で複数本結んでおき、釣り場では交換するだけにする方法も効率的

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
  1. トリプルエイトノットの結び方~アジング、メバリングに最適!メインラインとリーダーの結束を10秒で!~ – YouTube
  2. 釣りの基礎知識(最初に覚えるのは糸の結び方)|DAIWA 初心者のための釣り入門
  3. 【アジング】超簡単!直結ノット!!『クインテット・ノット』【メバリング】 – YouTube
  4. 【必須級?】FGノットの結び方とアジングにおける利点 ノットアシスト2.0のすすめ | アジング専門/アジンガーのたまりば
  5. 150万再生!簡単なPEとリーダーの結び方【10秒ノット】 – YouTube
  6. 【3回ひねって通すだけ簡単バリ早!】トリプルエイトノットを解説 | TSURI HACK[釣りハック]
  7. アジング備忘録 ⑤ ショックリーダーとノット | sohstrm424のブログ
  8. アジング最強ノット決定戦!強度と結びやすさを両立させるリーダーの結び方とは | TSURI HACK[釣りハック]
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