アジングは手軽で人気のライトゲームですが、釣果を左右する最大の要因の一つが「天気」です。同じポイントでも天候条件によって釣れる日と全く釣れない日があり、経験豊富なアングラーほど天気予報を入念にチェックしています。雨や風、気圧の変化がアジの活性にどう影響するのか、どんな天候パターンが釣れるのか、これらを理解することで釣行の成功率は大きく変わってきます。
本記事では、インターネット上に散らばるアジング経験者の知見や釣果報告を収集・分析し、アジングに適した天気条件を網羅的に解説します。初心者が見落としがちな気象要因から、ベテランが重視する細かな条件まで、実践的な情報をお届けします。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ アジングに最適な天気条件と避けるべき悪条件を理解できる |
| ✓ 雨や風など各気象要素がアジの活性に与える影響がわかる |
| ✓ 天気予報サイトの使い方と釣行判断のポイントを習得できる |
| ✓ 地域別の天気傾向と対策方法を知ることができる |
ポチップ
アジングと天気の基本的な関係性
- アジングに最適な天気は晴れで風が弱い日
- 小雨程度なら逆にチャンス、ただし豪雨は避けるべき
- 風速4m以上では釣行中止も検討すべき理由
- 雷や高波など危険な気象条件の見極め方
- 濁りが発生する雨後のタイミング判断
- 潮回りと天気の組み合わせで釣果が変わる
アジングに最適な天気は晴れで風が弱い日
アジングにおいて最も釣りやすい天候条件は、晴れで風が弱い日です。夜釣りが基本となるアジングでは、日中の天候よりも夕方から夜間にかけての気象条件が重要になります。
晴れた日が良い理由は複数あります。まず、月明かりがある程度見える状況では、アジが活発にベイトを追う傾向があるためです。ただし、満月で明るすぎると警戒心が高まり見切られやすくなることもあるため、一概に明るければ良いというわけではありません。新月の真っ暗な状況でも、雨さえ降っていなければ十分釣りは成立します。
風の影響については特に注意が必要です。アジングで使用するジグヘッドは0.6g〜2g程度と非常に軽量で、風があると飛距離が出ないばかりか、着水後のラインコントロールも困難になります。繊細なアタリを感じ取ることも難しくなるため、釣りの効率が著しく低下します。
晴天時の釣行では、気温が安定しやすく、釣り人にとっても快適に釣りを楽しめるというメリットもあります。防寒対策や雨具の準備が最小限で済むため、特に初心者には晴れた日の釣行をおすすめします。
ただし、晴れが続きすぎると海水温が安定しすぎて、アジの活性が下がるケースもあります。多少の天候変化がある方が、潮の動きや水温変化が生まれ、アジが積極的にベイトを追う状況になることもあるのです。
小雨程度なら逆にチャンス、ただし豪雨は避けるべき
意外に思われるかもしれませんが、小雨の日はアジングにとって好条件になることがあります。これは雨によって海中にプランクトンが発生しやすくなり、それを捕食するためにアジの活性が上がるためです。
小雨程度なら、アジングにはむしろいいのだ。というのも、雨が降ると海中にプランクトンが発生し、アジの活性が上がる。
特に河口域（リバー）では、雨の影響でベイトフィッシュが集まりやすく、それを追ってアジも接岸してくる傾向があります。雨による水面の波紋がアジの警戒心を和らげる効果もあるでしょう。
しかし、豪雨や長時間の降雨は避けるべきです。激しい雨は以下のような悪影響をもたらします：
🌧️ 豪雨時の問題点
| 問題点 | 詳細 |
|---|---|
| 濁りの発生 | 河川から大量の濁った水が流入し、視界が悪化 |
| 塩分濃度の変化 | 淡水の流入でアジが沖へ移動してしまう |
| 釣り人の安全性 | 視界不良、スリップ、落雷リスクの増大 |
| 道具へのダメージ | リールやロッドが濡れて故障のリスク |
雨の日に釣行する場合は、レインウェアの着用が必須ですが、フードが視界を遮ったり、雨音でアタリの感覚が鈍ったりするデメリットもあります。快適性を考えると、やはり小雨程度に留まることが望ましいでしょう。
雨上がりのタイミングも狙い目です。濁りが落ち着いてきた頃にアジが活発に動き出すことが多く、雨後数時間から半日程度経過したタイミングが特に有望とされています。
風速4m以上では釣行中止も検討すべき理由
アジングにとって風は最大の敵と言っても過言ではありません。軽量リグを使用するアジングでは、風速4m以上になると釣りの成立自体が困難になります。
アジングの仕掛けは軽く、アタリも繊細なので風は大敵です。釣行期間中の予報風速が4mを超えるような時は、釣行の中止も検討します。
風による具体的な問題点を整理すると以下のようになります：
💨 風がアジングに与える悪影響
- 飛距離の低下：0.6〜1.5g程度の軽量ジグヘッドでは、風に煽られて狙ったポイントに届かない
- ラインコントロール不能：風でラインが流され、フォールの状態やレンジキープが困難に
- 感度の著しい低下：ラインがたるみ、繊細なアジのアタリを感じ取れない
- 安全性の問題：強風下での足場は危険、特に夜間は視界も悪い
風向きも重要な要素です。釣り座に対して横風（サイド方向）の場合、風速3m程度でも釣りが成立しにくくなります。一方、追い風や向かい風なら、多少風速が高くても（3m程度まで）釣りが可能な場合があります。
ただし、ベテランアングラーの中には、風裏のポイントを探したり、重めのジグヘッド（3〜7g）やキャロライナリグ、スプリットショットリグなどを使用して風に対処する技術を持つ人もいます。しかし初心者のうちは、風速4m以上の予報が出ている日は避けた方が無難でしょう。
天気予報サイトでは、時間帯別の風速予報も確認できます。夕方は凪いでいても、夜間に風が強まることもあるため、釣行予定時間帯の風予報を細かくチェックすることをおすすめします。
雷や高波など危険な気象条件の見極め方
アジングを楽しむ上で、安全性を最優先することは言うまでもありません。特に雷と高波は命に関わる危険があるため、これらの気象条件が予想される場合は絶対に釣行を中止すべきです。
⚡ 雷の危険性
雷は釣りにおける最大の脅威の一つです。見晴らしの良い防波堤や磯で、カーボンロッドという導電性の高い竿を持っているアングラーは、落雷の格好のターゲットになります。
雷は釣りの大敵です。見晴らしのよい場所で長い竿を使う釣りは、落雷の危険が高まります。非常に危険なので、雷の予報があるときは釣行を中止します。
雷への対処法：
| 状況 | 対処法 |
|---|---|
| 予報で雷注意報 | 釣行を中止または延期 |
| 釣行中に雷鳴を聞いた | 即座に釣りを中断し、安全な建物へ避難 |
| 雷雲が接近 | 「ゴロゴロ」が聞こえなくても早めに撤収 |
雷は突然発生することもあります。天気予報で「不安定な天気」「大気の状態が不安定」といった表現がある日は要注意です。
🌊 高波の危険性
波高についても十分な注意が必要です。防波堤での釣りは比較的安全ですが、外海に面した場所や磯では、予想以上の高波に襲われる危険があります。
一般的に、波高予報が3m以内であれば防波堤での釣りは可能とされていますが、これはあくまで目安です。地形や潮の状態によっては、予報より高い波が来ることもあります。特にうねりを伴う場合は、防波堤を乗り越える波が発生する可能性もあります。
🌀 その他の気象リスク
- 地震・津波：大きな地震後は余震と津波のリスクがあるため、海岸部での釣りは控える
- 台風接近時：数日前から海が荒れ始めるため、台風進路予想を確認
- 気圧の急変：低気圧の接近時は天候が急変しやすい
安全な釣行のためには、複数の天気予報サイトをチェックし、気象警報・注意報にも目を通すことが大切です。
濁りが発生する雨後のタイミング判断
海水の濁りは、アジングにおいて釣果を大きく左右する要因の一つです。特に漁港近くに河川がある場合、雨後の濁りが長時間続くことがあります。
濁りがアジングに与える影響は以下の通りです：
濁りの影響分析
| 濁りの程度 | アジの反応 | 釣果への影響 |
|---|---|---|
| 透明〜薄濁り | 通常通り活性高い | 良好 |
| 中程度の濁り | ワームが見えにくく反応鈍い | 悪化 |
| 強い濁り | ほとんど反応しない | 極めて悪い |
アジングでは海水が濁っていると釣れません。漁港の近くに河川がある場合、雨の後などではかなり濁る場合があります。
雨後の釣行タイミングについては、おそらく以下のような判断基準が有効でしょう：
- 降雨量をチェック：小雨程度なら翌日でも問題ない可能性が高い
- 潮汐を確認：大潮の満潮時は濁りが薄まりやすい
- 現地の状況確認：可能なら明るいうちに下見をして水色をチェック
- 複数ポイントを用意：濁りの影響が少ないエリアを予備として準備
濁りが強い場合の対策として、通常より大きめのワーム（2.5〜3インチ）やグロー系のカラー、音や振動を出すタイプのルアーを使用する方法もありますが、根本的な解決にはなりません。濁りが落ち着くのを待つのが最善の策です。
逆に、適度な濁り（うっすらと底が見える程度）はアジの警戒心を和らげ、好条件になることもあります。完全にクリアな水質よりも、わずかに濁りがある方が釣れるという経験談も少なくありません。
潮回りと天気の組み合わせで釣果が変わる
アジングでは、天気だけでなく潮回りとの組み合わせも重要です。同じ晴天でも、大潮の日と小潮の日では釣れ方が大きく異なることがあります。
🌙 アジングに適した潮回り
アジングが成立しやすい潮は、ずばり中潮か小潮だろう。
潮回り別の特徴：
| 潮回り | 特徴 | アジングへの影響 |
|---|---|---|
| 大潮 | 潮の動きが激しい | 流れが速すぎて釣りにくい場合も |
| 中潮 | 適度な潮の動き | 漁港など穏やかな場所に最適 |
| 小潮 | ゆっくりした潮の動き | 外海に面した場所で長時間狙える |
| 長潮・若潮 | 潮の動きが少ない | 活性が下がりやすい |
中潮は、ある程度潮位が上がり、プランクトンが潮流に乗って流れてくるため、アジがヒットする時間が長くなります。一方、小潮は潮の流れがゆっくりなので、アジが一定の範囲に定位しやすく、狙いを絞りやすいメリットがあります。
⏰ 潮時と天気の関係
満潮や干潮の潮止まり時間帯は、一般的にアジの食いが渋くなります。この時間帯に雨や風などの悪条件が重なると、さらに釣果が悪化する可能性が高いでしょう。
逆に、満潮前の上げ潮の時間帯に、晴れて風も弱いという好条件が揃えば、最高の釣果が期待できます。潮が満ちてくる時間帯は、アジが潮に乗って接岸し、活発にベイトを捕食するゴールデンタイムです。
天気予報と合わせて潮汐情報も必ず確認し、上げ潮の時間帯に釣行できるようスケジュールを組むことをおすすめします。ただし、潮汐表の時刻はあくまで目安であり、実際の海岸の地形によって誤差が生じることも理解しておきましょう。
ポチップ
アジングの天気予報活用術と地域別対策
- Yahoo!天気など釣り専用天気予報サイトの使い方
- 風向きと風速の細かなチェックポイント
- 神奈川・横浜エリアの天気傾向と注意点
- 相模湾での風と波のリアルタイム情報収集
- 三浦海岸など具体的なポイントの気象特性
- 冬型気圧配置とアジングシーズンの関係
- まとめ：アジングと天気を理解して釣果アップ
Yahoo!天気など釣り専用天気予報サイトの使い方
アジングの釣行計画を立てる際、天気予報サイトの選び方と使い方が重要になります。一般的な天気予報だけでは不十分で、釣りに特化した情報を提供するサイトの活用がおすすめです。
アジングの時、天気で気になるのは雨？違います。風です。
📱 おすすめ天気予報サイトの特徴
| サイト名 | 特徴 | アジングでの活用ポイント |
|---|---|---|
| Yahoo!天気（釣り情報） | 時間別の詳細な風速・風向予報 | ピンポイントでの風予報が秀逸 |
| 気象庁 | 公式データで信頼性が高い | 警報・注意報の確認に必須 |
| Windy | ビジュアル的に風の動きがわかる | 数日先の風向き変化を予測 |
| 潮MieYell | 潮汐情報と天気を統合 | 満潮・干潮時刻と天候の照合 |
Yahoo!天気の釣り情報ページでは、1時間ごとの風速・風向が確認できます。これは非常に重要で、例えば「18時は風速2mだが、21時には6mに強まる」といった変化を事前に把握できます。夕方は穏やかでも、夜間に風が強まることは珍しくないため、釣行予定時間帯の予報を細かくチェックしましょう。
🔍 天気予報の読み解き方
天気予報を見る際のチェックポイント：
- 降水確率：50%以上なら雨具必須、80%以上は中止も検討
- 風速の推移：夕方〜夜間の時間帯別に確認
- 気温：冬場は防寒対策、真夏は熱中症対策
- 気圧配置：低気圧接近時は天候急変に注意
- 波高：外海に面したポイントでは特に重要
複数の天気予報サイトを比較することも有効です。サイトによって予報が異なる場合もあるため、2〜3のサイトを確認して総合的に判断すると良いでしょう。
天気予報は随時更新されるため、釣行当日も出発前に最新情報を確認することをおすすめします。特に、警報・注意報が新たに発表されていないかチェックすることが安全面で重要です。
風向きと風速の細かなチェックポイント
アジングにおいて、風速の数値だけでなく風向きも極めて重要な要素です。同じ風速3mでも、風向きによって釣りやすさが大きく変わります。
🧭 風向きによる影響の違い
| 風向き | 釣りやすさ | 対策 |
|---|---|---|
| 追い風 | ○ 比較的釣りやすい | 飛距離は出るがラインコントロールに注意 |
| 向かい風 | △ やや釣りにくい | 重めのジグヘッドで対応可能 |
| 横風 | × 最も釣りにくい | 風速3mでも厳しい、ポイント変更を検討 |
横風（サイド方向からの風）の場合、ラインが大きく流され、ジグヘッドのフォールが極端に斜めになってしまいます。これでは狙ったレンジをキープできず、アタリも取りにくくなります。風速が3m程度でも、横風なら釣りが成立しないこともあります。
一方、追い風や向かい風の場合、風速3m程度までなら十分に釣りが可能です。追い風は飛距離が出やすい反面、ラインがたるみやすいため、リーリングスピードを調整する必要があります。向かい風は飛距離が落ちますが、ラインが張りやすくアタリは取りやすくなります。
💨 風の強さ別の対応策
- 風速2m以下（静穏〜微風）：理想的な条件、通常の軽量ジグヘッド（0.6〜1g）でOK
- 風速2〜4m（軽風）：ジグヘッドをやや重め（1〜1.5g）に、風向き次第で釣り可能
- 風速4〜6m（中風）：2〜3gのジグヘッドやキャロ・スプリットで対応、風裏を探す
- 風速6m以上（強風）：初心者は中止推奨、ベテランでも厳しい条件
風速予報は、「平均風速」と「最大瞬間風速」の両方を確認しましょう。平均風速4mでも、最大瞬間風速が8mなら、その瞬間は釣りが困難になります。
釣り場選びの段階で、風向きを考慮することも重要です。例えば北風の日なら南向きの釣り座、西風なら東向きの釣り座を選ぶことで、風の影響を最小限に抑えられます。複数のポイントを事前にリサーチしておき、当日の風向きに応じて選択できるようにしておくと良いでしょう。
神奈川・横浜エリアの天気傾向と注意点
神奈川県、特に横浜エリアは都市部に近く、アジングスポットとして人気のエリアです。しかし、このエリア特有の気象傾向があり、それを理解しておくことが釣果アップにつながります。
🏙️ 横浜エリアの気象特性
横浜周辺は東京湾に面しており、比較的波が穏やかなエリアです。外洋に面した場所に比べて天候が安定しやすく、初心者でも釣りやすい環境と言えるでしょう。
一般的な傾向として：
- 冬季：北西の季節風が卓越、湾奥は風裏になりやすい
- 春〜秋：南寄りの風が多く、比較的穏やか
- 梅雨時期：長雨で濁りが発生しやすい
- 台風シーズン：8〜10月は要警戒
横浜港や本牧、磯子周辺の漁港は、北西風の日でも比較的釣りやすいポイントが多いです。ただし、南風が強い日は波が立ちやすくなるため注意が必要でしょう。
⚠️ 横浜エリアでの注意点
| 注意事項 | 詳細 |
|---|---|
| 都市型河川の影響 | 雨後の濁りが長時間続くことがある |
| 船舶交通 | 大型船の航行による波に注意 |
| 夜間照明 | 街灯が多く、グロー系より自然色が有効な場合も |
| 気温の影響 | ヒートアイランドで冬でも比較的温暖 |
横浜エリアは街灯が多く、常夜灯周りのポイントが豊富です。これは一見メリットに思えますが、明るすぎるとアジが警戒することもあります。満月の夜に街灯も明るいと、ワームのカラー選択が難しくなるため、複数のカラーを用意しておくことをおすすめします。
天気予報をチェックする際は、「横浜」よりも「東京湾」や「神奈川県東部」といった広域の予報も確認すると良いでしょう。ピンポイント予報と広域予報の両方を見ることで、より正確な気象状況が把握できます。
相模湾での風と波のリアルタイム情報収集
相模湾は外洋に面しており、横浜エリアとは異なる気象条件になることが多いです。リアルタイムの風速・波高情報を確認することが、安全で効果的な釣行につながります。
🌊 相模湾の気象特性
相模湾は太平洋に直接面しているため、うねりの影響を受けやすく、天気予報以上に海況が荒れることがあります。特に以下のような状況では注意が必要です：
- 南寄りの低気圧：大きなうねりが入りやすい
- 台風の余波：台風通過後数日間はうねりが残る
- 冬の季節風：北西風が強く吹くと沿岸部も荒れる
📡 リアルタイム情報の入手先
相模湾のリアルタイム気象・海況情報は以下のような手段で入手できます：
- 気象庁の観測データ：平塚や小田原などの観測所データ
- 海上保安庁の海洋情報：波浪観測データ
- サーフィン情報サイト：波高のリアルタイム情報が充実
- 地元釣具店のSNS：現地の最新海況情報
おそらく、相模湾でアジングをする際は、波高が1.5m以下であることが一つの目安になるでしょう。それ以上になると、沿岸部でも波しぶきを被る可能性があり、安全性の面で問題があります。
🎣 相模湾エリアのポイント選び
相模湾沿岸には多くのアジングポイントがありますが、天候によって適したポイントが変わります：
| 気象条件 | 適したポイント | 理由 |
|---|---|---|
| 南風強い | 湾奥や港の最奥部 | 風裏になりやすい |
| 北西風強い | 南向きの防波堤 | 風を背にできる |
| うねり大 | 内湾型の漁港 | 波の影響を受けにくい |
| 凪 | 外海に面した磯周り | 大型が狙える |
相模湾でのアジングは、横浜エリアよりも天候の影響を受けやすいため、より慎重な判断が求められます。少しでも危険を感じたら無理をせず、別のポイントに移動するか、釣行自体を中止する勇気も必要です。
三浦海岸など具体的なポイントの気象特性
三浦半島エリア、特に三浦海岸周辺は、東京湾側と相模湾側で気象条件が大きく異なる興味深いエリアです。同じ日でも、風向きによって釣りやすい側が変わります。
🗺️ 三浦半島の地理的特徴
三浦半島は南北に長く、東側は東京湾、西側は相模湾に面しています。この地形的特性により、以下のような使い分けが可能です：
風向き別の推奨エリア
- 北風・北西風の日：東京湾側（久里浜、浦賀方面）が風裏
- 南風・南西風の日：相模湾側（三崎、城ヶ島方面）が風裏
- 東風の日：相模湾側が比較的釣りやすい
- 西風の日：東京湾側が比較的釣りやすい
三浦海岸は相模湾に面しているため、南寄りの風には強いですが、北風には弱い傾向があります。冬季の北西季節風が強い日は、東京湾側のポイントを選択する方が賢明でしょう。
🌅 三浦海岸エリアの天気パターン
三浦海岸周辺は、おそらく以下のような天気パターンが多いと推測されます：
| 季節 | 典型的な天気 | アジングへの影響 |
|---|---|---|
| 冬（12〜2月） | 晴天が多いが北西風強い | 風対策が必須、東京湾側が有利 |
| 春（3〜5月） | 比較的穏やか | 好条件の日が多い |
| 梅雨（6月） | 雨・濁りに注意 | 小雨の日を狙う |
| 夏（7〜8月） | 南風が多く凪の日も | 夜間は快適だが魚は少なめ |
| 秋（9〜11月） | 台風・秋雨前線に注意 | 天候安定すれば好シーズン |
三浦半島全体として、海に囲まれているため気温の変動が比較的少なく、冬でも都心部より温暖な傾向があります。これはアジの活性にもプラスに働くことが多いでしょう。
📍 具体的なポイント例
- 三崎港：南風に強く、常夜灯も多い人気ポイント
- 城ヶ島：外海に面し大型が狙えるが、うねりに注意
- 油壺湾：内湾で波静か、初心者にもおすすめ
- 浦賀港：東京湾側で北風に強い
地元の釣具店やSNSで最新の海況情報を確認し、当日の気象条件に最適なポイントを選択することが、三浦半島エリアでの釣果アップのカギとなります。
冬型気圧配置とアジングシーズンの関係
アジングのベストシーズンは、多くの地域で11月から2月の厳冬期とされています。これは冬型気圧配置の時期と重なり、気象条件とアジの生態が深く関係していることを示しています。
一番アジングで釣れる時期はなんといっても厳冬期です。秋も深まる11月から翌2月までの、一年で一番寒い時期がアジングのベストシーズンです。
❄️ 冬型気圧配置の特徴
冬型気圧配置とは、シベリア高気圧が発達し、西高東低の気圧配置になる気象パターンです。この時期の特徴：
| 気象要素 | 冬型気圧配置時の特徴 | アジングへの影響 |
|---|---|---|
| 風 | 北西の季節風が強い | 風裏ポイントの選択が重要 |
| 天気 | 太平洋側は晴天が多い | 視界良好で釣りやすい |
| 気温 | 日中は温暖、夜間は冷え込む | 防寒対策必須 |
| 海水温 | 低下するが安定 | アジが接岸し活性が高い |
冬型気圧配置の日は、日本海側では雪や雨が多いですが、太平洋側は晴天に恵まれることが多いです。これはアジングに適した天候条件と言えるでしょう。
🐟 厳冬期にアジが釣れる理由
なぜ最も寒い時期にアジがよく釣れるのでしょうか。推測の域を出ませんが、以下のような理由が考えられます：
- 水温の安定：真冬は水温変化が少なく、アジが定位しやすい
- ベイトの接岸：プランクトンやシラスが岸近くに集まる
- 産卵前の荒食い：春の産卵に向けて栄養を蓄える
- サイズアップ：越冬個体が成長し良型が多い
ただし、厳冬期のアジングには課題もあります。冬型気圧配置の日は北西風が強いことが多く、風速4m以上になることも珍しくありません。このため、釣行できる日が限られる可能性があります。
🎯 冬季アジングの天気判断
冬季にアジングを楽しむための天気判断ポイント：
- 天気図をチェック：等圧線の間隔が広い日（風が弱い）を選ぶ
- 移動性高気圧：中心が近づく日は風が弱まりチャンス
- 気温の推移：寒気が緩む日は活性が上がることも
- 風向きの変化：一時的に風が弱まる時間帯を狙う
冬季は日照時間が短く、夕まずめの開始が早いため、仕事帰りでも釣行しやすいメリットもあります。防寒対策をしっかり行い、短時間集中で臨むのが冬季アジングのコツと言えるでしょう。
まとめ：アジングと天気を理解して釣果アップ
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジングに最適な天気は晴れで風速3m以下の穏やかな日である
- 小雨程度ならプランクトンが発生しアジの活性が上がる可能性がある
- 風速4m以上では軽量リグの操作が困難になり釣行中止も検討すべきだ
- 横風は特に釣りにくく、風速3mでも厳しい状況になる
- 雷や高波などの危険な気象条件下では絶対に釣行を避けるべきである
- 雨後の濁りはアジの活性を下げるため濁りが落ち着くのを待つ
- 中潮や小潮の方が大潮より釣りやすく長時間アジが狙える
- Yahoo!天気の釣り情報など専用サイトで時間別の風速をチェックする
- 複数の天気予報サイトを比較して総合的に判断することが重要だ
- 神奈川や相模湾など地域ごとの気象特性を理解する必要がある
- 三浦半島では風向きによって東京湾側と相模湾側を使い分ける
- 厳冬期（11〜2月）がアジングのベストシーズンで型・数ともに期待できる
- 冬型気圧配置の日は風が強いが晴天が多くチャンスもある
- 釣行前だけでなく当日も最新の天気予報と気象警報を確認する
- 安全を最優先し少しでも危険を感じたら迷わず中止する勇気を持つ
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 今さら聞けないアジングのキホン：釣行タイミング＆ポイントの決め方 | TSURINEWS
- アジングに適した時期・場所・時間帯・潮とかの話 | しらぽんのアジング最高
- アジングを始めたばかりの方、これから始めたいと思っている方必見 | サンライン
- 週末の天気 to アジングに向け | knokappa(ケのカッパ)釣行記
- サイトアジングから学ぶこと | ～コモさんの気まぐれ釣り日誌～
- ★ノムケンサンバ★ 爆風＝３＝３壱岐アジング遠征！！ 後編！ | 釣具のポイント
- 豆アジング 天気が崩れる前に行ってみたが… | Enjoy fishing !
- 久しぶりのアジング | アジング – ClearBlue –
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