アジングで釣果を伸ばしたいと思ったとき、ジグ単だけでは届かないポイントや深場を攻略したい場面に必ず遭遇します。そんなとき活躍するのがアジングシンカーです。インターネット上のさまざまな情報を収集・分析すると、シンカーの使い方ひとつで釣果が大きく変わることがわかりました。
本記事では、スプリットショットリグ、キャロライナリグ、フロートリグといった各種シンカーの特徴から、具体的な取り付け方、状況別の使い分けまで網羅的に解説します。初心者の方でも実践できるよう、失敗しないポイントも詳しくお伝えしていきます。
この記事のポイント |
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✓ アジングシンカーの基本的な使い方と種類別の特徴 |
✓ スプリットショットリグの具体的なセッティング方法 |
✓ シンカーの重さと取り付け位置の選び方 |
✓ 実践で活かせるアクションとフッキングのコツ |

アジングシンカーの使い方の基本と種類別攻略法
- アジングシンカーの使い方で最も重要なのは目的に応じた選択
- スプリットシンカーは手軽に遠投できる定番リグ
- キャロシンカーは超遠投とスローフォールを両立
- フロートシンカーは表層からボトムまで幅広く対応
- シンカーの重さは水深と潮流で決まる
- 取り付け位置は50cmが基本だが状況で調整
アジングシンカーの使い方で最も重要なのは目的に応じた選択
アジングシンカーを効果的に使うには、まず「なぜシンカーが必要なのか」を明確にすることが重要です。ジグ単では飛距離が出ない、風が強くて投げられない、沖の深場を攻めたいなど、状況によって適したシンカーは異なります。
一般的にアジングで使用されるシンカーは大きく分けて3つのタイプがあります。スプリットショットリグ、キャロライナリグ、フロートリグです。それぞれに明確な役割と得意分野があり、使い分けることで攻略の幅が格段に広がります。
多くのアングラーが陥りがちなのが、「とりあえず重いシンカーを付ければ飛ぶ」という考え方です。しかし、重すぎるシンカーは感度を悪くし、アジの繊細なバイトを逃す原因になります。逆に軽すぎれば目的のポイントに届きません。
シンカー選びの基本は、必要最小限の重さで目的を達成することです。遠投したいのか、深場を攻めたいのか、レンジキープしたいのか、目的を明確にしてからシンカーを選択しましょう。
状況に応じた適切なシンカー選択ができれば、今まで攻められなかったポイントでアジに出会える可能性が高まります。次の見出しから、各リグの特徴と具体的な使い方を詳しく見ていきます。
スプリットシンカーは手軽に遠投できる定番リグ
スプリットショットリグは、アジングシンカーの中で最も手軽に始められる遠投リグです。ジグヘッドの上にオモリを固定するだけのシンプルな構造で、ジグ単からの移行がスムーズに行えます。
ジグヘッドの上に別のオモリ(スプリットシンカー)をセットし、仕掛けの重量を増やすことで遠投力をアップさせるのがスプリットショットリグ。ジグ単の仕掛けから簡単に変更できる点がメリットで中距離までをねらえる。
出典: アジング徹底攻略|スプリット・キャロ・フロート、リグ別の釣り方|Honda釣り倶楽部
この引用からもわかるように、スプリットショットリグの最大のメリットは仕掛けの変更が簡単な点です。ラインを切らずにシンカーを追加できるため、現場での状況変化に素早く対応できます。
具体的なセッティング方法としては、まずショックリーダーにゴム付きのスプリットシンカーを取り付けます。その後、ジグヘッドを結ぶだけです。シンカーとジグヘッドの距離は通常50cm程度が基本となりますが、これについては後述します。
スプリットショットリグが特に威力を発揮するのは、ボトム攻略と中層のレンジキープです。シンカーが先に沈むことで、軽量ジグヘッドを使いながらも素早く狙いのレンジまで到達できます。さらに、シンカーが手前にある分、ラインを張り気味にすることでジグヘッド部分の沈下速度を抑えることが可能です。
ただし、ジグ単と比べると感度が若干落ちる点は注意が必要です。シンカーとジグヘッドが離れているため、アタリの伝わり方が変わります。この点については、実践テクニックの章で詳しく解説します。
キャロシンカーは超遠投とスローフォールを両立
キャロライナリグは、スプリットショットリグよりもさらに遠投したい場合に選択するリグです。専用の「キャロシンカー」を使用することで、飛距離とスローフォールの両立を実現します。
📊 キャロライナリグの特徴比較
項目 | スプリットショット | キャロライナ |
---|---|---|
飛距離 | 中距離(~50m程度) | 遠距離(50m~) |
フォール速度 | やや速い | スロー |
操作性 | 比較的良い | やや劣る |
レンジキープ | 良い | 非常に良い |
適した状況 | 中距離の深場 | 超遠投が必要な場面 |
キャロシンカーの最大の特徴は、素材に比重の小さいものを使っている点です。これにより、空中では重さがあってよく飛び、水中では沈みにくいという性質を持ちます。
スプリットショットリグよりも、さらに遠投したい時に使うのがキャロライナリグ。仕掛けの途中に「キャロシンカー」と呼ぶ専用のパーツを取り付ける。メリットは空中ではよく飛び、水中ではスプリットショットよりも沈みにくい素材を使っているため、全体としてゆっくりと仕掛けを沈下させられること。
出典: アジング徹底攻略|スプリット・キャロ・フロート、リグ別の釣り方|Honda釣り倶楽部
この性質により、ジグヘッド部分を流れに漂わせながら、じっくりとアジにアピールする釣り方が可能になります。特に食い渋っている状況や、プレッシャーの高いエリアで威力を発揮するでしょう。
キャロライナリグを使う際の注意点として、ライントラブルが発生しやすいことが挙げられます。シンカーとジグヘッドの距離が離れているため、キャスト時や着水時に絡むリスクがあります。これを防ぐには、キャスト後の着水寸前にサミングを行い、フォール時も若干のテンションをかけることが重要です。
多くのアングラーは、ある程度の飛距離まではスプリットショットリグで対応し、どうしてもさらに飛ばしたい時だけキャロライナリグを使うという使い分けをしているようです。この使い分けは理にかなっており、無駄なライントラブルを避けつつ、必要な時に遠投できる体制を整えられます。
フロートシンカーは表層からボトムまで幅広く対応
フロートリグは、ウキを使った遠投リグです。オモリに相当する部分がウキになっているため、他のリグとは全く異なる釣り方ができます。
一般的にフロートには浮くタイプと**沈むタイプ(シンキングフロート)**があり、沈むタイプはシンカーとしての役割も果たします。特にスローシンキングタイプのフロートは、表層から中層、ボトムまで幅広いレンジを探れる万能性が魅力です。
フロートとはウキのこと。ジグヘッドの上に飛距離を得るためのパーツを付けている構造自体は他のリグと変わらないが、オモリに相当する部分がウキになっていることで、他のリグとは違った釣り方ができる。具体的には、アジが深い場所にいて、あまり上の層まで上がってこないような時に、海底付近に絞ってジグヘッドをじっくり上下させるような釣り方に有効。
出典: アジング徹底攻略|スプリット・キャロ・フロート、リグ別の釣り方|Honda釣り倶楽部
フロートリグの大きなメリットは、一定のレンジでジグヘッドを漂わせ続けられることです。ジグ単やスプリットショットリグでは、放っておくと仕掛けはどんどん沈んでいきますが、フロートの浮力を利用すれば特定のレンジをキープできます。
📋 フロートタイプ別の使い分け
- 浮くタイプ(フローティング)
- 表層~中層の攻略に最適
- アジが浮いている時に効果的
- 遠投性能が高い
- ゆっくり沈むタイプ(スローシンキング)
- 全レンジ対応可能
- カウントダウンで狙いのレンジへ
- 最も汎用性が高い
- 速く沈むタイプ(ファストシンキング)
- 深場攻略に特化
- 手返し良くボトムを探れる
- 潮が速い場所で有利
フロートリグを使う際は、常にテンションをかけることが重要です。ラインがたるんでいると、アジのアタリが全く分からなくなります。また、フロートの沈下速度は、フロート本体にシンカーを追加することで調整できます。
状況によってはフロートが最も効率的な選択肢となりますが、スプリットやキャロと比べると準備に若干手間がかかる点は覚えておきましょう。
シンカーの重さは水深と潮流で決まる
アジングシンカーの重さ選びは、釣果を左右する重要な要素です。基本的には水深と潮の流れの速さに応じて選択します。
一般的なアジング用シンカーの重さは、0.5gから10g程度までラインナップされています。どの重さを選ぶべきかは、以下の要素を総合的に判断する必要があります。
⚖️ シンカーの重さ選びのポイント
✓ 水深が浅い(~5m)
- 1~3g程度の軽めのシンカー
- 軽量ジグヘッド(0.4~0.6g)と組み合わせ
- スローフォールでアピール
✓ 水深が中程度(5~15m)
- 3~5g程度の中間的な重さ
- ジグヘッドは0.6~1g
- レンジキープ重視
✓ 水深が深い(15m~)
- 5~10g以上の重いシンカー
- 手返し良くボトムまで到達
- 潮の影響も考慮
アジング用シンカーは、10gまでを用意するといいでしょう。状況に合わせやすいように、0.5g刻みで用意しておくとより攻略できる可能性が高くなります。釣り場では、水深や潮流に合わせて選択するようにします。ボトムを中心に探りたい場面では重めを、中層を探りたい時は軽めを選択すると攻略しやすくなります。
出典: アジング用シンカーの重さや位置の選び方!使うメリットは?
この情報から、0.5g刻みでシンカーを揃えておくことが理想的とわかります。ただし、初心者の方がいきなり全ての重さを揃えるのは現実的ではないかもしれません。
推測の域を出ませんが、まずは2g、3g、5gの3種類を揃えておけば、多くの状況に対応できるのではないでしょうか。これらの重さがあれば、浅場から中深場まで幅広くカバーできます。
また、潮の流れが速い場所では、水深に対して重めのシンカーを選択する必要があります。逆に潮が緩い場合は、軽めでも十分に狙いのレンジまで到達できるでしょう。
シンカーとジグヘッドの重量バランスも重要です。基本的にはジグヘッドはシンカーより軽くするのがおすすめです。これにより、軽量ジグヘッドのナチュラルなアクションを活かしながら、遠投性能を確保できます。
取り付け位置は50cmが基本だが状況で調整
シンカーの取り付け位置は、アジングの釣果に大きく影響します。基本はジグヘッドから50cm程度の位置ですが、状況に応じて調整することで、より効果的なアプローチが可能になります。
📏 シンカー取り付け位置の目安
距離 | 特徴 | 適した状況 |
---|---|---|
30cm | ダイレクトな操作性 | アクション重視の釣り |
50cm | バランスが良い | 基本のセッティング |
70cm | スローフォール強調 | ボトムでじっくり誘う |
取り付け位置を短くする(30cm程度)メリットは、アクションを加えやすいことです。シンカーとワームの距離が近いため、ロッドの動きがワームに伝わりやすくなります。リフトアンドフォールを中心に攻める時などに有効でしょう。
アジング用シンカーを取り付ける位置は、ワームから50cmの位置が目安となります。よりダイレクトな操作をしたい場合は、30cmの位置にシンカーをつけるといいでしょう。シンカーとワームの距離が短いとよりアクションを加えやすくもなります。
出典: アジング用シンカーの重さや位置の選び方!使うメリットは?
一方、取り付け位置を長くする(70cm程度)と、フォール時間が長くなり、ワームがゆっくりと漂うような動きを演出できます。ボトムでリフトアンドフォールを中心に探る時に、よりフォールを長く見せたい場合に効果的です。
ただし、シンカーの位置がワームと離れすぎるとライントラブルが起きやすくなります。そのため、長くても70cm程度までにしておくのが無難でしょう。
実際の釣り場では、状況を見ながら調整することが重要です。最初は50cmからスタートし、アジの反応を見ながら前後に調整してみてください。ゴム付きのスプリットシンカーなら、ラインを切らずに位置を変更できるため、試行錯誤がしやすいです。
おそらく経験を積むうちに、自分なりの「この状況ならこの距離」というパターンが見えてくるはずです。まずは基本の50cmを軸に、様々な距離を試してみることをおすすめします。
アジングシンカーの使い方を実践で活かすテクニック
- キャスト時はテンションをかけて絡み防止
- アクションはジグ単より大きめが効果的
- フッキングは大きく合わせる必要がある
- ボトム攻略にはスプリットが最適
- ガン玉選びはゴム張りタイプが鉄則
- 状況別の使い分けで釣果アップ
- まとめ:アジングシンカーの使い方
キャスト時はテンションをかけて絡み防止
アジングシンカーを使う上で最も注意すべきトラブルがライン絡みです。特にキャスト時と着水時に絡みやすく、これを防ぐテクニックを身につけることが重要です。
🎣 絡み防止の基本テクニック
- キャスト後、着水寸前にサミング
- リールのスプールを指で軽く押さえる
- ラインの出を制御
- シンカーとジグヘッドが同時に着水
- 着水後すぐにテンションをかける
- ラインのたるみを素早く回収
- シンカーが先に沈み始める
- ジグヘッドが追従する形に
- フォール中も適度なテンション維持
- 完全にラインを緩めない
- 張りすぎず、緩めすぎず
- 中間のテンションをキープ
絡み防止のため、キャロもスプリットもテンションを掛けながら沈めることが必要です。
この引用が示すように、テンションを維持することが絡み防止の鉄則です。特に初心者の方は、「着水したらラインを緩める」という習慣がついている場合が多いですが、シンカーリグではこれがトラブルの原因になります。
具体的なテンションのかけ方としては、ラインが「ピンと張る一歩手前」程度の張り具合を意識します。ロッドティップが若干曲がる程度で、強く張りすぎないことがポイントです。
また、風が強い日は特に注意が必要です。風でラインが煽られると、シンカーとジグヘッドの位置関係が乱れ、絡みやすくなります。風下に向かってキャストする、風を背にする位置取りをするなど、風対策も考慮しましょう。
おそらく最初は絡みが頻発するかもしれませんが、テンション管理に慣れてくれば、トラブルは格段に減少するはずです。練習を重ねて、適切なテンション感覚を身につけてください。
アクションはジグ単より大きめが効果的
シンカーリグを使う際のアクションは、ジグ単とは異なるアプローチが必要です。基本的にはジグ単より大きめのアクションを心がけることで、ワームにしっかりと動きを伝えられます。
ジグヘッド単体より、少し大きめのアクションを心がけてください。細かくアクションしても、ワームは動かずガン玉だけが動いている状態となります。とくにフォールしている時にアクションをしても、ガン玉がジグヘッドよりも下にくるため、アクションが伝わりづらくなります。
出典: 【アジング】スプリットリグが超釣れる!仕掛け&使い方の要点をご紹介
この指摘は非常に重要です。シンカーとジグヘッドが離れているため、細かいアクションではシンカーだけが動いて、肝心のワームは動いていないという状況が発生します。
💡 効果的なアクション方法
リフト&フォール
- ロッドを大きく煽り上げる(30~50cm程度)
- シンカーが持ち上がるのを待つ
- フォールでじっくり見せる
- アタリが出やすいのはフォール中
トゥイッチ
- ロッドティップを素早く弾く
- ジグ単より大きな動き
- 連続して2~3回行う
- 間を取ってフォール
ただ巻き
- ゆっくりとした一定速度
- 時々ストップを入れる
- シンカーが先行して進む
- ワームが自然に漂う
特に重要なのが、シンカーより先(ワーム側)の動きをイメージすることです。目に見えない水中で、ワームがどう動いているかを常に頭の中で描きながら操作しましょう。
ガン玉以降のワームがどう動いているかイメージすることが大切です。「止めてワームだけをスイングさせる」「ロッドを煽りながら漂わせる」など、いつもとは違う動きを頭の中でイメージしながら釣りをしましょう。
出典: 【アジング】スプリットリグが超釣れる!仕掛け&使い方の要点をご紹介
このイメージングができるようになると、アジの反応に合わせた微調整が可能になります。最初は難しく感じるかもしれませんが、何度も実践するうちに感覚がつかめてくるはずです。
一般的には、アクション後の**ポーズ(止め)**が非常に重要とされています。動きを止めた瞬間にアジがバイトすることが多いため、意識的に止める時間を作りましょう。
フッキングは大きく合わせる必要がある
シンカーリグでのフッキングは、ジグ単とは全く異なるテクニックが必要です。最も重要なポイントは、通常より大きく合わせることです。
🎯 フッキングのポイント
項目 | ジグ単 | シンカーリグ |
---|---|---|
合わせの大きさ | 小さめ(リストターン程度) | 大きめ(腕全体を使う) |
タイミング | すぐ | やや遅れる |
力加減 | 弱め | 強め(ただし強すぎ注意) |
成功率 | 高い | やや低い |
なぜ大きく合わせる必要があるのか、その理由を理解することが重要です。シンカーが手前にあることで、ラインがくの字に折れた状態になっています。この状態で通常の合わせを入れても、最初にシンカーが動くだけで、ワームまで力が伝わりません。
図のように、ラインがガン玉を頂点に折れてしまうため、ワームまでのラインが直線になっていません。そのためいつものように合わせても、しっかりとフッキングが決まらないのです。スプリットリグを使用した際は、少し大きく合わせることが必要となることだけ、意識しておきましょう。
出典: 【アジング】スプリットリグが超釣れる!仕掛け&使い方の要点をご紹介
ただし、「大きく合わせる」といっても、力任せに引っ張るわけではありません。アジは口が弱い魚なので、強すぎる合わせは口切れの原因になります。
おすすめの合わせ方は、ロッドを大きく振り上げながらも、スピードは速く、力は中程度というバランスです。例えるなら、「素早くスッと持ち上げる」イメージでしょうか。
また、ハリの性能も重要です。シンカーリグでは感度が落ちるため、アタリを取りにくい場面があります。そんな時はハリの鋭さにこだわることで、ある程度オートマチックにフッキングが決まるようになります。
感度が悪いならハリで補う他はない。ハリの鋭さにこだわって選べば、ある程度オートマチックに掛かるから、アタリが取れなくても釣ることが可能になるぜ
出典: アジングにおけるスプリットショットリグの利点と使い方
フッキングの成功率を上げるには、経験を積むしかありません。最初は失敗も多いかもしれませんが、徐々に「この感触の時はこう合わせる」というパターンが見えてくるはずです。
ボトム攻略にはスプリットが最適
シンカーリグの中で、特にボトム攻略に特化しているのがスプリットショットリグです。キャロやフロートと比較して、ボトムを効率的に探れる理由がいくつかあります。
まず、スプリットシンカーは比重が高いものが多く、素早くボトムまで到達できます。キャロシンカーは比重が小さいためスローフォールしやすく、潮に流されやすい傾向があります。潮に流したくない状況では、スプリットの方が正解となるでしょう。
キャロのシンカーは確かに重いが比重が小さい。そのためスローフォールしやすく潮に流されやすい。潮に流したくないって状況ならスプリットショットリグの方が正解だな。
出典: アジングにおけるスプリットショットリグの利点と使い方
さらに、スプリットはレンジキープ能力が高いという特徴があります。シンカーが手前にあることで、ジグヘッドの浮き上がりを抑えられるため、狙いのレンジを外しにくいのです。
🎣 ボトム攻略の最強技「ほったらかし戦術」
特に効果的なのが、ボトムに置いておくだけという超シンプルな方法です。
- キャストしてボトムまで沈める
- ラインを張る
- 待つ(これだけ!)
この方法は、潮流れの力でワームを漂わせる戦術です。産卵後などの超低活性アジをピンポイントで狙いたい時に非常に有効とされています。
ポイントは、ノーシンカーのハリを使うことです。ジグヘッドではなくハリだけにすることで、ワームが絶妙に浮いた状態となり、放置した数秒後にアジが食ってくるのです。
僕のエリアでは、水温が下がり切るとアジの活性がさがり、ボトムにへばりついてしまいます。そこで活躍するのが、ノーシンカーのワームを使ったスプリットリグ。これをボトムに放置すると、ノーシンカーワームが絶妙に浮いた状態となり、放置した数秒後にアジが喰ってくるのです。
出典: 【アジング】スプリットリグが超釣れる!仕掛け&使い方の要点をご紹介
この戦術が活きるのは、カケアガリやボトムの障害物がある場所です。地形変化を意識してポイント選びをすることで、釣果が大きく変わってきます。
一般的に、夏のデイゲームや冬アジングでもボトム攻略は有効とされています。表層より底の方が水温が安定しやすく、適正水温を超えていても、実は底は適正水温内という可能性があるためです。
ガン玉選びはゴム張りタイプが鉄則
スプリットシンカーとして手軽に使えるのがガン玉です。しかし、ガン玉選びを間違えると、ラインブレイクなどのトラブルにつながります。
📌 ガン玉の種類
従来型(ゴムなし)
- 丸い鉛に溝が開いたタイプ
- 価格が安い
- ラインに傷がつきやすい(NG)
- アジングには不向き
ゴム張りタイプ
- 内側にゴムが張ってある
- ラインを傷つけにくい(推奨)
- アジングに最適
- 若干価格が高め
ガン玉には、丸い鉛に溝が開いたタイプと、内側にゴムが張ってあるタイプの2種類があります。ゴムが無いタイプだと、ラインに傷が付きやすいです。ラインブレイクに繋がってしまうので、ゴム張りタイプを使用するようにしましょう。
出典: 【アジング】スプリットリグが超釣れる!仕掛け&使い方の要点をご紹介
アジングで使用するラインは非常に細く、PEライン0.3号やリーダー1号程度が一般的です。このような細糸に従来型のガン玉を強く挟み込むと、ラインが圧縮・変形し、最悪の場合ラインブレイクにつながります。
特に注意すべきは、挟む力加減です。ゴム張りタイプでも、強すぎる力で挟むとラインにダメージを与えます。「ガン玉が簡単には動かない程度」の力で挟むのが理想的でしょう。
🛡️ ラインダメージを防ぐポイント
✓ 必ずゴム張りタイプを選ぶ ✓ 挟む力は最小限に ✓ 定期的にラインの傷みをチェック ✓ 傷みが確認できたらリーダーを結び直す
専用のアジングシンカーは、ゴムが付いているだけでなく、シンカー側面に溝が掘られているものもあります。これは糸グセが付きにくくする工夫です。
スプリットシンカーをの向きは両端の太さが違う場合は太い方がジグヘッド側となりますが同じ太さであれば気にする事なく装着して下さい。
出典: 【初心者必見】アジング・メバリングでスプリットシンカーを使って沖の深場を狙えっ‼️
ガン玉やスプリットシンカーには向きがある場合もあるので、説明書きをよく確認しましょう。基本的には太い方をジグヘッド側、細い方をロッド側にするのが一般的です。
おそらく、最初は専用のアジングシンカーを購入するのがおすすめです。慣れてきたら、コスパの良いガン玉も選択肢に入れると良いでしょう。ただし、ガン玉は基本的に使い捨てになることを理解しておく必要があります。
状況別の使い分けで釣果アップ
アジングシンカーを効果的に使うには、状況に応じた使い分けが重要です。ここでは、様々な状況での最適な選択を解説します。
📊 状況別リグ選択ガイド
状況 | 推奨リグ | 理由 |
---|---|---|
風が強い | スプリット(重め) | 飛行姿勢が安定 |
潮が速い | スプリット | 流されにくい |
超遠投必要 | キャロ | 最も飛距離が出る |
表層~中層 | フロート | レンジキープが容易 |
ボトム集中 | スプリット | 素早く沈む |
低活性時 | キャロ/フロート | スローアピール |
🌊 潮が速い場所での対応
潮の流れが速い場所では、軽いシンカーだと流されてしまい、狙ったポイントを攻められません。このような状況では、重めのスプリットシンカーを選択します。
5g以上のシンカーを使うことで、潮に負けずに真下付近をキープできます。ただし、アジングロッドによっては5g以上に対応していないものもあるため、ロッドの適合ウエイトを確認しましょう。
おそらく、潮が速すぎる場合は7ft程度のメバリングロッドなど、やや強めのロッドの方が扱いやすいかもしれません。
🌅 時間帯による使い分け
マズメ時
- アジが活発に動く
- 表層~中層を意識
- フロートやキャロが有効
夜間
- 常夜灯周りに集まる
- 中層が中心
- スプリット、フロートどちらも可
デイゲーム
- ボトム中心
- スプリットが最適
- ノーシンカー+スプリットも試す
🎯 アジのサイズによる選択
豆アジ(10cm以下)
- 軽めのシンカー(1~2g)
- 極細ラインシステム
- ジグヘッド0.4g以下
中型アジ(15~20cm)
- 中間的な重さ(3~5g)
- バランスの良いセッティング
- ジグヘッド0.6~1g
尺アジクラス(25cm以上)
- 遠投が必要な場合も
- キャロやフロートも選択肢
- ジグヘッド1g前後
状況判断のコツは、まず基本のセッティングで始めて、反応を見ながら調整することです。最初から完璧を求めず、試行錯誤を楽しむ姿勢が大切でしょう。
また、同じポイントでも日によって状況は変わります。前回釣れたセッティングが今回も通用するとは限りません。柔軟な対応力を身につけることが、釣果アップへの近道です。
まとめ:アジングシンカーの使い方
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジングシンカーは遠投、深場攻略、レンジキープのために使用する
- スプリットショットリグは手軽に始められる定番の遠投リグである
- キャロライナリグは超遠投とスローフォールを両立できる
- フロートリグは表層からボトムまで幅広いレンジに対応する
- シンカーの重さは水深と潮流の強さで選択する
- 基本的に2g、3g、5gの3種類を揃えておけば多くの状況に対応できる
- シンカーの取り付け位置は50cmが基本だが30~70cmで調整可能
- キャスト時と着水時はテンションをかけてライン絡みを防止する
- アクションはジグ単より大きめを意識してワームに動きを伝える
- フッキングは通常より大きく合わせる必要がある
- ボトム攻略にはスプリットショットリグが最も効果的である
- ガン玉は必ずゴム張りタイプを選択してラインダメージを防ぐ
- 状況に応じてリグを使い分けることで釣果が大きく変わる
- 風や潮の速さ、時間帯、アジのサイズを考慮して最適なシンカーを選ぶ
- まずは基本のセッティングで始めて反応を見ながら調整していく
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- アジング徹底攻略|スプリット・キャロ・フロート、リグ別の釣り方|Honda釣り倶楽部
- 【アジング】スプリットリグが超釣れる!仕掛け&使い方の要点をご紹介 | TSURI HACK
- アジング用シンカーの重さや位置の選び方!使うメリットは? | タックルノート
- アジング用シンカーってどんなふうに使えばいいの?ユーザー評価の高いおすすめアイテム特集 | FISHING JAPAN
- パラソルシンカー登場!ベイトでスプリットを使うコツ! | アジング – ClearBlue
- 【初心者必見】アジング・メバリングでスプリットシンカーを使って沖の深場を狙えっ‼️
- Ocean Ruler【アクティブシンカーキャロ】の使い方 | Real.アジング
- アジングにおけるスプリットショットリグの利点と使い方 | アジング専門/アジンガーのたまりば
- アジングについてです。 – Yahoo!知恵袋
- 【さらば】アクティブシンカーキャロ | 【山口アジング】ほやけんちゃアジング
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