アジングで釣果を左右する最重要パーツ、それがジグヘッドです。ロッドやリール選びと同じくらい、いや、それ以上にジグヘッド選びは大切だと言われています。なぜなら、ジグヘッドはアジの口に最初に触れる部分であり、状況に適した重さやフック形状を選ぶことで、当たりが止まった時や渋い状況にも対処できるからです。
しかし、釣具店に行くと無数の種類が並んでおり、「どれを選べばいいのか分からない」という声も多く聞かれます。形状、素材、重さ、フックサイズ、シャンクの長さ…考慮すべき要素が多すぎて、特に初心者の方は迷ってしまうでしょう。そこで今回は、アジングで使用するジグヘッドの選び方から、おすすめの製品まで徹底的に解説していきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ アジングジグヘッドの形状・素材・重さによる違いと使い分け方 |
| ✓ フックサイズとシャンクの長さがフッキング率に与える影響 |
| ✓ 状況別のおすすめジグヘッド15選と各製品の特徴 |
| ✓ 釣果アップにつながる実践的な選び方のコツ |
アジングフックのおすすめを選ぶ前に知っておきたい基礎知識
- ジグヘッドとは何か?アジングにおける重要性
- ヘッド形状の違いによる特徴と使い分け
- ヘッド素材が釣りに与える影響
- ジグヘッドの重さは1gを基準に選ぶべき理由
- フックサイズの選び方とアジのサイズの関係
- フック形状(ゲイプ)による違いとは
ジグヘッドとは何か?アジングにおける重要性
ジグヘッドとは、フックとシンカー(オモリ)が一体化したルアー用のフックのことを指します。一般的にはワームと組み合わせて使用し、その組み合わせを「ジグヘッドリグ」または「ジグ単」と呼びます。
アジングにおいて「アジング=ジグヘッドの釣り」と言っても過言ではないほど、ジグヘッドは主流の仕掛けとなっています。メバリングなど他のライトゲームと比較しても、アジングではジグヘッドの重要性が特に高いと言えるでしょう。
ジグヘッドの特徴として、フックが剥き出しになっている点が挙げられます。これはフッキングしやすい一方で根がかりもしやすいという特性があるため、使用する場所を選ぶ必要があります。
アジングで使用するジグヘッドの特徴は主に2つあります。ひとつはヘッド部分が軽いこと、もうひとつは細軸のフックを使用しているところです。アジングで使用するワームはかなり小さく、さらにアジの口も薄いため、すっぽりと収まるよう、各メーカーはさまざまな工夫を凝らしています。
ジグヘッドはそれ単体で使わず、おもにソフトプラスチックのワームを取り付けて使う場合がほとんど。
フッキング率を大きく左右する重要パーツであるジグヘッドは、ロッド、リール、ライン、ワームに拘るのと同じくらい、慎重に選ぶべきアイテムなのです。適切なジグヘッドを使っていた場合と比べて、不適切なものを使っていると釣果に大きく差が出てしまいます。
ヘッド形状の違いによる特徴と使い分け
アジング用ジグヘッドのヘッド形状は、大きく分けて4つのタイプがあります。それぞれの形状によって水の受け方や動きが異なるため、釣り方や状況に応じて使い分けることが重要です。
📊 ヘッド形状別の特徴比較表
| 形状タイプ | 特徴 | 適した釣り方 | 引き抵抗 | フォールスピード |
|---|---|---|---|---|
| 丸型(ラウンド型) | オーソドックスで扱いやすい | リフト&フォール全般 | 適度 | やや早め |
| 砲弾型(バレット型) | スイミング姿勢が安定 | ただ巻き・横の釣り | 少ない | やや遅め |
| 船型 | 丸型と砲弾型の中間 | オールラウンド | 少なめ | 遅め |
| 矢じり型(デルタ型) | ダートアクションに最適 | トゥイッチ・ダート | 少ない | やや早め |
**丸型(ラウンド型)**は、数あるヘッド形状の中でも最も一般的なタイプです。癖がなく、しっかりとした操作性で扱いやすいオールラウンダーとして知られています。適度な引き抵抗があり、キャストの飛距離にも安定感があるため、まず最初に揃えるべき形状と言えるでしょう。フォールの釣りに強く、ワームの微細な動きを引き出しやすい特徴があります。
**砲弾型(バレット型)**は、メバリング用ジグヘッドの形状としてポピュラーですが、アジングでももちろん使えます。スイミング時の姿勢に安定感があり、ただ巻きでの横の釣りが得意です。レンジキープもしやすいため、巻きの釣りなら砲弾型の出番となります。
船型は、丸型と砲弾型の中間的な特徴を持つジグヘッドです。ただ巻き、リフト&フォールもこなし、ボトムでも安定する形状でどんな釣りでもそつなくこなします。初心者が迷った時の選択肢として優秀です。
矢じり型は左右に激しく動いて魚を誘うダートアクションがメインのジグヘッドです。ラインを叩くように張ってダートさせ、その後のフォールやただ巻きで食わせます。メリハリのある動きに反応のよいときに効果的なジグヘッドで、デイゲームや低活性時にリアクションバイトを誘いたい時に活躍します。
基本的に底の面積が広ければスローフォールしやすく、横面積が広ければ横の流れに変化を受けやすいという考え方になります。
形状選びに迷ったら、**「丸型の鉛製ジグヘッド」**を選びましょう。オールラウンドで活躍する汎用性の高さと、どこでも手に入る入手性の高さを兼ね備えているからです。
ヘッド素材が釣りに与える影響
ジグヘッドのヘッド素材は、主に4つの種類があります。それぞれの素材によって比重や価格、フォールスピードが異なるため、釣りのスタイルや状況に合わせて選ぶことが重要です。
🎯 ヘッド素材別の特性一覧表
| 素材 | 比重 | 価格 | おすすめの使用シーン |
|---|---|---|---|
| 鉛 | 標準 | 安い | 最もオーソドックス。製品の種類も多く安価。最初に選ぶなら鉛製がおすすめ |
| タングステン | 高い | 高い | 高比重で同サイズでも鉛より重い。飛距離を出したいときや深場を狙いたい時 |
| スズ合金 | 低い | 標準 | 鉛よりも比重が低く、ゆっくりとフォール。アジにより長くワームを見せられる |
| 樹脂複合系 | とても低い | やや高い | 鉛を樹脂で包んだヘッド。超スローフォールするがベテラン向け |
鉛製のジグヘッドは、最も一般的なタイプです。安価で加工性もよいため、各社の様々なジグヘッドに採用されています。市販のアジング用ジグヘッドのほとんどは鉛製で、1g以下から3g前後まで幅広く用意されています。アジングを始めたばかりなら、まずは鉛製のジグヘッドを選ぶのがおすすめです。
タングステン製のジグヘッドは、鉛に比べて高価ですが、比重が高いのがポイントです。鉛の1.7倍が目安で、鉛と比べて同ウエイトながらコンパクトになります。そのため、キャスト時の空気抵抗が少なく、より飛距離を出せるのが特徴です。水中での抵抗も少なく、フォールスピードや引き抵抗に影響が少ないのも魅力となっています。
スズ合金は、鉛よりも比重が軽いのがポイントです。鉛と同じウエイトであっても体積は大きいため、水中ではより抵抗がかかり、その分ゆっくりとフォールするのが特徴です。ただし、シンカーでジグヘッドでの採用は少なめとなっています。
樹脂複合系は、鉛のヘッドの周りを樹脂でコーティングしたタイプです。通常の鉛のジグヘッドよりも体積を増やすことで抵抗感をアップさせ、操作性を向上させている製品もあります。超スローフォールでアジを魅了したい時に有効なタイプです。
基本的に鉛のジグヘッドを使用し、より飛距離を出したい時にはタングステン、もっとスローに見せたいときにはスズ合金や樹脂といった具合に使い分けてみましょう。
ジグヘッドの重さは1gを基準に選ぶべき理由
アジング用ジグヘッドの重さは、軽いモノは0.2g程度から、重たいモノは3g程度まで幅広くラインナップされています。重たいほうが投げやすく遠投しやすい傾向にありますが、軽いほうが一定のレンジを引きやすく、喰いのよさにも分があります。
アジングでは小型の豆アジ狙いか、大型の尺アジ狙いによって分かれ、前者であれば1g以下も選択肢となります。どちらもカバーしたい場合は1g程度を基準として、あとは水深や潮の流れ、風などのフィールド状況を考慮した判断をするようにしましょう。
⚖️ ジグヘッド重量別の使い分け基準
| 重量帯 | 食わせ能力 | 飛距離 | 操作感 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|---|
| 1g以下 | 高い | 出にくい | 少ない | ワームをゆっくりナチュラルに見せたい。フォールの釣りや潮に流す釣り |
| 1g-3g | 普通 | 標準的 | 標準的 | 汎用性が高くメインとなる重さ。キャストのしやすさとナチュラルさのバランスが良い |
| 3g以上 | 低い | 出やすい | 良好 | 重め。飛距離を出したい時や、風が強い時、深場を狙う場合 |
食いが悪い時は軽量ジグヘッドが効果的です。1gのジグヘッドを使用してアジングを行っているものの、なかなか釣れないという時にはより軽いジグヘッドが有効となります。アジがいる場所にルアーを通しているのに食いついてくれないという状況は、アジがアミなどの小さいエサを食べている場合や、活発に泳ぎ回らない低活性の状態のときにありがちです。
このような状況では、より小さいワームを試してみたいところですが、重いジグヘッドにセットしてしまうと動きが速くなりすぎてしまいます。そこで小さいワームには軽いジグヘッドを合わせましょう。ただ巻き時の振動や、フォールでの動きが自然になるため実際のエサに似せることができ、アジも警戒せずに食ってきてくれます。
逆に、潮が速い・風が強いなら重いジグヘッドを選ぶ必要があります。1gのジグヘッドを思った通りに操れない際にはより重たいジグヘッドを使用するのがおすすめです。軽いジグヘッドの方がアジに食わせやすいとはいえ、ジグヘッドをきちんと操れなければ釣れる確率は小さくなってしまいます。
アジングで最も頻繫に使用するのは、エリアやポイントにもよりますが、ほとんどが1g台のジグヘッド。
ジグヘッドを操れない時には、しっかりとジグヘッドの重さを感じられる重さまでジグヘッドを重くすると操作感が得られ、思い通りに動かしやすくなります。ジグヘッドの重さを変える時は、軽くするにしても重くするにしても徐々に変えていくのがローテーションのコツです。
フックサイズの選び方とアジのサイズの関係
ジグヘッドに限らず、フックは表記も読み方も独特です。表記としては「#」と「数字」を組み合わせるのが特徴で、サイズは10前後から1までは数字の大きいほうがフックサイズは小さくなります。例えば「#4」と「#3」では前者のほうが小さくなります。
アジングにおけるジグヘッドのフックサイズは小さい番手で#14、大きい番手で#3ぐらいまでとなっています。サイズ選びはフックとワームのバランスを考慮することが重要で、フックが大きてワームが小さい、フックが小さてワームが大きいとフッキングミスにつながるので、意識しておきましょう。
🐟 アジのサイズ別フックサイズ選択の目安
アジングで使用するフックサイズは、釣れるアジのサイズ(口の大きさ)に合わせて選ぶ必要があります。大きいサイズのアジになると口も大きくなり、多少フックサイズが合ってなくてもフッキング率に影響は出にくいですが、20cm以下のサイズになると、アジの口の大きさも小さくなるので、フックサイズの選択が重要になってきます。
一般的な目安として、以下のような選び方が推奨されています:
- 15cm以下の豆アジ → #10~#12(SSサイズ相当)
- 15~20cmの小アジ → #8~#10(Sサイズ相当)
- 20~30cmの標準サイズ → #4~#6(Mサイズ相当)
- 30cm以上の尺アジ → #2~#4(Lサイズ相当)
ゲイプの幅をアジの口の大きさに合わせてやることが、フッキング率を上げる為にとても重要な項目になります。口が小さくて薄く、さらに吸い込む力も弱いアジに対応すべく、よりかかりやすさと吐き出しにくさに配慮する必要があるのです。
アジのサイズが変わってくると、口の大きさも変わってきます。ということは、釣れるアジのサイズ(口の大きさ)に合わせてフックサイズを変えてやる必要があり、これを意識してみるとフッキング率が大きく上がります。
アジのサイズに合わせたフックサイズを選択しても、アジの活性でフックサイズを調整する必要もあります。20cm以上のアジでも、アミパターンや産卵期などで吸い込みが弱い、低水温期や酸欠など諸々の事情で活性が低い場合は、小さめのフックサイズの方がフッキング率が良くなる場合があります。
フック形状(ゲイプ)による違いとは
フックの形状、特にゲイプ(ハリの軸からフックポイントまでの幅)の違いは、フッキング率に大きく影響します。アジングにおいては、主にレギュラーゲイプとオープンゲイプの2種類が使われています。
レギュラーゲイプとは、フックのベンドカーブがキレイにUの字を描いているタイプのことです。ジグヘッドにおけるオーソドックスな仕様で、広く普及している形なので、レギュラーゲイプと呼ぶのが一般的となっています。
オープンゲイプとは、フックのベントカーブが外側に広がっている・曲がっているタイプのことです。極端なアイテムは形状がひらがなの「し」に近く、バイトに対して刺さり優先になっています。ジグヘッド全体においては少数派ですが、アジングにおいては複数見られるタイプで、口が小さくて薄く、さらに吸い込む力も弱いアジに対応すべく、よりかかりやすさと吐き出しにくさに配慮しているのが特徴です。
🎣 ゲイプ形状別の特徴比較
| ゲイプタイプ | 特徴 | メリット | デメリット | 適した状況 |
|---|---|---|---|---|
| レギュラーゲイプ | 針先が真っ直ぐ向いている | 開きにくくバレにくい | 瞬間的なバイトは掛けにくい | 一般的な状況・安定重視 |
| オープンゲイプ | 針先が外側を向いている | 針掛かりしやすい | 大型のアジに伸ばされることも | アタリがあるけど乗らない時 |
| ショートシャンク | 全長(シャンク)が短い | 吸い込まれやすくバレにくい | ワームの保持力は低め | 硬い顎に掛かりやすい |
アジングではオープンゲイプが主流です。オープンゲイプのフックには、アジの口の奥にかかりやすい、ただし豆アジには吸い込まれにくいという特徴があります。アジは頬の肉が極端に薄いため口切れでばらしやすく、ゆえに口奥でハリを掛けられるオープンゲイプが使われるわけです。
ショートシャンクも重要な要素です。シャンクとはハリの軸の部分のことで、アジングではシャンクの短いショートシャンクが主流となっています。ショートシャンクのフックには、アジの口の奥にかかりやすい、ワームの動きを妨げない、ただしワームの保持力は低めという特徴があります。シャンクが短くなるとハリ先角度が大きくなり、アジの口奥にハリ掛かりさせやすくなるのです。
できればオープンゲイプを使いたいが、例外もあることに注意が必要です。オープンゲイプの場合、どうしてもゲイプ幅が広がってしまうため、豆アジの場合はクローズゲイプ、もしくはフラットの方がかえっていい場合もあります。ただし、オープンゲイプでも豆アジ専用ならゲイプ幅が最初から小さく設計されているので問題ありません。
釣果が変わる!おすすめのアジングフックと選び方の実践テクニック
- リフト&フォールに最適なおすすめジグヘッド
- リトリーブ(巻き)の釣りに向いたジグヘッド
- ダートアクションで攻めるおすすめジグヘッド
- 豆アジ専用のおすすめジグヘッド
- タングステン素材のおすすめジグヘッド
- コスパ最強のおすすめジグヘッド
- 針先の鋭さで選ぶおすすめジグヘッド
- 線径(太さ)で選ぶジグヘッドの基準
- ジグヘッドの結び方とスナップの使用について
- まとめ:アジングフックのおすすめと選び方の総括
リフト&フォールに最適なおすすめジグヘッド
リフト&フォールの釣りでは、ショートシャンクのオープンゲイプが基本となります。リフト&フォールの釣りだと食わせの間のフォールの時に、アジが下や左右などからヘッド部に捕食してくる場合が多いため、シャンクの長さが短いショートシャンクのジグヘッドを選択した方が、ロングシャンク使用時よりもフッキング率が高くなります。
🌟 リフト&フォール用おすすめジグヘッドTOP5
1. 土肥富 レンジクロスヘッド
国内最古の針屋、土肥富から発売されているアジングジグヘッドです。アジングの基本的な釣り方、リフト&フォールに最適なシャンク長、ゲイプ幅、ヘッド形状で設計されています。針先は究極の刺さりを追究したレンジクロスフックMを採用することで、既存のアジングジグヘッドの中でも最高の鋭さを誇ります。
あまりの刺さりの良さに1度使うと他のジグヘッドが使えなくなるという人が続出しているほどです。ウエイトは最小0.5g、最大3gの6種類をラインナップしています。
2. 土肥富 フロードライブヘッド
20cm以下のアジのリフト&フォールにおすすめなアジングジグヘッドです。ジグヘッドの存在感がわかりやすい抵抗受け流し系のヘッド形状を採用しています。20cm以下のアジに合わせたシャンク長さ、ゲイプ幅を設計しており、針先は究極の刺さりを追及したレンジクロスフックSサイズを搭載することで、非常に刺さりがいいのが特徴です。
20cm以上のアジでも活性が低い時やアミパターンの時などはフロードライブヘッドを使うとフッキング率が高くなると評判です。
3. ダイワ 月下美人 SWライトジグヘッドSS
ベイトフィッシュライクなヘッドを採用したジグヘッドです。ハリ先が鋭く、貫通性能に優れており、オートマチックにバイトへと持ち込めるのが特徴です。カラーは、夜光とレッドグローの2パターンがあり、ウエイトは0.5〜3gで、フックは#10・#8・#6・#4があり、計38種類が用意されているのも魅力です。
4. がまかつ 宵姫ラウンド
やや前方にラインアイを配置したラウンドタイプのジグヘッドです。メバリングやアジングに使えるタイプで、細いラインでのテンションをかけやすく、操作性に優れているのが特徴です。また、水受けのよいヘッド形状を採用することにより、適度な引き感があるのもポイントで、縦の動きにも横の動きにもしっかりと対応できるのが魅力です。
5. サーティフォー ダイヤモンドヘッド
ダイヤモンドのようにカットされた、多面体形状のヘッドが特徴的なアジング用ジグヘッドです。カット面がそれぞれ光を反射するので、煌めく物に反応するアジの習性を刺激します。フォールの釣りを中心に、メインのジグヘッドとして活躍してくれるでしょう。
リトリーブ(巻き)の釣りに向いたジグヘッド
リトリーブの釣りの場合だと、アジが後ろから捕食してくる場合が多いという特徴があります。よってショートシャンクを使用していると、フックが口の部分まで吸い込まれなかったり、口の浅い部分に掛かってしまう場合が多くなります。
ゲイプもリトリーブの釣りでオープンゲイプを使用すると、口の浅い部分に掛かってしまってバラシやすかったり、吸い込みが浅いのに針先がアジの口に触れてしまい、吐き出すのが早くなりフッキング率が下がりやすい傾向があります。その反面、ストレート、クローズゲイプだと、口の浅い部分に掛かる事が少なくなり、食いが浅くても針先が口に触れにくいので、アジが追い食いしやすくなります。
🎯 リトリーブ用おすすめジグヘッドベスト3
| 製品名 | メーカー | 特徴 | ウエイト | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ラッシュヘッド | 土肥富 | 弾頭型ヘッド・超鋭い針先 | M: 0.8〜2.5g | 600円前後 |
| アジ弾丸 | オーナー | 円柱型・先端折って軽量化可能 | 0.6〜3.0g | 400円前後 |
| スイスイスイムジグヘッド | ジャッカル | スイミング特化・波動の強いワームと相性良 | 0.4〜2.1g | 400円前後 |
土肥富 ラッシュヘッドは、リトリーブの釣りに向いたジグヘッドの代表格です。飛距離が出やすい弾頭型のヘッド形状に、アジが後ろから捕食してくるリトリーブの釣りに最適なシャンク長、ゲイプ幅で設計されています。針先はS、Mサイズはレンジクロスフックと同様に超鋭い針先になっており、アジのサイズに合わせてS,M、Lサイズから選ぶといいでしょう。
オーナー アジ弾丸は、初心者でも扱いやすい、オーソドックスなアジング用ジグヘッドです。円柱型のヘッドなので一定レンジをキープしやすく、ただ巻きでの釣りを高いレベルでこなしてくれます。ヘッドの先端を折れば軽量化でき、フォールの釣りに適したセッティングにアレンジすることも可能という独自の機能を持っています。
ジャッカル スイスイスイムジグヘッドは、その名の通り、スイミングの釣りを得意としているジグヘッドです。波動の強いワームとの相性が良く、ワームの動きを殺さずに一定レンジを巻くことができます。シャッドテールなど、テールがアクションするタイプのワームに最適です。
ダートアクションで攻めるおすすめジグヘッド
ダートアクションとは、ジグヘッドを左右に激しく飛ばす釣り方のことです。矢じり型のジグヘッドがダートアクションに最適で、ヘッドのカラーはメタリックブラックを採用しており、フラッシングを嫌う際に有効なアイテムとなっています。
ロッドアクションに対するレスポンスも良好で、リアクションバイドが狙えるのが魅力です。小魚を追い回しているアジや、激しい動きに興味を持つアジを狙う際に使用することが多くなります。
⚡ ダート用おすすめジグヘッド比較表
1. カツイチ デルタマジック
トゥイッチなどでチョンチョン動かして誘う、「マイクロワインド」に対応したジグヘッドです。タイプとしてはシャープなヘッド形状を採用したやじり型で、キレのある動きを出せるのが特徴です。また、マジックキーパーによってワームのズレに配慮できるのもポイントで、ウエイトは0.6〜2.5g、フックは#8・#6・#4で、計10種類を用意しています。
2. ダイワ 月下美人 ダーティンジグヘッド SS
メバリングやアジングなどのライドゲーム全般で活躍するやじり型のジグヘッドです。ヘッドのカラーはメタリックブラックを採用しており、フラッシングを嫌う際に有効なアイテムです。また、ロッドアクションに対するレスポンスも良好で、ダートアクションとの相性がよく、リアクションバイドが狙えるのも魅力です。
3. マグバイト ステッパージグヘッド
キレキレのダートアクションをしてくれる、矢じり型のアジング用ジグヘッドです。軽くアクションするだけで幅の広いダートをしてくれるので、ダートの釣りが初めてでも扱いやすいでしょう。大型アジにも対応した、太めのフックが採用されています。ウエイトは1.5g・2g・2.5g・3g・4gの5種類をラインナップしています。
4. ティクト ダーティンハリー
攻撃的なダートアクションが特徴の、矢じり型アジング用ジグヘッドです。スリムなワームでは幅広、ファットなワームでは控えめと、セットするワームによってダート幅を調整することが可能です。矢じり型のジグヘッドとしては珍しい、オープンゲイプであることもアジング用としておすすめしたいポイントです。
豆アジ専用のおすすめジグヘッド
豆アジ狙いには、極小・激軽のジグヘッドが必要です。ウエイトは0.2g・0.4g・0.6g・0.8g・1gなど、1g以下のラインナップが充実している製品を選びましょう。フックはショートシャンクのナローゲイプで、ついばむような微かなアタリを取れる仕様が理想的です。
極小・極短のワームにマッチするオリジナルフックを採用しており、口が小さく吸い込む力も弱い豆アジにもしっかりと対応できる
🐟 豆アジ用おすすめジグヘッド一覧
サーティフォー 小豆ちゃん
アジング用のジグヘッドのなかでも豆アジ専用を謳うジグヘッドです。フックポイントはやや長め、ゲイプ幅はやや狭いナローゲイプ(クローズドゲイブ)を採用しており、小さい口でのバイトでもバレにくいのが特徴です。ヘッドの形状はドーム型で、ラインアイはやや前方に傾倒しているのもポイントで、ウエイトは0.4g・0.6g・0.8g・1gをラインナップしています。
ダイワ 月下美人 SWライトジグヘッドSS 極み
極小・激軽のジグヘッドを求めている方におすすめのアイテムです。ウエイトは0.3g・0.6g・0.9g・1.2gの4種類、フックは#14・#12の2種類で、計8種類をラインナップしています。フックはショートシャンクのナローゲイプで、ついばむような微かなアタリを取れるのもポイントです。
オーナー 豆アジ弾丸
極小ワーム専用に開発されたジグヘッドです。ヘッドはラウンド型の両サイドを切り落としたような形状で持ちやすく、セットのしやすさにも配慮しているのが特徴です。フックは、やや外開きのオープンゲイプを採用しており、繊細なショートバイドをも拾える仕様で、小型の豆アジにもしっかりと対応できます。
ジャッカル アジマメマイクロジグヘッド
マメアジと呼ばれる10cm程度の小さなアジを釣るために開発された、小型サイズのジグヘッドです。ヘッドには平らな部分の面積を大きく設けることで水の抵抗を大きくし、引き抵抗を確保しています。小さなワームを使っていても、しっかりと操ることが可能です。
タングステン素材のおすすめジグヘッド
タングステン素材を採用したジグヘッドは、同じ重さでも鉛より小さく、飛距離が出やすいというメリットがあります。価格は高めですが、遠投が必要な状況や深場を攻める際には非常に有効です。
💎 タングステン製おすすめジグヘッド特集
| 製品名 | ウエイト | フックサイズ | 特徴 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|
| 月下美人 ジグヘッドSS TG | 0.5〜3g | #10〜#4 | 凹み付きラウンド型 | 600円前後 |
| ストリームヘッドTG | 2〜3g | #4統一 | 3gで従来1.8gと同サイズ | 700円前後 |
| 宵姫 AJカスタムTG | 0.4〜3g | #4統一 | ナノアルファコーティング | 500円前後 |
ダイワ 月下美人 ジグヘッドSS TG
ラウンド型のアジング用ジグヘッドで、凹みを設けることによって水噛みがよく、低重心設計と相まってレンジキープしやすいのが特徴です。ヘッドの素材はタングステン合金を採用しており、フックはショートシャンク・オープンゲイプの金メッキ仕様で、アジング専用として開発されているのも魅力です。
サーティフォー ストリームヘッドTG
3gモデルで従来の1.8gと同じ大きさの、タングステン製アジング用ジグヘッドです。2g,2.5g,3gと重ためのジグヘッドが中心にラインナップされており、飛距離が欲しい時に最適です。岸からはもちろん、深い水深を狙うボートアジングでも活躍します。
がまかつ 宵姫 AJカスタムTG ラウンドタイプ
タングステン素材を採用したおすすめのアジング用ジグヘッドです。側面にはフラット面を設けて、ウエイトが刻印されており、使い勝手に優れているのが特徴です。また、刺さりのよさと錆びにくさに配慮した「ナノアルファ」コーティングが施されており、安心感が高いのも魅力です。
コスパ最強のおすすめジグヘッド
アジングを始めたばかりの方や、根がかりが多い場所で釣りをする方には、コストパフォーマンスに優れたジグヘッドがおすすめです。価格が安くても性能が良い製品を選べば、気兼ねなく使えて釣果も期待できます。
メジャークラフト 鯵道ヘッド
角が取れた、やじり型・オープンシャンクのジグヘッドです。フックはアジに効果的と謳われている金メッキ仕様、シャンクには夜光するワームキーパーが備わっており、漁港や堤防などの常夜灯がある場所で使いやすいのが特徴です。本シリーズはフックサイズが2つあり、MとLを用意しています。
メジャークラフト オトク・ヘッド
1パックに25個ものジグヘッドが入った、お得感の高いジグヘッドです。形状はジグ単のリフト&フォールなど、フォールを交えた釣りに最適な丸型(ラウンド)タイプとなっています。フックは大きなアジが掛かっても安心な太いものであるため、沖堤防や磯からの大型狙いでも活躍してくれるでしょう。
がまかつ 宵姫 AJカスタム
やじり型の両サイドを切り落としたような形状のジグヘッドです。ショートダートで誘うのに適しており、ウエイトは0.2gから3gまでの11種類をラインナップしています。フックはショートシャンク・オープンゲイプ仕様で、吸い込みやすさと引っ掛かりのよさに優れているのもポイントです。
針先の鋭さで選ぶおすすめジグヘッド
針先はアジに最初に触れる部分であり、針先が鋭くないといくら釣り方に合わせたアジングジグヘッドを選択してもフッキング率は上がりません。ある実験では、鋭いフックだとアタリがあったら90%ほどのフッキング率でしたが、鋭くないフックだと30パーセントほどのフッキング率だったという結果も報告されています。
なぜこのような事が起きるのかというと、アジは口が非常に柔らかい魚だからです。針先が鋭くないと口の中で針が滑ってしまい刺さりません。アタリの大きさも針先が口の中で引っかかろうとする鋭い針先のものと摩擦が少ない鈍った針先とでは、鋭い針先のフックの方が口の中で滑りにくくなるので、手元に感知できるアタリは大きくなります。
⚔️ 針先が鋭いおすすめジグヘッドランキング
1位:土肥富 レンジクロスヘッド
超鋭利な針先を搭載したレンジクロスヘッド。国内最古の針屋、土肥富の技術が詰まったアジングジグヘッドで、既存のアジングジグヘッドの中でも最高の鋭さを誇ります。あまりの刺さりの良さに1度使うと他のジグヘッドが使えなくなるという人が続出しています。
2位:土肥富 フロードライブヘッド
レンジクロスフックSサイズを搭載することで、非常に刺さりがいいのが特徴です。20cm以下のアジに合わせたシャンク長さ、ゲイプ幅を設計しており、針先は究極の刺さりを追及しています。
3位:土肥富 ラッシュヘッド
針先はS、Mサイズはレンジクロスフックと同様に超鋭い針先になっています。ライトゲーム究極のスタンダードを追求したジグヘッドで、老舗釣り針メーカーの技術が光ります。
線径(太さ)で選ぶジグヘッドの基準
各メーカーのアジングジグヘッドで使われている線径は、0.5mm~0.7mmの間が多いです。0.5mmの細軸だと刺さりは良いけど強度が低く、0.7mmの太軸はその逆で強度があるけど刺さりが悪くなります。それぞれ一長一短ありますが、主にタックルの強さやドラグ設定などで選ぶといいでしょう。
📏 線径別の使い分け基準表
| 線径 | 刺さりやすさ | 強度 | おすすめの使用状況 |
|---|---|---|---|
| 0.5〜0.6mm | ◎ 非常に良い | △ やや弱い | エステルライン使用・尺以下のアジ狙い |
| 0.6〜0.7mm | ○ 良い | ○ 標準的 | バランス重視・オールラウンド |
| 0.7mm以上 | △ やや劣る | ◎ 非常に強い | PEライン使用・尺アジ~ギガアジ狙い |
最近主流のエステルラインを使用して、尺くらいまでのアジを狙うのなら、ドラグが緩い状態でも刺さりやすい線径を選択します。針先の鋭さにもよりますが、大体0.5mm~0.6mmくらいまでの間がストレスなく使える範囲です。
尺~ギガアジ~テラアジ狙いでPEライン、シンカーアジングなどの強度があるラインを使用するなら、フックの伸びなどを考慮して0.7mmほどの太軸を選択するといいでしょう。
線径は、対象のアジのサイズとタックルバランスに合わせて選択。針先は当然鋭い製品を選択。
ジグヘッドの結び方とスナップの使用について
アジング用のジグヘッドは、直結が基本とされています。スナップを使用すると、スナップの重みでジグヘッドのバランスが崩れたり、不自然な動きになる可能性があるためです。ただし、専用の小型スナップを使用する選択肢もあります。
🔗 ジグヘッドの結び方の基本
アジングで一般的に使用される結び方は、ユニノットやクリンチノットです。これらの結び方は比較的簡単で、強度も十分にあります。特にユニノットは汎用性が高く、覚えておくと様々な釣りで活用できます。
✓ ユニノットの結び方手順
- ラインをアイに通す
- 本線に沿わせて折り返す
- 折り返した部分で輪を作る
- その輪に先端を4〜5回巻きつける
- ゆっくりと締め込む
- 余分なラインをカット
スナップの使用について
アジング用のジグヘッドにスナップを付けても問題ないかという質問がよく聞かれますが、アジング用ジグヘッド専用のスナップを使用することをおすすめします。他の釣りで使うスナップはジグヘッドに対してサイズが大きく、泳ぎが不自然になってしまうことがあるからです。
ジグヘッドの動きを妨げないように開発された、アジング用の小さなスナップも市販されていますので、スナップを使いたい時には専用品を購入するのがおすすめです。ただし、経済的な観点や、より自然な動きを求める場合は、直結で使用する方が良いという意見も多く見られます。
まとめ:アジングフックのおすすめと選び方の総括
最後に記事のポイントをまとめます。
- ジグヘッドはフックとシンカーが一体化したもので、アジングの主流仕掛けである
- ヘッド形状は丸型・砲弾型・船型・矢じり型の4種類があり、釣り方で使い分ける
- 丸型はリフト&フォールに最適で、初心者にもおすすめのオールラウンダー
- 矢じり型はダートアクションに特化し、リアクションバイトを狙う際に有効
- ヘッド素材は鉛が基本で、飛距離重視ならタングステン、スロー重視ならスズ合金を選ぶ
- ジグヘッドの重さは1g前後を基準とし、状況に応じて軽量化・重量化する
- フックサイズはアジの口の大きさに合わせ、15cm以下は#10〜#12、20cm以上は#4〜#6が目安
- オープンゲイプは口奥に掛かりやすく、ショートシャンクは吸い込まれやすい
- リフト&フォールにはショートシャンク・オープンゲイプが最適
- リトリーブの釣りにはロングシャンク・ストレートゲイプが向いている
- 針先の鋭さはフッキング率に直結し、土肥富のレンジクロスシリーズが高評価
- 線径は0.5〜0.6mmが刺さりやすく、0.7mm以上は強度重視
- 豆アジ狙いには1g以下の軽量ジグヘッドとナローゲイプを選ぶ
- タングステン素材は同重量でも小さく飛距離が出るが価格は高め
- コスパ重視ならメジャークラフトのオトク・ヘッドがおすすめ
- ジグヘッドは基本的に直結で、スナップ使用時は専用の小型タイプを選ぶ
- アジの活性が低い時は軽量ジグヘッドに変更してフッキング率を上げる
- 潮が速い・風が強い時は重めのジグヘッドで操作性を確保する
- ジグヘッドの重さを変える際は徐々に変えていくのがコツ
- 状況に応じて複数のジグヘッドを使い分けることが釣果アップの鍵となる
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
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- 【2025年】アジング用ジグヘッドおすすめ人気ランキング14選
- 釣果が上がる!アジングジグヘッドのおすすめ5選!ヘッドやフックの違いも解説!
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- アジングの話 その壱 フックサイズ
- アジング初心者です。ジグヘッドでアジスタを使用しようと考えてます
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