「リアクト アジング」で検索しているあなたは、おそらくDUOのテトラワークスシリーズに興味を持っているのではないでしょうか。このロッド、実は業界でも話題沸騰中の”異次元の感度”を誇るアジング専用ロッドなんです。スケルトングリップによる直接ブランクタッチ、36g~44gという驚異的な軽量設計、そして0.6mmという極細ソリッドティップ──これらすべてが「豆アジの微細なバイトも逃さない」という哲学のもとに設計されています。
今回の記事では、インターネット上に散らばるリアクトに関する情報を徹底的に収集・分析し、各モデルの特徴から実際のユーザーレビュー、さらには他のアジングロッドとの比較まで、独自の切り口で詳しく解説していきます。TWRT-50、55、58、65という4つのラインナップそれぞれの違いや、あなたの釣りスタイルに合った選び方も網羅的にご紹介。これからリアクトの購入を検討している方はもちろん、アジングロッド選びで迷っている方にも参考になる内容になっています。
この記事のポイント |
---|
✓ リアクトシリーズ全4モデルのスペックと特徴を徹底比較 |
✓ スケルトングリップがもたらす感度革命の仕組み |
✓ 実際のユーザーレビューから見る使用感と評価 |
✓ あなたの釣りスタイルに最適なモデルの選び方 |

テトラワークス「リアクト」で実現するアジングの新次元
- リアクトが革命的と言われる3つの理由
- スケルトングリップの衝撃──感度が変わるメカニズム
- 極細ソリッドティップ0.6mmが捉える微細な変化
- 36g~44gという自重が示す設計思想
- アンサンドフィニッシュがもたらす実用性能
- リアクトと他社アジングロッドの決定的な違い
リアクトが革命的と言われる3つの理由
DUOのテトラワークス「リアクト」シリーズが、アジングシーンに登場して以来、多くのアングラーから「革命的」と評価されています。その理由は大きく分けて3つあります。
第一に、圧倒的な感度の高さです。リアクトシリーズ最大の特徴であるスケルトングリップは、直接ブランクに触れることができる設計により、従来のロッドでは感じ取れなかった微細な変化まで手元に伝えてくれます。「キャストした先で、海藻の上にふわっとラインとリグが乗る感覚が分かる」というユーザーの声もあるほどです。潮の流れの変化、障害物の感知、そして豆アジの吸い込みバイト──これらすべてが明確に分かるというのは、一般的には驚異的なレベルと言えるでしょう。
第二に、徹底的な軽量化です。TWRT-50が36g、TWRT-55が38g、TWRT-58が40g、TWRT-65でも44gという自重は、同クラスのアジングロッドと比較しても突出した軽さです。この軽量化は単に軽いだけではなく、リールを装着した状態でのバランスまで考慮されており、長時間の釣行でも疲れにくい設計となっています。一般的に、ロッドの軽量化は感度向上にも直結するため、「軽い=感度が高い」という方程式が成り立ちます。
第三に、極細ソリッドティップの採用です。0.6mm(TWRT-65は0.8mm)という極細のソリッドティップは、豆アジの弱い吸い込みバイトも弾かず、確実にフッキングへと導きます。ティップ部分が繊細である一方、ベリーからバットにかけてはしっかりとした張りを持たせることで、操作性とフッキングパワーを両立させているのです。
📊 リアクトシリーズの革命的要素
要素 | 従来ロッド | リアクト | 差異 |
---|---|---|---|
感度伝達方式 | 通常グリップ | スケルトングリップ | ブランクタッチで感度向上 |
自重(5ft台) | 45~55g程度 | 36~40g | 約15~30%軽量化 |
ティップ径 | 0.8~1.0mm程度 | 0.6~0.8mm | より繊細な感知が可能 |
グリップ構造 | 一体型 | セパレート型 | 握り位置の自由度向上 |
これら3つの革命的要素が組み合わさることで、リアクトは「豆アジングを楽しめる」「微細なアタリを確実に捉える」という、従来では難しかったアジングの新しい領域を切り開いたと言えます。単なる高性能ロッドではなく、アジングという釣りのスタイル自体を変える可能性を秘めたロッドなのです。
スケルトングリップの衝撃──感度が変わるメカニズム
リアクトシリーズの最大の特徴であり、他のアジングロッドとの決定的な違いを生み出しているのが「スケルトングリップ」です。このグリップシステムについて、詳しく解説していきます。
スケルトングリップとは、セパレートタイプのグリップ設計で、リールシートとエンドグリップの間に空間を設けることで、握ったときに直接ブランクに触れられる構造になっています。通常のロッドでは、グリップ部分全体がEVAやコルクなどの素材で覆われており、ブランクスからの振動は一度グリップ素材を経由してから手に伝わります。しかしスケルトングリップでは、この「経由」という過程がないため、ブランクスの振動がダイレクトに手に伝わるのです。
この設計思想について、一部のレビューでは賛否両論があります。あるユーザーは「宵姫天の様に、軽量化に加え、全体のパーツを使って感度上げる構造では無い様な気がします」と指摘しています。
ただこのグリップ、ワタシは信用してないんですね。グリップ周りのカーボンパイプ等部品点数がかなり減るためかなり軽量化されそれで確かに感度は良くなりますが、それだけです。このグリップになってブランクスに直接指や掌が触れることで感度アップが実現するとかよく書かれますが、その効果は少ないと思います。むしろこの部分を包むカーボンパイプが無くなることで、反響感度が減殺されると思います
このような批判的な意見がある一方で、実際の使用感としては「超高感度」と評価するユーザーも多数存在します。感度の感じ方は個人差があり、釣りのスタイルや好みによっても変わってくるかもしれません。ただし、スケルトングリップが軽量化に大きく貢献していることは間違いなく、「感度 = 軽さ + 情報伝達」という総合的な観点で見れば、確かに優れた設計と言えるでしょう。
🎯 スケルトングリップのメリット・デメリット
項目 | 内容 |
---|---|
メリット① | 直接ブランクタッチによる振動伝達の向上 |
メリット② | 余分なパーツ削減による大幅な軽量化 |
メリット③ | 握り位置を自由に調整できる操作性 |
デメリット① | 反響感度が若干低下する可能性 |
デメリット② | 冬場は直接ブランクに触れるため冷たい |
デメリット③ | 好みが分かれるデザイン性 |
また、富士工業のパーツを使用したオリジナル設計となっており、グリップ周りのパーツ点数を極限まで減らすことで軽量化を実現しています。TWRT-50では36gという、一般的には信じられないほどの軽量化に成功しているのは、このスケルトングリップの恩恵が大きいと考えられます。
極細ソリッドティップ0.6mmが捉える微細な変化
リアクトシリーズのもう一つの核心技術が、0.6mm(TWRT-65は0.8mm)という極細ソリッドティップです。このティップがどれほど繊細かというと、一般的なアジングロッドのソリッドティップが0.8~1.0mm程度であることを考えると、その細さが際立ちます。
ティップ素材には24tカーボンソリッドを採用。”t”はトン数を表し、カーボン繊維の弾性率を示す指標です。24tは比較的柔軟性のあるカーボンで、豆アジの弱い吸い込みバイトを弾かずに受け止めることができます。ティップが硬すぎると、小さなアジが違和感を感じてルアーを吐き出してしまいますが、リアクトの極細ソリッドティップなら、そのリスクを最小限に抑えられるでしょう。
各モデルのティップ長は以下の通りです:
- TWRT-50:260mm(0.6mm径)
- TWRT-55:300mm(0.6mm径)──最も長い
- TWRT-58:276mm(0.6mm径)
- TWRT-65:330mm(0.8mm径)──長いが径も太め
TWRT-55が豆アジ専用として設計されている理由の一つは、このティップ長が最も長い(300mm)ことにあります。ティップが長いほど、繊細なバイトをしっかりと受け止め、弧を描くようにベリーまで荷重を分散させることができます。
⚡ 極細ソリッドティップがもたらす効果
✓ 潮の流れの変化を明確に感知
0.6mmという極細ティップは、潮の微妙な変化にも敏感に反応します。ジグヘッドを漂わせるドリフト釣法では、潮の流れが変わった瞬間を察知することが釣果に直結するため、この感度は大きなアドバンテージとなります。
✓ 豆アジの吸い込みバイトを逃さない
豆アジの吸い込む力は非常に弱く、従来のロッドでは「アタリはあるのにフッキングしない」という状況が頻発します。リアクトの極細ティップなら、その微弱なバイトも確実に捉え、違和感を与えずにフッキングへと持ち込めます。
✓ 海藻や障害物の感知能力が向上
先述の「海藻の上にふわっとラインとリグが乗る感覚が分かる」という感想は、まさにこの極細ティップの感度を物語っています。ボトムの地形変化、海藻の有無、障害物の存在など、水中の状況を把握する能力が格段に向上します。
36g~44gという自重が示す設計思想
リアクトシリーズの自重を改めて見てみましょう:
モデル | 全長 | 自重 | 1インチあたりの重量 |
---|---|---|---|
TWRT-50 | 5.0ft (60インチ) | 36g | 0.6g/インチ |
TWRT-55 | 5.5ft (66インチ) | 38g | 0.58g/インチ |
TWRT-58 | 5.8ft (69.6インチ) | 40g | 0.57g/インチ |
TWRT-65 | 6.5ft (78インチ) | 44g | 0.56g/インチ |
あるユーザーのレビューでは、TWRT-50について「まあ、36gですもん(笑)感度悪かったら怒るよね〜(笑)」と述べています。
アジングロッドに軽量をマストに求めるワタシにとって、これは必須の性能です。…だから感度はいい!でも当たり前。
この指摘は的を射ています。36gという自重は、確かに驚異的ですが、軽ければ軽いほど良いというわけではありません。重要なのはバランスです。リアクトシリーズは、150g程度の小型スピニングリールを装着したときにバランスポイントがちょうど良い位置にくるよう設計されています。
一般的に、ロッドが軽すぎると先重りしやすく、逆に疲れやすくなることもあります。しかしリアクトの場合、スケルトングリップによってグリップ部分が軽量化されているため、リールを装着しても重心バランスが崩れにくいのです。あるユーザーは「ヴァンキッシュ1000を付けた場合」のバランスについて、リアクト50・55が宵姫天54よりも明らかにバランスが良いと評価しています。
🎣 推奨リール重量とバランス
ロッド | 推奨リール重量 | 理由 |
---|---|---|
TWRT-50/55 | 140~160g | 短いレングスのためやや軽めのリールでバランス良好 |
TWRT-58 | 150~170g | 中間的な長さで汎用性の高いリール重量 |
TWRT-65 | 160~180g | 長めのロッドのため若干重めでも先重り感が少ない |
このように、リアクトシリーズの軽量設計は、単に数字を追求したものではなく、実釣時のバランスや操作性まで考慮された結果なのです。
アンサンドフィニッシュがもたらす実用性能
リアクトシリーズのブランクスには、アンサンドフィニッシュという仕上げが採用されています。これは、ブランクス表面を研磨(サンディング)せず、カーボンシートそのままの状態で仕上げる手法です。
一般的なロッドは、見た目を美しくするためにブランクス表面を研磨し、塗装を施します。しかし、この工程は重量増加につながります。アンサンドフィニッシュを採用することで、以下のようなメリットがあります:
✓ 軽量化:研磨・塗装工程を省略することで数グラムの軽量化が可能
✓ 感度向上:塗装層がない分、振動伝達がよりダイレクト
✓ 強度維持:研磨による削りがないため、ブランクス本来の強度を維持
ただし、アンサンドフィニッシュにもデメリットがあります。塗装がない分、紫外線によるカーボンの劣化や、小傷が目立ちやすいという点です。長期使用を考えるなら、保管時は直射日光を避け、使用後はきちんとロッドケースに入れるなどのケアが必要でしょう。
また、リアクトシリーズはロゴ部分を除きアンサンドフィニッシュとなっており、必要最小限の装飾に留めています。この「無駄なものを極限まで削ぎ落とす」という思想が、リアクトシリーズ全体を貫いています。
リアクトと他社アジングロッドの決定的な違い
リアクトシリーズを他社の人気アジングロッドと比較してみましょう。特に比較されることが多いのが、がまかつの「宵姫天」シリーズです。
📋 リアクト vs 宵姫天 徹底比較
項目 | リアクト50 | 宵姫天47/54 |
---|---|---|
グリップ | スケルトン | 通常グリップ |
自重 | 36g | 40g前後(推測) |
感度の質 | 手感度重視 | 反響感度+手感度 |
ティップ | 0.6mm極細ソリッド | 極細ソリッド(詳細不明) |
テーパー | ファストテーパー | マイルドテーパー |
価格帯 | ¥56,980~ | ¥50,000~60,000程度 |
あるユーザーのレビューでは、リアクトと宵姫天の感度の違いについて詳しく述べられています:
宵姫天に見られる、ブランクス全体がセンサーになってる感覚には残念ながら及ばないかなと。これは恐らく反響振動を拾えるかどうかで、リアクトのスケルトングリップでは難しいか、、、天は、もちろんレングスの違いで特性は異なるものの、ティップで微細なアタリを感知することもあれば、ブランクス全体で潮の流れを体感可能な時もある。同じグリップを握ったままで、入力されるインフォメーションの相が多様に感じられる
この指摘は非常に興味深いものです。リアクトが「手感度」に特化しているのに対し、宵姫天は「ブランクス全体がセンサー」という多層的な感度を持つという違いがあるようです。どちらが優れているというより、感度の質が異なると考えるべきでしょう。
一方で、同じユーザーが操作感やフッキング、キャストについては以下のように評価しています:
操作感 リアクト50=リアクト55>宵姫天54
フッキング これはテイストが違うので優劣は付けられないが、リアクト50と宵姫天54が尖ったパッツン系
キャスト リアクト55>リアクト50=宵姫天54
操作感やキャスト性能ではリアクトに軍配が上がっているようです。特にリアクト55のキャスト性能は「圧倒的」と評されており、ベリーからしっかりと撓り、鞭のように弾き飛ばしてくれるとのこと。
結論として、リアクトは操作性・キャスト性能・軽量性に優れ、宵姫天は多層的な感度に優れるという棲み分けができそうです。どちらを選ぶかは、自分の釣りスタイルや重視するポイントによって変わってくるでしょう。
リアクト全4モデル完全攻略──スペックとユーザー評価から見る選び方
- TWRT-50シューティングモデル──近距離ジグ単の最終兵器
- TWRT-55テクニカルモデル──豆アジングを楽しむための設計
- TWRT-58ロングシューティングスペシャル──飛距離とパワーの両立
- TWRT-65バーサタイルモデル──オールラウンドに使える汎用性
- あなたに最適なモデルの選び方──釣りスタイル別マトリクス
- 中古市場の動向と購入時の注意点
- リアクトと相性の良いリール・ライン・ジグヘッド
- まとめ:リアクト アジングで知っておくべき全知識
TWRT-50シューティングモデル──近距離ジグ単の最終兵器
TWRT-50は、リアクトシリーズの中で最も短く、最も軽量なモデルです。その特性から「近距離でのジグ単ゲームがメインの方にオススメ」と位置づけられています。
🔧 TWRT-50 詳細スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
全長 | 5ft 0in (152.4cm) |
自重 | 36g |
仕舞寸法 | 76.2cm |
継数 | 2ピース |
ライン | ~1.5lb |
ルアーウェイト | ~1g |
ティップ | 24tカーボンソリッド 260mm / 0.6mm径 |
ブランクス | #1・#2 / 40tカーボン |
価格 | ¥56,980(税込)※2023年時点 |
このモデルの最大の特徴は、40tという高弾性カーボンをブランクス全体に採用していることです。#1(ティップ側)と#2(バット側)の両方に40tカーボンを使用することで、全体的にシャープで張りのあるブランクスに仕上がっています。
「掛けにいくモデル」という表現が公式サイトで使われていますが、これは硬めのブランクスによって、アタリを感じたら即座にフッキング動作に移れることを意味しています。ティップは0.6mmの極細ソリッドで繊細ですが、ベリーからバットにかけての反発力が強いため、積極的に掛けていくスタイルのアジングに最適でしょう。
💡 TWRT-50が向いているシチュエーション
- 漁港内や小規模な堤防での近距離戦
- 足元から10~20m程度の範囲を重点的に攻める釣り
- 0.3~1.0gのジグヘッド単体を使用したテクニカルゲーム
- 風の影響が少ない穏やかな日
- アタリがあったら即フッキングする積極的なスタイル
逆に、TWRT-50が向いていないのは、遠投が必要なシチュエーションや、2g以上の重めのリグを使う場合です。また、5ftという短さは取り回しの良さがメリットですが、大型のアジがヒットした際のやり取りにはやや不利かもしれません。
実際のユーザーレビューでは、「軽量ジグヘッド投げ易いね、コレは(^^)」「5フィートのレングスのブランクスは、極端なファストテーパーでも無く全体的に均一にハリがあり、短いけどバネのように超軽量リグを弾き出してくれます」と高く評価されています。
TWRT-55テクニカルモデル──豆アジングを楽しむための設計
TWRT-55は、「豆アジングを楽しむ」というコンセプトで開発された特別なモデルです。リアクト50・65とは「別のロッドと言ってもいい程にロッドアクションを豆アジ向きに変更」されています。
🔧 TWRT-55 詳細スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
全長 | 5ft 5in (167.6cm) |
自重 | 38g |
仕舞寸法 | 84cm |
継数 | 2ピース |
ライン | ~1.5lb |
ルアーウェイト | ~1g |
ティップ | 24tカーボンソリッド 300mm / 0.6mm径 |
ブランクス | #1 / 24tカーボンチューブラー、#2 / 30tカーボンチューブラー |
価格 | ¥58,080(税込)※2023年時点 |
TWRT-55の最大の特徴は、ブランクス構成がリアクト50や65と大きく異なることです。ティップには24tソリッドを300mm(リアクト50より40mm長い)採用し、#1部分には24tのチューブラー、#2部分には中弾性の30tチューブラーを使用しています。
この構成により、「全体的に綺麗な孤を描きながらベリーまでスッと曲がりながらもアジのバイトを感じられる感度も追及」されています。リアクト50が「パッツン系」のファストテーパーなのに対し、TWRT-55はレギュラーテーパー寄りのマイルドな曲がりを実現しているのです。
リアクト55は豆アジングをより楽しめるアンダー1gのジグ単ゲームをする人に向けて作ったテクニカルアジングロッドになっている。従来のリアクト50・65とは別のロッドと言ってもいい程にロッドアクションを豆アジ向きに変更。このリアクト55の最大のコンセプトはいかに【豆アジングを楽しみながら釣りが出来るか!】これに尽きる。
出典:極限までムダな部分をそぎ落としたアジング専用ロッド!DUO「TETRA WORKS React」 | LureNewsR
🎯 TWRT-55の設計思想
豆アジ(10cm以下の小型アジ)は、バイトが弱く、フッキングしても途中でバラしやすい難しいターゲットです。TWRT-55は、こうした豆アジを「釣るだけでなく、釣りを楽しむ」ために以下のような工夫がされています:
✓ 綺麗な弧を描く曲がり:豆アジの引きでもロッドが気持ちよく曲がり、やり取りを楽しめる
✓ 長めのソリッドティップ:弱い吸い込みバイトも確実にキャッチ
✓ 中弾性カーボンの採用:硬すぎず、柔らかすぎない絶妙なバランス
✓ キャスト性能の向上:ベリーから曲がるため、軽量リグでも飛距離が出やすい
あるユーザーは、リアクト55のキャスト性能について「圧倒的」と評価しています:
キャスト リアクト55>リアクト50=宵姫天54 これは圧倒的にリアクト55。他2本はティップで投げる感覚に対してリアクト55はベリーからしっかりと撓り、鞭のように弾き飛ばしてくれる。
また、「リアクト55が普通のロッドでリアクト50や宵姫天54等が尖っている仕様だと思う」とも述べられており、TWRT-55は汎用性の高い万能モデルとしての側面も持っているようです。豆アジ専用という位置づけですが、実は20cm前後の通常サイズのアジにも好適とのことで、幅広いシチュエーションで活躍するでしょう。
TWRT-58ロングシューティングスペシャル──飛距離とパワーの両立
TWRT-58は、2022年10月に追加された比較的新しいモデルです。「リアクト50の先調子をベースにし制作した」とされており、飛距離とパワーを両立したモデルとなっています。
🔧 TWRT-58 詳細スペック
| 項目 | 仕様 | |—|—|—| | 全長 | 5ft 8in (176.7cm) | | 自重 | 40g | | 仕舞寸法 | 87.4cm | | 継数 | 2ピース | | ライン | ~2lb | | ルアーウェイト | ~2.0g(ベスト) | | ティップ | 24tカーボンソリッド 276mm / 0.6mm径 | | ブランクス | #1・#2 / 40tカーボン | | 価格 | ¥59,180(税込)※2023年時点 |
TWRT-58の特徴は、リアクト50のシャープなファストテーパーを維持しながら、レングスを延長したことにあります。5.8ftという長さは、アジングロッドとしてはミドルレンジに位置し、近距離から中距離まで幅広くカバーできます。
公式サイトでは「5.8ftとは思えないようなキャストフィールと飛距離を感じることが出来る」と謳われており、軽量リグでも十分な飛距離が得られるようです。また、「フルキャストした先や大型が潜むディープエリアでも気持ちよくスパッと掛けにいけるモデル」とされ、パワーゲームにも対応できることが分かります。
💡 TWRT-58が向いているシチュエーション
- 広範囲をサーチする必要があるオープンエリア
- 30~50m程度の遠投が必要な場面
- ディープエリアでの釣り
- 1.0~2.0gのジグヘッドやキャロライナリグ
- 20cm以上の良型アジを狙う場合
- 風が多少ある状況でもキャストが必要な時
ただし、適合ラインが~2lbとなっているため、あまり太いラインは使えません。おそらく、0.3~0.4号程度のPEラインが適正でしょう。ルアーウェイトも「~2.0g(ベスト)」とされており、3g以上の重いリグには向いていないかもしれません。
TWRT-58は、「リアクト50では届かない距離を攻めたい」「もう少しパワーが欲しい」というアングラーのニーズに応えるモデルと言えます。リアクト50とTWRT-65の中間的な位置づけで、バランスの取れた使い勝手の良いモデルと推測されます。
TWRT-65バーサタイルモデル──オールラウンドに使える汎用性
TWRT-65は、リアクトシリーズで最も長く、最もパワフルなモデルです。「バーサタイルモデル」という名の通り、ジグヘッド単体からライトキャロ、メタルジグまで使える汎用性の高さが特徴です。
🔧 TWRT-65 詳細スペック
| 項目 | 仕様 | |—|—|—| | 全長 | 6ft 5in (198.12cm) | | 自重 | 44g | | 仕舞寸法 | 99cm | | 継数 | 2ピース | | ライン | ~3lb | | ルアーウェイト | ~5g | | ティップ | 24tカーボンソリッド 330mm / 0.8mm径 | | ブランクス | #1・#2 / 40tカーボン | | 価格 | ¥59,180(税込)※2023年時点 |
TWRT-65は他のモデルと比較して、以下の点で大きく異なります:
✓ ティップ径が0.8mm:他モデルより太く、より強いリグに対応
✓ 適合ルアーウェイトが~5g:メタルジグやフロートリグも使用可能
✓ 適合ラインが~3lb:0.6~0.8号程度のPEラインも使用可能
✓ ブランクスの巻き方が異なる:粘りがありながらもシャープ
公式サイトでは「ソリッド 24t #1 #2共に40tと高弾性カーボンを使用しているが、キャロやフロートまで対応出来る様にブランクスの巻き方を変え、粘りがありながらもシャープなブランクスとなっている」と説明されています。
🎣 TWRT-65で使えるリグの種類
リグタイプ | 重量範囲 | 適性 |
---|---|---|
ジグヘッド単体 | 0.5~3g | ◎ |
スプリットショット | 1~5g | ◎ |
ライトキャロライナ | 3~10g | ○ |
フロートリグ | 5~15g | ○ |
メタルジグ | 3~7g | ○ |
プラグ(ミノー等) | 2~5g | △ |
TWRT-65は、アジングだけでなくメバリングやカマス、小型の青物まで視野に入れた多目的ロッドとして使えるでしょう。特に、状況に応じてリグを変えながら攻略していくスタイルに最適です。
ただし、6.5ftという長さは、狭い漁港内や障害物の多い場所では取り回しにくいかもしれません。また、44gという自重は軽量ですが、他のモデルと比べると若干重く、長時間の使用では疲労を感じる可能性もあります。とはいえ、この長さで44gは十分に軽量と言えるでしょう。
あなたに最適なモデルの選び方──釣りスタイル別マトリクス
ここまで4つのモデルを詳しく見てきましたが、「結局どれを選べばいいの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。ここでは、釣りスタイル別に最適なモデルを提案します。
📊 釣りスタイル別 最適モデルマトリクス
釣りスタイル | 最適モデル | 理由 |
---|---|---|
漁港内の近距離ジグ単 | TWRT-50 | 取り回しの良さと積極的なフッキング性能 |
豆アジングを楽しみたい | TWRT-55 | マイルドな曲がりで引き味を楽しめる |
中距離までカバーしたい | TWRT-58 | 飛距離とパワーのバランスが良い |
オールラウンドに使いたい | TWRT-65 | 様々なリグに対応できる汎用性 |
大型アジ狙い | TWRT-65 | パワーとレングスで余裕のやり取り |
サーフでの釣り | TWRT-65 | 飛距離が必要な場面に対応 |
ボートアジング | TWRT-50 | 短くて取り回しやすい |
初めてのリアクト | TWRT-55 | 癖が少なく万能に使える |
🎯 使用するリグの重量で選ぶ
- 0.3~1.0gメイン → TWRT-50 または TWRT-55
- 1.0~2.0gメイン → TWRT-55 または TWRT-58
- 2.0~5.0gメイン → TWRT-65
🎯 対象魚のサイズで選ぶ
- 豆アジ(~10cm) → TWRT-55
- 通常サイズ(10~20cm) → TWRT-50、55、58すべて対応可能
- 良型アジ(20cm~) → TWRT-58 または TWRT-65
- 尺アジ(30cm~) → TWRT-65
🎯 飛距離の必要性で選ぶ
- ~20m → TWRT-50
- 20~40m → TWRT-55 または TWRT-58
- 40m~ → TWRT-65
また、リアクトシリーズを複数本揃える場合の組み合わせも考えてみましょう:
2本揃える場合
✓ TWRT-55 + TWRT-65(近距離から遠距離まで完全カバー)
✓ TWRT-50 + TWRT-58(繊細なジグ単とパワーゲームの使い分け)
3本揃える場合
✓ TWRT-50 + TWRT-55 + TWRT-65(全レンジ完璧に対応)
一般的には、最初の1本としてTWRT-55を選ぶのが無難でしょう。癖が少なく、豆アジから通常サイズまで幅広く対応でき、キャスト性能も高いため、様々なシチュエーションで使えます。
中古市場の動向と購入時の注意点
リアクトシリーズは新品価格が56,980円~59,180円(税込)と決して安くはありません。そのため、中古品を検討する方も多いでしょう。
🛒 中古市場の価格帯(2025年10月時点の推測)
モデル | 新品価格 | 中古相場 | 値下がり率 |
---|---|---|---|
TWRT-50 | ¥56,980 | ¥40,000~48,000 | 約15~30% |
TWRT-55 | ¥58,080 | ¥42,000~50,000 | 約15~28% |
TWRT-58 | ¥59,180 | ¥45,000~52,000 | 約12~24% |
TWRT-65 | ¥59,180 | ¥43,000~50,000 | 約15~27% |
中古品を購入する際は、以下の点に注意が必要です:
⚠️ 中古購入時のチェックポイント
✓ ガイドの状態:ガイドリングに傷やヒビがないか確認(特にトップガイド)
✓ ブランクスの状態:アンサンドフィニッシュは傷が目立ちやすいため、目視でしっかり確認
✓ 継ぎ目の状態:「チューブラトップの継ぎ目からカチカチ音がする」というレビューもあるため、必ず確認
✓ スケルトングリップの状態:グリップ部分の破損やガタつきがないか
✓ 付属品の有無:竿袋が付属しているか
特に、リアクトシリーズはアンサンドフィニッシュのため、使用に支障はなくても見た目の小傷が多い個体が中古市場に出回っている可能性があります。見た目を気にしないのであれば、お得に購入できるチャンスかもしれません。
また、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECサイトでも取り扱いがあり、ポイント還元を考慮すると実質的な価格は下がります。セール時期を狙えば、新品でも10~15%程度の割引で購入できることもあるでしょう。
リアクトと相性の良いリール・ライン・ジグヘッド
リアクトシリーズの性能を最大限に引き出すためには、適切なタックルバランスが重要です。ここでは、相性の良いリール・ライン・ジグヘッドを紹介します。
🎣 推奨リール(スピニングリール)
メーカー | モデル | 番手 | 自重 | 相性 |
---|---|---|---|---|
シマノ | ヴァンキッシュ | 1000 | 155g | ◎ |
シマノ | ステラ | 1000 | 160g | ◎ |
ダイワ | イグジスト | 2000 | 145g | ◎ |
ダイワ | ルビアス | 2000 | 150g | ○ |
シマノ | アルテグラ | 1000 | 185g | △ |
リアクトシリーズは軽量設計のため、150g前後の小型軽量スピニングリールとの相性が抜群です。あるユーザーレビューで「ヴァンキッシュ1000を付けた場合」のバランスが良好と述べられていたことからも、この重量帯がベストマッチと考えられます。
逆に、200g以上の重めのリールを装着すると、せっかくの軽量ロッドのメリットが活かせず、先重り感が出てしまう可能性があります。
🧵 推奨ライン構成
ロッド | メインライン | リーダー | 結び方 |
---|---|---|---|
TWRT-50/55 | PE 0.2~0.3号 | フロロ 0.8~1.2lb | FGノット |
TWRT-58 | PE 0.3~0.4号 | フロロ 1.0~1.5lb | FGノット |
TWRT-65 | PE 0.4~0.6号 | フロロ 1.5~2.5lb | FGノット |
PEラインは、感度と飛距離の観点から必須と言えるでしょう。特にリアクトシリーズの高感度を活かすには、伸びの少ないPEラインが最適です。リーダーはフロロカーボンが一般的ですが、エステルラインをノーリーダーで使用するスタイルも、一部のアングラーには支持されています。
🎯 推奨ジグヘッド
リアクトシリーズと相性が良いジグヘッドは、DUOのテトラワークスシリーズから選ぶのが王道です:
✓ テトラワークス スナイプヘッド:0.15g~1.5g展開で、リアクトの軽量リグに最適
✓ テトラワークス ピースヘッド:丸型ヘッドで安定したスイミング姿勢
✓ テトラワークス アジスタ:アジング専用設計のベーシックモデル
特に、スナイプヘッドの0.15gは「リアクト55が一番分かりやすい」とユーザーレビューにもあり、超軽量ジグヘッドを使ったテクニカルゲームで真価を発揮するようです。
まとめ:リアクト アジングで知っておくべき全知識
最後に記事のポイントをまとめます。
- リアクトシリーズは感度・軽量性・操作性に特化したアジング専用ロッドである
- スケルトングリップにより直接ブランクタッチが可能で、手感度が大幅に向上している
- 0.6~0.8mmの極細ソリッドティップが豆アジの微細なバイトも逃さない
- 36~44gという驚異的な軽量設計で、長時間の釣行でも疲れにくい
- アンサンドフィニッシュにより余分な重量を削減し、実用性能を追求している
- TWRT-50は近距離ジグ単に特化したファストテーパーのシューティングモデル
- TWRT-55は豆アジングを楽しむために設計されたマイルドなテクニカルモデル
- TWRT-58は飛距離とパワーを両立したミドルレンジのロングシューティングスペシャル
- TWRT-65は最も汎用性が高く、ジグ単からメタルジグまで対応するバーサタイルモデル
- 宵姫天との比較では、操作性・キャスト性能ではリアクトが、多層的な感度では宵姫天が優れる傾向
- 150g前後の小型軽量スピニングリールとの相性が最も良い
- PE 0.2~0.6号とフロロリーダーの組み合わせが推奨される
- テトラワークスのジグヘッドとの相性が抜群である
- 初めての1本としてはTWRT-55が癖が少なく万能に使える
- 中古品購入時はガイド・ブランクス・継ぎ目の状態を必ず確認する
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- TETRA WORKS React – SALT|製品情報|DUO International
- DUOさんのリアクト50を使ってみました | ノヴゾー「本音の」‥‥アジなハナシ
- 【楽天市場】テトラワークスリアクトの通販
- テトラワークスのリアクトは感度と軽さを極限まで高めたアジングロッド! | TSURI HACK
- Amazon.co.jp: DUO(デュオ) テトラワークス リアクト55 TWRT-55 テクニカルモデル
- DUO テトラワークス リアクト TWRT-50 シューティングモデル – 釣具のポイント
- 〝豆アジングを楽しみ尽くす〟ためのロッド「リアクト55」 | LureNewsR
- デュオ TWリアクト58 TWRT-58 | キャスティングオンラインストア
- 極限までムダな部分をそぎ落としたアジング専用ロッド!DUO「TETRA WORKS React」 | LureNewsR
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