アジングロッドでジギングができるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。実は、アジングタックルを活用したウルトラライトショアジギング(ULSJ)という釣法が近年注目を集めています。この釣法では、3~12g程度の軽量メタルジグを使用することで、サバやツバス、カマスといった小型青物を狙うことが可能です。
本記事では、アジングロッドを使ったジギングの基礎知識から実践テクニックまで、インターネット上の情報を収集・分析して徹底解説します。従来のショアジギングとは異なる軽量タックルならではの魅力や、具体的なタックルセッティング、効果的なアクション方法まで、初心者の方にもわかりやすくお伝えしていきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ アジングロッドで可能なジギングの種類と適合ウェイト範囲 |
| ✓ ウルトラライトショアジギング(ULSJ)の具体的なタックル構成 |
| ✓ メタルジグを使った効果的なアクションと釣り方のコツ |
| ✓ 通常のジギングとアジングの決定的な違いと使い分け |
アジングロッドでジギングを始める際の基礎知識
- アジングとジギングの根本的な違いを理解する
- アジングロッドでできるジギングの範囲と限界
- ウルトラライトショアジギング(ULSJ)という新たな釣法
- アジングロッド使用時の適切なメタルジグの重さ
- メタルジグの形状による特性の違い
- アジングロッドでジギングする際の注意点
アジングとジギングの根本的な違いを理解する
アジングとジギングは、対象魚のサイズと使用するルアーの重量が大きく異なる釣法です。Yahoo!知恵袋の回答によると、アジングでは重くても5g程度のルアーを扱うのに対し、本格的なジギングでは陸から120gまでのルアーを使用するとされています。
この重量差は、タックル全体の構成に大きな影響を与えます。一般的に、アジングのタックル一式は約300gほどですが、ガチショアジギングのタックル一式は1キロを軽く超えてきます。このため、両者は基本的に異なる釣法として扱われています。
ターゲットとなる魚種も明確に区別されます。アジングの主なターゲットはアジやメバルなどの比較的小型の魚ですが、ルアーに反応できる大きさの魚であれば様々な魚種が対象となります。一方、ジギングのメインターゲットは青物三兄弟(ブリ、ヒラマサ、カンパチ)やマグロなどの大型魚です。
アジングとジギングはターゲットの大きさ、扱うルアーが大きく違いますねー
ただし、ライトなタックルでのジギングであれば、大型のアジも対象になるとの指摘もあります。釣り方自体は、魚の好む水深や地形、捕食方法に合わせてアクションするという点では共通していますが、使用するタックルの強度が決定的に異なるのです。
📊 アジングとジギングの主な違い
| 項目 | アジング | ジギング |
|---|---|---|
| ルアー重量 | ~5g程度 | 20~120g以上 |
| タックル重量 | 約300g | 1kg以上 |
| 主なターゲット | アジ、メバル等 | ブリ、ヒラマサ、カンパチ等 |
| ロッドの長さ | 6~7フィート程度 | 7フィート以上 |
| ラインの強度 | 6~10ポンド | 50ポンド以上 |
この基本的な違いを理解した上で、次に説明するアジングロッドでできるジギングの範囲を見ていきましょう。
アジングロッドでできるジギングの範囲と限界
アジングロッドでジギングを行う場合、ロッドのルアーウェイト表記を基準に判断する必要があります。一般的なアジングロッドのルアーウェイトは5g程度までとされていますが、ルアーの重みを感じながらゆっくり投げることで10g程度までは投げられるとの実践報告もあります。
アレスの「LESTER 夢鯵 GVX」シリーズを例に取ると、ルアーウェイトは0.4~6gと設定されています。このスペックから考えると、アジングロッドで扱えるメタルジグは基本的に3~10g程度が現実的な範囲と言えるでしょう。
重要なのは、ロッドに過度な負荷をかけないことです。スペックを大きく超える重量のルアーを使用すると、ロッドの破損リスクが高まるだけでなく、キャスト精度も低下します。また、重すぎるメタルジグはフォール速度が速くなりすぎて、低活性のアジが反応しなくなる可能性もあります。
🎣 アジングロッドで扱えるメタルジグの目安
| ロッドタイプ | 適合ルアーウェイト | 推奨メタルジグ重量 | 主なターゲット |
|---|---|---|---|
| ライトアジングロッド | ~5g | 3~5g | 小~中型アジ、メバル |
| パワーアジングロッド | ~10g | 5~10g | 尺アジ、サバ、カマス |
| メバリングロッド | ~5g | 3~7g | メバル、小型青物 |
飛距離の面では、メタルジグは小型でも重量があるため、ジグ単(ジグヘッド+ワーム)やキャロライナリグと比較して圧倒的な遠投性能を発揮します。これは、回遊魚であるアジの回遊コースが岸から遠い場合に大きなアドバンテージとなります。
ただし、アジングロッドには限界もあります。大型の青物が掛かった際、周囲にアングラーが多い状況では、ドラグを緩めて走らせるとお祭りのリスクが高まります。釣り場のマナーとして、大混雑している場所では大物がかかった場合にドラグをロックしてラインブレイクさせる判断も必要になるかもしれません。
ウルトラライトショアジギング(ULSJ)という新たな釣法
ウルトラライトショアジギング(ULSJ)とは、アジングタックルやメバリングタックルのようなライトタックルで、10g未満のジグを使ってサバ、ツバス、カマスを狙う釣り方です。この釣法は夏の釣りとして特に有効とされています。
ULSJの魅力は、その手軽さにあります。重いショアジギングタックルを一日中キャストし続けるのは体力的に厳しいものですが、ULSJなら軽量タックルで快適に釣りを楽しめます。また、ジャークを連発させる必要もないため、体力の消耗が少なく、暑い夏の時期でも長時間の釣行が可能です。
具体的なポイント選びとしては、サバやアジ、カマス等の青物の回遊がある場所、サビキでの釣果がある場所が推奨されています。ベイトが多い時や強風時、沖合のナブラを目指してピンポイントにキャストしたい時に、ULSJは切り札となり得る攻め方です。
🌊 ULSJが有効な状況
✅ 青物の回遊が確認できる場所
✅ サビキ釣りで釣果が出ているエリア
✅ ナブラが沖合に発生している時
✅ ベイトフィッシュが密集している状況
✅ 強風でジグ単では届かない距離を攻めたい時
特に30センチを超える尺サイズのアジや、40センチ以上のギガアジ、50センチ以上のテラアジなどの大型アジをターゲットとする場合、ULSJは非常に効果的です。これらの大型アジは小型のベイトフィッシュを捕食しているため、小型のメタルジグはまさにマッチ・ザ・ベイトと呼べるルアーなのです。
ULSJとスーパーライトショアジギング(SLSJ)の境界は曖昧ですが、一般的には10g前後のジグを使用し、10g程度のルアーが扱いやすいライトクラスのエギングロッド、0.6号程度のPEラインでのゲームがSLSJと呼ばれるようになるようです。
アジングロッド使用時の適切なメタルジグの重さ
アジングロッドで使用するメタルジグの重さは、3~12g程度が一般的な範囲とされています。ただし、この範囲内でも状況に応じて使い分けることが重要です。
重いメタルジグを使うとその分だけ飛距離が伸びますが、同時にメタルジグのサイズが大きくなり、フォール速度も速くなります。フォール速度が速すぎると、低活性のアジは反応しないことも少なくありません。したがって、釣り場にいるベイトフィッシュのサイズや魚の活性に合わせて、メタルジグの重さを変えるのが効果的です。
実際の使用例を見ると、7gのメタルジグで成功している報告が複数あります。メジャークラフトのジグパラマイクロ7gは、レッドゴールドカラーでツバスやサバに効果的だったという実釣レポートがあります。
⚖️ 状況別メタルジグ重量の選び方
| 状況 | 推奨重量 | 理由 |
|---|---|---|
| 低活性・ナイトゲーム | 3~5g | ゆっくりフォールでアピール時間を確保 |
| デイゲーム・中活性 | 5~7g | バランスの取れた使いやすさ |
| 強風時・遠投必要時 | 7~10g | 飛距離を稼ぐ |
| ディープエリア | 10~12g | 素早く底を取る |
また、3g以下のメタルジグは「マイクロメタルジグ」と呼ばれ、ナイトゲームでも釣果を上げやすいという特徴があります。通常、メタルジグはフォール速度の速さから巻きがどうしても速くなってしまうため、ナイトゲームでは魚にルアーを見せる時間が短くなりがちです。しかし、マイクロメタルジグを使用することで、ジグ単感覚でゆっくりとしたアプローチが可能になります。
ベイトとのマッチングも考慮すべき重要なポイントです。釣り場で小型のシラスやイワシの稚魚が多い場合は軽めのジグ、やや大きめのベイトが多い場合は7~10gのジグを選択するといった調整が釣果に直結します。
メタルジグの形状による特性の違い
メタルジグの形状は、アクションやフォール速度に大きな影響を与えます。主に細長いタイプはフォール速度が速くなり、偏平ボディのタイプが遅くなる傾向があります。
細長いタイプのメタルジグは、空気抵抗が少ないため飛距離が出やすく、素早く底を取ることができます。一方で、フォール中のアピール力はやや控えめになります。これに対して、偏平ボディのメタルジグは、水受けが良くヒラヒラとしたフォールアクションを演出できるため、魚に対するアピール力が高まります。
製品ごとに水受けする面を工夫していたり、後方重心設計で飛距離が出やすい製品があったりと、各メーカーが独自の工夫を凝らしています。例えば、ダイワの「月下美人 プリズナーTG」はタングステンを使用することでコンパクトながら飛距離を出すことが可能で、フッ素系の特殊加工により小さなアタリも逃しません。
🎨 メタルジグ形状別の特徴比較
| 形状タイプ | フォール速度 | アピール力 | 飛距離 | 適した状況 |
|---|---|---|---|---|
| 細長いタイプ | 速い | 控えめ | 優れる | ディープ攻略、強風時 |
| 偏平タイプ | 遅い | 強い | 標準的 | 低活性時、中層攻略 |
| センターバランス | 中程度 | バランス型 | 標準的 | オールラウンド |
| 後方重心 | やや速い | 中程度 | 非常に優れる | 遠投が必要な場面 |
スミスの「シラスジグII」は、イワシが好むシラスをイメージして作られており、フォールよりもただ巻きが最も効果的とされています。このように、製品によって推奨されるアクション方法も異なるため、様々な製品を使ってみることをお勧めします。
また、メタルジグのカラー選択も重要です。レッドゴールド系は実績が高く、ピンク系やグロー系もナイトゲームで効果的とされています。水の濁り具合や天候、時間帯によってカラーをローテーションすることで、釣果アップにつながる可能性があります。
アジングロッドでジギングする際の注意点
アジングロッドでジギングを行う際には、いくつかの重要な注意点があります。最も気をつけるべきはロッドのスペックを超えないことです。無理な重量のルアーを使用すると、ロッド破損のリスクが高まります。
大物がかかった際の対処も重要な課題です。周りにアングラーが多いと、ドラグを緩めて走らせるだけでお祭りする可能性が高くなります。特に青物狙いで来ている場所に入り、ライトタックルで実釣するとかなり危険です。大混雑している場所で大物がかかった場合は、状況に応じてドラグをロックしてブレイクさせる判断も必要かもしれません。
ただし、魚にジグを付けたままラインブレイクさせることも環境面で問題があるため、実際は臨機応変に対応する必要があります。理想的には、タモ網を準備しておくことをお勧めします。小物狙いでも、予想外に大物が掛かることはよくあります。
⚠️ アジングロッドでジギングする際の主な注意点
- ロッドのルアーウェイト表記を厳守する
- 大型魚がヒットした際の対処法を事前に考えておく
- 混雑した釣り場では周囲への配慮を最優先する
- タモ網を必ず準備する(折りたためるタイプが便利)
- ドラグ設定を適切に行う(ガチガチに締めすぎない)
- ラインの強度を確認する(6~10ポンド程度が目安)
ナイトゲームでは、メタルジグの使用が不向きになることもあります。メタルジグはそのフォール速度の速さから巻きがどうしても速くなってしまいます。ナイトゲームの場合、魚にルアーをできる限り見せた方が釣果を上げやすいため、この特性がデメリットとなることがあります。
ただし、3g以下のマイクロメタルジグを使用すれば、ナイトゲームでも釣果を上げやすいとされています。状況に応じてルアーを使い分けることが、安全かつ効果的な釣りにつながります。
アジングロッドを使ったジギングの実践テクニック
- 効果的なメタルジグのアクション方法
- ただ巻きテクニックの実践ポイント
- アジングロッドに適したタックルセッティング
- メタルジグで狙える魚種と釣れるタイミング
- 釣果を伸ばす裏技とサビキの併用法
- コストパフォーマンスに優れたおすすめメタルジグ
- まとめ:アジングロッドでジギングを楽しむために
効果的なメタルジグのアクション方法
アジングロッドを使ったメタルジグの操作方法は、リフト&フォールとただ巻きの2つが基本となります。それぞれの方法には特徴があり、状況に応じて使い分けることが釣果アップの鍵となります。
**カーブフォール(リフト&フォール)**は、メタルジグをキャスト後にボトムまで沈め、リールのハンドルを巻きながらチョンチョンとしゃくる方法です。この動作により、メタルジグがカーブを描きながらフォールし、魚に対して強いアピールを行います。表層からボトムまで幅広いレンジでアジを探るのに効果的です。
具体的な手順としては、まずボトムに着いたことを確認してから、3~4回しゃくり上げます。その後、テンションフォールでまたボトムを取り、この動作を繰り返します。フォール中にバイトがあることも多いため、ラインの動きに注意を払いましょう。
メタルジグをキャスト後にボトムまで沈めリールのハンドルを巻きながらチョンチョンとしゃくるカーブフォールがアジングのアクションでは一般的
アクションの強弱も重要です。活性が高い時は大きくしゃくって派手にアピールし、低活性時は小さく優しいアクションで誘うのが基本です。また、しゃくった後のポーズ(静止時間)の長さも調整することで、魚に食わせの間を与えることができます。
🎯 リフト&フォールの基本動作
- キャスト後、ボトムまでフォールさせる(ラインの変化で判断)
- ロッドを3~4回チョンチョンとしゃくり上げる
- ロッドを下げながらテンションを保ってフォール
- 再びボトムを取る
- 2~4を繰り返す
フォール時の姿勢も重要です。ジグの種類によって変わりますが、メタルジグは基本的にフォール時に最もアピール力が高まります。そのため、フォールスピードを意識的にコントロールすることで、魚の反応を引き出すことができます。
カーブフォールやただ巻きがダメな時には、フォール時にアクションするメタルジグを試すのも効果的です。製品によっては、フォール中に自動的にヒラヒラとアクションするものもあり、魚に強烈にアピールします。
ただ巻きテクニックの実践ポイント
ただ巻きは、最もシンプルでありながら効果的なメタルジグの使い方です。キャスト後、任意のレンジまでフォールさせたら、一定のスピードでリールを巻き続けるだけという簡単な方法ですが、実は奥が深いテクニックです。
ただ巻きの最大の利点は、ルアーの性能がそのまま引き出される点にあります。泳ぎの良いルアーを使ったり、同じカラーでもルアーをいくつかローテーションすることで、魚の反応が大きく変わることがあります。
巻き速度の調整が釣果に直結します。基本的には、メタルジグが沈まない程度のスピードを保つのがコツです。遅すぎるとボトムに着底してしまい、速すぎると魚が追いつけません。リトリーブスピードは秒速30~50cm程度が一つの目安となるでしょう。
🔄 ただ巻きのバリエーション
| 巻き方 | 特徴 | 適した状況 |
|---|---|---|
| 超スローリトリーブ | ギリギリ沈まない速度で巻く | 低活性時、ナイトゲーム |
| ミディアムリトリーブ | 安定した中速度で巻く | オールラウンド |
| ファストリトリーブ | 速めのスピードで巻く | 高活性時、リアクションバイト狙い |
| ストップ&ゴー | 巻いて止める動作を繰り返す | 活性が読めない時 |
レンジ(泳がせる層)の選択も重要です。表層から順番に探っていくのが基本ですが、魚探で反応がある層や、ナブラが出ている層を集中的に攻めるのも効果的です。一般的には、中層から少し上のレンジで反応が良いことが多いようです。
ただ巻きでヒットした際は、そのレンジとスピードを記憶しておくことが重要です。魚は群れで行動することが多いため、同じパターンで連続ヒットすることも珍しくありません。
時々トゥイッチ(竿先を小刻みに動かす動作)を織り交ぜることで、ただ巻きに変化を加えることもできます。これにより、メタルジグが不規則な動きを見せ、魚のリアクションバイトを誘発できます。フォールも時折挟むことで、魚に食わせの間を作ることができます。
アジングロッドに適したタックルセッティング
アジングロッドでジギングを行う際のタックルセッティングは、ロッド、リール、ライン、リーダーの4要素を適切に組み合わせることが重要です。それぞれのパーツが調和することで、快適な釣りと確実な魚のキャッチが可能になります。
ロッドは7フィート前後が使いやすいとされています。長めのロッドは遠投性能に優れ、広範囲を探ることができます。具体的な製品例としては、OGK「ライトソルトゲームアジ692(LSGAJ692)」などがあり、ルアーウェイトは5g迄ですが、ルアーの重みを感じながらゆっくり投げれば10g位までは投げられるとの報告があります。
リールは2000番前後がロッドとのバランスが良いとされています。できる限り高スペックのリールが推奨されており、特に自重が165g程度の軽量モデルがロッドとのバランスに優れます。シマノの「ストラディックCI4+C2000S」などは、低慣性のローターのおかげで感度が抜群です。
🎣 推奨タックルセッティング例
| パーツ | スペック | 具体例/注意点 |
|---|---|---|
| ロッド | 7フィート前後、ML~M | ルアーウェイト5~10gが理想 |
| リール | 2000番、自重165g前後 | 高スペックモデルが望ましい |
| メインライン | PE 0.3~0.6号 | 100m以上巻けるスプール径 |
| リーダー | フロロ 6~8ポンド | 1.5号程度が標準 |
| スナップ | 小型のもの | ラインとルアーの接続用 |
ラインシステムは、飛距離を活かせるようにPEラインの使用がおすすめです。号数は0.3~0.6号程度が適切で、フルキャストでは最大100メートルに迫る飛距離を出すこともできるので、PE ラインが100メートル以上巻けるスプール径を選ぶことが重要です。
リーダーはフロロカーボンの1.5号(6~8ポンド)を使用するのが一般的です。本来はリーダー用ではなく道糸用のものでも全然問題ないとの実践報告もあります。ヤマトヨテグス「フロロバリュースター300m 1.5号 6LB」などが選択肢となります。
ノット(結び方)は3.5ノットがおすすめです。ラインを重ねてループを作り、フロロは3回、PEが4回くぐらせて締めればOKです。コツは、締める前に少し濡らすことと、コブの形状がきれいに揃うようにゆっくり締めることです。細いラインには特に適した結び方とされています。
メタルジグで狙える魚種と釣れるタイミング
アジングロッドを使ったメタルジグでは、アジだけでなく多様な魚種を狙うことができます。主なターゲットとしては、サバ、ツバス(ブリの幼魚)、カマス、ササノハベラ、カサゴ、エソなどが挙げられます。
季節によってターゲットは変化します。一般的に、サバやツバス、カマスなどの青物小物は春から夏にかけてが最盛期とされています。特に夏場は表層付近での回遊が活発になり、ナブラが発生することも多くなります。
時間帯も重要な要素です。マズメ時(日の出前後と日没前後)は魚の活性が上がりやすく、最も釣果が期待できる時間帯です。実釣レポートによると、日の出前の4時34分にサゴシの赤ちゃんがヒットし、日の出直後の5時03分にツバスがヒットしたという記録があります。
🐟 メタルジグで狙える主な魚種
| 魚種 | シーズン | サイズ | ヒットパターン |
|---|---|---|---|
| サバ | 春~秋 | 20~30cm | 中層のただ巻き |
| ツバス | 夏~秋 | 20~40cm | トゥイッチ&フォール |
| カマス | 夏~秋 | 20~40cm | 速めのただ巻き |
| 尺アジ | 周年 | 30cm以上 | ボトム付近のリフト&フォール |
| カサゴ | 周年 | 15~25cm | ボトムのリフト&フォール |
アジングロッドでメタルジグを使った場合、30cmに満たないくらいのツバスでもかなり面白いファイトが楽しめます。ライトタックルならではの引きの強さを感じられるのが大きな魅力です。
回遊のタイミングを見極めることも重要です。回遊魚は文字通り回遊しているため、その場に留まっているわけではありません。釣れる時は連続してヒットしますが、回遊が途切れると全く反応がなくなります。そのため、粘り強く回遊を待つことも釣果を伸ばすポイントとなります。
また、サビキ釣りをしている人がいる場所は、小魚(ベイト)が寄っている証拠です。そのような場所では、ベイトを追ってフィッシュイーター(捕食魚)も集まってくるため、メタルジグで良い釣果が期待できます。
釣果を伸ばす裏技とサビキの併用法
メタルジグを使った釣りの釣果を伸ばす裏技として、サビキ仕掛けとの併用があります。リーダーとルアーの間にサビキ仕掛けをセットするだけで、通常のULSJとサビキ釣りの両方が楽しめるというメリットがあります。
具体的には、ジグサビキではなく通常のサビキ針仕掛けを使用します。ジグサビキはラインが強すぎるため、ライトタックルには不向きです。サビキのメインラインは2号(8LB)程度が適切で、ドラグはガチガチにしない方が良いとされています。
この方法の面白い点は、ジグを錘代わりにしてサビキをすると、予想外の魚種が掛かることです。特に、黒鯛(チヌ)やシーバスなどの大型魚がヒットする可能性もあります。ただし、ラインの強度を確認してドラグ調整を忘れずに行う必要があります。
✨ サビキ併用時の注意点
- 通常のサビキ針仕掛けを使用(ジグサビキは不可)
- メインラインは2号(8LB)程度
- ドラグは適度に緩める
- 大型魚がヒットした際の対処法を考えておく
- タモ網は必須
別の裏技として、ポイント選びの工夫があります。ゴロタ(石が転がっている場所)が入っているシャローエリアは、カサゴなどの根魚が潜んでいる可能性が高いポイントです。そのような場所では、ボトムをしっかり取ってからリフト&フォールを行うことで、根魚を効率的に狙えます。
また、プラグ(ハードルアー)との使い分けも効果的です。メタルジグで反応がない時に、バチ抜け用のシンペンやメバル用のプラグに変更すると、様々なレンジやアクションにも対応でき、釣果が伸びることがあります。
時合い(魚が活発に餌を追う時間帯)を逃さないことも重要です。マズメ時は特に魚の活性が高く、短時間で集中的に釣果を上げられる可能性があります。釣り場には時合いの前に到着し、準備を整えておくことをおすすめします。
コストパフォーマンスに優れたおすすめメタルジグ
アジングロッドでのジギングに適したメタルジグは、各メーカーから多数リリースされています。ここではコストパフォーマンスと実績のバランスが取れた製品をいくつか紹介します。
メジャークラフト ジグパラ マイクロは、アジングやライトショアジギングに最適なメタルジグとして高い評価を得ています。5層コーティングにより、割れや剥がれに強いのが特徴です。3~10gまでの重量ラインナップがあり、様々な状況に対応できます。実売価格も500~600円程度と手頃で、初心者にもおすすめです。
ダイワ 月下美人 プリズナーTGは、タングステンを使用したコンパクトながら飛距離を出せるメタルジグです。フッ素系の特殊加工により、アジなどの小さく細かなアタリも逃しません。やや価格は高めですが、その分の性能は保証されています。
📦 おすすめメタルジグ比較表
| 製品名 | メーカー | 重量展開 | 特徴 | 実売価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ジグパラ マイクロ | メジャークラフト | 3~10g | 5層コーティング、コスパ優秀 | 500~600円 |
| 月下美人 プリズナーTG | ダイワ | 5~7.5g | タングステン、高感度 | 800~1,000円 |
| プリズナー CV | ダイワ | 7.5g | ダウンサイジング、縦の攻略 | 700~900円 |
| シラスジグII | スミス | 5g | ただ巻き特化型 | 600~800円 |
| ソアレ メタルショット TG | シマノ | 3~10g | 幅広いラインナップ | 800~1,000円 |
スミス シラスジグIIは、イワシが好むシラスをイメージして作られたメタルジグです。アクションはフォールよりもただ巻きが最も効果的とされており、リトリーブメインの釣りに向いています。
シマノ ソアレ メタルショット TGは、ショアからオフショアまで使えるラインナップが充実しています。アジングやライトゲームでは3~10グラムのモデルが最適です。シマノの高品質基準で製造されており、信頼性が高い製品です。
カラー選択も重要です。実績の高いカラーとしては、レッドゴールド系、ピンク系、グロー系などが挙げられます。初めて購入する場合は、これらの定番カラーから揃えていくのが無難でしょう。釣り場の状況や魚の活性に応じて、複数のカラーをローテーションさせることで釣果アップが期待できます。
まとめ:アジングロッドでジギングを楽しむために
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジングロッドでジギングを行う場合、3~12g程度のメタルジグを使用するウルトラライトショアジギング(ULSJ)が適している
- アジングは5g程度まで、本格ジギングは120gまでのルアーを使用するという根本的な違いがある
- アジングロッドのルアーウェイト表記を厳守し、無理な重量のルアーを使用しないことが重要である
- メタルジグの形状(細長い/偏平)によってフォール速度やアピール力が異なる
- リフト&フォールとただ巻きの2つが基本アクションで、状況に応じて使い分ける
- タックルセッティングは7フィート前後のロッド、2000番リール、PE0.3~0.6号が標準的である
- サバ、ツバス、カマス、尺アジなど多様な魚種を狙うことができる
- マズメ時が最も釣果が期待できる時間帯である
- サビキ仕掛けとの併用により釣果を伸ばす裏技が存在する
- メジャークラフト ジグパラ マイクロなどコストパフォーマンスに優れた製品が多数ある
- 大型魚がヒットした際の対処法を事前に考え、タモ網を準備しておく必要がある
- ナイトゲームではマイクロメタルジグ(3g以下)の使用が効果的である
- ボトムをしっかり取ることがULSJの重要なポイントである
- 混雑した釣り場では周囲への配慮を最優先し、状況に応じた判断が求められる
- ベイトフィッシュのサイズや魚の活性に合わせてメタルジグの重さを変えることが釣果に直結する
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- Yahoo!知恵袋 – アジング、ジギングについて質問です
- 淀川ブリームゲーム by crossbike – アジングタックルによるウルトラライトショアジギング(ULSJ)のやり方と実釣レビュー
- メジャークラフト – ソルトロッドTOP
- 冒険の書 – アジングロッドではじめるウルトラライトショアジギング
- TSURI HACK – 尺アジ・ギガアジ狙い必見!メタルジグを使ったアジングの魅力とコツについて
- アレス – LESTER 夢鯵 GVX
- APIA – ロッド
- アレス – LESTER 夢鯵 GVX-TCH
- シマノ – ソルティーアドバンス オフショアモデル
- アレス – ブランド一覧
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