アジングを始めたいけど、一体いくらあれば道具一式が揃うのか気になりますよね。「釣りって高いイメージがあるけど、実際どれくらい必要なの?」「安すぎて使い物にならないのは避けたいし、かといって高すぎるのも…」そんな悩みを抱えている方も多いはず。結論から言うと、アジング一式の値段は最低1万円から、無難に始めるなら3~4万円程度が目安です。もちろん予算に余裕があれば5万円以上のハイスペックタックルもありますが、初心者がいきなり高額な道具を揃える必要はありません。
この記事では、インターネット上のさまざまな情報を収集・分析し、予算別におすすめの道具や失敗しない選び方を徹底解説します。1~2万円の最低ラインから、3~4万円の無難ライン、さらに5万円以上の本格派まで、それぞれの予算帯で何が買えるのか、どんな組み合わせがベストなのかを具体的に紹介。また、セット商品のメリット・デメリットや、バラで揃える場合のポイント、さらには見落としがちな小物類の費用まで、網羅的に解説していきます。
この記事のポイント |
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✓ アジング一式の値段は予算1万円から始められる最低ラインと3~4万円の無難ラインがある |
✓ 予算別におすすめのロッド・リール・ラインの組み合わせが分かる |
✓ 初心者向けセット商品と単品で揃える場合のメリット・デメリットが理解できる |
✓ 見落としがちな小物類や消耗品の費用も含めた総額が把握できる |
アジング一式の値段は予算別で選べる3つのライン
- アジング一式の値段は最低1万円から始められる
- 無難に始めるなら3~4万円が妥当な予算
- 予算2万円で揃えるアジングタックルの具体例
- 予算3~4万円で揃える月下美人入門セットの内訳
- 予算5万円以上なら長く使える高品質タックルが手に入る
- アジング初心者が選ぶべき価格帯のボーダーライン
アジング一式の値段は最低1万円から始められる
アジングを始めるための最低限の予算は1~2万円というのが、多くの釣り情報サイトで共通している見解です。ただし、この価格帯で揃える場合には注意点があります。
1万円前後で購入できるのは、主にメーカーの入門セットです。ダイワやシマノといった大手釣具メーカーが、釣り人口を増やすために手頃な価格で提供しているエントリーモデルがこの価格帯に該当します。竿とリールで1~2万円、それにルアーを100均で揃えるという組み合わせも可能です。
ギリギリ始められなくもないラインで言えば1~2万円
性能はかなり落ちますが、最低限払いたい額で言えば1~2万円。ルアーはある程度100均で揃え、ロッドやリールで1~2万円という算段です。
このラインならシマノやダイワなどの大手釣り具メーカーの品が十分なレベルのものが買えるでしょう。
ただし、この価格帯には明確なデメリットも存在します。タックルの重量が上がることと、性能の悪さが後々響いてくることです。特にアジングは繊細な釣りなので、アタリの分かりにくさが顕著に表れやすいジャンルです。できればラインだけでも適正なものに変えたいところだと、多くのアジング経験者は指摘しています。
🎣 1万円予算での道具構成例
項目 | 想定価格 | 備考 |
---|---|---|
ロッド | 5,000~8,000円 | メーカー入門モデル |
リール | 5,000~7,000円 | 1000~2000番 |
ライン | 500~1,000円 | ナイロンまたはフロロ |
ワーム・ジグヘッド | 1,000~2,000円 | 最低限の種類 |
合計 | 約12,000~18,000円 | 小物類は別途 |
この価格帯で始める場合、おそらく数回の釣行で「もう少し良い道具が欲しい」と感じる可能性が高いと言えます。結果的に買い直しになり、安物買いの銭失いになってしまうケースも少なくありません。それでも「まずはアジングがどんなものか試してみたい」という方には、スタートラインとしては十分な選択肢です。
釣具店によっては、この価格帯の商品を積極的にはおすすめしないこともあります。というのも、性能面でのマイナスが大きく、釣りづらさから釣り自体を嫌いになってしまうリスクがあるためです。一方で、背に腹は代えられぬという事情があるなら、無理のない範囲でこの価格帯からスタートするのも一つの手段でしょう。
無難に始めるなら3~4万円が妥当な予算
アジングを長く楽しむことを前提にするなら、3~4万円の予算を見込むのが妥当です。この価格帯であれば、それなりのスペックを持った道具が揃い、釣りの楽しさを十分に味わえます。
複数の釣り情報サイトを調査した結果、3~4万円という価格帯が最も推奨されていることが分かります。竿とリールで2~3万円、それにワームやジグヘッド、その他の道具やケースを合わせて3~4万円というのが一般的な内訳です。
当然人の経済状態にもよるのですが、まぁ3~4万が妥当なところですね。
竿とリールで2~3万かそれ以上。ワームやジグヘッド、その他の道具やケースも合わせて3~4万といった感じです。
別の情報源では、より詳細な内訳として合計32,000円という試算も提示されています。ロッド10,000円~、リール10,000円~、その他小物で10,000円ほどという構成です。さらに、経済的に余裕があるならライフジャケットも合わせてもう1万円くらい用意しておくと安心です。
💰 3~4万円予算での道具構成例
項目 | 想定価格 | 推奨グレード |
---|---|---|
ロッド | 10,000~20,000円 | エントリー~ミドルクラス |
リール | 10,000~15,000円 | レガリス・セドナクラス |
ライン | 1,500~3,000円 | PE・エステル推奨 |
リーダー | 500~1,000円 | フロロカーボン |
ワーム・ジグヘッド | 3,000~5,000円 | 複数カラー・重さ |
タックルボックス | 1,000~2,000円 | 収納用 |
その他小物 | 3,000~5,000円 | ハサミ・プライヤー等 |
合計 | 約30,000~45,000円 | ライジャケ別 |
この価格帯の大きな利点は、道具の性能不足でストレスを感じにくいことです。アジングは非常に繊細な釣りで、微細なアタリを感知する感度性能が求められます。あまりにも安い道具だと、この感度が不足し、「アタリがあるのに分からない」「何をやっているか分からない」という状況に陥りやすくなります。
3~4万円の予算であれば、各メーカーがアジング専用として設計したエントリーモデルを選ぶことができます。これらは価格を抑えつつも、アジングに必要な基本性能はしっかり備えているため、初心者でも釣りの楽しさを実感しやすいのです。
予算2万円で揃えるアジングタックルの具体例
予算が2万円という方には、戦略的に道具を選ぶことで十分にアジングを楽しめる環境が作れます。ここでは実際に推奨されている組み合わせを紹介します。
あるアジング専門ブログでは、予算2万円で以下のような構成が提案されています:
- ロッド:コルトUX 612L-HS(約10,000円)
- リール:レガリスLT-1000S(約7,000円)
- ライン:アンバーコードD-PET 0.3号(約2,000円)
- リーダー:銀鱗 1号(約500円)
20コルトUX 612L-HS(ロッド)
アジングロッドは20コルトUX 612L-HSが超おすすめです。このロッドが出るまでは、アジング初心者の方にどのロッドをおすすめするか迷うことが多かったのですが、20コルトUXの登場により迷うことが一切なくなりましたね。
1万円ほどの価格ですが感度、バランスなどが中堅クラスのロッドに匹敵するくらい優秀でアジを釣るために必要な要素がお値段以上に詰まっています。
出典:あおむしの釣行記4
このコルトUXというロッドは、1万円程度で購入できるにもかかわらず、感度とバランスが中堅クラスに匹敵すると高く評価されています。入門ロッドは価格が安い分、感度やロッドバランスがイマイチでアジのアタリを手元で感知しにくいものが多かったのですが、このロッドはその常識を覆す存在のようです。
リールに関しては、レガリスLT-1000Sが推奨されています。実売価格7,000円程度でありながら重量185gと軽量で、このリールとコルトUXの組み合わせはタックルバランスが非常に優秀になると評価されています。
🎣 予算2万円タックルの特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
感度 | 中堅クラス並みのアタリ感知力 |
バランス | ロッドとリールの重量配分が最適 |
操作性 | テンション抜けのアタリも取りやすい |
初心者適性 | ジグヘッドの操作感が分かりやすい |
コスパ | 価格以上の性能を発揮 |
アジングで釣果をアップさせるためには、アジがジグヘッドを食った時に手元にコツっと伝わってくる反響のアタリだけでなく、食わせの間のテンションフォール時にラインテンションがフッと抜けるテンション抜けのアタリを取ることが重要です。この2万円の組み合わせは、そのテンション抜けのアタリが取りやすいタックルバランスになっているのが大きな魅力です。
ラインについては、エステルラインのアンバーコードD-PET 0.3号が推奨されています。失透ピンクという視認性の良いカラーで、夜間でもラインを目視でき、ジグヘッドがどの方向に飛んでいるのか分かりやすく、周りとのトラブルを減らせます。ただし、エステルラインは初心者には扱いが難しい面もあるため、慣れないうちはフロロやナイロンの2lbくらいで始めるのも良い選択肢です。
予算3~4万円で揃える月下美人入門セットの内訳
予算が3~4万円あるなら、メーカーが推奨する入門セットを参考にするのも一つの手です。具体的な例として、ダイワの月下美人シリーズで揃えた場合の内訳が紹介されています。
下に僕が4万円でアジングビギナーセットを揃えるならどれを選ぶか、僕のお気に入りの月下美人で揃えたものがあるので、参考にしてみてください。
このセットが全品合計で31,835円。(2024年9月時点Amazon価格)余った分はワームとジグヘッドを追加で購入しましょう!
この月下美人入門セットは、31,835円(2024年9月時点)で以下のような内容になっています:
📦 月下美人入門セットの構成例
- ロッド:月下美人シリーズのエントリーモデル
- リール:月下美人専用リール
- ライン:月下美人推奨ライン
- ワーム:月下美人ワーム各種
- ジグヘッド:複数の重さ
- タックルボックス
- その他小物
このセットの良いところは、すべて同一ブランドで統一されているため、相性を気にする必要がないことです。ダイワが長年アジングに特化して開発してきたノウハウが詰まった道具を、一度に揃えられるのは大きなメリットでしょう。
もし予算を抑えたい場合の調整方法として、以下のような優先順位が提案されています:
✅ 予算調整の優先順位
- ケースやタックルボックスは手持ちのものや100均でも十分なので外してOK
- それでも高い場合はリールのランクを下げる
- 最終手段としてロッドのランクを下げる
ただし、買い直すとしたら竿を優先することが推奨されています。アジングはロッドの性能で釣りやすさが大きく変わる釣り方であり、変に高いリールを買うと持ち重りの危険性が高くなってしまうためです。
ジグヘッドとワームについては、しっかり揃えることが推奨されています。ジグヘッドは0.5~1.5gのラインナップを全部、カラーは無色透明、無色透明のラメ入り、透明度の高いピンク系のカラー(ラメ入り)、透明度の高いイエロー系のカラー(ラメなし、ケイムラカラーならなおよし)、グローカラーといった具合に、使用頻度が非常に高いものを網羅しておくべきです。
予算5万円以上なら長く使える高品質タックルが手に入る
予算に余裕があり5万円以上を出せるなら、より高品質なタックルを選ぶことができます。この価格帯になると、各メーカーのミドル~ハイクラスの製品が視野に入ってきます。
ある情報源では、合計51,000円という試算が提示されています:
アジングを始めるには合計、51000円の費用が掛かる!
ざっくりとした計算でしかありませんが、アジングを始めるときに必要な費用は「51000円」となりました。かなりの大金ではありますが、一生楽しめる趣味をこの値段で始められるのであれば、案外安いものな気がしないこともありません。
出典:ツリネタ
この試算の内訳は以下の通りです:
💎 5万円予算での内訳
項目 | 金額 | グレード |
---|---|---|
ロッド | 15,000円 | エントリー上位モデル |
リール | 20,000円 | ミドルクラス |
ライン | 3,000円 | 高品質PE・エステル |
ワーム・ジグヘッド | 3,000円 | 複数種揃える |
その他小物 | 10,000円 | ヘッドライト・バッカン等 |
合計 | 51,000円 | – |
この価格帯の大きなメリットは、道具の買い直しリスクが低いことです。1万円台の道具から始めた場合、腕の上達と共にワンランク上の道具が欲しくなるのが釣り人の性ですが、最初からこのクラスを買っておけば、しばらくは買い替えの必要がありません。
ロッドに関しては、15,000円クラスでもハイエンドモデルには及びませんが、エントリークラス以上のアジングロッドを選ぶことができます。アジングは感度が釣果に直結する釣りなので、クオリティの低いロッドを使ってしまうと釣果に悪影響を与えるキッカケになってしまいます。
リールについても、20,000円クラスなら軽量で巻き心地が良好なモデルが選べます。最近の技術進化により、5,000円ほどの価格設定のリールでも特に問題なくアジングを楽しめるようになっていますが、当然のようにコストカットを重ねたモデルとなっているため、重さがあったり巻き感がシルキーじゃなかったりします。長く使うほど不満が蛇口を捻り放しの如く溢れ返ることでしょう。
おそらく、この価格帯で揃えた道具なら、数年は現役で使い続けられるはずです。一生楽しめる趣味に5万円という投資は、決して高くないと考えることもできます。ただし、道具は消耗品ですし、釣りを続けている以上、ある程度の継続的な出費は覚悟しておく必要があります。
アジング初心者が選ぶべき価格帯のボーダーライン
では、初心者はどの価格帯を選ぶべきかという問題について考えてみましょう。これには明確な答えはありませんが、一般的な推奨ラインは存在します。
多くの情報源が共通して指摘しているのは、あまりにも安い道具は避けるべきということです。特にロッドとリールについては、ある程度の品質を確保した方が結果的に満足度が高くなります。
🎯 価格帯別の推奨ポイント
価格帯 | 推奨度 | 理由 |
---|---|---|
5,000円以下 | ❌ 非推奨 | 性能不足で釣りが成立しない可能性 |
1~2万円 | △ 条件付き | とりあえず試したい人向け |
2~3万円 | ⭕ 推奨 | コスパと性能のバランスが良い |
3~4万円 | ⭕⭕ 最推奨 | 長く使える品質 |
5万円以上 | ⭕ 余裕があれば | 買い替え不要の高品質 |
ロッドとリールのボーダーラインとしては、それぞれ6,000円以上が一つの目安になります。これは、「安い・悪い」は主観的な部分もありますが、この価格を下回ると明確に品質が落ちる傾向があるためです。
「安かろう悪かろう」と言う言葉がありますが、それは釣具にも当てはまります。安すぎるセットを買ったあまり、トラブルばかりで釣りにならなかった……。なんてことも考えられます。
筆者のボーダーラインは、リール、ロッド共に6,000円〜。それに、ラインやルアーを合わせるのであれば、セット価格の目安は15,000〜20,000円程度になります。
出典:TSURI HACK
この15,000~20,000円というセット価格の目安は、非常に現実的なラインだと言えます。これより安いセットは性能面で妥協が必要になり、これより高いセットは初心者には少々オーバースペックかもしれません。
ただし、釣り経験の有無によっても適切な価格帯は変わってきます。まったくの釣り初心者であれば、まずは2万円程度から始めて様子を見るのも悪くありません。一方、他のルアーフィッシング経験があり、「アジングも試してみたい」という方なら、最初から3~4万円クラスを選ぶのが賢明でしょう。
アジング一式を揃える際の賢い選び方とセット商品の活用法
- アジング入門セットのメリットは選ぶ手間が省ける点
- セット商品のデメリットは自分の釣り場に完全マッチしない可能性
- ロッドとリールは単品でも6,000円以上を目安に選ぶ
- ラインはフロロカーボンから始めるのが初心者向き
- ワームとジグヘッドは複数種類を揃えることが重要
- 見落としがちな小物類の費用も1万円は見込むべき
- まとめ:アジング一式の値段は予算に応じて選べる
アジング入門セットのメリットは選ぶ手間が省ける点
アジング入門セットを購入する最大のメリットは、何と言っても選ぶ手間が大幅に省けることです。初心者にとって、膨大な種類の釣具の中から適切なものを選ぶのは至難の業です。
アジング入門セットには、以下のような利点があります:
✨ 入門セットの主なメリット
- ✅ 情報に左右されない:ネット検索や店員相談の時間を短縮
- ✅ すぐ釣りに行ける:購入後すぐに釣り場へ直行可能
- ✅ 道具の相性が保証:メーカーが組み合わせを考慮済み
- ✅ 無駄買いを防げる:不要なものを買って後悔するリスク減
- ✅ 価格がお得:バラで買うより総額が抑えられる
特に重要なのが道具の相性です。ロッドとリールのバランス取りはアジングでは非常に重要で、数グラムのルアーを細かく操作でき、小さなアタリを感じ取れるロッドとリールの組み合わせが必要です。セット品では、このバランスが考慮された組み合わせになっているため、初心者でも大きな失敗なくタックル選びができます。
また、ロッドやリール以外にも、アジングではラインやルアーなどの小物も必要です。これらにも様々な種類があり、アジングで使いやすいものを選ぶ必要がありますが、セット商品であればラインやルアー、小物までセットになっているものがほとんどです。どれを買えばよいか迷わず、ロッドやリールにあったものを購入できるのは大きな安心材料でしょう。
価格面でも、多くのセット品が道具をバラバラに購入するよりお得に買えるようになっています。例えば、単品で揃えると4万円かかるところが、セットなら3.5万円で買えるといったケースも珍しくありません。
🛒 セット商品の種類
セットの種類 | 内容 | 価格帯 |
---|---|---|
基本セット | ロッド・リール・ライン | 10,000~20,000円 |
標準セット | 基本セット+ワーム・ジグヘッド | 15,000~25,000円 |
フルセット | 標準セット+小物・ケース | 20,000~35,000円 |
ただし、セット商品を選ぶ際には注意点もあります。それについては次の見出しで詳しく解説していきます。
セット商品のデメリットは自分の釣り場に完全マッチしない可能性
セット商品には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。最も大きな問題は、自分の釣り場に完全にマッチしない可能性があることです。
セット商品の内容は、どこでもオールマイティに使える道具で構成されています。つまり、特定の釣り場に特化した内容ではないため、全ての商品が自分の釣り場にピッタリ合っているとは限らないのです。
⚠️ セット商品の主なデメリット
- ❌ 特定の釣り場に最適化されていない
- ❌ すでに持っている道具と重複する可能性
- ❌ 不要なアイテムが含まれることがある
- ❌ 細かいカスタマイズができない
- ❌ 選択肢が限られている
例えば、セットに含まれるジグヘッドの重さが自分のホームグラウンドには合わない、ワームのカラーが地元の海では実績がない、といったケースが考えられます。また、すでにアジング用のリールを持っている場合、セット商品を買うとリールが余ってしまいます。
セット商品の内容はどこでもオールマイティに使える道具で構成されています。その為、全ての商品が自分の釣り場にピッタリ合っているとは限らないのです。
また、すでにアジングに使える道具を持っている場合、セット商品の中に不要なものが出てきしまいます。
出典:TSURI HACK
ただし、ここで重要な視点があります。選ぶ時間を短縮した分、多くの不満が生まれる可能性があるのは事実ですが、釣りにおいて不満が生まれるという事は、腕を上げるためには非常に大事な要素なのです。
不満を埋めるための工夫や、さらに快適な釣りをするための道具選びは、技術や知識を増やしてくれます。セット商品にデメリットがあるのは事実ですが、そのデメリットがアジングの腕を上げてくれると理解してください。
📊 セット vs 単品購入の比較
項目 | セット商品 | 単品購入 |
---|---|---|
初期費用 | やや安い | やや高い |
選択の自由度 | 低い | 高い |
購入の手間 | 少ない | 多い |
釣り場への適合度 | 標準的 | 最適化可能 |
学習機会 | 少ない | 多い |
初心者の場合、最初はセット商品で始めて、釣りを重ねるうちに「もっとこうしたい」という具体的な要望が出てきたら、その時点で単品で買い足していくというのが、おそらく最もバランスの取れたアプローチでしょう。
ロッドとリールは単品でも6,000円以上を目安に選ぶ
セット商品ではなく単品で道具を揃える場合、ロッドとリールについてはそれぞれ6,000円以上を目安に選ぶことが推奨されています。
なぜ6,000円なのか。これはあくまで一つの目安ですが、この価格を下回ると明確に品質が落ちる傾向があるためです。特にアジングは繊細な釣りなので、道具の性能が釣果に直結しやすいのです。
🎣 ロッド選びのポイント(6,000円以上)
項目 | 6,000円未満 | 6,000円以上 |
---|---|---|
感度 | 低い | 十分 |
重量 | 重い | 軽量化されている |
バランス | 悪い | 考慮されている |
耐久性 | 低い | 実用十分 |
専用設計 | 汎用的 | アジング専用あり |
ロッドに関しては、10,000円以上のエントリーモデルを選ぶのが理想的です。アジングロッドの価格帯は非常に幅広く、下は2,000円から上は50,000円を超すものまでリリースされています。「一体どの価格帯のアジングロッドを買い揃えれば良いのか?」という疑問に対して、多くの情報源が10,000円以上を推奨しています。
では、これからアジングを始める人が揃えるべきアジングロッドは、予算を幾らぐらいに設定しておけば良いのか?という点ですが、予算に余裕のある人は、限りなくハイスペックなモデルを買うに越したことはありません。
アジングは「感度」が釣果に直結する釣りでして、クオリティの低いロッドを使ってしまうと、どうしても釣果に悪影響を与えてしまうキッカケとなってしまうのです。
出典:リグデザイン
リールについても同様で、10,000円クラスのものを選ぶのが無難です。最近のリールは技術進化により、1万円も出せば質の良いものが買えますが、長く愛用していくことを考慮すると、やはりこのクラスは確保したいところです。
🎣 リール選びのポイント(10,000円前後)
- ✅ 番手:1000~2000番がアジング向き
- ✅ 重量:200g以下が理想的
- ✅ ギア比:ノーマルギアが扱いやすい
- ✅ ドラグ:細いラインに対応できること
- ✅ 巻き心地:シルキーな巻き感
具体的な製品例として、ダイワのレガリスLTシリーズやシマノのセドナ、サハラといったモデルが、この価格帯で高い評価を得ています。これらは実売価格7,000~10,000円程度でありながら、軽量で巻き心地も良好、さらに新技術も搭載されているコストパフォーマンスの高いリールです。
単品で揃える場合の総額目安としては、ロッド10,000円、リール10,000円、ライン類3,000円、ワーム・ジグヘッド3,000円、その他小物5,000円で、合計31,000円程度となります。セット商品と比較しても大きな差はありませんが、自分の好みや釣り場に合わせた選択ができるのが単品購入の強みです。
ラインはフロロカーボンから始めるのが初心者向き
アジングで使うラインには、主にナイロン、フロロカーボン、PE、エステルの4種類がありますが、初心者にはまずフロロカーボンから始めることをおすすめします。
なぜフロロカーボンなのか。その理由はいくつかあります:
🧵 フロロカーボンラインの特徴
メリット | 詳細 |
---|---|
扱いやすさ | 適度な張りがあり初心者向き |
トラブル少ない | ライントラブルが発生しにくい |
直結可能 | リーダー不要で直接結べる |
価格が手頃 | コストパフォーマンスが良い |
風に強い | ライン重量があり風の影響少ない |
一方、「アジングにはエステルラインが最適」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。確かにエステルラインには様々なメリットがあり、その通りなのですが、ビギナーの方には不向きです。
例えば、0.3号のエステルラインの強度は1.5lb程度。これは、ギュッと引っ張れば、プツンと切れてしまう強度です。そのため、ドラグの設定や扱い方も相応にシビアになります。PEラインの0.4号以下を使ったことのない方、ナイロンやフロロカーボンの3lb以下を使ったことのない方には、エステルラインはおすすめできません。
「アジングにはエステルラインが最適」そんな言葉を聞いたことはありませんか?エステルラインには様々なメリットがあり、確かにその通りなのですが、ビギナーの方には不向きです。
PEラインの0.4号以下を使ったことのない方、ナイロンやフロロカーボンの3lb以下を使ったことのない方にはあまりオススメできません。
出典:TSURI HACK
📌 ライン選びの推奨順序
- 初心者:フロロカーボン3lb から開始
- 慣れてきたら:PE 0.4号 + フロロリーダー に挑戦
- さらに上達したら:エステル0.3号 も試してみる
フロロカーボンラインは、しなやかで高感度、低伸度設計なので、アジの小さなアタリもしっかりと取ることができます。細いPEラインに慣れていない方は、まずフロロカーボンラインから始めてみてください。ラインに重さがあるので扱いやすく、風に強いことも特徴です。
太さの目安としては**3lb(約0.8号)**が標準的です。これより細いと切れやすく、太いと感度が落ちます。価格は1,000円前後で、100~150mの長さが一般的です。月下美人TYPE-Fやヤマトヨテグスのフロロショックリーダーなどが、コストパフォーマンスに優れた製品として知られています。
PEラインに挑戦する場合は、0.4号から始めるのが無難です。ただし、PEラインを使う場合はショックリーダー(先端に結ぶフロロカーボンやナイロンのライン)が必須になります。これは結束が必要になるため、少し技術が要求されます。エステルラインは、PEやフロロに慣れてから挑戦するのが賢明でしょう。
ワームとジグヘッドは複数種類を揃えることが重要
アジングの釣果を左右する重要な要素がワームとジグヘッドです。これらは複数種類を揃えることが、釣果アップの鍵となります。
なぜ複数種類が必要なのか。それは、その日その場所の状況によって、アジが好反応を示すカラーや重さが異なるからです。カラーローテーションを行うことでより釣果を伸ばすこともできるため、最低でも3色、できれば6色ほどのカラーを揃えておくのが理想的です。
🎨 ワームのカラー選択基準
必須カラー | 用途 |
---|---|
無色透明 | ナチュラルアピール |
無色透明ラメ入り | 光反射でアピール |
透明ピンク系(ラメ入り) | 高実績カラー |
透明イエロー系(ラメなし) | ケイムラなら尚良し |
グローカラー | 夜間・暗い時間帯用 |
これらのカラーは使用頻度が非常に高いため、最低限揃えておきたいラインナップです。他の色が悪いというわけではありませんが、初心者が最初に揃えるならこれらを押さえておけば十分でしょう。
ジグヘッドについては、0.5g~1.5gのラインナップを全部揃えることが推奨されています。なぜこの範囲かというと、一般的なアジングのポイントで使いやすい重さだからです。
⚖️ ジグヘッドの重さ別用途
重さ | 主な用途 | 釣り場 |
---|---|---|
0.5g | 超軽量・表層攻略 | 浅場・静穏時 |
0.8g | 軽量・中層攻略 | 標準的な状況 |
1.0g | 標準・汎用性高い | 最も使用頻度高 |
1.2g | やや重め・深場対応 | 少し深いポイント |
1.5g | 重め・遠投可能 | 遠投・風強い時 |
初心者の方は、まず1.0gを中心に、0.8gと1.2gを揃えておけば、ほとんどの状況に対応できるはずです。風が強い日や遠投が必要な場合は1.5gを、逆に超シャローな場所では0.5gを使うといった具合に使い分けていきます。
ワームとジグヘッドにかける予算は、3,000~5,000円程度を見込んでおきましょう。ワーム1袋が500円前後、ジグヘッド1袋が400円前後として計算すると、この程度の金額になります。一見高く感じるかもしれませんが、これらは釣果に直結する消耗品なので、ある程度の投資は必要です。
アジングで実績の高いワームとしては、アジリンガー、アジアダー、ガルプ(ベビーサーディン)などが知られています。ジグヘッドは、ジャッカルのアジマメµ、カルティバの豆アジ弾丸、土肥富のレンジクロスヘッドなどが人気です。これらは釣具店で購入できますし、セット商品にも含まれていることが多いです。
見落としがちな小物類の費用も1万円は見込むべき
アジング一式の値段を考える際に、見落としがちなのが小物類の費用です。ロッド、リール、ライン、ワーム以外にも、実は必要なアイテムがたくさんあります。
多くの情報源が、その他小物で10,000円ほどの予算を見込むことを推奨しています。一見すると高く感じるかもしれませんが、実際に必要なアイテムをリストアップしてみると、この金額は妥当だと分かります。
🔧 必要な小物類リスト
カテゴリ | アイテム | 想定価格 |
---|---|---|
切る道具 | ハサミ、ラインカッター | 500~1,000円 |
掴む道具 | プライヤー | 1,000~2,000円 |
魚を掴む | フィッシュグリップ | 1,000~2,000円 |
照明 | ヘッドライト | 2,000~3,000円 |
収納 | タックルボックス、ケース | 1,000~2,000円 |
その他 | スナップ、結束具等 | 500~1,000円 |
合計 | – | 約6,000~11,000円 |
これらの小物類は地味な存在ですが、釣りを快適にする上で欠かせないものばかりです。特にヘッドライトは、アジングが主に夜間に行われる釣りであることを考えると、絶対に必要なアイテムです。
ハサミやプライヤーは、ラインを切ったり、針を外したりする際に使います。フィッシュグリップは、アジを直接持つと手に鱗やヌメリが付くだけでなく、腹側にある鋭い棘で怪我をしてしまうこともあるため、安全面からも持っておきたいアイテムです。
また、タックルボックスやケースも重要です。ワームやジグヘッドを整理して持ち運ぶために必要で、釣り場での効率的なルアーチェンジにも役立ちます。小型で持ち運びやすいものを選ぶのがポイントです。
💡 小物購入の優先順位
優先度 | アイテム | 理由 |
---|---|---|
最優先 | ヘッドライト | 夜釣り必須 |
高優先 | ハサミ・プライヤー | 釣りの基本道具 |
中優先 | フィッシュグリップ | 安全性向上 |
低優先 | タックルボックス | 代用品でもOK |
優先順位をつけるなら、まずヘッドライトとハサミ・プライヤーは絶対に必要です。フィッシュグリップは持っていると便利ですが、タオルなどで代用することも可能です。タックルボックスは100均のケースなどでも代用できるため、初期費用を抑えたい場合は後回しにしても構いません。
さらに余裕があれば、ライフジャケットも検討すべきです。安全面を考えると、水辺で釣りをする以上は着用が推奨されます。自動膨張式のもので5,000~10,000円程度です。ただし、「絶対に必要」という意見と「推奨だが絶対ではない」という意見に分かれるため、自己判断になります。
結局のところ、小物類も含めた真の総額を考えると、ロッド・リール・ライン・ワームの合計に、さらに10,000円程度を上乗せした金額が必要になると考えておくべきでしょう。
まとめ:アジング一式の値段は予算に応じて1万円から選べる
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジング一式の値段は最低1万円から始められるが性能面で妥協が必要
- 無難に始めるなら3~4万円の予算が最も推奨される価格帯である
- 予算2万円なら戦略的に道具を選ぶことで十分楽しめる環境が作れる
- 予算5万円以上出せば長く使える高品質タックルが手に入る
- 初心者のボーダーラインはロッド・リール共に6,000円以上が目安
- アジング入門セットは選ぶ手間が省け道具の相性も保証されている
- セット商品は自分の釣り場に完全マッチしない可能性がデメリット
- ロッドは10,000円以上リールも10,000円前後を選ぶのが理想的
- ラインは初心者ならフロロカーボン3lbから始めるのが無難
- ワームは最低3色できれば6色ジグヘッドは0.5~1.5gを揃える
- 小物類の費用も10,000円程度は見込んでおくべき
- ヘッドライトやハサミ・プライヤーは釣りを快適にする必須アイテム
- 真の総額は道具本体価格に小物類の費用を上乗せした金額になる
- 安すぎる道具は釣りが成立しない可能性がありおすすめできない
- 予算に余裕があればライフジャケットも検討すべき安全装備である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 【初心者あるあるの疑問に回答】アジングを行うなら何円必要? | アジング専門/アジンガーのたまりば
- 予算2万で揃えるアジング初心者におすすめのタックル!|あおむしの釣行記4
- アジングを始めるときの予算を計算してみる | リグデザイン
- アジングロッドセットおすすめ10選!道具一式も! | タックルノート
- アジングを始めるときに掛かる「費用」を計算してみる! | ツリネタ
- アジングセットで釣りを始めよう!初心者におすすめのお得なセットはコレ! | TSURI HACK
- アジングをやりたいのですが、ロッドとリールはいくらぐらいの価格なら十分な… – Yahoo!知恵袋
- アジングセットおすすめ5選!こんな人は買ってはいけない!? | TSURI HACK
- 【渓流ルアー釣り】始めます!バリバリの初心者が揃えた道具一式を一挙大公開!! | カンピのひみ釣基地
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