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アジング用リールスタンドは本当に必要?いらない派の意見とおすすめ品を徹底比較

アジング用リールスタンドは本当に必要?いらない派の意見とおすすめ品を徹底比較
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アジングを楽しむアングラーの間で、リールスタンドの必要性について意見が分かれています。「愛用のリールを傷から守りたい」という声がある一方で、「重量が増えるだけで邪魔」「そもそも使わない」という否定的な意見も少なくありません。実際、インターネット上で「リールスタンド」と検索すると、関連キーワードに「いらない」と表示されることからも、その賛否が窺えます。

本記事では、アジング用リールスタンドについて、ネット上の様々な情報を収集・分析し、必要性の判断基準や選び方、おすすめ製品まで網羅的にご紹介します。メリット・デメリットの両面から検証し、あなたの釣りスタイルに合った選択ができるよう、多角的な視点で解説していきます。

この記事のポイント
✓ リールスタンドの基本機能と役割を理解できる
✓ 必要派・不要派それぞれの根拠が分かる
✓ メーカー別の適合情報と選び方が学べる
✓ コスパに優れたおすすめ製品が見つかる

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アジング用リールスタンドの基本と必要性の判断

  1. リールスタンドはリール本体を傷から守るためのパーツである
  2. アジングでリールスタンドが「いらない」と言われる3つの理由
  3. リールスタンドを使うメリットは傷防止とドレスアップ
  4. リールスタンドのデメリットは重量増加と保証の問題
  5. リールスタンドの代用品として100均グッズは使えるのか
  6. フックキーパー付きリールスタンドの実用性

リールスタンドはリール本体を傷から守るためのパーツである

リールスタンドはリール本体を傷から守るためのパーツである

リールスタンドは、スピニングリールのハンドル取り付け位置の反対側に装着するカスタムパーツです。ハンドルを左右どちらかに取り付けると、反対側にはネジ溝の刻まれたキャップが残ります。通常このキャップを外して取り付けるのがリールスタンドで、リール本体よりも先に地面に接触することで、大切なリールを傷から保護する役割を果たします。

特にアジングのような繊細な釣りでは、ロッドを頻繁に置いたり持ち替えたりする機会が多くなります。堤防や磯での釣行中、タックルを地面に置く際、リール本体やスプールエッジ、ベールアームといった重要なパーツに傷が入ってしまうリスクがあります。これらのパーツはラインの放出や巻き取りに直接関わる部分であり、わずかな傷でもラインにダメージを与える可能性があるため、注意が必要です。

リールスタンドの構造はシンプルで、取り付けも非常に簡単です。ハンドルスクリューキャップを回して外し、そこにリールスタンドをねじ込むだけ。特殊な工具は不要で、誰でも数分でカスタマイズできます。この手軽さも、多くのアングラーに支持される理由の一つでしょう。

一般的なリールスタンドの長さは36mm~55mm程度で、重量は5g~12g前後のものが主流です。素材は耐久性と軽量性を両立させるため、アルミニウム合金やチタン合金が使用されることが多く、表面処理によって様々なカラーバリエーションが展開されています。シルバー、ゴールド、ブラック、レッドなど、リールのボディカラーに合わせて選べる点も魅力的です。

製品によっては単なる傷防止だけでなく、フックキーパー機能やラインストッパー機能、ケミホタル装着用のスリットなどを備えた多機能タイプも存在します。これらの付加機能については、実用性や使い勝手に個人差があるため、後ほど詳しく検証していきます。

アジングでリールスタンドが「いらない」と言われる3つの理由

アジングでリールスタンドが「いらない」と言われる3つの理由

リールスタンドに対して否定的な意見も一定数存在します。実際に釣り具関連の掲示板やSNSでは「リールスタンドはいらない」という声を見かけることがあります。その主な理由を3つに整理してみましょう。

①リールの重量バランスが崩れる問題

最も多く挙げられる理由が、重量増加によるバランスの変化です。リールメーカーは軽量化に膨大な研究開発費を投じており、数グラム単位での軽量化を追求しています。例えば、新モデルが発売されるたびに「前モデルより5g軽量化」といったアピールポイントが強調されることからも、その重要性が分かります。

リールスタンドごときでも重量が5グラム6グラム位あったりします。後継機種が出るたびに、数グラム位軽くなっていくわけですが、リールスタンドを外せば後継機種を買うのと一緒な位軽量化できるのだなと思うと、リールスタンドを外してしまおうかなと思います。

出典:Yahoo!知恵袋 – アジングリールやエギングリールに、付属のリールスタンドって必要なのでしょ…

この投稿者の指摘は的を射ています。リールメーカーが数年かけて5g軽量化した新モデルを購入しても、6g~8gのリールスタンドを取り付けてしまえば、重量的には旧モデル以上になってしまうという皮肉な結果になります。アジングのような繊細な釣りでは、わずかな重量差が操作性や感度に影響を与える可能性があるため、この懸念は無視できません。

②ハンドル側を下にすれば済む話

リールスタンドがなくても、ハンドル側を下にしてタックルを置けば、リール本体やベールアームが地面に接触することを避けられます。ただし、この方法にも注意点があります。

最近のリールだと、ハンドルにメッキキャップされてたりで、傷入りやすいから、ハンドルを軸に地面に置けない場合あるから、そういう時はスタンド欲しいとも思うけど、今まで使った事がない。

出典:Yahoo!知恵袋 – アジングリールやエギングリールに、付属のリールスタンドって必要なのでしょ…

ハンドルのキャップ部分が傷つく可能性があるため、結局どちらかに傷が入るリスクは残ります。それでも「ハンドルキャップの傷は気にならない」という方や、そもそも地面に直置きしないスタイルの方には、リールスタンドは不要という結論になるでしょう。

③見た目の問題と邪魔に感じる

機能面以外にも、デザイン的な好みの問題があります。リールのシンプルなフォルムを好む方にとって、リールスタンドは「出っ張り」として邪魔に感じられることがあります。特に、タックルをロッドホルダーやケースに収納する際、リールスタンドが引っかかって出し入れしにくくなるという実用上の不便さも指摘されています。

📊 リールスタンド不要派の主な理由

理由詳細重視する人
重量増加5~8gの追加で操作性・感度が変わる軽量性重視のアングラー
ハンドル置きで十分置き方を工夫すれば保護できる地面に直置きしない人
見た目・邪魔デザイン性や収納性が損なわれるシンプル志向の人

リールスタンドを使うメリットは傷防止とドレスアップ

リールスタンドを使うメリットは傷防止とドレスアップ

一方で、リールスタンドを積極的に使用する派も多く存在します。特にアジングでは夜釣りが中心となるため、暗闇での取り回しにおいて、リールスタンドの存在が思わぬメリットをもたらすことがあります。

大切なリールを物理的に保護できる安心感

高価なリールを使用している場合、わずかな傷でも気になるものです。特に数万円~十数万円するハイエンドモデルでは、美しい外観も製品価値の一部。リールスタンドを装着することで、心理的な安心感を得られる点は大きなメリットと言えます。

リールスタンドは、リールのカスタムパーツとして人気の高いアイテムの一つ。タックルを地面に直置きすると、リールのボディーはもちろん、スプールエッジやベイルアームといった、ラインをつかさどる重要なパーツに傷が入ってしまう可能性があります。リールスタンドは、リール本体よりも先に地面に接触。リール本体につく傷を軽減・防止します。

出典:TSURI HACK – リールスタンドおすすめ12選|その必要性や意外なデメリットについて

堤防での釣行中、足場の悪い場所でタックルを一時的に置く必要が生じることは頻繁にあります。そんな時、リールスタンドがあれば、コンクリートや岩場でも躊躇なく置くことができます。

ドレスアップ効果によるモチベーション向上

機能面だけでなく、見た目のカスタマイズ効果も無視できません。リールスタンドはカラーバリエーションが豊富で、自分好みの色を選ぶことで、オリジナリティのあるタックルに仕上げられます。

リールスタンドは、何もないスペースにパーツとして存在するので、リールの外観に絶妙なバランスを発生させます。見た目がカッコイイ!と感じている人は、結構多いのではないでしょうか。ノーマルの状態のスピニングリールよりも、個性的でインパクトが強くなった印象を受けます。

出典:FISHING JAPAN – リールスタンドって要るの?要らないの?

釣り道具へのこだわりは、釣行へのモチベーションを高める重要な要素です。自分だけのカスタマイズを施したタックルは愛着が湧き、釣りがより楽しくなるという心理的効果も見逃せません。特にゴールドやレインボーカラーなど、目を引くデザインのリールスタンドは、釣り仲間との話題作りにもなります。

多機能タイプの実用的な付加価値

近年のリールスタンドには、単なる保護機能だけでなく、様々な付加機能が搭載されています。フックキーパー、ラインストッパー、ケミホタル用スリット、バランサー機能など、製品によって多様な機能が用意されています。これらの機能を上手く活用できれば、リールスタンドは単なる「おまけパーツ」ではなく、実用的なアイテムとなります。

ただし、これらの付加機能については実用性に賛否があるため、次の項目で詳しく検証します。

リールスタンドのデメリットは重量増加と保証の問題

リールスタンドのデメリットは重量増加と保証の問題

リールスタンドを装着することで生じる具体的なデメリットについて、メーカー保証の観点も含めて詳しく見ていきましょう。

デチューンのリスク

デチューンとは、カスタマイズによって製品本来の性能が低下することを指します。リールメーカーは、各モデルの最適な重量バランスを緻密に計算して設計しています。スプール、ローター、ボディの重量配分は、キャスト時の振り抜き、巻き心地、感度など、あらゆる性能に影響を与える要素です。

リールの重量やバランスは、操作性や感度にも影響している為、僅か数グラムのパーツが足されただけでも、リールのバランスが崩れ、本来の操作感や感度が発揮されない可能性があるのです。

出典:TSURI HACK – リールスタンドおすすめ12選|その必要性や意外なデメリットについて

特にアジングでは、0.3g~2g程度のジグヘッドを扱うため、手元の微妙な感覚が重要になります。リールに数グラムの重量が追加されることで、ロッドとリールのバランスポイントが変わり、長時間の釣行で疲労感が増す可能性があります。また、アタリを感じ取る感度にも影響が出るかもしれません。

メーカー保証が受けられなくなるリスク

これは意外と見落とされがちですが、重要なポイントです。多くのリールメーカーは、純正部品以外の取り付けによる不具合について保証対象外としています。

リールメーカーの殆どは、純正部品以外の取り付けによる不具合は保証の対象外。サードパーティー製のリールスタンド取り付け、なんらかの不具合が発生した場合、保証での修理が受けられない可能性もあります。

出典:TSURI HACK – リールスタンドおすすめ12選|その必要性や意外なデメリットについて

実際、リールのネジ穴とリールスタンドのネジが合致せず、ネジ山が削れてしまったという事例も報告されています。特に海外製の安価なリールスタンドでは、ネジの規格が微妙に異なる場合があり、無理に取り付けるとネジ穴を破損させるリスクがあります。

高価なリールほど、このリスクは慎重に考える必要があります。数万円のリールにわずか数百円~千円程度のリールスタンドを取り付けて保証が無効になるのは、本末転倒と言えるでしょう。

📋 リールスタンド装着時の注意点チェックリスト

項目確認内容重要度
適合確認自分のリールに対応しているか★★★
ネジ規格ネジ径・ピッチが合っているか★★★
重量追加重量が許容範囲か★★☆
保証規約メーカー保証への影響★★☆

リールスタンドの代用品として100均グッズは使えるのか

リールスタンドの代用品として100均グッズは使えるのか

リールスタンドに数千円も払いたくない、という方は100均での代用品を検討するかもしれません。結論から言えば、一般的な100均グッズでリールスタンドの代用は難しいと考えられます。

リールスタンドには特定のネジ規格(M3やM4など)が必要で、さらにリールの重量を支えられる強度も求められます。100均で販売されているネジやボルト類は、規格が合致しない可能性が高く、また強度面でも不安が残ります。仮に取り付けられたとしても、釣行中に緩んだり、最悪の場合は破損してリールを落下させる危険性もあります。

ただし、リールスタンドの「代用的な使い方」として、以下のような工夫は考えられます:

  • ロッドスタンドやロッドホルダーの活用:地面に直置きせず、ロッドスタンドに立てかける方法です。これならリール本体が地面に接触することはありません。
  • タオルやクッション材を敷く:やむを得ず地面に置く場合、タオルや専用のマットを敷くことで傷を防げます。
  • ハンドル位置の工夫:前述の通り、ハンドル側を下にして慎重に置く方法もあります。

これらの方法であれば100均グッズも活用できますが、リールスタンド本体の代用品としては、やはり専用製品を購入するのが賢明でしょう。安価な製品であれば1,000円前後から入手できるため、コストパフォーマンスを考えても専用品がおすすめです。

フックキーパー付きリールスタンドの実用性

フックキーパー付きリールスタンドの実用性

多くのリールスタンドには、フックキーパー機能が付属しています。先端部分に穴やスリットが設けられており、ルアーのフックを引っ掛けられる構造になっています。この機能について、実用性を検証してみましょう。

フックキーパーのメリット

移動時にルアーをロッドのガイドに引っ掛けておく代わりに、リールスタンドに引っ掛けることで、ガイドへのダメージを軽減できます。特にアジング用の小型ジグヘッドでは、軽量すぎてガイドに引っ掛けにくい場合もあり、リールスタンドのフックキーパーが便利に感じることもあるでしょう。

実際の使用感は賛否両論

しかし、実際に使用した方のレビューを見ると、評価は分かれています。

あんまり期待しないほうがいいです。使うとフックポイント(針先)が鈍る場合もあります。私はガイドに引っ掛けるので気にしてませんが、フックキーパーとして使う場合ならほかの製品を選んだほうがいいと思います。

出典:ジグタン☆ワーク – ゴメクサス ダイワLTスピニングリール専用スタンドのインプレ

この指摘は重要です。金属製のリールスタンドにフックを直接引っ掛けると、針先が金属に当たって鈍る可能性があります。アジングでは針先の鋭さがフッキング率に直結するため、これは見逃せない問題です。

一方で、「移動中の一時的な引っ掛け場所として使う分には問題ない」という意見もあります。釣り場に到着するまでの車内での移動時や、ポイント間の短距離移動時など、限定的な使用であれば実用的という評価です。

📝 フックキーパー機能の実用的な使い方

推奨される使い方

  • 車内移動時の一時的な引っ掛け場所として
  • スナップ付きルアーの引っ掛け(フック直接ではなくスナップを引っ掛ける)
  • ケミホタルやスナップなどの小物の仮置き

避けるべき使い方

  • 長時間のフック保管
  • 高価なフックの直接引っ掛け
  • 針先が金属に当たる角度での使用

総合的に見て、フックキーパー機能は「あれば便利」程度に考え、この機能目当てでリールスタンドを選ぶのは避けた方が良いかもしれません。むしろ、傷防止という本来の機能を重視し、フックキーパーはオマケ程度と捉えるのが現実的です。


アジング用リールスタンドの選び方とおすすめ製品

フックキーパー付きリールスタンドの実用性
  1. ゴメクサスのリールスタンドはコスパに優れた人気製品
  2. ダイワLTシリーズには専用のリールスタンドが必要
  3. シマノ用とダイワ用では取り付けネジの規格が異なる
  4. おすすめリールスタンドの適合表と選び方
  5. リールスタンドを選ぶ際の重量とバランスの考え方
  6. ドレスのリールスタンドは多機能でデザイン性が高い
  7. 純正品とサードパーティ製の違いと選択基準
  8. まとめ:アジング用リールスタンドの選択は釣りスタイル次第

ゴメクサスのリールスタンドはコスパに優れた人気製品

ゴメクサスのリールスタンドはコスパに優れた人気製品

リールスタンド市場で圧倒的な人気を誇るのが、ゴメクサス(GOMEXUS)というブランドです。中国のメーカーですが、品質と価格のバランスが優れており、Amazonでは数千件のレビューを獲得している製品も存在します。

ゴメクサスR1シリーズの特徴

最も人気の高いのが「R1」シリーズです。長さは36mmと42mmの2種類があり、重量は6.5g~6.9g程度。シンプルなデザインでありながら、フックキーパー機能も備えています。

ゴメクサス製品。一見シンプルなリールスタンドに見えますが、先端付近にはフックを掛ける穴が空いておりフックキーパーとしても使用可能。サイズは36mm、42mmから選べます。Amazonでの実売価格は790円〜と、そのリーズナブルさも大きな魅力。2000個以上の評価になるレビューの多さが、その人気の高さを物語っています。

出典:TSURI HACK – リールスタンドおすすめ12選|その必要性や意外なデメリットについて

実売価格が1,000円以下というのは驚異的なコストパフォーマンスです。初めてリールスタンドを試してみたい方にとって、この価格帯は非常にハードルが低く、「試しに買ってみて合わなかったら外せばいい」という気軽さがあります。

ゴメクサスR4シリーズの多機能性

より多機能なモデルとして「R4」シリーズもあります。こちらは48mmの長さで重量は7g、フックキーパー、ライン固定用ラバースリット、ケミホタル装着用スリットに加えて、バランサー機能まで搭載しています。

付属のウェイトとスプリングで、リールの重量バランスを調整できる点が特徴です。ダブルハンドルを装着した際に生じる左右のバランス崩れを補正する用途で使えます。ただし、バランサーとしての効果については個人差があり、「7g程度のウェイトでは体感できるほどの違いはない」という意見もあります。

🎯 ゴメクサス主要モデル比較表

| モデル | 長さ | 重量 | 価格帯 | 特徴 | |—|—|—|—| | R1 | 36/42mm | 6.5~6.9g | 790~990円 | シンプル・軽量 | | R4 | 48mm | 7g | 990円 | バランサー機能付 | | R6 | 48mm | 7.9g | 1,190円 | 折りたたみ式 | | R9 | – | – | 1,190円 | 細身スタイル |

カラーバリエーションの豊富さ

ゴメクサスのもう一つの魅力が、カラーバリエーションの豊富さです。シルバー、ゴールド、ブラック、レッド、ブルーなど、リールのボディカラーに合わせて選べます。特にエメラルダスシリーズのグリーンカラーに合わせたモデルなど、人気リールに合わせた専用カラーも用意されています。

ダイワLTシリーズには専用のリールスタンドが必要

ダイワLTシリーズには専用のリールスタンドが必要

ダイワのスピニングリールは、2018年以降のLT(Light & Tough)シリーズから、リールスタンド取り付けネジの規格が変更されました。これは非常に重要なポイントで、従来のリールスタンドが使えなくなったということを意味します。

ダイワのスピニングリールはLTシリーズからスタンド取付ネジの規格が変わったみたいで、18カルディアを購入したときに手持ちのスタンドを取り付けようとしたら取付できませんでした。それまではダイワもシマノも共通だったので便利だったんだけどなー。

出典:ジグタン☆ワーク – ゴメクサス ダイワLTスピニングリール専用スタンドのインプレ

この証言からも分かるように、以前はダイワとシマノで互換性があったものが、LTシリーズから変更されてしまったのです。そのため、LTシリーズに対応した専用のリールスタンドを選ぶ必要があります。

LTシリーズ対応の主な機種

ダイワLT対応のリールスタンドが使える主な機種は以下の通りです:

  • 18カルディアLT:1000S-P / 2000S / 2000S-XH / 2500 / 2500-XH / 2500S / 2500S-XH / 3000-CXH / 4000-CXH
  • 19レグザLT:2500 / 2500D-XH / 3000D-CXH / 3000 / 3000-XH / 4000D-CXH / 5000D-CXH
  • 19エメラルダスLT:2500S-DH / 2500S-H-DH / 3000S-C-DH / 3000S-CH-DH
  • 20レブロスLT / 18レガリスLT / 20クレストLT

ただし、注意が必要なのは、同じLTシリーズでも一部のフリームスには取り付けできない場合があるという点です。購入前には必ず適合表を確認するか、レビューをチェックすることをおすすめします。

共回り式専用モデルの存在

さらに複雑なのが、ダイワの廉価モデルには「共回り式」という構造が採用されている点です。共回り式とは、ハンドルを回すと反対側のキャップも一緒に回転する仕組みで、通常のねじ込み式とは取り付け方法が異なります。

ハンドルを回すと、反対側のハンドルキャップもハンドルと一緒に回転するリールに対応するリールスタンドになります

出典:釣りボウズ – ダイワ 供回り式専用リールスタンド

20レブロス、18レガリス、16クレストなどの一部モデルは共回り式のため、専用の「共回り式対応リールスタンド」が必要です。ゴメクサスからはR3/R7というモデルが共回り式対応として発売されており、価格は790円程度とリーズナブルです。

シマノ用とダイワ用では取り付けネジの規格が異なる

シマノ用とダイワ用では取り付けネジの規格が異なる

リールスタンドを選ぶ際、最も基本的で重要なのがメーカーごとのネジ規格の違いです。シマノとダイワでは微妙にネジの仕様が異なるため、間違って購入すると全く取り付けられないという事態になります。

シマノのネジ規格

シマノのスピニングリールは、比較的長い期間にわたって同じネジ規格を採用しています。ステラ、ツインパワー、ヴァンキッシュ、ストラディック、ナスキーなど、幅広い機種で共通のリールスタンドが使用可能です。ネジ径は一般的にM3(3mm)で、これに対応したリールスタンドであれば問題なく装着できます。

シマノの場合、純正品として「夢屋 アルミリールスタンド」が用意されています。

シマノから発売されている純正のアルミスタンド。サードパーティー製はマッチするか不安という方にオススメ。スタンドタイプC・Dいずれにも対応した新仕様です。定価:3,000円

出典:TSURI HACK – リールスタンドおすすめ12選|その必要性や意外なデメリットについて

純正品のメリットは、適合性への不安が全くないこと、そして万が一の際にもメーカーサポートが受けやすい点です。ただし、価格は3,000円前後とサードパーティ製の3倍程度になります。

ダイワの複雑な規格

前項でも触れましたが、ダイワの場合は時期によって規格が変わっているため注意が必要です。大きく分けて以下の3パターンがあります:

  1. 旧規格(LT以前):シマノと互換性があった時代のモデル
  2. LT規格:2018年以降のLTシリーズ専用規格
  3. 共回り式:エントリーモデルの一部で採用

この複雑さがダイワユーザーを悩ませる要因となっています。特に中古リールを購入した場合、どの規格なのか分かりにくいケースもあるため、事前の確認が不可欠です。

📌 メーカー別ネジ規格の見分け方

メーカーシリーズネジタイプ見分け方
シマノ大半のモデルM3ネジ込み式ハンドルキャップを回すと外れる
ダイワLT以前旧規格シマノと互換性あり
ダイワ2018年以降LT新規格専用品が必要
ダイワエントリー共回り式ハンドルと一緒にキャップも回る

おすすめリールスタンドの適合表と選び方

おすすめリールスタンドの適合表と選び方

ここまでの情報を踏まえて、主要なリールスタンド製品の適合表と選び方のポイントをまとめます。

価格帯別おすすめリールスタンド

🥇 エントリークラス(1,000円以下)

  • ゴメクサス R1(790~990円)
    • 対応:シマノ全般、ダイワLT
    • 重量:6.9g / 長さ:42mm
    • おすすめポイント:圧倒的コスパ、レビュー多数で安心
  • ゴメクサス R3/R7(790円)
    • 対応:ダイワ共回り式
    • 重量:8.6g / 長さ:42mm
    • おすすめポイント:共回り式対応の貴重な選択肢

🥈 ミドルクラス(1,000~3,000円)

  • ドレス リールスタンド オリジンEVO(2,640円)
    • 対応:シマノ・ダイワLT
    • フックキーパー+ラインキーパー付き
    • おすすめポイント:デザイン性と機能性のバランス
  • サンライク リールスタンド(999円)
    • 対応:シマノ・ダイワ
    • 航空アルミ製、4色展開
    • おすすめポイント:軽量で耐久性が高い

🥉 ハイエンドクラス(3,000円以上)

  • シマノ 夢屋 アルミリールスタンド(3,000円)
    • 対応:シマノ純正
    • 重量:6g
    • おすすめポイント:純正の安心感、保証面で有利
  • ゴメクサス TR6(3,990円)
    • 対応:ステラ、イグジスト等
    • チタン製、折りたたみ式
    • おすすめポイント:超軽量7.9g、高級感

適合確認の手順

リールスタンドを購入する前に、以下の手順で適合を確認しましょう:

  1. 自分のリールのメーカーとモデル名を確認
    • リール本体に刻印されている型番をチェック
    • 購入時の箱や説明書があれば確認
  2. LTシリーズか旧モデルかを判別
    • 2018年以降のダイワリールはほぼLT
    • モデル名に「LT」の表示があるか確認
  3. 共回り式かネジ込み式かを確認
    • ハンドルを回してキャップも回ればおそらく共回り式
    • キャップを回すと単独で外れればネジ込み式
  4. 製品ページの適合表とレビューを確認
    • メーカーの適合表で自分のリール型番を探す
    • Amazonレビューで同じリールへの装着報告を検索
  5. 分からない場合はショップに問い合わせ
    • 型番を伝えて適合を確認してもらう
    • 返品・交換ポリシーも確認しておく

リールスタンドを選ぶ際の重量とバランスの考え方

リールスタンドを選ぶ際の重量とバランスの考え方

リールスタンドの重量は、製品選びの重要な判断材料です。ここでは、重量とバランスの観点から、どのように製品を選ぶべきか考えてみましょう。

軽量性を最優先する場合

アジングのような繊細な釣りでは、1gでも軽くしたいと考えるアングラーも多いでしょう。その場合、以下のような選択基準になります:

  • 5~6g台の製品を選ぶ:市販品では最軽量クラス
  • シンプルな形状のものを選ぶ:多機能タイプは重くなりがち
  • チタン製を検討する:アルミより軽量だが高価

シマノの純正品「夢屋 アルミリールスタンド」は6gと軽量で、純正ならではの安心感もあります。ただし価格は3,000円程度とサードパーティ製より高めです。

バランスを重視する場合

ダブルハンドルを装着している場合など、バランス調整を目的にリールスタンドを使う考え方もあります。ただし、効果については懐疑的な意見もあります。

左右のバランスが取れると言う意味でもリールスタンドは使っています。ほぼ地面にはおかないので、本来のリールスタンドの使用用途では使っていません。

出典:Yahoo!知恵袋 – アジングリールやエギングリールに、付属のリールスタンドって必要なのでしょ…

これに対する回答では、「明確なバランサー以外は、左右のバランスがそれでとれるっては考えにくいよ」と指摘されています。一般的なリールスタンドの5~8g程度の重量では、体感できるほどのバランス調整効果は期待しにくいというのが現実的な見方でしょう。

もしバランス調整を本気で行いたいなら、専用のバランサー製品を検討すべきです。例えば、34(サーティーフォー)のバランサーは13gもの重量があり、これくらいの重量差があって初めて効果が実感できるとされています。

実用的な重量の目安

以下のような考え方で重量を選ぶのが実用的です:

  • 7g以下:軽量性重視、操作性への影響を最小限に
  • 7~10g:標準的、多機能タイプでも許容範囲
  • 10g以上:バランサー目的、または大型番手用

💡 重量選択のポイント

リールサイズおすすめ重量理由
1000~2000番5~7g軽量リールには軽量スタンド
2500~3000番6~9gバランスを取りやすい
4000番以上8~12g大型リールには多少重くてもOK

ドレスのリールスタンドは多機能でデザイン性が高い

ドレスのリールスタンドは多機能でデザイン性が高い

国内メーカーであるドレス(DRESS)のリールスタンドは、デザイン性と機能性を両立させた製品として人気があります。価格はサードパーティ製より高めですが、その分作り込みがしっかりしています。

オリジンシリーズの特徴

ドレスの代表的なリールスタンドが「オリジン」シリーズです。フックキーパー、ラインストッパー、ケミホタル挿入スリットを装備した多機能タイプで、カラーバリエーションも豊富です。

メカニカルなデザインが特徴的なリールスタンド。スタンダートなカラーに加え、ダイワのエメラルダスに合わせたカラーや、レインボーといった目を引くカラーもラインナップされています。フックキーパー、ラインストッパー、ケミホタルを挿入できるスリットが装備されています。定価:3,080円

出典:TSURI HACK – リールスタンドおすすめ12選|その必要性や意外なデメリットについて

特徴的なのは、エメラルダスグリーンという専用カラーが用意されている点です。ダイワのエギングリール「エメラルダス」シリーズは独特の緑色が特徴的ですが、それに合わせた色を用意することで、統一感のあるカスタマイズが可能になっています。

オリジンEVOの進化

通常のオリジンから進化した「オリジンEVO」というモデルもあります。こちらは価格が2,640円とやや抑えられており、コストパフォーマンスも改善されています。シマノとダイワLTの両方に対応しており、汎用性が高い点も魅力です。

ルークシリーズ(共回り式対応)

ドレスからは共回り式対応の「ルーク」というシリーズも発売されています。

1万円以下のスピニングリールのハンドルは共回り式がほとんどで、ねじこみ式のリールスタンドは非対応です。こちらは、共回り式のリールに対応したリールスタンド。四角ハンドルシャフト(シマノ)用、六角ハンドルシャフト(ダイワ)用と用意されています。定価:1,650円

出典:TSURI HACK – リールスタンドおすすめ12選|その必要性や意外なデメリットについて

エントリークラスのリールを使用している方にとって、共回り式対応のリールスタンドは選択肢が限られるため、ドレスのルークは貴重な存在です。シマノ用とダイワ用で分かれている点も、確実な適合性を保証してくれます。

🎨 ドレス製品の特徴まとめ

シリーズ価格対応特徴
オリジン3,080円シマノ/ダイワLT多機能・高デザイン性
オリジンEVO2,640円シマノ/ダイワLTコスパ改善版
ルーク1,650円共回り式専用エントリーモデル対応
オリジンSW7,800円大型番手4000~20000番対応

純正品とサードパーティ製の違いと選択基準

純正品とサードパーティ製の違いと選択基準

リールスタンドを選ぶ際、メーカー純正品を選ぶか、サードパーティ製を選ぶかという判断も重要です。それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

純正品のメリット

適合性の確実さ メーカーが自社リールに合わせて設計しているため、ネジ規格の不一致や取り付け不良のリスクがほぼゼロです。特に高価なリールを使っている場合、この安心感は大きな価値があります。

保証面での優位性 純正パーツの使用であれば、万が一リールに不具合が生じた場合でもメーカー保証が適用される可能性が高まります。サードパーティ製では保証対象外になるリスクがあります。

品質の安定性 製造品質が安定しており、個体差が少ない傾向があります。表面処理の仕上がりやネジの精度など、細部の作り込みが丁寧です。

純正品のデメリット

価格が高い シマノの夢屋アルミリールスタンドは3,000円前後、チタン製なら15,000円以上と、サードパーティ製の3~15倍の価格になります。

デザインの選択肢が少ない カラーバリエーションや形状のバリエーションが限られており、個性的なカスタマイズには向きません。

サードパーティ製のメリット

圧倒的なコストパフォーマンス ゴメクサスなら790円~、ドレスでも1,650円~と、気軽に試せる価格帯です。

豊富なバリエーション カラー、形状、機能など、多様な選択肢から自分好みを選べます。特にゴメクサスは10色以上のカラー展開があります。

多機能モデルの充実 フックキーパー、ラインストッパー、バランサー機能など、純正品にはない機能を持つモデルが多数あります。

サードパーティ製のデメリット

適合性のリスク 製品によっては適合表に記載があっても実際には合わない、ネジが硬い、緩いといった問題が報告されています。レビュー確認が必須です。

品質のバラつき 安価な製品では、表面処理の粗さ、ネジ精度の甘さなど、品質にバラつきがある場合があります。

保証のリスク リールメーカーの保証が受けられなくなる可能性があります。

📊 純正品 vs サードパーティ製 比較マトリクス

項目純正品サードパーティ製
価格3,000~15,000円790~4,000円
適合性◎ 確実△ 要確認
保証◎ 安心✗ リスクあり
デザイン△ 限定的◎ 豊富
機能性△ シンプル◎ 多機能
品質安定性◎ 高い△ バラつきあり

選択の指針

以下のような基準で選ぶことをおすすめします:

🔵 純正品を選ぶべき人

  • 高価なハイエンドリール(5万円以上)を使用
  • 保証を重視したい
  • 確実な適合性を求める
  • シンプルなデザインが好み

🟢 サードパーティ製を選んでもよい人

  • エントリー~ミドルクラスのリール使用
  • コストパフォーマンス重視
  • 個性的なカスタマイズを楽しみたい
  • 複数のリールに装着したい

個人的には、まずはゴメクサスなどのリーズナブルな製品で試してみて、気に入れば他のリールにも追加購入、というスタイルが現実的だと思います。初めから高価な純正品を買う必要はないでしょう。

まとめ:アジング用リールスタンドの選択は釣りスタイル次第

まとめ:アジング用リールスタンドの選択は釣りスタイル次第

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. リールスタンドはリール本体を傷から守るための後付けパーツである
  2. 主なメリットは傷防止・ドレスアップ効果・心理的安心感の3点
  3. 主なデメリットは重量増加によるバランス崩れと保証リスク
  4. 「いらない」派の主張は重量増加と不要性に基づいている
  5. シマノとダイワでネジ規格が異なり適合確認が必須
  6. ダイワLTシリーズは2018年以降専用規格に変更された
  7. 共回り式リールには専用のリールスタンドが必要
  8. ゴメクサスは790円~とコスパに優れ人気が高い
  9. ドレスは多機能でデザイン性が高いが価格は中程度
  10. 純正品は3,000円~で適合性と保証面で優位
  11. フックキーパー機能は針先が鈍る可能性があり過信は禁物
  12. 100均での代用は規格・強度の問題から推奨できない
  13. 重量は5~10gが主流で軽量性を重視するなら6g以下を選択
  14. バランサー効果を期待するなら専用のバランサー製品が必要
  15. 適合確認はメーカー適合表とAmazonレビューの両方で行う
  16. 高価なリールには純正品、エントリークラスにはサードパーティ製が推奨される
  17. アジングでは夜釣りが多いため傷防止の恩恵を受けやすい
  18. 最終的には自分の釣りスタイルと優先事項で判断すべき

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