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シマノのピットブル4でアジングが劇的に変わる!極細PEラインの実力を徹底検証してみた

シマノのピットブル4でアジングが劇的に変わる!極細PEラインの実力を徹底検証してみた
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アジングをやっていると、ラインの選択で悩むことってありませんか?エステルラインかPEラインか、そして太さはどうするか…。特にPEラインは種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

今回は、シマノから発売されているピットブル4+(ピットブルフォープラス)に注目して、アジングでの使用感や実際の性能について徹底的に調べてみました。このラインは2022年に登場したフィネスゲーム専用の極細PEラインで、なんと0.15号という驚異的な細さからラインナップされているんです。実際のユーザーレビューや複数のインプレッション記事を分析しながら、アジングでこのラインを使うメリットやデメリット、さらには他のラインとの比較まで詳しく解説していきます。

この記事のポイント
✓ ピットブル4+の基本スペックと特徴を詳しく理解できる
✓ アジングでの実際の使用感と評価が分かる
✓ 号数選びや他のラインとの比較ができるようになる
✓ トラブル対策や使いこなすコツが身につく

シマノのピットブル4とアジングの相性を徹底分析

  1. ピットブル4+はライトゲーム専用に開発された極細PEライン
  2. アジングに最適な強度と細さのバランスを実現
  3. 0.15号でも4.5lbの強度を持つ高性能ライン
  4. 飛距離と感度を両立させる特殊コーティング採用
  5. 実際のユーザー評価から見る使用感
  6. 他のPEラインとの性能比較
  7. トラブルを避けるための使い方のコツ

ピットブル4+はライトゲーム専用に開発された極細PEライン

ピットブル4+はライトゲーム専用に開発された極細PEライン

シマノのピットブル4+は、2022年に満を持して登場したフィネスゲーム専用のPEラインです。このラインの最大の特徴は、シマノのルアー用PEライン史上初となる0.15号からのラインナップという点でしょう。

従来のピットブルシリーズでは最も細い号数でも0.4号でしたが、ピットブル4+ではアジングやメバリング、エリアトラウトなど、より繊細な釣りに対応できる極細設計となっています。

📊 ピットブル4+の基本ラインナップ

号数最大強力(lb)最大強力(kg)長さ価格(税抜)
0.15号4.52.0100m1,950円
0.2号5.62.5100m1,950円
0.3号7.13.2100m1,700円

カラーバリエーションはトレーサブルピンクスティールグレイの2色展開。トレーサブルピンクは視認性を重視した色で、ナイトゲームでもラインの動きを把握しやすいのが特徴です。一方、スティールグレイは魚に警戒されにくいステルスカラーとして設定されています。

原糸には東洋紡株式会社が開発した超高強力ポリエチレン繊維IZANASを採用。これを4本で編み込み、さらにタフクロス処理を施すことで、表面が滑らかになり耐摩耗性が向上しています。また、特殊シリコンコーティングにより、ガイド抜けの良さと色落ち防止の両方を実現しているんです。

製品開発の背景には、アジングシーンでの大型アジへの対応というニーズがあったようです。40cmを超える大型アジに対峙する際、エステルやフロロの細糸では瞬時に切られてしまうリスクがありますが、PEラインなら強度を保ちながら極細化できるというわけですね。

アジングに最適な強度と細さのバランスを実現

アジングに最適な強度と細さのバランスを実現

ピットブル4+がアジングで注目される理由は、細さと強度のバランスが絶妙だからです。特に0.15号と0.2号は、アジング愛好者の間で高く評価されています。

一般的なPEラインと比較すると、同じ号数でもピットブル4+の方が強度が高い傾向にあります。これは「号数表示は参考値」という注釈がある通り、実際の強度を重視した設計になっているためでしょう。

🎣 アジング用ライン比較(0.2号クラス)

ラインの種類強度特徴適性
ピットブル4+ 0.15号4.5lb極細で飛距離◎軽量ジグ単
ピットブル4+ 0.2号5.6lbバランス型オールラウンド
他社PE 0.2号(平均)4.0lb前後標準的な強度
エステル 0.3号2.5lb前後高感度・沈むジグ単特化

実際の使用例として、ある釣り人のブログでは次のように報告されています。

0.15号を使ったジグ単の釣りでは、がっつり根掛かりもさせてしまったので、引張強度もためしてみましたが、なかなか引っ張っても切れず、とても0.15号だとは思えないくらい強い。

出典:シマノ待望の細番手PEライン、PITBULL4+(ピットブル4プラス)の インプレッション

このように、0.15号でも実釣に十分耐えられる強度を持っているという評価が多く見られます。細いラインは空気抵抗が少ないため飛距離が伸び、水の抵抗も少ないため潮の流れを受けにくく、結果として感度も向上します。

アジングでは0.4g~1gクラスの軽量ジグヘッドを使用することが多いですが、このような軽いリグでもピットブル4+の0.15号なら遠投が可能になるんです。港湾部のジグ単だけでなく、少し沖の明暗部を狙いたいときにも有利になるでしょう。

ただし、細いラインには細いなりの注意点もあります。風の影響を受けやすかったり、扱いに慣れが必要だったりという側面もあるため、自分の釣りスタイルに合った号数選びが重要になってきます。

0.15号でも4.5lbの強度を持つ高性能ライン

0.15号でも4.5lbの強度を持つ高性能ライン

ピットブル4+の最大の特徴の一つが、号数表示に対して高い強度を持っているという点です。特に0.15号で4.5lb(約2kg)という強度は、同クラスの他社製品と比較しても優れていると言えるでしょう。

この強度があれば、アジングで想定される様々なシチュエーションに対応できます。通常の20~25cmクラスのアジはもちろん、尺アジ(30cm以上)、さらには40cmを超える大型アジとのやり取りも可能です。

実際のフィールドでの強度について、複数の使用者から興味深い報告があります。

細いだけあってやはり水の切れもよく、ラインの浮力感が0.3号クラスに比べると圧倒的に少ないため、狙いのレンジにリグを沈降させやすいです。

出典:シマノ待望の細番手PEライン、PITBULL4+(ピットブル4プラス)の インプレッション

この強度の高さは、4本編みという構造に起因していると考えられます。8本編みのPEラインと比較すると、4本編みは1本1本の原糸が太くなるため、結節強度や直線強度で有利になるケースがあるんです。

💪 編み込み本数による特性の違い

編み込み本数メリットデメリットアジング適性
4本編み強度が高い・耐摩耗性◎やや硬め・糸鳴り
8本編みなめらか・飛距離◎摩耗に弱い
12本編み非常になめらか価格が高い・摩耗弱

ただし、強度が高いということは必ずしもメリットばかりではありません。特に初心者の方は、ラインブレイクが起きにくいことで、根掛かりした際にロッドに過度な負担がかかる可能性があります。また、ドラグ設定をしっかり調整しないと、魚が掛かったときにフックが伸びたり、ロッドが破損したりするリスクもあります。

プロアングラーの丹羽義嗣さんは、ピットブル4+について次のようにコメントしています。

使っているのは0.15号で、細いけど強度が強く、デカアジが掛かっても安心して抜き上げられます。これが8本編みのPEだとうまくいかないんですよ。4本編みのほうが1本1本の繊維が太いので強く、高切れとかも少ないんです。

出典:プロの道具を拝見! エステル全盛の中あえてPEラインを選ぶ理由。 丹羽喜嗣さんのアジング用タックルをチェック!

このように、実戦で信頼できる強度を持っているというのが、多くのアングラーから支持されている理由なんですね。

飛距離と感度を両立させる特殊コーティング採用

飛距離と感度を両立させる特殊コーティング採用

ピットブル4+には特殊シリコンコーティングが施されており、これがライン性能に大きく貢献しています。このコーティングの役割は主に2つあります。

まず1つ目は滑り性の向上です。ガイドとの摩擦抵抗が減少することで、キャスト時のライン放出がスムーズになり、飛距離の向上につながります。軽量ルアーやジグヘッドを使用するアジングにおいて、この数メートルの差が釣果を左右することも少なくありません。

2つ目は色落ちの抑制効果です。PEラインは使用しているうちに色が褪せてくることがありますが、特殊コーティングによってこの色落ちを防ぐことができます。視認性の高いトレーサブルピンクを長期間維持できるのは、ナイトゲームが多いアジングでは大きなメリットでしょう。

🎨 トレーサブルピンクの視認性について

実際の使用者からは、カラーについて次のような評価があります。

カラーリングは、PITBULL8+のようなショッキングピンク的な色味ではなく、僅かにサーモンピンクが入ったような色味で、少し使い込んだPITBULL8+といった感じの色です。

出典:シマノ待望の細番手PEライン、PITBULL4+(ピットブル4プラス)の インプレッション

ただし、コーティングに関しては賛否両論もあります。一部のユーザーからは「使い始めはコーティングが硬く、巻きグセがつきやすい」という指摘もあります。

実際、ある使用レポートでは次のような経験が報告されています。

特に初めて使用した日はコーティングの硬さから巻きクセがつく程でキャスティング時の糸抜けの抵抗を感じる程。このピットブル8+0.4号の前にイグジスト2506に巻いていたピットブル12 0.6号は号数こそ太いものの12本編みのなめらかさと適度なコーティング加減が良かったのか糸抜けがなめらかで飛距離も抜群だったので余計にそう感じるのかも知れません。

出典:ピットブル8+ 0.4号 使用感についてレビュー

とはいえ、数回の使用でコーティングが馴染んでくるという報告も多く、「最初の1~2回の釣行で使用感が大きく改善される」という意見が大勢を占めています。

コーティングの恩恵として見逃せないのが、ガイドへの汚れの付着が少ないという点です。特にラインローラー部分へのPE繊維の付着は、スピニングリールを使う釣りでは避けられない問題ですが、ピットブル4+では「色落ちがすることもありませんでした」という評価もあり、この点でも優れていると言えそうです。

実際のユーザー評価から見る使用感

実際のユーザー評価から見る使用感

ピットブル4+を実際にアジングで使用したユーザーの評価を見ていくと、おおむね好評価が多いことが分かります。特に強度面と使い勝手のバランスについて高く評価されています。

📝 ユーザー評価のポイント

高評価のポイント

  • 細いのに強度が高く安心して使える
  • 飛距離が伸びて遠くのポイントも狙える
  • 適度なハリとコシでライントラブルが少ない
  • コストパフォーマンスが良好
  • 色落ちが少なく長持ちする

⚠️ 気になる点

  • 100m巻きしかなく、150mや200m巻きが欲しい
  • 使い始めはコーティングが硬い
  • ガイドノイズがやや大きめ
  • 超軽量(0.8g以下)のジグヘッドではやや使いにくい

Amazonのレビューでは、次のような実際の使用感が報告されています。

アジングメインでたまにライトロックで使用。週に2、3日3時間程の釣行。ほぼカサゴだが、年に数回40オーバーのハタ系が掛かるのでこちらにしました。強度は問題無く、岸壁やゴミで傷んでなければ強めにドラグを掛けても大丈夫でした。

出典:Amazon.co.jp カスタマーレビュー

この評価からは、ライトゲーム全般で使える汎用性の高さが伺えます。アジングだけでなく、メバリングやライトロックフィッシュゲームでも活躍できるという点は、一つのラインで複数の釣りを楽しみたい方にとって大きなメリットでしょう。

別のユーザーからは、長期使用に関する評価も寄せられています。

リーダー4lb FCノット たまにシリコンスプレー使用で18ヶ月使用出来ました。

出典:Amazon.co.jp カスタマーレビュー

100m巻きで18ヶ月使用できたというのは、かなり耐久性が高いと言えそうです。もちろん、使用頻度や使用環境によって差はあるでしょうが、定期的に先端をカットしながら使えば、相当長く使えることが分かります。

一方で、ガイドノイズについては複数の使用者が言及しています。あるブロガーは次のように評価しています。

ジグ単の釣りでもプラッギングの釣りでも感じたところです。決して耳障りとかいうほどではないのですが、ライン表面がガイドを通過するときのざらつき感は、極細の号数の割には若干大き目の部類だなというのが正直な感想。

出典:シマノ待望の細番手PEライン、PITBULL4+(ピットブル4プラス)の インプレッション

ガイドノイズが気になるかどうかは個人差があると思いますが、静かな夜釣りではやや気になる可能性があるかもしれません。ただ、この点を差し引いても、総合的には優秀なラインだという評価が多数派のようです。

他のPEラインとの性能比較

他のPEラインとの性能比較

ピットブル4+とよく比較される他のPEラインとの違いを見ていきましょう。特にライトゲーム用として人気の高いラインとの比較は、購入を検討する上で参考になるはずです。

🔍 主要ライトゲーム用PEライン比較表

製品名編み数最細号数0.2号強度長さ価格帯
ピットブル4+4本0.15号5.6lb100m約1,400円
ピットブル8+8本0.4号150m約1,900円
よつあみ エックスブレードX44本0.2号4.0lb前後150m約1,500円
DUEL アーマードF独自構造0.2号4.0lb150m約1,300円
ゴーセン アンサーアジングPEx44本0.2号5.6lb150m約1,800円

まず、同じピットブルシリーズのピットブル8+との比較です。8+は8本編みでより滑らかな使用感が特徴ですが、ライトゲーム向けとしては0.4号からのラインナップとなっており、アジングには少し太めです。一方、ピットブル4+は0.15号から用意されているため、より繊細なアプローチが可能になります。

次に、よつあみのエックスブレードX4との比較です。こちらも4本編みで人気の高いラインですが、強度面ではピットブル4+の方がやや上回っているようです。ただし、エックスブレードは150m巻きがあるため、コストパフォーマンスではこちらに軍配が上がるかもしれません。

DUELのアーマードFは、PEとフロロカーボンを融合させた独自構造のラインです。比重が高く沈みやすいという特性があり、ジグ単での使用に向いています。価格も比較的安価ですが、結束に慎重さが求められるという特徴があります。

あるアングラーは、複数のラインを使い比べた感想として次のように述べています。

ピットブル4+は滑り性能や摩耗性能を向上させるコーティングが施されています。コーティングの効果もあり、0.2号という極細ラインであっても適度なハリ感とコシがあります。

出典:【シマノ】ピットブル4+のインプレ! アジングでの使用感などを徹底解説

この「適度なハリ感とコシ」という点が、ピットブル4+の大きな特徴の一つでしょう。ライントラブルを減らしつつ、感度も確保するという、相反する要素をバランス良く実現しているんです。

また、国産ラインとしての品質の高さも見逃せません。特にラインの太さのばらつきが少なく、強度も安定しているという評価が多く見られます。価格は若干高めかもしれませんが、その分の信頼性があると考えれば、決して高い買い物ではないでしょう。

トラブルを避けるための使い方のコツ

トラブルを避けるための使い方のコツ

ピットブル4+を快適に使うためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。特に極細ラインならではの注意点があります。

🛠️ トラブル回避のための重要ポイント

1. 適切なリーダーシステムの構築

  • リーダーは4~5lb(1~1.5号)のフロロカーボンがおすすめ
  • ノットはFGノット、またはSCノットが推奨される
  • 結束時は必ず唾液で湿らせてからゆっくり締め込む

2. スプールへの巻き方

  • 下巻きは必須(PE 0.8号程度で調整)
  • 適度なテンションをかけながら巻く
  • 巻き始めと巻き終わりの高さを揃える

3. ドラグ設定

  • 0.15号なら1kg前後、0.2号なら1.5kg前後に設定
  • 強度があるからといって締めすぎない
  • 定期的に実際の負荷で確認する

特に重要なのがノットの組み方です。ピットブル4+は強度が高い分、不適切な結び方をすると逆にリーダーがすっぽ抜けるリスクがあります。

実際の使用者からの注意喚起として、次のような報告があります。

ノットを組んでみた際の結束強度の強さや、引っ張り強度面ではそこそこ好印象だっただけに、この糸鳴りの激しさは本当に残念。

出典:ラインについて シマノ ピットブル4(PITBULL4)のインプレ

また、新品の状態ではコーティングが硬く巻きグセがつきやすいため、最初の数回の使用では特に注意が必要です。バックラッシュなどのトラブルが起きやすい状況(風が強い日、軽量リグ使用時など)では、慎重にキャストすることをおすすめします。


メンテナンスのポイント

項目頻度方法
先端のカット釣行ごと1~2m程度カット
全体のチェック釣行前指で撫でて毛羽立ちを確認
リーダー交換2~3時間ごと根掛かり・魚とのやり取り後は必須
ラインローラー清掃釣行後淡水で洗浄・乾燥

定期的なメンテナンスを行うことで、ライン寿命を大幅に延ばすことができます。特にPEラインは紫外線に弱いため、使用後は直射日光を避けて保管することも重要です。

ピットブル4でアジングを極める実践テクニック

トラブルを避けるための使い方のコツ
  1. 号数選びの基準と使い分け方法
  2. 大型アジにも対応できる理由
  3. 飛距離を最大化するタックルセッティング
  4. ナイトゲームでの視認性活用法
  5. 季節や状況に応じた使い分け
  6. コストパフォーマンスと長期使用の評価
  7. まとめ:ピットブル4でアジングをもっと楽しく

号数選びの基準と使い分け方法

号数選びの基準と使い分け方法

ピットブル4+は0.15号、0.2号、0.3号の3つのラインナップがありますが、アジングではどの号数を選ぶべきかは釣り方や狙うサイズによって変わってきます。

🎯 号数別の適性と使い分け

0.15号(4.5lb / 2.0kg)の特徴

  • 超軽量ジグ単(0.4~0.8g)との相性が抜群
  • 飛距離重視の港湾アジング向き
  • 風の影響を受けやすい
  • 20~30cmクラスのアジがメインターゲット

0.2号(5.6lb / 2.5kg)の特徴

  • 最もバランスが取れた万能号数
  • 0.6~2g程度のジグヘッドに適合
  • 尺アジ(30cm以上)も余裕で対応
  • オールラウンドに使える

0.3号(7.1lb / 3.2kg)の特徴

  • 遠投リグ(キャロ、フロート)向き
  • 磯などストラクチャーの多い場所に
  • 40cm超えの大型アジやメバルにも対応
  • やや太めだが安心感がある

プロアングラーの使用例を見ると、0.15号と0.2号の2種類を使い分けているケースが多いようです。

丹羽義嗣プロは、状況によって次のように使い分けています。

でかアジ狙いでは強度面を考慮してPEラインの出番が増える。新ステラのスーパースローオシュレートは細いPEでもトラブルなく快適に使える。これを耐摩耗性の強い4本編みのピットブル4+の極細PEを組み合わせることで使用感はさらにアップする。

出典:プロの道具を拝見! エステル全盛の中あえてPEラインを選ぶ理由。 丹羽喜嗣さんのアジング用タックルをチェック!

一般的なアジングアングラーであれば、まずは0.2号から始めるのがおすすめです。強度と扱いやすさのバランスが良く、様々な状況に対応できるからです。慣れてきて、より軽量なリグで飛距離を稼ぎたくなったら0.15号にステップアップするという流れが良いでしょう。

逆に、磯や堤防の先端など、根ズレのリスクが高い場所では0.3号を選ぶという選択肢もあります。多少の太さは飛距離に影響しますが、安心して釣りができるというメリットは大きいですね。

大型アジにも対応できる理由

大型アジにも対応できる理由

ピットブル4+がアジングで支持される大きな理由の一つが、細いのに大型アジにも対応できる強度を持っている点です。ギガアジ(40cm以上)クラスになると、引きも強烈で簡単にはランディングできません。

🐟 アジのサイズ別対応目安

アジのサイズ推奨号数想定重量注意点
豆アジ~小アジ(~15cm)0.15号でOK~50g特になし
中アジ(15~25cm)0.15~0.2号50~150g標準的な対応
尺アジ(25~35cm)0.2号推奨150~300gドラグ調整重要
ギガアジ(35cm~)0.2~0.3号300g~慎重なやり取りを

実際に大型アジを釣り上げた報告では、0.2号でも十分に対応できているようです。

0.2号でギガアジを大雑把に抜き上げたり、50cm台のシーバスやフクラギなども獲っていますが、今の所は切られたこともないので安心して使用できています。

出典:【シマノ】ピットブル4+のインプレ! アジングでの使用感などを徹底解説

この強度の高さは、4本編みという構造IZANAS素材の採用によるものと考えられます。4本編みは8本編みに比べて1本あたりの繊維が太くなるため、摩擦や衝撃に強いという特性があります。

ただし、大型アジとのやり取りでは、ラインだけでなくタックル全体のバランスが重要になります。特に以下の点に注意が必要です。

⚠️ 大型アジ対応のための注意点

ロッドは適度に曲がるタイプを選ぶ

  • 硬すぎるロッドは口切れのリスクが高まる
  • L(ライト)~UL(ウルトラライト)クラスが理想
  • ソリッドティップの方がバラシが少ない

リーダーは太めに設定

  • PEが0.2号なら、リーダーは4~5lb
  • 最低でも50cm以上の長さを確保
  • 摩擦に強いフロロカーボンを使用

ドラグは慎重に調整

  • 強度の70~80%程度に設定
  • 大型が掛かってからの締め込みは厳禁
  • 魚の走りに合わせてラインを出す

また、ランディングの技術も重要です。港湾部でのアジングでは、足場が高いことが多く、抜き上げが難しいケースもあります。そんな時は、タモ網を用意しておくか、無理に抜き上げず慎重に寄せてくることが大切です。

ピットブル4+の0.15号でも、慎重にやり取りすれば尺アジクラスは問題なく獲れるという報告が多数あります。むしろ、細いラインの方が魚に警戒されにくく、バイト率が上がるというメリットもあるんです。

飛距離を最大化するタックルセッティング

飛距離を最大化するタックルセッティング

アジングで「あと少し飛べば届くのに…」という経験は誰にでもあるはず。ピットブル4+の細さを活かして、飛距離を最大化するためのタックルセッティングを見ていきましょう。

📏 飛距離に影響する要素

要素影響度最適化のポイント
ライン径★★★★★0.15号で最大効果
ロッドレングス★★★★☆6.6~7.6ftが理想
リーダー★★★☆☆細め・短めが有利
リールのスプール★★★☆☆浅溝タイプを選択
ジグヘッド重量★★★★☆1~1.5gが最適

まず、ラインの太さは飛距離に最も大きな影響を与えます。0.15号と0.3号では、同じ条件でも10~15%程度の飛距離差が出ることもあるでしょう。これは、空気抵抗とガイド抵抗の両方が減少するためです。

ロッドの選択も重要です。アジングロッドは一般的に5.8~7.8ft程度のレングスがありますが、飛距離を重視するなら7ft前後のロッドがおすすめです。ただし、長すぎると取り回しが悪くなるため、自分の釣りスタイルに合わせた選択が必要でしょう。

リーダーについては、長さは50~80cm程度に抑えるのが一般的です。長すぎるとキャスト時の抵抗になりますし、短すぎると根ズレや歯ズレのリスクが高まります。太さは0.2号のPEなら4lb、0.15号なら3lbというように、PEの強度の1.5~2倍程度を目安にすると良いでしょう。

実際の使用例では、次のようなセッティングが報告されています。

【使用タックル】 ロッド:19ワールドシャウラ テクニカルエディション S66L-2/MD リール:22ステラC2000SHG ライン:ピットブル4+ 0.2号 リーダー:ZO6 1.2号

出典:【シマノ】ピットブル4+のインプレ! アジングでの使用感などを徹底解説

このセッティングで、1~2gのジグヘッドを問題なく遠投できているとのことです。特に新型ステラの超密巻き構造(スーパースローオシュレート)との相性が良く、トラブルも少ないようですね。

💡 飛距離アップの裏技

  • ガイドセッティングを見直す:小口径ガイドは抵抗が大きいため、適度なサイズを選ぶ
  • スプールのライン巻き量を適正に:スプール上縁から1~2mm程度が理想
  • キャストフォームの改善:タラシは30~50cm程度、振り抜きを意識する
  • ラインメンテナンス:定期的に先端をカットし、コーティング剤を使用

特に重要なのがラインの巻き量です。スプールギリギリまで巻くと放出抵抗が減り飛距離が伸びますが、トラブルのリスクも高まります。適正な巻き量を見極めることが、飛距離と安定性の両立につながります。

ナイトゲームでの視認性活用法

ナイトゲームでの視認性活用法

アジングの醍醐味の一つがナイトゲームです。夜の暗闇の中で、わずかなアタリを感じ取りながら釣るのは独特の楽しさがありますよね。ピットブル4+のトレーサブルピンクは、この夜釣りで大きな武器になります。

🌙 ナイトゲームでのライン視認性の重要性

暗闇の中でラインが見えることのメリットは、以下のような点が挙げられます。

1. ラインの動きでアタリを取る

  • 目視でラインの変化を確認できる
  • 極小アタリも見逃さない
  • 手感度と視覚を併用できる

2. ライントラブルの早期発見

  • 糸ヨレや絡みにすぐ気づける
  • トラブルの拡大を防げる
  • 釣りの効率が上がる

3. ルアーの位置把握

  • どこにジグヘッドがあるか分かる
  • ボトムタッチの確認が容易
  • ストラクチャー攻略がしやすい

ピットブル4+のトレーサブルピンクについて、実際の使用者からは次のような評価があります。

カラーは、見やすさに拘ったトレーサブルピンクと、ステルスカラーのスティールグレイの2色。

出典:シマノ公式サイト

ただし、視認性については個人差もあるようです。ショッキングピンクのような強烈な発色ではなく、やや落ち着いたサーモンピンク系の色味なので、人によっては「もう少し明るい色が良かった」という意見もあります。

視認性を高めるためのコツとしては、以下のような工夫があります。

💡 ナイトゲームでの視認性向上テクニック

適切な照明の使用

  • ヘッドライトを上向きに調整
  • ラインを照らす角度を工夫
  • 手元灯の併用も効果的

目の慣れを活用

  • 暗闇に目を慣らす時間を取る
  • 明るい場所を見すぎない
  • サングラス越しの方が見やすいことも

ラインとロッドの角度

  • ラインとロッドの角度を意識
  • バックに空が来る位置取り
  • 水面との対比を利用

また、視認性の高いラインは魚に警戒されやすいという懸念もありますが、アジングの場合、リーダーを適切に取っていれば問題ないという意見が多数です。むしろ、アタリを確実に取れることのメリットの方が大きいでしょう。

スティールグレイについては、「目立たない存在を作り出すカラー」として設定されていますが、その分視認性は劣ります。デイゲームやハイプレッシャーな状況での使用を想定しているのかもしれません。

季節や状況に応じた使い分け

季節や状況に応じた使い分け

アジングは季節によって釣り方が大きく変わる釣りです。ピットブル4+も、季節や状況に応じて号数やカラーを使い分けることで、より効果的に使うことができます。

🌸 春のアジング(3~5月)

春は産卵後の大型アジが接岸してくる時期で、型も数も期待できるシーズンです。

  • 推奨号数:0.2~0.3号
  • 理由:大型が多く、強度が必要
  • ポイント:磯や外向き堤防など
  • リグ:1.5~2gのジグヘッド、キャロライナリグ

この時期は尺アジ以上が期待できるため、やや太めのラインで臨むのが安心です。また、産卵で体力を消耗した個体は引きが弱いことも多いですが、油断すると口切れでバラすこともあるので注意が必要です。

☀️ 夏のアジング(6~8月)

夏は小型~中型の個体が中心で、数釣りが楽しめるシーズンです。

  • 推奨号数:0.15~0.2号
  • 理由:小型中心で細いラインが有利
  • ポイント:港湾部、河口周辺
  • リグ:0.6~1gの軽量ジグヘッド

この時期は活性が高いため、細いラインでも問題なく釣れます。むしろ、飛距離と感度を重視して0.15号を使うのも良い選択でしょう。

🍂 秋のアジング(9~11月)

秋は越冬に向けて荒食いするハイシーズンです。サイズも数も期待できる最高の季節。

  • 推奨号数:0.2号がベスト
  • 理由:型・数ともにバランス重視
  • ポイント:オールラウンド
  • リグ:1~1.5gが中心、状況に応じて変更

秋は様々な状況に対応する必要があるため、万能な0.2号が最も使いやすいでしょう。群れのサイズも混在していることが多いので、柔軟な対応が求められます。

❄️ 冬のアジング(12~2月)

冬は厳しいシーズンですが、大型狙いには最適な時期です。

  • 推奨号数:0.2~0.3号
  • 理由:大型個体・深場攻略
  • ポイント:深場、外海側
  • リグ:1.5~2.5g、メタルジグも

水温が下がると魚の活性も落ちますが、残っているのは大型個体が多いです。また、深場を攻めることも増えるため、やや重めのリグと太めのラインが安心です。

🌊 潮流や風への対応

季節以外にも、その日の条件によってラインを使い分けることも重要です。

条件推奨号数対策
強風時0.2~0.3号細すぎると制御困難
速潮時0.15~0.2号潮の影響を受けにくい
濁り潮0.15号魚の警戒心が薄い
クリアな日0.15号細い方が有利

風が強い日は、どうしても細いラインだと制御が難しくなります。無理に0.15号を使うよりも、0.2号や0.3号で確実に狙った方が釣果につながることもあります。

逆に、潮が速い日は細いラインの方が水の抵抗を受けにくく、感度も保ちやすいです。ジグヘッドがどこにあるのか分からなくなってしまうような状況では、細いラインのメリットが際立ちます。

コストパフォーマンスと長期使用の評価

コストパフォーマンスと長期使用の評価

釣り具を選ぶ上で、コストパフォーマンスは重要な要素ですよね。ピットブル4+は1,700~1,950円(税抜)という価格設定ですが、この価格は妥当なのでしょうか。

💰 価格比較と1m当たりのコスト

ライン名長さ価格1m当たり
ピットブル4+100m約1,400円約14円
エックスブレードX4150m約1,500円約10円
アーマードF150m約1,300円約8.7円
ピットブル8+150m約1,900円約12.7円

1m当たりのコストで見ると、ピットブル4+はやや高めの部類に入ります。特に150m巻きや200m巻きがないため、長期的なコスパでは他製品に劣る面があります。

ただし、実際の使用者からは次のような評価があります。

お手頃価格なのに、これまで使った倍近い価格のラインと全く遜色ない強度ですし、耐久性や、そこそこ見易いピンクなカラーの色落ちも問題無し!

出典:シマノ待望の細番手PEライン、PITBULL4+(ピットブル4プラス)の インプレッション

価格だけでなく、性能と耐久性を含めたトータルでの評価が重要ということですね。

🔄 ライン寿命と交換頻度

PEラインの寿命は使用頻度や環境によって大きく変わりますが、ピットブル4+については比較的長持ちするという評価が多いようです。

実際の使用例として、次のような報告があります。

リーダー4lb FCノット たまにシリコンスプレー使用で18ヶ月使用出来ました。

出典:Amazon.co.jp カスタマーレビュー

週2~3回の釣行で18ヶ月使用できたというのは、かなり優秀な耐久性と言えるでしょう。ただし、これは適切なメンテナンスを行った場合の話で、以下のような手入れが前提となります。

長持ちさせるためのメンテナンス

釣行ごとのケア

  • 先端1~2mを毎回カット
  • 淡水で洗浄(塩抜き)
  • 完全に乾燥させる

定期的なチェック

  • 全体を指で撫でて毛羽立ちを確認
  • 摩擦した部分は早めに交換
  • 色落ちが激しい場合は要注意

保管方法

  • 直射日光を避ける
  • 高温多湿を避ける
  • スプールに巻いたままでOK

これらのメンテナンスを怠ると、当然ながらライン寿命は短くなります。特にPEラインは紫外線に弱いため、車の中に放置したりするのは避けた方が良いでしょう。

総合的に見ると、ピットブル4+は「高いけど長持ちする」タイプのラインと言えそうです。初期投資はやや高めですが、頻繁に交換する必要がないため、結果的にはコスパは悪くないという評価ができるでしょう。

また、シマノというブランドの信頼性も価格に含まれていると考えれば、納得できる価格設定かもしれません。安いラインで失敗するよりも、確実に釣れるラインに投資するという考え方もありますからね。

まとめ:ピットブル4でアジングをもっと楽しく

まとめ:ピットブル4でアジングをもっと楽しく

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. ピットブル4+はシマノ初の極細PEラインで0.15号からラインナップされている
  2. 4本編みの構造により同号数の他社製品より強度が高い傾向にある
  3. 特殊シリコンコーティングで滑り性と色落ち防止を実現している
  4. アジングでは0.2号が最もバランスが良く万能に使える
  5. 0.15号は超軽量ジグヘッドとの組み合わせで飛距離が大幅に向上する
  6. トレーサブルピンクはナイトゲームでの視認性に優れている
  7. 適切なリーダーシステムとノットの組み方が重要
  8. 新品時はコーティングが硬いため数回の使用で馴染ませる必要がある
  9. ガイドノイズはやや大きめだが実釣に影響するほどではない
  10. 100m巻きのみの設定はやや残念だが品質と耐久性は高い
  11. 大型アジにも十分対応できる強度を持っている
  12. コストパフォーマンスは初期投資やや高めだが長期的には良好
  13. 季節や状況に応じて号数を使い分けることで効果を最大化できる
  14. 定期的なメンテナンスでライン寿命を大幅に延ばせる
  15. 他社製品と比較しても総合的に優れたライトゲーム用PEライン

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

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