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セフィアBBでアジングは可能?エギングロッドを流用する際の選び方とコツを徹底解説

セフィアBBでアジングは可能?エギングロッドを流用する際の選び方とコツを徹底解説
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「セフィアBB」はシマノが展開するエギング専用ロッドシリーズですが、実はアジングでも活用できるのをご存知でしょうか。特に遠投が必要なシチュエーションや、フロートリグ・キャロライナリグを使った釣りでは、むしろエギングロッドの方が有利に働くケースもあります。一方で、アジング専用ロッドである「ソアレBB」との違いや、ジグ単(ジグヘッド単体)での使用感など、気になるポイントも多いはず。

本記事では、インターネット上に散らばるセフィアBBとアジングに関する情報を収集し、エギングロッドをアジングに流用する際のメリット・デメリット、おすすめの機種や仕掛け、実践的なテクニックまで幅広くまとめました。エギングとアジングの両方を楽しみたい方、コストを抑えて多様な釣りに挑戦したい方にとって、きっと参考になる内容です。

この記事のポイント
✓ セフィアBBでアジングをする際の向き・不向きがわかる
✓ エギングロッドとアジング専用ロッドの違いが理解できる
✓ セフィアBBに適した仕掛けとリグの選び方がわかる
✓ 兼用ロッドとしてのコストパフォーマンスを評価できる

セフィアBBでアジングを始める前に知っておきたい基礎知識

  1. セフィアBBとは?シマノのエギング入門ロッド
  2. セフィアBBでアジングは可能だが向き不向きがある
  3. ソアレBBアジングロッドとの決定的な違いは長さと硬さ
  4. エギングロッドでアジングをするメリットは遠投性能
  5. エギングロッドのデメリットは感度と操作性の低下
  6. セフィアBBに適した仕掛けはフロートリグとキャロライナリグ

セフィアBBとは?シマノのエギング入門ロッド

セフィアBBとは?シマノのエギング入門ロッド

セフィアBBは、シマノが展開するエギング専用ロッドシリーズ「セフィア」の入門グレードに位置づけられる製品です。2022年8月にモデルチェンジされた22セフィアBBは、全16機種という充実したラインナップを誇り、エギング初心者から中級者まで幅広く対応できる設計となっています。

最大の特徴は、エントリーモデルでありながら上位機種にも採用される「ハイパワーX」というネジレ抑制構造を搭載している点です。この構造により、ロッドのブランクス(竿身)がキャスト時やファイト時に発生するネジレに強くなり、より正確なキャスティングとパワフルなファイトが可能になります。

一般的なエギングロッドの主流スペックは、長さが8フィート6インチ(約2.59m)前後、硬さがML(ミディアムライト)からM(ミディアム)クラスです。セフィアBBもこの範囲内で複数の機種を展開しており、対応エギサイズは1.5号から4.5号まで、適合PEラインは0.2号から1.2号までと幅広い設定になっています。

価格帯は実売で1.3万円前後と、初めてエギングに挑戦する方にも手が届きやすい設定です。シマノというブランドの信頼性と、この価格でハイパワーXが搭載されているコストパフォーマンスの高さが、多くのアングラーから支持される理由となっています。

セフィアBBは本来エギング(イカ釣り)のために設計されたロッドですが、その汎用性の高さから、シーバスゲーム、ライトショアジギング、チニング、ワインドタチウオ、ロックフィッシュゲームなど、様々なルアーフィッシングに応用できるポテンシャルを秘めています。そして今回のテーマであるアジングもその選択肢の一つなのです。

セフィアBBでアジングは可能だが向き不向きがある

セフィアBBでアジングは可能だが向き不向きがある

結論から言えば、セフィアBBでアジングをすることは可能です。ただし、全てのアジングスタイルに適しているわけではなく、明確な向き不向きがあることを理解しておく必要があります。

エギングロッドは本来、10g前後の重さがあるエギ(疑似餌)を遠投し、海底付近でアクションさせることを想定して設計されています。一方、アジングの主流である「ジグ単」(ジグヘッド単体)スタイルでは、0.4gから2g程度の非常に軽い仕掛けを繊細に操作する必要があります。

エギングロッドの一般的なスペックを見てみましょう。ここではシマノのエントリーロッドでベーシックなタイプのロッド「18セフィアBB S86ML」を例にしてみましょう。このあたりなら平均的な話ができそうですし。(中略)エギサイズの項目。号数表記なのでおおよその重量を追記してますが、だいたい5〜25g。大してアジングでは比較的軽量なジグヘッドを使います。0.4〜1.5g程度。どう考えてもジグ単は使いづらそうです。

出典:アジングにエギングロッドはむしろ推奨レベル!? 使い所を解説!

この重量差が、セフィアBBをアジングに使う際の最大のハードルとなります。軽いジグヘッドでは、ロッドに十分な荷重がかからず、キャスト時の飛距離が出にくく、操作感も掴みづらくなります。また、アジの繊細なアタリを感じ取ることも難しくなるでしょう。

しかし、これは「ジグ単」に限った話です。フロートリグやキャロライナリグといった、ある程度重量のある仕掛けを使用するスタイルであれば、むしろエギングロッドの長さと強さが活きてきます。特に遠投が必要なシチュエーションでは、アジング専用ロッドよりも有利に働くケースも多いのです。

📌 セフィアBBがアジングに向いているシチュエーション

  • 遠投が必要な広い漁港や堤防
  • フロートリグやキャロライナリグを使った釣り
  • 水深が深いポイントでのバチコンアジング
  • アジのサイズが大きめのエリア
  • エギングと併用したい場合

逆に、近距離での繊細なジグ単操作が求められる常夜灯周りや小場所での釣りには不向きと言えます。自分がどのようなアジングスタイルを楽しみたいかによって、セフィアBBの適性は大きく変わってくるのです。

ソアレBBアジングロッドとの決定的な違いは長さと硬さ

ソアレBBアジングロッドとの決定的な違いは長さと硬さ

セフィアBBと混同されやすいのが、同じくシマノから発売されている「ソアレBB アジング」です。名前が似ているため紛らわしいのですが、この2つは全く別のロッドシリーズであり、ターゲットとする釣りも異なります。

ソアレBBアジングは、その名の通りアジング専用に設計されたロッドで、2023年に新モデルが発売されました。セフィアBBがエギング用であるのに対し、ソアレBBアジングは完全にアジのために作られています。

📊 セフィアBBとソアレBBアジングの主要スペック比較表

項目セフィアBB(S83ML)ソアレBBアジング(S610L-S)
主な用途エギングアジング
全長8’3″(2.51m)6’10″(2.08m)
自重105g61g
先径1.8mm0.8mm
適合ルアー重量1.8~3.8号(約7~19g)0.6~12g
適合PE0.4~1号0.1~0.6号
価格17,600円16,100円

この比較表から明らかなように、両者の最も大きな違いは長さと硬さです。セフィアBBは8フィート台の長めの設計で、ソアレBBアジングは6フィート台と短めです。長さの差は約40cm以上にもなります。

自重の差も顕著で、セフィアBBの105gに対し、ソアレBBアジングは61gと約40g以上軽量です。この軽さは、長時間の繊細な操作が求められるアジングにおいて大きなアドバンテージとなります。

先径(穂先の太さ)もセフィアBBの1.8mmに対し、ソアレBBアジングは0.8mmと半分以下の細さです。この繊細な穂先が、0.4g程度の軽量ジグヘッドでもしっかりとした操作感を生み出し、アジの微細なアタリを手元に伝えてくれます。

アジングやメバリングに代表されるライトゲーム。近年アジ・メバルだけにこだわることなく、多くの魚をターゲットとし、手軽さが売りであるこの釣りはさらなる人気を博しています。ライトゲームの醍醐味は、その小気味良いアタリを感じ、「掛かった!」「バレた!」と一喜一憂すること。感度向上に寄与するブリッジライクシートをこのBBクラスにも惜しげもなく採用。

出典:ソアレ BB アジング|SHIMANO

ソアレBBアジングには、感度を向上させる「ブリッジライクシート」という特殊なリールシートも採用されています。これは表面硬度を高めることで従来素材よりも感度に優れ、さらにコンパクトな設計により手のひらとの接触面を減らすことで、より繊細な情報を手元に伝える設計です。

つまり、ソアレBBアジングは軽量ジグヘッドでの繊細な釣りに特化した設計であるのに対し、セフィアBBはより重い仕掛けを遠投し、パワフルに操作することを前提とした設計なのです。どちらが優れているという話ではなく、それぞれが想定する釣りのスタイルが根本的に異なるということを理解しておきましょう。

エギングロッドでアジングをするメリットは遠投性能

エギングロッドでアジングをするメリットは遠投性能

セフィアBBのようなエギングロッドをアジングに流用する最大のメリットは、圧倒的な遠投性能にあります。これは8フィート台という長いレングスと、ある程度の硬さを持つブランクスによってもたらされる特性です。

ロッドが長いということは、キャスト時に遠心力を大きく利用できるということです。同じ力でキャストしても、長いロッドの方が穂先の移動距離が長くなり、その分だけルアーに勢いをつけることができます。一般的には、ロッドの長さが1フィート(約30cm)違えば、飛距離も10~15m程度変わってくると言われています。

ロッドは長いと、遠心力を加えやすくなるため基本遠投有利になりやすくなります。これはフロート、キャロの「遠投させたい」というそもそもの目的にもマッチしているため、そういう意味でも相性がいいといえるでしょう。

出典:アジングにエギングロッドはむしろ推奨レベル!? 使い所を解説!

特にフロートリグやキャロライナリグといった重量のある仕掛けを使う場合、この遠投性能は大きな武器となります。アジング専用ロッドの多くは6フィート台で設計されており、飛距離は50~70m程度が限界です。一方、8フィート台のエギングロッドなら、同じ仕掛けでも80~100m以上の飛距離を出すことも可能になります。

🎯 遠投が有利に働くアジングシチュエーション

  • 広大な漁港や大型堤防での釣り
  • 潮通しの良い場所での回遊待ち
  • 手前に障害物がある場合
  • 沖の潮目やブレイクを狙いたい時
  • 風が強い日の釣り
  • 冬場など、アジが沖に落ちている時期

また、エギングロッドとアジング用リグを組み合わせることで、本来のアジングロッドでは届かない範囲まで探ることができます。これは特に冬場など、アジが岸から離れた深場に落ちている時期には大きなアドバンテージとなるでしょう。

さらに、エギングとアジングを同じタックルで兼用できるというのも見逃せないメリットです。釣行時の荷物を減らせますし、エギングでアオリイカを狙いつつ、反応が悪ければアジングに切り替えるといった柔軟な対応も可能になります。コストパフォーマンスの面でも、1本のロッドで複数の釣りを楽しめるのは魅力的です。

ただし、これらのメリットを最大限に活かすためには、後述する適切な仕掛けとテクニックの選択が不可欠となります。エギングロッドの長所を理解した上で、それを活かせる釣り方を選ぶことが成功への近道です。

エギングロッドのデメリットは感度と操作性の低下

エギングロッドのデメリットは感度と操作性の低下

セフィアBBをアジングに使用する際のデメリットも正直にお伝えしておく必要があります。最も大きな問題点は、感度と操作性の低下です。これはエギングロッドとアジングロッドの設計思想の違いから生じる避けられない課題と言えます。

アジング専用ロッドは、0.4g~2g程度の軽量ジグヘッドでも十分な操作感を得られるよう、非常に繊細な穂先(ティップ)を持っています。先径が0.8mm程度と細く、わずかな荷重変化も感じ取れる設計です。一方、エギングロッドの先径は1.8mm程度と太く、10g前後のエギを操作することを前提としているため、軽い仕掛けでは十分な手応えを得られません。

硬いエギングロッドでは、アジングの主軸となる軽い仕掛けを操作している感覚がわかりづらいです。ロッドが長いことにより、手から穂先までの距離が遠くなるので、これも操作感がわかりづらくなる一要因となります。特に風が強くなると、操作感のわかりづらさは顕著に…。アジングに慣れていない方だと、すぐに「何をやっとるかわからん状態」になってしまいます。

出典:エギングロッドでアジングはできるのか解説!

この操作感のわかりづらさは、特にジグ単を使った繊細な釣りで致命的な問題となります。ジグヘッドが今どの深さにあるのか、海底に着いたのか、リフト&フォールでどう動いているのか、といった情報が手元に伝わりにくくなります。

📉 エギングロッドでアジングをする際の主なデメリット

デメリット具体的な影響
操作感の低下ジグヘッドの動きや位置が把握しづらい
アタリの取りづらさ「ツッ…」という繊細なアタリを感じ取れない
引きの感触低下小型アジの引きがほとんど伝わらない
バラシの増加ロッドが硬いため、アジの口切れが起きやすい
疲労の蓄積長く重いロッドで長時間操作すると腕が疲れる
近距離の不利短い距離での繊細な操作がやりづらい

アタリの取りづらさも大きな問題です。アジのアタリには「ゴンッ」という明確なものから、「コツッ」「モゾッ」という非常に微細なものまで様々なパターンがあります。アジング専用ロッドならこれらの違いを感じ取れますが、硬いエギングロッドでは明確なアタリしかわからず、せっかくのチャンスを逃してしまうことも少なくありません。

また、ロッドが硬いことでバラシが増えるという問題もあります。アジの口は非常に柔らかく、強く引っ張ると簡単に切れてしまいます。アジング専用ロッドは適度な柔軟性があり、アジの動きに追従してテンションを保つことができますが、硬いエギングロッドではその追従性が劣り、口切れによるバラシが多発する可能性があります。

アジングロッドのパワーが弱めになっている代表的な理由は、軽い仕掛けを投げ操作するため。加えて、アジの動きに竿が追従してバラシを軽減するためというのも、大きな要因なのです。エギングロッドは、アジングロッドと比べるとずいぶん硬いので、追従性で劣ります。なので、口ギレなどによるバラシがどうしても多くなってしまいます。

出典:エギングロッドでアジングはできるのか解説!

ただし、リールのドラグ設定を通常より緩めにすることで、ある程度バラシを軽減することは可能です。また、2g以上の重めのジグヘッドや、フロートリグ・キャロライナリグを使用すれば、これらのデメリットは大幅に緩和されます。重要なのは、エギングロッドの特性を理解した上で、それに適した釣り方を選択することです。

セフィアBBに適した仕掛けはフロートリグとキャロライナリグ

セフィアBBに適した仕掛けはフロートリグとキャロライナリグ

セフィアBBでアジングを楽しむなら、ロッドの特性を活かせる仕掛け選びが最も重要です。結論から言えば、フロートリグキャロライナリグ(通称:キャロ)が最適な選択肢となります。

フロートリグとは、ラインの途中に専用の飛ばしウキ(フロート)を取り付け、その先にジグヘッド&ワームを接続する仕掛けです。フロート自体に重量があるため、軽いジグヘッドでも遠投が可能になります。代表的な製品としては、アルカジックジャパンの「シャローフリーク」があり、重量は5gから18g程度まで複数のラインナップがあります。

遠投リグとは、ジグヘッド&ワームの少し上に、シンカー(重り)や飛ばしウキなどをつけて重量を稼ぎ、遠投できるようにしたもの。エギングロッドで操作しやすいリグ重量は6〜20gぐらいですから、ある程度重さのあるシンカー(ないし、飛ばしウキ)を合わせるとアジングがやりやすくなります。重量でいうと10g前後が最も扱いやすいでしょう。

出典:エギングロッドでアジングはできるのか解説!

キャロライナリグは、ラインに中通しシンカー(オモリ)を通し、スイベルで止めて、その先にリーダーとジグヘッドを接続する仕掛けです。シンカーの重さで遠投性能を高めつつ、リーダー部分のジグヘッドは自然にフォールさせることができます。

🎣 セフィアBBに適した遠投リグの推奨重量

リグタイプ推奨重量適合シチュエーション
フロートリグ10~15g表層~中層を広く探りたい時
キャロライナリグ8~12gボトム付近を丁寧に攻めたい時
スプリットショットリグ5~10g中層をゆっくり探りたい時
メタルジグ7~15g手返し良く広範囲を探りたい時

これらの重量帯であれば、セフィアBBの特性である遠投性能を最大限に活かしつつ、適度な操作感も得られます。特に10g前後の仕掛けは、8フィート台のMLクラスのロッドとのバランスが良く、快適に釣りを楽しめるでしょう。

フロートリグの大きな利点は、一定の棚(深さ)をキープしやすいことです。フロート自体が浮力を持っているため、ジグヘッドを沈めながらもフロートが水面付近に留まり、ある程度の深さで安定します。アジが回遊している層を見つけたら、その深さを集中的に攻めることができます。

また、フロートリグは潮の流れを受けやすいという特性もあります。潮に乗せてゆっくりと流しながら広範囲を探ることができるため、アジの群れを効率的に見つけ出すことが可能です。特に広い漁港や堤防では、この流し釣りのスタイルが非常に有効です。

キャロライナリグの利点は、ボトム(海底)付近を丁寧に攻められることです。シンカーが先に着底するため、ボトムの感知がしやすく、根掛かりも比較的少なく抑えられます。リーダー部分のジグヘッドは自由度が高く、自然なフォールアクションでアジを誘えます。

どちらのリグを選ぶかは、その日の状況やアジの活性によって判断します。表層~中層で反応があればフロートリグ、ボトム付近に魚がいればキャロライナリグといった使い分けが基本となるでしょう。セフィアBBの長さと強さがあれば、これらの仕掛けを快適に操作でき、アジング専用ロッドでは届かない遠くのポイントまでアプローチできるはずです。


セフィアBBを使ったアジングの実践テクニックと機種選び

セフィアBBに適した仕掛けはフロートリグとキャロライナリグ
  1. セフィアBBでアジングに適した機種はS83MLとS86M-S
  2. エギングとアジング兼用ならMLクラスが最もバランス良好
  3. フロートリグの基本操作はただ巻きとストップ&ゴー
  4. バチコンアジングならセフィアBBメタルスッテが選択肢
  5. ラインはPE0.4~0.6号がセフィアBBとの相性良し
  6. リールは2500~3000番台のスピニングが扱いやすい
  7. まとめ:セフィアBBでアジングを楽しむためのポイント

セフィアBBでアジングに適した機種はS83MLとS86M-S

セフィアBBでアジングに適した機種はS83MLとS86M-S

22セフィアBBは全16機種という豊富なラインナップがありますが、アジングに流用するなら特におすすめなのがS83MLS86M-Sの2機種です。それぞれ異なる特性を持っており、釣りのスタイルや好みによって選び分けることができます。

**S83ML(8フィート3インチ、MLパワー)**は、エギングとアジングの兼用を考えた場合に最もバランスの取れた機種と言えます。8.3フィートという長さは、エギングロッドとしてはやや短めですが、その分取り回しが良く、アジングでも扱いやすいレングスです。

📊 S83MLの主要スペック

項目詳細
全長8’3″(2.51m)
自重105g
先径1.8mm
対応エギサイズ1.8~3.8号
適合PE0.4~1号
価格17,600円(税別)

MLパワーは「ミディアムライト」の略で、Mパワーよりもやや柔らかめの設定です。これがアジングには好都合で、フロートリグやキャロライナリグを使う際に、適度な柔軟性がアジのバイトを弾きにくくしてくれます。エギングにおいても、春の大型から秋の小型まで、年間を通じて使いやすい硬さです。

MLパワーは、年間を通してエギングを楽しめる硬さ。一方、強すぎない(堅すぎない)ので、遠投アジングとの相性も良い。

出典:エギングロッドでアジングはできるのか解説!

もう一つのおすすめが**S86M-S(8フィート6インチ、Mパワー、ソリッドティップ)**です。こちらはエギングロッドの標準的な長さである8.6フィートで、より遠投性能を重視した設計となっています。Mパワーと一段階硬めですが、穂先がソリッドティップ(詰まった構造)になっているのが大きな特徴です。

ソリッドティップは、チューブラーティップ(中空構造)と比べて柔軟性が高く、食い込みが良いという特性があります。硬めのMパワーながら、ティップが柔らかいことで、アジのショートバイトにも対応しやすくなっています。また、バラシを軽減する効果も期待できるため、口が柔らかいアジとの相性は良好です。

🎯 S83MLとS86M-Sの使い分け

  • S83MLを選ぶべき人
    • エギングとアジングを半々くらいの割合で楽しみたい
    • 取り回しの良さを重視したい
    • 常夜灯周りなど比較的近い距離も攻めたい
    • 柔軟なロッドでバイトを弾かないようにしたい
  • S86M-Sを選ぶべき人
    • とにかく遠投性能を最優先したい
    • 広大な漁港や大型堤防がメインフィールド
    • ソリッドティップの食い込みの良さに魅力を感じる
    • エギングでもパワー重視のスタイルを好む

どちらの機種も、10g前後のフロートリグやキャロライナリグとの相性は抜群です。適合PEラインが0.4~1号となっているため、アジング用の細いラインでも問題なく使用できます。価格も1.7万~1.9万円台とリーズナブルで、1本で2つの釣りを楽しめるコストパフォーマンスの高さも魅力です。

その他の機種では、S86MLも選択肢に入ります。こちらは8.6フィートのMLパワーで、S83MLの遠投性能を高めたようなバランスです。ただし、チューブラーティップのため、よりシャープな操作感を求める方向けと言えるでしょう。

初めてエギングロッドをアジングに流用する方には、まずS83MLから試してみることをおすすめします。扱いやすさと性能のバランスが良く、失敗のリスクが少ない選択肢です。慣れてきて、より遠投を追求したくなったら、S86M-Sや他の長めの機種にステップアップするという流れが理想的かもしれません。

エギングとアジング兼用ならMLクラスが最もバランス良好

エギングとアジング兼用ならMLクラスが最もバランス良好

エギングロッドをアジングに流用する際、最も重要な選択基準の一つが**パワー(硬さ)**です。結論から言えば、兼用を考えるならMLクラスが最もバランスが良く、両方の釣りで快適に使える可能性が高いです。

ロッドのパワー表記は、柔らかい方から順にUL(ウルトラライト)、L(ライト)、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)、MH(ミディアムヘビー)といった具合に分類されます。エギングロッドの主流はMLとMで、これは扱うエギのサイズによって使い分けられます。

MLパワーのロッドは、1.8号~3.8号程度のエギに対応しています。重量に換算すると約7g~19g程度です。この範囲は、春の大型アオリイカから秋の小型まで、年間を通じて使いやすいオールラウンドな設定となっています。

一方、アジングの遠投リグで推奨される重量は8g~15g程度です。つまり、MLパワーのエギングロッドなら、エギングでもアジングでも適正範囲内の仕掛けを使うことができるのです。これが兼用にMLを推奨する最大の理由です。

エギングと遠投アジングでの兼用におすすめの機種は「83ML」です。年間を通してエギングを楽しめて、なおかつアジングの遠投リグとも好相性な8.3ft×MLクラス。他ジャンルでも万能な活躍を期待できるので、ルアーフィッシングのなんでもロッドにもおすすめです。

出典:エギングロッドでアジングはできるのか解説!

Mパワーのロッドは、2号~4号程度のエギに対応し、重量では約10g~25g程度です。より大型のイカや、潮が速いポイントでのエギングに適していますが、アジングの遠投リグとしてはやや硬すぎる傾向があります。特に軽めのフロートリグ(8g前後)を使いたい場合、Mパワーでは硬さが勝ってしまい、繊細な操作が難しくなる可能性があります。

📌 パワー別の適性比較

パワーエギング適性アジング適性総合評価
UL~L△(小型イカのみ)○(ジグ単も可)△(エギングに不向き)
ML◎(オールラウンド)◎(遠投リグ最適)◎(兼用に最適)
M◎(パワー重視)△(やや硬め)○(遠投特化なら可)
MH○(大型特化)✕(硬すぎる)✕(兼用に不向き)

ただし、MLパワーにも注意点があります。それは、メーカーによってパワー設定に若干の違いがあることです。例えば、メジャークラフトではMLに相当する硬さを「EL(エクストラライト)」と表記している製品もあります。同じMLでも、A社とB社で硬さが微妙に異なることもあるため、可能であれば実際に店頭で触ってみることをおすすめします。

また、MLパワーのもう一つの利点は、バラシの軽減です。適度な柔軟性があることで、アジが暴れた際にロッドが追従し、口切れを防いでくれます。Mパワーの硬いロッドだと、アジの急な走りに対してロッドが追従しきれず、バラシが増える傾向があります。

逆に、「とにかく遠投性能を最優先したい」「大きめのアジしか狙わない」という方であれば、Mパワーも選択肢に入ります。特にソリッドティップモデル(S86M-Sなど)なら、硬めのパワーでもティップの柔軟性がカバーしてくれるため、MLほどではありませんが、アジングでも使いやすいバランスになっています。

結論として、エギングとアジングの両方を楽しみたい、どちらにも偏りたくないという方には、8.3ft~8.6ftのMLパワーという組み合わせが最も推奨できる選択肢です。セフィアBBで言えば、S83MLやS86MLがこれに該当します。この組み合わせなら、エギングでもアジングでも、そして他の様々なルアーフィッシングでも、高いレベルでパフォーマンスを発揮してくれるはずです。

フロートリグの基本操作はただ巻きとストップ&ゴー

フロートリグの基本操作はただ巻きとストップ&ゴー

セフィアBBでフロートリグを使ったアジングを行う際、基本となるのはただ巻きストップ&ゴーという2つのアクションです。これらは決して難しいテクニックではなく、初心者でもすぐに実践できる基本動作となります。

ただ巻きは、その名の通りリールをただ一定の速度で巻き続けるだけのシンプルなアクションです。しかし、このシンプルさこそが重要で、アジングにおいては最も釣果が安定する基本テクニックと言われています。

フロートリグのただ巻きでは、巻くスピードが非常に重要になります。一般的には1秒間にハンドル半回転~1回転程度のスローリトリーブが基本です。これは時速にすると約30~60cm程度のゆっくりとした速度で、小魚が弱々しく泳いでいるような動きを演出できます。

🎣 フロートリグのただ巻き基本パターン

  1. 超スローリトリーブ(1秒で半回転)
    • 活性が低い時や、警戒心の強いアジに有効
    • ワームが自然にフォールしながら進む
  2. スローリトリーブ(1秒で1回転)
    • 最も基本的な巻き速度
    • 多くの状況で実績が高い
  3. ミディアムリトリーブ(1秒で1.5~2回転)
    • アジの活性が高い時に有効
    • 広範囲を手早く探れる

セフィアBBのような長めのロッドでフロートリグを使う利点は、ラインのたるみを取りやすいことです。8フィート台の長さがあれば、遠投した後でもロッドを立てることで余分なラインを回収でき、常にテンションをかけた状態を維持できます。これにより、微細なアタリも逃さず感じ取ることができます。

もう一つの基本アクションがストップ&ゴーです。これは、ただ巻きの途中で意図的にリールを止め、ワームをフォール(沈下)させるテクニックです。具体的には、「5~10回転巻く→2~3秒止める→また巻く」というパターンを繰り返します。

フロートリグの大きな利点は、一定の棚(深さ)をキープしやすいことです。フロート自体が浮力を持っているため、ジグヘッドを沈めながらもフロートが水面付近に留まり、ある程度の深さで安定します。

出典:エギングロッドでアジングはできるのか解説!

ストップ&ゴーが効果的な理由は、フォール中のバイトが多いからです。アジは泳いでいる小魚よりも、弱って落ちていく餌に反応しやすい習性があります。巻くのを止めることで、ワームが自然にフォールし、その瞬間にアジがバイトしてくることが非常に多いのです。

また、ストップ&ゴーにはアジの居場所を特定する効果もあります。例えば、「表層から3秒フォールさせた時にアタリが集中する」とわかれば、その深さ(棚)を重点的に攻めることができます。フロートリグは一定の深さをキープしやすいため、この棚の概念と非常に相性が良いのです。

セフィアBBでフロートリグを操作する際のコツは、ロッドを立てすぎないことです。ロッドを水平に近い角度に保つことで、ラインが水面を這うようになり、風の影響を受けにくくなります。また、アタリがあった時のアワセもスムーズに決まりやすくなります。

アタリの取り方も重要です。フロートリグの場合、アタリは主に手元への違和感として現れます。「コツッ」という振動、「モゾッ」という重みの変化、あるいは「スーッ」とラインが走る感覚など、様々なパターンがあります。違和感を感じたら、軽くロッドを立ててアワセを入れましょう。

慣れないうちは、巻き速度や止める時間を一定にするのが難しいかもしれません。そんな時は、心の中で「イチ、ニー、サン…」とカウントしながら巻くと、リズムが安定しやすくなります。また、釣れた時の巻き速度や止めた時間をメモしておくと、次回以降の釣行で再現しやすくなります。

フロートリグのシンプルなアクションは、セフィアBBの長さと強さを活かすのに最適な方法です。複雑なロッドワークは必要なく、基本に忠実にただ巻きとストップ&ゴーを繰り返すだけで、十分に釣果を上げることができるでしょう。

バチコンアジングならセフィアBBメタルスッテが選択肢

バチコンアジングならセフィアBBメタルスッテが選択肢

セフィアBBシリーズには、通常のエギングモデルとは別に**「セフィアBB メタルスッテ」という派生モデルも存在します。これは本来、メタルスッテ(金属製の疑似餌)を使ったイカ釣り用のロッドですが、実はバチコンアジング**にも適した特性を持っています。

バチコンアジングとは、「バーチカル(垂直)コンタクト」の略で、ボートから真下にリグを落として釣るスタイルのアジングです。漁港や堤防からの釣りとは異なり、水深20~50m程度の深場を攻めるため、専用のタックルが必要になります。

ティップランロッド シマノ セフィア BB ティップエギング S66ML-S、リール ダイワ カルディア 2500S、ライン PE0.6、仕掛け がまかつ バチコンリーダー スライド、ジグヘッド ダイワ 月下美人SWライトジグヘッドSS。結果はアジ1匹…仕掛けが絡みまくって、最悪でした。

出典:【ディープアジング】バチコンに行ってきた

この釣行記からもわかるように、ティップラン用のロッドがバチコンに流用されることがあります。セフィアBB メタルスッテも同様に、バチコンアジングに適した特性を持っているのです。

📊 セフィアBB メタルスッテの主要スペック(F-B66M-S)

項目詳細
タイプベイトロッド
全長6’6″(1.98m)
対応スッテ15~25号
適合PE0.4~1号
特徴先調子モデル、感度重視

セフィアBB メタルスッテがバチコンアジングに向いている理由は、以下の通りです。

バチコンに向いている理由

  • ベイトロッドである
    • カウンター付きベイトリールと組み合わせやすい
    • 水深管理が正確にできる
    • 巻き上げパワーがある
  • 先調子設計
    • 穂先の感度が高く、深場のアタリも明確
    • 素早いアワセが決まりやすい
  • 適度な長さ
    • ボート釣りに適した6フィート台
    • 取り回しが良く疲れにくい
  • PE0.4~1号に対応
    • バチコンアジングの標準的なライン太さ

ただし、バチコンアジングには専用ロッドも多数販売されており、より快適に楽しみたいのであれば、それらを選ぶのがベストです。セフィアBB メタルスッテはあくまで「イカメタルとバチコンを兼用したい」「すでにメタルスッテロッドを持っていて流用したい」という方向けの選択肢と考えた方が良いでしょう。

ロッドはティップラン用でも代用できなくはないけど、スピニングは正直やりづらい。落とす釣りなのでカウンター付きベイトリールの方がはるかに便利です。イカメタル用ロッドの方がいいかも。できれば専用ロッドがほしいところですねぇ。まあ、バチコンロッドって選択肢が少ないんですが。

出典:【ディープアジング】バチコンに行ってきた

この釣行記の指摘通り、本格的にバチコンアジングを楽しむなら、やはり専用ロッドが理想的です。しかし、イカメタルやメタルスッテも楽しんでいる方なら、セフィアBB メタルスッテを流用することで、タックルを増やさずに済むというメリットがあります。

なお、通常のセフィアBB(スピニングモデル)は、バチコンアジングには向いていません。ボートから真下に落とす釣りでは、スピニングリールよりもベイトリールの方が圧倒的に扱いやすいためです。バチコンに興味がある方は、ベイトモデルであるメタルスッテシリーズを検討してみてください。

ラインはPE0.4~0.6号がセフィアBBとの相性良し

ラインはPE0.4~0.6号がセフィアBBとの相性良し

セフィアBBでアジングを行う際、ラインシステムの選択も重要なポイントです。結論から言えば、PE0.4~0.6号をメインラインとし、フロロカーボン1.5~2号のリーダーを組み合わせるのが最もバランスの良い選択となります。

セフィアBBの適合ラインは「PE0.4~1号」と表記されていますが、アジングで使うなら細めの0.4~0.6号がおすすめです。これにはいくつかの理由があります。

まず、飛距離が伸びるという点です。PEラインは同じ強度でもナイロンやフロロカーボンより細く作ることができ、空気抵抗や水の抵抗が少なくなります。0.4号と0.8号では、同じ仕掛けでも10~15m程度飛距離が変わることも珍しくありません。遠投性能を活かすセフィアBBなら、より細いラインで飛距離を稼ぎたいところです。

次に、感度が向上するという利点もあります。PEラインは伸びがほとんどないため、仕掛けの動きやアジのアタリが直接手元に伝わりやすくなります。細いラインほど水の抵抗が少なく、より繊細な情報をキャッチできます。

#3000のリールをアジング転用は出来なくは無いですが、少し大き過ぎますね(苦笑)。釣り方にもよりますが、Mキャロに代表されるキャロライナリグによるアジングであればみなさん普通PEであれば0.4号クラスのPEを使う方がほとんどではないかと思います。

出典:アジング用のリール – Yahoo!知恵袋

🎯 PE号数別の特性比較

PE号数強度(lb)飛距離感度おすすめ用途
0.4号約6lb軽量フロートリグ、繊細な釣り
0.5号約8lbオールラウンド
0.6号約10lbやや重めのリグ、パワー重視
0.8号約12lb大型狙い、根が荒い場所

ただし、PEラインには弱点もあります。それは擦れに弱いことです。岩や防波堤のコンクリート、あるいは海底の障害物に擦れると、簡単に切れてしまいます。そのため、PEラインの先端には必ずリーダー(ショックリーダー)を結束する必要があります。

リーダーの素材は、一般的にフロロカーボンが推奨されます。フロロカーボンは擦れに強く、水中で見えにくいという特性があるため、警戒心の強い魚にも有効です。太さは1.5~2号程度が標準的で、長さは1~1.5m程度取るのが一般的です。

リーダーの結束方法は、FGノット、PRノット、SFノットなど様々な方法がありますが、初心者の方にはシンプルで強度の高いFGノットがおすすめです。慣れれば5分程度で結べるようになります。

ラインの色(カラー)も意外と重要です。PEラインには様々な色がありますが、アジングでは視認性の高い色が推奨されます。理由は、夜釣りが多いアジングでは、ラインの動きを目で追うことでアタリを取る場合があるためです。ピンク、イエロー、ホワイトなど、暗闇でも見えやすい色を選びましょう。

また、マーキング付きPEラインもおすすめです。10mごとに色が変わるタイプなら、どれくらいの距離にキャストしたかが一目でわかり、釣れたポイントを再現しやすくなります。シマノの「ピットブル」やダイワの「UVF月下美人デュラセンサー」などが代表的な製品です。

ラインのメンテナンスも忘れてはいけません。PEラインは使用していくうちに表面が毛羽立ってきます。毛羽立ちが進むと飛距離が落ち、強度も低下するため、定期的に先端部分をカットするか、巻き替えることが必要です。目安としては、10回程度の釣行ごとに先端5~10mをカットすると良いでしょう。

セフィアBBの長さと遠投性能を最大限に活かすためにも、適切なラインシステムの構築は不可欠です。PE0.4~0.6号とフロロカーボン1.5~2号の組み合わせを基本として、釣り場の状況やターゲットのサイズに応じて微調整していくことをおすすめします。

リールは2500~3000番台のスピニングが扱いやすい

リールは2500~3000番台のスピニングが扱いやすい

セフィアBBでアジングを楽しむなら、リール選びも重要な要素です。おすすめは2500番~3000番台のスピニングリールで、これはエギングとアジングの両方に対応できるバランスの良いサイズとなります。

リールのサイズ番手は、スプール(糸を巻く部分)の大きさを表しています。番手が大きくなるほどスプールも大きくなり、ラインの巻き取り量が増えますが、その分リール自体も重くなります。アジングでは軽量性と感度が重要ですが、セフィアBBのようなエギングロッドと組み合わせる場合は、バランスも考慮する必要があります。

📊 リールサイズ別の特性比較

リールサイズライン巻量(PE)自重用途セフィアBBとの相性
2000番0.6号-150m180~220g専用アジング向け△(軽すぎてバランス悪い)
2500番0.6号-200m200~240gアジング・軽エギング○(バランス良好)
3000番0.8号-200m220~260gエギング・アジング兼用◎(最もバランス良い)
4000番1号-300m260~300gエギング専用△(重すぎる)

セフィアBBは全長8フィート台で自重が100~110g程度あるため、あまり軽いリールを組み合わせると竿尻側が重くなり、バランスが悪くなります。2500~3000番台のリールなら、ロッド全体の重心がリールシート付近にきて、持ち重り感が軽減されます。

エギングとアジングを兼用する場合、3000番が最も汎用性が高いと言えるでしょう。PE0.8号を200m巻けるため、エギングでも十分な容量がありますし、アジングで0.4~0.6号を使う場合でも問題ありません。ただし、下巻き(スプールの下に別のラインを巻いて容量を調整すること)が必要になる場合もあります。

C3000って事は2500番ボディーですね!やはり皆さんが書かれている様に、サイズで言うと大きいかと思います。ただ、使えない事は無いと思いますが、どの様な釣りもタックルの総重量で感度が変わってきます(アジングでは感度は大切です)ので、細かい事を気にすると少し厳しいでしょうか?

出典:アジング用のリール – Yahoo!知恵袋

リールのギア比も選択のポイントです。ギア比とは、ハンドル1回転でスプールが何回転するかを示す数値です。一般的に、ノーマルギア(5.0前後)、ハイギア(6.0前後)、エクストラハイギア(6.5以上)に分類されます。

🎣 ギア比による使い分け

  • ノーマルギア(5.0~5.5)
    • 巻き取り速度が遅く、巻き感が軽い
    • スローリトリーブがしやすい
    • フロートリグのアジングに最適
  • ハイギア(6.0~6.2)
    • バランスの良い巻き速度
    • エギングとアジングの兼用に最適
    • 手返しも良い
  • エクストラハイギア(6.5以上)
    • 素早い巻き取りが可能
    • エギングのシャクリ後の素早い回収に有利
    • アジングではやや速すぎる傾向

アジングのフロートリグではスローリトリーブが基本となるため、ノーマルギアまたはハイギアが推奨されます。ハイギアなら、エギングでのシャクリ動作の後も素早くラインを回収できるため、兼用するには最適なバランスです。

おすすめの具体的なリールとしては、以下のようなモデルが挙げられます。

🌟 おすすめリールモデル

  1. シマノ 22サハラ C3000HG(実売8,000円前後)
    • コストパフォーマンス抜群のエントリーモデル
    • 自重225gと軽量
    • ハイギアで兼用に最適
  2. ダイワ 23レガリス LT2500S-XH(実売9,000円前後)
    • LT(ライト&タフ)コンセプトの軽量モデル
    • 自重190gと非常に軽い
    • エクストラハイギアでエギング寄り
  3. シマノ 22セフィアBB C3000SHG(実売18,500円前後)
    • セフィアBBロッドとのシリーズマッチング
    • エギング専用設計だがアジングにも対応
    • シャローハイギアで巻き感良好

予算に余裕があれば、より上位機種のシマノ「ヴァンフォード」やダイワ「カルディア」なども選択肢に入ります。これらは軽量性と剛性を高次元でバランスさせており、長時間の釣りでも疲れにくい設計となっています。

リールの扱いで注意したいのは、ドラグ設定です。ドラグとは、一定以上の負荷がかかった時に自動的にラインを送り出す機構で、魚が走った時の衝撃を吸収してラインブレイクを防ぎます。アジングでは、アジの口が柔らかいため、やや緩めのドラグ設定が推奨されます。目安としては、手で引っ張った時にジジジッとラインが出始める程度が適切です。

リールのメンテナンスも忘れずに行いましょう。特に海水での使用後は、真水でしっかりと洗い流し、乾燥させることが重要です。定期的にグリスやオイルを注すことで、滑らかな回転を長く保つことができます。

セフィアBBと相性の良い2500~3000番台のスピニングリールを選ぶことで、エギングでもアジングでも快適な釣りを楽しむことができます。予算と用途に応じて、最適な1台を見つけてください。

まとめ:セフィアBBでアジングを楽しむためのポイント

まとめ:セフィアBBでアジングを楽しむためのポイント

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. セフィアBBはシマノのエギング入門ロッドだが、アジングにも流用可能である
  2. 軽量ジグ単には不向きだが、フロートリグやキャロライナリグなら十分に活用できる
  3. ソアレBBアジングとは全く別のロッドで、長さも硬さも用途も異なる
  4. エギングロッドの最大のメリットは遠投性能で、80~100m以上の飛距離も狙える
  5. デメリットは感度と操作性の低下で、繊細なアタリは取りづらくなる
  6. 推奨される仕掛け重量は10g前後で、フロートリグが最も相性が良い
  7. アジング流用におすすめの機種はS83MLとS86M-Sの2機種である
  8. 兼用を考えるならMLパワーが最もバランスが良く、両方の釣りで活躍できる
  9. フロートリグの基本操作はただ巻きとストップ&ゴーで、初心者でも実践しやすい
  10. バチコンアジングには通常モデルではなくメタルスッテシリーズが適している
  11. ラインはPE0.4~0.6号をメインに、フロロカーボン1.5~2号のリーダーを組み合わせる
  12. リールは2500~3000番台のスピニングが最もバランス良く扱いやすい
  13. エギングとアジングを兼用することでコストパフォーマンスが向上する
  14. 遠投が必要な広い漁港や堤防では、専用ロッドより有利に働く場面もある
  15. 1本のロッドで複数の釣りを楽しめる汎用性の高さが最大の魅力である

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