ツララ（TULALA）といえば、怪魚釣りやバス釣りで知られるロッドメーカーですが、実はライトゲーム分野でも注目すべきロッドをリリースしています。特にFlightexブランドのGroovyシリーズは、アジングを含むライトゲーム全般に対応する汎用性の高いロッドとして、多くのアングラーから支持を集めています。
しかし、「ツララのロッドでアジングって実際どうなの？」「専用ロッドと比べてどんな違いがあるの？」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。本記事では、ツララのアジング対応ロッドの特徴から実際の使用感まで、ネット上の情報を収集・分析して詳しく解説していきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ ツララGroovyシリーズの基本スペックと特徴 |
| ✓ アジング専用ロッドとの性能比較と使い分け |
| ✓ 実際の使用者によるインプレと評価 |
| ✓ モデル別の適用シーンと選び方のコツ |
ツララでアジングを始める前に知っておくべき基本情報
- ツララがアジング分野に参入した背景と経緯
- Groovyシリーズの開発コンセプトと特徴
- アジング専用ロッドとの根本的な違い
- ツララでアジングをするメリットとデメリット
- 価格帯と性能のバランスについて
- 初心者におすすめできるかどうかの判断
ツララがアジング分野に参入した背景と経緯
ツララがライトゲーム分野に参入したのは、実は地域のアングラーからの要望がきっかけでした。元々は富山県のSIN-ZOベイトマスターの皆様によって旧グルーヴィが作られていたという背景があります。
中〜大型キジハタの生息数に恵まれたこの地でのアジングやメバリングのようなウルトラライトゲームでは、突然のキジハタ襲来によって度々難しいランディングを強いられ、悩まされてきました。
出典：TULALA公式サイト
この引用からわかるように、ツララのライトゲームロッドは「不意の大型魚に対応できるウルトラライトロッド」というコンセプトで開発されています。一般的なアジング専用ロッドが繊細さを重視するのに対し、ツララはパワーファイトも視野に入れた設計を採用しているのが大きな特徴です。
この開発背景を理解すると、ツララのロッドがなぜアジング専用ロッドとは異なる特性を持つのかが見えてきます。単純にアジを釣るだけでなく、アジング中に掛かってしまうシーバスやロックフィッシュなどのゲストフィッシュにも対応できるよう設計されているのです。
現在のGroovyシリーズは2018年にモデルチェンジを経て、よりグローバルな使用を意識した仕様に進化しています。グリップ脱着式の採用や小口径多連結ガイドシステムなど、携帯性と性能の両立を図った現代的な設計となっています。
このような経緯から生まれたツララのライトゲームロッドは、従来のアジング専用ロッドとは一線を画する存在として位置づけられています。
Groovyシリーズの開発コンセプトと特徴
Groovyシリーズの開発コンセプトは「街歩き」です。ヨーロッパのパーチやザンダーを釣り歩くストリートフィッシングのスタイルから着想を得ており、電車や自転車等の移動手段での釣行を前提とした設計となっています。
🎯 Groovyシリーズの基本コンセプト
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 携帯性 | 2ピース＋グリップ構造で最大81cmまでコンパクト化 |
| 汎用性 | アジングからバス、シーバスまで幅広く対応 |
| パワー | 不意の大型魚にも対応できるバット設計 |
| 操作性 | 縦さばきロッドバランスで取り回しが良い |
ガイドセッティングにも独特の工夫が凝らされています。PEでの飛距離とトラブル回避を考えたローアングルの小口径多連式セッティングを採用し、メイン位置のガイドがアルコナイト製でありながらも、ガイドの個体負荷を軽減する設計となっています。
興味深いのは、壁などに当てやすいトップガイドはSiCになっているという配慮です。これは実際の釣行シーンを想定した実用的な設計と言えるでしょう。
また、2018年のモデルチェンジではファイト時の安定性を重視したヘビーグリップを再採用しています。これにより、大型魚とのやりとりの際に肘での安定性を確保し、ベリー部分だけに頼らないファイトが可能になっています。
この設計思想は、一般的なアジング専用ロッドとは明らかに異なる方向性を示しています。アジング専用ロッドが感度と操作性を最優先にするのに対し、Groovyシリーズは汎用性とパワーファイトを重視した設計となっているのです。
アジング専用ロッドとの根本的な違い
ツララのGroovyシリーズとアジング専用ロッドの違いを理解するには、それぞれの設計思想を比較する必要があります。
🔍 設計思想の比較
| 項目 | アジング専用ロッド | ツララGroovyシリーズ |
|---|---|---|
| 主目的 | アジの繊細なバイト感知 | マルチターゲット対応 |
| ティップ | 極細ソリッドで超高感度 | やや太めで実用重視 |
| バット | ライトなパワー設定 | 大型魚対応の強度 |
| 重量バランス | 先調子で感度重視 | 縦さばきバランス |
| ガイド | 軽量化優先 | 負荷分散重視 |
実際にYahoo!知恵袋での質問に対する回答を見ると、この違いが如実に表れています：
グリッサンド56でやったことあるけど、メリットは自己満足、デメリット 低性能(アジングには)特に良い事はないです。高感度で、ジグヘッドを繊細に操作して〜なんて事に特化した専用ロッドと比べると雲泥の差です。
出典：Yahoo!知恵袋
この回答は厳しい評価ですが、アジング専用ロッドとの性能差を率直に表現しています。ツララのロッドは確かにアジング専用設計ではないため、超軽量ジグヘッドの操作感や微細なバイト感知においては、専用ロッドに劣る部分があるのは事実でしょう。
しかし、この評価は一面的であり、ツララのロッドには専用ロッドにはない独自のメリットも存在します。例えば、アジング中に突然のシーバスヒットがあった場合、専用ロッドでは対応が困難ですが、Groovyシリーズなら余裕を持ってファイトできる可能性が高いのです。
また、一本のロッドで複数の釣りを楽しみたいアングラーにとっては、専用ロッドよりも実用性が高いケースも多いでしょう。
ツララでアジングをするメリットとデメリット
ツララのロッドでアジングをする場合のメリットとデメリットを整理してみましょう。
✅ メリット
- ゲストフィッシュへの対応力：シーバス、チヌ、ロックフィッシュなど大型ゲストにも対応
- 汎用性の高さ：アジング以外の釣りにも流用可能
- 携帯性：グリップ分離式で持ち運びが便利
- コストパフォーマンス：一本で複数の釣りに対応できる
- 独特のデザイン：ツララらしいクラシカルで渋いルックス
❌ デメリット
- 超軽量ジグヘッドの操作感：0.3g以下では扱いにくい場合がある
- 感度面での劣勢：専用ロッドと比較すると微細なバイト感知は劣る
- 重量バランス：グリップが重めで慣れが必要
- 価格帯：エントリーモデルとしてはやや高価
- 入手性：専用ロッドほど取扱店舗が多くない
特に注目すべきは、アジングのスタイルによってメリット・デメリットの重要度が変わることです。掛け調子でアクティブにアジングを楽しむアングラーには向いていますが、乗せ調子で繊細な釣りを好むアングラーには不向きかもしれません。
価格帯と性能のバランスについて
Groovyシリーズの価格設定は、税込み34,980円（Groovy 60Sの場合）となっており、アジング専用ロッドと比較すると中級〜上級者向けの価格帯に位置します。
💰 価格帯別比較
| 価格帯 | アジング専用ロッド | ツララGroovy |
|---|---|---|
| エントリー（〜2万円） | 豊富な選択肢 | 該当なし |
| ミドル（2〜4万円） | 高性能モデル多数 | Groovyシリーズ |
| ハイエンド（4万円〜） | 最高級専用ロッド | 一部モデル |
この価格設定を考慮すると、ツララのロッドはコストパフォーマンス重視というよりも、独自の価値提案を行っている製品と言えるでしょう。単純にアジングだけを楽しむなら、同価格帯でより高性能な専用ロッドを選ぶことも可能です。
しかし、一本のロッドで多様な釣りを楽しみたいというニーズには、非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。アジング、メバリング、バス釣り、ライトソルトゲーム全般に対応できることを考えると、実質的には複数のロッドを購入するコストを削減できる計算になります。
初心者におすすめできるかどうかの判断
ツララのGroovyシリーズがアジング初心者におすすめできるかについては、慎重な判断が必要です。
⭐ 初心者におすすめできる場合
- 将来的に様々な釣りに挑戦したい意欲がある
- 週末アングラーで道具の数を抑えたい
- ある程度の予算を確保できる
- 掛け調子のアクティブな釣りを好む
⚠️ おすすめできない場合
- アジングの基本をしっかり学びたい
- 予算を抑えて始めたい
- 感度を重視した繊細な釣りを志向
- 初回から専門性の高い道具を求める
一般的には、アジング初心者には専用のエントリーモデルから始めることをおすすめします。基本的な釣り方やアタリの取り方を覚えてから、セカンドロッドとしてツララのような汎用性の高いロッドを検討するのが賢明かもしれません。
ただし、**「一本で色々な釣りを楽しみたい」**という明確な目的がある場合は、初心者でもツララから始めるという選択肢は十分アリだと考えられます。
ツララのアジング対応ロッドGroovyシリーズ完全ガイド
- Groovy 60Sの特徴と適用シーン
- Groovy 70Sがアジングで人気の理由
- Groovy 80Sはメバリング寄りの設計
- ベイトモデル66C・76Cの可能性
- 実際の使用者によるインプレッション分析
- 他メーカーとの比較と位置づけ
- まとめ：ツララでアジングを始める際の判断基準
Groovy 60Sの特徴と適用シーン
Groovy 60Sは、Groovyシリーズの中で最もコンパクトなモデルとして2024年に登場した比較的新しいロッドです。6フィートという短いレングスが最大の特徴で、従来の70S・80Sとは異なる用途を想定した設計となっています。
🎣 Groovy 60S基本スペック
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 全長 | 6’0″（1.83m） |
| 仕舞寸法 | 81cm |
| 自重 | 約139g |
| 適合PE | 〜0.8号 |
| ルアー重量 | 0.3〜7g |
| 価格 | 34,980円（税込） |
6フィートの短いレングスは、特定の釣行シーンで大きなアドバンテージを発揮します。例えば、狭い堤防や足元の釣り、渓流でのライトゲーム、電車釣行での利便性などです。
実際の使用者のレビューを見ると、その汎用性の高さが評価されています：
渓流はもちろん、バス釣りやエリアトラウト、海釣りなんかもこなせる一隻５丁くらいのロッド
この評価からもわかるように、60Sは究極の汎用性を追求したモデルと言えるでしょう。アジングにおいては、近距離戦や足元での縦の釣りに特に適していると考えられます。
ティップの特性については「やや先調子のドライなティップ」と表現されており、1g程度の小さなルアーも扱える繊細さを持ちつつ、ベリーはボトム操作ができる程度の張りがあるとされています。
この特性により、ワーミングとプラッキングの両方に対応できる絶妙な操作感を実現しているようです。アジングにおいては、ジグヘッド単体からスプリットショットリグ、小型プラグまで幅広いルアーに対応できる設計となっています。
Groovy 70Sがアジングで人気の理由
Groovy 70Sは、Groovyシリーズの中でもアジングベースのブランク設計を採用したモデルとして位置づけられています。このモデルが多くのアングラーから支持を受けている理由を詳しく分析してみましょう。
🌟 Groovy 70Sの設計特徴
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 設計コンセプト | アジングベース |
| ティップ | ソリッドティップ採用 |
| 適合ルアー | 1g未満〜7g |
| バット設計 | ライトゲーム以上のパワー |
| バランス | 縦さばき重視 |
ソリッドティップの採用により、バイト感知に優れた特性を実現しています。これは多くのアジング専用ロッドでも採用されている仕様で、微細なアタリを感知しやすくなっています。
一方で、バット部分については意図的にライトゲーム仕様にはせず、ライトゲームに現れるシーバスやロックフィッシュなどゲストに対応するパワーを維持している点が特徴的です。
実際の使用感について、詳細なインプレッションが報告されています：
手にとった時、最初はグリップの重さに違和感を感じましたが、慣れると特に問題はなさそう。ティップが柔らかいのでPEセッティングでのジグ単1.3gくらいからは実用域でしょうか。
出典：@FISHING-RED
この評価から、1.3g以上のジグヘッドが実用域であることがわかります。アジングにおいては、一般的によく使用される重量帯をカバーしており、実用性は十分と言えるでしょう。
また、PEセッティングでの使用が前提となっている点も重要です。多くのアジング専用ロッドがエステルライン対応を謳う中、ツララはPEラインでの使用を想定した設計となっています。これにより、飛距離の向上と不意の大型魚への対応力を両立しているのです。
縦さばきのロッドバランスについては、不意のバイトに対しても竿を立てやすく、アングラー優位なファイトを始めることができるとされています。これは、特にゲストフィッシュとのファイト時に大きなアドバンテージとなるでしょう。
Groovy 80Sはメバリング寄りの設計
Groovy 80Sは、メバリングベースのブランク設計を採用したモデルで、70Sとは明確に異なる特性を持っています。アジングでも使用可能ですが、どちらかというとメバルプラッキングを意識した設計となっています。
⚡ Groovy 80Sの主要特徴
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 設計ベース | メバリング |
| ティップ | チューブラーティップ |
| 適合ルアー | 1g〜10g |
| 得意分野 | 遠投＆ボトム感知 |
| 推奨ターゲット | メバル、アジ |
チューブラーティップの採用により、遠投した先でのルアー操作やボトム感知が得意なモデルとなっています。これは70Sのソリッドティップとは対照的な設計思想で、感度よりも操作性を重視したセッティングと言えるでしょう。
ルアー重量の上限が10gまで拡大されているのも特徴的です。これにより、アジングにおいてもキャロライナリグやメタルジグなどの重いルアーを使用したアプローチが可能になります。
実際の使用者からは、その飛距離性能が高く評価されています：
とにかく… 飛ぶーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️‼️でした 笑笑 3gクラスのシンペンなんかもうノンストレス。
この評価からもわかるように、80Sは飛距離を活かした攻めが得意なモデルと言えます。アジングにおいては、広範囲をサーチしたい場面や、沖のブレイクを狙いたい場面で威力を発揮するでしょう。
チューブラーティップの特性により、硬さが乗せ調子ほど柔らかくなく、かつ硬すぎることもないため、フッキングも楽とされています。パシッと強めのフッキングも可能で、スイープ気味にフッキングしても良く乗るという評価もあります。
アジングでの使用を考える場合、80Sはアクティブなスタイルに適していると言えるでしょう。感度を活かした繊細な釣りよりも、ルアーをアクティブに動かして魚を誘うスタイルにマッチしています。
ベイトモデル66C・76Cの可能性
Groovyシリーズには、スピニングモデルだけでなくベイトモデルも存在します。66Cと76Cという2つのモデルがラインナップされており、これらのアジングでの可能性についても考察してみましょう。
🎯 ベイトモデルの基本情報
| モデル | 全長 | 特徴 | 想定用途 |
|---|---|---|---|
| Groovy 66C | 6’6″ | ショートベイト | 近距離戦、精密性重視 |
| Groovy 76C | 7’6″ | ロングベイト | 遠投性能、パワーファイト |
ベイトタックルでのアジングは、一般的には上級者向けのテクニックとされています。しかし、近年はマイクロベイトフィネスの普及により、軽量ルアーでのベイトアジングも注目を集めています。
ツララのベイトモデルの場合、おそらく3g以上のルアーが実用域になると推測されます。これは一般的なアジングよりもやや重めですが、以下のようなシチュエーションでは有効かもしれません：
- 風が強い状況での精密なキャスト
- カバー周りでのアジング
- メタルジグを使用したリアクション系アジング
- キャロライナリグでの遠投アジング
ただし、これらの情報は推測の域を出ないため、実際の使用には十分な検証が必要でしょう。ベイトアジング自体が特殊なジャンルであることを考慮すると、初心者には推奨できない選択肢と言えます。
実際の使用者によるインプレッション分析
これまでに収集した情報の中から、実際の使用者によるリアルなインプレッションを分析してみましょう。これらの情報は、ツララのロッドでアジングを検討している方にとって貴重な判断材料となるはずです。
📊 使用者評価の傾向分析
| 評価項目 | ポジティブ評価 | ネガティブ評価 |
|---|---|---|
| 汎用性 | 非常に高い | 専門性に欠ける |
| パワー | 大型ゲスト対応 | オーバーパワー気味 |
| 飛距離 | 期待以上 | 重量のあるルアー前提 |
| 感度 | 実用レベル | 専用ロッドに劣る |
| 携帯性 | コンパクトで便利 | グリップ重い |
汎用性の高さについては、ほぼ全ての使用者が評価しています：
渓流はもちろん、バス釣りやエリアトラウト、海釣りなんかもこなせる一隻５丁くらいのロッド
この評価は複数のソースで確認でき、ツララの最大の魅力と言えるでしょう。
一方で、アジング専用性能については厳しい評価も見られます：
高感度で、ジグヘッドを繊細に操作して〜なんて事に特化した専用ロッドと比べると雲泥の差です。
これらの評価を総合すると、ツララのロッドは以下のような使用者に適していると判断できます：
✅ 適している使用者
- 一本のロッドで複数の釣りを楽しみたい
- ゲストフィッシュへの対応力を重視
- 掛け調子のアクティブなアジングを好む
- 携帯性を重視する釣行スタイル
❌ 不適な使用者
- アジング専門で極めたい
- 超軽量ジグヘッドを多用
- 感度を最重視
- 予算を抑えたい初心者
他メーカーとの比較と位置づけ
ツララのGroovyシリーズを正確に評価するため、他メーカーの類似製品との比較を行ってみましょう。
🔍 汎用ライトゲームロッド比較
| メーカー | シリーズ | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ツララ | Groovy | 3.5万円前後 | パワーファイト重視 |
| ヤマガブランクス | メビウス | 2.5-4万円 | バランス重視 |
| アピア | 風神 | 2-3万円 | 軽量・高感度 |
| テイルウォーク | SSD | 1.5-2.5万円 | コストパフォーマンス |
この比較から、ツララは独特のポジションを占めていることがわかります。価格帯は中級〜上級者向けですが、パワーファイト能力においては他メーカーを上回る可能性があります。
特に不意の大型魚への対応力という点では、ツララの設計思想が活かされています。多くのライトゲームロッドが軽量化と感度向上を追求する中、ツララは実戦での安心感を重視した設計を採用しているのです。
一方で、純粋なアジング性能を求める場合は、専用設計のロッドに軍配が上がるでしょう。例えば、34（サーティーフォー）やティクトなどのアジング専門メーカーの製品と比較すると、感度や操作性の面で劣る部分があるかもしれません。
まとめ：ツララでアジングを始める際の判断基準
最後に記事のポイントをまとめます。
- ツララのGroovyシリーズはアジング専用設計ではなく、汎用ライトゲームロッドとして開発されている
- 不意の大型魚への対応力が最大の特徴で、パワーファイト能力に優れる
- アジング専用ロッドと比較すると感度面では劣るが、実用レベルの性能は確保している
- 価格帯は中級者向けで、初心者のファーストロッドとしては高価な部類
- 60S、70S、80Sの3モデルがあり、それぞれ異なる特性を持つ
- 70Sがアジングベース設計で最もアジングに適している
- 80Sはメバリング寄りの設計で遠投性能に優れる
- PEライン使用を前提とした設計でエステルライン前提の専用ロッドとは思想が異なる
- グリップ脱着式により携帯性に優れ、電車釣行などに適している
- 一本で複数の釣りを楽しみたいアングラーには高いコストパフォーマンスを発揮する
- 掛け調子のアクティブなアジングスタイルに適している
- 超軽量ジグヘッド（0.3g以下）の操作には不向き
- ゲストフィッシュ（シーバス、チヌ、ロックフィッシュ）への対応力が高い
- デザインがクラシカルで渋く、所有満足度が高い
- アジング専門で極めたい場合は専用ロッドの方が適している
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- TULALA公式サイト Groovyシリーズ
- Yahoo!知恵袋 ツララのロッドを使ってアジングをしている人に質問
- TULALA公式ニュース ライトゲームの季節にGroovy
- TULALAオンラインストア Groovy 60S
- @FISHING-RED TULALA Groovy 70S インプレ
- 南信フィッシングガイドブログ グルーヴィー60sレビュー
- 我が生涯に釣り以外無し！！ スピニング復活！
- てきとーいーじー 続・パックロッド化継続中
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