「アジが沖にいるのは分かってるのに届かない…」そんな悩みを一発で解決してくれるのがフロートアジングです。ジグ単では届かない竿抜けポイントを攻められて、しかも表層からボトムまで自由自在にレンジをコントロールできる。でも実際に使ってみると「どうやって動かせばいいの?」「ただ巻くだけ?」と戸惑う方も多いはず。フロートアジングには独特のアクションやコツがあって、それを知ってるか知らないかで釣果が天と地ほど変わってきます。
この記事では、フロートアジングの基本的なアクションから応用テクニック、タックルセッティングまで徹底解説していきます。ただ巻き、トゥイッチ、リフト&フォール、ドリフトといった各種アクションの使い分けや、潮の流れへの同調方法、さらにはフロートの種類別の操作法まで網羅的にお伝えします。実際の釣り場で即実践できる内容に絞って、できるだけ分かりやすくまとめました。
この記事のポイント |
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✓ フロートアジングの基本アクション(ただ巻き・トゥイッチ・リフト&フォール・ドリフト)が理解できる |
✓ フロートの種類別の操作方法と使い分けが分かる |
✓ 効果的なリーリングスピードやレンジコントロールの方法が身につく |
✓ 仕掛けの作り方からタックルセッティングまで総合的に学べる |

フロートアジングの基本アクションと誘い方
- フロートアジングの基本アクションはただ巻き+ステイが最強
- トゥイッチやリフト&フォールも効果的なアクション
- フロートの種類によってアクションを使い分けること
- 潮の流れに乗せるドリフトが超有効
- リーリングスピードはデッドスロー~スローが基本
- 着水後のカウントダウンでレンジをコントロール
フロートアジングの基本アクションはただ巻き+ステイが最強
フロートアジングで最も基本となるアクションはただ巻き+ステイの組み合わせです。これが釣果を出す上で最も安定している方法と言えます。
具体的な操作方法としては、着水後にカウントダウンで任意のレンジまで沈めたら、ゆっくりとしたリトリーブを開始します。この時、張らず緩めずのテンションを保ちながら、一定のレンジをキープするイメージで巻いてきます。そして3秒~5秒ほどステイを入れる。この巻いては止める、巻いては止めるという動作の繰り返しがフロートアジングの基本パターンです。
フロートリグの操作方法として「張らず緩めずのテンションでリグまでのラインを一直線に保ち、任意のレンジに到達したらリトリーブを開始する」という基本が紹介されています。
ステイ中にアタリが出ることが非常に多いのがフロートアジングの特徴です。アジは漂っているワームに反応しやすく、特にプランクトンパターンの時はステイが効果的です。ラインテンションはかけたまま、フロートの重みを感じられる状態でステイすることで、アタリを取りやすくなります。
このただ巻き+ステイのアクションは、高活性時だけでなく渋い時にも有効です。時々リーリングを止めることでリグの浮き上がりを抑え、一定のレンジをキープしやすくなります。リグの浮き上がりや沈下はリトリーブスピードで調整できるので、状況に応じて微調整していきましょう。
📊 基本アクションの手順
ステップ | 操作内容 | ポイント |
---|---|---|
① キャスト | フロートを目標地点へキャスト | 着水直前にフェザリングでライン絡み防止 |
② カウント | 任意のレンジまで沈める | スプールエッジに指を添えてテンション保持 |
③ リトリーブ | ゆっくり巻く(3~5回転) | 張らず緩めずのテンションを意識 |
④ ステイ | 3~5秒止める | フロートの重みを感じながら待つ |
⑤ 繰り返し | ③と④を繰り返す | アタリはステイ中に多い |
注意点として、ロッドは常に45度くらいの角度を保つことが推奨されます。これは鋭くアワセを入れるためのポジションです。手前までしっかりと引いてくることも大切で、足元付近でアタリが出ることも珍しくありません。
トゥイッチやリフト&フォールも効果的なアクション
ただ巻き+ステイだけでなく、トゥイッチやリフト&フォールといったアクションも非常に効果的です。特にアジの活性が高い時や、ベイトフィッシュを追っている時には積極的に使いたいテクニックです。
トゥイッチのやり方は、任意のレンジに到達したらラインスラックを取り、ティップを2~3回鋭く弾くようにアクションさせます。その後、再びラインスラックを取り、ただ巻きか再度トゥイッチを入れます。このトゥイッチの頻度は魚の反応に応じて変えていくのがコツです。ジグ単よりもフロートの抵抗がかかる分、やや強めにアクションを入れる必要があります。
トゥイッチについては「任意のレンジに到達したらラインスラックを取り、鋭く2~3回ティップを弾くようにしてアクションさせる」という方法が解説されています。
リフト&フォールは特にシンキングタイプのフロートで有効です。任意のレンジに到達したらラインスラックを取り、上方向に2回ほど10cmずつ跳ね上げます。その後すぐにラインスラックを取ってテンションを掛けたままカーブフォールさせる。このリフトとフォールの繰り返しで縦方向の動きを演出できます。
これらのアクションは、ジグヘッドの移動方向がやや上向きになることを念頭に置く必要があります。フロートの方向に向かってラインが引かれるため、アクション後のフォールこそが最も食わせる瞬間になります。ロッド操作は控えめに行う方が良いでしょう。
✨ 各アクションの使い分け
- ただ巻き+ステイ:プランクトンパターン、渋い時、基本動作
- トゥイッチ:活性が高い時、ベイトを追っている時、リアクションバイト狙い
- リフト&フォール:シンキングタイプ使用時、縦の動きで誘いたい時、ボトム付近
フロートの種類によってアクションを使い分けること
フロートアジングで使用するフロートには大きく分けて**フローティングタイプ(浮くタイプ)とダイブタイプ(沈むタイプ)**の2種類があり、それぞれでアクションの付け方が変わってきます。
フローティングタイプは浮くタイプのフロートで、主に沖に浮いているアジを狙うための飛ばしウキです。表層から中層のレンジをゆっくり探るのに適しており、ただ巻きやステイが基本アクションになります。リトリーブ中にフロートが水面をゴトゴトと引いてしまう場合は、巻きすぎのサインです。
**ダイブタイプ(シンキングタイプ)**は沈むタイプのフロートで、中層からボトムを狙うための飛ばしウキです。フロートに取り付けるシンカーでフォールスピードの調整が可能で、リフト&フォールなど縦の釣りが効果的です。
📌 フロートタイプ別の特徴と推奨アクション
フロートタイプ | 特徴 | 適したレンジ | 推奨アクション |
---|---|---|---|
フローティング | 浮くタイプ | 表層~中層 | ただ巻き+ステイ、ドリフト |
ダイブ(シンキング) | 沈むタイプ | 中層~ボトム | リフト&フォール、スローリトリーブ |
スローシンキング | ゆっくり沈むタイプ | 全レンジ対応 | 万能的に使える |
フロートの種類に応じてジグヘッドの重さも調整する必要があります。フローティングタイプの場合、ジグヘッドが軽すぎると下降しない可能性があるため、0.4g~0.5g程度を基準とするのが良いでしょう。逆にダイブタイプの場合は、フロートが先行で沈下していくため、0.2g~0.4gの軽めのジグヘッドでもフワっとした動きを演出できます。
実際の釣り場では、まずフローティングタイプから始めて反応がなければダイブタイプに切り替える、という使い分けをすると効率的です。潮の流れが速い場合はダイブタイプ、通常時はフローティングタイプを使うという判断基準もあります。
潮の流れに乗せるドリフトが超有効
フロートアジングの大きな利点の一つが**ドリフト(流し釣り)**ができることです。ウキ釣りのように、フロートを潮の流れに乗せて漂わせることで、自然にアジの回遊ルートへワームを送り込めます。
ドリフトのやり方は、まず潮がどちらに流れているかを確認し、潮上へキャストします。着水後、糸ふけを巻き取りラインが張った状態で3~5秒待ってからリトリーブ。フロートの重みを感じたらまたラインを張った状態で3~5秒待つ。この張っては緩めての状態を意識しながら、時々フロートの位置確認を行うためにロッドを上に2回アクションする感じで動かします。
ドリフトについては「投げてそのままフロートを放置。流れの先にある狙いのポイントまで来たら誘う」という方法が有効と紹介されています。
このドリフトの釣りはジグ単やキャロでは実現が難しく、フロートリグだからこそできる釣法です。特に潮が速い河口やワンドなどでは、ベイトが流れに乗って移動するため、それを追うアジに対して非常に効果的なアプローチとなります。
🌊 効果的なドリフトのポイント
- 潮の流れを読む:まずは潮がどちらに流れているかを確認
- 潮上へキャスト:流れの上流側に投げる
- テンションキープ:完全にフリーにせず、軽くテンションをかけたまま
- ロッドワーク:時々軽くアクションを入れてアピール
- 位置確認:フロートがどこにあるか常に把握
ドリフト中にアタリが出た場合、肘と手首を体側に引くイメージでアワセを入れます。完全にフリーでフォールさせてしまうとフォール姿勢が安定せず、アタリを感じることすらできなくなるため、ラインテンションを完全に抜かないことが重要です。
リーリングスピードはデッドスロー~スローが基本
フロートアジングにおけるリーリングスピードは、デッドスロー~スローが基本です。これはジグ単の釣りよりもさらにゆっくりとした巻きを意識する必要があります。
フロート特有の現象として、ウキ自体の水の抵抗が大きく、潮が流れていると非常に流されやすいという特性があります。そのため、普通に巻いているつもりが実際は想像以上に速く動いてしまうことがあります。「巻きが重い」「投げた場所と違う方向から帰ってくる」と感じた時は、いつもよりゆっくり巻くように心がけましょう。
リーリングスピードについて「フロートは水の抵抗が大きく、潮が流れていると流されやすい。普通に巻いているつもりが実際は想像以上に速く動いてしまう」という注意点が指摘されています。
具体的なリーリングスピードの目安としては、ジグヘッドの沈降速度よりもリトリーブ速度が速い場合は基本の状態のタナをキープしながら水平移動します。デッドスローやスーパーデッドスローでリトリーブした場合、ラインテンションを保ったままの状態でステイすれば、ジグヘッドはゆっくりと下降しながら前方移動します。
⚙️ リーリングスピードによる効果の違い
巻き速度 | ジグヘッドの動き | 適した状況 |
---|---|---|
デッドスロー | ゆっくり下降しながら前進 | 渋い時、プランクトンパターン |
スロー | レンジキープしながら前進 | 通常時、高活性時以外 |
ミディアム | やや浮き上がりながら前進 | 高活性時 |
ファスト | 浮き上がる | リアクションバイト狙い |
この下降するスピードはリーリング速度とジグヘッドの重量で変わります。基本的に、ジグヘッドが重くなれば速く下降し、リーリング速度が遅くなるほど真下に向いて下降するようになります。このバランスでアジのいるタナを自由に探ることができます。
着水後のカウントダウンでレンジをコントロール
フロートアジングではカウントダウンによるレンジコントロールが非常に重要です。着水後にどのくらい沈めるかで、狙うレンジを自在に調整できるのがフロートアジングの強みです。
基本的な手順としては、キャスト後に余分なラインを巻き取り、張った状態を保ちながらカウントダウンを始めます。5秒、10秒、15秒…と段階的にカウントを変えながら、どのレンジにアジがいるのかを探っていきます。スプールエッジに指を添えてラインの放出量を調節するとテンションを保ちやすくなります。
ダイブタイプのフロートを使用する場合、着底の確認が重要になります。キャスト後、余りのラインを巻き取って張った状態でリールのベールを返し、手でラインを持ちながらゆっくり出してフロートを送り込んでいきます。潮が速い場合、フロートが左右前後に流れる場合があるため、必ずどちらに流れているのかも確認しながら送り込みましょう。
🎯 レンジコントロールの実践例
1投目:カウント5秒(表層付近)→ 反応なし
2投目:カウント10秒(中層)→ 反応なし
3投目:カウント15秒(やや深め)→ アタリあり!
このように段階的に探ることで、その日のアジがいるレンジを特定できます。一度当たりレンジが分かれば、そのカウント数を基準に釣りを組み立てていけば効率的です。
ただし、カウント中もラインテンションは抜かないことが大切です。完全にフリーにしてしまうと、着底やアタリが分からなくなってしまいます。常にフロートやジグヘッドの重みを感じながら、情報を得ることを意識しましょう。
フロートアジングで釣果を伸ばす実践テクニック
- フロートアジングの仕掛けは3つのタイプがある
- おすすめのフロートは10g前後のフローティングタイプ
- ジグヘッドは0.4g~1.0gを使い分ける
- ワームはピンテールやストレート系が定番
- サーフや河口ではフロートアジングが特に有効
- 遠投できることがフロートアジング最大のメリット
- まとめ:フロートアジングのアクションと釣り方の総括
フロートアジングの仕掛けは3つのタイプがある
フロートアジングの仕掛けには主に3つのタイプがあり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。使いやすさや釣り場の状況に応じて選択しましょう。
**①ワンタッチタイプ(固定式)**は、ジグヘッドの上40~80cm程度の位置にパチッと取り付けるだけの簡単な仕掛けです。シマノのソアレタイディなどが代表例で、すぐに取り付けができ、付け替えも可能なため手軽さが魅力です。ただし、フロートがラインに固定されるため、魚が食った時に少し違和感を与えてしまうリスクがあります。
②中通しタイプ(誘導式)は、ウキに穴が空いているタイプで、その中を糸が通る誘導式の仕掛けです。作るのに若干時間がかかりますが、ウキの中を糸が通っている誘導式タイプなので食い込みが良く違和感も与えづらいのが特徴です。渋い時やアフターのメバル、アジなどにおすすめとされています。
仕掛けのタイプについて「ウキ止めゴムが小さすぎるとフロートの穴に詰まって誘導式のメリットが消えるので、穴より少し大き目が良い」というアドバイスがあります。
**③直結びタイプ(Fシステム)**は、リーダーの切れ端にフロートを取り付ける画期的なタイプです。中通しタイプより簡単に作れて、ワンタッチ固定式よりリーダーに遊びが生まれるので食い込みも良い、バランスの取れた仕掛けです。アルカジックジャパンのシャローフリークなどが代表的です。
🔧 仕掛けタイプ別の比較表
タイプ | 作りやすさ | 食い込み | 向いている状況 | 代表製品 |
---|---|---|---|---|
ワンタッチ | ★★★ | ★☆☆ | すぐに使いたい時、初心者 | ソアレタイディ |
中通し | ★☆☆ | ★★★ | 渋い時、警戒心が高い時 | ぶっ飛びRocker |
直結び | ★★☆ | ★★☆ | バランス重視、汎用性 | シャローフリーク |
初心者の方はまずワンタッチタイプから始めて、慣れてきたら直結びタイプやFシステムに移行するのがおすすめです。釣果を追求するなら、最終的には誘導式の中通しタイプをマスターすると良いでしょう。
おすすめのフロートは10g前後のフローティングタイプ
フロートアジングを始めるなら、まずは10g前後のフローティングタイプから揃えることをおすすめします。このウェイトとタイプが最も汎用性が高く、様々なシチュエーションで使いやすいからです。
10gという重さは、アジングロッドでも扱いやすく、かつ十分な飛距離を確保できるちょうど良いバランスです。軽すぎると風の影響を受けやすく、重すぎるとロッドへの負担が大きくなったり、アジに警戒心を与えたりします。実際、多くのフロートアジング愛好家が10g~15g程度を中心に使用しています。
おすすめのフロート製品をいくつか挙げると:
- アルカジックジャパン シャローフリーク:10.5gのフローティングタイプ。コストパフォーマンスに優れ、初心者にも扱いやすい
- アルカジックジャパン シャローフリークエクスパンダ:飛距離重視モデル。遠投性能が抜群で竿抜けポイントを狙える
- TICT Mフロート:定番中の定番。多くのアングラーが信頼する実績モデル
- シマノ ソアレウルトラシュート:圧倒的飛距離が魅力。ARC搭載でどのフロートよりも飛ぶ
🎣 フロート選びのチェックポイント
- 重さ:10g~15gが汎用的(初心者は10g前後から)
- タイプ:まずはフローティングタイプ
- カラー:視認性の良いホワイトグロー系
- 価格:500円~700円程度が相場
また、フロートのフォール速度はガン玉で調整できます。メインラインとフロートの間のリーダー部分にガン玉(B程度)を打つことで、沈下速度を調整できます。この場合、フロートはフローティングタイプではなく、スローシンキング程度のものを使うと調整がしやすいでしょう。
ジグヘッドは0.4g~1.0gを使い分ける
フロートアジングで使用するジグヘッドは0.4gを基準として考え、状況に応じて0.2g~1.0gの範囲で使い分けるのが効果的です。
0.4gがベースとなる理由は、シャローエリアでフローティングタイプのフロートを使用する場合、この重さが表層から少し下のレンジをサーチするのに最適だからです。水深があるエリアでダイブタイプのフロートを使う場合も、0.4gのジグヘッドならフロートが先行で沈下していくため、ジグヘッドが浮き上がっている状態になり、フワっとした動きを演出できます。
ジグヘッドの重量について「0.4gを基準として考え、状況に応じて0.2g~1.0gの範囲で使い分ける」という指針が示されています。
具体的な使い分けとしては:
0.2g~0.4g(軽量):
- 渋い時や低活性時
- プランクトンパターン
- 表層を漂わせたい時
- フォールスピードを遅くしたい時
0.5g~0.8g(標準):
- 通常時の基本的な重さ
- 適度なフォール速度が欲しい時
- 風が少しある時
0.9g~1.0g以上(重め):
- 潮が速い時
- ボトムを狙いたい時
- リアクションバイトを狙う時
- 風が強い時
⚖️ ジグヘッド重量選択のフローチャート
シャローエリア?
↓ YES → フローティング+0.4g
↓ NO
水深がある?
↓ YES → ダイビング+0.4g
↓
反応がない?
↓ YES → 0.2gに軽くする or 1.0gに重くする
注意点として、重すぎるジグヘッドはNGです。ただでさえフロートが抵抗になり食い込みが悪いのに、ジグヘッドが重ければ余計に食いにくくなります。全般的に扱いやすいのは0.2~0.5g程度で、まずはこの範囲から試していくのが良いでしょう。
ワームはピンテールやストレート系が定番
フロートアジングで使用するワームは、ピンテールやストレート系が定番となっています。これらのワームはフロートのゆっくりとした動きにマッチし、アジに自然なアピールができます。
おすすめのワームとして具体的には:
ピンテール系:
- ジャクソン「ピピリング1.6インチ」:エビ・アミ類をイミテートしたファットボディーが特長。潮流に同調させて使用
- ジャクソン「ピピロング2.0インチ」:小型多毛類やベイトを模したワーム。活性の高いアジに有効
ストレート系:
- エコギア「アジ職人 ソフトサンスン3インチ」:マイクロベイトパターンに最適
- ケイテック「イージーシェイカー2.5~3インチ」:太めのボディで空気抵抗があり飛距離も出やすい
ワーム選びについて「イージーシェイカーは最終兵器として一つ持っておいて損は無い。アジングに限らず他魚種にも最強ワーム」という評価があります。
フロートリグの場合、止めた時などワームは非常にゆっくり泳ぎます。そのため、できるだけ柔らかい素材を選ぶのがポイントです。硬い素材よりも柔らかい素材の方が、わずかな水流でも自然に動いてくれます。
🐛 ワームサイズの使い分け
ワームサイズ | 対象アジサイズ | パターン |
---|---|---|
1.6~2.0インチ | 豆~小アジ(~20cm) | プランクトン |
2.5~3.0インチ | 中~大アジ(20cm~) | マイクロベイト |
3.5インチ以上 | 尺超え狙い | 小魚パターン |
カラー選択も重要で、昼間はケイムラカラーやラメカラー、クリア(透明)、夜はピンクやチャート系などの視認性の高いカラーが効果的とされています。状況に応じて複数カラーを用意しておくことをおすすめします。
サーフや河口ではフロートアジングが特に有効
フロートアジングが特に威力を発揮するのがサーフ(砂浜)や河口といったオープンなエリアです。これらの場所では、ジグ単では届かない距離に良型アジがいることが多く、フロートの遠投性能が活きてきます。
サーフアジングでは、シャローエリアが続くポイントが理想的です。遠浅のサーフでは、フローティングタイプのフロートを使い、表層から中層を丁寧に探ることで釣果が期待できます。特に河口であれば出口付近の波が立つ場所や、ワンドになっている場所が好ポイントです。
河口付近では、河口に寄ってくるベイトを目当てに河口出口の波打ち際までアジが寄ってきます。波打ち際の流れの強い場所にワームを流し込み、流れに合わせて漂わせることでアジが喰ってくることが多いです。
サーフアジングについて「飛距離は二の次、手前の波打ち際でのヒット率が高い」という重要な指摘があります。
🏖️ サーフ・河口での攻略ポイント
- 狙うべき場所:河口出口、ワンド、波打ち際のブレイク
- 時間帯:日が暮れる直前~夜中、夜明け前
- 潮回り:干潮からの上げ潮タイミング
- アクション:流れに乗せるドリフト、ステイ重視
- 飛距離:遠投よりも手前を丁寧に探る
意外なことに、サーフアジングでは飛距離よりも手前の波打ち際を丁寧に探ることが重要です。「え?こんなところでヒットするの?」と思うほど近い場所でヒットすることも多いため、手前の波打ち際などはすぐに回収せず、集中して巻いてくることをおすすめします。
サーフでは40cm以上のギガアジサイズも狙えるため、ドラグを緩めに設定し、強引なやり取りは避けて慎重にランディングすることが大切です。口切れによるバラシを防ぐため、縦や横に激しく走られても同じ方向にロッドを倒してうまくいなしましょう。
遠投できることがフロートアジング最大のメリット
フロートアジング最大のメリットは何と言っても圧倒的な遠投性能です。ジグ単では到底届かない距離、具体的には50m~80m先のポイントまで届かせることができ、これによって竿抜けポイントを攻略できます。
ジグ単でもウエイトを重くすれば飛距離は出せますが、2.5gや3.0gを使ってもせいぜい30m~40m程度が限界でしょう。それに対してフロートなら、10g~15gのフロートを使うことで確実に50m以上は飛ばせます。エクスパンダなどの遠投特化モデルなら、条件が良ければ70m~80m先まで届くこともあります。
遠投について「普通にキャストするだけで50mは飛ぶため、竿抜けポイントへ楽に飛ばせる」という実用的な情報があります。
遠投できることのメリットは単に距離だけではありません:
✈️ 遠投がもたらすメリット
- 竿抜けポイントを攻略:他のアングラーが攻めきれていないフレッシュなエリア
- 沖のストラクチャーを狙える:沖にある潮目、ブレイク、根などの変化
- プレッシャーの低い魚:人的プレッシャーが少なく警戒心の低いアジ
- 大型が期待できる:沖には良型が回遊していることが多い
- 広範囲をサーチ:効率的に広いエリアを探れる
ただし、飛距離を出すためにはキャストテクニックも重要です。フロートはジグ単よりも重いため、ゆっくりと竿を振りかぶり、ロッドの元ガイド(一番下のガイド)にフロートが来るようにたらしを取ります。そして手首の返しでゆっくりキャストを行うことで、ロッドへの負担を減らしつつ飛距離を稼げます。
フロートのキャストはペンデュラムキャスト(振り子投げ)が基本で、力任せに投げるのではなく、竿のしなりを活かして投げるイメージです。これをマスターすれば、驚くほどの飛距離を出せるようになります。
まとめ:フロートアジングのアクションと釣り方の総括
最後に記事のポイントをまとめます。
- フロートアジングの基本アクションは「ただ巻き+ステイ」で、3~5秒のステイ中にアタリが多い
- トゥイッチやリフト&フォールといった縦の動きも効果的で、アジの活性に応じて使い分ける
- フロートにはフローティングタイプとダイブタイプがあり、それぞれで適したアクションが異なる
- ドリフト(流し釣り)がフロートアジングの真骨頂で、潮の流れに乗せて自然にアピールできる
- リーリングスピードはデッドスロー~スローが基本で、速すぎると見切られる
- カウントダウンで段階的にレンジを探り、当たりレンジを特定することが釣果の鍵
- フロートの仕掛けはワンタッチ・中通し・直結びの3タイプがあり、それぞれに特徴がある
- おすすめフロートは10g前後のフローティングタイプで、初心者はこれから始めるべき
- ジグヘッドは0.4gを基準に、0.2g~1.0gの範囲で状況に応じて使い分ける
- ワームはピンテールやストレート系が定番で、2.5~3インチが使いやすい
- サーフや河口ではフロートアジングが特に有効で、手前の波打ち際を丁寧に探ることが重要
- 遠投できることがフロート最大のメリットで、50m以上先の竿抜けポイントを攻略できる
- キャストはペンデュラムキャストが基本で、ロッドのしなりを活かして投げる
- ラインテンションは常に意識し、完全にフリーにしないことでアタリを取りやすくなる
- フロートの種類、ジグヘッドの重さ、ワームのサイズを状況に応じて変えることが釣果アップの秘訣
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 【アジング】フロートリグの操作方法│ただ巻き・トゥイッチ・リフトアンドフォールについて解説
- フロートリグを習得し更なるアジングの高みへ
- 沖の表層アジを狙い撃ち!フロートアジングのキャスト、アクションのコツを解説
- 【フロートリグ大全】作り方から使い方のコツまで徹底解説!アジング&メバリングアングラー必見です
- サーフアジングの仕掛けと釣るためのコツをまとめ
- フロートでのアジングを現場で学んでみた
- 【ブルーカレントⅢ78】ライトゲーム万能ロッドでアジングとメバリングをした感想
- シャローエリアにおけるのフロートアジング アジング素人でも初釣果のコツとは?
- はじめてのフロートアジング入門【遠投で数&デカアジ・両方が狙える】
- アジングを昼間に楽しむ!デイアジングで無双するための攻略法を公開!
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