「出張先でちょっと釣りがしたい」「荷物を減らして身軽に釣行したい」そんな釣り人の願いを叶えてくれるのが、アルファタックルのトラギアポケビッツです。仕舞寸法22.5cm〜27.5cmという驚異的なコンパクトさを実現したこのロッドですが、アジングのような繊細な釣りに本当に使えるのでしょうか。
ネット上では「折れやすい」「硬すぎる」といった声もある一方で、実際にシーバスやバスを釣り上げた報告も多数見られます。今回は、各種インプレ情報や製品スペックを徹底的に調査し、ポケビッツのアジング適性について詳しく解説していきます。購入を検討している方はもちろん、すでに持っている方にも役立つ情報をお届けします。
この記事のポイント |
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✅ ポケビッツでアジングは実用レベルで可能 |
✅ ULモデルが2021年のリニューアルで追加された |
✅ 継数が多いが意外と強度は高い |
✅ 通常のロッドより硬めの設定なので注意が必要 |
ポケビッツでアジングを始める前に知っておきたい基礎知識
- ポケビッツでアジングは十分可能という結論
- アジング向けおすすめモデルは50UL/55UL/60UL
- 最大の魅力は仕舞寸法22.5cm〜27.5cmの携帯性
- 振出ロッドながら本格的なベンドカーブを実現
- 価格帯は8,500円〜10,500円とコスパ良好
- トラウトからバスまで多様な釣りに対応
ポケビッツでアジングは十分可能という結論
結論から言えば、ポケビッツはアジングに十分使用可能なロッドです。2021年のフルモデルチェンジで、従来の4機種から10機種へと大幅に拡充され、特にUL(ウルトラライト)クラスが新たに追加されたことで、アジングのような軽量リグを扱う釣りへの対応力が格段に向上しました。
メーカー公式サイトによれば、ポケビッツの対応魚種として「アジ・メバル・カサゴ」などのライトゲームターゲットが明記されており、特に50UL、55UL、60UL、63ULの4モデルがアジングに適したスペックとなっています。ルアーウェイトは2〜5gで、一般的なジグヘッド+ワームの重量にしっかり対応しています。
実際の使用レポートを見ても、多くのアングラーがポケビッツでアジングを楽しんでいることが確認できます。ただし、通常の2ピースロッドとは異なる特性があるため、その点を理解した上で使用することが重要です。おそらく最も重要なのは、このロッドの真価は「携帯性と実用性のバランス」にあるという点でしょう。
アジング向けおすすめモデルは50UL/55UL/60UL
🎣 アジング向けポケビッツモデル比較表
モデル | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | ルアー | 推奨用途 |
---|---|---|---|---|---|---|
50UL | 5.0ft (152cm) | 10本 | 22.5cm | 70g | 2-5g | 近距離ジグ単・豆アジ |
55UL | 5.5ft (167cm) | 11本 | 22.5cm | 73g | 2-5g | オールラウンド |
60UL | 6.0ft (183cm) | 10本 | 26.0cm | 75g | 2-5g | 飛距離重視・堤防 |
63UL | 6.3ft (191cm) | 10本 | 27.5cm | 77g | 2-5g | 遠投・広範囲サーチ |
アジング初心者から中級者まで幅広くおすすめできるのが60ULです。6フィートという長さは、アジングロッドとして標準的なレングスであり、取り回しと飛距離のバランスが良好です。仕舞寸法26cmでも十分コンパクトで、一般的なバックパックに余裕で収納できます。
50ULは最もコンパクトな仕舞寸法22.5cmを実現しており、まさにポケットサイズ。ただし5フィートという短さは、飛距離や操作性の面でやや制約があります。ポイントが近い漁港や小規模な堤防での使用に向いているでしょう。継数が10本と他のモデルより1本少ないのも特徴です。
55ULは50ULと60ULの中間的な存在ですが、継数が11本と最も多くなっています。これは仕舞寸法22.5cmを維持しながら長さを確保するための設計と推測されます。バランス型を求める方には良い選択肢かもしれません。
63ULは6.3フィートとアジングロッドとしてはやや長めで、遠投性能を重視する方向けです。ただし仕舞寸法が27.5cmとなり、ポケビッツの最大の魅力である「超コンパクト性」がやや薄れる点は考慮すべきでしょう。広い港湾部や外海に面した堤防でのアジングを想定するなら選択肢に入ります。
最大の魅力は仕舞寸法22.5cm〜27.5cmの携帯性
ポケビッツ最大の特徴は、何と言ってもその驚異的なコンパクトさです。500mlのペットボトルとほぼ同じサイズに収納できるため、通勤カバンやバックパックの隙間に忍ばせておくことができます。これは従来の4ピースロッド(仕舞寸法40〜60cm程度が一般的)とは比較にならないレベルの携帯性です。
「仕舞寸法わずか22.5cmの究極のモバイル振出しパックロッドの5ft(152cm)ウルトラライトロッドで、なんと64cmのシーバスが釣れちゃったのよ!」
このような実釣レポートからも、コンパクトさが単なる携帯性だけでなく、実用性も兼ね備えていることが分かります。
📦 携帯性のメリット一覧
- ✅ 電車通勤でも持ち運べる:通勤カバンに入るため、仕事帰りに釣行可能
- ✅ 飛行機の機内持ち込みサイズ:旅行先でも釣りを楽しめる
- ✅ バイク・自転車での釣行が楽:積載スペースを取らない
- ✅ 複数本持ち歩ける:違う番手を用意してもかさばらない
- ✅ 収納場所に困らない:自宅の引き出しにも収まる
付属の専用ソフトケースにはカラビナが付いており、バッグやベルトに取り付けて持ち歩くことも可能です。リールを装着したまま収納できる設計になっているため、釣り場での準備時間も短縮できます。一般的には、ここまでコンパクトなロッドは強度や性能面で妥協が必要とされてきましたが、ポケビッツは技術の進歩によってその常識を覆しつつあります。
振出ロッドながら本格的なベンドカーブを実現
10〜11本継という超多継数のロッドでありながら、ポケビッツはスムーズなベンドカーブを描くことで知られています。これは2021年のリニューアルで大幅に改善された点であり、旧モデルとの最も大きな違いと言えるでしょう。
「継数が10本もあるコンパクト振出し竿とは思えないアクションカーブを描いていませんか?『いやぁ〜いいですね!実に素晴らしい♬』これだけ軽量でウルトラライトなモバイルロッドで、こんなに良い仕事をしてくれるのは、エイテック(メーカー)さんのやる気が感じられます。」
従来の振出ロッドは、継ぎ目が多いことで「カクカクした曲がり」になりがちでした。これはロッドの性能を大きく損なう要因となります。しかしポケビッツは、ガイドセッティングの最適化により、この問題をかなりの程度克服しています。
⚙️ スムーズな曲がりを実現する技術
リニューアルモデルでは、ガイド数が増やされ、各ガイドの位置が綿密に計算されています。これによって、魚が掛かった際のロッド全体への負荷分散が改善され、特定の継ぎ目に負担が集中することを防いでいます。ルアーマガジンソルトの記事でも「30g負荷で先調子であることがわかる。200g負荷ではバット付近まで曲がる」と評価されており、アジングで想定される負荷に対して適切に曲がることが確認されています。
ただし、一般的な2ピースロッドと完全に同じ性能を期待するのは難しいかもしれません。継ぎ目が多い分、わずかな感度の低下は避けられない可能性があります。しかし、アジングにおいて致命的なレベルではなく、むしろ「この携帯性でこれだけ釣れるなら十分」と感じるアングラーが多いようです。
価格帯は8,500円〜10,500円とコスパ良好
ポケビッツULシリーズの価格は、50ULが8,500円、55ULが9,000円、60ULが9,500円、63ULが10,000円(すべてメーカー希望小売価格・税抜)となっています。実売価格はこれより若干安くなることが一般的です。
💰 価格帯別パックロッド比較
価格帯 | 製品例 | 特徴 |
---|---|---|
〜5,000円 | ソルフィエスタ ディバイド、プロックス モバトラ | 入門向け、機能は限定的 |
5,000〜10,000円 | ポケビッツ、メジャークラフト ソルパラ | コスパ良好、実用十分 |
10,000〜20,000円 | ダイワ モバイルパック、アブガルシア | 中級者向け、性能重視 |
20,000円〜 | ダイワ 月下美人MX、34 アドバンスメント | 上級者向け、高性能 |
この価格帯で10〜11本継の振出ロッドとしては、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。特に富士工業製のガイドとリールシートを採用している点は評価できるポイントです。安価なロッドでは中国製の汎用パーツが使われることも多い中、信頼性の高い国内メーカー製パーツを使用していることは、長期使用を考えると大きなメリットです。
ただし、本格的なアジング専用ロッドと比較すると、感度や操作性では及ばない部分もあるかもしれません。例えば、月下美人MXモバイル(実売2万円前後)はメガトップやチタンフレームガイドなど高級パーツを採用しており、性能面では上回ります。しかし、ポケビッツは「必要十分な性能を持ちながら、圧倒的な携帯性を実現した」という点で独自の価値があります。
トラウトからバスまで多様な釣りに対応
ポケビッツの大きな特徴の一つが、マルチに使える汎用性の高さです。メーカーが想定している対象魚種を見ると、アジングだけでなく実に幅広い釣りに対応していることが分かります。
🐟 対象魚種マトリクス(ULモデル)
釣り方 | 対応度 | 備考 |
---|---|---|
トラウト | ◎ | 本来の主要ターゲット |
アジング | ◎ | ジグ単メインに最適 |
メバリング | ◎ | 軽量リグに対応 |
バス(小型) | ○ | 〜30cm程度なら問題なし |
ハゼ釣り | ◎ | 軽快な操作性が活きる |
ワカサギ | ◎ | 穂先の感度も十分 |
サビキ釣り | ○ | 遠投は不向き |
実際の使用レポートを見ると、64cmのシーバスを釣り上げた事例もあり、想定以上の強度を持っていることが分かります。もちろん、これは推奨される使い方ではありませんが、緊急時やサプライズで大物が掛かった場合でも対応できる余力があるということです。
この汎用性の高さは、旅行や出張に持っていく際に大きなメリットとなります。「アジングのつもりで持っていったけど、現地でバス釣りもできた」「ワカサギ釣りにも転用できた」といった使い方が可能です。おそらく、専用ロッドを複数本持ち歩くよりも、ポケビッツ1本で様々な釣りに対応する方が、荷物も減り身軽に動けるでしょう。
ただし、各釣りジャンルの専用ロッドと比較すれば、当然ながら専用設計には及びません。あくまで「携帯性を最優先しつつ、実用レベルの性能を確保した」というコンセプトのロッドであることを理解しておく必要があります。
ポケビッツでアジングをする際に知っておくべき重要ポイント
- ロッドパワー表記は通常より硬めの設定になっている
- 継数が多いので取り扱いには注意が必要
- 軽量ジグヘッド(0.5〜3g)への対応は問題なし
- 遠投性能は短めのロッドなので限定的
- 大物が掛かっても意外と対応できる強さがある
- パーツ交換が可能で修理費用が抑えられる
- まとめ:ポケビッツでアジングを楽しむためのポイント
ロッドパワー表記は通常より硬めの設定になっている
ポケビッツを選ぶ際に最も注意すべき点は、表記されているパワーよりも実際は硬めという特性です。これは多くのユーザーレビューで指摘されている共通点で、購入前に必ず理解しておくべきポイントです。
「ポケビッツはかなり硬い奴です。笑 表記ではULで2〜5g、Lで3〜7g、MLで3〜10gですが…触った感じもっと重いのも投げれそう。Lでも伸ばして振っても、しならないくらいの硬さ。LはMLくらい、MLはMくらいの硬さだと思えば良いかなと…。」
この硬めの設定には理由があります。振出ロッドは構造上、継ぎ目部分が重なることでブランクスが太くなり、必然的に硬くなる傾向があります。また、多継数ロッドの耐久性を確保するため、やや硬めに設計されている可能性も推測されます。
🎯 パワー選択の目安
- 0.5〜2gのジグヘッド中心 → 50UL/55UL(最も柔らかいモデルでも硬め)
- 1〜3gのジグヘッド中心 → 60UL/63UL(標準的なアジング)
- 3〜5gのキャロ・メタルジグ → 55L以上(遠投重視)
一般的なアジングロッドでは、ULクラスは非常に柔らかく繊細な設計ですが、ポケビッツのULは「通常のLクラス相当」と考えた方が良いかもしれません。これは決して欠点ではなく、むしろ適度な張りがあることで、ルアーをキビキビと操作でき、フッキングの際にも力が入りやすいというメリットもあります。
初めてポケビッツを使う方は、店頭で実際に曲げてみることを強くおすすめします。オンライン購入の場合は、普段使っているロッドよりワンランク柔らかいモデルを選ぶのが無難でしょう。
継数が多いので取り扱いには注意が必要
10〜11本継という超多継数のロッドは、取り扱いに慣れが必要です。特に初めて使用する際には、いくつかの注意点を押さえておくことで、トラブルを避けることができます。
⚠️ 取り扱い上の注意点チェックリスト
- ✅ 伸ばす順序:先端から順に引き出し、各セクションが確実にロックされたか確認
- ✅ ガイドの向き:全てのガイドが一直線上に並んでいるか確認
- ✅ 継ぎ目の緩み:使用中に継ぎ目が緩んでいないか定期的にチェック
- ✅ 仕舞う順序:元竿側から順に収納(逆にすると破損リスク大)
- ✅ 力の入れ方:継ぎ目部分を無理に曲げない
ネット上では「折れやすい」という声も見られますが、多くの場合は使用方法に問題があることがほとんどのようです。特に多いトラブルが以下の3つです。
🔴 よくある破損パターン
- 根掛かりで煽ってしまう:振出ロッドで根掛かりを竿で外そうとするのは厳禁
- 竿を90度以上立ててしまう:魚とのやり取りで竿を立てすぎると継ぎ目に負担集中
- ティップへの糸絡み(首吊り):キャスト時にガイドに糸が絡んで穂先が折れる
「竿先10cm以内の破損は糸絡みが原因。ポケビッツは穂先にソリッドを使用しているモデルもあるため、慣れないと絡みやすいと言えるかもしれません。」
ただし、適切に扱えば想像以上に丈夫です。実際に64cmのシーバスを釣り上げた事例もあり、「扱いさえ間違えなければ、必要十分な強度がある」という評価が妥当でしょう。一般的には、振出ロッドは2ピースロッドより弱いとされますが、技術の進歩により、実用上問題ないレベルまで改善されています。
軽量ジグヘッド(0.5〜3g)への対応は問題なし
アジングで最もよく使われる1〜2g前後のジグヘッド+ワームの組み合わせについては、ポケビッツULシリーズで問題なく対応可能です。ルアーウェイトの下限が2gとなっていますが、実際には0.5gクラスでも十分キャストできるという報告が複数見られます。
「30g負荷で先調子であることがわかる。200g負荷ではバット付近まで曲がるが、尺アジでも重量は200g程度。通常のアジングならパワー的に問題なしだ。何より1万円を切る価格の10本継の振り出しで、この曲線。ロッドとして十分機能するはずだ。」
ティップはソリッドタイプが採用されており、軽量リグでもしっかりとウェイトを感じながらキャストできます。チューブラーティップと比較すると、ややもっさりした感触になるかもしれませんが、これはアジングにおいては必ずしもデメリットではありません。ソリッドティップの方が食い込みが良く、バラシにくいというメリットもあります。
📊 ジグヘッドウェイト別適性
ウェイト | 50UL/55UL | 60UL/63UL | 備考 |
---|---|---|---|
0.5〜1g | ○ | △ | 軽すぎるとキャストしにくい |
1〜2g | ◎ | ◎ | 最も使いやすい範囲 |
2〜3g | ◎ | ◎ | 標準的なジグ単 |
3〜5g | ○ | ◎ | やや重めのジグヘッド |
5g〜 | △ | ○ | キャロやメタルジグ向け |
アジングでは風が強い日や潮が速い日には、やや重めのジグヘッド(2.5〜3g)を使うこともあります。ポケビッツは前述の通り硬めの設定なので、このような重めのリグにも対応しやすいという利点があります。逆に言えば、超軽量リグ(0.3〜0.8g)を繊細に扱いたい場合は、専用のアジングロッドの方が適しているかもしれません。
遠投性能は短めのロッドなので限定的
ポケビッツでアジングをする際の制約として、遠投性能は限定的という点は理解しておく必要があります。特に50ULは5フィート(約152cm)と短く、物理的に飛距離を出すのが難しいです。
「投げた感じも、飛距離が出ない。ラインが太いからしょうがないかなとも思いますが、ロッドが全然しならない。飛距離も出ないし、何やってるかほとんどわからない」
この口コミは509ML(旧モデル)に関するものですが、短いロッドの遠投性能については現行モデルでも同様の傾向があると推測されます。
📏 ロッドレングスと飛距離の関係
- 50UL(5.0ft):15〜20m程度が実用範囲
- 55UL(5.5ft):20〜25m程度
- 60UL(6.0ft):25〜30m程度
- 63UL(6.3ft):30〜35m程度
※あくまで目安。ラインの太さ、リグの重さ、キャスト技術により変動
アジングでは、常に遠投が必要というわけではありません。漁港内や小規模な堤防、河川の河口域などでは、むしろ20m以内の近距離戦がメインになることも多いです。そのような釣り場では、ポケビッツの飛距離で十分対応できます。
一方で、外海に面した大型堤防や、沖の潮目を狙いたい場合などは、7フィート以上のロッドの方が有利です。ポケビッツはあくまで「携帯性を最優先したコンパクトロッド」であり、飛距離を競うロッドではないという位置づけを理解しておくべきでしょう。
大物が掛かっても意外と対応できる強さがある
「10本継で大丈夫なの?」という不安は多くの人が抱くと思いますが、実際には想像以上にパワフルという評価が多数見られます。適切なドラグ設定とやり取りをすれば、かなり大きな魚にも対応できるようです。
「表題の64cmのシーバスを捕獲した時のラインは、シマノのピットブル8+0.4号(最大強力4.2kg)を100m。リーダーはクレハのシーガーグランドマックスFX フロロ1.2号(標準結束強力2.15kg)を1mとったタックルです。このタックルでドラグをズルズルに出してやり取りし、64cmのシーバスを見事捕獲致しました」
この事例から分かるのは、ロッドそのものの強度よりも、ドラグ調整と適切なやり取りが重要だということです。竿を立てすぎず、45度以下の角度を保ちながら、ドラグで魚の走りを吸収する。この基本を守れば、見た目よりもはるかに大きな魚に対応できます。
🎣 大物対応のコツ
- ドラグは緩め:ラインの強度の1/3程度に設定
- 竿角度は45度以下:立てすぎると継ぎ目に負担
- 魚の走りに合わせる:無理に止めようとしない
- ランディングは慎重に:最後の抜き上げが最も危険
ただし、これはあくまで「万が一大物が掛かった場合の対処法」であり、意図的に大物を狙うのは推奨されません。メーカーが想定している対象魚(アジ、メバル、小型バスなど)の範囲内で使用するのが、ロッドを長持ちさせる秘訣です。
アジングの場合、20〜25cmの良型が掛かることはありますが、この程度のサイズであれば全く問題なく対応できます。尺アジ(30cm超)クラスでも、慎重にやり取りすれば十分ランディング可能でしょう。
パーツ交換が可能で修理費用が抑えられる
振出ロッドの大きなメリットの一つが、部分的な修理が可能という点です。万が一破損しても、該当する番号のピースだけを交換すればよいため、修理費用を抑えられます。
💴 修理費用の比較(参考)
ロッドタイプ | 破損時の対応 | 概算費用 |
---|---|---|
ワンピース | 修理不可、買い替え | 全額(10,000円) |
ツーピース | #1または#2の交換 | 定価の40〜60%(4,000〜6,000円) |
振出(ポケビッツ) | 該当ピースのみ交換 | 1,000〜2,000円程度 |
メーカー公式サイトには、各ピースの価格表が掲載されており、透明性のある修理体制が整っています。おそらく最も高額になるのはトップセクション(穂先部分)の交換ですが、それでも2,000円前後で済むと推測されます。
「超小継のパックロッドならではの利点は、ズバリ万が一折れた時の修理代(パーツ代)が安くなるという事。ワンピースは修理不能ですよね。ツーピースはメーカー希望小売価格の4:6で#1:#2Bとかなり高額になります。その点ポケビッツのような超小継竿は、折れた箇所を交換するのがかなり安価でパーツ価格が設定されています。」
この修理のしやすさは、長期的なコストパフォーマンスを考える上で重要なポイントです。特に初心者の場合、使い慣れるまでに破損させてしまうリスクもあります。そんな時でも、比較的安価に修理できるのは大きな安心材料になるでしょう。
ただし、修理に出している間はロッドが使えないため、可能であれば予備のロッドを持っておくことをおすすめします。ポケビッツは価格も手頃なので、異なる番手を2本持つというのも現実的な選択肢です。
まとめ:ポケビッツでアジングを楽しむためのポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- ポケビッツはアジングに実用レベルで使用可能なパックロッドである
- 2021年のリニューアルでULモデルが追加され、軽量リグへの対応力が向上した
- 仕舞寸法22.5〜27.5cmという驚異的なコンパクトさが最大の魅力
- 60ULが最もバランスが良く、初心者から中級者まで幅広く使える
- ロッドパワーは表記より硬めなので、ワンランク柔らかいモデルを選ぶのが無難
- 10〜11本継という超多継数だが、スムーズなベンドカーブを実現している
- 価格は8,500円〜10,500円とコストパフォーマンスに優れる
- 富士工業製のガイドとリールシートを採用し、信頼性が高い
- 1〜3gのジグヘッドが最も使いやすい範囲
- 遠投性能は限定的だが、近距離戦では十分な性能
- 適切に扱えば想像以上に強度があることが実釣で証明されている
- 部分的な修理が可能で、破損時の費用を抑えられる
- アジング以外にもトラウト、バス、メバルなど多様な釣りに対応
- 取り扱いには慣れが必要だが、基本を守れば長く使える
- 電車通勤や飛行機遠征にも対応できる携帯性は唯一無二
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- トラギアのポケビッツ | ミヤウチブログ〜東京湾奥釣行記〜
- 仕舞寸法「26cm」の超コンパクトライトゲームロッド『トラギアポケビッツ60UL(アルファタックル)』を徹底解説!
- ポケビッツ インプレ│初心者アングラーの手探り釣行記
- トラギアポケビッツ大好き男の実釣レポート♬超コンパクトロッドの事なら俺に聞け!
- 実釣インプレ 使える!ポケビッツで釣りをして感じたメリット・デメリット
- トラギア21 Pockebit’s|トラギア TRGR
- 【2023年版】アジング用パックロッドおすすめ22選!
- 『トラギア ポケビッツ』が超充実のラインナップでモデルチェンジ!
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