アジングのタックルをカスタムしようと思ったとき、真っ先に名前が挙がるのが「リブレ(LIVRE)」のカスタムハンドルです。しかし、いざ購入を検討すると「本当に必要なのか」「重くないのか」「価格に見合う価値があるのか」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。インターネット上には賛否両論の情報が溢れており、何が正解なのか判断に困ってしまいますよね。
そこで今回は、リブレのハンドルがアジングにもたらす効果や選び方、実際の使用者の声などを徹底的にリサーチしました。メリットだけでなくデメリットも包み隠さずお伝えしますので、購入前の判断材料としてぜひ参考にしてください。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ リブレハンドルがアジングにもたらす具体的な効果と特徴 |
| ✓ ダブルハンドルとシングルハンドルの違いと選び方 |
| ✓ ハンドル長やバランサーなどカスタム要素の選択基準 |
| ✓ 実際の使用者によるリアルな評価と本音レビュー |
リブレのハンドルをアジングで使う理由とその効果
- リブレのハンドルがアジングで選ばれる理由は高い造形美と機能性
- ダブルハンドルのメリットは巻きブレの少なさとスローリトリーブのしやすさ
- シングルハンドルは軽量性と操作性を重視する人向け
- ハンドル長の選択で巻き感度とリトリーブ速度が変わる
- カスタムバランサーでタックル全体の重心調整が可能
- 高価格帯だがデザイン性と所有欲を満たす魅力がある
リブレのハンドルがアジングで選ばれる理由は高い造形美と機能性
リブレ(LIVRE)のカスタムハンドルは、アジングをはじめとするライトゲームの世界で圧倒的な知名度を誇っています。釣具店でカスタムパーツの相談をすると、多くの場合「リブレはどうですか?」と提案されるほど、定番のアイテムとなっているのです。
その人気の理由は、機能性とデザイン性の高次元での融合にあります。リブレのハンドルは、ビレット加工による美しい切削痕を残したデザインが特徴で、レーザーマーキングによる「LIVRE」の文字は絶対に消えない特殊加工が施されています。機能だけを追求するなら他にも選択肢はありますが、所有する喜びまで満たしてくれるのがリブレの魅力です。
製品ラインナップも豊富で、スピニングリール用だけでも複数のシリーズが展開されています。公式サイトによると、トリガーノブやフィーラーノブなどのハンドルノブ単体から、ハンドル本体まで幅広く取り揃えられており、ユーザーの好みに合わせたカスタマイズが可能です。
アジングのような繊細な釣りにおいて、タックルへの愛着は集中力の持続にもつながります。「このタックルで釣りたい」という気持ちが強ければ強いほど、粘り強く釣り続けることができるものです。その意味で、リブレのハンドルは単なる機能パーツ以上の価値を持っていると言えるでしょう。
ただし、一般的には価格が高額であることがネックとなります。エントリーモデルのリールを購入した後に、さらに2万円近い出費となると、経済的負担は決して小さくありません。そのため、「本当に必要なのか」を冷静に判断することが重要です。
📊 リブレハンドルの主な特徴
| 特徴項目 | 内容 |
|---|---|
| 素材 | 主にアルミ合金、チタン(一部モデル) |
| 加工方法 | ビレット切削加工 |
| 文字刻印 | レーザーマーキング(消えない) |
| 重量 | モデルにより異なる(約15g~40g) |
| 価格帯 | 1万円~2万円以上 |
| カスタマイズ性 | ノブ交換、ベアリング交換可能 |
ダブルハンドルのメリットは巻きブレの少なさとスローリトリーブのしやすさ
アジングにおいてダブルハンドルを使用するメリットは、巻きブレが少なく一定速度でのリトリーブがしやすいという点に集約されます。エギングでは標準的なダブルハンドルですが、アジングやメバリングではまだまだ少数派です。しかし、18ステラでは1000番代から標準でダブルハンドルが装着されるなど、ライトゲームでの採用例も増えつつあります。
ダブルハンドルの最大の利点は、回転のブレが出にくいことです。どの位置から巻き始めても、ハンドルにかかる力が同じになるため、特にハイギアリールでもスローリトリーブがしやすくなります。これは、アジの活性が低いときや、スローな誘いが効果的な状況で大きなアドバンテージとなります。
ある釣り人のブログによると、「人間がリーリングするよりも、モーター等を使い一定のスピードでルアーを泳がせたほうが明らかに魚のバイトが多い」というエリアトラウトの実験結果があったそうです。
つまり、一定速度でのリトリーブがいかに重要かということです。ダブルハンドルは、この「一定速度での巻き」を人間が実現しやすくしてくれるツールと言えるでしょう。
また、ハンドルが勝手に回らないという特徴も見逃せません。エギングなどでリールから手を離してアタリを待つとき、シングルハンドルだと重力でハンドルが回ってしまうことがありますが、ダブルハンドルなら全く回りません。アジングでも、フォール中やステイ時にハンドルが動かないことで、より集中してアタリを待つことができます。
✅ ダブルハンドルの主なメリット
- 回転のブレが少なくスローリトリーブがしやすい
- ハイギアリールでも繊細な巻きが可能
- ハンドルが勝手に回らない
- 持ち間違えがない(暗がりでもすぐ持てる)
- ロッドを地面に置くときハンドルを下にできる
- デザイン性が高い
ただし、デメリットとして重量増加は避けられません。同等のシングルハンドルと比べると10グラム程度は重くなります。また、価格も高くなる傾向があります。重さについては、超軽量モデルも登場しており、例えばサーティーフォーのゼログラダブルハンドルⅢは約15グラム程度と、かなり軽量化されています。
シングルハンドルは軽量性と操作性を重視する人向け
一方、シングルハンドルを選択する理由は、何といっても軽量性です。アジングのような繊細な釣りでは、「軽さは正義」という考え方も根強くあります。リール全体の自重を可能な限り軽くすることで、長時間の釣行でも疲れにくく、繊細なアタリも感じ取りやすくなるという理論です。
リブレのシングルハンドルでも、V.A.E AREAシリーズの37mm仕様など、比較的軽量なモデルが用意されています。ハンドル長が短いほど、一定速度での巻きがしやすいという考え方もあり、人間の手首の構造上、小さな円運動のほうが得意だからです。
実際に、紙に円を描く実験をしてみると分かりやすいでしょう。直径5mmの円と直径5cmの円、直径50cmの円を描いたとき、おそらく5mmの円が最もきれいな真円に近くなるはずです。これは、人間の手首(もしくは腕)の関節には限界があり、大きい円運動が苦手だからです。
📌 ハンドル長と巻きやすさの関係
| ハンドル長 | 巻きやすさ | 巻取りパワー | 適した用途 |
|---|---|---|---|
| 短い(30-40mm) | 非常に良い | やや弱い | ジグ単、スローリトリーブ |
| 中間(40-50mm) | 良い | 標準 | オールラウンド |
| 長い(50-60mm以上) | やや劣る | 強い | キャロ、メタルジグ |
冬場にグローブをする場合、シングルハンドルのほうが干渉しにくいというメリットもあります。ダブルハンドルだと、握っている反対側のハンドルノブがグローブに当たってしまうことがあるのです。このような実用的な理由でシングルハンドルを選ぶ人も少なくありません。
ただし、シングルハンドルにも種類があり、リブレの製品は金属製で比較的重量があります。例えば、WING72シマノ用で約38.2グラム、ブラックダガーダイワ用で約34.9グラムといった重さです。これは純正ハンドルと比較するとかなり重く、17セオリー1003の純正ハンドルが15.3グラムであることを考えると、2倍以上の重量があることになります。
ハンドル長の選択で巻き感度とリトリーブ速度が変わる
リブレのハンドルを選ぶ際、ハンドル長は非常に重要な要素です。ハンドル長とは、ハンドル軸の中心からノブの中心までの距離を指し、この長さによってリーリングの感覚が大きく変わります。
一般的に、アジングのジグ単用途では37mm~43mm程度の短いハンドルが好まれます。短いハンドルは前述のとおり一定速度での巻きがしやすく、スローリトリーブに向いているからです。また、巻き感度が高まり、わずかな潮の変化やアタリも感じ取りやすくなります。
逆に、キャロライナリグやメタルジグを使った遠投メインの釣りでは、50mm以上の長めのハンドルが適しています。長いハンドルは巻き取りパワーがあり、重いリグや深い水深からの回収が楽になります。また、ハンドル1回転あたりの巻取り量が多いハイギアリールと組み合わせることで、広範囲を効率よく探ることができます。
リブレのユニオン37-43というモデルは、37mm~43mmの間でハンドル長を調整できる画期的なシステムを採用しています。その日の釣り方や状況に応じて、工具なしで長さを変更できるのは大きなメリットです。さらに、タングステンウェイトによってシングルハンドルとダブルハンドルのメリットを使い分けることも可能だと言われています。
🔧 ハンドル長別の特性比較
| ハンドル長 | 一定速度の巻きやすさ | 感度 | 巻取りパワー | 推奨用途 |
|---|---|---|---|---|
| 30-37mm | ◎ | ◎ | △ | 超スローリトリーブ |
| 37-43mm | ○ | ○ | ○ | ジグ単メイン |
| 45-50mm | △ | ○ | ○ | オールラウンド |
| 50mm以上 | △ | △ | ◎ | キャロ・メタルジグ |
ハンドル長の選択は、使用するリールのギア比とも関係してきます。ハイギアリール(ギア比6.0以上)の場合、短めのハンドルでもある程度の巻取り量を確保できるため、37mm程度でも十分です。一方、ローギアリール(ギア比5.0前後)では、ハンドル長を少し長めにしないと巻取りが遅すぎると感じるかもしれません。
カスタムバランサーでタックル全体の重心調整が可能
リブレのカスタムパーツで見逃せないのが、カスタムバランサーの存在です。これはリールフットに取り付ける重りで、タックル全体の重心を調整する役割を果たします。リールスタンドとして傷防止の目的で使う人もいますが、本来の目的はウェイトバランスの最適化にあります。
アジングロッドは非常に軽量で、先端に近いほど細く繊細に作られています。そのため、リールやラインの重量によって先重りしたり、逆に手元が重くなりすぎたりすることがあります。カスタムバランサーを使うことで、自分の持ち方や使い方に合った最適なバランスポイントを見つけることができるのです。
リブレのカスタムバランサーショートは、3つのウェイトと2種類のスプリングの組み合わせによって、細かくウェイトバランスを調整できます。釣りをしている最中に工具なしで移動できるタイプもあり、状況に応じてリアルタイムで調整できるのは便利です。
ただし、バランサーの使用については賛否両論があります。
Yahoo!知恵袋では、「軽いロッドに軽いリール、それをわざわざ重くしてどーすんの?」という厳しい意見や、「ロッドを指に乗せてヤジロベイで遊んでいる」といった皮肉めいたコメントも見られました。
確かに、タックル全体の重量は増えてしまいます。しかし、重心位置が最適化されることで、持った時の「重さ」の感じ方は変わる可能性があります。例えば、先重りしているタックルに10グラムのバランサーを付けることで、総重量は増えても持ちやすくなり、結果として疲れにくくなることもあるのです。
⚖️ バランサー使用の効果
| 効果 | 詳細 |
|---|---|
| 重心位置の調整 | 先重り・手元重りの解消 |
| 持ちやすさの向上 | 力が入りやすいポイントに調整可能 |
| 疲労軽減 | 長時間の釣行でも腕が疲れにくい |
| 感度の変化 | 適切なバランスで繊細なアタリを感知 |
| リールの保護 | 地面に置く際の傷防止(副次的効果) |
高価格帯だがデザイン性と所有欲を満たす魅力がある
リブレのハンドルの大きなデメリットとして、やはり価格の高さは避けて通れません。シングルハンドルでも1万円前後から、ダブルハンドルやバランサーとのセットになると2万円を超えることも珍しくありません。エントリークラスのリール本体が買えてしまう価格です。
それでも多くのアングラーがリブレを選ぶ理由は、圧倒的なデザイン性にあります。ビレット加工による美しい削り出しの跡、計算され尽くしたスリットデザイン、そして触れたときの質感。これらすべてが「所有する喜び」を与えてくれます。
釣りは趣味であり、楽しむためのものです。機能だけを追求すれば、もっと安価で軽量なカスタムハンドルも存在します。しかし、自分が惚れ込んだタックルを持つことで釣りへのモチベーションが上がり、結果として釣行回数が増え、技術も向上するのであれば、それは十分に価値のある投資と言えるでしょう。
あるブロガーは「僕は見た目でこのハンドルを選びました。僕の好きな『機能美』という言葉がドンピシャだったので」と語っています。
出典:LIVREの世界へ・・・
また、「LIVRE」の文字や細部の造形美を見るたびに満足感を得られる、という所有者も少なくありません。釣果だけがすべてではなく、釣りの時間そのものを豊かにしてくれるアイテムとしての価値があるのです。
💰 価格と価値のバランス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格帯 | 10,000円~25,000円程度 |
| 耐久性 | 高品質素材で長期使用可能 |
| リセールバリュー | 人気モデルは中古市場でも値崩れしにくい |
| 汎用性 | ダイワ/シマノ両対応、複数リールで使い回し可能 |
| 満足度 | デザイン・所有感による精神的価値 |
アジングでリブレのハンドルを選ぶ際の実践的ポイント
- 適合するリールの確認はダイワ用とシマノ用の違いに注意
- ノブのカスタマイズで握り心地と感度を向上できる
- ベアリング交換でさらに滑らかな回転性能を実現
- 使用者の評価は見た目重視と機能重視で大きく分かれる
- 他社の軽量ハンドルとの比較検討も重要
- 冬場の使用では金属製の冷たさに注意
- まとめ:リブレのハンドルでアジングをより楽しむために
適合するリールの確認はダイワ用とシマノ用の違いに注意
リブレのハンドルを購入する際、最も重要なのがリールメーカーとの適合性です。リブレのハンドルには「ダイワ用」と「シマノ用」があり、それぞれハンドル軸の規格が異なります。間違えて購入すると取り付けられないため、必ず確認が必要です。
ダイワ用とシマノ用の違いは、主にハンドル軸のネジ径と形状にあります。ダイワは独自の規格、シマノも独自の規格を採用しており、互換性はありません。ただし、リブレの製品の中には、ハンドルプレートが共通で、ハンドル軸だけを交換することで両メーカーに対応できるモデルもあります。
リブレでは、ハンドル軸だけの販売も行っており、1本のハンドルを複数のリールで使い回すことも可能です。例えば、ダイワのリールとシマノのリールを両方使っている場合、ハンドル本体は1つでハンドル軸を2本購入すれば、付け替えて使用できます。これはコスト面でもメリットがあります。
また、リブレのハンドルはダイワとシマノの純正規格に近い設計となっているため、ノブの交換なども比較的容易です。ただし、リールの年式やモデルによっては微妙な違いがある場合もあるため、購入前に販売店やメーカーに確認することをおすすめします。
🔍 リール適合確認のチェックポイント
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | ダイワ用かシマノ用か |
| リールの型番 | 年式によって微妙な違いがある場合も |
| ハンドルのねじ込み方向 | 右ハンドルか左ハンドルか |
| スプールの番手 | 小型番手(1000-2500番)が一般的 |
| ハンドルノブの種類 | 交換予定がある場合は規格確認 |
公式サイトには適合表も用意されているとのことですが、最新のリールモデルについては情報が追いついていない場合もあります。特に新製品のリールを使用している場合は、購入前に必ず適合性を確認しましょう。
ノブのカスタマイズで握り心地と感度を向上できる
リブレのハンドルの魅力の一つが、ハンドルノブのカスタマイズ性です。ハンドルノブは釣りの際に常に手が触れる部分であり、握り心地や感度に直接影響します。リブレでは多様なノブがラインナップされており、自分の好みに合わせて選択できます。
主なノブの種類としては、以下のようなものがあります:
✨ リブレの主なハンドルノブシリーズ
- Trigger(トリガー):9,000円(税込)- 最新モデル
- Feeler(フィーラー):4,880円(税込)~
- FinoAir(フィノエアー):4,880円(税込)~
- DELTA(デルタ):6,400円(税込)
- PT42/PT35:8,100円~11,600円(税込)
- Fino+/Fino:4,600円~4,880円(税込)
ノブの素材によっても感度が変わります。金属製のノブは、水中の変化やアタリが「響いてくる」ような感覚があり、高感度を求めるアングラーに人気です。一方、冬場は冷たさを感じやすいというデメリットもあります。
あるユーザーのブログでは、「チタン製なのであまり冷たくならず、逆にずっと触っている部分は暖かくなるような気がした」という感想も見られました。
ノブの形状も重要です。ラウンド型、卵型、フラット型など様々な形状があり、それぞれ握り心地が異なります。長時間の釣行では、手の疲れにくさも考慮する必要があります。
また、ノブにはスリットデザインが施されているものが多く、これは単なるデザインではなく機能的な意味もあります。雨天時の排水効果や、握ったときのフィット感向上に役立っているのです。
🎯 ノブ選択のポイント
| 要素 | 選択基準 |
|---|---|
| 素材 | 金属(高感度・冬は冷たい)vs 樹脂(握りやすい) |
| 形状 | ラウンド(オールラウンド)vs フラット(しっかりグリップ) |
| サイズ | 小型(軽量・感度重視)vs 大型(握りやすさ重視) |
| 価格 | 予算に応じて4,000円台~10,000円超まで |
| デザイン | タックル全体との調和 |
ベアリング交換でさらに滑らかな回転性能を実現
リブレのハンドルをさらにグレードアップさせる方法として、ベアリングの交換があります。ハンドルノブ内部にはベアリングが入っており、これを高品質なものに交換することで、より滑らかで繊細な回転性能を得ることができます。
標準で搭載されているベアリングでも十分な性能はありますが、よりハイグレードなベアリングに交換することで、巻き感度が向上し、わずかな水流の変化やアタリも感じ取りやすくなります。特にアジングのような繊細な釣りでは、この差が釣果に影響する可能性もあるでしょう。
交換に必要なベアリングは740ZZという規格で、ハンドルノブ1個につき2個必要です。市販されている高品質ベアリングに交換することで、回転がさらにスムーズになり、長期間使用しても性能が落ちにくくなります。
ベアリング交換の手順は比較的簡単です:
📝 ベアリング交換の手順
- ハンドルノブを1円玉などで外す
- ドライバーで中のネジを回す
- 古いベアリングを取り出す
- 新しいベアリング(740ZZ)を2個装着
- ネジを締めてノブを元に戻す
ただし、ベアリング交換は自己責任で行う必要があります。作業に不安がある場合は、釣具店やカスタムショップに依頼することをおすすめします。また、分解した際に部品を紛失しないよう、小さな容器を用意して作業すると良いでしょう。
リブレのハンドルはプレートの組み替えも可能です。ハンドルプレートはダイワ用とシマノ用で共通のため、複数のハンドルを持っていれば、プレートの色や長さを自由に変更できます。例えば、ブラックダガーとノーマルモデルのプレートを組み合わせて、自分だけのオリジナルカラーを作ることも可能です。
分解にはT30トルクスレンチが必要で、リブレ純正のトルクスレンチも販売されていますが、ホームセンター等で販売されている一般的なT30トルクスレンチでもセンターナットを緩めることができます。
🔧 カスタマイズ可能な要素
| カスタマイズ項目 | 効果 | 難易度 |
|---|---|---|
| ハンドルノブ交換 | 握り心地・感度向上 | 易 |
| ベアリング交換 | 回転性能向上 | 中 |
| プレート組み替え | デザイン変更 | 中 |
| ハンドル軸交換 | メーカー対応変更 | 中~難 |
| バランサー調整 | 重心バランス最適化 | 易 |
使用者の評価は見た目重視と機能重視で大きく分かれる
リブレのハンドルに対する評価は、ユーザーによって大きく分かれる傾向があります。肯定的な意見と否定的な意見の両方を見ていくことで、より客観的な判断ができるでしょう。
肯定的な意見としては:
「リブレのダブルハンドルにしたら巻き感が全然違った。スローリトリーブが格段にやりやすくなった」 「デザインが本当に美しい。タックルを見るだけでテンションが上がる」 「意外と重さは気にならない。むしろ巻きにリズムが出る」
といった声があります。特に、巻きの滑らかさやデザイン性の高さを評価する声が多く見られます。
一方、否定的な意見としては:
Yahoo!知恵袋のある回答では、「リブレはほぼデザインチューンですよ。外車にキンピカのホイールをつけるのと一緒」「スゲー高いけど別に性能が良くなるのかというと・・・??です」という厳しい意見がありました。
また、「重さが感度を低下させる」「価格に見合う価値があるか疑問」といった意見も見られます。特に、軽量化を最優先に考えるアングラーからは、リブレの重量が問題視されることが多いようです。
これらの意見の違いは、何を重視するかによって生まれています。機能性だけを追求するなら、他にも選択肢はあります。しかし、デザイン性や所有する喜び、タックルへの愛着なども含めて総合的に判断すると、リブレの価値は変わってきます。
📊 ユーザー評価の傾向
| 評価項目 | 肯定的意見 | 否定的意見 |
|---|---|---|
| デザイン | 圧倒的に美しい | 好みが分かれる |
| 巻き心地 | 滑らか、リズムが出る | 純正と大差ない |
| 感度 | 金属ノブで高感度 | 重量で感度低下 |
| 価格 | 長く使えば元が取れる | 高すぎる |
| 重量 | 気にならない | 重すぎる |
重要なのは、自分の釣りスタイルや価値観に合っているかです。デザインにこだわりがあり、所有する喜びも釣りの楽しみの一部と考えるなら、リブレは最良の選択肢の一つでしょう。逆に、純粋に軽量性と機能性だけを求めるなら、他の選択肢も検討する価値があります。
他社の軽量ハンドルとの比較検討も重要
リブレ以外にも、アジング向けのカスタムハンドルを提供しているメーカーは複数あります。それぞれの特徴を理解した上で、自分に最適なものを選ぶことが重要です。
THIRTY FOUR(サーティーフォー)のゼログラダブルハンドルⅢは、超々ジュラルミンを素材としながら約15グラムの軽量を実現しています。これはリブレのダブルハンドルと比較すると半分以下の重さで、軽量性を最優先する方には魅力的な選択肢です。
ZPIのSALTIEVA SEA FUNNELは、カーボンをハンドル軸に使用したカスタムハンドルで、ハンドル長も39mmの「JigTan」と51.5mmの「Float」から選べます。カーボン素材の採用により、軽量性と剛性を両立しています。
TICTのSSH30-Dは、ハンドル長30mmという超ショートハンドルで、「ベアリングタッチセンサーノブ」によって最高レベルの感度を実現しています。極限まで繊細な釣りを追求する方に適しています。
TSURI HACKの記事によると、「アジングでリールのカスタムをしたい場合、ティクトをおすすめです。スプールはリールを外さずにラインだけを交換したり、ショートハンドルでスローリトリーブをしやすくしたり、アジング用のカスタムとはこういうことだ!って感じです」という意見もあります。
🏆 主要カスタムハンドルメーカー比較
| メーカー | 代表モデル | 重量 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| LIVRE | WING72、Union | 約35-40g | 15,000-25,000円 | デザイン性、カスタマイズ性 |
| 34 | ゼログラダブルⅢ | 約15g | 12,000-18,000円 | 超軽量、ダブルハンドル |
| ZPI | SEA FUNNEL | 非公開 | 10,000-15,000円 | カーボン素材、軽量 |
| TICT | SSH30-D | 非公開 | 8,000-12,000円 | 超ショート、高感度 |
それぞれのメーカーには個性があり、一概にどれが最良とは言えません。リブレはデザイン性と所有感を重視する方向け、34は軽量性重視、TICTは感度重視といった具合に、自分の優先順位に合わせて選ぶことが大切です。
また、カスタムハンドルだけでなく、リールバランサーも各社から出ています。ZPIのカーボンリールスタンド スーパーライトは自重1.73グラムと超軽量で、リールの傷防止を目的とする方に適しています。
冬場の使用では金属製の冷たさに注意
リブレのハンドルを実際に使用する上で、見落とされがちなのが冬場の冷たさです。金属製のハンドルやノブは、気温が低い時期には非常に冷たくなります。特に早朝や夜間のアジングでは、素手で触れるのが辛いほど冷えることもあります。
この問題への対策としては、以下のような方法が考えられます:
❄️ 冬場の冷たさ対策
- グローブを着用する(フィンガーレスタイプが操作しやすい)
- ノブだけ樹脂製に交換する
- ネオプレーン素材のノブカバーを使用する
- 釣行前にホッカイロなどで温めておく
- 手首用のウォーマーで体温を逃がさない
ただし、グローブを着用すると感度が落ちるというデメリットもあります。また、ダブルハンドルの場合、グローブと反対側のノブが干渉する問題も出てきます。このような理由から、冬場はシングルハンドルを選ぶという人もいます。
一方で、前述のとおりチタン製のハンドルは熱伝導率が低いため、アルミ製ほど冷たくならないという利点があります。また、握っている部分は体温で徐々に温まってくるため、最初の冷たさを我慢すれば問題ないという意見もあります。
夏場については、金属製のハンドルが熱くなりすぎることは通常ありません。直射日光下で長時間放置すれば別ですが、使用中は手で触れているため問題になることは少ないでしょう。
🌡️ 季節ごとの使用感
| 季節 | 金属製ハンドルの特徴 | 対策 |
|---|---|---|
| 春・秋 | 快適に使用できる | 特になし |
| 夏 | 問題なし | 直射日光下での長時間放置は避ける |
| 冬 | 非常に冷たい | グローブ、ノブ交換など |
| 梅雨時 | 滑りやすい可能性 | スリット付きノブが有効 |
まとめ:リブレのハンドルでアジングをより楽しむために
最後に記事のポイントをまとめます。
- リブレのハンドルは高い造形美と機能性を兼ね備えたカスタムパーツである
- アジングでの人気の理由は所有欲を満たすデザイン性にある
- ダブルハンドルは巻きブレが少なくスローリトリーブに向いている
- シングルハンドルは軽量性と操作性を重視する人に適している
- ハンドル長の選択で巻き感度とリトリーブ速度が変化する
- 37mm~43mm程度の短いハンドルがジグ単用途では一般的である
- カスタムバランサーでタックル全体の重心を最適化できる
- 価格は1万円~2万円以上と高額だが長期使用を前提とすれば妥当とも言える
- ダイワ用とシマノ用で規格が異なるため購入時は要確認である
- ハンドルノブの交換で握り心地と感度をカスタマイズ可能である
- ベアリング交換(740ZZ)でさらに滑らかな回転性能を実現できる
- プレートの組み替えで複数のカラーバリエーションを楽しめる
- ユーザー評価は見た目重視と機能重視で大きく分かれる傾向がある
- 34やZPI、TICTなど他社製品との比較検討も重要である
- 冬場は金属製の冷たさに対する対策が必要である
- リブレのハンドルは釣果向上より釣りの満足度向上に寄与する製品である
- 機能性だけでなく所有する喜びも釣りの楽しみの一部である
- 自分の釣りスタイルと価値観に合った選択をすることが最も重要である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 製品情報|ベイトリール|スピニングリール|カスタムリールハンドル / ノブ |LIVRE(リブレ)
- リブレwing72 ダブルハンドルの比較インプレやメリット|アジング一年生re
- アジングにダブルハンドル導入 | 三池の虎の備忘録
- リブレ10th anniversaryスピニングカスタムハンドル付けたの巻 | アジフライいかがですか!
- チューニングも必要!?アジング向けリールの選び方と価格別おすすめ機種 | TSURI HACK[釣りハック]
- LIVREの世界へ・・・ | リャンチーのアジング&子育て日記 – 楽天ブログ
- 釣りカスタムパーツリブレの製品について。アジングをやってるのですが… – Yahoo!知恵袋
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