アジングを始めたいけれど、どのリールを選べばいいか悩んでいませんか?ダイワのレブロスLT2000S-XHは、実売価格7,000円前後という手頃な価格ながら、195gの軽量ボディとエクストラハイギア(ギア比6.2)を搭載したコスパ抜群のモデルです。2024年モデルではエアドライブデザインを採用し、従来モデルから最大10gの軽量化を実現。PE0.4号が200m巻けるラインキャパシティも備え、アジング初心者から中級者まで幅広く対応できる実力を持っています。
本記事では、レブロスLT2000S-XHのアジング適性を多角的に検証します。通常モデルのLT2000Sとの違いから、20レブロスと24レブロスの進化ポイント、レガリスやクレストとの比較、実釣インプレッションまで、購入前に知っておきたい情報を網羅的にお届けします。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ レブロスLT2000S-XHとLT2000Sのギア比による使い分け方が分かる |
| ✓ 24レブロスの新技術エアドライブデザインの恩恵が理解できる |
| ✓ 7,000円台のコスパモデルと上位機種との性能差が明確になる |
| ✓ アジングに最適な番手選びとカスタマイズのポイントが学べる |
レブロスLT2000S-XHがアジングに最適な理由
- レブロスLT2000S-XHのアジング適性は軽量性とハイギアにある
- LT2000SとLT2000S-XHの違いはギア比と巻取り長さ
- 20レブロスと24レブロスの進化ポイント
- アジングに適した番手選びのポイント
- 実際の使用者の評価と釣果
- PE0.4号が200m巻けるラインキャパシティ
レブロスLT2000S-XHのアジング適性は軽量性とハイギアにある
レブロスLT2000S-XHがアジングに適している最大の理由は、195gという軽量性とエクストラハイギア(XH)の組み合わせにあります。アジングでは繊細なアタリを取るために軽量なタックルが求められますが、200gを切る自重は長時間の釣行でも疲労を最小限に抑えてくれます。
ギア比6.2のエクストラハイギアは、ハンドル1回転あたり81cmの巻取り長さを実現しています。これは通常のノーマルギア(LT2000S)の68cmと比較して約13cm多く巻き取れることを意味し、キャロやジグヘッド1g以上を使用する釣りで真価を発揮します。素早い回収が可能なため、テンポよくポイントを探れるのが大きなメリットです。
24レブロスではエアドライブデザインが採用されたことで、操作性がさらに向上しました。球体のような新形状のローターとワイヤータイプのベールにより、回転慣性が大幅に低減。「巻く」「止める」のアクションがより軽快になり、ジグヘッドの微細な操作が求められるアジングには理想的な仕様となっています。
ダイワの公式サイトでは「新型AIRDRIVE ROTOR+AIRDRIVE BAIL(ワイヤー)+アームレバーによりローターユニットの軽量化を実現」と説明されています。
さらに、ATD TYPE-Lという改良されたドラグシステムを搭載している点も見逃せません。従来のATDよりも滑り出しがスムーズになり、細いエステルラインを使用するアジングでもラインブレイクのリスクを軽減できます。ドラグ設定を気にせずファイトに集中できるのは、初心者にとって大きな安心材料でしょう。
📊 レブロスLT2000S-XHの主要スペック
| 項目 | 数値・仕様 |
|---|---|
| 標準自重 | 195g |
| ギア比 | 6.2 |
| 巻取り長さ(1回転) | 81cm |
| 最大ドラグ力 | 5kg |
| PE糸巻量 | 0.4号-200m |
| ボールベアリング数 | 4個 |
| ハンドル長 | 45mm |
| 実売価格 | 約7,000円 |
エクストラハイギアの特性として、巻き抵抗がやや重く感じられる可能性がありますが、タフデジギアによる大径ギアの採用で巻き出しの慣性が働きやすく、一定速度でのリーリングがしやすいという評価もあります。街灯周りでの数釣りよりも、キャロライナリグで飛距離を出したい場合や、ジグヘッド1g以上でテンポよく探りたい場合に特におすすめです。
LT2000SとLT2000S-XHの違いはギア比と巻取り長さ
レブロスLT2000SとLT2000S-XHの基本的な違いはギア比のみです。自重、スプール径、ドラグ力、糸巻量などの基本スペックは全て同一で、唯一ギア比が異なります。LT2000Sがノーマルギア5.2(巻取り長さ68cm)であるのに対し、LT2000S-XHはエクストラハイギア6.2(巻取り長さ81cm)となっています。
この13cmの差は、アジングのスタイルによって大きな影響を与えます。街灯元で30cmまでの豆アジを狙う数釣りスタイルや、ジグヘッド1g以下をメインに使用する場合は、ゆっくり巻けるノーマルギアのLT2000Sが適していると複数の情報源で指摘されています。一方、キャロやジグヘッド1g以上、あるいはフローター(浮くタイプのジグヘッド)をメインにする場合は、素早い回収が可能なLT2000S-XHが有利です。
「LT2000S ※最もおすすめ!街灯元で30cmまでの数釣りされる方、ジグヘッド1g以下がメインの方、餌釣りなど様々な釣りをされる方」「LT2000S-XH キャロで飛距離を出す方、ジグヘッド1g以上がメインの方」と使い分けが明記されています。
📌 LT2000SとLT2000S-XHの比較表
| 項目 | LT2000S | LT2000S-XH |
|---|---|---|
| ギア比 | 5.2 | 6.2 |
| 巻取り長さ | 68cm | 81cm |
| 自重 | 195g | 195g |
| 推奨釣法 | 豆アジング、スローリトリーブ | キャロ、ジグヘッド1g以上 |
| 実売価格 | 約7,300円 | 約7,300円 |
ギア比の選択で迷った場合、汎用性を重視するならLT2000S、テンポの速い釣りやエギングなど他の釣法にも使いたいならLT2000S-XHという選び方が合理的です。価格は同じなので、自分の釣りスタイルに合わせて選べるのは大きなメリットと言えるでしょう。
巻き心地については、エクストラハイギアの方がやや重く感じられる傾向がありますが、軽量ジグヘッドを使った繊細な釣りではノーマルギアの方が微調整しやすいという声もあります。特にアジング専用で購入を考えているなら、まずはノーマルギアのLT2000Sから始めて、物足りなさを感じたらハイギアモデルを追加するという段階的なアプローチもおすすめです。
20レブロスと24レブロスの進化ポイント
2020年モデルの20レブロスから2024年モデルの24レブロスへの進化は、エアドライブデザインの採用が最大のトピックです。具体的には「エアドライブローター」と「エアドライブベール」という2つの技術が新たに搭載され、これにより最大10gの軽量化を実現しています。
🔧 24レブロスの主な進化ポイント
| 項目 | 20レブロス | 24レブロス | 効果 |
|---|---|---|---|
| ローター | 従来型 | エアドライブローター | 球体形状で軽量化、回転慣性低減 |
| ベール | 従来型 | エアドライブベール(ワイヤー) | 軽量化、糸絡み軽減 |
| 自重(LT2000S-XH) | 200g | 195g | 5g軽量化 |
| ドラグシステム | ATD | ATD TYPE-L | 滑り出しがより滑らか |
| デザイン | ラメ入り | ラメなしシンプル | 高級感向上 |
エアドライブローターは独自の理論により球体から切り出したような新形状を採用し、剛性を維持したまま大幅な軽量化を達成しています。ローターの両サイドにあったねじ頭も隠れるデザインになり、見た目の質感が向上。同価格帯では最もデザイン性に優れているという評価も見られます。
ドラグシステムもATDからATD TYPE-Lへとグレードアップし、滑り出しと追従性が向上しました。20レブロスでは緩めのドラグ設定だと滑り出しは良いもののなかなか止まらない感触があったとの指摘がありますが、24レブロスではこの問題が改善されています。
「24レブロスではドラグ性能は格段に向上し、アジングやエリアトラウトなどのライトゲームでも使用しやすいリールとなりました」との評価があります。
ベール開閉時にクリック音が鳴る仕様も新たに追加され、ベールを起こしきらずにキャストして高切れするトラブルを防げるようになりました。これは初心者にとって非常にありがたい機能改善です。
ただし、ハンドルは引き続きねじ込み式ではなくシャフト貫通式(共回り式)が採用されています。ねじ込み式を希望する場合は、上位モデルの23レガリス(約8,500円〜)を検討する必要があるでしょう。とはいえ、通常の使用においてシャフト貫通式で問題が生じることは少なく、コストパフォーマンスを重視するなら許容できる範囲と考えられます。
アジングに適した番手選びのポイント
アジングにおけるリールの番手選びは、ターゲットサイズと使用するロッドの長さによって決まります。レブロスシリーズでアジングに使用できる番手は主にLT1000S、LT2000S、LT2000S-XHの3つです。
📝 番手別の推奨用途
| 番手 | 自重 | 推奨ターゲット | 推奨ロッド | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| LT1000S | 190g | 20cmまでの小アジ | 5フィート台 | 最軽量、超繊細な釣り向き |
| LT2000S | 195g | 30cmまでの豆アジ | 6フィート台 | 最もバランスが良い |
| LT2000S-XH | 195g | 中型アジ、回遊待ち | 6フィート台 | テンポ重視、汎用性高い |
LT1000Sは190gと最軽量ですが、スプール径が40mmと小さいためラインの放出抵抗がやや大きくなる可能性があります。PE0.3号を200m巻けるラインキャパシティは豆アジングには十分ですが、短いロッド(5フィート台)との組み合わせが推奨されています。
一方、LT2000SとLT2000S-XHはスプール径42mmで、PE0.4号が200m巻ける仕様です。これはアジングの一般的なライン選択に合致しており、多くのアングラーにとって使いやすい設定と言えます。自重も195gと十分軽量で、6フィート台のロッドとのバランスが良好です。
「200g以下のリールがいいと思います」「自分でしたら、アジング用リールとしては2500番ではなく、2000番(LT2000SやLT2000S-XH)を選ぶと思います」との意見があります。
番手選びで迷った場合、初心者にはLT2000Sが最もおすすめです。ノーマルギアでゆっくり巻けるため、豆アジの繊細なアタリを取りやすく、餌釣りなど他の釣法にも転用しやすい汎用性があります。一方、すでにアジング経験があり、キャロやプラグも使いたい場合はLT2000S-XHが適しているでしょう。
ちなみに、LT2500番台は自重が210g以上になり、アジング専用としては若干重いとの指摘があります。エギングやバス釣りとの兼用を考えているならLT2500も選択肢に入りますが、純粋にアジングのパフォーマンスを求めるなら2000番台が理想的です。
実際の使用者の評価と釣果
実釣インプレッションを見ると、レブロスLT2000S-XHはコストパフォーマンスの高さと基本性能の確かさが高く評価されています。特にライトゲーム初心者からの評価が高く、「価格は安いが、軽量で巻き心地もよく使いやすい」「汎用性が高く、コストパフォーマンスのよいリール」といった声が多数見られます。
24レブロスでは20レブロスから改善された点として、ライントラブルの少なさが特筆されています。あるインプレでは「管理釣り場でナイロンラインの2lbと4lbを使い、計30匹ほど釣りあげました。(中略)ライントラブルは一度も起こりませんでした」と報告されており、LC-ABSスプールとエアドライブベールの効果が実証されています。
「この価格帯のリールの中では、最もラインローラーの出来がいいと言えるでしょう」との評価があります。
実際の釣果報告も豊富で、豆アジからキビレ、シーバス、ガシラまで幅広い魚種が釣れていることが確認できます。あるアングラーは23レガリスLT2000S-Pと併用しながら、1回の釣行でアジ31匹を含む計34匹を釣り上げた実績を報告しています。
✅ 実釣で確認された長所
- ライントラブルが極めて少ない
- 軽量ジグヘッドでも扱いやすい
- ドラグの滑り出しが良好
- 長時間使用しても疲れにくい
- 価格以上の巻き心地
一方で、いくつかの注意点も指摘されています。ハンドルのガタつきが気になるという意見は複数見られますが、「正直、今回のエリアトラウト釣行ではそこまで気になりませんでした」という声もあり、個体差や釣りスタイルによって感じ方が異なるようです。
また、ドラグの設定については「緩めのドラグだと糸が出すぎるように感じる」との指摘もあります。ATD TYPE-Lは魚の引くスピードに応じてブレーキ力が徐々に上がる設計のため、走らない魚相手でドラグを緩めに設定すると調整がややシビアになる可能性があります。ただし、これはライトゲーム全般に言えることで、レブロス特有の問題ではありません。
PE0.4号が200m巻けるラインキャパシティ
レブロスLT2000S-XHの糸巻量は、PE0.4号で200m、PE0.5号で170m、PE0.6号で150mという仕様です。これはアジングにおいて非常に実用的な設定と言えます。
一般的なアジングではPE0.3〜0.4号が主流ですが、PE0.4号を200m巻けることで、ライン交換の頻度を減らせるメリットがあります。エステルラインを使用する場合でも、下巻きの調整次第で適切な糸巻量に設定できるでしょう。
🎣 ライン種別による使い分け
| ライン種類 | 推奨号数 | 巻き量目安 | 適した釣法 |
|---|---|---|---|
| PE | 0.4号 | 200m | キャロ、遠投アジング |
| エステル | 0.3号 | 下巻き+150m | ジグ単、近距離戦 |
| ナイロン | 3lb | 150m | 初心者、トラブル回避重視 |
ナイロンラインでは3lbで150m巻けるため、アジング初心者が最初に使うラインとしても十分です。ナイロンはエステルやPEに比べてライントラブルが少なく、風の影響も受けにくいため、まずはナイロンで基本を習得してからPEやエステルに移行するのも良いアプローチです。
スプール径42mmは、ライン放出時の抵抗が少なく、飛距離が出やすいサイズです。LC-ABSスプールの段付き形状と相まって、従来のABSスプールと比較して約5%の飛距離アップとトラブルレス性能の向上を実現しています。
下巻きについては、PE0.3号を150m程度巻く場合、ナイロン2号を30〜50m程度下巻きするのが一般的です。ただし、個体差やラインの太さによって調整が必要なため、実際に巻いてみてスプールの適正ラインまで来るよう微調整すると良いでしょう。
レブロスLT2000S-XHのスペックと他モデルとの比較
- レブロスLT2000S-XHの詳細スペック
- レガリスやクレストとの価格・性能比較
- エアドライブデザイン搭載の恩恵
- アジング向けカスタマイズのポイント
- メリット・デメリットの整理
- 購入時の注意点と価格帯
- まとめ:レブロスLT2000S-XHはアジング入門に最適な選択
レブロスLT2000S-XHの詳細スペック
レブロスLT2000S-XHの技術仕様を詳しく見ていきましょう。ボディ素材にはDS4(ファイバー強化樹脂)を採用しており、これが軽量化と一定の剛性確保を両立しています。上位モデルのレガリスがZAION Vというカーボン強化樹脂を使用しているのに対し、レブロスはコストを抑えながら実用性を確保した素材選択と言えます。
🔍 詳細スペック表
| スペック項目 | 数値・仕様 | 備考 |
|---|---|---|
| 標準自重 | 195g | 20モデル比5g軽量化 |
| ギア比 | 6.2 | エクストラハイギア |
| 最大ドラグ力 | 5kg | ライトゲーム十分 |
| ベアリング数 | BB4個/ローラー1個 | 計5ベアリング |
| ハンドル長 | 45mm | I字型ノブ |
| スプール径 | 42mm | LC-ABS採用 |
| ボディ素材 | DS4 | ファイバー強化樹脂 |
| ローター素材 | DS4 | エアドライブローター |
| ギア素材 | 亜鉛ダイカスト | タフデジギア |
| メーカー希望価格 | 9,900円 | 実売約7,300円 |
ベアリング数は4個(ボールベアリング)+1個(ローラーベアリング)の計5個です。これは同価格帯のシマノ22サハラと同数ですが、上位モデルの23レガリスは5個+1個の計6個搭載しています。ベアリング数が多いほど巻き心地が滑らかになる傾向がありますが、実釣において4個でも十分な性能を発揮します。
ギア素材の亜鉛ダイカストは、タフデジギアという高強度設計が施されています。これは特別に設計された素材を使用し、ストレスのない滑らかな回転が長期間持続する仕様です。エントリーモデルでありながら耐久性にも配慮された設計と言えるでしょう。
ハンドルノブは**I字型(Iシェイプライト)**を採用しています。3000番以上のモデルではT字型ノブになりますが、2000番台では握りやすさよりも軽量性を重視した設計になっています。これにより全体の重量バランスが良くなり、長時間の使用でも手首への負担が少ない特徴があります。
付属品としてスプール位置調整ワッシャーが同梱されています。これはスプールの前後位置を微調整するためのパーツで、ライントラブルを軽減したい場合に活用できます。ただし、初心者のうちは特に調整する必要はなく、標準状態で十分使用できるでしょう。
レガリスやクレストとの価格・性能比較
レブロスLT2000S-XHを選ぶ際、上位モデルの23レガリスや下位モデルの20クレストとどう違うのかが気になるポイントです。価格帯が近いだけに、どのモデルを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。
💰 価格帯別比較表
| モデル | 実売価格 | 自重(2000S系) | ベアリング | ボディ素材 | ハンドル方式 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 20クレスト | 約4,900円 | 215g | 4個 | DS4 | シャフト貫通式 | エアドライブ非搭載 |
| 24レブロス | 約7,000円 | 195g | 4個 | DS4 | シャフト貫通式 | エアドライブ搭載 |
| 23レガリス | 約8,500円 | 175g | 5個 | ZAION V | ねじ込み式 | 20g軽量、剛性高 |
20クレストは実売価格が約2,000円安いメリットがありますが、重要な違いとして「エアドライブデザイン非搭載」「タフデジギア非搭載」「ローターブレーキなし」という3点があります。特にローターブレーキがないと、キャスト時のベール返りによるライン切れのリスクが高まるため、ルアー釣りには不向きです。
23レガリスは約1,500円高いですが、自重が175gと20gも軽く、ボディ・ローター素材にZAION V(カーボン強化樹脂)を採用しています。剛性が高く、ハンドルもねじ込み式のため、予算に余裕があるなら23レガリスの方が長く使えるでしょう。
「剛性・巻き心地を求めるのであれば→『23レガリス』、価格を少しでも抑えたい→『24レブロス』となります!」という選び方が提案されています。
⚖️ シマノ製品との比較
| メーカー・シリーズ | 実売価格 | 自重(2000S系) | ボールベアリング | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| シマノ 22サハラ | 約6,000円 | 205〜210g | 4個 | 巻き心地良好 |
| ダイワ 24レブロス | 約7,000円 | 190〜195g | 4個 | 軽量性に優れる |
| シマノ 21ナスキー | 約7,500円 | 205〜210g | 5個 | ベアリング多い |
| シマノ 21アルテグラ | 約11,000円 | 180〜185g | 5個 | ロングストロークスプール |
シマノの同価格帯モデルと比較すると、24レブロスの軽量性が際立ちます。22サハラは約6,000円と安価ですが、自重が205〜210gと重め。一方、21ナスキーはベアリングが5個と多いですが、やはり自重は205〜210gです。
軽量性を最優先するなら24レブロス、巻き心地を重視するなら22サハラまたは21ナスキー、という選び方が合理的でしょう。ただし、重量からみるコスパは24レブロスが非常に高いというのが一般的な評価です。
エアドライブデザイン搭載の恩恵
24レブロスに採用されたエアドライブデザインは、ダイワが掲げる次世代スピニングリールの設計思想です。この技術によって得られる具体的なメリットを整理しましょう。
🚀 エアドライブデザインの3つの柱
- エアドライブローター:球体形状で剛性維持したまま軽量化、巻き出しの軽さが飛躍的向上
- エアドライブベール:ワイヤータイプで軽量化、新形状アームレバーで糸絡み軽減
- 回転慣性の低減:ローター+ベールの軽量化で、「巻く」「止める」の操作が軽快に
エアドライブローターは、従来のローターに比べてねじ頭が見えないデザインになっており、見た目の質感が大幅に向上しています。これは単なる美観の問題ではなく、構造的にも合理化された結果です。球体から切り出したような形状により、必要な強度を確保しながら不要な肉を削ぎ落としています。
エアドライブベールのワイヤータイプは、従来の板バネ式に比べて軽量で復元力が高い特徴があります。アームレバー部の新形状により、ライン絡みが大幅に軽減されたとの報告が多数あります。特にPEラインやエステルラインのような細くて絡みやすいラインを使用する際に、その効果を実感できるでしょう。
「ベールを含むローターユニットの軽量化により、回転慣性の大幅低減に寄与。回転レスポンスに磨きをかけ、操作性を向上させました」と公式に説明されています。
回転慣性の低減は、ルアーの微妙なアクション変化を感じ取りやすくなる効果があります。アジングでは1g以下のジグヘッドを使うことも多く、わずかな潮の変化やアタリを察知する必要があります。軽快なローター回転は、こうした繊細な釣りにおいて大きなアドバンテージとなるでしょう。
✨ 実釣で体感できるエアドライブの効果
- ジグヘッドの着底がより明確に分かる
- フォール中のアタリを取りやすい
- 巻き始めの抵抗が少なく疲れにくい
- ストップ&ゴーのメリハリがつけやすい
ただし、エアドライブデザインは上位機種ではエアドライブスプールやエアドライブシャフトも含めた4つの技術で構成されていますが、24レブロスではローターとベールの2つのみの採用です。それでも、エントリーモデルとしては十分な恩恵を受けられる仕様と言えます。
アジング向けカスタマイズのポイント
レブロスLT2000S-XHはカスタマイズの余地が限られているのが実情です。というのも、ハンドルノブがネジ止めではない方法で固定されているため、個人での分解や交換が困難だからです。上位機種のように簡単にノブ交換できないのは、コストダウンのための設計と考えられます。
🔧 可能なカスタマイズ
| カスタム内容 | 難易度 | 効果 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| スペアスプール追加 | 易 | ライン使い分け可能 | 純正約3,000円 |
| ベアリング追加 | 中 | 巻き心地向上 | 分解技術必要 |
| ハンドル交換 | 難 | 操作感変更 | 非推奨、保証外 |
| ドラグワッシャー交換 | 中 | ドラグ性能向上 | 上級者向け |
最も手軽で効果的なカスタマイズはスペアスプールの追加です。純正スペアスプールは約3,000円で購入でき、PEラインとエステルラインを巻き分けたり、号数違いのラインを準備したりできます。ラインを巻き替える手間が省けるため、釣行の度にライン選択を変えたい方には特におすすめです。
「予備のスプールをいくつか用意して、太さの違うラインを巻いておけば、いつでも異なる釣りにチェンジできるでしょう」と複数のインプレで言及されています。
ベアリング追加のカスタマイズも人気があります。市販のフルベアリングチューニングキット(約1,000〜1,500円)を使えば、最大5個のベアリングを追加できます。ただし、リールの分解技術が必要なため、初心者が自力で行うのは難しいでしょう。釣具店のカスタムサービスを利用するか、経験者に依頼することをおすすめします。
💡 運用面での工夫
ハード面のカスタマイズが難しい分、運用面での工夫でパフォーマンスを引き出すことができます。
- 定期的なメンテナンス:月1回程度の水洗い、半年に1回のグリスアップ
- ライン選択の最適化:PE0.4号+リーダー3lbが汎用性高い
- ドラグ設定の習熟:実際に魚を掛けて適正値を体感する
- 保管方法の工夫:逆転レバー部分からの浸水を防ぐため、水平保管を推奨
特に逆転レバー(ストッパー)付近は防水性が期待できない部分です。カヤックやサップなど水がかかりやすい環境で使用する場合は、使用後の乾燥を徹底しましょう。また、レバーが割れて内部に破片が入るトラブルを防ぐため、乱暴な扱いは避けることが長持ちの秘訣です。
メリット・デメリットの整理
レブロスLT2000S-XHの客観的な長所と短所を整理します。購入前にこれらを理解しておくことで、後悔のない選択ができるでしょう。
✅ メリット
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 価格 | 実売7,000円前後で高コスパ |
| 軽量性 | 195gで1万円以下最軽量クラス |
| ハイギア | ギア比6.2でテンポの速い釣り対応 |
| トラブルレス | LC-ABS+エアドライブベールで糸絡み少ない |
| 汎用性 | エギング、バス釣り等にも転用可能 |
| デザイン | 同価格帯で最も洗練された外観 |
| 基本性能 | ATD TYPE-L、タフデジギアなど充実 |
最大のメリットは価格と性能のバランスの良さです。7,000円という価格で195gの軽量性、エアドライブデザイン、ATD TYPE-Lを備えたリールは他にありません。初心者が最初に購入するリールとして、非常にコストパフォーマンスが高い選択肢です。
また、気兼ねなく使い込める価格帯も重要なポイントです。高額なリールだと傷をつけることを恐れて釣りに集中できないこともありますが、レブロスなら多少ラフに扱っても心理的負担が少ないでしょう。
❌ デメリット
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ハンドル | シャフト貫通式でガタつく個体あり |
| カスタム性 | ノブ交換が困難 |
| 防水性 | マグシールド非搭載、逆転レバー部から浸水リスク |
| 剛性 | 負荷時のたわみが顕著 |
| ベアリング数 | 4個は最低限(上位機種は5個以上) |
最も指摘されるデメリットはハンドルのガタつきです。共回りハンドルのため構造上ある程度のガタは避けられませんが、個体差もあるようです。購入時には実際に触って確認するか、返品・交換に応じてくれる店舗で購入するのが安全でしょう。
防水性能については、マグシールドが非搭載のため、塩ガミや異物侵入のリスクがあります。ソルトウォーターで使用する際は、釣行後の水洗い(真水で軽くすすぐ程度)と乾燥を徹底することで対処できます。完全防水を求めるなら、上位機種の月下美人Xや23レガリスを検討する必要があります。
剛性に関しては、大型魚を強引に寄せるような使い方には不向きです。アジングやメバリング、エリアトラウトなど、ライトゲームの範囲内で使用するのが適しています。シーバスやエギングで使えないわけではありませんが、あくまで「気軽に楽しめる程度」と理解しておくべきでしょう。
購入時の注意点と価格帯
レブロスLT2000S-XHを購入する際のチェックポイントと価格相場を確認しましょう。
🛒 購入時のチェックリスト
- ✓ ハンドルのガタつきを実機で確認(可能な場合)
- ✓ ベールアームの開閉がスムーズか確認
- ✓ ドラグノブが適切に締まるか確認
- ✓ スプールが正しく装着されているか確認
- ✓ 付属のスプール位置調整ワッシャーが同梱されているか確認
- ✓ 保証書や説明書が揃っているか確認
💴 価格相場(2025年12月時点)
| 購入場所 | 価格帯 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 実店舗(量販店) | 7,500〜8,500円 | 実物確認可能 | やや高め |
| 大手通販サイト | 7,000〜7,600円 | ポイント還元あり | 実物確認不可 |
| 釣具専門通販 | 7,200〜7,800円 | 専門的サポート | 送料がかかる場合あり |
| フリマ・中古 | 5,000〜6,500円 | 安価 | 保証なし、状態不明 |
最安値は大手通販サイトで、セールやポイント還元を活用すれば実質6,500円程度で購入できることもあります。ただし、初めてのリール購入なら実店舗で実物を触って確認することを強くおすすめします。ハンドルのガタつきや巻き心地は個体差があるため、実際に手に取って判断するのが確実です。
中古品については、外観の傷は問題ないが、内部の状態が分からないリスクがあります。ベアリングやギアの摩耗具合は外見では判断できず、購入後すぐに不具合が出る可能性もあります。1,000〜2,000円の差であれば、保証のある新品を購入する方が安心でしょう。
🎁 セット購入のメリット
初心者の場合、ロッドとのセット販売を活用するのも一つの方法です。例えば、ダイワの「月下美人アジング」や「鯵道5G」とのセットで購入すれば、相性の良い組み合わせで始められます。セット価格で1〜2割安くなることもあるため、トータルコストを抑えたい方は検討してみてください。
また、スペアスプールを同時購入するのもおすすめです。別々に購入するより送料が節約できますし、最初からライン使い分けの準備ができます。特にPEラインとエステルラインの両方を試してみたい初心者には有効な選択です。
まとめ:レブロスLT2000S-XHはアジング入門に最適な選択
最後に記事のポイントをまとめます。
- レブロスLT2000S-XHは195gの軽量ボディとギア比6.2のエクストラハイギアが特徴
- ハンドル1回転81cmの巻取り長さでキャロやジグヘッド1g以上に適している
- 通常モデルのLT2000Sはギア比5.2で豆アジの数釣りに向いている
- 24レブロスはエアドライブデザイン採用で20レブロスより最大10g軽量化
- ATD TYPE-Lドラグシステムで滑り出しがスムーズになった
- PE0.4号が200m巻けるラインキャパシティでアジングに十分
- 実売価格7,000円前後で1万円以下の最軽量クラス
- 上位の23レガリスは175gでさらに軽量だが約8,500円
- 下位の20クレストは約4,900円だがエアドライブ非搭載で重い
- シマノ22サハラと比較すると軽量性でレブロスが優位
- ハンドルはシャフト貫通式でガタつく個体がある点に注意
- ハンドルノブ交換は困難でカスタマイズ性は限定的
- スペアスプール追加が最も手軽で効果的なカスタマイズ
- マグシールド非搭載のため防水性は期待できない
- 釣行後の水洗いと乾燥でメンテナンスを徹底すれば長く使える
- ライントラブルが極めて少なくストレスフリーな釣りが可能
- 街灯元での豆アジングにはノーマルギアのLT2000Sが適している
- キャロやプラグも使いたい場合はLT2000S-XHのハイギアが便利
- LT1000Sは190gで最軽量だが用途が限定的
- エギングやバス釣りとの兼用ならLT2500も選択肢に入る
- エアドライブローターにより巻き出しの軽さが飛躍的に向上
- エアドライブベールで糸絡みが大幅に軽減された
- ベール開閉時のクリック音で高切れトラブルを防止できる
- タフデジギア採用で長期間滑らかな回転が持続
- LC-ABSスプールで従来比約5%の飛距離アップを実現
- ボールベアリング4個+ローラーベアリング1個の計5ベアリング
- 実釣インプレでは30匹以上の豆アジを釣った実績あり
- ドラグ設定は緩めすぎると糸が出すぎる傾向がある
- 購入時は実店舗で実物確認するのが確実
- アジング入門者にとってコスパ最高の選択肢である
- 20 レブロス LT2000S-XHのスペックとインプレ | 釣りクラウド
- ダイワ24レブロス アジングではどれがおすすめ?インプレ・評価・23レガリスとの比較も | 瀬戸内海メバル Blog
- 【神コスパ】ダイワ20レブロスLT2000Sをレビュー!評価:軽量でトラブルレスなリール!|おだやかなる釣りの時間
- 23レガリス LT2000S-Pで豆アジング | madaoもアジング
- 【コスパの神】24レブロスLTをインプレ!23レガリスや20レブロスとの違いも解説【非ねじ込み式】|おだやかなる釣りの時間
- レブロス(リール)|DAIWA
- エーテルのブループで豆アジング | madaoもアジング
- 【楽天市場】レブロスlt 2000s-xhの通販
- 20レブロスLT2500SLT2500DLT2500S-H何が違うん… – Yahoo!知恵袋
各サイト運営者様へ
有益な情報をご公開いただき、誠にありがとうございます。
感謝の意を込め、このリンクはSEO効果がある形で設置させていただいております。
※リンクには nofollow 属性を付与しておりませんので、一定のSEO効果が見込まれるなど、サイト運営者様にとってもメリットとなれば幸いです。
当サイトは、インターネット上に散在する有益な情報を収集し、要約・編集してわかりやすくお届けすることを目的としたメディアです。
私たちは、情報の収集や整理を通じて「情報をまとめてわかりやすく伝える」という形で新たな価値を提供できるのではないかと考え、運営しております。
なお、引用や参照の方法には不備、あるいはご不快に感じられる点がございましたら、迅速に対応いたしますので、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
当サイトでは、インターネット上に散らばるさまざまな情報を収集し、AIを活用しながら要約・編集を行い、独自の切り口で見解を交えながらわかりやすい形でお届けしています。
情報の整理・編集にあたっては、読者やオリジナル記事の筆者へご迷惑をおかけしないよう、細心の注意を払って運営しておりますが、万が一、掲載内容に問題がある場合や修正・削除のご要望がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
迅速に対応をさせていただきます。
その際には、該当記事の URLやタイトルをあわせてお知らせいただけますと、より速やかに対応 することができますのでそちらもご協力いただけますと大変幸いでございます。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。
