広島県呉市に位置する倉橋島は、アジングファンにとって聖地とも言える釣り場です。音戸大橋と第2音戸大橋で本土とつながっており、アクセスも良好。島内には中小規模の漁港が点在し、20cm超えはもちろん、25cm以上の良型アジが狙える人気スポットとして知られています。
ただし、その人気ゆえに週末や連休には場所取り競争が激化することも。この記事では、倉橋島の主要アジングポイントの特徴から、釣れる時間帯、サイズ、さらには場所取りを避けるコツまで、インターネット上の情報を徹底的に収集・分析してお届けします。
この記事のポイント |
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✓ 倉橋島の人気アジングポイント10ヶ所以上の詳細情報 |
✓ 各ポイントで釣れるアジのサイズと好釣時間帯 |
✓ 25cm超えの大型アジを狙うためのコツとシーズン情報 |
✓ 場所取り競争を避けて快適に釣りを楽しむ方法 |
倉橋島のアジングポイント完全ガイド
- 倉橋島アジングの人気ポイントは尾曽郷港・須川港・重生港
- 大型アジが狙えるのは須川港と海越港
- 初心者におすすめなのは駐車場完備の重生港
- 夜釣りで好釣果を得るコツは常夜灯周辺を攻めること
- 秋から冬にかけてが25cm超えの好シーズン
- 倉橋島でのアジングに最適な時間帯は朝と夕方から夜
倉橋島アジングの人気ポイントは尾曽郷港・須川港・重生港
倉橋島には数多くのアジングポイントが存在しますが、特に注目すべきは尾曽郷港、須川港、重生港の3つです。これらのポイントは地元のアングラーからも高い支持を得ており、安定した釣果が期待できます。
尾曽郷港は波返しが高いものの幅があるため、波返しの上から釣りができる特徴があります。底は岩礁帯となっており、根がかりには注意が必要ですが、その分魚の付きも良好です。
灯りはないが、日が上がっている状態でも釣れることが多い。底は岩礁帯であるため根がかりに注意。
この情報から分かるように、尾曽郷港は昼間でもアジが釣れる可能性があるという点で他のポイントとは一線を画しています。一般的にアジングは夜釣りが主体となりますが、このポイントでは日中の釣りも選択肢に入るため、時間の制約がある方にとっては非常に魅力的でしょう。
須川港は倉橋島の南岸に位置し、倉橋漁港と隣接する形で存在します。ここは大波止がフェンスで立ち入り禁止になっているものの、内海側の岸壁と小波止から釣りが可能です。車を岸壁に横付けできるアクセスの良さも人気の理由の一つとなっています。
重生港は小さな港ながら足場の良い波止から釣りができ、有料駐車場(300円)が整備されているため、ファミリーフィッシングにも適した環境が整っています。潮通しが良く水深もあるポイントで、波止手前には敷石があるため根がかりに注意すれば、安定した釣果が期待できます。
📊 倉橋島主要アジングポイント比較表
ポイント名 | 特徴 | アベレージサイズ | 駐車場 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
尾曽郷港 | 日中も実績あり | 20cm(25cm級も) | 有料300円 | 中級者向け |
須川港 | 車横付け可能 | 20~25cm | あり | 初心者OK |
重生港 | 足場良好 | 20cm(25cm級も) | 有料300円 | 初心者OK |
大型アジが狙えるのは須川港と海越港
25cm超えの良型アジを狙いたいなら、須川港と海越港は外せません。これらのポイントは30cm近い大型の実績も報告されており、サイズにこだわるアングラーには特におすすめです。
須川港のアベレージサイズは20~25cmで、30cm弱まで出る可能性があるとの情報があります。底は砂地に小石と藻が点在する環境で、先端から外向きに投げるか、波止の上から狙うのが基本スタイルです。ただし、波止の高さが高いため取り込み時には注意が必要でしょう。
海越港は2本の波止を持つポイントで、外側の波止から外向きが鉄板パターンとされています。アベレージは20~25cmで、単発ながら30cm弱の大型が出ることもあります。まれに波止の内側に大アジが入ることもあり、外側だけでなく内側もチェックする価値があります。
アベレージは20~25cm。単発で30cm弱まで出る。外の波止から外向きが鉄板。まれに波止の内側に大アジが入る。
この記述から、海越港では外向きを基本としながらも、状況に応じて内側も探ることが釣果アップにつながると考えられます。潮の流れや風向きによってアジの回遊ルートが変わるため、柔軟な対応が求められるでしょう。
実際の釣行レポートでは、倉橋島で31cmの尺アジが釣れたという報告もあります。これは夜釣りでの出来事で、ワームを使ったアジングでの釣果でした。このようなドリームサイズが狙えるのも倉橋島の魅力と言えます。
🎣 大型アジ実績ポイントの特徴
- ✅ 須川港:砂地に小石と藻が点在、水深がある
- ✅ 海越港:2本の波止で選択肢が広い、潮通し良好
- ✅ 室尾港:日によって25cm級が連発する可能性
- ✅ 石原南側海岸:数は少ないが秋冬に25cm期待
これらのポイントに共通するのは、潮通しが良く水深があるという点です。大型のアジは深場を好む傾向があり、潮の流れに乗って回遊してくるため、このような条件を満たすポイントが有利になると推測されます。
初心者におすすめなのは駐車場完備の重生港
アジング初心者や家族連れで釣りを楽しみたい方には、重生港が最もおすすめです。有料駐車場(300円)が整備されており、車から釣り場までのアクセスが非常に良好という点が大きなメリットとなります。
重生港は小規模な港ながら足場が良く、安全に釣りができる環境が整っています。アベレージサイズは20cm程度で、25cmクラスも出る可能性があります。夕方から夜にかけてが好釣時間帯とされており、常夜灯がないポイントながらも実績は十分です。
同様に初心者向けのポイントとしては、大向港や西宇土も挙げられます。これらも有料駐車場(各300円)が整備されており、アクセスしやすい環境です。
📍 初心者向けポイントの条件チェックリスト
項目 | 重生港 | 大向港 | 西宇土 |
---|---|---|---|
駐車場 | ○(有料300円) | ○(有料300円) | ○(有料300円) |
足場 | 良好 | 良好 | 良好 |
常夜灯 | なし | あり | あり |
トイレ | 近隣になし | 近隣になし | 近隣になし |
コンビニ距離 | 約5km | 約5km | 約6km |
初心者がポイント選びで重視すべきは、安全性とアクセスの良さです。倉橋島の有料駐車場が整備されているポイントは、地元の理解も得られており、安心して釣りができる環境と言えるでしょう。
ただし、駐車料金が必要なポイントでは、事前に小銭を用意しておくことをおすすめします。また、夜間の釣りでは必ずライフジャケットを着用し、安全第一で楽しむことが大切です。
初めて倉橋島でアジングをする場合は、まず明るい時間帯に下見をして、足場の状況や釣り座を確認しておくと良いでしょう。夜間の釣りでは昼間には見えなかった危険箇所が見えにくくなるため、事前の下見は非常に重要です。
夜釣りで好釣果を得るコツは常夜灯周辺を攻めること
アジングにおいて常夜灯は非常に重要な要素です。常夜灯の光にプランクトンが集まり、それを捕食するベイトフィッシュが寄ってきて、さらにそれを追ってアジが回遊してくるという食物連鎖が形成されるためです。
倉橋島のポイントの中でも、西宇土、大向港、須川港などは常夜灯が設置されており、夜釣りで高い実績を誇ります。特に西宇土は東側にある西宇土波止とL字波止が人気で、アジ・メバル・チヌ・アオリイカ・コウイカ・タチウオ・キス・カレイなど多彩な魚種が狙えます。
常夜灯の無い小規模な波止がいくつかあります。ここには初めてきたのですが、写真の右から二つ目の長い波止以外には釣り人が一切おらず。でも、長い波止には投げサビキのおじさんたちがアジをポツポツ釣っていたのでアジ自体はいるようです。
この釣行レポートから分かるように、常夜灯のないポイントでもアジは釣れるものの、常夜灯があるポイントの方が釣り人が集まる傾向にあります。これは常夜灯の有無が釣果に大きく影響することを示唆していると言えるでしょう。
常夜灯周辺を攻める際のコツとしては、まず明暗の境目を狙うことが基本です。光の当たる明るいエリアと影になっている暗いエリアの境界線に、アジが待機していることが多いためです。ワームをこの境界線に通すように意識してキャストしましょう。
💡 常夜灯攻略の基本テクニック
- 明暗の境目を丁寧に探る – 最も実績の高いゾーン
- 影の中も忘れずにチェック – 大型は影に潜むことも
- 光の真下も試す – 活性が高い時は明るい場所にも
- 風の影響を考慮する – 風裏に寄せられたベイトを狙う
- レンジを変えて探る – 表層から底まで幅広く
ただし、常夜灯があるポイントは人気が高く、週末や連休には早い時間から場所が埋まってしまうことも少なくありません。2008年の釣行レポートには「場所取り激渋!アジ激渋!」という記述もあり、人気ポイントでの場所確保の難しさが伺えます。
秋から冬にかけてが25cm超えの好シーズン
倉橋島で大型アジを狙うなら、秋から冬にかけてがベストシーズンです。この時期は水温が下がり始め、アジの活性が上がるとともに、体高のある良型が接岸してくる傾向があります。
具体的な情報として、尾曽郷港では「潮が動く秋から冬にかけて25cmくらいが釣れる」とされています。また、石原南側海岸では「秋から冬にかけて25cmが期待できる」との情報もあります。これらの情報から、10月から2月頃までが大型狙いのハイシーズンと考えられます。
ただし、季節によって水温の変動があり、年によっても状況は異なります。例えば、2019年6月の釣行では「今年は瀬戸内は個体数が少ないという噂」という記述があり、年ごとの当たり外れもあるようです。
🌡️ シーズン別アジングの傾向
時期 | 水温目安 | アジのサイズ | 活性 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
春(3-5月) | 15-18℃ | 15-20cm | 中 | 数釣りシーズン |
夏(6-8月) | 20-25℃ | 15-20cm | 低 | 深場に落ちる |
秋(9-11月) | 18-20℃ | 20-25cm | 高 | サイズアップ |
冬(12-2月) | 12-15℃ | 20-30cm | 中 | 良型期待 |
水温については、実際の釣行レポートで「測ってみると15度」という記述があります。水温15度前後がアジの活性が保たれるボーダーラインと言われており、これを下回ると活性が落ちる可能性があるため、水温チェックは重要です。
冬場の釣行では防寒対策も必須です。特に倉橋島は海に囲まれているため、風が強く体感温度が下がります。レイヤリングを工夫し、防風・防水性能の高いウェアを着用することをおすすめします。
また、冬場は日照時間が短いため、釣りができる時間帯も限られます。日中の温かい時間帯を有効活用するか、夜釣りに備えて十分な装備を整えることが大切でしょう。
倉橋島でのアジングに最適な時間帯は朝と夕方から夜
アジングの時合いは朝マズメと夕マズメから夜間が基本です。倉橋島でも同様で、多くのポイントでこの時間帯に釣果が集中する傾向があります。
袋の内港北側海岸では「朝が一番釣れる」との情報があり、朝マズメの実績が特に高いようです。一方、重生港では「夕方~夜」、大向港や海越港でも「朝、夕方~夜」がおすすめタイミングとされています。
おススメタイミング:朝、夕方~夜
この記述が複数のポイントで共通していることから、基本的には朝夕がゴールデンタイムと考えて良いでしょう。ただし、前述の尾曽郷港のように「日が上がっている状態でも釣れることが多い」というポイントもあり、すべてのポイントが朝夕限定というわけではありません。
潮回りも重要な要素です。一般的に大潮や中潮の潮が動く時間帯が狙い目とされています。満潮前後や干潮前後の潮止まりの時間は活性が落ちることが多いため、潮見表をチェックして釣行計画を立てることが重要です。
⏰ 時間帯別攻略ポイント
- 朝マズメ(日の出前後1時間)
- 最も活性が高い時間帯
- 表層を意識して探る
- 袋の内港北側海岸が特におすすめ
- 日中(10時~15時)
- 一般的には渋い時間帯
- 尾曽郷港など一部で実績あり
- 深場や影を重点的に
- 夕マズメ(日没前後1時間)
- 朝に次ぐ好時合い
- 常夜灯ポイントへ移動のタイミング
- 徐々にレンジを下げていく
- 夜間(19時~24時)
- 常夜灯周辺が主戦場
- 明暗の境目を丁寧に
- 安全装備を万全に
実際の釣行例として、21時から翌1時までの釣行で、満潮直前から下げ5分の間に釣果が得られたというレポートもあります。このように、潮の動きと時間帯の組み合わせを考慮することが、釣果を左右すると言えるでしょう。
倉橋島アジングポイント別攻略法と関連情報
- 西宇土は有料駐車場で快適にアジングが楽しめる
- 袋の内港は朝マズメが一番釣れるタイミング
- 室尾港は日によって25cm級が連発することがある
- 場所取り競争を避けるなら平日か上関方面も検討
- ジグ単とキャロライナリグを使い分けることが釣果の鍵
- 江田島エリアも合わせてランガンすると効率的
- まとめ:倉橋島のアジングポイントは豊富で大型も狙える
西宇土は有料駐車場で快適にアジングが楽しめる
西宇土は倉橋島のアジングポイントの中でも特に人気の高いスポットです。有料駐車場(300円)が波止手前に整備されており、車を停めてすぐに釣りができる利便性の高さが魅力です。
このポイントにはいくつかの波止が伸びており、特に東側にある西宇土波止とL字波止が人気となっています。釣りものはアジ・メバル・チヌ・アオリイカ・コウイカ・タチウオ・キス・カレイなど多彩で、アジング以外の釣りも楽しめる万能ポイントと言えるでしょう。
ただし、人気ポイントゆえに週末は混雑することが予想されます。確実に釣り座を確保したいなら、早めの到着を心がけるか、平日の釣行を検討する必要があるかもしれません。
いくつかの波止が伸びており、特に東側にある西宇土波止とL字波止が人気だ。釣りものはアジ・メバル・チヌ・アオリイカ・コウイカ・タチウオ・キス・カレイなど。
この記述から、西宇土はオールラウンドな釣り場としての性格が強いことが分かります。アジングだけでなく、エギングやチニング、ライトゲーム全般を楽しめるため、さまざまな釣りスタイルのアングラーが集まるのも頷けます。
西宇土でのアジング攻略法としては、まず常夜灯周辺を重点的に探ることが基本です。複数の波止があるため、先行者がいても別の波止から攻めることができるのも利点でしょう。風向きや潮の流れを見て、最も条件の良い波止を選択することが釣果につながります。
🚗 西宇土アクセス情報
- 音戸大橋から車で約20分
- 駐車料金:300円
- 駐車可能台数:約10台(推測)
- 最寄りコンビニ:約6km
- トイレ:近隣になし
アクセスについては、広島市内からだと車で1時間前後を見込んでおくと良いでしょう。倉橋島は本土と橋でつながっているため、気軽に訪れることができますが、島内にコンビニが少ないため、食料や飲み物は事前に準備しておくことをおすすめします。
袋の内港は朝マズメが一番釣れるタイミング
袋の内港は倉橋島の奥に位置するポイントで、東波止から釣りができます。このポイントの最大の特徴は、朝マズメの実績が非常に高いことです。特に北側海岸は「朝が一番釣れる」とされており、早起きしてでも訪れる価値があるでしょう。
アベレージサイズは20cmで、25cmクラスも出る可能性があります。底は砂地と岩礁が混ざり合う地形となっているため、根がかりには注意が必要です。
袋の内港北側海岸は「知る人ぞ知るポイント」とも表現されており、カキ筏に向かって投げるとよいとの情報があります。このようなローカルな情報を知っているかどうかが、釣果を左右する要因になるかもしれません。
📋 袋の内港の特徴まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
ベストタイム | 朝マズメ |
アベレージ | 20cm |
最大サイズ | 25cm級 |
底質 | 砂地と岩礁の混合 |
攻め方 | カキ筏方向へキャスト |
注意点 | 根がかりに注意 |
袋の内港での釣り方としては、朝マズメの時間帯を逃さないことが最重要です。日の出前から準備を始め、明るくなり始めたタイミングで一気に攻めるのが効果的でしょう。朝一番の数投で当日の釣果が決まることも珍しくありません。
また、カキ筏に向かってキャストするという情報は非常に貴重です。カキ筏周辺はプランクトンやベイトフィッシュが集まりやすく、それを追ってアジも寄ってくる可能性が高いためです。ただし、カキ筏に仕掛けを引っかけないよう、キャスト精度には注意が必要でしょう。
朝マズメ狙いの釣行では、夜明け前の暗い時間帯から釣り座に入ることになるため、ヘッドライトなどの照明器具は必携です。また、夜間の移動は危険を伴うため、明るいうちに一度下見をしておくことを強くおすすめします。
室尾港は日によって25cm級が連発することがある
室尾港は倉橋島の中でも変動の大きいポイントとして知られています。「アベレージが日によってばらつく」という特徴があり、アベレージ20cmの日もあれば、25cmが連発する日もあるようです。
この港は大きく伸びる西波止から釣りができ、アジ・イワシ・キス・カレイ・メバル・チヌ・タチウオ・コブダイ・アオリイカなどが釣れます。ただし、波返しは高さがあり幅が狭いため、外側で竿を出す際には安全に十分気をつける必要があります。
アベレージが日によってばらつく。アベレージ20cmの時もあれば、25cmが連発するときもある。
この情報から、室尾港は当たり外れの大きいポイントと言えそうです。良い日に当たれば25cm級が連発するという夢のような展開もありますが、渋い日にはサイズが伸び悩むこともあるでしょう。
室尾港での攻略法としては、「先端付近から向かい造船所に向かって投げるのが釣れる傾向あり」との情報があります。また、水深があり潮通しが良いという特徴も持っているため、潮が動いている時間帯を狙うことが重要でしょう。
🎯 室尾港攻略のポイント
- ✅ 先端から造船所方向へキャスト
- ✅ 水深がある=深いレンジも探る
- ✅ 潮通し良好=潮が動く時間帯を狙う
- ✅ 日によって群れのサイズが変わる
- ✅ 波返しが高く狭い=安全第一
室尾港のような変動の大きいポイントを攻める際は、情報収集が特に重要になります。SNSやローカルな釣具店での情報をチェックし、直近の釣果を確認してから訪れると良いでしょう。
また、当日の潮回りや天候も釣果に大きく影響すると考えられます。大潮の潮が大きく動く日や、風が弱くベタ凪の日など、好条件が重なったタイミングで訪れることができれば、25cm級連発の展開に遭遇できるかもしれません。
場所取り競争を避けるなら平日か上関方面も検討
倉橋島のアジングポイントは人気が高く、特に週末や連休には場所取り競争が激化します。2008年の釣行レポートには「場所取り激渋!アジ激渋!の倉橋島・江田島」という記述があり、この問題は長年続いているようです。
前日、須川のドングリ名人にアジの釣果情報を携帯電話で尋ねると、最近は、アジは激渋との事、とにかく場所が取れない、ましてやポイントに入ろう事などあり得ないとの連絡がありました。
この記述は2008年のものですが、倉橋島の人気は今も変わっていないと推測されます。実際、良いポイントを確保しようとするなら、平日の9時前に出発しないと難しいという情報もあります。
場所取り競争を避ける方法としては、以下の選択肢が考えられます。
🗓️ 混雑回避の戦略
- 平日釣行 – 最も確実な方法
- 早朝到着 – 夜明け前にポイント確保
- マイナーポイント開拓 – 人が少ない場所を探す
- 上関方面へ転戦 – 倉橋島より空いている
- 悪天候を狙う – 安全範囲内で
特に注目すべきは上関方面です。先ほどの釣行レポートでは、倉橋島を諦めて上関方面に出撃し、アジ33匹という好釣果を得ています。上関方面は広島市内からは倉橋島よりも遠いですが、高速道路(ETC)を使えば2時間で到着でき、場所取り競争も比較的緩やかなようです。
ただし、場所が取れないからといって立ち入り禁止区域に入ることや、無理な駐車をすることは絶対に避けましょう。これらの行為は地元住民の迷惑になるだけでなく、釣り場が閉鎖される原因にもなりかねません。
どうしても倉橋島で釣りたい場合は、有料駐車場のあるポイント(重生港、大向港、西宇土、尾曽郷港など)を選び、正しくマナーを守って釣りをすることが、釣り場を守ることにつながります。
ジグ単とキャロライナリグを使い分けることが釣果の鍵
倉橋島でのアジング攻略には、ジグ単(ジグヘッド+ワーム)とキャロライナリグ(キャロシンカー+ジグヘッド+ワーム)の使い分けが重要です。それぞれに得意な状況があり、柔軟に対応することが釣果アップにつながります。
ジグ単は最もベーシックなリグで、操作性が高く、アジのアタリも取りやすいメリットがあります。0.4g~1g程度のジグヘッドに2インチ前後のワームをセットするのが基本です。近距離戦や風が弱い日、表層から中層を探る際に威力を発揮します。
一方、キャロライナリグ(遠投リグ)は、遠投が効くため沖の深場を攻めたり、風が強い日でも仕掛けを安定させることができます。石原南側海岸では「キャロ等の遠投リグで釣れる」との情報があり、ポイントによってはキャロが必須となる場合もあるでしょう。
🎣 リグ使い分けの基準
状況 | おすすめリグ | 理由 |
---|---|---|
近距離戦 | ジグ単 | 操作性が高い |
遠投が必要 | キャロ | 飛距離が出る |
風が強い | キャロ | 仕掛けが安定 |
表層攻略 | ジグ単 | レンジキープしやすい |
深場狙い | キャロまたは重めのジグ単 | 素早く沈む |
繊細なアタリ | ジグ単 | 感度が高い |
実際の釣行レポートでは「1g+ピーカーブー」や「1.3グラム+アジリンガー」といった具体的なセッティングが紹介されています。ジグヘッドの重さは水深や潮の速さに応じて調整し、ワームも状況に応じて複数種類を用意しておくと良いでしょう。
ワームカラーについては、クリア系、グロー系、ラメ入りなどが定番です。夜間の釣りではグロー系が視認性も高く使いやすいですが、プレッシャーの高いポイントではクリア系の方が反応が良いこともあります。
タックルについては、7フィート前後のアジングロッドに2000番台の小型スピニングリールが標準的です。ラインはエステルライン0.3~0.4号やPEライン0.3~0.4号が一般的で、先端にフロロカーボンのリーダー(0.8~1号程度)を1mほど結束します。
アジングは繊細な釣りであるため、ラインの選択も釣果に影響します。エステルラインは伸びが少なく感度が高い反面、風の影響を受けやすいという特徴があります。PEラインは飛距離が出て強度も高いですが、初心者にはやや扱いづらい面もあります。自分の釣りスタイルに合ったラインを選ぶことが大切でしょう。
江田島エリアも合わせてランガンすると効率的
倉橋島だけでなく、隣接する江田島エリアも合わせてランガン(移動しながら釣る)すると、より効率的にアジングを楽しめます。江田島も倉橋島と同様にアジングポイントが豊富で、場所取り競争を避けるという意味でも選択肢に入れておく価値があります。
倉橋島と江田島は早瀬大橋でつながっており、車での移動も容易です。例えば、倉橋島の北部から釣り始めて、状況が良くなければ江田島の南部へ移動するといった柔軟な釣行プランが可能です。
江田島の主要アジングポイントとしては、以下が挙げられます。
🗺️ 江田島の注目ポイント
- 小用漁港 – 波止先端の外内側
- 柿浦漁港 – 東西両波止の外側
- 早瀬大橋下 – 空き地護岸一帯の捨石周り
- 大須港 – 波止捨石の沖岩礁
- 美能内港 – 先端両側
- 是長・沖村漁港 – 捨石周りから先端
- 大君の桟橋 – 周辺一帯
これらのポイントは倉橋島のポイントと同様、メバルの好ポイントとして紹介されているものもありますが、アジも同様に狙える可能性が高いと推測されます。実際、メバルとアジは似たような環境を好むため、メバルポイント=アジングポイントという図式が成り立つことが多いのです。
ランガンの際の注意点としては、移動時間のロスを最小限にすることです。事前に地図でポイント間の距離を確認し、効率的なルートを計画しておくと良いでしょう。また、各ポイントの満潮・干潮時刻も考慮し、潮が動く時間帯に最も有望なポイントにいられるよう調整することも重要です。
📍 効率的なランガン計画の立て方
- メインポイントを2~3ヶ所決める
- 移動ルートを地図で確認
- 各ポイントの潮時を把握
- 天候・風向きに応じた優先順位
- 燃料・時間の余裕を持つ
ランガンスタイルは、一ヶ所に固執せず柔軟に動けるのが最大のメリットです。特に倉橋島のように人気の高いエリアでは、場所が取れなかった場合でも次の選択肢がすぐに取れるため、釣果を上げやすいと言えるでしょう。
まとめ:倉橋島のアジングポイントは豊富で大型も狙える
最後に記事のポイントをまとめます。
- 倉橋島は広島県呉市に位置し、本土と橋でつながっているためアクセスが良好である
- 島内には尾曽郷港、須川港、重生港、海越港、室尾港など多数のアジングポイントが点在する
- アベレージサイズは20cm前後で、25cm超え、時には30cm近い尺アジも狙える
- 秋から冬にかけて(10月~2月頃)が大型アジのベストシーズンである
- 朝マズメと夕マズメから夜間が最も釣れる時間帯とされる
- 常夜灯周辺、特に明暗の境目を攻めることが夜釣りの基本である
- 有料駐車場(300円)完備のポイントは初心者やファミリーにおすすめである
- 週末や連休は場所取り競争が激化するため、平日釣行か早朝到着が望ましい
- ジグ単とキャロライナリグを状況に応じて使い分けることが釣果アップの鍵である
- 底質は岩礁帯、砂地、砂地に藻が点在など、ポイントによって異なる
- 袋の内港は朝マズメ、重生港は夕方から夜など、ポイントごとに好時合いが異なる
- 室尾港は日によってアベレージサイズが変動する特徴がある
- 西宇土や大向港は常夜灯があり夜釣りの実績が高い
- 場所が取れない場合は上関方面への転戦も選択肢に入る
- 江田島エリアも合わせてランガンすると効率的に釣りができる
- 近隣住民への配慮、ゴミの持ち帰り、安全装備の着用などマナーを守ることが重要である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 倉橋島・鹿島釣り場ポイントマップ/釣り広場.com
- 【広島倉橋】アジ25cmが狙える釣場ポイントと釣果サイズも紹介 | 広島と中国地方の話題速報
- 倉橋島・倉橋漁港・須川港の釣り場・釣りスポット | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA
- 倉橋アジングで「尺アジ」降臨!地図から探るランガン釣行
- 場所取り激渋!アジ激渋!の倉橋島・江田島、好調の上関アジ33匹! – ワーミング日記
- 【アジ&メバル】広島・倉橋島ランガン釣行レポート!【カズ・ハシモト氏連載 vol.7】 | カンパリプラス
- 倉橋島の早瀬周辺Uちゃんポイントでメバル好調 ! – ワーミング日記
- メバリング的ポストシーズンの攻め方 in倉橋島&鹿島【カズ・ハシモト氏連載 vol.6】 | カンパリプラス
- プレシーズンのメバル探査!in倉橋島・早瀬の鳥が首の波止 | かめや釣具
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