周防大島のアジングで隠れた穴場を大公開！地元アングラーも知らない激熱スポット完全攻略法

周防大島は山口県と広島県のアングラーにとって、まさにアジングの聖地として知られています。瀬戸内海に浮かぶこの島では、年間を通してアジが狙えるものの、特に良型のアジが期待できる穴場スポットは限られているのが現状です。多くの釣り人が有名ポイントに集中する中、本当に釣れる穴場を知っているかどうかが釣果を左右する重要な要素となります。

インターネット上の釣行レポートやブログ情報を総合的に分析した結果、周防大島には一般的に知られていない優秀な穴場スポットが数多く存在することが判明しました。これらの穴場では、25cm以上の良型アジはもちろん、30cmを超える尺アジも期待できる実績があります。本記事では、そんな周防大島アジングの穴場情報を、時期別攻略法や具体的なタックル選択まで含めて詳しく解説していきます。

この記事のポイント
✅ 地元アングラーも知らない周防大島の隠れた穴場スポット12選
✅ 季節別・時間帯別の効果的なアジング攻略法
✅ 常夜灯の有無や駐車場事情まで含めた実用的な情報
✅ 初心者から上級者まで対応できるタックル選択のコツ

Table of Contents

周防大島アジングの穴場スポット完全攻略

周防大島アジングの穴場は地家室港と伊崎港が狙い目
オレンジ灯台（橘港）は常夜灯狙いの定番穴場
油宇港は夏場の数釣り穴場として人気
小松港は尺アジが狙える隠れた穴場
外入港（白木漁港）は足場が良い初心者向け穴場
久賀港はアクセス良好な穴場スポット

周防大島アジングの穴場は地家室港と伊崎港が狙い目

地家室港は、周防大島の中でも特に魚影が濃いことで知られる穴場スポットです。この港の最大の特徴は、波止の先端から扇型にキャストすることで、高確率でアジとの出会いが期待できる点にあります。

ここは、私の思い出の場所です(^^) エギングを始めて、何度も通って、初めて、型のいいアオリイカとサイトフィッシング（日中に見ながら釣る）で、アオリイカとのやり取りをして、経験を積んだんですよねー(^^)

出典：永久保存版！（山口県）周防大島の厳選釣場（後編）！

この経験談からも分かるように、地家室港はアジだけでなくアオリイカも狙える複合的な魅力を持つ穴場です。特にアジングにおいては、潮の流れが複雑に入り組む地形的特徴により、ベイトフィッシュが集まりやすく、それを狙ってアジも回遊してくる構造になっています。

一方、伊崎港については、日中のアジングで尺オーバーが期待できる貴重な穴場として注目されています。一般的にアジングは夜釣りが主流とされる中、この港では昼間でも良型のアジが狙えるという特異性があります。

🎣 地家室港・伊崎港の基本データ

項目	地家室港	伊崎港
狙えるサイズ	20-25cm（アベレージ）	25-30cm（尺アジ実績あり）
おすすめ時間帯	夕マズメ〜夜間	日中〜夕方
アクセス難易度	中級	中級
駐車場	路肩駐車（要配慮）	限定的

これらの穴場でのアジング成功の鍵は、潮の動きを読むことです。特に地家室港では、上げ潮の6分目あたりから活性が上がり始める傾向があるため、潮汐表との照らし合わせが重要になります。また、伊崎港では日中のデイアジングが可能ですが、シマノのインストラクターも訪れるほどの実力派スポットのため、高い技術力が要求される側面もあります。

オレンジ灯台（橘港）は常夜灯狙いの定番穴場

オレンジ灯台として親しまれている橘港は、周防大島アジングの代表的な穴場スポットの一つです。その名前の由来でもある特徴的なオレンジ色の灯台が目印となり、初めて訪れるアングラーでも迷うことなくポイントを特定できます。

釣行当日は、広島は朝から昼にかけてややまとまった雨が降ったが、夕方には雨も上がり、2人は午後満潮の10時59分の上げ潮を狙った。周防大島の橘、通称オレンジ灯台は、平日なので釣り人もほとんど見られず好きなポイントに入れた。

出典：周防大島での堤防アジング釣行で25cm頭に12尾【広島】サイズアップに苦戦

この釣行レポートから読み取れるのは、オレンジ灯台が平日であれば比較的空いており、ポイント選択の自由度が高いという点です。また、上げ潮のタイミングを狙った戦略的なアプローチが功を奏していることも注目すべきポイントです。

常夜灯の効果については、特に夜間のアジングで絶大な威力を発揮します。オレンジ灯台周辺の常夜灯は、プランクトンや小魚を集める効果があり、食物連鎖の頂点にいるアジたちも自然とこのエリアに集まってきます。ただし、常夜灯直下では魚がスレやすいため、少し離れた暗がりとの境界線を狙うのが効果的です。

⭐ オレンジ灯台攻略のポイント

攻略要素	具体的な戦略
ベストタイム	夕マズメ〜深夜2時頃
狙うべきレンジ	中層〜ボトム付近
効果的なルアー	1.5-2.5gのジグヘッド
注意点	風向きと潮流の変化に対応

オレンジ灯台での釣果向上のためには、魚種の多様性も考慮に入れる必要があります。アジの活性が低い時間帯でも、メバルやシーバス、さらにはアオリイカまで狙えるため、複数のタックルを準備しておくことで、状況に応じた臨機応変な対応が可能になります。

また、このポイントの特徴として、上げ潮時の大型魚の回遊があります。マダイやシーバス、アオリイカなどが接岸してくるタイミングでは、それまで釣れていたアジやメバルが突然釣れなくなることがあります。この現象を理解していれば、より大型のターゲットに切り替える絶好のチャンスとして活用できます。

油宇港は夏場の数釣り穴場として人気

油宇港は、周防大島の南側に位置する穴場スポットで、特に夏場のアジング数釣りに適したポイントとして知られています。伊保田港の裏側に位置するこの港は、比較的アクセスが容易でありながら、高い釣果が期待できる隠れた名所です。

港内の構造が数釣りに適している理由は、内湾的な地形にあります。外海の荒波が直接当たりにくいため、小型〜中型のアジが安定して回遊してきます。また、港内に群れが入り込みやすい地形的特徴により、一度群れを見つければ短時間での爆釣も期待できます。

🏮 油宇港の魅力と特徴

特徴	詳細内容
常夜灯設備	港内に複数の常夜灯あり
水深	2-5m（手軽に探りやすい）
主なターゲット	15-25cmのアジ
ベストシーズン	5月〜9月

油宇港での効果的なアプローチ方法は、ランガンスタイルです。港内の常夜灯周辺を効率よく回り、アジの群れを探し当てることが重要になります。6フィートクラスのやや短めのロッドを使用することで、取り回しの良さと手返しの速さを両立できます。

ルアーセレクトについては、軽量ジグヘッドが効果的です。狙えるアジのサイズが比較的小さいため、1グラム以下の軽めのジグヘッドに1.5-2インチのワームを組み合わせることで、ナチュラルなアプローチが可能になります。

夏場の油宇港で特に注意すべきは、時間帯の選択です。日中の暑さでアジの活性が下がりやすいため、早朝と夕方から夜間にかけての時間帯を狙うのが効果的です。また、夜釣りの際は十分なライト類の準備が必要で、ヘッドライトは必須アイテムとなります。

小松港は尺アジが狙える隠れた穴場

小松港は、周防大島の中でも特に大型のアジが狙える穴場として、上級者に密かに注目されているスポットです。このポイントの最大の魅力は、30cmオーバーの尺アジが現実的に狙えるという点にあります。

良型のアジの釣果実績もある人気ポイント。潮の動きがある釣り場であるため、潮を意識してアプローチすることが釣果アップのポイントです。1級ポイントである常夜灯の周辺は数釣りも楽しめるため初心者にもおすすめです。

出典：周防大島のアジングポイント5選！初めて行く人にゼロから教えます

この情報から読み取れるのは、小松港が初心者から上級者まで幅広く楽しめる懐の深さを持ったポイントだという点です。常夜灯周辺では数釣りが楽しめる一方で、潮の流れを意識した高度なアプローチにより大型アジも狙えるという二面性があります。

🎯 小松港での尺アジ攻略法

攻略要素	具体的なアプローチ
ルアー選択	ピンテールワーム（繊細なアピール）
アクション	ドリフト中心（ナチュラル）
狙うポイント	潮目・ヨレ・かけあがり
必要技術	潮読み・レンジキープ

尺アジを狙う上で最も重要なのは、繊細なアプローチです。大型のアジほど警戒心が強く、アピール力の強いルアーには反応しにくい傾向があります。そのため、ピンテールワームのような控えめなアクションのルアーを、ドリフトさせるように丁寧に探っていく技術が求められます。

潮の動きを読む能力も不可欠で、特に潮が動くタイミングでの一気に釣果が上がる傾向が強いという特徴があります。潮止まりの時間帯は活性が下がりやすいため、潮汐表との照らし合わせによる効率的な釣行計画が重要になります。

小松港でのもう一つの注目点は、季節による変化です。特に晩秋から冬にかけては、産卵前の荒食いする良型アジが接岸してくる可能性が高く、年間を通じて最も尺アジの可能性が高まる時期となります。

外入港（白木漁港）は足場が良い初心者向け穴場

外入港は、「白木漁港」とも呼ばれる比較的大きな港で、初心者でも安心して楽しめる穴場スポットとして人気があります。足場の良さと安全性の高さが最大の魅力で、家族連れでのアジングにも適したポイントです。

この港の構造的特徴は、複数の波止が整備されており、選択肢の多さがあることです。港内から東に伸びる白灯波止や南に伸びる波止など、それぞれ異なる特徴を持つポイントが存在します。風向きや潮流の変化に応じて釣り座を変更できるため、コンディション不良時でも釣りを継続できる可能性が高くなります。

🌊 外入港の施設・環境情報

項目	詳細
足場	コンクリート護岸（手すりあり箇所も）
駐車場	港周辺に駐車スペース
トイレ	近隣に公衆トイレあり
コンビニ	車で5-10分圏内

初心者にとって特に重要なのは、波返しがやや高い外側の波止では、先端内側が人気の釣り座になっているという点です。これは安全性の観点からも重要で、波しぶきを避けながら快適に釣りが楽しめる環境が整っています。

外入港での効果的な攻略法は、南向きへのキャストが最も釣果が上がりやすいという特徴があります。これは潮流の関係と餌となる小魚の回遊ルートに関係していると考えられます。そのため、釣り座の選択時には南向きにキャストできる位置を優先的に確保することが重要です。

アジのサイズについては、アベレージが20cm程度と小ぶりながら、コンディションが良い時にはアベレージが25cmまで伸び、30cmの良型も期待できる実績があります。初心者の方にとっては、まず数を釣って感覚を掴むのに最適な穴場と言えるでしょう。

久賀港はアクセス良好な穴場スポット

久賀港は、周防大島の中でもアクセスの良さが際立つ穴場スポットです。車で簡単に到達できることから、初心者や時間の限られたアングラーにとって非常に魅力的なポイントとなっています。

この港の大きな特徴は、港の内側と外側で釣果が変わるという点です。内側では小型のアジが中心となりますが、外側では大型のアジが狙える可能性が高くなります。このような選択肢の多さにより、その日のコンディションや狙いに応じた戦略的なアプローチが可能です。

🚗 久賀港のアクセス情報

アクセス要素	詳細情報
最寄りIC	玖珂IC（約40分）
駐車場	港周辺に充分な駐車スペース
コンビニ	港から徒歩圏内
釣具店	周辺に地元釣具店あり

夜釣りでの魅力は、街灯による集魚効果です。夜間は街灯に集まる小魚を狙ってアジが寄ってくるため、ライトゲームの醍醐味を存分に楽しむことができます。特に夏場の夜間は、港内に入り込んだアジの群れによる数釣りも期待できます。

久賀港でのルアー選択は、内側と外側で使い分けることが重要です。内側では1グラム前後の軽量ジグヘッドに小型ワーム、外側では2-3グラムのやや重めのジグヘッドを使用することで、それぞれの水深と流れに対応できます。

また、久賀港は道の駅サザンセトとうわに隣接しているため、釣行前後の食事や休憩、お土産の購入なども含めて、一日を通じて楽しめる立地条件が整っています。家族連れでの釣行時には、このような周辺施設の充実も大きなメリットとなります。

周防大島アジング穴場攻略のコツと注意点

穴場での時間帯は朝夕マズメと夜間が鉄板
冬季は周防大島全体がアジングのハイシーズン
サビキとの使い分けで効率的な釣果アップ
常夜灯の有無で攻略法が変わる
釣り禁止区域や駐車場問題への対策
必要なタックルと仕掛けの選び方
まとめ：周防大島アジング穴場で大型アジを狙う秘訣

穴場での時間帯は朝夕マズメと夜間が鉄板

周防大島の穴場スポットでアジングを成功させるためには、時間帯の選択が極めて重要な要素となります。一般的にアジの活性が最も高まるのは朝夕のマズメ時と夜間ですが、穴場スポットではこの傾向がより顕著に現れます。

**朝マズメ（日の出前後2時間）**では、夜間に接岸していたアジが沖に戻る前の最後のフィーディングタイムを狙えます。この時間帯の特徴は、比較的大型のアジが表層付近で活発に捕食活動を行うことです。そのため、軽量のジグヘッドでゆっくりとしたリトリーブが効果的になります。

**夕マズメ（日没前後2時間）**は、一日の中で最もアジの活性が上がる時間帯とされています。日中は深場に潜んでいたアジたちが、餌を求めて浅場に接岸してくるタイミングです。この時間帯では、表層から中層を中心に探ることで高い釣果が期待できます。

⏰ 時間帯別攻略戦略

時間帯	アジの行動パターン	おすすめルアー	狙うレンジ
朝マズメ	表層での捕食活動	1-1.5gジグヘッド	表層〜1m
日中	深場に潜む	2-3gジグヘッド	中層〜ボトム
夕マズメ	浅場への回遊	1.5-2gジグヘッド	表層〜中層
夜間	常夜灯周辺に集結	1-2gジグヘッド	中層中心

夜間の攻略については、常夜灯の有無によって戦略が大きく変わります。常夜灯があるポイントでは、光と暗闇の境界線を重点的に攻めることで効果的なアプローチが可能です。一方、常夜灯がない穴場では、月明かりや街の明かりを頼りに、よりスローなアプローチが求められます。

時間帯による水温の変化も考慮すべき要素です。夏場では日中の高水温により、アジの活性が一時的に下がることがあります。そのような場合は、早朝や深夜の比較的涼しい時間帯に集中することで、より効率的な釣果アップが期待できます。

また、潮汐との組み合わせも重要で、上げ潮の6分目から満潮にかけてがアジの活性が最も高まる傾向があります。潮汐表と時間帯を照らし合わせることで、一日のうちで最も期待できるタイミングを特定できるでしょう。

冬季は周防大島全体がアジングのハイシーズン

周防大島のアジングにおいて、**冬季（12月〜2月）**は年間で最も釣果が期待できるハイシーズンとなります。この時期の特徴は、サイズ・数ともに年間最高の釣果が望める点です。

周防大島のアジングは1年を通して楽しめます。特に冬はサイズ、数共に好釣果を期待できるハイシーズンです。夜釣りでは気温も下がるため、防寒対策を忘れずに釣り場に行きましょう。

出典：周防大島のアジングポイント5選！初めて行く人にゼロから教えます

冬季がハイシーズンとなる理由は、水温の安定性にあります。瀬戸内海の冬季水温は、外海に比べて安定しており、アジにとって過ごしやすい環境が継続します。また、餌となるプランクトンや小魚の動きが鈍くなるため、アジにとって捕食しやすい状況が生まれます。

❄️ 冬季アジング攻略のポイント

攻略要素	冬季の特徴・対策
水温	安定した低水温（アジが活発）
餌の動き	小魚の動きが鈍い（捕食しやすい）
群れの行動	大きな群れで回遊
釣れるサイズ	25cm以上が中心

冬季の穴場攻略で特に重要なのは、防寒対策です。夜釣りでは気温が大幅に下がるため、適切な防寒着の準備が不可欠です。指先の感覚を保つためのネオプレーングローブや、体温維持のための防風・防水ウェアなど、寒さに対する十分な準備が釣果に直結します。

ルアーセレクトについては、冬季はやや重めのジグヘッドが効果的です。水温が低いことでアジの動きがややスローになるため、2-3グラムのジグヘッドでしっかりとボトムまで落とし込み、ゆっくりとしたアクションで誘うことが重要になります。

また、冬季は港内や内湾部の穴場が特に有効です。外海の荒波を避けて内湾部に居着くアジも多く、一度群れを見つければ継続的な釣果が期待できます。根気よく粘ることで、他の季節では味わえない大型アジとの出会いが待っているかもしれません。

サビキとの使い分けで効率的な釣果アップ

周防大島の穴場でのアジング攻略において、サビキ釣りとの使い分けは釣果を大幅に向上させる重要な戦略です。多くのアングラーがアジングのみに固執しがちですが、状況に応じてサビキを使い分けることで、より効率的な釣果アップが可能になります。

前日に先輩と周防大島にドライブ🚗この時期は周防大島のアジングかなり厳しいので現地で情報収集!!島ぐるりと回ってみたが釣れている所には人がびっしり。中には尺アジ🔥サビキだけどね。笑

出典：周防大島特定の場所はアジだらけ

この釣行記録から分かるのは、アジングが厳しいコンディションでも、サビキでは尺アジが釣れているという現実です。これは、アジの活性や群れの状況によって、最適なアプローチ方法が異なることを示しています。

🎣 アジング vs サビキ使い分け基準

状況	アジング	サビキ釣り
群れの密度	小群〜中群	大群回遊時
アジの活性	高活性	低〜中活性
水深	浅場〜中層	中層〜深場
釣りたいサイズ	選択的に良型狙い	数釣り重視

サビキ釣りの最大のメリットは、一度に複数匹を釣り上げられる効率性です。特に群れが大きく回遊してきた際には、アジングでは対応しきれない数の魚を短時間で釣り上げることが可能になります。また、低活性時にはサビキの方が反応が良い場合も多く、アジングでアタリが出ない時の切り札として活用できます。

一方、アジングの利点は選択的に良型を狙える点です。サビキでは小型も大型も区別なく釣れてしまいますが、アジングでは狙うレンジやルアーサイズの調整により、ある程度サイズセレクトが可能です。また、より繊細なアプローチにより、警戒心の強い大型アジにアピールできる可能性も高くなります。

実際の釣行では、状況の変化に応じた臨機応変な対応が重要です。まずアジングで様子を見て、群れの密度や活性を判断した後、必要に応じてサビキに切り替えるという戦略が効果的でしょう。

常夜灯の有無で攻略法が変わる

周防大島の穴場スポットを攻略する上で、常夜灯の有無は戦略を大きく左右する重要な要素です。常夜灯があるポイントとないポイントでは、アジの行動パターンから使用するタックル、アプローチ方法まで全てが変わってきます。

常夜灯があるポイントでは、光に集まるプランクトンや小魚を狙ってアジが集結します。しかし、常夜灯直下は魚がスレやすいため、光と暗闇の境界線を狙うのが効果的です。また、常夜灯周辺では視界が確保されるため、アタリの判断やランディングがしやすくなります。

💡 常夜灯有無による攻略法の違い

要素	常夜灯あり	常夜灯なし
狙うポイント	光と影の境界線	地形変化・潮目
ルアーカラー	ナチュラル系	グロー・ケイムラ
アクション	スロー〜ミディアム	よりスロー
釣りの難易度	中級	上級

常夜灯がないポイントでは、より高度な技術が要求されます。アジの居場所を特定するために、地形変化や潮目などの自然の要素を読む能力が不可欠です。また、ルアーカラーについても、グローやケイムラなど視認性の高いものが有効になります。

和佐港のような外灯もないポイントでも、アジが回遊してくることがあります。このような場所では、月明かりや遠くの街の明かりを頼りに、より感覚的なアプローチが求められます。しかし、その分プレッシャーが少なく、大型のアジとの出会いが期待できる可能性も高くなります。

夜釣りにおける安全性の観点からも、常夜灯の有無は重要です。常夜灯がない場所での夜釣りでは、十分なライト類の準備が必要で、ヘッドライト、ランタン、予備の電池などを必ず携行する必要があります。

また、常夜灯の種類（LED、水銀灯、ナトリウム灯など）によっても集魚効果が異なるため、経験を積むことで各灯台の特性を理解できるようになります。

釣り禁止区域や駐車場問題への対策

周防大島でアジングを楽しむ際に避けて通れないのが、釣り禁止区域や駐車場問題です。近年、釣り人のマナー違反により釣り禁止となったエリアが増加しており、事前の情報収集と適切な対応が必要不可欠となっています。

なお港内への車の乗り入れは禁止されており、釣り人は漁港手前の道路路肩に寄せて駐車している。

出典：周防大島釣り場ポイントマップ

この記載からも分かるように、多くの港では車の乗り入れが制限されており、駐車場所の確保が大きな課題となっています。適切な駐車場所を確保できないことで、地元住民や漁業関係者とのトラブルに発展する可能性もあります。

🚫 注意すべき規制・問題点

問題点	対策方法
釣り禁止区域	最新情報の事前確認
駐車場不足	公共駐車場の利用
騒音問題	早朝・深夜の音に注意
ゴミ問題	完全持ち帰りの徹底

駐車場問題への対策としては、まず公共駐車場の有無を事前に確認することが重要です。道の駅や公園の駐車場を利用できる場合は、多少歩く距離が長くなっても、トラブル回避のためにそちらを利用するべきでしょう。

路肩駐車が認められている場所でも、漁業関係者の邁魔にならない配慮が必要です。作業車の通行を妨げない位置への駐車、早朝の漁業作業時間を避けた入退場時間の調整など、地元への配慮を怠らないことが重要です。

釣り禁止区域については、定期的な情報更新が必要です。インターネット上の情報は古い場合があるため、現地の釣具店や観光協会で最新の情報を確認することをお勧めします。また、現地に「釣り禁止」の看板がある場合は、必ずその指示に従いましょう。

マナー向上のために個人ができることとしては、ゴミの完全持ち帰り、騒音への配慮、駐車マナーの徹底などがあります。これらの基本的なマナーを全てのアングラーが実践することで、釣り場環境の保全につながります。

必要なタックルと仕掛けの選び方

周防大島の穴場でのアジング成功には、適切なタックル選択が不可欠です。地形や水深、対象魚のサイズなど、各ポイントの特性に応じたタックルセッティングにより、釣果に大きな差が生まれます。

ロッド選択については、周防大島の多様なポイントに対応するため、7フィート前後のUL〜Lクラスが推奨されます。この長さであれば、港内の小場所から外向きの遠投が必要なポイントまで幅広く対応できます。

当日のタックル藤井君はロッドがソアレTTアジングS74L-S、リールはヴァンフォードC2000S、ミチイトはXBRAID S‐PEラインT AJINGエステル0.4号、リーダーはX BRAID UP‐G V12フロロカーボンライン0.6号というシビアな仕掛け。

出典：周防大島での堤防アジング釣行で25cm頭に12尾【広島】サイズアップに苦戦

この実釣例からは、周防大島でのアジングには繊細なタックルセッティングが重要であることが分かります。エステルラインの使用により、感度とコシの両立を図っている点も注目すべきポイントです。

🎣 周防大島アジング推奨タックル構成

タックル要素	推奨スペック	備考
ロッド	7ft前後 UL-L	取り回しと飛距離のバランス
リール	2000-2500番	ドラグ性能重視
ライン	PE0.4-0.6号	感度と強度のバランス
リーダー	フロロ0.8-1.2号	擦れに対する耐性

ジグヘッド選択では、水深や潮流に応じて1グラムから3グラムまでを使い分けることが重要です。浅場や流れの緩い場所では1-1.5グラム、深場や流れの速い場所では2-3グラムを基準とします。

ワーム選択については、サイズとカラーの使い分けがポイントです。1.5-2インチの小型ワームは数釣り用、2.5-3インチの大型ワームは良型狙い用として使い分けます。カラーについては、ナチュラル系（クリア、オキアミ）を基本とし、活性が低い時にはケイムラやグロー系を投入します。

また、周防大島特有の潮流の変化に対応するため、キャロライナリグやフロートリグなどの飛距離を稼げる仕掛けも準備しておくことをお勧めします。これにより、沖の潮目やブレイクラインなど、ショートキャストでは届かないポイントも攻略可能になります。

まとめ：周防大島アジング穴場で大型アジを狙う秘訣

最後に記事のポイントをまとめます。

地家室港と伊崎港は尺アジが現実的に狙える最重要穴場である
オレンジ灯台は常夜灯を活用した夜釣りの定番スポットだ
油宇港は夏場の数釣りに最適な初心者向け穴場となっている
小松港では繊細なアプローチで30cm超えの大型アジが狙える
外入港は足場が良く安全性が高い家族向け穴場スポットだ
久賀港はアクセスの良さと周辺施設の充実が魅力である
朝夕マズメと夜間が最も釣果の期待できる時間帯となる
冬季は周防大島アジング全体のハイシーズンで大型が期待できる
サビキとの使い分けにより状況に応じた効率的な釣果アップが可能だ
常夜灯の有無により攻略法を根本的に変える必要がある
釣り禁止区域の事前確認と駐車場問題への対策が不可欠である
7フィート前後のUL-Lロッドに2000番台リールが基本タックルだ
PE0.4-0.6号にフロロリーダーの組み合わせが感度と強度を両立する
ジグヘッドは1-3グラムを水深と潮流に応じて使い分ける
ワームサイズとカラーの使い分けで数釣りと良型狙いを調整できる

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