三重県四日市港は、アジングアングラーにとって知る人ぞ知る好ポイントとして注目を集めています。常夜灯が点在する工業地帯の港湾エリアは、アジが回遊しやすい環境が整っており、初心者から上級者まで幅広く楽しめる釣り場です。特に秋から冬にかけてのシーズンは、脂の乗った良型のアジが狙えることから、週末になると多くの釣り人で賑わいます。
この記事では、四日市港でのアジングについて、具体的なポイント選びから実践的なテクニック、ワームやジグヘッドの選び方まで徹底解説していきます。実際の釣果情報や現地アングラーの声をもとに、初めて四日市でアジングをする方でも釣果が上げられるよう、わかりやすく情報をまとめました。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ 四日市港の一級ポイントと狙い目の時間帯 |
| ✓ 季節ごとの釣れるパターンと攻略法 |
| ✓ ワームカラーとジグヘッドの効果的な使い分け |
| ✓ 釣果を伸ばすための具体的なテクニック |
四日市アジングの基本情報とポイント選び
- 四日市港でアジングが盛んな理由は常夜灯と潮の流れにある
- 四日市アジングのベストシーズンは秋から冬にかけて
- 常夜灯周りが一級ポイントになる理由
- 河川絡みのポイントも見逃せないスポット
- 釣り人が多い土日でもポイント選びで差がつく
- 船尾灯が照らすエリアも狙い目のポイント
四日市港でアジングが盛んな理由は常夜灯と潮の流れにある
四日市港がアジングの好ポイントとして知られる理由は、その地形的特徴と設備環境にあります。工業地帯に位置する四日市港には、夜間照明として多数の常夜灯が設置されており、これがプランクトンを集め、それを追ってベイトフィッシュ、さらにアジが集まるという食物連鎖が形成されています。
港内は比較的穏やかな水域でありながら、外海からの潮の影響も適度に受けるため、アジにとって快適な環境が整っています。また、水深も場所によって変化があり、浅場から深場まで様々なレンジを探れるのも魅力の一つです。
「秋の夜風が気持ち良く感じ始めた10月4日の夜、三重県四日市市の四日市港にアジングに出かけてみた。いつもは何かテーマを決めて釣行しているが、今回は素直に私のようにお腹周りに脂が乗っている金アジが食べたくなり、クーラーに氷を詰めて出かけた。」
この引用からも分かるように、四日市港は気軽に訪れることができ、かつ食べて美味しいアジが狙えるという点で、多くのアングラーを惹きつけています。
四日市港の特徴的な環境として、河川の流入もあります。これにより海水と淡水が混ざり合うエリアが生まれ、プランクトンが豊富になります。アジはこうした栄養豊富なエリアを好むため、河口周辺は特に有望なポイントとなっています。
さらに、港湾施設が充実しているため、足場が良く安全に釣りができる点も見逃せません。夜釣りが中心となるアジングでは、足場の安全性は非常に重要な要素です。四日市港は堤防が整備されており、ライトを使いながらでも安心して釣りができる環境が整っています。
📍 四日市港の主な特徴
| 特徴 | 詳細 | アジングへの影響 |
|---|---|---|
| 常夜灯 | 港内に多数設置 | プランクトンとベイトを集める |
| 潮の流れ | 適度な流れがある | アジの回遊ルートになる |
| 河川流入 | 淡水と海水の混合域 | 栄養豊富でアジが集まる |
| 足場 | 整備された堤防 | 夜釣りでも安全に釣行可能 |
四日市アジングのベストシーズンは秋から冬にかけて
四日市港でのアジングは、一般的に秋から冬にかけてが最もアツいシーズンとなります。10月頃から水温が下がり始めると、アジは脂を蓄えて越冬の準備を始めます。この時期のアジは特に美味しく、サイズも良型が期待できます。
具体的には、10月から翌年3月頃までがメインシーズンと考えて良いでしょう。この期間中、特に11月から1月にかけては、コンスタントに釣果が期待できる時期です。ただし、真冬の厳寒期は活性が下がることもあるため、気温が極端に低い日は避けた方が無難かもしれません。
「年末に初のアジングで爆釣した私。釣れている間に成功体験を積み重ねようと、1月上旬にまたしても釣り場へ向かったのは、三重県四日市市の四日市港だ。」
この情報からも、冬場でも四日市港でアジングが楽しめることが分かります。実際、1月の正月休み明けでもアジが釣れており、シーズンが長いことが四日市港の魅力の一つです。
時間帯については、夕マズメから夜間にかけてが最も活性が高くなります。日没後1〜2時間は特にアタリが集中する時間帯で、「夕マズメは活性高く入れ食い」という報告もあります。その後、夜が更けてからはポツポツと拾っていくパターンになることが多いようです。
おそらく、常夜灯周りにプランクトンが集まり、それを追ってベイトフィッシュが寄ってくる夕方から夜間にかけてが、アジにとっての食事時間になっているのでしょう。深夜帯でも釣果は期待できますが、夕マズメの時間帯を外すのはもったいないと言えます。
🗓️ 四日市アジングのシーズナルパターン
| 時期 | 水温 | アジの状態 | 釣果の傾向 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 10月 | やや高め | 活性良好 | サイズ・数ともに期待大 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 11月〜12月 | 適温 | 脂が乗る | 良型中心の釣果 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 1月〜2月 | 低め | やや渋い | ポツポツと釣れる | ⭐⭐⭐ |
| 3月 | 上昇傾向 | 活性回復 | 数釣り可能 | ⭐⭐⭐⭐ |
常夜灯周りが一級ポイントになる理由
四日市港でアジングをする際、最も重要なポイントとなるのが常夜灯周りです。夜間、海面を照らす常夜灯は、単なる照明以上の役割を果たします。光に引き寄せられたプランクトンが集まり、それを食べるベイトフィッシュ（小魚）が集まり、さらにそれを捕食するアジが寄ってくるという、完璧な食物連鎖が形成されるのです。
実際の釣行レポートでも、常夜灯周りでの釣果が多数報告されています。「到着すると、アジのライズが前回より激しい」という報告や、「常夜灯下を探して始めてみる」といった記述が多く見られます。これは、常夜灯周りが確実にアジが集まるポイントであることを示しています。
常夜灯攻略のポイントは、光と影の境目を狙うことです。アジは明るすぎる場所よりも、光が届く範囲の端や、影になっている部分に身を潜めていることが多いのです。明暗の境目にワームをキャストし、ゆっくりとリトリーブしながら探っていくのが基本的なアプローチとなります。
ただし、常夜灯周りは釣り人に人気のスポットでもあります。特に週末の夕方から夜にかけては、複数のアングラーで混雑することもあります。「さすが正月休みだ。どうにか空いている常夜灯下を探して始めてみる」といった状況も珍しくありません。
そのため、メジャーな常夜灯だけでなく、少し離れた船尾灯や、あまり知られていない小さな照明も視野に入れて探索することが大切です。人が少ない穴場の常夜灯を見つけられれば、プレッシャーの少ない状況で釣りができ、釣果も期待できます。
💡 常夜灯攻略のコツ
- ✅ 光と影の境目を重点的に狙う
- ✅ 表層から中層、ボトムまで様々なレンジを探る
- ✅ 人が少ない時間帯や穴場の常夜灯を見つける
- ✅ 常夜灯の光が届く範囲の外側も試してみる
- ✅ 潮の流れを意識してキャストする位置を調整する
河川絡みのポイントも見逃せないスポット
四日市港には河川が流入しているエリアがあり、このような河口絡みのポイントも見逃せません。河川から流れ込む淡水には、山や陸地から運ばれてくる栄養分が豊富に含まれており、プランクトンが発生しやすい環境が整っています。
「ここは大きく場所を変え、河川絡みの潮の流れが多少はある場所にポイントに移動してみる。河口と常夜灯が絡む人気のポイントだけあって、周りには数人の釣り人がいる。」
この引用が示すように、河口と常夜灯が組み合わさったポイントは特に人気が高く、実際に釣果も期待できるエリアです。河川からの流れによって常に新鮮な水と栄養が供給されるため、アジが定期的に回遊してくる可能性が高いのです。
河口エリアを攻略する際のポイントは、潮の流れを読むことです。上げ潮の時は海水が河口に入り込み、下げ潮の時は河川の水が海に流れ出ます。この潮の動きに合わせて、アジの位置も変化します。一般的には、潮が動き始めるタイミングや、潮止まりの前後が狙い目とされています。
河口エリアのもう一つの特徴は、水深の変化が大きいことです。浅瀬から急に深くなる場所があったり、川底の地形が複雑だったりします。こうした変化のある場所は、アジが身を隠したり、流れの変化を利用してベイトを待ち伏せしたりするのに適しています。
ただし、河口エリアは流れが速くなることもあるため、ジグヘッドの重さを調整する必要があります。流れが速い時は重めのジグヘッド（1g以上）を使わないと、底まで届かなかったり、流されてしまったりすることがあります。
🌊 河口エリア攻略のポイント
| 要素 | 特徴 | 攻略法 |
|---|---|---|
| 潮の流れ | 上げ下げで変化 | 潮が動くタイミングを狙う |
| 水深変化 | 浅場と深場の境目 | 地形の変化を意識する |
| ベイトの有無 | 小魚の群れが寄る | ベイトの動きを観察する |
| 濁り | 河川水で濁ることも | 濁りが入った時はアピール強めに |
釣り人が多い土日でもポイント選びで差がつく
四日市港は人気の釣り場であるため、特に週末は多くの釣り人で賑わいます。しかし、混雑している状況でも、ポイント選びと時間帯の工夫で釣果に差をつけることは可能です。
まず、多くの人が集まる一級ポイントをあえて避けるという選択肢があります。確かに実績のある場所は魅力的ですが、プレッシャーがかかりすぎるとアジの活性が下がることもあります。少し離れた場所や、あまり知られていない小さな常夜灯周りを探してみると、意外と好釣果が得られることがあります。
「小さなポイントのため、一級ポイントから少し離れた内航船の船尾灯が海面を照らすポイントに陣取って釣りを再開した。」
この事例のように、メジャーなポイントから少し離れた場所でも、十分に釣果が期待できます。むしろ、人が少ない分、アジのプレッシャーも少なく、素直にワームに反応してくれる可能性が高いでしょう。
時間帯のずらし方も効果的です。多くの釣り人は夕マズメから夜8時頃までの時間帯に集中します。そのため、深夜帯や早朝を狙うことで、混雑を避けつつ釣りを楽しむことができます。深夜2時〜4時頃は人が少なく、静かに釣りができることが多いようです。
また、平日の夜に釣行できるなら、それが最も混雑を避けられる方法です。「金曜日の夜なので釣り仲間がきっと釣れている場所をちゃんと探して当てているだろう」という記述からも分かるように、平日でも釣れることは確認されています。
混雑時の対処法として、移動しながら探るランガンスタイルも有効です。一つの場所に固執せず、アタリがなければ次のポイントへ移動する機動力が、釣果を伸ばすカギになることもあります。四日市港は広いエリアですので、歩いて移動できる範囲にも複数のポイントが存在します。
🚶 混雑時の賢いポイント選び
- ✅ メジャーポイントから100m以上離れた場所を探す
- ✅ 船尾灯など、知られていない光源周りを狙う
- ✅ 深夜帯や早朝に釣行時間をずらす
- ✅ 平日の夜を選んで釣行する
- ✅ ランガンスタイルで複数のポイントを探る
船尾灯が照らすエリアも狙い目のポイント
常夜灯だけでなく、係留されている船の船尾灯も、アジングの好ポイントになり得ます。船尾灯は常設の常夜灯ほど明るくはありませんが、それゆえにアジに警戒心を抱かせにくく、意外な好釣果をもたらすことがあります。
実際の釣行レポートでも、「内航船の船尾灯が海面を照らすポイントに陣取って釣りを再開した」という記述があり、その後「開始早々釣り仲間がアジを釣り上げる」という展開になっています。これは、船尾灯周りが十分に有望なポイントであることを示しています。
船尾灯周りを攻略する際のポイントは、船体と光の関係を理解することです。船体が影を作り、その影の部分にアジが身を隠していることがあります。また、船底周辺はベイトフィッシュも身を寄せやすく、それを狙ってアジが回遊してくることもあります。
船尾灯の光は常夜灯と比べて範囲が狭いため、ピンポイントで狙う必要があります。光が当たっている水面の真下だけでなく、光の届く範囲の端や、船体と光の間のエリアなど、細かく探っていくことが重要です。
ただし、係留されている船の周りで釣りをする際は、船主への配慮が必要です。船体にルアーをぶつけたり、ロープに引っ掛けたりしないよう、慎重なキャストを心がけましょう。また、船の出入りがある時間帯は避けるなど、漁業関係者の作業を妨げないよう注意が必要です。
船尾灯周りのもう一つの利点は、他の釣り人とのバッティングが少ないことです。多くのアングラーは常夜灯周りに集中するため、船尾灯は比較的空いていることが多いのです。穴場を見つける感覚で、港内を散策しながら良さそうな船尾灯を探してみるのも、四日市アジングの楽しみの一つと言えるでしょう。
⚓ 船尾灯エリアの特徴
| 特徴 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 光量 | 適度な明るさでアジの警戒心が薄い | 範囲が狭いのでピンポイント狙い |
| 混雑度 | 他の釣り人が少ない | 船主への配慮が必要 |
| 船体の影 | アジの隠れ場所になる | 船体や設備にルアーを引っ掛けないよう注意 |
| アクセス | メインポイントからやや遠い | 移動が必要だが穴場である |
四日市アジングの実践テクニックと釣果アップのコツ
- ワームのカラー選択が釣果を大きく左右する
- ジグヘッドの重さは0.5g〜1.5gを使い分けること
- ボトム攻略が良型アジを釣るカギになる
- 早めの巻きで反応が出ることもある
- セイゴやメバルも同時に狙える魅力
- タチウオも混じるハイシーズンの楽しみ方
- 釣れたアジは持ち帰って美味しく食べられる
- まとめ：四日市アジングの魅力と実践ポイント
ワームのカラー選択が釣果を大きく左右する
四日市港でのアジングにおいて、ワームのカラー選択は釣果を大きく左右する重要な要素です。同じポイント、同じ時間帯でも、ワームのカラーを変えただけで釣果が激変したという報告が複数あります。
「このワームが気になり話を聞いてみると、そのワームは34（サーティフォー）のオクトパスというワームでカラーはあまも。ケイムラが通常の4倍使ってあるらしい。そのケイムラ効果で釣れたのかは断言できないが、そのワームにだけアタリがあった。」
この事例では、特定のワームだけにアタリが集中し、他のワームでは反応がなかったという極端な状況が報告されています。ケイムラ（蛍光紫外線発光）が効果を発揮した可能性が指摘されており、夜間の常夜灯下では紫外線を発するワームが視認性を高めている可能性があります。
一般的に、アジングで効果的とされるカラーは、クリア系、グロー系、そしてケイムラ系です。クリア系はナチュラルにベイトフィッシュを模倣でき、プレッシャーが高い場所で有効です。グロー系は暗い場所や濁りがある時に視認性を高めます。ケイムラ系は常夜灯下で紫外線に反応して光り、アジの視覚に訴えかけます。
四日市港のような常夜灯が多い環境では、特にケイムラ系やグロー系が効果を発揮しやすいかもしれません。ただし、その日の水の透明度や月明かりの有無、アジの活性などによって効果的なカラーは変わりますので、複数のカラーを用意して現場で試行錯誤することが大切です。
また、ワームの形状も重要です。ストレート系、シャッド系、ピンテール系など、様々な形状があります。アジの活性が高い時はアピール力の強いシャッド系、渋い時はナチュラルなストレート系やピンテール系といった使い分けも効果的でしょう。
🎨 状況別おすすめワームカラー
| 状況 | おすすめカラー | 理由 |
|---|---|---|
| 常夜灯下・活性高 | ケイムラ系（あまも等） | 紫外線で発光し視認性抜群 |
| 常夜灯下・渋い時 | クリア系 | ナチュラルでプレッシャー軽減 |
| 暗い場所 | グロー系（チャート等） | 暗闇でも視認できる |
| 濁りがある時 | 白・ピンク系 | 濁りの中でも目立つ |
| 月明かりが強い | クリア・ナチュラル系 | 過度なアピールを避ける |
ジグヘッドの重さは0.5g〜1.5gを使い分けること
四日市港でのアジングでは、ジグヘッドの重さの選択も釣果に直結します。水深、潮の流れ、風の強さ、そして狙うレンジによって、最適な重さは変わってきます。
実際の釣行レポートを見ると、0.5g以下から1.5g程度までの範囲で使い分けられていることが分かります。「0.5g前後の軽めのジグヘッドをボトムまで落とし、スローリトリーブがこの日の正解のようだ」という報告がある一方で、「1.5gのジグヘッドで反応良く」という情報もあります。
一般的な使い分けとしては、以下のような基準が推測されます：
0.5g以下の軽量ジグヘッドは、表層から中層を探る時や、アジの活性が高い時に有効です。ゆっくりとフォールさせることができ、ナチュラルにベイトフィッシュを演出できます。風が弱く、潮の流れが穏やかな日に適しています。
0.8g〜1gのミドルウェイトは、最も汎用性が高く、様々な状況で使えます。底まで届けつつも、繊細なアクションが可能です。四日市港のような港湾部では、この重さがメインになることが多いでしょう。
1.2g〜1.5gの重めのジグヘッドは、風が強い日や、潮の流れが速い時、深場を探る時に必要になります。また、底をしっかり感じ取りながら釣りたい時にも有効です。
「1gのジグヘッドで表層、中層、ボトムと探るが、前回ほどすぐに反応が得られない。ボトムまで沈めて丹念に誘っても無反応。キャストに失敗し回収しようと、ファーストリトリーブをするとヒット。」
この事例では、1gという中間的な重さを使い、さらに巻きスピードを変えることで反応を引き出しています。ジグヘッドの重さだけでなく、アクションの組み合わせが重要であることが分かります。
また、ジグヘッドの形状も考慮すべき要素です。丸型は真っ直ぐ巻くのに適しており、矢じり型はドリフトに向いています。四日市港のような流れのあるポイントでは、状況に応じて形状も使い分けると良いでしょう。
⚖️ ジグヘッドの重さ別特徴と使い分け
| 重さ | 適した状況 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 〜0.5g | 凪・表層狙い | ナチュラルなフォール | 風に弱い・底取りが難しい |
| 0.8〜1g | オールラウンド | 汎用性が高い | 特化した性能はない |
| 1.2〜1.5g | 風強い・深場 | 底取りしやすい・飛距離が出る | アクションが硬くなる |
ボトム攻略が良型アジを釣るカギになる
四日市港でのアジングにおいて、ボトム（底）をしっかり攻略することが、良型のアジを釣るカギになります。小型のアジは表層から中層に浮いていることが多いですが、サイズの良いアジは底付近に潜んでいることが多いのです。
「シェイクしてアピール フリーフォール後ボトムステイでアタリが出ます」「表層、中層ではなく、ボトムべったりにアジが着いてるみたい」
この報告からも分かるように、ボトムステイ（底で止める）やボトムバンピング（底を叩く）といったテクニックが効果的です。底まで沈めた後、軽くシェイクしてアピールし、その後フリーフォールで落とし込む。そして底で少し止めると、そこでアタリが出るパターンです。
ボトム攻略で重要なのは、底をしっかり感じ取ることです。ジグヘッドが底に着いた瞬間を感知できないと、ボトムステイもボトムバンピングもできません。そのためには、ラインテンションを保ちながら、集中してロッドを持つ必要があります。
また、底を探る際は根掛かりのリスクもあります。四日市港は港湾施設が多いため、捨て石や沈んだ障害物がある可能性があります。ボトムを攻める時は、少し浮かせ気味にしたり、軽くテンションをかけながら引いてきたりすることで、根掛かりを回避できます。
「ここで何年か前、良型のアジをちょうどこの時期に底付近で釣ったことを思い出した。ジグヘッドを重めに替え、ゆっくり底付近を探るといきなりひったくっていくようなアタリが出た。ラインをじりじり出しながら沖に走る。ドラグを締め直し、慎重に寄せてくると四日市港では大型と言えるアジだ。」
この体験談は、ボトム狙いで良型が釣れることを如実に示しています。底付近をゆっくり探ることで、警戒心の強い大型のアジにもアプローチできるのです。
ボトム攻略のもう一つのコツは、底から少し巻き上げた後、再び沈めるリフト＆フォールのアクションです。これにより、底付近を上下に動くベイトフィッシュを演出でき、アジの捕食スイッチを入れることができます。
🎣 ボトム攻略テクニック
- ✅ ボトムタッチ後、2〜3秒ステイ（止める）
- ✅ 軽くシェイクしてアピール
- ✅ ゆっくりリフトして再びフォール
- ✅ 底を這わせるようにスローリトリーブ
- ✅ 根掛かり注意！テンションを保つ
早めの巻きで反応が出ることもある
アジングというと、スローなリトリーブが基本とされていますが、四日市港では早めの巻きで反応が出るケースも報告されています。アジの活性や、その日のベイトフィッシュの動きによって、効果的なリトリーブスピードは変わるのです。
前述の引用にもあったように、「キャストに失敗し回収しようと、ファーストリトリーブをするとヒット」という偶然の発見から、早巻きパターンが有効だと分かったケースがあります。これは、アジが活発にベイトを追っている時や、逃げるベイトに反応する時に効果的なアプローチです。
一般的なアジングのセオリーでは、ゆっくりとしたただ巻きや、細かいシェイクを入れながらのリトリーブが推奨されます。しかし、四日市港のように潮の流れがあり、ベイトフィッシュが豊富な環境では、アジの活性も高くなり、素早く動くものにも反応することがあるようです。
早巻きで反応が出た場合、その日はアジが積極的に餌を追っている証拠かもしれません。そのような日は、カウントダウンを短くして中層から表層を中心に探る方が効率的でしょう。逆に、早巻きで反応がない場合は、スローダウンしてボトム中心の攻略に切り替えるのが賢明です。
また、早巻きは広範囲を手返し良く探れるという利点もあります。活性の高いアジがいるレンジを素早く見つけたい時、まず早巻きで広く探り、反応があったレンジをじっくり攻めるという戦略も有効です。
ただし、早巻きはバラシ（フックアウト）のリスクも高まります。アジの口は柔らかく、急激な動きでフックが外れやすいのです。早巻きでアタリがあった時は、焦らず、ロッドの曲がりを利用してじっくりと寄せてくることが大切です。
⚡ リトリーブスピードの使い分け
| スピード | 適した状況 | 効果 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| スロー | 低活性時・渋い時 | じっくりアピール | 時間がかかる |
| ミディアム | 通常時 | オールラウンド | 基本のスピード |
| ファスト | 高活性時・探る時 | 広範囲を素早く探れる | バラシやすい |
セイゴやメバルも同時に狙える魅力
四日市港でアジングをしていると、アジ以外の魚も多く釣れます。特にセイゴ(スズキの幼魚)とメバルは、アジと同じような環境を好むため、同じ仕掛けで狙うことができます。これは四日市アジングの大きな魅力の一つと言えるでしょう。
「釣れるのはセイゴばかり。しかも今回は食べるために氷を用意してきているので、何としてもお持ち帰りをしたい。」「元気の良いコイツでした！セイゴ！」
セイゴは20cm前後のサイズが多く、アジングタックルで釣ると非常に強い引きを楽しめます。特にライトゲーム用の柔らかいロッドを使っていると、ギリギリのやり取りになり、スリリングなファイトが味わえます。セイゴもアジと同様に食べて美味しい魚ですので、キープして持ち帰る価値があります。
メバルも四日市港でよく釣れる魚です。「ボトムまで落とし、スローリトリーブがこの日の正解」という状況で、メバルが連発したという報告もあります。メバルはアジよりもさらにボトム付近を好む傾向があるため、底をしっかり攻めていると掛かることが多いようです。
「パターンを聞くと『底を擦るぐらいでリトリーブしてるよ』とのこと。ロックフィッシュの活性も今ひとつといったところか。しかし、それをものともせず釣友の釣り方を観察していると、なんとあっという間にメバルを3連発。」
メバルはカサゴなどのロックフィッシュ(根魚)の仲間ですが、四日市港ではそれほど大型のロックフィッシュは多くないようです。それでも、メバルのサイズは15〜20cm程度のものが釣れ、こちらも美味しく食べられます。
アジ以外の魚が釣れることで、釣りの楽しみが広がります。「今日はアジの調子が悪いな」という時でも、セイゴやメバルが釣れれば坊主(ノーフィッシュ)を回避できますし、様々な魚種を狙えるというのは飽きが来ない要素です。
ただし、セイゴはアジよりも引きが強いため、ドラグ設定に注意が必要です。アジ用に設定した緩めのドラグだと、セイゴが掛かった時にラインを出されすぎて根に入られることがあります。セイゴが多い時は、ドラグを少し締めておくと良いでしょう。
🐟 四日市港で釣れる魚種と特徴
| 魚種 | サイズ | 釣れるレンジ | 引きの強さ | 食味 |
|---|---|---|---|---|
| アジ | 10〜18cm | 全層 | 中 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| セイゴ | 20〜30cm | 中層〜表層 | 強 | ⭐⭐⭐⭐ |
| メバル | 15〜20cm | ボトム〜中層 | 中 | ⭐⭐⭐⭐ |
| カサゴ | 〜15cm | ボトム | 弱〜中 | ⭐⭐⭐⭐ |
タチウオも混じるハイシーズンの楽しみ方
四日市港の秋から冬のシーズンには、タチウオ(新子サイズ)も回遊してくることがあります。アジングをしていて突然タチウオが掛かる、というサプライズも四日市港ならではの楽しみです。
「2日後、16日の夜に再び四日市港へ。到着すると、アジのライズが前回より激しい。（中略）ここで仲間の1人の浅井さんが、最近好調のタチウオを釣りに行きたいと言うことで、3人で寄ってみることにした。」「1投目で江口さんがタチウオを掛けた。34のモニターをしており、サクッと釣ってしまうのはさすが。浅井さんはホイホイとマシーンのように釣る。3人で30匹ほどタチウオを釣って満足し」
この報告では、アジング用のタックルでタチウオが30匹も釣れたという驚きの釣果が記されています。タチウオは群れで回遊する魚なので、タイミングが合えば連発することもあるようです。
タチウオを狙う場合は、アジングよりも少し大きめのワーム(3インチ程度)を使うと効果的かもしれません。また、タチウオは鋭い歯を持っているため、ワイヤーリーダーを使うのが一般的ですが、新子サイズであればフロロカーボンの太めのリーダー(3〜4号)でも十分対応できることもあります。
タチウオのアタリは独特で、「コツッ」とした小さなアタリや、「持ち上げるようなアタリ」など様々な反応があります。アタリがあっても、すぐに合わせずに少し待って、タチウオがしっかりとワームを咥えてから合わせるのがコツです。
タチウオが回遊してくる時間帯は、おそらく潮が動くタイミングと関連していると思われます。「潮が動き始めたタイミングでボラが活性化」という記述もあり、潮の動きとともにベイトフィッシュが活発になり、それを追ってタチウオも回遊してくるのでしょう。
タチウオが釣れるポイントは、常夜灯周りが中心です。表層から中層をメインに探り、時折ボトムまで沈めてみるという攻め方が有効なようです。アジングで反応が薄い時に、タチウオパターンに切り替えてみるというのも一つの戦略です。
🗡️ タチウオ狙いのポイント
- ✅ 常夜灯周りの表層〜中層を中心に探る
- ✅ 少し大きめのワーム(2.5〜3インチ)を使用
- ✅ アタリがあっても焦らず、しっかり咥えるまで待つ
- ✅ 潮が動くタイミングを狙う
- ✅ 鋭い歯に注意！リーダーは太めに
釣れたアジは持ち帰って美味しく食べられる
四日市港で釣れたアジは、新鮮で非常に美味しく食べられます。釣り場で適切に処理して持ち帰れば、スーパーで買うアジとは比較にならない味わいを楽しむことができます。
実際の釣行レポートでも、釣れたアジを様々な料理で楽しんでいる様子が報告されています。
「お寿司にして頂きました！お醤油にはツリノ 根昆布醤油をセレクト。やっぱりお魚に合いますね！酢飯にはツリノ 根昆布すし酢を使用。臭み取りにも使用したので、ほんのりお酢の味がして美味しかったです♪」
この他にも、「セイゴとアジは唐揚げにしてヤンニョムソースで頂きました」という調理例もあり、様々な料理法でアジを楽しめることが分かります。
アジの定番料理としては、刺身、なめろう、たたき、塩焼き、フライ、南蛮漬けなどがあります。10〜15cmのサイズであれば、骨ごと食べられる唐揚げにするのがおすすめです。カリッと揚げて、レモンを絞って食べれば最高の酒の肴になります。
18cm以上の良型が釣れた場合は、刺身やたたきで食べると、その脂の乗りと甘みを存分に味わえます。秋から冬にかけての四日市のアジは特に脂が乗っているため、刺身で食べる価値は十分にあります。
持ち帰る際の注意点としては、釣り場での血抜きと冷蔵が重要です。釣れたらすぐにエラから血抜きをし、氷を入れたクーラーボックスで冷やすことで、鮮度を保つことができます。「クーラーに氷を詰めて出かけた」「クーラーに食べる分だけのアジ15匹を詰め込んで終了」という記述からも、しっかりと鮮度管理をして持ち帰っている様子が伺えます。
また、四日市港は工業地帯に位置しているため、「四日市港 魚 食べられる」というキーワードで心配する方もいるかもしれません。一般的に、現在の四日市港で釣れる魚は食べても問題ないとされていますが、気になる方は自己判断で持ち帰りを決めてください。多くのアングラーが持ち帰って美味しく食べているという実績はあります。
🍽️ アジのおすすめ料理法
| サイズ | おすすめ料理 | 調理のポイント |
|---|---|---|
| 〜15cm | 唐揚げ | 骨ごと食べられる。カリッと揚げる |
| 15〜18cm | 南蛮漬け、塩焼き | 丸ごと調理で旨みを逃さない |
| 18cm〜 | 刺身、たたき、なめろう | 新鮮なうちに3枚におろす |
| 全サイズ | フライ、天ぷら | 衣をつけてサクサクに |
まとめ：四日市アジングの魅力と実践ポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 四日市港は常夜灯が多く、アジが集まりやすい環境が整っている好ポイントである
- アジングのベストシーズンは10月から翌年3月頃までで、特に秋は脂の乗った良型が期待できる
- 夕マズメから夜間にかけてが最も活性が高く、釣果が期待できる時間帯である
- 常夜灯周りは一級ポイントだが、混雑することも多いため穴場の常夜灯や船尾灯も狙い目である
- 河川が流入するエリアは栄養豊富でアジが集まりやすく、特に潮が動くタイミングが狙い目である
- ワームのカラー選択は釣果を大きく左右し、特にケイムラ系が常夜灯下で効果を発揮する
- ジグヘッドは0.5g〜1.5gの範囲で、状況に応じて使い分けることが重要である
- ボトム攻略が良型アジを釣るカギとなり、ボトムステイやリフト＆フォールが効果的である
- 基本はスローリトリーブだが、早めの巻きで反応が出ることもあり、その日のパターンを見極める必要がある
- アジだけでなくセイゴやメバルも同時に狙え、様々な魚種が楽しめる多様性がある
- 秋から冬にかけてはタチウオも回遊してくることがあり、ハイシーズンならではの楽しみがある
- 釣れたアジは新鮮で美味しく、刺身から唐揚げまで様々な料理で楽しめる
- 混雑を避けるためには、平日や深夜帯の釣行、またはマイナーポイントの開拓が有効である
- 釣り場での鮮度管理(血抜き・冷蔵)をしっかり行うことで、持ち帰った魚を美味しく食べられる
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 堤防ナイトアジング釣行でアジ15匹【三重・四日市港】特定のワームにヒット集中 | TSURINEWS
- 四日市アジング ツ抜けするまで帰れまテン│ゆづパパのちょっとそこまで ～釣り日記～
- 四日市港でのアジング釣行で初体験者もアジ手中【三重】早めの巻きが的中？ | TSURINEWS
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