夜の海でアジを狙う「ナイトアジング」は、日中よりも確実にアジとの出会いが期待できる魅力的な釣り方です。しかし、暗闇の中で効果的なワーム選択ができなければ、せっかくのチャンスを逃してしまうかもしれません。常夜灯の明暗部、月明かりの強弱、水の透明度など、夜特有の条件に合わせたワーム選びが釣果を大きく左右します。
この記事では、夜のアジングで実績の高いワームの種類から、時間帯別の使い分け、カラーローテーションのコツまで、ナイトアジング成功のための情報を網羅的にお届けします。アジの視覚特性や行動パターンを理解した上で、科学的根拠に基づいたワーム選択の方法を解説していきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ 夜のアジングで効果的な3つのワームタイプとその使い分け方法 |
| ✅ 常夜灯の有無や月明かりに応じたカラー選択の基準 |
| ✅ 時間帯別のワーム戦略と釣果アップのテクニック |
| ✅ アジの視覚特性を活用したカラーローテーションの実践法 |
夜のアジングでおすすめワームの基本知識
- 夜のアジングでおすすめワームは「グロー系」「クリア系」「ソリッド系」の3タイプ
- ナイトアジングで釣果が上がる時間帯は19時～5時の暗い時間
- 常夜灯の有無でワームカラーを使い分けることが重要
- アジの視力は0.12だが動体視力が優秀なため夜でも見えている
- 月明かりの強さでワーム選択を変える必要がある
- 夜のアジング用ワームサイズは1.8～2.2インチが最適
夜のアジングでおすすめワームは「グロー系」「クリア系」「ソリッド系」の3タイプ
ナイトアジングにおけるワーム選択は、光の透過性とアピール力の観点から3つのカテゴリーに分類できます。これらのワームタイプを理解することが、夜釣り成功の第一歩となります。
グロー系ワームは、蓄光材料を使用して暗闇で発光するワームです。真っ暗な海中でも強力な存在感を示し、アジの注意を引きつけます。特に常夜灯がない場所や、濁りのある海域で威力を発揮します。ただし、アピール力が強すぎるため、アジに警戒される場合もあることを理解しておく必要があります。
クリア系ワームは、透明な素材で作られており、光を通しやすい特性があります。常夜灯の光が当たると、ワーム内で光が屈折し、自然な輝きを演出します。アジに違和感を与えにくく、スレた魚に対しても効果的です。満月の夜や明るい常夜灯下では、このナチュラルなアプローチが功を奏します。
ソリッド系ワームは、不透明で光を通さない材質のワームです。水中では明確なシルエットを描き、アジに対してワームの存在をはっきりと示します。月明かりが強い夜や、アジの活性が高い時間帯に特に有効です。また、水の濁りがある状況でも、シルエット効果により発見されやすくなります。
📊 夜のアジング用ワーム基本分類表
| ワームタイプ | 光の透過性 | アピール力 | 適用シーン | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| グロー系 | 発光 | 最強 | 暗闇・濁り潮 | 警戒される可能性 |
| クリア系 | 透明 | 弱～中 | 常夜灯下・満月夜 | 目立ちにくい場合あり |
| ソリッド系 | 不透明 | 中～強 | 月明かり・活性高時 | 見切られやすい |
これらの基本タイプを理解した上で、海の状況に応じてローテーションすることが、ナイトアジング成功の鍵となります。
ナイトアジングで釣果が上がる時間帯は19時～5時の暗い時間
夜のアジングにおいて、時間帯の選択は釣果に直結する重要な要素です。一般的に「夜」と呼ばれる時間帯でも、アジの活性には明確な変化があります。
最も効果的とされる時間帯は、日没後の19時から翌朝5時までの完全な暗闇の時間です。この時間帯にアジが活発になる理由は複数あります。まず、昼間に比べて水中の光量が減少することで、アジの警戒心が薄れます。また、夜間にはプランクトンなどの微小な餌生物が活発になり、それを狙ってアジも行動が活発化します。
「潮が動いている時間」「潮が切り替わるタイミング」「まずめ」経験上この3つを意識することで飛躍的に釣果を伸ばせます
この情報からも分かるように、単純に「暗い時間」というだけでなく、潮の動きとの組み合わせが重要です。満潮から干潮への切り替わり時や、潮が大きく動いている時間帯を狙うことで、さらに釣果を向上させることができます。特に夕まずめから夜にかけての時間帯と、朝まずめ前の時間帯は、アジの活性が最も高くなる「ゴールデンタイム」と言えるでしょう。
ただし、深夜になるにつれてアジの反応が鈍くなる傾向もあります。これは水温の低下や、餌となる小魚の活動が静まることが原因と考えられます。そのため、複数のポイントを巡回する戦略を立てることが効果的です。
🕐 ナイトアジング時間帯別活性表
| 時間帯 | アジの活性 | おすすめワーム | 狙うべきポイント |
|---|---|---|---|
| 19:00-21:00 | ★★★★★ | クリア系→グロー系 | 常夜灯周辺 |
| 21:00-24:00 | ★★★★☆ | グロー系中心 | 暗闇のブレイク |
| 24:00-03:00 | ★★★☆☆ | ソリッド系併用 | 潮通し良好エリア |
| 03:00-05:00 | ★★★★☆ | クリア系復活 | 朝まずめポイント |
時間の経過とともにワームタイプを変化させることで、その時々のアジの状態に最適なアプローチが可能になります。
常夜灯の有無でワームカラーを使い分けることが重要
常夜灯の存在は、ナイトアジングにおけるワーム選択の最重要判断基準の一つです。光の有無により、アジの行動パターンや視覚への影響が劇的に変化するためです。
常夜灯がある場所では、光に集まるプランクトンを狙ってアジが集結します。この環境下では、ナチュラルなアプローチが効果的です。クリア系ワームやラメ入りのワームが、常夜灯の光を受けて自然な輝きを放ち、アジの食欲を刺激します。特に赤ラメが入ったクリア系ワームは、常夜灯下でのプランクトンパターンに最適とされています。
常夜灯下でプランクトンを捕食している場合、思いもよらぬ反応が返ってくるかもしれません。夜の釣行で必ず持っておきたい1色です。
一方、常夜灯がない暗闇では、アピール力の高いワームが必要になります。グロー系ワームの発光効果や、チャート系カラーの視認性が威力を発揮します。ただし、アピールが強すぎると逆効果になる場合もあるため、状況を見極めた使い分けが重要です。
常夜灯周辺でも、光の当たり方により細かな戦略が必要です。明暗の境界線付近では、光から影への移行部分でアジが待機していることが多く、ここではソリッド系ワームでシルエットを強調することが効果的です。また、常夜灯の種類（オレンジ系の明かりか白色系の明かりか）によっても、最適なワームカラーが変わってきます。
💡 常夜灯環境別ワーム選択指針
| 環境 | 第1選択 | 第2選択 | 避けるべき |
|---|---|---|---|
| 明るい常夜灯直下 | クリア赤ラメ | ケイムラクリア | 強発光グロー |
| 常夜灯明暗境界 | ソリッドブラック | クリアラメ | 派手なカラー |
| 暗い常夜灯周辺 | 弱発光グロー | チャート系 | 完全クリア |
| 常夜灯なし暗闇 | 強発光グロー | 点発光ドット | ナチュラル系 |
この使い分けにより、それぞれの光環境でアジに最適なアプローチが可能になります。
アジの視力は0.12だが動体視力が優秀なため夜でも見えている
アジの視覚能力を理解することは、効果的なワーム選択のために不可欠です。一般的にアジの静止視力は0.12程度とされており、これは人間でいえば相当な近視状態です。しかし、この数値だけでアジの視覚能力を判断するのは誤りです。
アジの視力は0.12程度だと、言われています。アジは目が悪い？人間で視力0.12となるとメガネが無いと生活出来ないレベルです。と言う事はアジは目が悪い事になりますが、アジは視力は0.12だけど実は動体視力がずば抜けていいのです。
この情報から分かるように、アジは動体視力に優れているため、水中を動くワームの動きには敏感に反応します。さらに重要な点は、魚類の水中での視覚は人間の感覚とは大きく異なることです。水中では屈折率の関係で、人間が見る景色の約2倍鮮明に見えているとされています。
夜間のアジングにおいて、この視覚特性は重要な意味を持ちます。たとえ暗闇であっても、月明かりや僅かな人工光があれば、アジは十分にワームを認識できます。そのため、完全に真っ暗な状況でない限り、過度にアピール力の強いワームは必要ない場合があります。
アジの優秀な動体視力を活かすためには、ワームのアクションが重要になります。フォール時の微細な振動や、ただ巻き時の水押し波動など、視覚だけでなく側線感覚と組み合わせてアジがワームを感知します。特に夜間は、ワームの動きによる水流の変化が、アジにとって重要な察知手段となります。
🎯 アジの視覚特性活用ワーム戦略
| アジの感覚能力 | ワームでの活用法 | 具体的な手法 |
|---|---|---|
| 優秀な動体視力 | 動きのコントラスト強化 | フォール&リフトの明確化 |
| 水中2倍視認性 | 微細なカラー変化活用 | グラデーション系使用 |
| 側線での振動感知 | ワーム形状による波動調整 | リブ付きボディ選択 |
| 光感知能力 | 反射・屈折光の活用 | ラメ・ホログラム活用 |
これらの特性を理解したワーム選択により、アジの感覚を最大限に刺激できます。
月明かりの強さでワーム選択を変える必要がある
月明かりの強弱は、ナイトアジングにおけるワーム選択に大きな影響を与える要素です。月の満ち欠けによって海中の明るさが劇的に変化し、それに伴ってアジの行動パターンも変化します。
満月の夜は、月明かりが非常に強く、海面全体が照らされた状態になります。この状況は、常夜灯で照らされた海域と同様の効果をもたらします。強い月明かりの下では、グロー系ワームは逆に不自然に目立ちすぎて、アジに警戒される可能性があります。
満月の夜に、グローカラーばかりを使っていたら、ギンギンに上からライトで照らされている中に目立つグローカラーワームが泳いでる状態。多分完全にアジに見切られます。
満月時には、ナチュラル系のクリアワームやソリッド系ワームが効果的です。月明かりによってワームのシルエットがはっきりと見えるため、自然な動きと形状が重要になります。また、影を利用した釣り方も有効で、構造物の陰などの暗い部分を狙うことで、アジの警戒心を軽減できます。
新月や月明かりが弱い夜は、真逆のアプローチが必要です。暗闇の中でワームの存在を示すために、グロー系ワームの出番となります。点発光タイプのワームは、暗闇の中でも適度なアピール力を持ち、アジの注意を引きつけます。
月の位置や雲の量によっても、海中の明るさは時間とともに変化します。そのため、月明かりの変化に応じたワーム交換を行うことが、継続的な釣果につながります。釣行前に月齢と天気をチェックし、適切なワームを準備することが重要です。
🌙 月明かり別ワーム選択ガイド
| 月相 | 明るさレベル | 推奨ワーム | カラー優先順位 |
|---|---|---|---|
| 新月 | ★☆☆☆☆ | 強発光グロー | グロー＞チャート＞ソリッド |
| 上弦・下弦 | ★★☆☆☆ | 弱発光・ソリッド | ソリッド＞弱グロー＞クリア |
| 満月 | ★★★★★ | クリア・ナチュラル | クリア＞ソリッド＞ナチュラル |
| 満月（雲あり） | ★★★☆☆ | ソリッド中心 | ソリッド＞クリア＞弱グロー |
月明かりの状況に応じて、これらの基準でワームを選択することで、より確実な釣果が期待できます。
夜のアジング用ワームサイズは1.8～2.2インチが最適
ナイトアジングにおけるワームサイズの選択は、アジのサイズや活性状態に大きく影響される要素です。基本的には1.8インチから2.2インチの範囲が最も汎用性が高く、効果的とされています。
1.8インチワームは、豆アジから中型アジまで幅広いサイズに対応できるオールラウンドサイズです。小さなベイトフィッシュやプランクトンを模倣する際に特に効果的で、アジの警戒心を抑えながらアプローチできます。また、活性が低い状況や、スレたアジに対しても口を使わせやすいサイズです。
2.0インチワームは、ナイトアジングで最も使用頻度の高いサイズです。ほとんどのアジングワームでこのサイズがラインナップされており、実績も豊富です。アジの捕食サイズとベストマッチしやすく、フォール時の存在感とナチュラルさのバランスが良好です。
2.2インチワームは、やや大きめのアジを狙う際や、アピール力を高めたい状況で使用します。潮の流れが速い場所では、ワームが大きいほうが波に負けずにアクションを維持できます。また、良型アジの捕食対象となる小魚サイズを意識した選択でもあります。
サイズ選択は状況に応じて調整することが重要です。渋い状況では小さめ、活性が高い時間帯では大きめを基本とし、さらに潮の速さや水深も考慮に入れます。
📏 ナイトアジング用ワームサイズ選択表
| ワームサイズ | 適用状況 | 対象アジサイズ | アピール力 | 使用場面 |
|---|---|---|---|---|
| 1.6インチ | 超渋い状況 | 豆アジ中心 | 弱 | 高プレッシャー時 |
| 1.8インチ | 標準的状況 | 豆～中型アジ | 中 | オールラウンド |
| 2.0インチ | 一般的状況 | 中型アジ中心 | 中 | 最も実績高 |
| 2.2インチ | 良型狙い | 中型～大型アジ | 強 | 活性高・潮速時 |
この基準に従って、釣行時の状況に最適なワームサイズを選択することで、より効率的なナイトアジングが可能になります。
実践的なアジング夜用ワームの選び方とテクニック
- グロー系ワームは暗闇や濁り潮で威力を発揮する
- クリア系ワームは常夜灯下や満月の夜に効果的
- ソリッド系ワームはシルエットを強調したい場面で使用
- カラーローテーションでアジのスレを回避することが可能
- ジグヘッドの重さは1g前後がナイトアジングの基本
- フォール主体のアクションが夜アジングの鉄則
- まとめ：夜のアジングでおすすめワームとカラー選択の極意
グロー系ワームは暗闇や濁り潮で威力を発揮する
グロー系ワームは、ナイトアジングにおける最強の武器の一つです。蓄光素材により暗闇の中で発光し、他のワームでは不可能な強力なアピール力を発揮します。ただし、その使用タイミングと場所の選択が釣果を大きく左右します。
グロー系ワームが最も威力を発揮するのは、完全な暗闇の状況です。常夜灯がない場所、月明かりも弱い新月の夜、深い水深のボトム付近など、光量が極端に少ない環境で真価を発揮します。このような状況では、グローワームの発光がアジにとって唯一の視覚的手がかりとなり、強力な集魚効果を生み出します。
濁り潮の状況でも、グロー系ワームは非常に有効です。濁りにより視界が悪化した水中では、通常のワームは発見されにくくなりますが、グローワームの発光は濁りを貫通してアジに届きます。雨後の河川流入により海が濁った場合や、潮の動きが激しく底砂が舞い上がった状況では、グローワームが救世主となる場合があります。
蓄光することでアピールを高められるグロー系。ワーム自体が発光、強い存在感を発揮します。真っ暗な海・濁り潮・夜光虫の偏食などが見られるときに、お試しいただきたいカラーです。
グロー系ワームにも種類があり、全体発光タイプと点発光タイプで使い分けが重要です。全体発光タイプは最大のアピール力を持ちますが、状況によってはアジを警戒させる可能性があります。点発光タイプは適度なアピール力で、より多くの状況に対応できます。
蓄光のためのライトアップも重要な要素です。UVライトを使用することで、より強力で持続的な発光を得られます。ただし、過度な蓄光は不自然な明るさとなり、逆効果になる場合もあるため、適度な蓄光を心がけます。
⚡ グロー系ワーム効果的使用条件表
| 使用条件 | 効果レベル | 推奨グロータイプ | 蓄光強度 |
|---|---|---|---|
| 完全暗闇 | ★★★★★ | 全体発光 | 強 |
| 濁り潮 | ★★★★★ | 全体発光 | 中～強 |
| 微光環境 | ★★★☆☆ | 点発光 | 弱～中 |
| 明るい場所 | ★☆☆☆☆ | 使用しない | – |
これらの条件を見極めることで、グロー系ワームの効果を最大化できます。
クリア系ワームは常夜灯下や満月の夜に効果的
クリア系ワームは、ナチュラルアプローチの代表格であり、スレたアジや警戒心の高い状況で威力を発揮します。透明な素材の特性を活かし、光の屈折や反射を利用してアジにアピールします。
常夜灯下でのクリア系ワーム使用は、光の屈折効果を最大限に活用する釣り方です。ワーム内部を通過する光が様々な角度で屈折し、生き物らしい自然な輝きを演出します。この効果は、人工的な強い発光とは異なる、より繊細でナチュラルなアピールを生み出します。
光がワームを通る際屈折するため魚は何かあると感じ取り、ワームの捕食に向かいます。そのため光のある場所ではアピール力が倍増します！
満月の夜におけるクリア系ワームの効果は、月明かりとの相性にあります。強い月明かりの下では、グロー系ワームは不自然に目立ちすぎますが、クリア系ワームは月光を自然に反射・屈折させ、ベイトフィッシュのような自然な存在感を演出します。
クリア系ワームの中でも、ラメ入りタイプは特に効果的です。微細なラメが光を反射し、プランクトンや小魚の鱗のような効果を生み出します。特に赤ラメやシルバーラメは、常夜灯の光色に関わらず効果的な反射を示します。
ケイムラ（紫外線発光）機能が付加されたクリア系ワームも注目すべき選択肢です。紫外線を受けて青白く発光するケイムラは、日中はもちろん、月明かりのある夜でも効果を発揮する可能性があります。
🌟 クリア系ワーム種類別効果表
| クリア系種類 | 光反射特性 | 適用環境 | アピール強度 |
|---|---|---|---|
| ピュアクリア | 純粋屈折 | 常夜灯下 | 弱 |
| シルバーラメ | 金属反射 | 白色光源下 | 中 |
| 赤ラメ | 暖色反射 | オレンジ系光源下 | 中 |
| ケイムラクリア | UV発光 | 月明かり下 | 中～強 |
これらの特性を理解し、光環境に応じて使い分けることで、クリア系ワームの効果を最大化できます。
ソリッド系ワームはシルエットを強調したい場面で使用
ソリッド系ワームは、光を通さない不透明な素材により、水中で明確なシルエットを描くワームです。アジに対してワームの形状と存在をはっきりと示し、視覚的なインパクトで捕食行動を誘発します。
ソリッド系ワームが最も効果的なのは、シルエットコントラストが重要な状況です。明るい水面をバックにしたワームのシルエットや、構造物の影でのワームの輪郭など、形状の認識がアジの捕食判断に重要な役割を果たす場面で威力を発揮します。
月明かりが強い夜では、ソリッド系ワームの真価が発揮されます。月光により海中に適度な明るさがある状況では、ソリッドワームの明確なシルエットがアジの注意を引きつけます。特にブラック系のソリッドワームは、どのような光源に対してもはっきりとしたシルエットを描きます。
月明りが眩しいとき、常夜灯周り、濁りがあるときにて、シルエットをハッキリ見せたい状況下などに強いですね。
活性の高いアジに対しても、ソリッド系ワームは効果的です。積極的にベイトを追っているアジは、はっきりとしたターゲットを好む傾向があります。この状況では、ソリッドワームの明確な存在感が、アジの攻撃本能を刺激します。
ソリッド系ワームの色選択も重要な要素です。ブラックは最も汎用性が高く、あらゆる光環境でシルエット効果を発揮します。チャート（黄緑）は視認性に優れ、やや濁った水中でも発見されやすい特性があります。ピンクやオレンジなどの暖色系は、ベイトフィッシュのカラーパターンを模倣し、自然なアピールが可能です。
🎯 ソリッド系ワーム色別効果表
| カラー | シルエット強度 | 適用環境 | 模倣対象 |
|---|---|---|---|
| ブラック | ★★★★★ | 全環境対応 | 小魚シルエット |
| チャート | ★★★★☆ | 濁り水中 | 甲殻類 |
| ピンク | ★★★☆☆ | 清澄時 | エビ・オキアミ |
| ホワイト | ★★★★☆ | 暗所 | 小魚腹部 |
これらの特性を活かし、状況に応じて適切なソリッド系ワームを選択することが重要です。
カラーローテーションでアジのスレを回避することが可能
カラーローテーションは、ナイトアジングにおいて継続的な釣果を得るための重要なテクニックです。同じカラーのワームを使い続けることで発生する「スレ」を回避し、アジの警戒心をリセットする効果があります。
アジのスレが発生するメカニズムは、学習能力に関係しています。同じカラーやパターンのワームを繰り返し見ることで、アジはそれが「危険な偽物」であることを学習し、反応しなくなります。この現象は、釣り人が多い人気ポイントで特に顕著に現れます。
同色のワームで釣り続けるとアジに警戒され食いつかなくなります！意外とコイツら賢いんです（笑）そういうときこそカラーローテーションの出番です！
効果的なカラーローテーションの基本パターンは、ナチュラル→アピール→ナチュラルの循環です。まずクリア系でナチュラルにアプローチし、反応が鈍くなったらグロー系でアピール、さらにソリッド系でシルエット変更、という流れが基本となります。
カラーローテーションのタイミングも重要です。同一カラーで5～10投程度を目安に、反応がなければ次のカラーに変更します。ただし、明確にアタリがある場合は、そのカラーを継続使用し、アタリが止まった時点でローテーションを開始します。
水中での色の見え方の変化も考慮したローテーションが効果的です。深度や光量の変化により、同じカラーでも見え方が変わるため、ワーム交換時にレンジも同時に変更することで、より効果的なアプローチが可能になります。
🔄 効果的カラーローテーションパターン表
| 段階 | カラータイプ | 狙い | 継続判断基準 |
|---|---|---|---|
| 第1段階 | クリア系 | ナチュラルアプローチ | アタリあり→継続 |
| 第2段階 | ソリッド系 | シルエット変更 | 反応確認5投 |
| 第3段階 | グロー系 | アピール強化 | 強い反応待ち |
| 第4段階 | 特殊系 | 意外性アプローチ | 最終手段 |
このパターンを基本とし、その日の状況に応じて調整することで、スレを回避しながら継続的な釣果が期待できます。
ジグヘッドの重さは1g前後がナイトアジングの基本
ジグヘッドの重さ選択は、ナイトアジングにおけるワーム操作の根幹を成す重要な要素です。夜のアジングでは、フォール主体の釣りが中心となるため、適切な重さの選択が釣果に直結します。
ナイトアジングにおける基本的なジグヘッド重さは0.6g～1.5gの範囲で、特に1g前後が最も汎用性が高いとされています。この重さにより、アジが好むスローフォールを演出しながら、適度な操作性も確保できます。
私の場合、1g前後をメインとしています。大阪では潮の流れが基本緩く、水深が比較的浅いので
0.6g以下の超軽量ジグヘッドは、表層付近でのアミパターン攻略や、非常に活性の低い状況で威力を発揮します。ワームがゆっくりとフワフワと漂う様子は、プランクトンの動きを忠実に再現し、セレクティブなアジに効果的です。
1.5g以上の重いジグヘッドは、深場攻略や潮流の速い場所で必要になります。また、遠投が必要な状況や、ボトム付近のアジを狙う際にも有効です。ただし、重すぎるとワームの自然な動きが損なわれるため、必要最小限の重さに留めることが重要です。
ジグヘッドの形状も重要な要素です。ラウンドタイプは安定したフォールと操作性を提供し、アロータイプは飛距離と風切り性能に優れます。夜のアジングでは、フォール性能を重視してラウンドタイプが多用されます。
⚖️ ナイトアジング用ジグヘッド重さ選択表
| 重さ | 適用深度 | 潮流対応 | 主要用途 | フォール速度 |
|---|---|---|---|---|
| 0.4g | 表層～1m | 微流 | アミパターン | 極スロー |
| 0.6g | 表層～2m | 微～弱流 | 低活性時 | スロー |
| 1.0g | 全層対応 | 弱～中流 | 基本使用 | 標準 |
| 1.5g | 中層～ボトム | 中～強流 | 深場・遠投 | やや速 |
状況に応じてこれらの重さを使い分けることで、最適なワームプレゼンテーションが可能になります。
フォール主体のアクションが夜アジングの鉄則
フォールアクションは、ナイトアジングにおける最も重要で効果的なテクニックです。夜のアジは、落下してくるベイトに対して非常に高い反応を示すため、フォールを制することがナイトアジング成功の鍵となります。
基本的なフォールアクションは、カーブフォールとフリーフォールの使い分けです。カーブフォールは、ラインテンションを保ちながらワームを斜めに落下させる方法で、アジのアタリを感知しやすく、フッキング率も高くなります。フリーフォールは、ラインを完全にフリーにしてワームを自然落下させる方法で、より自然な動きを演出できます。
夜アジングですべきアクション（釣り方）ですが、キャストした後カウント（1、2、3と数を数え、仕掛けがどれだけ沈んでいるか把握する）にてレンジを入れる。その後、ロッドを立ててチョンチョンと細かく2回ほどシェイクを入れ、そのままピタッとロッドを止め（もしくはサビキながら）カーブフォールにてアタリを待つ。これが最も強いです
レンジ（水深層）の把握もフォールアクションには不可欠です。カウントダウンにより、ワームがどの深度にいるかを把握し、アジの反応があった層を記憶しておきます。同じレンジで継続的にアプローチすることで、効率的に数釣りが可能になります。
フォール中の微細なシェイクも効果的なテクニックです。フォール開始前に2～3回の軽いロッドワークでワームに生命感を与え、その後のフォールでアジの捕食スイッチを入れます。ただし、過度なアクションは逆効果になる場合があるため、控えめなアプローチが基本です。
フォール速度のコントロールも重要な要素です。アジの活性が低い時は超スローフォール、活性が高い時は通常速度のフォールと、状況に応じて調整します。ジグヘッドの重さ変更やロッドワークにより、フォール速度を細かく調整できます。
📉 フォールアクション種類別効果表
| フォール種類 | テンション | 感度 | 自然さ | 適用場面 |
|---|---|---|---|---|
| カーブフォール | あり | 高 | 中 | 基本使用 |
| フリーフォール | なし | 低 | 高 | 低活性時 |
| シェイクフォール | 変化 | 高 | 低 | 活性時 |
| スローフォール | 微弱 | 中 | 高 | 渋い状況 |
これらのフォールテクニックを使い分けることで、様々な状況のアジに対応できます。
まとめ：夜のアジングでおすすめワームとカラー選択の極意
最後に記事のポイントをまとめます。
- 夜のアジングワームは「グロー系」「クリア系」「ソリッド系」の3タイプが基本である
- ナイトアジングの釣果アップには19時～5時の暗い時間帯を狙うことが重要である
- 常夜灯の有無により最適なワームカラーが大きく変化する
- アジの視力は0.12だが動体視力が優秀なため夜でも十分にワームを認識できる
- 月明かりの強弱に応じてワーム選択を変える必要がある
- 夜のアジング用ワームサイズは1.8～2.2インチが最も効果的である
- グロー系ワームは完全な暗闇や濁り潮で最大の威力を発揮する
- クリア系ワームは常夜灯下や満月の夜で光の屈折効果を活用できる
- ソリッド系ワームはシルエット強調が必要な場面で有効である
- カラーローテーションによりアジのスレを回避し継続的な釣果が期待できる
- ジグヘッドの重さは1g前後が夜アジングの基本設定である
- フォール主体のアクションが夜アジング成功の鉄則である
- 潮の動きと時間帯を組み合わせることで釣果が飛躍的に向上する
- UVライトによる適切な蓄光がグロー系ワームの効果を最大化する
- ナチュラルからアピールへのカラーローテーションパターンが効果的である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 夜におすすめなアジングワーム6選！ナイトゲームを攻略 | フィッシュリウム
- 夜のアジングについて質問です。 – Yahoo!知恵袋
- 最強に釣れるアジングワームおすすめ19選！夜でも釣れる人気ワームは？ | タックルノート
- アジング爆釣の時間帯は夜！？ナイトアジングを攻略する5つのコツ | TSURI HACK
- 超「ナイトアジング」攻略マニュアル！夜のアジを制するための釣り方を確実に知っておこう | リグデザイン
- 夜のアジングのワームの色！釣れるカラーローテーション、おすすめの選び方！ | turi pop
- 「アジング」ワームカラーはこう決める！絶対的に釣果が変わる可能性濃厚！ | リグデザイン
- アジングで使う夜のワームは？夜のワーム選びでナイトアジングを制する！ – hirame blog
- アジング最強ワーム【イージーシェイカー】おすすめ実績カラー4選 | てっちりの釣り研究
- 【楽天市場】アジング ワーム 夜の通販
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