福岡県宗像市のアジングシーンは、近年ますます注目を集めています。特に宗像大島は神湊港からフェリーでわずか25分という好アクセスでありながら、良型のアジが狙える魅力的な釣り場として知られています。週末には多くのアングラーで賑わう激戦区となっていますが、ポイントの多さと魚影の濃さから初心者でもツ抜けが期待できるエリアです。
この記事では、宗像エリアでのアジングに関する情報を網羅的に解説します。遠浅の海という特徴を持つ福岡の海では、ジグヘッドの重さやワームの選択が釣果を大きく左右します。また、潮の流れや時間帯による攻略法、さらにはエギングとの二刀流も可能な大島ならではの楽しみ方もご紹介します。
この記事のポイント |
---|
✓ 宗像大島へのアクセス方法とフェリー情報 |
✓ 季節ごとの釣れるアジのサイズと数 |
✓ 効果的なジグヘッドとワームの選び方 |
✓ 地元アングラーが実践する攻略テクニック |

宗像でアジングを楽しむための基礎知識
- 宗像大島へのアクセスは神湊港からフェリーで約25分
- 宗像エリアでアジングのベストシーズンは秋から冬
- 初心者でもツ抜けが狙える宗像の豊富なポイント
- 宗像の海は遠浅が特徴でジグヘッドは軽めが基本
- 福岡県内でも宗像は週末は激戦区となる人気エリア
- 夕マヅメの時合いを逃さないことが釣果アップの鍵
宗像大島へのアクセスは神湊港からフェリーで約25分
宗像大島は福岡県宗像市の沖合に浮かぶ離島で、アジングをはじめとしたライトゲームの好釣り場として知られています。アクセスは神湊港(こうのみなとこう)から定期フェリーを利用するのが一般的です。フェリーは約25分の航行時間で大島に到着し、運賃は片道570円、往復で1,140円と非常にリーズナブルです。
神湊港では知り合いがいて、このところの大島のアジの釣果を聞いたところ「絶不調で夕マヅメのラッシュはあるけど、日中はまったく釣れてないよ。逆に調査してきて」との言葉で、友だちのひとりは、初の大島アジングなのでちょっと不安を隠せなかったが、気合で神湊港発の1便(午前7時40分)のフェリーに乗り込んだ。
この引用からも分かるように、地元の釣り人たちの間では日々の釣況情報が共有されており、コミュニティの存在がうかがえます。朝一番の便は午前7時40分発となっており、朝マヅメから釣りを開始したい方には最適なタイミングです。ただし、時期や曜日によって便数や時刻が変更になる可能性もあるため、事前に宗像市の公式情報や運航会社の情報を確認することをおすすめします。
大島は観光地としても整備されており、飲食店や土産物店も点在しています。釣り以外にも楽しめる要素が多いため、家族連れでの釣行にも適しています。また、島内には複数の釣りポイントが存在し、徒歩で移動可能な範囲に点在しているため、ランガンスタイルでさまざまなポイントを試すことができます。
フェリーの最終便の時間も事前に確認しておくことが重要です。一般的には夕方から夜にかけての便が最終となりますが、釣りに夢中になって乗り遅れることのないよう、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。また、荷物が多い場合はキャリーカートなどの使用も検討するとよいでしょう。島内の移動は基本的に徒歩となるため、装備の軽量化も釣果向上につながる要素の一つです。
宗像エリアでアジングのベストシーズンは秋から冬
宗像エリアでのアジングは、一年を通して楽しむことができますが、特に秋から冬にかけてがベストシーズンとされています。この時期になると、夏場に多かった豆アジに代わって20cm以上の良型が接岸してくるためです。また、水温の低下とともにアジの活性が高まり、数釣りも期待できる時期となります。
📅 宗像エリアのアジング時期別特徴
時期 | サイズ | 数 | 特徴 |
---|---|---|---|
春(3-5月) | 小〜中型 | ○ | 産卵後の回復期、徐々にサイズアップ |
夏(6-8月) | 豆アジ中心 | ◎ | 数釣りは楽しめるが小型が多い |
秋(9-11月) | 中〜良型 | ◎ | ベストシーズン、サイズ・数ともに期待大 |
冬(12-2月) | 良型中心 | ○ | 尺アジも狙える、寒さ対策が必要 |
秋のシーズン序盤は、まだ豆アジが多い時期ですが、徐々にサイズアップしていく過程を楽しむことができます。10月から11月にかけては、20cmを超えるアジが安定して釣れるようになり、条件が整えば28cm級の良型も期待できます。この時期は夕マヅメの時合いが特に強く、短時間で数十匹という釣果も珍しくありません。
冬場は水温の低下により全体的な活性は下がるものの、良型狙いには絶好の時期となります。日中の釣果は落ちる傾向にありますが、夕マヅメから夜にかけての時間帯には群れが接岸し、尺アジも視野に入ってきます。ただし、気温の低下により防寒対策が必須となるため、装備の準備を怠らないようにしましょう。
季節による潮回りや水温の変化は、アジの居場所にも影響を与えます。水温が高い時期は表層付近を回遊することが多く、水温が下がると徐々に深場へと移動する傾向があります。そのため、季節に応じてレンジの探り方を変えることが釣果アップのポイントとなります。また、宗像エリアは玄界灘に面しているため、外海の影響も受けやすく、潮の流れが釣果に大きく影響することも覚えておきたい要素です。
初心者でもツ抜けが狙える宗像の豊富なポイント
宗像エリア、特に大島には初心者でも楽しめる多彩な釣りポイントが存在します。島全体がアジングのフィールドといっても過言ではなく、港内から外向きの堤防まで、さまざまな環境でアジを狙うことができます。
宗像でのアジングにおいては殆どツ抜けを達成出来ます。よく同釣者との会話の中でヒットがパターン化し連続掛けも可能になります。
この情報が示すように、宗像エリアではパターンさえ掴めれば連続ヒットが期待できます。ツ抜け(10匹以上の釣果)は決して難しい目標ではなく、むしろ標準的な釣果として考えられているエリアです。これは魚影の濃さとポイントの多様性によるものと推測されます。
🎣 宗像大島の代表的なポイントタイプ
ポイント種類 | 水深 | 特徴 | 釣りやすさ |
---|---|---|---|
港内 | 浅い(3-5m) | 常夜灯あり、足場良好 | ★★★★★ |
赤灯台周辺 | 中程度(5-8m) | 潮通し良い、良型期待 | ★★★★☆ |
外向き堤防 | やや深い(8-12m) | 回遊待ち、大型実績 | ★★★☆☆ |
ゴロタエリア | 浅い(2-5m) | イカも狙える、足場注意 | ★★☆☆☆ |
港内は水深が浅く、初心者にも扱いやすいエリアです。常夜灯が設置されている場所が多く、夜釣りでも安心して楽しむことができます。足場も良好で、ファミリーフィッシングにも適しています。ただし、週末は混雑することが多いため、早めの場所取りが推奨されます。
赤灯台周辺は潮通しが良く、良型のアジが回遊してくる一級ポイントです。やや水深があるため、ジグヘッドの重さを調整する必要がありますが、条件が整えば入れ食い状態になることもあります。経験者にとっては狙い目のエリアといえるでしょう。
外向きの堤防は最も水深があり、大型のアジが期待できるエリアです。ただし、風の影響を受けやすく、また回遊待ちの釣りになることが多いため、ある程度の忍耐力が必要です。しかし、28cmを超えるような良型が釣れた実績も多く、サイズ狙いのアングラーには人気のポイントとなっています。
宗像の海は遠浅が特徴でジグヘッドは軽めが基本
福岡県の海は全般的に遠浅の地形が特徴で、宗像エリアも例外ではありません。この地形的特徴は、アジングにおけるタックル選択に大きな影響を与えます。特にジグヘッドの重さ選びは、釣果を左右する重要な要素となります。
基本的に福岡県でのアジングは私自身1.5g以上のジグは1部を除いて使用していません。なぜなら福岡県の海は遠浅がメインであり漁港から水深の深いエリアは殆どないからです。浅いエリアでは重いジグヘッドはあまりメリットを感じていないので持って行ってすらないです。
この地元アングラーの証言は、宗像エリアでのジグヘッド選択の基本を端的に表しています。1.5g以下のジグヘッドが基本となり、多くの場合は0.3g〜1.0g程度の軽量リグで対応できるということです。これは他の地域、例えば山陰や四国などの急深な地形とは大きく異なる点です。
⚖️ 宗像エリアで使用頻度の高いジグヘッド重量
- 0.3g〜0.6g:港内の浅いエリア、表層狙い
- 0.8g〜1.0g:港内中層、弱い潮流
- 1.2g〜1.5g:赤灯台周辺、やや流れがある場所
- 2.0g以上:外向き堤防、強い流れや風がある時のみ
軽量ジグヘッドを使用するメリットは、スローフォールによる誘いが可能になることです。アジは捕食する際に下から上を見上げる習性があるため、ゆっくりと沈下するワームは非常に効果的です。また、軽いジグヘッドは水中での存在感が控えめで、スレたアジに対しても有効とされています。
一方で、軽量ジグヘッドのデメリットとしては、風の影響を受けやすく、飛距離が出にくい点が挙げられます。特に秋から冬にかけては風が強い日も多く、キャスト精度が求められます。このような状況下では、若干重めのジグヘッドを選択するか、フロートリグの使用も検討する価値があります。
水深が最大でも5m程度という港内では、ジグヘッドの着底を感じ取ることが重要です。着底がわからないほど重いジグヘッドでは、ボトムを叩きすぎて根掛かりのリスクが高まります。逆に軽すぎると着底が分かりにくく、レンジコントロールが難しくなります。自分の感覚で着底が明確に分かる重さを見つけることが、宗像エリアでの釣果アップにつながります。
福岡県内でも宗像は週末は激戦区となる人気エリア
宗像エリア、特に大島は福岡県内でも屈指の人気釣り場として知られており、週末になると多くのアングラーで賑わいます。この人気の背景には、釣果の安定性とアクセスの良さがあります。
かれこれ15年程釣りをしていすがルアーマンが凄く増えてポイントも現在では週末は激戦区となりました。10数年前まではアジングをしていると周りのエギンガーやサビキ釣り、餌釣り師から不思議な目をして声を掛けていただいたものです。
この証言からは、宗像エリアでのアジングの普及度合いがうかがえます。15年前はまだ珍しかったアジングも、今では週末の主要な釣りスタイルの一つとなっています。ルアーマンの増加は、それだけアジングの面白さが広く認知されてきた証でもあります。
👥 週末の宗像大島における釣り人の状況
時間帯 | 混雑度 | 主な釣り人層 | おすすめ対策 |
---|---|---|---|
早朝(〜8時) | ★★☆☆☆ | 本気勢、泊まり組 | 朝一フェリーで良ポイント確保 |
日中(8時〜16時) | ★★★☆☆ | ファミリー、観光客 | ランガンで空きポイント探し |
夕方(16時〜19時) | ★★★★★ | 全層 | 早めの場所取り必須 |
夜間(19時〜) | ★★★☆☆ | 常夜灯周辺集中 | 暗い場所も狙い目 |
週末の激戦区化は、一見するとネガティブな要素に思えますが、実はメリットもあります。多くの釣り人が集まることで、リアルタイムの釣果情報が共有されやすく、どのポイントで何が釣れているかの情報が得やすくなります。また、困ったときに周囲のアングラーに相談しやすい環境でもあります。
ただし、人気ポイントでは場所取りが重要になってきます。特に夕マヅメの時間帯は、最も人が集中する時間帯のため、早めの場所確保が推奨されます。一方で、人が集中していないポイントでも意外と良い釣果が得られることもあり、あえて人の少ないエリアを攻めるのも一つの戦略です。
平日であれば比較的空いており、ゆったりと釣りを楽しむことができます。可能であれば平日の釣行も検討する価値があるでしょう。また、泊まりがけで釣行すれば、夜間から早朝にかけての人が少ない時間帯を有効活用できます。大島には宿泊施設もあるため、本格的な釣行を計画するのもよいかもしれません。
夕マヅメの時合いを逃さないことが釣果アップの鍵
宗像エリアでのアジングにおいて、最も重要な時間帯が夕マヅメです。日没前後の短い時間に、驚くほどの釣果が期待できることが多くの釣行記録から確認できます。
5時30分、事前情報通りアタリが連発して1投1尾でアジがおもしろいようにヒット。
この記録のように、17時30分頃から急激にアタリが増え、1投1尾のペースで釣れることも珍しくありません。このタイミングを逃さないことが、釣果を大きく左右する要因となります。
🌅 夕マヅメの攻略タイムスケジュール
時刻 | 状況 | 推奨アクション |
---|---|---|
日没1時間前 | 準備期間 | ポイント選定、タックル準備完了 |
日没30分前 | 群れ接岸開始 | 広範囲を探る、群れの位置確認 |
日没直後 | ピークタイム | 反応のあるレンジを集中攻略 |
日没30分後 | 継続タイム | 常夜灯周辺にシフト |
日没1時間後 | 落ち着き期 | ナイトゲームパターンへ移行 |
夕マヅメの時合いは、おおむね日没の30分前から1時間後までの約90分間とされています。この短い時間に集中して釣りをすることで、効率的に数を伸ばすことができます。特に日没直後の15〜30分間は、最も活性が高い時間帯と考えられ、この時間を逃さないことが重要です。
夕マヅメに釣果が上がる理由はいくつか考えられます。まず、アジの捕食活動が活発になる時間帯であることが挙げられます。昼間は沖の深場にいたアジが、餌を求めて接岸してくるタイミングでもあります。また、光量の変化により、アジの警戒心が薄れることも要因の一つと推測されます。
夕マヅメを最大限に活用するためには、事前の準備が欠かせません。日没の時刻を事前に確認し、その1時間前にはポイントに到着しておくことをおすすめします。タックルの準備を完璧にし、いつでも投げられる状態にしておきましょう。ヘッドライトなどの照明器具も、日没前にセットしておくと慌てずに済みます。
宗像大島でのアジング実践テクニック
- ジグヘッドは0.3g〜1.5gを使い分けることが重要
- ワームはピンク系やオキアミカラーが実績高い
- 表層からボトムまでレンジを探ることで良型に出会える
- 常夜灯周りの明暗部が一級ポイント
- 潮の流れが止まった時は群れの動きを追う
- 大島ではエギングも同時に楽しめる
- まとめ:宗像のアジングは初心者から上級者まで楽しめる釣り場
ジグヘッドは0.3g〜1.5gを使い分けることが重要
宗像エリアでのアジングにおいて、ジグヘッドの重量選択は釣果を大きく左右する要素です。状況に応じて適切な重さを選択することで、効率的にアジを狙うことができます。
隣に入らせてもらい3人でアジングスタート。最初から低活性パターンのジグヘッド0.5gにワームは月下美人のシラスビーム(オーロラシラス)2inchでキャスト後、いったん底近くまで落として、底近くのレンジを数投は「ツン、ツン」とアクションを交えながらゆっくりとサビくように狙ったが反応がない。
この釣行記から分かるように、最初は0.5gのジグヘッドで底付近を探るアプローチが取られています。反応がない場合は、重さを変えたりレンジを変えたりする柔軟な対応が求められます。
🎯 状況別ジグヘッド重量選択ガイド
状況 | 推奨重量 | 理由 |
---|---|---|
港内・無風 | 0.3〜0.6g | スローフォールで誘える |
港内・微風 | 0.6〜0.8g | ある程度の飛距離確保 |
赤灯台・潮なし | 0.8〜1.0g | 中層を効率的に探れる |
赤灯台・潮あり | 1.2〜1.5g | 流されにくく、狙ったレンジをキープ |
外向き・強風時 | 1.5〜2.0g | 飛距離と操作性の両立 |
実際の釣行では、複数の重さのジグヘッドを用意しておくことが推奨されます。0.3g、0.6g、1.0g、1.5gの4種類があれば、ほとんどの状況に対応できるでしょう。また、同じ重さでもフックの形状やヘッドの形状が異なる製品を試すことで、微妙な違いが釣果に現れることもあります。
ジグヘッドの重さを変更するタイミングも重要です。まずは基準となる重さ(おそらく0.6〜0.8g程度)でスタートし、アタリがあるものの乗らない場合は軽くする、逆にアタリがまったくない場合は重くして広範囲を探るなど、状況に応じた判断が求められます。また、豆アジばかりが釣れる場合に重くしてサイズアップを狙う戦略も有効です。
風の強さも重量選択に影響します。特に秋から冬にかけての宗像エリアは風が強い日も多く、軽すぎるジグヘッドではキャストが困難になることがあります。風裏を探すか、やや重めのジグヘッドで対応するか、その日のコンディションに合わせた選択が必要です。
釣果実績のある製品としては、PROGRE(プログレ)のバグバレットシリーズや、Clear Blueのサイコロヘッドなどが地元アングラーの間で使用されています。これらは宗像の遠浅の海に適した設計がなされていると考えられます。初心者の方は、まずはこれらの実績のあるジグヘッドから始めてみるのもよいでしょう。
ワームはピンク系やオキアミカラーが実績高い
ジグヘッドの重量選択と同様に、ワームのカラーセレクションも宗像エリアでのアジングにおいて重要な要素です。地元アングラーの実績から、特定のカラーが効果的であることが分かっています。
私のお気に入りワームはPROGRE(プログレ)のアジミルクストリーマー。ただ、サビキ釣りの人が周囲に多くいる場合は、オキアミ赤ラメを利用している。アジングを始めたばかりのころは「色なんて関係ない……」と思っていたが、色による釣果の差が歴然とでるので、色のチョイスは大切だと思う。前回同じ場所で釣りをした際、地元の人から「ここはピンク系がいい」と聞いていたことを思い出し、今回は、さくらピンクで勝負!
この経験談は、ワームのカラー選択が釣果に直結することを示しています。特にピンク系のカラーは、宗像エリアでは鉄板カラーとして多くのアングラーに支持されています。
🎨 宗像エリアで実績のあるワームカラー
✨ トップ3カラー
- ピンク系(さくらピンク、クリアピンクなど)
- 地元の実績No.1
- 特に夕マヅメから夜にかけて効果的
- 視認性も良好
- オキアミ系(赤ラメ、オキアミグローなど)
- サビキ釣りの人が多い場所で有効
- ベイトマッチの観点から効果的
- 昼夜問わず使える
- クリア系(シラス、クリアホワイトなど)
- マイクロベイトパターンに対応
- スレた魚に効く
- 日中のデイゲームで実績
ワームのサイズについても、状況に応じた使い分けが推奨されます。基本は2〜2.5インチ程度のサイズですが、豆アジが多い場合や活性が低い場合は1.5〜2インチの小型、逆に良型を狙う場合や遠投が必要な場合は2.8〜3インチの大型を選択します。
ワームの素材やアクションも考慮すべき要素です。柔らかい素材のワームは、微妙な水流でも動きやすく、低活性時に有効です。一方、やや硬めの素材はキャスト時の飛距離が出やすく、遠投が必要な状況で活躍します。また、ピンテール、シャッドテール、ストレートなど、テール形状によってもアクションが異なるため、複数のタイプを用意しておくとよいでしょう。
地元で人気のワームとしては、TICTのフィジットヌードやPROGREのアジミルクシリーズなどが挙げられます。これらは宗像エリアのアジの嗜好に合った設計がなされていると考えられ、初心者がまず揃えるべきワームとしてもおすすめです。
表層からボトムまでレンジを探ることで良型に出会える
アジングにおいて、魚のいるレンジ(泳層)を見つけ出すことは釣果を上げるための基本中の基本です。宗像エリアでは、状況によってアジのいるレンジが大きく変化するため、幅広くレンジを探る技術が求められます。
その後も釣れ続けるが、豆アジばかりでサイズが上がらない。中アジはボトムにいるのだろうか?それとも沖めにいるのだろうか?探るためにワームを3inchのアジミルクシラスに変更。ジグヘッドの重量を増すとシンクレート(沈む速度)が増すので、ワームのサイズをアップさせることで飛距離をだし、スローフォールさせる。ジグヘッドは豆アジを避けるよう、中アジ用のバグバレット サーチ1.2gに変更した。結果はすぐにでた。沖の潮目、ボトム近くで20cmほどの中アジが釣れた。
この実釣記録は、レンジを変えることでサイズアップに成功した好例です。豆アジと中アジでは居るレンジが異なることを理解し、それに応じた対応を取ることで、狙ったサイズを釣り分けることが可能になります。
📊 時間帯別アジのレンジ傾向
時間帯 | 主なレンジ | サイズ傾向 | 攻略法 |
---|---|---|---|
日中 | ボトム〜中層 | 中型中心 | カウントダウンで底付近探る |
夕マヅメ前 | 中層 | 混在 | レンジを段階的に探る |
夕マヅメ | 表層〜中層 | 良型も混じる | 表層を中心に素早く探る |
ナイトゲーム | 表層(常夜灯) | 豆〜中型 | 明暗部を丁寧に攻める |
ナイトゲーム | 中層(暗部) | 良型中心 | 沖の暗がりを探る |
レンジを探る基本的な方法は、カウントダウンです。キャスト後、ジグヘッドが着水してから「1、2、3…」とカウントし、何秒でアタリがあったかを記録します。アタリがあったカウント数を覚えておき、次のキャストでも同じカウント数で探ることで、効率的にアジのいるレンジにアプローチできます。
潮の流れが強い場合や風が強い場合は、同じカウント数でも実際のレンジが変わってしまうことがあります。このような状況では、ジグヘッドの重さを調整するか、リトリーブスピードで微調整を行います。特に宗像エリアは潮の流れの影響を受けやすいため、この点に注意が必要です。
良型を狙う場合は、あえて人が少ない暗いエリアの中層から底付近を探るのも有効な戦略です。常夜灯周りには豆アジが集まりやすく、良型は少し離れた暗部に潜んでいることが多いと言われています。沖目にキャストし、ボトムまでしっかり落としてからゆっくりとリトリーブする釣り方で、尺クラスの大型も視野に入ってきます。
常夜灯周りの明暗部が一級ポイント
ナイトゲームにおいて、常夜灯周りは最も安定して釣果が得られるポイントの一つです。宗像大島の港内にも複数の常夜灯があり、これらの周辺は夜間のメインポイントとなります。
常夜灯の光が当たるエリアには、プランクトンや小魚が集まり、それを追ってアジも接岸してきます。特に重要なのは、明るいエリアと暗いエリアの境界線、いわゆる「明暗部」です。この明暗の境目にアジが定位していることが多く、ここを重点的に狙うことで効率的に釣果を上げることができます。
💡 常夜灯周りの攻略ポイント
🔦 明部(光の当たる部分)
- 豆アジが多い
- 活性は高い
- 数釣りには最適
- 人も集中しやすい
🌑 暗部(光の届かない部分)
- 良型が潜む
- 警戒心が高い
- 静かなアプローチが必要
- 人が少ない穴場
⚡ 明暗部(境界線)
- 最も釣れる場所
- サイズも期待できる
- ピンポイントで狙う
- 最激戦区
常夜灯周りを攻略する際のアプローチ方法も重要です。まずは明るい部分の外側から探り始め、徐々に明暗部へとアプローチしていきます。いきなり明暗部にルアーを投げ込むと、アジを散らしてしまう可能性があるため、慎重な接近が推奨されます。
また、一つの常夜灯で釣れなくなったら、別の常夜灯に移動するランガンスタイルも効果的です。大島の港内には複数の常夜灯があるため、釣れるポイントをテンポよく探していくことで、効率的に数を伸ばすことができます。
常夜灯がない暗い場所でも、実は良型が潜んでいることがあります。多くの釣り人が常夜灯周りに集中する中、あえて暗い場所を狙うのも一つの戦略です。ただし、暗い場所では魚の活性も下がりがちなので、より繊細なアプローチが求められます。
潮の流れが止まった時は群れの動きを追う
潮の流れはアジの行動に大きな影響を与える要素です。特に潮止まり(潮が動かない時間帯)は、アジングにおいて難しい状況の一つとされています。しかし、適切な対応をすることで、この時間帯でも釣果を上げることが可能です。
海の状況としては、干潮潮どまり直前で潮の流れはほぼ無し。風は後ろからの追い風が吹いたり止んだり。アジの群れはうじゃうじゃ入ってるというほどではなく、群れの場所を探すような釣り。アジが回ってるのは表層直下。レンジを入れると当たらないシーンが多め。こんな感じだもんで、「的あて」みたいなアプローチで釣らなきゃだめでww 2~3投ごとに釣れる場所が変わっちゃって。
この記録から分かるように、潮止まりの時間帯はアジが一定の場所に留まらず、不規則に動き回ることがあります。このような状況では、固定の場所で待つのではなく、群れの動きを追いかける機動的な釣り方が有効です。
🌊 潮の流れと釣り方の関係
潮の状態 | アジの行動 | 推奨アプローチ | 難易度 |
---|---|---|---|
上げ潮(流れ強) | 一定のコースを回遊 | 定位置で待ち受け | ★★☆☆☆ |
下げ潮(流れ強) | 一定のコースを回遊 | 定位置で待ち受け | ★★☆☆☆ |
潮止まり前後 | 散発的に移動 | 群れを探してランガン | ★★★★☆ |
二枚潮 | レンジがバラける | 各レンジを丁寧に探る | ★★★★★ |
潮止まりの時間帯に釣果を上げるコツは、一箇所に固執せず、素早く広範囲を探ることです。2〜3投して反応がなければ、すぐに次のポイントへ移動する機動力が求められます。大島の港内は歩いて移動できる範囲に複数のポイントがあるため、この戦略が取りやすい環境です。
また、潮止まりの時間帯は、アジが表層に浮きやすい傾向があります。これは、潮が流れていないため、アジが捕食のために浮上しやすくなるためと考えられます。したがって、カウントダウンを浅めにして、表層付近を重点的に探ることが効果的です。
風の影響も無視できません。特に後ろからの追い風がある場合、表層の餌が沖に流されるため、アジもそれに伴って沖の暗部に集まることがあります。このような状況では、できるだけ遠投して沖を探るか、風が止んだタイミングを狙って釣るなどの工夫が必要です。
大島ではエギングも同時に楽しめる
宗像大島の魅力の一つは、アジングだけでなくエギングも同時に楽しめることです。特にゴロタエリアでは、アオリイカの実績も高く、アジングのついでにエギングを試してみることも可能です。
その後は和田さんがアオリイカを追加し納竿しました!手軽に行ける宗像大島に行ってみてはいかがでしょうか!?
アジングとエギングの両方を楽しむメリットは、時間を有効活用できることです。アジのアタリが遠のいた時間帯にエギングを試したり、逆にイカの反応が悪い時にアジングをしたりと、状況に応じて釣りのスタイルを変えることで、飽きることなく一日中釣りを楽しむことができます。
🦑 宗像大島でのエギング情報
📅 シーズン
- 春(4-6月):親イカシーズン、大型が狙える
- 秋(9-11月):新子シーズン、数釣りが楽しめる
🎣 おすすめポイント
- ゴロタエリア:足場は悪いが実績高い
- 赤灯台周辺:潮通しが良く回遊が期待できる
- 港の外向き:大型の可能性
🎯 エギサイズ
- 春:3.0〜3.5号
- 秋:2.5〜3.0号
エギングのタックルは、アジングとは別に用意する必要がありますが、最近では兼用できるロッドも増えてきています。ただし、本格的にエギングも楽しみたい場合は、専用のタックルを用意することをおすすめします。エギは最低でも3〜4個、カラーや重さの異なるものを用意しておくとよいでしょう。
アジングとエギングを同時に楽しむ際の注意点として、それぞれの釣りに集中できる時間配分を考えることが挙げられます。両方を中途半端にやるよりも、例えば「夕マヅメまではアジング、暗くなってからエギング」というように、時間帯で切り替える方が効率的な場合もあります。
まとめ:宗像のアジングは初心者から上級者まで楽しめる釣り場
最後に記事のポイントをまとめます。
- 宗像大島は神湊港からフェリーで25分、片道570円とアクセス良好である
- ベストシーズンは秋から冬で、良型のアジが安定して釣れる
- 初心者でもツ抜けが狙える魚影の濃さとポイントの多様性が魅力である
- 遠浅の地形のため、ジグヘッドは1.5g以下の軽量が基本となる
- 週末は人気エリアのため混雑するが、平日や早朝は比較的空いている
- 夕マヅメの時合いは日没前後の90分間が最も重要な時間帯である
- ジグヘッドは0.3g〜1.5gを状況に応じて使い分けることが釣果を左右する
- ワームはピンク系やオキアミ系のカラーが地元での実績が高い
- 表層からボトムまで幅広くレンジを探ることでサイズの釣り分けが可能である
- 常夜灯周りの明暗部はナイトゲームの一級ポイントとなる
- 潮止まり時は群れの動きを追う機動的な釣り方が効果的である
- アジングだけでなくエギングも楽しめる多彩な釣り場である
- 港内は足場が良く、ファミリーフィッシングにも適している
- 複数の重さのジグヘッドと色違いのワームを用意することが推奨される
- 地元アングラーとの情報交換も釣果アップにつながる重要な要素である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 大忙しの5月【宗像大島アジング】
- 宗像でのツ抜けアジングポイント、仕掛け(無料版)
- 宗像大島アジング・エギング調査に行って来ました❕
- 福岡でのアジングで50尾オーバー ジグヘッド使い分けでサイズアップ
- 2025.1.15.宗像エリアの離島からアジング実釣生配信
- アジング釣行で28cm頭に良型アジが入れ食い【福岡】
- 地島(宗像)で釣れたアジの釣り・釣果情報
- 【釣行記】宗像大島 ショアジギング、アジング、エギング
- 2024.11.21.宗像エリアの離島でアジング
- 店舗詳細 – 宗像シティボウル店
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