広島でアジングを楽しみたいけど、いつが一番釣れるのか分からない…そんな悩みを持つアングラーは多いのではないでしょうか。実は広島のアジングには明確なシーズナリティがあり、時期を外すと全く釣れないという事態にもなりかねません。逆に、適切な時期とポイントを押さえれば、初心者でも数釣りや良型を狙うことができる魅力的なターゲットなのです。
本記事では、広島エリアの実釣データや最新の釣果情報をもとに、アジングに最適な時期を徹底解説します。春の産卵期、夏秋のハイシーズン、そして難しい冬場の攻略法まで、季節ごとの特徴や具体的なポイント、タックルセッティングまで網羅的に紹介していきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ 広島のアジングベストシーズンは4月~6月と8月~11月 |
| ✓ 産卵期(6-7月)は中層攻略が鍵を握る |
| ✓ 倉橋島・能美島が実績の高いエリア |
| ✓ 時間帯と潮回りで釣果が大きく変わる |
広島のアジング時期とシーズン別攻略法
- 広島のアジングベストシーズンは4月~6月と8月~11月
- 春(3月~6月)の特徴は産卵前の荒食い
- 夏~秋(7月~11月)は数・サイズともにピーク
- 冬~早春(12月~2月)は厳しいが深場で可能性あり
- 産卵時期(6-7月)は中層の繊細な攻略が必要
- 時間帯別の回遊パターンを理解する
広島のアジングベストシーズンは4月~6月と8月~11月
広島西部から山口東部エリアにかけて、アジングの最盛期は年に2回訪れます。第一のピークは春の4月~6月、第二のピークは夏から秋にかけての8月~11月です。
「今シーズンの広島西部~山口東部エリアは3月初旬~4月までは1年で最もアジングが成立しなくなる時期」
出典:春のアジング祭り始まる!
この証言からも分かるように、広島エリアでは3月初旬から4月初旬にかけて一時的に釣果が落ち込む傾向があります。しかし4月中旬以降になると、産卵を控えたアジが接岸し始め、シーズンが本格的にスタートします。
一方、8月以降は数・サイズともに安定し、初心者でも結果を出しやすい時期となります。ただし、この時期は回遊のタイミングが重要で、日によって釣果にムラが出ることも覚えておきましょう。
📊 広島アジング年間カレンダー
| 時期 | 釣果 | サイズ | 難易度 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1月~2月 | ★☆☆☆☆ | 中~大 | ★★★★★ | 深場限定・時合い短い |
| 3月~4月前半 | ★☆☆☆☆ | 小~中 | ★★★★☆ | 最も厳しい時期 |
| 4月後半~6月 | ★★★★☆ | 中~大 | ★★☆☆☆ | 春の第一ピーク |
| 7月 | ★★☆☆☆ | 小~中 | ★★★☆☆ | 産卵期で難しい |
| 8月~11月 | ★★★★★ | 小~大 | ★☆☆☆☆ | 年間最高期 |
| 12月 | ★★☆☆☆ | 中~大 | ★★★★☆ | 徐々に厳しく |
春(3月~6月)の特徴は産卵前の荒食いと群れの接岸
春のアジングは産卵を控えた個体の荒食いパターンが最大の特徴です。特に4月後半から5月にかけては、栄養を蓄えるために積極的に捕食行動を行います。
広島・呉エリアの釣具店情報によると、以下のような傾向が見られます。
「例年3月頃から釣れ始め、4~6月によく釣れます」
出典:広島・呉のアジはライトカゴ釣りでお手軽に!
この時期の攻略ポイントは以下の通りです:
✅ 春のアジング攻略チェックリスト
- 朝夕のマズメ時を重点的に狙う
- 産卵前は水深のある流れの良いエリアに群れる
- ボトムベッタリではなく中層を意識
- サイズは20~24cm前後が中心
- シラス系ベイトを意識したワームセレクト
特に注目すべきは、産卵前のアジは中層から上層に浮いていることが多い点です。表層でボイルが見られることもあり、通常のボトム狙いでは反応が得られないケースもあります。
また、この時期は水温の変化によって毎年シーズンインの時期が前後するため、地元釣具店の最新情報をチェックすることが重要です。
夏~秋(7月~11月)は数・サイズともにピークを迎える黄金期
8月から11月にかけては、広島のアジングが最も盛り上がる時期です。この期間は初夏に孵化した個体が成長し、サイズのバリエーションも豊富になります。
全国的なデータを見ても、この傾向は明確です。
「全国的なベストシーズン:8月~10月」
出典:アジ釣りの時期はいつ?
広島エリアでも同様の傾向が見られ、特に9月~10月は数・型ともに最高の状態となります。この時期の特徴として、以下の点が挙げられます。
🎣 夏秋シーズンの特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 回遊範囲 | 河口付近の湾奥まで広範囲に回遊 |
| 時間帯 | 日中でも釣れるが朝夕が好機 |
| サイズ | 豆アジ(10cm)~良型(25cm超)まで |
| ポイント | 堤防際・港内でも十分狙える |
| 難易度 | 初心者でも結果を出しやすい |
ただし注意点として、海水温が低下するにつれて回遊時間が徐々に減少していきます。11月後半になると、朝夕のマズメ時に集中する傾向が強まるため、時合いを逃さないことが重要です。
また、この時期は回遊のタイミングが日によって大きく変わるため、「少し前は爆釣だったのに今日は全く釣れない」という状況も珍しくありません。常に最新の釣果情報を入手し、回遊が確認されているポイントを選ぶことが成功の鍵となります。
釣具のポイント呉警固屋店の最新情報(2025年9月)を見ると、能美・畑漁港でアジ・サバが20~24cmで好調に釣れており、ウキ付き仕掛けでサビキ4~6号の使用が推奨されています。
冬~早春(12月~2月)は厳しいが深場や常夜灯周りで可能性あり
冬場のアジングは広島エリアで最も難しい時期です。水温の低下とともにアジは深場に移動し、堤防から狙える範囲には少なくなります。
「3月初旬~4月までは1年で最もアジングが成立しなくなる時期(水温の変化で毎年変わる)」
出典:春のアジング祭り始まる!
しかし、完全に釣れなくなるわけではありません。以下の条件が揃えば、冬場でもアジングを楽しむことは可能です。
❄️ 冬場のアジング攻略条件
- 水温が安定した深場のポイント
- 常夜灯周りのプランクトン溜まり
- 外洋に面した潮通しの良いエリア
- 朝夕のごく短い時合い(1時間以内)
- 大潮周りの潮が大きく動くタイミング
特に常夜灯周りは冬場の貴重なポイントとなります。プランクトンを捕食するためにアジが集まり、夜間であれば反応が得られる可能性があります。ただし、表層ではなく中層を丁寧に探る必要があります。
また、この時期に釣れるアジは産卵を控えた良型が多いのも特徴です。数は期待できませんが、尺アジクラスに出会えるチャンスもあります。
冬場のタックルセッティングとしては、1g以下のジグヘッドを使用し、ゆっくりとしたフォールで誘うテクニックが有効とされています。
産卵時期(6-7月)は中層の繊細な攻略が必要になる
広島県呉市近辺やしまなみ海道のアジは6~7月に産卵期を迎えます。この時期は他の季節とは全く異なるアプローチが必要となります。
「広島県呉市近辺のアジやしまなみ海道のアジは6〜7月に産卵を迎えます」
出典:産卵前後のアジ2
産卵期のアジの行動パターンは以下のように変化します。
📍 産卵前(5月~6月前半)の行動パターン
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| レンジ | 中層~表層(水面に波紋を立てることも) |
| 場所 | 水深があり流れのあるエリア |
| 捕食 | シラス系を荒食い |
| アタリ | 比較的明確 |
| 攻略法 | 1~1.5gのジグヘッドで一定層をキープ |
📍 産卵後(6月後半~7月)の行動パターン
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| レンジ | 中層に定位 |
| 場所 | 流れの緩い湾内 |
| 捕食 | ほとんど捕食しない |
| アタリ | 違和感レベルの微妙な反応 |
| 攻略法 | 1g以下のジグヘッドで丁寧に誘う |
特に産卵後のアジは撒き餌にも反応しないほど活性が低く、1年で最も難しい状況となります。この時期は無理にアジングを続けるよりも、他の魚種をターゲットにする方が賢明かもしれません。
ただし、産卵前の荒食いタイミングを捉えられれば、サイズ・数ともに最高の釣果を期待できます。卵を持った良型が多く、引きも強烈です。
産卵期の攻略では一定層をキープする技術が重要になります。レンジを外すとまったく反応がないため、カウントダウンで正確にレンジを把握し、そのレンジを維持しながらスローにリトリーブする必要があります。
時間帯別の回遊パターンを理解すれば釣果は倍増する
アジは時間帯によって回遊パターンと活性が大きく変化します。広島エリアでも、この傾向は顕著に見られます。
⏰ 時間帯別攻略ガイド
| 時間帯 | 活性 | おすすめ度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 朝マズメ | ★★★★★ | ★★★★★ | 最も確実な時合い・良型も期待 |
| 日中 | ★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | 夏秋は可能性あり・冬春は厳しい |
| 夕マズメ | ★★★★★ | ★★★★★ | 朝と並ぶゴールデンタイム |
| 夜間 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 常夜灯周りが狙い目 |
| 深夜 | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ベテラン向け・良型率高い |
実釣データを見ると、朝マズメの重要性が際立ちます。
「朝マズメの釣果!ウキ付きの仕掛けでサビキは4~6号がオススメ!」
出典:釣具のポイント 釣り場情報
特に春と秋の朝マズメは1時間で2桁の釣果も珍しくなく、短時間勝負が可能です。朝5時~7時の2時間が最も確実な時合いとなります。
一方、日中の釣果は季節によって大きく異なります。夏から秋にかけては日中でも回遊があり、特に曇天や小雨の日は活性が上がる傾向があります。しかし冬から春にかけては、日中の釣果はほとんど期待できません。
夜間のアジングでは、常夜灯周りが最重要ポイントとなります。プランクトンに集まるアジを狙う形となり、明るすぎる場所ではなく明暗の境目が特に有効です。ただし、外灯の真下ではなく、やや離れた中層を狙うのがコツです。
潮回りについても、大潮周りの潮が動くタイミングが最も期待できます。特に満潮前後の1~2時間は群れが接岸しやすく、爆発的な釣果につながることもあります。
広島エリア別アジングポイントと実釣データ
- 倉橋島エリアは年間を通じて実績が高い一級ポイント
- 能美島周辺は初心者からベテランまで楽しめる
- 呉市近郊は港湾部でも十分な釣果が期待できる
- 広島湾内には複数の回遊ルートが存在する
- 最新釣果情報から読み取る現在のトレンド
- 時期別タックルセッティングで釣果に差が出る
- まとめ:広島のアジング時期を制するための総合戦略
倉橋島エリアは年間を通じて実績が高い一級ポイント
倉橋島は広島を代表するアジングの聖地と言っても過言ではありません。特に室尾港や海越、袋の内といったポイントは、地元アングラーから絶大な支持を得ています。
アングラーズの釣果データを見ると、倉橋島では5400件以上の釣果報告があり、能美島の3000件を大きく上回っています。これは単純にポイントとしての実績の高さを物語っています。
「倉橋島」中国地方 5400+ 約10時間前
出典:広島県で釣れたアジの釣り・釣果情報
🏝️ 倉橋島主要ポイント解説
| ポイント名 | 特徴 | ベストシーズン | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 室尾港 | 潮通し良好・春に強い | 4月~6月 | 先端外向きと内側で使い分け |
| 海越 | メバルも狙える | 9月~11月 | プラグも有効 |
| 袋の内 | カワハギも混じる | 8月~10月 | 内外どちらも実績あり |
| 倉橋南部 | 大型が期待できる | 5月~6月 | 回遊待ちが必要 |
室尾港の実釣例を見ると、以下のような傾向が分かります。
「波止先端の外向きで狙いますが、1時間あたりがない状況が続きました。気分転換に波止の内側を狙ってみると、本命のアジをGET‼」
出典:広島・呉のアジはライトカゴ釣りでお手軽に!
この証言から分かるように、倉橋島では状況に応じて釣り座を変える柔軟性が重要です。外向きで反応がなければ内側、表層がダメなら中層といった具合に、臨機応変な対応が釣果の鍵を握ります。
また、倉橋島の特徴として水深があるポイントが多いことが挙げられます。室尾港では水深10m程度、外洋に面したポイントでは15m以上のエリアもあり、アジが好む環境が整っています。
最新の釣果情報(2025年9月)によると、倉橋・袋の内でカワハギ(14~18cm)やカマス(17~23cm)が釣れており、アジと併せて五目釣りが楽しめる状況です。特にカマスは日中の回遊があり、サビキのバリエーションを複数用意することが推奨されています。
能美島周辺は初心者からベテランまで幅広く楽しめる優良エリア
能美島は広島湾内でもトップクラスの人気を誇るアジングスポットです。畑漁港や深江など、複数の実績ポイントが点在しています。
能美島の最大の魅力はアクセスの良さと安定した釣果のバランスです。広島市内から比較的近く、ファミリーフィッシングにも適した環境が整っています。
🎯 能美島攻略マップ
| ポイント | 水深 | おすすめ時期 | 主な魚種 |
|---|---|---|---|
| 畑漁港 | 浅~中 | 8月~11月 | アジ・サバ・カマス・カワハギ |
| 深江 | 中~深 | 4月~6月 | アジ・キス・マダイ |
| 能美島北部 | 浅 | 9月~10月 | 豆アジ~中型 |
| 能美島南部 | 深 | 5月~6月 | 良型狙い |
最新の釣果情報を見ると、能美・畑漁港の好調ぶりが際立ちます。
✅ 能美・畑漁港 最新釣果(2025年9月20日)
- アジ・サバ:20~24cm(朝マズメ)
- カマス:20cm前後(好調継続中)
- カワハギ:20cm前後(シーズンイン)
- キス:15~22cm(日中のちょい投げ)
特筆すべきは多魚種が狙える点です。アジング目的で訪れても、カワハギやキスなど他の魚種も同時に楽しめるため、飽きることがありません。
能美島の攻略ポイントとして、足元の胴突き仕掛けとちょい投げの使い分けが有効です。カワハギは足元のアサリ、キスはちょい投げの砂虫と、それぞれの魚種に適した仕掛けを準備することで、釣果を最大化できます。
また、深江エリアでは**ショアラバでマダイ(35~42cm)**の実績もあり、アジングのついでに大物を狙う楽しみもあります。早朝時のグリーン系カラーがヒットパターンとなっており、ボトムを丁寧に探ることが重要です。
呉市近郊は港湾部でも十分な釣果が期待できる身近なフィールド
呉市近郊は広島のアジングにおいて最もアクセスしやすいエリアです。音戸、早瀬、鍋桟橋など、市街地から近いポイントで十分な釣果が期待できます。
呉エリアの特徴は港湾部でも良型が狙える点です。一般的に港湾部は豆アジ中心になりがちですが、呉では20cm超の中型も普通に釣れます。
⚓ 呉市近郊ポイントガイド
| エリア | アクセス | 実績時期 | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 音戸 | ★★★★★ | 9月~11月 | ギザミ(18~23cm)も好調 |
| 早瀬 | ★★★★☆ | 4月~10月 | サヨリ・マダイも狙える |
| 鍋桟橋 | ★★★★★ | 8月~11月 | カマス爆釣ポイント |
| 江田島・柿浦 | ★★★☆☆ | 9月~10月 | サヨリが特に良い |
最新情報によると、以下のような釣果が出ています。
📊 呉市近郊 直近の釣果トレンド(2025年9月)
- 音戸:ギザミ18~23cm(日中1時間で2桁)
- 早瀬:サヨリ20~23cm(朝~昼前)、マダイ35~42cm(早朝ショアラバ)
- 鍋桟橋:カマス15~23cm(昼間に短時間で2桁)
- 江田島・柿浦:サヨリ20cm前後(朝~昼前)
特に注目すべきは早瀬のマダイ実績です。アジングタックルでは難しいものの、ショアラバで35~42cmのマダイが狙えるのは魅力的です。早朝時にグリーン系カラーでボトムを攻めるのが効果的とされています。
また、鍋桟橋のカマスは根掛かりはあるものの底付近で良型が連発する状況です。1匹釣れたら巻き続けることで連掛けになることもあり、短時間で数を伸ばせます。
呉エリアの攻略ポイントとして、複数の仕掛けを用意することが重要です。特にカマスは歯が鋭く仕掛けを切られることが多いため、予備を多めに準備しましょう。
広島湾内には複数の回遊ルートが存在し季節で変化する
広島湾は複雑な地形と潮流により、複数の回遊ルートが形成されています。アジはこれらのルートに沿って移動するため、ルートを理解することが釣果アップの鍵となります。
アングラーズのデータによると、広島湾では27400件以上の釣果報告があり、広島県内で最も釣果が多いエリアとなっています。
🌊 広島湾回遊ルート推定マップ
| ルート | 時期 | 特徴 | 主要ポイント |
|---|---|---|---|
| 外洋→湾口 | 3月~4月 | 産卵前の接岸開始 | 倉橋南部・下蒲刈島 |
| 湾口→湾内 | 5月~6月 | 湾内への進入 | 能美島・江田島 |
| 湾内→湾奥 | 7月~9月 | 河口付近まで回遊 | 広島港・宇品 |
| 湾奥→湾内 | 10月~11月 | 徐々に深場へ | 能美島・呉周辺 |
| 湾内→外洋 | 12月~2月 | 深場への移動 | 倉橋南部・音戸 |
一般的には、水温の上昇とともに湾奥へ、水温の低下とともに外洋へという動きをします。ただし、毎年の水温変化により回遊時期は前後するため、柔軟な対応が必要です。
また、しまなみ海道エリアも広島のアジングでは外せません。愛媛県との境界に位置し、10700件以上の釣果報告がある人気エリアです。潮通しが良く、良型の実績が高いのが特徴です。
回遊ルートを意識した釣行計画を立てることで、「ここは時期外れだから別のポイントへ」という判断ができるようになります。特に春と秋の季節の変わり目は回遊ルートが大きく変化するため、情報収集が重要です。
さらに、下蒲刈島や大崎下島といった離島も見逃せません。これらのエリアは潮通しが良く、外洋に面しているため、大型の回遊が期待できます。特に産卵前の4月~5月は、25cm超の良型が狙えるチャンスがあります。
最新釣果情報から読み取る現在のトレンドと今後の予測
リアルタイムの釣果情報は、最も確実なアジングの指標となります。釣具のポイント呉警固屋店の情報を分析することで、現在のトレンドが見えてきます。
📈 2025年9月時点の釣果トレンド分析
| 魚種 | 好調度 | サイズ | 主な時間帯 | 推奨仕掛け |
|---|---|---|---|---|
| アジ・サバ | ★★★★☆ | 20~24cm | 朝マズメ | ウキ付きサビキ4~6号 |
| カマス | ★★★★★ | 15~23cm | 日中も可 | サビキ・ジグサビキ |
| カワハギ | ★★★★☆ | 14~20cm | 終日 | 胴突き(アサリ)・ちょい投げ(本虫) |
| サヨリ | ★★★★☆ | 20~23cm | 朝~昼前 | ウキ仕掛け(サシエビ) |
| メバル | ★★☆☆☆ | 15~20cm | 夜間 | プラグ・ワーム |
現在(9月下旬)の状況を見ると、アジは朝マズメに集中していることが分かります。日中の釣果報告は少なく、時合いが明確になっています。
一方でカマスの好調が目立ちます。日中でも短時間で2桁の釣果があり、現在最も手軽に数釣りが楽しめるターゲットとなっています。アジ狙いでカマスが外道として掛かることも多く、仕掛けの予備は必須です。
また、カワハギがシーズンインしており、足元の胴突き仕掛けで20cm前後が狙えます。アジングの合間にカワハギを狙うなど、複合的な釣りが楽しめる時期です。
🔮 今後の予測(10月~11月)
- アジの活性はピークを迎え、サイズも大型化
- 朝夕だけでなく日中の回遊も増加
- カマスは引き続き好調を維持
- 水温低下に伴い、徐々に深場へシフト
10月に入ると、アジングの最盛期を迎えます。朝夕だけでなく日中でも回遊が見られるようになり、初心者でも結果を出しやすくなります。ただし11月後半になると徐々に回遊時間が短くなるため、タイミングが重要になってきます。
釣具店の情報をこまめにチェックし、今釣れているポイントと仕掛けを把握することが、確実な釣果につながります。SNSやアプリの釣果情報も活用し、リアルタイムの状況を掴むようにしましょう。
時期別タックルセッティングで釣果に大きな差が出る理由
同じアジングでも、時期によって最適なタックルセッティングは大きく異なります。季節ごとのアジの活性やレンジに合わせた調整が、釣果を左右します。
🎣 時期別推奨タックルセッティング
| 時期 | ジグヘッド | ワーム | ライン | 攻略レンジ |
|---|---|---|---|---|
| 春(4-6月) | 1.5~2g | 2~2.5インチ | PE0.3号+フロロ1号 | 中層~表層 |
| 夏秋(7-11月) | 1~2g | 1.5~2インチ | PE0.3号+フロロ1号 | 全層 |
| 冬(12-2月) | 0.6~1g | 1.5インチ | PE0.2号+フロロ0.8号 | 中層~ボトム |
| 産卵期(6-7月) | 0.6~1g | 1.5インチ | PE0.2号+フロロ0.8号 | 中層固定 |
春(4~6月)のセッティングでは、産卵前の活性が高い個体を狙うため、**やや重めのジグヘッド(1.5~2g)**が基本となります。中層を素早くサーチでき、シラスパターンに対応した2~2.5インチのワームが効果的です。
「普段はジグヘッドは2g以上を使用していますが、流石に1〜1.5gで一定層を流さないと勝負になりません」
出典:産卵前後のアジ2
この証言から分かるように、産卵期は特にライトなセッティングが必要です。1g以下のジグヘッドで一定層をキープする技術が求められます。
夏秋(7~11月)のセッティングは最も汎用性が高く、1~2gのジグヘッドで全レンジを探れます。この時期は豆アジから良型まで混在するため、ワームサイズは1.5~2インチと小さめが基本です。
冬(12~2月)のセッティングでは、0.6~1gの軽量ジグヘッドが必須です。活性が低いアジに違和感を与えないよう、スローなフォールとナチュラルなアクションが重要になります。
💡 ワームカラーローテーション戦略
| 状況 | 推奨カラー | 理由 |
|---|---|---|
| 朝夕マズメ | ピンク・オレンジ系 | 視認性が高い |
| 日中(晴天) | クリア・ホワイト系 | ナチュラルアピール |
| 夜間(常夜灯) | グロー・チャート系 | 発光でアピール |
| 濁り潮 | オレンジ・赤系 | 存在感を出す |
| 澄み潮 | クリア・スモーク系 | 警戒心を与えない |
カラーローテーションも重要で、同じカラーで釣れ続けることは少ないため、最低3色は用意しましょう。特に群れが小さくなってきたら、カラーを変えることで再び反応が得られることがあります。
また、ラインシステムも季節によって調整が必要です。冬場は繊細な釣りになるため、PE0.2号+フロロ0.8号といった細いセッティングが有利です。一方、夏秋は多少ラインが太くても問題なく、PE0.3号+フロロ1号で十分対応できます。
まとめ:広島のアジング時期を制するための総合戦略とチェックリスト
最後に記事のポイントをまとめます。
- 広島のアジングベストシーズンは4月~6月と8月~11月の年2回
- 3月初旬~4月初旬は最も釣れない厳しい時期
- 広島県呉市やしまなみ海道のアジは6~7月に産卵する
- 産卵前は中層~表層、産卵後は活性が極端に下がる
- 冬場(12月~2月)は深場や常夜灯周りに限定される
- 朝夕マズメが最も確実な時合いで、特に朝5時~7時が狙い目
- 倉橋島は5400件以上の釣果で広島屈指の実績ポイント
- 能美島は多魚種が狙えるファミリー向けエリア
- 呉市近郊は港湾部でも20cm超の中型が釣れる
- 広島湾内には季節ごとに変化する複数の回遊ルートが存在
- 2025年9月現在はカマスが好調で日中でも短時間で2桁可能
- カワハギがシーズンインし、アジと併せて楽しめる
- 春は1.5~2gのジグヘッド、産卵期と冬は1g以下が基本
- 一定層をキープする技術が産卵期攻略の鍵
- カラーローテーションは最低3色を用意し状況に応じて変更
- 最新の釣果情報をこまめにチェックすることが最も重要
- 室尾港では外向きと内側で釣果が異なるため柔軟に移動
- 能美・畑漁港は現在アジ・サバが朝マズメに20~24cmで好調
- 早瀬ではショアラバでマダイ35~42cmの実績あり
- 仕掛けは複数種類用意し、カマス対策で予備を多めに持つ
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 春のアジング祭り始まる! | 【Real.アジング~真実へ~】第5章
- 広島県で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
- 産卵前後のアジ2 – デイアジ初心者の雑記帳
- アジ釣りの時期はいつ?【ベストシーズンを全国で比較!時間・場所なども解説】 | TSURINEWS
- アジ釣りは『時期』が重要! シーズンごとの傾向とポイントが合えば簡単に釣れます | TSURI HACK
- 広島・呉のアジはライトカゴ釣りでお手軽に!【釣具のポイント呉警固屋店スタッフブログ寄稿】
- 釣り場情報 | 釣具のポイント
- 【釣果一覧】広島県で釣れたアジ – アングラーズ
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