アジングといえばスピニングタックルでジグ単をキャストするのが一般的ですが、近年「テンカラ竿」や「延べ竿」を使った新しいスタイルが注目を集めています。渓流釣りの道具が海のライトゲームで活躍するなんて意外に思えますが、実はこの組み合わせには多くのメリットがあり、プロアングラーも夢中になっているほどです。
リールレスでシンプル、それでいて高い釣果を叩き出せるこの釣法は、初心者からベテランまで幅広い層に支持されています。本記事では、テンカラ竿を使ったアジングの魅力から具体的なタックル選び、実践テクニックまで、インターネット上の様々な情報を収集・分析してお届けします。
この記事のポイント |
---|
✓ テンカラ竿でのアジングが注目される理由と従来との違い |
✓ 延べ竿アジングに最適なタックルと仕掛けの選び方 |
✓ 実釣で効果的なテクニックとポイントの攻め方 |
✓ 渓流用ロッドの海釣りへの転用方法と注意点 |

テンカラ竿とアジングの意外な相性
- テンカラ竿でアジングをする最大のメリットは手返しの速さ
- 延べ竿とテンカラ竿の違いを理解することが重要
- 海でテンカラ竿を使う際の守備範囲は意外と広い
- リールレスだからこそ得られる感度の高さが魅力
- 従来のアジングでは味わえない直接的なファイト感
- プロアングラーも認める釣果の高さ
テンカラ竿でアジングをする最大のメリットは手返しの速さ
テンカラ竿を使ったアジングの最大の特徴は、圧倒的な手返しの良さにあります。リールを巻く動作が不要なため、ルアーを回収してから次の投入までの時間が劇的に短縮されるのです。
ここ最近テンカラに夢中になりノベ竿を使う日が多くなった。(中略)一番の驚きは射程範囲内つまり間合いに魚が居るときの圧倒的な強さ!今回アジングでノベ竿(テンカラロッド)を使ってみたところ この日はアジの活性がすこぶる高く、通常の釣りでも大漁間違い無し!そんな状態だったが それでもテンカラアジングの釣れ方は異常だった。その時、自分はこの世の中で一番ハイペースでアジを釣っていると思わせるほど尋常ではないハイペースでアジを釣り上げていった。
出典:我等爆釣ぬーちー倶楽部
この体験談からわかるように、魚が射程範囲内にいる状況では、テンカラ竿の手返しの速さが圧倒的なアドバンテージとなります。通常のアジングでリールを巻いている時間に、テンカラ竿では既に次のキャストが完了しているわけです。
一般的なアジングタックルと比較すると、その差は歴然としています。スピニングリールでの回収には最低でも5〜10秒程度かかりますが、テンカラ竿なら竿を振り上げるだけで即座に次の投入が可能です。この差が積み重なると、1時間の釣行で投入回数に2倍近い差が生まれることもあるでしょう。
特に活性の高い時合いでは、この手返しの速さが釣果に直結します。アジの群れが回遊してくるタイミングは限られているため、短時間でより多くのアプローチができることは大きなメリットとなるのです。
またリールを使わないことで、タックル全体の重量も軽減されます。長時間の釣行でも疲労が少なく、集中力を維持しやすいという副次的な効果も見逃せません。
延べ竿とテンカラ竿の違いを理解することが重要
テンカラ竿と延べ竿は似ているようで、実は設計思想が異なります。この違いを理解することで、海のアジングにより適した選択ができるようになります。
🎣 テンカラ竿と延べ竿の主な違い
項目 | テンカラ竿 | 一般的な延べ竿 |
---|---|---|
主な用途 | 渓流でのフライフィッシング | 海釣り・川釣り全般 |
調子 | 7:3〜6:4が主流 | 様々(硬調〜軟調) |
重量 | 非常に軽量(80〜100g前後) | やや重め(100〜150g以上) |
長さのバリエーション | 2.7〜4.5m程度 | 3〜7m以上と幅広い |
価格帯 | 中〜高価格帯が多い | 低価格から高価格まで幅広い |
テンカラ竿は、もともと毛鈎を遠くに飛ばすために設計されています。そのため竿自体にハリがあり、ラインを鞭のようにしならせてキャストする動作に最適化されているのです。一方、一般的な延べ竿は餌を付けてゆっくり落とし込む釣りを想定しているため、より穂先が柔らかい設計になっていることが多いでしょう。
アジングでジグ単やワームを使う場合、キャスト性能が重要になってきます。この点でテンカラ竿の方が有利と言えます。ただし、一般的な延べ竿でもサビキ釣りのように足元に落とし込む釣り方なら問題なく使用できます。
仕舞寸法も重要なポイントです。テンカラ竿の中には50cm以下に収納できるモデルもあり、電車釣行でも持ち運びやすいのが魅力です。都市部から釣り場へのアクセスを考えると、コンパクトに収納できることは大きなメリットとなるでしょう。
海でテンカラ竿を使う際の守備範囲は意外と広い
「延べ竿では遠くまで届かないのでは?」という疑問は当然です。しかし実際には、竿の長さ+ライン(道糸)の長さ分をカバーできるため、思った以上に広範囲を探ることができます。
全長を3.6mにしたのは、とても軽いから。これが4mを超えてくると、一気に重くなってしまうので、3.6mで軽い延べ竿をアジングゲームがおこなわれている防波堤に持参しました。(中略)全長3.6mのブランクス分と、その穂先から伸びる道糸の3.6m分、合計7mを少し超える距離を、トレースすることが可能です。
出典:【新提案】アジングを延べ竿で楽しみたい!新しいアジの釣り方をチェック
3.6mの竿に3.6mのラインを結べば、合計7m以上の範囲をカバーできます。夜間の常夜灯周りでのアジングや、足元の敷石際を狙う場合、この距離で十分な場合が多いのです。
📏 竿の長さ別カバー範囲の目安
竿の長さ | ライン長 | 合計カバー範囲 | 適した状況 |
---|---|---|---|
2.9m | 2.9m | 約6m | 堤防の足元・常夜灯直下 |
3.6m | 3.6m | 約7m | 一般的な堤防・漁港 |
4.5m | 4.5m | 約9m | 広めの堤防・磯際 |
実際、アジは常夜灯の明暗部や堤防の際など、比較的近距離に寄ってくることが多い魚です。遠投が必要な状況よりも、ピンポイントを丁寧に探る釣りの方が効果的な場面も少なくありません。
またテンカラ竿の利点として、竿の長さを活かした縦の釣りも展開できます。堤防の壁際を縦に探ったり、テトラポッドの隙間に落とし込んだりと、通常のキャスティングでは難しい攻め方も可能になるのです。
リールレスだからこそ得られる感度の高さが魅力
テンカラ竿でのアジングでは、アタリの取りやすさが段違いです。リールやロッドガイドを介さず、ラインから竿、そして手元へとダイレクトに情報が伝わるため、微細なアタリも明確に感じ取れます。
なんといってもリールハンドルを回す手間が省けるので、どんどんポイントを攻めていくことができます。しかもアジの微細なアタリが、手元にグググッ!とダイレクトに伝わってくるので、フッキングしやすいのです。まるでへら台に乗っているヘラブナ釣り師が、アワセをキメているような鋭さ・俊敏さを実践できるでしょう。
出典:【新提案】アジングを延べ竿で楽しみたい!新しいアジの釣り方をチェック
この感度の高さは、アジングにおいて非常に重要です。アジのアタリは「コツコツ」という小さな前アタリから始まることが多く、この段階で察知できるかどうかが釣果を左右します。
リールを使った通常のアジングでは、ラインのテンションをキープしながらアタリを待つ必要があります。しかしテンカラ竿では、竿を通じて直接手に伝わってくるため、ラインのテンションに神経を使う必要が減ります。むしろ竿の曲がりや手元への振動で判断できるのです。
さらに、アワセのタイミングも取りやすくなります。手元に伝わったアタリに対して即座に竿を動かせるため、リールのドラグやラインの伸びによるタイムラグがありません。この瞬間的な対応力が、フッキング率の向上につながるのでしょう。
従来のアジングでは味わえない直接的なファイト感
テンカラ竿でアジを掛けた時の感覚は、通常のルアーフィッシングとは全く異なります。リールがないため、魚の引きがダイレクトに竿と手に伝わり、まさに「一心同体」の感覚を味わえるのです。
アジは体は小さいものの、引きは意外と強烈です。特に20cm以上のサイズになると、テンカラ竿では相当なファイトが楽しめます。竿の弾力を活かして魚をいなし、徐々に寄せてくる過程は、リールを使った釣りとは違った面白さがあります。
それが延べ竿を用いれば、アジに引っ張られたら手首をすぐに傾けて、口切れ・身切れを防ぎやすくなります。
出典:【新提案】アジングを延べ竿で楽しみたい!新しいアジの釣り方をチェック
アジは口が柔らかく、強引なやり取りをするとすぐにバラしてしまいます。しかしテンカラ竿なら、竿のクッション性を活かして魚の走りに対応できるため、バラシを減らせる可能性が高まります。
また、竿を持つ角度や手首の返し方で、魚の動きをコントロールする感覚も楽しめます。これはまさに餌釣りの「竿捌き」に近い技術で、ルアーフィッシングとは異なるスキルが求められます。このような新しい技術の習得も、テンカラアジングの魅力の一つと言えるでしょう。
プロアングラーも認める釣果の高さ
興味深いことに、ソルトルアーのプロアングラーの中にもテンカラアジングに注目している方がいます。
東京湾近郊のライトソルトゲームの名手である「キムソウ」さんから、まさかの提案!というわけで、今回は、私の「テンカラ釣り」初体験レポート をお届けしたいと思います。
出典:【プロ”アジンガー”もどハマり中!?】超手軽に始められるテンカラ釣り!編集部の初めてやってみた
プロアングラーがテンカラ釣りに注目する理由の一つに、「ソルトルアーフィッシングのスキルアップにつながる」という点があります。流れの読み方やポイントの見極め、アタリの取り方など、テンカラで培った技術が海のルアーフィッシングにも応用できるというのです。
実際、テンカラ釣りで重要な「流れを読む」能力は、アジングでも非常に役立ちます。潮の流れを利用してルアーを自然に泳がせたり、流れの変化点に魚が着く習性を理解したりといったスキルは、リールを使った釣りでも応用が効くでしょう。
また、プロが認めるもう一つの理由として、展開の速さによる「学習効率の高さ」があります。短時間で多くのキャストができるため、ポイントやアプローチの正解を素早く見つけられるのです。これは釣りの上達において非常に重要な要素と言えます。
実践で役立つテンカラアジングの具体的な方法
- 最適なテンカラ竿の選び方は長さと重量のバランスが鍵
- ライン(道糸)選びでフロロカーボンが推奨される理由
- ジグヘッドとワームの組み合わせが最も効果的
- キャスティング技術は渓流とは少し異なる
- 常夜灯周りの明暗部が一級ポイント
- サビキ釣りとの併用で釣果を最大化できる
- 電車釣行に最適なコンパクトモデルの選択
- まとめ:テンカラとアジングの新しい可能性
最適なテンカラ竿の選び方は長さと重量のバランスが鍵
テンカラ竿をアジングに使用する際、最も重要なのは竿の長さと重量のバランスです。長すぎると取り回しが悪くなり、短すぎると守備範囲が狭くなってしまいます。
🎣 用途別おすすめテンカラ竿の長さ
フィールド | 推奨長さ | 理由 |
---|---|---|
小規模漁港・足元狙い | 2.7〜3.2m | コンパクトで取り回しが良い |
一般的な堤防 | 3.6m前後 | 最もバランスが良く汎用性が高い |
広い堤防・磯 | 4.0〜4.5m | 守備範囲が広く深場も探れる |
最も汎用性が高いのは3.6m前後のモデルです。この長さなら、ほとんどの堤防や漁港で快適に使用できます。重量も80〜100g程度に抑えられているモデルが多く、長時間の使用でも疲れにくいでしょう。
全長を3.6mにしたのは、とても軽いから。これが4mを超えてくると、一気に重くなってしまうので、3.6mで軽い延べ竿をアジングゲームがおこなわれている防波堤に持参しました。
出典:【新提案】アジングを延べ竿で楽しみたい!新しいアジの釣り方をチェック
重量に関しては、100gを超えると長時間の使用で腕が疲れやすくなります。特にテンカラ竿は常に竿を操作し続けるスタイルのため、軽量であることの恩恵は大きいのです。
調子(竿の曲がり方)については、7:3調子が扱いやすいと言われています。これは竿先から30%の部分が主に曲がる設計で、キャストのしやすさとアタリの取りやすさのバランスが良いためです。
また、仕舞寸法も重要なポイントです。特に電車釣行を考えている方は、50cm以下に収納できるモデルを選ぶことで、電車内での持ち運びが楽になります。最近では10本継ぎなど、非常にコンパクトに収納できるモデルも増えています。
ライン(道糸)選びでフロロカーボンが推奨される理由
テンカラ竿の穂先に結ぶライン選びは、釣果に直結する重要な要素です。海でのアジングには、フロロカーボンラインが最も適していると考えられます。
延べ竿の穂先に結ぶ道糸には、比重の高いフロロカーボンラインを選びました。着水したら、すぐに沈もうとしてくれるので、ルアーの操作性が高まるからです。フロロカーボンラインの太さ・強度は、1lbから3lbでじゅうぶん。
出典:【新提案】アジングを延べ竿で楽しみたい!新しいアジの釣り方をチェック
フロロカーボンが推奨される主な理由は以下の通りです:
💡 フロロカーボンラインのメリット
✓ 比重が高い:水に沈みやすく、ジグヘッドの動きをコントロールしやすい
✓ 伸びが少ない:アタリが明確に伝わり、アワセも効きやすい
✓ 耐摩耗性が高い:堤防の壁やテトラポッドとの接触に強い
✓ 紫外線に強い:劣化しにくく長持ちする
✓ 透明度が高い:魚に警戒されにくい
ライン強度については、1lb〜3lbの範囲が適しています。これは号数に換算すると0.4号〜0.8号程度です。あまり太いと風の影響を受けやすくなり、細すぎると根ズレで切れるリスクが高まります。
ライン長は竿と同じ長さ、または少し短めに設定するのが基本です。3.6mの竿なら3〜3.6m程度のラインを結ぶことで、合計7m前後の範囲をカバーできます。
一方、渓流のテンカラでよく使われる「レベルライン」も選択肢の一つです。これは太さが均一なラインで、キャストのしやすさに定評があります。ただし海での使用例はまだ少ないため、まずはフロロカーボンから始めることをおすすめします。
ジグヘッドとワームの組み合わせが最も効果的
テンカラ竿でのアジングにおいて、最もシンプルで効果的なのはジグヘッド+ワームの組み合わせ、いわゆる「ジグ単」です。
その先端に、いつも使っているジグヘッド+ストレート系ワーム=ジグ単を結んでください。1gを切るような、かなり軽いウエイトを選択しても、延べ竿による仕掛けですから、バックラッシュトラブルなどを心配する必要がありません。
出典:【新提案】アジングを延べ竿で楽しみたい!新しいアジの釣り方をチェック
テンカラ竿の利点の一つは、超軽量のジグヘッドも使えることです。通常のスピニングタックルでは0.4g以下のジグヘッドをキャストするのは困難ですが、テンカラ竿なら問題なく使用できます。
🎣 おすすめジグヘッド重量と使い分け
ジグヘッド重量 | 適した状況 | メリット |
---|---|---|
0.4〜0.6g | 活性が高い・表層狙い | スローフォール、食い込み良好 |
0.8〜1.0g | 標準的な状況 | 最も汎用性が高い |
1.5〜2.0g | 深場・潮が速い | 素早く沈められる |
ワームに関しては、1.5〜2インチのストレート系が基本となります。アジが捕食しているベイトのサイズに合わせることが重要で、状況によってはピンテールワームやシャッドテールワームも効果的です。
カラー選択については、クリア系やアミエビカラーが定番ですが、常夜灯周りではグロー系やホワイト系も有効です。アジの目線で考えると、上から見た時のシルエットが重要になるため、日中は濃い色、夜間は明るい色が基本となるでしょう。
その他のルアーとしては、マイクロサイズのメタルジグ(3g以下)やシンキングペンシルも選択肢に入ります。ただし、手返しの良さというテンカラ竿の利点を最大限活かすなら、やはりジグ単がベストな選択と言えるでしょう。
キャスティング技術は渓流とは少し異なる
テンカラ竿でのキャスティングは、通常のルアーロッドとは全く異なる技術が必要です。リールがないため、竿とラインのしなりを利用して飛ばすのが基本となります。
ルアーのキャストとは違って、毛鈎は竿だけでなくラインも鞭のようにしならせてキャストします。(中略)12時の方向にロッドを立てて、一呼吸おいてから2〜3時の方向まで振り切る感じですね。
出典:【プロ”アジンガー”もどハマり中!?】超手軽に始められるテンカラ釣り!編集部の初めてやってみた
キャスティングの基本動作は以下の通りです:
- バックキャスト:竿を12時の方向まで振り上げる
- 一呼吸置く:ラインが後方に伸びきるのを待つ
- フォワードキャスト:2〜3時の方向へ振り下ろす
- ストップ:振り切ったところで竿の動きを止める
重要なのは、3時以上に振り切らないことです。振りすぎるとラインがまっすぐに伸びず、飛距離が落ちてしまいます。また、ルアーが水面を叩いてしまい、魚を警戒させる原因にもなるでしょう。
渓流でのテンカラキャストと異なる点として、海では風の影響を受けやすいことが挙げられます。風が強い日は、低い弾道でキャストする技術が必要になります。これには練習が必要ですが、慣れれば風を味方につけることもできるようになるでしょう。
初めての方は、まず陸上で練習することをおすすめします。ルアーの代わりに小さな目印を付けて、狙った場所に落とせるまで反復練習すると良いでしょう。10〜15分程度の練習で、基本的な動作は身につくはずです。
常夜灯周りの明暗部が一級ポイント
テンカラ竿でのアジングにおいて、最も効果的なポイントの一つが常夜灯周りです。特に明るい部分と暗い部分の境目、いわゆる「明暗部」は一級ポイントと言えます。
夜釣りのシーンで、常夜灯周りの明暗の境目を狙っているときなどは、目の前の水面にジグ単を落とし込むのみのアプローチになるはず。これって、ほとんど飛距離を伸ばさなくてかまいませんし、手返しよくピンポイントを通すほうが、ひんぱんにアジのバイトを得られます。
出典:【新提案】アジングを延べ竿で楽しみたい!新しいアジの釣り方をチェック
常夜灯周りでアジが釣れる理由は、光に集まるプランクトンや小魚を捕食しに来るためです。ただし、アジは警戒心が強いため、明るい部分の中心ではなく、やや暗い境目に潜んでいることが多いのです。
💡 常夜灯周りの攻め方
エリア | アジの行動 | 攻略法 |
---|---|---|
明るい部分の中心 | プランクトン・小魚が多いが警戒心も高い | 通過点として認識 |
明暗の境目 | 捕食待機している個体が多い | 最重点エリア、丁寧に探る |
完全な暗部 | 大型が潜んでいることも | 時々チェック |
テンカラ竿の利点は、この明暗部を縦に探れることです。表層から中層、ボトムまで、手返し良く探ることができます。アジは時間帯やその日の状況によってレンジが変わるため、この柔軟な対応力が釣果につながるでしょう。
また、複数の常夜灯がある場合は、それぞれの明暗部を効率よく回ることができます。テンカラ竿はコンパクトなので移動も楽で、ランガンスタイルとの相性も抜群です。
潮の流れと常夜灯の位置関係も重要です。潮上から潮下に流されてくるプランクトンを待ち構えているアジを狙うには、潮の流れる方向を意識したポイント選びが効果的でしょう。
サビキ釣りとの併用で釣果を最大化できる
テンカラ竿の汎用性の高さを示す例として、サビキ釣りとの併用があります。同じ竿でルアーフィッシングと餌釣りの両方が楽しめるのです。
テンカラ竿にサビキ仕掛けを付ければ、通常のサビキ釣りができます。ただし、一般的なサビキ竿よりも軽量なため、扱いやすく疲れにくいというメリットがあります。
サビキで釣ったアジを観察することで、その日のベイトのサイズや種類がわかります。この情報を基に、ジグ単のワームサイズやカラーを選択すれば、より効果的な釣りが展開できるでしょう。
また、活性が低くルアーに反応しない時は、サビキで数を確保するという使い分けも可能です。逆に、サビキで群れの存在を確認してから、ルアーで大型を狙うという戦略も有効かもしれません。
ただし、餌とルアーを頻繁に切り替えるのは手間がかかります。理想的には、テンカラ竿を2本用意して、一方をサビキ、もう一方をルアー専用にすると効率的です。幸いテンカラ竿はコンパクトなので、2本持っていても荷物にはなりにくいでしょう。
電車釣行に最適なコンパクトモデルの選択
都市部に住む釣り人にとって、電車釣行は重要な選択肢です。テンカラ竿の中には、電車釣行に最適な超コンパクトモデルも存在します。
かなり短いサイズにまで縮まるので、タックルバックなどの収納して持ち歩くことができます。クルマに積んでおいたままでも、さほどスペースは取らず邪魔にはならないでしょう。
出典:【新提案】アジングを延べ竿で楽しみたい!新しいアジの釣り方をチェック
電車釣行用のテンカラ竿を選ぶ際のポイントは以下の通りです:
🚃 電車釣行用テンカラ竿の選び方
✓ 仕舞寸法50cm以下:リュックやバッグに収納可能
✓ 10本継ぎ以上:コンパクトでも全長は確保
✓ ハードケース付き:電車内での破損防止
✓ 軽量(100g以下):長距離の徒歩移動も楽
特に注目すべきは、振出式の多継ぎモデルです。例えば、3.6mの竿が10本継ぎなら、仕舞寸法は約40cm程度になります。これならバックパックに縦に収納でき、電車内でも邪魔になりません。
また、リールレスというテンカラ竿の特性は、荷物の軽量化にも貢献します。リール本体、スペアスプール、リールオイルなどが不要になるため、タックルボックス全体をコンパクトにできるのです。
電車釣行では、釣り場までの徒歩移動も考慮する必要があります。駅から釣り場まで20〜30分歩くことも珍しくありませんが、テンカラ竿のセットなら軽量なので、長距離移動でも負担が少ないでしょう。
実際、電車釣行専用のテンカラアジングセットを組んでいる釣り人も増えているようです。仕事帰りにふらっと立ち寄れる手軽さが、このスタイルの大きな魅力と言えるでしょう。
まとめ:テンカラとアジングの新しい可能性
最後に記事のポイントをまとめます。
- テンカラ竿でのアジングは手返しの速さが最大の武器である
- リールレスのシンプルな構造により感度が飛躍的に向上する
- 3.6m前後の竿が最もバランスが良く汎用性が高い
- フロロカーボンライン1〜3lbが海でのアジングに最適
- ジグ単が最も効果的でシンプルな仕掛けとなる
- 超軽量ジグヘッド(0.4g以下)も問題なく使用できる
- キャスティングは12時から3時への振り下ろしが基本
- 常夜灯周りの明暗部が最高のポイントとなる
- サビキ釣りとの併用で状況への対応力が高まる
- 仕舞寸法50cm以下のモデルなら電車釣行も快適
- プロアングラーも認める高い釣果実績がある
- 渓流釣りのスキルが海でも応用できる
- 延べ竿とテンカラ竿は設計思想が異なる
- 竿の調子は7:3が最も扱いやすい
- 守備範囲は竿の長さ×2で計算できる
- ダイレクトなファイト感が独特の面白さを生む
- 口切れ・身切れを防ぎやすい構造である
- コンパクトで持ち運びやすく移動が楽
- 縦の釣りにも対応できる汎用性の高さ
- ソルトルアーのスキルアップにも貢献する
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 【のべ竿アジング!?】のべ竿一本で魚とのスリリングな駆け引きを楽しもう
- 我等爆釣ぬーちー倶楽部:ノベ竿の間合い
- 【新提案】アジングを延べ竿で楽しみたい!新しいアジの釣り方をチェック
- 【プロ”アジンガー”もどハマり中!?】超手軽に始められるテンカラ釣り
- 海テンカラ!? | アジャリ
- テンカラ 羅門 | 宇崎日新
- アジのテンカラとアジフライ | フィッシュハンティング
- 冨士流テンカラバスSPプロ | 宇崎日新
- ZEROSUM 鬼テンカラ 7:3 | 宇崎日新
- 【新提案】アジングを延べ竿で楽しみたい! | エキサイトニュース
各サイト運営者様へ
有益な情報をご公開いただき、誠にありがとうございます。
感謝の意を込め、このリンクはSEO効果がある形で設置させていただいております。
※リンクには nofollow 属性を付与しておりませんので、一定のSEO効果が見込まれるなど、サイト運営者様にとってもメリットとなれば幸いです。
当サイトは、インターネット上に散在する有益な情報を収集し、要約・編集してわかりやすくお届けすることを目的としたメディアです。
一部では「コタツブロガー」と揶揄されることもございますが、情報の収集や整理には思いのほか時間と労力を要します。
私たちは、その作業を通じて「情報をまとめてわかりやすく伝える」という形で新たな価値を提供できるのではないかと考え、運営しております。
なお、引用や参照の方法に不備、あるいはご不快に感じられる点がございましたら、迅速に対応いたしますので、お手数ですがお問い合わせフォームよりご連絡いただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
当サイトでは、インターネット上に散らばるさまざまな情報を収集し、AIを活用しながら要約・編集を行い、独自の切り口で見解を交えながらわかりやすい形でお届けしています。
情報の整理・編集にあたっては、読者やオリジナル記事の筆者へご迷惑をおかけしないよう、細心の注意を払って運営しておりますが、万が一、掲載内容に問題がある場合や修正・削除のご要望がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
迅速に対応をさせていただきます。
その際には、該当記事の URLやタイトルをあわせてお知らせいただけますと、より速やかに対応 することができますのでそちらもご協力いただけますと大変幸いでございます。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。