新潟市周辺でアジングを楽しみたいと考えているあなたに朗報だ。新潟県は全国でも屈指のアジング激熱エリアとして知られており、特に30cmを超える尺アジが比較的容易に狙える数少ない地域なのだ。新潟市を中心とした下越エリアには新潟東港や日和山突堤といった有名ポイントが点在し、さらに少し足を伸ばせば上越エリアの直江津港やサーフといった超一級ポイントにもアクセスできる。この記事では、新潟市でアジングを始めたい初心者から、さらなる釣果アップを目指す中級者まで、幅広いアングラーに役立つ情報を網羅的にお届けする。
新潟のアジングシーンでは、4月から5月にかけてのシーズンに30~40cmクラスの大型アジが数釣りできるという夢のような状況が展開される。常夜灯周りや河口部、堤防の先端といった定番ポイントはもちろん、意外な穴場としてサーフでのジグ単アジングも近年注目を集めている。ジグヘッドの重さやワームの選び方、時合いの見極め方など、実践的なテクニックから釣り場情報まで、新潟市でのアジングを成功させるための情報を徹底的に掘り下げていく。
この記事のポイント |
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✓ 新潟市周辺の代表的なアジングポイント(新潟東港・日和山突堤など)の詳細情報 |
✓ 尺アジが釣れる時期とベストシーズン(4月~5月)の攻略法 |
✓ 効果的なリグセッティング(ジグヘッド1.5~2.5g、ワーム2.5~3インチ) |
✓ 常夜灯・河口・サーフなど多様なポイントタイプ別の狙い方 |
新潟市でアジングを楽しむための有力ポイント
- 新潟市周辺のアジングポイントは新潟東港と日和山突堤が代表格
- 新潟県のアジング最盛期は4月から5月のゴールデンウィーク頃
- 尺アジを狙うなら河口・流れ込み・堤防先端を重点的に攻める
- 常夜灯周りは夜間のアジング必勝ポイント
- ジグヘッドは1.5g~2.5g、ワームは2.5~3インチが基本セッティング
- サーフでのアジングは意外な穴場スポット
新潟市周辺のアジングポイントは新潟東港と日和山突堤が代表格
新潟市でアジングを楽しむなら、まず押さえておきたいのが新潟東港と日和山突堤の2大ポイントだ。これらの釣り場は新潟市内からのアクセスも良好で、初心者からベテランまで幅広いアングラーが足繁く通う人気スポットとなっている。
新潟東港は立ち入り禁止区域も多いものの、一部が有料の釣り施設として開放されており、安全に釣りを楽しめる環境が整っている。アジの魚影も濃く、サビキ釣りでもアジングでも好釣果が期待できる。特に第二東堤防周辺は実績が高く、シーズン中は多くのアングラーで賑わう。
日和山突堤は新潟市中央区に位置し、市街地からのアクセスが抜群に良い。多様な魚種が狙えるポイントとして知られており、ウキサビキやカゴ釣りではアジも期待できる。ただし人気ポイントゆえに混雑することも多く、特に週末や夕マズメ時は早めのエントリーが推奨される。
これら2つのポイントに共通するのは、常夜灯が設置されているという点だ。夜間のアジングでは常夜灯周りにプランクトンが集まり、それを追ってアジが接岸するため、明かりの有無は釣果を大きく左右する重要な要素となる。
新潟市周辺には他にも岩船港や寺泊港といった有力ポイントが存在するが、まずはこの2大ポイントから攻略を始めることで、新潟のアジングの特徴を掴むことができるだろう。
📍 新潟市周辺の主要アジングポイント比較表
ポイント名 | アクセス | 特徴 | 狙える魚種 |
---|---|---|---|
新潟東港 | 新潟市から約20分 | 有料釣り施設、魚影濃い | アジ、メバル、カサゴ |
日和山突堤 | 新潟市中央区 | 市街地から近い、多魚種 | アジ、カサゴ、キス |
岩船港 | 村上市(新潟市から約1時間) | 大規模港、アジング人気 | アジ、カマス、メバル |
寺泊港 | 長岡市寺泊(新潟市から約40分) | 魚影非常に濃い | アジ(豆~尺)、多魚種 |
新潟県のアジング最盛期は4月から5月のゴールデンウィーク頃
新潟県でアジングを楽しむなら、シーズンの見極めが釣果を大きく左右する。結論から言えば、4月から5月のゴールデンウィーク頃が最盛期であり、この時期には30~40cmクラスの大型アジが岸から狙える絶好のチャンスとなる。
尺アジは冬の終わりから釣れ始めます。とは言ってもアジングで釣るにはもう少し後の春になってからになります。大体4月頃から釣れ始めると思ってもらったら良いと思います!
この情報から分かるように、冬の終わりから徐々にアジの活性が上がり始めるものの、ルアーで効率よく釣れるようになるのは4月以降だ。この背景には水温の上昇が大きく関係している。
新潟の海域では、海面水温が13度を超えてくると産卵を控えた大型のアジが接岸し始める。さらに、桜が満開になる頃(新潟では4月初旬から中旬)が一つの目安となり、この時期から釣果がピークを迎える。5月のゴールデンウィーク後半までは好調が続くが、その後水温が18度を超えてくると産卵が終了し、徐々に釣れなくなっていく傾向にある。
ただし、釣り場によっては6月以降もアジの回遊が続く場所もある。例えば直江津港第3東防波堤では、6月以降も多少の釣果が期待できるという情報もあり、ポイントによって状況は異なる。また、3月でも海況が落ち着いたタイミングで堤防などから群れが回ってくることがあるため、早めの釣行にもチャンスはある。
初心者の方は、まず4月中旬から5月初旬の最盛期に狙うことをおすすめする。この時期であれば、ポイント選びや技術面で多少のミスがあっても、アジの活性が高いため釣果を得やすい。SNSや釣り場の釣果情報をチェックしながら、最適なタイミングで釣行計画を立てよう。
🗓️ 新潟アジングのシーズンカレンダー
時期 | 状況 | サイズ | おすすめ度 |
---|---|---|---|
3月 | 釣れ始め(海況次第) | 25~35cm | ★★☆☆☆ |
4月前半 | 本格シーズン突入 | 30~40cm | ★★★★☆ |
4月後半~5月前半 | 最盛期 | 30~40cm超 | ★★★★★ |
5月後半 | 徐々に落ち着く | 30~35cm | ★★★☆☆ |
6月以降 | 終盤(場所により継続) | 25~30cm | ★★☆☆☆ |
尺アジを狙うなら河口・流れ込み・堤防先端を重点的に攻める
新潟で尺アジ(30cm以上)を狙うには、ポイント選びが極めて重要だ。闇雲に釣り場に立っても釣果は期待できない。狙うべきポイントは河口・流れ込み、堤防の先端付近、そして障害物周りの3つに集約される。
まず河口や流れ込みについて見ていこう。アジは成長するにつれて、プランクトンよりも小魚を捕食する傾向が強くなる。そのため大型のアジは、ベイトフィッシュが集まりやすい場所に集結する。河口部分では淡水と海水が混ざり合い、流れの変化によってベイトが溜まりやすい。実際に、河口付近では尺超えのアジが連発することも珍しくないという報告がある。
次に堤防の先端付近だ。堤防の根元と先端では釣果に雲泥の差が出ることが多い。これは先端付近に潮の流れが当たりやすく、その流れの中でアジがベイトを待ち構えているためだ。また、先端部分は水深も深くなっていることが多く、大型のアジが回遊しやすい環境となっている。
障害物周りも見逃せないポイントだ。テトラ帯、ブレイク(水深の変化する場所)、根周りなどは、アジが身を隠したり、流れの変化を利用してベイトを捕食したりするのに適した場所となる。特に堤防の先端付近が潮の流れの障害物となっている場合、その周辺は絶好のポイントとなる。
これらのポイントに共通するのは、流れがあるという点だ。新潟のアジングでは、居付きのアジよりも回遊してきたアジを釣るというイメージが強い。そのため、回遊ルートとなりやすい流れのある場所を重点的に攻めることが、尺アジを手にする近道となる。
実際の釣行では、まず河口や堤防の先端といった一級ポイントを確保し、そこで粘ってみることをおすすめする。ただし、これらの場所は人気が高く混雑することも多いため、早めのエントリーか、あるいは穴場となるサブポイントも事前にリサーチしておくと良いだろう。
🎯 尺アジ狙いの重点ポイント詳細
ポイントタイプ | 特徴 | 狙い方のコツ | 注意点 |
---|---|---|---|
河口・流れ込み | ベイトが溜まりやすい | 流れに乗せてドリフト | 根掛かりに注意 |
堤防先端 | 潮通しが良い | 遠投して広範囲サーチ | 混雑しやすい |
テトラ帯 | アジの隠れ場所 | テトラ際を丁寧に攻める | 足場に注意、ライト必須 |
ブレイク周り | 回遊ルート | カウントダウンでレンジ探る | 水深把握が重要 |
常夜灯周りは夜間のアジング必勝ポイント
夜間のアジングにおいて、常夜灯周りは最も基本的かつ効果的なポイントとなる。なぜ常夜灯がそれほど重要なのか、その理由と具体的な攻め方を解説していこう。
常夜灯周りがアジングに有効な理由は、光に集まるプランクトンの習性にある。常夜灯の明かりには小型のプランクトンが集まり、それを捕食するために小魚が寄ってくる。そしてその小魚を狙って、アジも常夜灯周辺に集まってくるという食物連鎖が形成される。つまり、常夜灯は人工的なベイトの溜まり場を作り出しているのだ。
新潟市周辺の釣り場では、新潟東港や日和山突堤といった主要ポイントに常夜灯が設置されている。また、車道が近くを通っているサーフなどでも、街灯の明かりが海面を照らしている場所が多く、これらも有効なポイントとなる。
常夜灯周りを攻略する際のポイントは、明暗の境目を意識することだ。アジは常に明るい場所にいるわけではなく、明暗の境目に潜んでベイトを待ち伏せしていることが多い。そのため、明るい部分だけでなく、その周辺の暗がりも丁寧に探ることが重要だ。
また、常夜灯の種類によっても効果が異なる可能性がある。一般的には白色の明るい常夜灯ほどプランクトンを集める効果が高いとされるが、オレンジ色の街灯でも十分に効果がある場合もある。まずは現地で実際に海面を観察し、プランクトンやベイトの有無を確認することが大切だ。
時間帯としては、日没後から深夜にかけてが特に有望だ。日中は警戒心の強いアジも、暗くなると常夜灯周りに寄ってきやすくなる。ただし、満月などの明るい夜は常夜灯の効果が薄れることもあるため、月齢も考慮に入れると良いだろう。
新潟市でアジングを始める際は、まず常夜灯のある釣り場をリストアップし、そこから攻略を始めることをおすすめする。初心者でも比較的イージーに釣果を得られる可能性が高く、アジングの基本を学ぶのに最適な環境と言える。
💡 常夜灯攻略のチェックリスト
- ✅ 常夜灯の位置と数を事前に確認
- ✅ 明暗の境目を重点的に攻める
- ✅ 海面をよく観察しベイトの有無をチェック
- ✅ 表層から順に探り、レンジを刻んでいく
- ✅ 月齢を確認(新月周りがベター)
- ✅ 日没後1~2時間が特に狙い目
ジグヘッドは1.5g~2.5g、ワームは2.5~3インチが基本セッティング
新潟のアジングで使用するリグセッティングは、一般的なアジングとやや異なる部分がある。それは、ジグヘッドが比較的重めだという点だ。具体的には、ジグヘッドは1.5g~2.5g、ワームは2.5~3インチが基本となる。
なぜ新潟では重めのジグヘッドが推奨されるのか。その理由は主に3つある。第一に、狙うアジのサイズが大きいこと。30~40cmクラスの大型アジは口も大きく、ある程度ボリュームのあるワームでも問題なく食ってくる。第二に、潮の流れが速いポイントが多いこと。軽いジグヘッドでは流されてしまい、思い通りのレンジをキープできない。第三に、水深のあるポイントが多いこと。ある程度の重さがないと、効率よく狙いのレンジまで沈められない。
ジグヘッドの重さは深い場所で狙う時、流れがあるポイントでは2g〜2.5gを使っています。浅い場所でやる場合でも1.5g以上を使うことが多いです。ワームは2.5〜3inを使っています。
この引用からも分かるように、深い場所や流れのあるポイントでは2g~2.5g、浅い場所でも1.5g以上が推奨されている。これは新潟のアジングの特徴をよく表している。
ただし、状況によってはより軽いジグヘッドが有効な場合もある。例えば、ナイトゲームで常夜灯周りの表層を狙う場合や、サーフの浅い場所で釣る場合などは、1g以下のジグヘッドが効果的なこともある。そのため、基本は1.5g~2.5gとしつつも、0.8g前後の軽めのジグヘッドも持参しておくと、状況の変化に対応できるだろう。
ワームのサイズについては2.5~3インチが基本だが、こちらも状況に応じて調整が必要だ。アジの活性が低い時や、小さいベイトを捕食している時は、2インチ前後にサイズダウンすることで反応が良くなることもある。
カラー選択については、クリア系やグロー系が基本となる。夜間はグローが効果的だが、プレッシャーが高い場合はクリア系の方が反応が良いこともある。複数のカラーを用意し、ローテーションしながら探っていくことが釣果アップの鍵となる。
🎣 新潟アジング推奨タックルセッティング
項目 | 推奨スペック | 備考 |
---|---|---|
ロッド | 6~7フィート、ジグ単専用 | 大型対応のやや強めが理想 |
リール | 1000~2000番 | ドラグ性能重視 |
ライン | PE 0.3~0.4号 or エステル 0.3号 | 感度重視 |
リーダー | フロロ 1~1.5号 | 擦れ対策で少し太め |
ジグヘッド | 1.5g~2.5g | 状況により0.8gも携行 |
ワーム | 2.5~3インチ | カラーは複数用意 |
サーフでのアジングは意外な穴場スポット
新潟のアジングシーンで近年注目を集めているのが、サーフ(砂浜)でのアジングだ。従来は堤防や漁港が主戦場だったが、サーフでも尺アジが狙えることが認知され始めており、混雑を避けたいアングラーにとって魅力的な選択肢となっている。
新潟県の海岸線は長大なサーフが続いており、釣り場としてのポテンシャルは非常に高い。特に、沖合いに消波ブロックの一文字が設置されている内側のワンド状になった場所や、常夜灯が設置されているサーフは有望だ。
サーフアジングの最大のメリットは、混雑を避けられるという点だ。人気の堤防は週末や夕マズメ時には釣り人で埋まってしまうことも多いが、サーフであれば広大なエリアから好きな場所を選んで釣りができる。また、足場が比較的安定しているため、初心者でも安全に釣りを楽しめる。
ただし、サーフでのアジングにはいくつかの注意点がある。まず、日中はほとんど釣れないため、夕マズメや夜間がメインの時間帯となる。また、ある程度の水深(2m以上)がある場所を選ぶことが重要だ。浅すぎる場所では大型のアジが接岸してこない可能性が高い。
狙うべきサーフの条件としては、以下の要素が重なっている場所が理想的だ:
- 常夜灯や街灯の明かりがある
- 河口や流れ込みが近い
- 沖に消波ブロックなどの構造物がある
- ある程度の水深がある(2m以上)
- 海藻が生えているなど、ベイトが集まりやすい
新潟市周辺では、上下浜や鵜の浜などが具体的な地名として挙げられているが、これらに限らず上記の条件を満たすサーフであれば、アジの回遊が期待できる。
サーフでの釣り方は、基本的にジグ単で十分だが、遠投が必要な場合はフロートリグも有効だ。ただし、新潟のサーフでは意外なほど近距離でヒットすることも多く、最盛期には水深1mもないような浅い場所まで大型アジが入ってくることもある。まずは足元から丁寧に探り、徐々に遠投していくという攻め方が効率的だろう。
新潟市アジングの実践テクニックとポイント選びのコツ
- 夕マズメとナイトゲームが新潟アジングの黄金時間帯
- 上越エリアは新潟市から足を伸ばす価値がある超有力ポイント
- サビキ釣り師が集まる場所はアジの回遊ルート
- 水温13度以上が釣れ始めのサイン
- 下越エリアも新潟市近郊の好釣り場
- 釣り場選びで重視すべきは流れと障害物の組み合わせ
- まとめ:新潟市でアジングポイントを選ぶなら新潟東港を軸に周辺エリアも視野に
夕マズメとナイトゲームが新潟アジングの黄金時間帯
新潟のアジングで最も釣果が期待できるのは、夕マズメからナイトゲームにかけての時間帯だ。特に日本海側は全般に夕マズメパターンが成立しやすく、新潟もその例外ではない。この時間帯の攻略法を詳しく見ていこう。
夕マズメは、日が傾き始めてから日没後30分程度までの時間帯を指す。この時間帯は、昼間は深場に潜んでいた大型のアジが、ベイトを追って浅場に上がってくるタイミングだ。光量が減少することでアジの警戒心も緩み、積極的にルアーを追うようになる。
夕マズメの攻め方としては、やや重めのジグヘッド(2~3g)を使用し、遠投して広範囲をサーチするのが効果的だ。アクションは速めのリトリーブや大きめのシャクリで、アジにアピールして活性の高い個体を引き出す。この時間帯に釣れるアジは大型が多く、30cm超えが期待できる。
夕方からアジングへ。濁りはあるものの潮はいい感じで期待するもなかなか当たりは無し。
出典:アジング
このように、条件が良さそうでも夕マズメは外れることもある回遊待ちの釣りだが、ハマれば一気に数釣りが楽しめる可能性もある。根気強く粘ることが重要だ。
日没後、完全に暗くなったらナイトゲームの時間だ。この時間帯は夕マズメとは攻め方を変える必要がある。ジグヘッドは軽めの0.8~1.5gにチェンジし、アクションもスローダウンさせる。常夜灯周りを中心に、繊細な誘いでアジを誘う。
ナイトゲームのメリットは、アジが岸近くまで寄ってくることだ。夕マズメは遠投が基本だが、ナイトでは足元近くでヒットすることも珍しくない。また、夕マズメで回遊が外れた場合でも、ナイトで粘れば釣果につながることもある。時間的な制約がなければ、夕マズメからナイトまでをワンセットとして考え、腰を据えて釣りをするのがおすすめだ。
朝マズメについては、新潟では夕マズメほど釣果情報が多くない印象だが、もちろんチャンスはある。ただし、初心者がどちらか一方を選ぶなら、実績の高い夕マズメ~ナイトを選択するのが無難だろう。
⏰ 時間帯別攻略法
時間帯 | 攻め方 | ジグヘッド | アクション | 狙えるサイズ |
---|---|---|---|---|
夕マズメ | 広範囲サーチ | 2~3g | 速め | 30~40cm |
ナイト前半 | 常夜灯周り | 1~1.5g | スロー | 25~35cm |
ナイト後半 | 表層重視 | 0.8~1g | 超スロー | 30cm前後 |
朝マズメ | 広範囲サーチ | 1.5~2g | やや速め | 25~35cm |
上越エリアは新潟市から足を伸ばす価値がある超有力ポイント
新潟市から車で1時間半程度の距離にある上越エリア(上越市、糸魚川市周辺)は、新潟県内でも特にアジングのポテンシャルが高いエリアとして知られている。新潟市在住のアングラーにとっては少し遠征となるが、その価値は十分にある。
上越エリアが注目される最大の理由は、40cmを超えるギガアジが比較的容易に狙えるという点だ。特に直江津近辺では、春の産卵シーズンに30~40cmクラスの大型アジが接岸し、数釣りも楽しめる。「新潟県上越市では例年桜が満開を迎える4月初旬頃から、30cm超の大アジ釣果がピークを迎える」という情報もあり、シーズン中は全国からアングラーが訪れる。
上越エリアの代表的なポイントとしては、直江津港(特に第3東防波堤)、鵜の浜、上下浜といったサーフ、黒井新堤などが挙げられる。直江津港第3東防波堤は有料の管理釣り場となっており、ファミリーフィッシングにも適した環境が整っている。サーフについては前述の通り、広大なエリアから自分だけのポイントを見つける楽しみもある。
上越エリアでのアジングは、新潟市周辺と基本的な釣り方は同じだが、よりサイズアップが期待できるため、タックルはやや強めのものを用意しておくと安心だ。40cmクラスのアジは引きも強烈で、ライトタックルでは対応しきれない場合もある。
時期については、新潟市周辺と同様に4月~5月がベストシーズンだが、上越では3月から釣れ始めることもある。ただし3月は海が荒れる日も多く、釣りができる日が限られる可能性がある。確実性を求めるなら、やはり4月以降の釣行がおすすめだ。
上越エリアへの遠征を計画する際は、複数のポイントを事前にリサーチしておくことが重要だ。人気ポイントは混雑することも多いため、サブポイントも確保しておくと、当日の状況に応じて柔軟に対応できる。
🗺️ 上越エリア主要ポイント
ポイント名 | タイプ | 特徴 | アクセス |
---|---|---|---|
直江津港第3東防波堤 | 堤防 | 有料管理釣り場、実績高い | 北陸道上越ICから約20分 |
鵜の浜 | サーフ | 水深あり、混雑少ない | 北陸道上越ICから約25分 |
上下浜 | サーフ | 広大、ポイント多数 | 北陸道上越ICから約20分 |
黒井新堤 | 堤防 | アクセス良好、人気 | 北陸道上越ICから約15分 |
市振漁港 | 漁港 | ギガアジ実績あり | 北陸道糸魚川ICから約20分 |
サビキ釣り師が集まる場所はアジの回遊ルート
釣り場選びで意外と参考になるのが、サビキ釣りをしている人が集まっている場所だ。特に地元のベテラン勢がサビキ釣りをしている場所は、高確率でアジの回遊があると考えて良い。
地元のエサ釣り師がいる場所は、釣れる場所と考えて差し支えありません。僕が初場所でポイントを探すときは、そんな釣り人がいないか、見て回るようにしています
この引用は、アジング伝道師として知られる家邊克己さんの言葉だが、実に的を射た指摘だ。地元の釣り人は長年の経験から、どこでアジが釣れるかを熟知している。彼らがサビキ釣りをしている場所は、間違いなくアジの実績ポイントなのだ。
実際に釣り場を訪れた際、遠投カゴ釣りやサビキ釣りをしている集団を見かけたら、それは有力なポイントの目印と考えて良い。ただし、既に釣り人がいる場所に入る場合は、必ず挨拶をし、釣りの邪魔にならないよう配慮することが大切だ。できれば少し離れた場所でキャストし、同じ回遊ルート上でアジを狙うというのがスマートなアプローチだろう。
また、サビキ釣り師の釣果を観察することも参考になる。サビキで頻繁に竿が曲がっているようなら、アジの活性が高く、アジングでも好釣果が期待できる。逆に、サビキでも渋い状況なら、アジングも厳しい可能性が高い。ただし、サビキでは釣れないサイズの大型アジがアジングで釣れることもあるため、一概には言えない部分もある。
初めて訪れる釣り場では、まず周囲を観察し、釣り人の分布を確認することから始めよう。人が集まっているポイントがあれば、そこが第一候補となる。誰もいない場合は、常夜灯や河口といった前述のポイント条件を満たす場所を探していく。
さらに上級者向けのテクニックとしては、サビキ釣り師がいない時間帯や曜日を狙うという方法もある。平日の朝や、夕マズメ前の時間帯などは、週末や夜間に比べて空いていることが多い。人気ポイントを独占できるチャンスだ。
水温13度以上が釣れ始めのサイン
新潟でアジングのシーズンを見極める上で、重要な指標となるのが海面水温だ。具体的には、水温が13度を超えてくると、産卵を控えた大型アジが接岸し始める。
海面水温と釣果の関係を見ていくと、冬の間は水温が低くアジの活性も低い。しかし春になって徐々に水温が上昇し、13度を超えてくると状況が一変する。この水温帯になると、産卵のために沿岸に回遊してくる大型アジが増え、ルアーにも積極的に反応するようになる。
4月初旬から中旬にかけて、新潟の海域では水温が13度を超えてくることが多い。これは桜が満開になる時期とも重なり、前述の通り「桜の満開が釣れ始めの目安」という経験則とも一致する。実際、高田城址公園の桜の開花状況をチェックすることで、釣行のタイミングを計ることができる。
一方、シーズン終盤の目安となるのが水温18度だ。水温が18度を超えてくると、産卵が終了し、大型アジは沖の深場へと戻っていく。そのため岸からは釣れなくなる。新潟では5月後半から6月にかけて水温が18度を超えることが多く、これがシーズン終了のサインとなる。
水温をチェックする方法としては、気象庁や海上保安庁が提供している海面水温のデータを参照するのが手軽だ。また、釣り場で実際に水温計を使って測定するのも良いだろう。デジタルの水温計は比較的安価で入手できるため、一つ持っておくと便利だ。
ただし、水温だけがすべてではない。その日の潮回りや天候、時間帯なども釣果に影響する。水温はあくまで一つの目安として捉え、他の条件と総合的に判断することが重要だ。
また、同じ新潟県内でも、地域によって水温の上昇時期には若干の差がある。一般的に、北部の糸魚川周辺よりも南部の新潟市周辺の方が、水温の上昇は早い傾向にある。自分が通うポイントの水温変化を把握しておくと、より精度の高い釣行計画が立てられるだろう。
🌡️ 水温と釣果の関係
水温 | 時期(目安) | 状況 | 釣果期待度 |
---|---|---|---|
10度以下 | 1~2月 | 厳しい | ★☆☆☆☆ |
10~13度 | 3月 | 釣れ始め | ★★☆☆☆ |
13~16度 | 4月 | 好調 | ★★★★☆ |
16~18度 | 5月前半 | 最盛期 | ★★★★★ |
18度以上 | 5月後半~ | 終盤 | ★★☆☆☆ |
下越エリアも新潟市近郊の好釣り場
新潟市が位置する下越エリア(新潟市から村上市にかけて)も、もちろんアジングの好ポイントが点在している。新潟市在住であれば、わざわざ遠征しなくても、近場で十分に楽しめるのが下越エリアの魅力だ。
下越エリアの代表的なポイントとしては、前述の新潟東港や日和山突堤に加え、岩船港や島見浜突堤などが挙げられる。岩船港は村上市にある比較的大規模な港で、アジの魚影も濃い。近年はアジングの人気も高く、同じ釣り方でカマスやメバルもヒットするため、多魚種が楽しめる。
島見浜突堤は新潟東港に近い場所にあり、こちらもアジングで人気のポイントだ。ただし、これらのポイントは人気が高いため、週末や夕マズメ時は混雑することを覚悟しておく必要がある。
下越エリアでのアジングは、基本的に新潟市周辺と同じアプローチで問題ない。ジグヘッドは1.5~2.5g、ワームは2.5~3インチを基本とし、夕マズメからナイトゲームにかけての時間帯を狙う。常夜灯周りや河口部など、前述のポイント条件を満たす場所を探していけば、初心者でも釣果を得られる可能性は高い。
下越エリアの利点は、なんといってもアクセスの良さだ。新潟市内や近郊に住んでいれば、仕事帰りや休日の短時間でもアジングを楽しめる。上越エリアのような大型は出にくいかもしれないが、25~30cmクラスであれば十分に狙える。
また、下越エリアには多くの釣具店があり、情報収集もしやすい。地元の釣具店に立ち寄って最新の釣果情報を聞いたり、おすすめのルアーを教えてもらったりすることで、釣果アップにつながることも多い。
新潟市でアジングを始める際は、まず近場の下越エリアで経験を積み、慣れてきたら上越エリアへ遠征するという流れが理想的だろう。下越エリアで基本を学び、上越エリアで大型を狙う——これが新潟アジングの王道パターンと言える。
📍 下越エリア主要ポイント一覧
- ✅ 新潟東港:有料釣り施設、魚影濃い、ファミリーにも人気
- ✅ 日和山突堤:市街地から近い、多魚種狙える、混雑しやすい
- ✅ 岩船港:大規模港、アジング・メバリングで人気
- ✅ 島見浜突堤:新潟東港近く、実績高い
- ✅ 新潟西港:穴場的ポイント、探索の余地あり
釣り場選びで重視すべきは流れと障害物の組み合わせ
新潟でアジングのポイントを選ぶ際、最も重要な要素は流れと障害物の組み合わせだ。この2つが揃っている場所は、高確率でアジが回遊してくる。
まず「流れ」について考えてみよう。アジは回遊魚であり、常に一定の場所に留まっているわけではない。潮の流れに乗って移動し、ベイトを探している。そのため、流れのある場所は自然とアジの通り道となる。特に潮通しの良い堤防の先端部や、河口部の流れ込みなどは、アジの回遊ルートとして機能しやすい。
次に「障害物」だ。障害物とは、テトラポッド、消波ブロック、沈み根、ブレイク(水深の変化)などを指す。これらの障害物は、流れに変化を与え、ベイトが溜まりやすい場所を作り出す。また、アジ自身が身を隠す場所としても機能する。
この2つが組み合わさった場所——例えば、テトラ帯に潮が当たる場所や、沖に消波ブロックがあるサーフなど——は、絶好のアジングポイントとなる。流れが障害物に当たることで生まれる潮目や反転流は、プランクトンやベイトが集まりやすく、それを捕食するアジも集まってくる。
実際にポイントを探す際は、まず地形を観察することから始めよう。Googleマップの航空写真や、釣り場情報サイトの地図などを事前にチェックし、障害物の位置を把握しておく。そして現地に着いたら、潮の流れる方向を確認し、流れが障害物に当たる場所を見つける。
潮の流れを確認する方法としては、海面のゴミや泡の動きを観察するのが簡単だ。また、実際にルアーをキャストし、潮に流されるラインの動きを見ることでも流れの方向や強さが分かる。
さらに、時間帯によって流れの強さや方向が変わることも考慮に入れる必要がある。満潮と干潮の潮位差が大きい大潮周りは流れが強く、逆に小潮や長潮では流れが緩い。一般的には、ある程度流れがある方がアジの活性も高いとされるが、流れが強すぎると釣りにくくなるため、中潮から大潮の上げ潮・下げ潮が狙い目だろう。
新潟市周辺でこの条件を満たすポイントとしては、日和山突堤の先端部や、新潟東港の一文字周り、各河口部などが挙げられる。これらの場所を基点に、自分だけの秘密のポイントを探していくのも、アジングの醍醐味の一つだ。
🌊 流れと障害物のチェックポイント
要素 | チェック方法 | 良い条件 |
---|---|---|
流れの強さ | 海面のゴミの動き、ラインの流され方 | 適度な流れ(強すぎず弱すぎず) |
流れの方向 | 潮目の位置、海面の変化 | 障害物に当たる方向 |
障害物 | 目視、地図確認 | テトラ、消波ブロック、根 |
水深変化 | ブレイクの有無 | 急激な落ち込みがある |
潮回り | 潮汐表確認 | 中潮~大潮 |
まとめ:新潟市でアジングポイントを選ぶなら新潟東港を軸に周辺エリアも視野に
最後に記事のポイントをまとめます。
- 新潟市でアジングをするなら新潟東港と日和山突堤が2大拠点となる
- 新潟県のアジング最盛期は4月から5月のゴールデンウィーク頃で、尺アジが狙える
- 尺アジを狙うには河口・流れ込み、堤防先端、障害物周りを重点的に攻める
- 常夜灯周りは夜間アジングの必勝ポイントで、明暗の境目を意識して攻める
- ジグヘッドは1.5g~2.5g、ワームは2.5~3インチが新潟の基本セッティング
- サーフでのアジングは混雑を避けられる穴場スポットとして注目されている
- 夕マズメからナイトゲームにかけてが最も釣果が期待できる黄金時間帯だ
- 上越エリアは新潟市から1時間半の距離だが40cm超のギガアジが狙える超有力エリア
- 地元のサビキ釣り師が集まる場所はアジの回遊ルートと考えて良い
- 海面水温13度以上が釣れ始めのサイン、18度を超えるとシーズン終了となる
- 下越エリア(新潟市周辺)もアクセスが良く、岩船港や島見浜突堤などの好ポイントがある
- ポイント選びでは流れと障害物の組み合わせを重視し、この2つが揃う場所を探す
- 釣行前にSNSや釣り場の釣果情報をチェックし、最適なタイミングを見極める
- 初心者は4月中旬~5月初旬の最盛期を狙うことで釣果を得やすい
- 新潟のアジングは居付きより回遊狙いのイメージで、根気強く待つことが重要だ
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 【アジング】新潟で狙う尺アジ?ギガアジ!狙い目と釣り方を解説します! – FishBull
- 新潟県で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
- 上越エリアで春の大アジを釣ろう! 【シーズン・場所・時間・釣り方を解説】 | TSURINEWS
- 新潟県のアジ釣り場~アジング、サビキ釣り、カゴ釣りのポイント | 魚速報
- これぞ新潟のアジ!アジングの再現性について生意気ながら考察してみた | Enjoy Fishing!
- 2023初上越アジング。尺連発で今年も絶好調の模様!
- 新潟 アジ 陸っぱり 釣り・魚釣り | 釣果情報サイト カンパリ
- シャローのでかアジ攻略〜まだまだ穴場なサーフでジグ単アジング〜 | anglingnet アングリングネット
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