広島県の瀬戸内海に浮かぶ江田島は、関西圏や中国地方のアジングアングラーにとって聖地とも呼べる存在です。豊富な釣りポイントと安定した釣果、そして何より25cm超えの良型アジが期待できることから、多くの釣り人が足繁く通っています。江田島には鹿川、柿浦港、深江港、畑港など数多くの港があり、それぞれ異なる特徴を持っているため、初心者から上級者まで楽しめるフィールドとなっています。
江田島アジングの魅力は単にアジが釣れるだけではありません。潮通しの良さ、多様な地形、豊富なベイトフィッシュの存在により、年間を通じてアジの回遊が期待できる恵まれた環境が整っています。特に秋から冬にかけてのシーズンでは、イカナゴなどのベイトを追って良型のアジが接岸し、30cm近いサイズも珍しくありません。また、島内には釣り禁止エリアもあるため、事前の情報収集とマナーを守った釣行が重要となります。
この記事のポイント |
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✓ 江田島の主要アジングポイント8箇所の特徴と攻略法 |
✓ 25cm超えアジを狙うための効果的なタックルセッティング |
✓ 季節別の釣果パターンと最適な釣行タイミング |
✓ 地元アングラーが実践する秘密のテクニックと釣り方 |
江田島アジングの基本情報とポイント選択術
- 江田島アジングが人気な理由は豊富なポイントと良型アジが狙えること
- 江田島の主要アジングポイントは8箇所以上存在すること
- 鹿川エリアのアジング特徴は20-30cm級が狙えること
- 柿浦港での釣果アップのコツは遠投で深場を攻めること
- 深江港と畑港の攻略法は常夜灯周りを重点的に狙うこと
- 江田島アジングのベストシーズンは秋から冬にかけて
江田島アジングが人気な理由は豊富なポイントと良型アジが狙えること
江田島がアジングの聖地として多くのアングラーに愛される理由は、その恵まれた地理的条件と豊富な釣りポイントにあります。瀬戸内海の中央部に位置する江田島は、潮通しが良く、多様な海底地形を持っているため、アジにとって理想的な生息環境が整っています。島全体に点在する港や岬は、それぞれ異なる特徴を持っており、風向きや潮の状況に応じてポイントを選択できる利便性も魅力の一つです。
特に注目すべきは、江田島で釣れるアジのサイズです。一般的な堤防アジングでは15-20cmが標準的ですが、江田島では20-25cmがアベレージとなり、条件が揃えば30cm近い良型も期待できます。この大型化の要因として、豊富なベイトフィッシュの存在が挙げられます。イカナゴ、小サバ、イワシなどが年間を通じて回遊しており、これらを捕食したアジが肥え太って良型に成長するのです。
また、江田島の地形的特徴も見逃せません。急深な岬部分では沖からの回遊アジが接岸しやすく、遠浅の湾内部では居着きのアジが狙えます。この多様性により、一つのエリアで異なる釣り方を楽しめるのも江田島アジングの醍醐味です。経験豊富なアングラーは天候や潮の状況を見極めて、最適なポイントを選択しています。
🏝️ 江田島アジングの主な魅力
要素 | 詳細 |
---|---|
ポイント数 | 8箇所以上の主要港 |
アベレージサイズ | 20-25cm |
最大サイズ | 30cm近い良型 |
釣期 | ほぼ年間 |
アクセス | フェリーまたは車でアクセス可能 |
江田島アジングが他のエリアと一線を画すのは、その安定性にもあります。潮の流れが複雑で、常にどこかのポイントでアジの活性が期待できるため、完全なボウズになるリスクが比較的低いのが特徴です。初心者でも結果を出しやすく、上級者にとってはテクニックを磨く絶好のフィールドとなっています。
江田島の主要アジングポイントは8箇所以上存在すること
江田島には数多くのアジングポイントが点在していますが、特に実績の高い主要ポイントが8箇所以上確認されています。これらのポイントはそれぞれ異なる特徴を持っており、釣行する際の選択肢の豊富さが江田島アジングの大きな魅力となっています。
🎣 江田島主要アジングポイント一覧
ポイント名 | アベレージサイズ | 特徴 | ベストタイミング |
---|---|---|---|
鹿川北の港 | 20cm | 深場で30cm弱も | 夕方~夜 |
鹿川東の港 | 20cm+ | 水深あり根がかり少 | 朝、夕方~夜 |
柿浦港 | 20cm弱 | 潮通し良好、遠投必須 | 朝、夕方~夜 |
沖美町美能北の港 | 20cm+ | 30cmまで期待 | 朝、夕方~夜 |
外美能港 | 20cm | 年数回30cm回遊 | 朝、夜 |
畑港 | 20cm+ | 25cmクラス多い | 夕方~夜 |
深江港 | 20cm弱 | 大きな群れ入る | 夕方~夜 |
大須港 | 20-25cm | 潮通し良好 | 夕方~夜 |
これらのポイントの中でも、鹿川エリアは特に人気が高く、北側と東側の2つの港でランガンしながら釣果を伸ばすアングラーが多く見られます。一方、柿浦港は潮通しが良く、遠投できる技術があれば大型が期待できるポイントとして知られています。
ポイント選択の際に重要なのは、その日の風向きと潮の流れを考慮することです。江田島は比較的風の影響を受けやすいため、風裏になるポイントを選ぶことで快適にアジングを楽しめます。また、各ポイントには常夜灯の有無、駐車場の確保、足場の良さなど、実釣以外の要素も考慮する必要があります。
地元のアングラーの間では、「江田島では必ずどこかで釣れる」という言葉があるほど、ポイントの多様性と安定性が評価されています。一つのポイントで反応が悪くても、近隣のポイントに移動することで状況が一変することも珍しくありません。この機動性こそが、江田島アジングの醍醐味といえるでしょう。
鹿川エリアのアジング特徴は20-30cm級が狙えること
鹿川エリアは江田島アジングの中でも特に実績が高く、多くのアングラーが足繁く通う人気ポイントです。北の港と東の港の2つの主要な釣り場があり、それぞれ異なる特徴を持っているため、状況に応じて使い分けることが可能です。
狙えるサイズ アベレージは20cmであるが、遠投の深場で30cm弱も出る。
この情報からも分かるように、鹿川エリアの最大の特徴は良型アジが狙える点にあります。通常のアジングでは15-18cmが平均的ですが、鹿川では20cmを超えるアジが標準的で、条件が整えば30cm近い大型も期待できます。特に遠投できる技術を持つアングラーにとっては、深場に潜む大型個体をターゲットにできる絶好のフィールドとなっています。
鹿川北の港の特徴として、水深があることが挙げられます。港内でも比較的深く、沖に向かって投げることでさらに深いエリアにアプローチできます。この深場には大型のアジが潜んでおり、特に夕まずめから夜にかけて活性が上がる傾向があります。また、潮の流れも適度にあるため、アジが回遊しやすい環境が整っています。
一方、鹿川東の港は水深がありながら根がかりが少ないという利点があります。初心者でも安心してアジングを楽しめる環境でありながら、20cmオーバーのアジが期待できる魅力的なポイントです。朝と夕方以降の時間帯に特に実績が高く、朝の時間帯は比較的プレッシャーが少ないため、警戒心の強い大型個体も狙いやすくなります。
🎯 鹿川エリア攻略のポイント
- 遠投技術の重要性: 深場の大型個体を狙うため
- ランガン戦略: 北と東の港を効率的に回る
- 時間帯の使い分け: 朝は東、夕方以降は北を重点的に
- 重めのジグヘッド: 深場攻略には1.5-2.5gが効果的
- プレッシャー回避: 人気ポイントなので時間をずらす
鹿川エリアでの実釣では、ジグヘッドの重さ選択が重要になります。深場を攻めるために1.5-2.5gの重めのジグヘッドが効果的ですが、アジの活性や潮の流れに応じて調整することが必要です。また、遠投性能を重視したタックルセッティングが推奨され、PEラインの使用も検討する価値があります。
柿浦港での釣果アップのコツは遠投で深場を攻めること
柿浦港は江田島アジングポイントの中でも特に技術的な要素が求められるポイントとして知られています。潮通しが非常に良く、大型のアジが期待できる一方で、遠投技術と適切なタックル選択が釣果を左右する上級者向けのポイントといえます。
狙えるサイズ アベレージは20cm弱であるが、遠投の深場で25cm超えも出る。
おススメタイミング 朝、夕方~夜
波止の特徴 かなり潮通しがよい釣り場。底は砂地と小石。先端から南向きが釣果高め。波止が高いため、安全には十分注意が必要。
この情報から分かるように、柿浦港の最大の特徴は「遠投の深場で25cm超え」という点です。これは単に遠くに投げるだけでなく、深い場所にいる大型のアジを的確に狙う技術が必要であることを意味しています。潮通しの良さは魚の活性を高める要因となりますが、同時に流れが速いため、適切な重さのジグヘッドと正確なレンジコントロールが求められます。
柿浦港での攻略法として最も重要なのは、遠投技術の習得です。港の先端から南向きに投げることで、深場のブレイクラインにアプローチできます。このブレイクライン周辺には大型のアジが潜んでおり、25cm超えの良型が期待できます。ただし、底質が砂地と小石のため、ボトムタッチを感知しながら丁寧に探る技術が必要です。
また、柿浦港は波止が高いという特徴があります。これは足場の安全性に関わる重要な要素で、特に夜間の釣行では十分な注意が必要です。高い波止からの釣りは遠投に有利な面もありますが、魚とのやり取りや取り込みの際には細心の注意を払う必要があります。
⚓ 柿浦港攻略の具体的な戦略
要素 | 推奨方法 |
---|---|
投げる方向 | 先端から南向き |
ジグヘッド重量 | 2.0-3.0g |
レンジ | ボトム付近 |
リトリーブ速度 | スロー |
安全対策 | ライフジャケット必須 |
柿浦港での釣行時は、潮の流れを読むことが特に重要です。流れが速い時間帯は重めのジグヘッドを使用し、流れが緩い時間帯は軽めに調整することで、常に最適なレンジをキープできます。また、朝の時間帯は比較的プレッシャーが少ないため、警戒心の強い大型個体も狙いやすくなります。
深江港と畑港の攻略法は常夜灯周りを重点的に狙うこと
深江港と畑港は、江田島アジングにおいて常夜灯の効果を最大限に活用できるポイントとして人気があります。これらの港では常夜灯周りの光と影のコントラストを利用した釣法が効果的で、特に夜間のアジングで威力を発揮します。
深江港の特徴は、湾内に大きな群れが入り込むことが多い点にあります。
狙えるサイズ アベレージは20cm弱であるが、25cmクラスも出る。
おススメタイミング 夕方~夜。
波止の特徴 湾内に大きな群れが入り込むことが多い。3つの大きな波止があるが、常夜灯は波止の根元付近にしかない。しかし、先端からが一番釣れる傾向にある。
この情報から興味深いのは、常夜灯は根元付近にしかないにも関わらず、先端からの釣果が高いという点です。これは常夜灯の光が水中に拡散し、波止先端付近でプランクトンやベイトフィッシュが集まることを示唆しています。アジはこれらのベイトを求めて回遊するため、光の届く範囲の境界線付近が好ポイントとなるのです。
一方、畑港は常夜灯がある場所での釣果が期待できるポイントです。
狙えるサイズ アベレージは20cmちょっととなるが、25cmクラスが良く出る。
おススメタイミング 夕方~夜
波止の特徴 西向きに波止の上から投げる。波止は高さがあるため、安全には十分気を付ける必要あり。常夜灯もある場所がおすすめ。
畑港では25cmクラスが良く出るという特徴があり、常夜灯の効果的な活用が重要になります。西向きに投げることで、適切な水深とレンジにアプローチでき、常夜灯の光が作り出すベイトの集積ポイントを効果的に狙えます。
💡 常夜灯攻略の基本戦略
- 明暗の境界線狙い: 光と影の境目にアジが潜む
- ベイトの動きを観察: 小魚の群れの動きに合わせる
- レンジの変化に対応: 時間と共にアジの位置が変わる
- プレッシャー管理: 人気ポイントのため静かにアプローチ
- 複数ポイントの使い分け: 状況に応じて移動
常夜灯周りでのアジングでは、単純に明るい場所を狙うのではなく、光と影の境界線を意識することが重要です。アジは警戒心が強いため、明るすぎる場所よりも薄暗い場所を好む傾向があります。また、常夜灯の光に集まったプランクトンやベイトフィッシュの動きを観察し、それに合わせてルアーのアクションを調整することで釣果向上が期待できます。
江田島アジングのベストシーズンは秋から冬にかけて
江田島アジングにおいて最も釣果が期待できる時期は、秋から冬にかけてのシーズンです。この時期は水温の低下と共にアジの活性が高まり、良型の個体が接岸しやすくなるため、年間を通じて最も条件の良い時期とされています。
地元アングラーの実釣記録を見ると、11月から12月にかけて特に良い釣果が報告されています。
11月はサイズ狙いでかなり良かった印象です。またMキャロの恩恵を強く受けた月でした。
11.6(呉) 昨日良型が釣れたので今日はキャロ で良型狙いに絞り沖の宙層を集中的に探りました。結果は37cmをはじめ良型を数釣ることが出来、良い釣果となりました。
この記録からも分かるように、11月は37cmという尺アジクラスの大型も期待できる絶好のシーズンです。特にキャロライナリグ(Mキャロ)を使用した沖の宙層攻略が効果的で、通常のジグヘッド単体では届かない距離とレンジで大型のアジを狙えます。
秋から冬にかけてのシーズンが好調な理由として、いくつかの要因が考えられます。まず、水温の低下により海中の酸素量が増加し、アジの活性が向上します。また、この時期は産卵を控えたアジが荒食いする傾向があり、ルアーへの反応も良くなります。さらに、イカナゴなどのベイトフィッシュが活発になることで、アジの回遊パターンも安定します。
🌡️ 季節別の江田島アジング攻略法
季節 | 水温 | アジの状態 | 推奨釣法 | 期待サイズ |
---|---|---|---|---|
春 | 上昇期 | 活性回復 | ジグ単 | 15-20cm |
夏 | 高水温 | 深場移動 | 遠投・深場狙い | 20-25cm |
秋 | 下降期 | 荒食い期 | キャロ・スプリット | 25-30cm |
冬 | 低水温 | 居着き傾向 | スロー系 | 20-25cm |
12月から1月にかけての冬期も、条件によっては良型が期待できます。
釣り納めアジング。アジング納めできました! ボトムをドリフトさせて、トレースする釣りもやっぱ楽しいですね!
冬期のアジングでは、ボトムドリフトの釣法が効果的です。活性の下がったアジに対してスローなアプローチで誘うことで、良型を狙うことができます。また、この時期のアジは居着き傾向が強いため、一度ポイントを見つければ継続的な釣果が期待できるという利点もあります。
江田島アジングの実践テクニックと釣果向上法
- 江田島アジングの推奨タックルはエステルライン0.3号+軽量ジグヘッド
- 江田島での釣り方はボトムドリフトが効果的
- 江田島アジングで狙うべき時間帯は夕まずめから夜間
- 江田島周辺の倉橋島もアジングの好ポイント
- 広島湾エリアのアジ回遊ルートを理解することが重要
- 江田島アジング釣行時の注意点とマナー
- まとめ:江田島アジングで良型アジを狙うためのポイント
江田島アジングの推奨タックルはエステルライン0.3号+軽量ジグヘッド
江田島アジングで安定した釣果を得るためには、適切なタックルセッティングが重要です。地元の実績あるアングラーの多くが使用している基本セッティングは、エステルライン0.3号と軽量ジグヘッドの組み合わせです。
実際の釣行記録から、効果的なタックル例を見てみましょう。
ライン:サンライン エステル 鯵の糸ワンモア 0.3号
視認性もよく、ハリのあるエステルラインです。 ラインの太さが0.3号ですが、他社よりも細く作られている印象です。
エステルライン0.3号の選択理由は、感度と飛距離のバランスにあります。江田島のような潮通しの良いポイントでは、微細なアタリを感知する高感度が求められる一方で、遠投して深場のアジを狙う必要もあります。エステルラインは伸びが少ないため、遠距離でもアタリを明確に感じ取ることができ、同時に適度な強度も持っているため、良型のアジとのやり取りにも対応できます。
ジグヘッドの重量選択については、江田島の様々なポイントに対応するため、1.2gから2.5gまでの範囲で使い分けることが推奨されます。
まずは、 2gターンズヘッド+ウェーブテール 海猿の力 でフルキャスト!
しばらくすると、少し横風が強くなってきたので、 2.5g自作ジグヘッド にチェンジ!
この例では、風の状況に応じて2gから2.5gにウエイトアップしており、江田島アジングでは状況に応じた柔軟な対応が重要であることが分かります。
🎣 江田島アジング推奨タックル構成
要素 | 推奨スペック | 理由 |
---|---|---|
ロッド | 6.0-6.5ft UL | 感度と遠投性のバランス |
リール | 2000番 | 軽量でライン容量適切 |
ライン | エステル0.3号 | 高感度・適度な強度 |
リーダー | フロロ0.8-1.0号 | 根ズレ対策 |
ジグヘッド | 1.2-2.5g | ポイント・状況別 |
ワーム | 2-2.5インチ | 江田島のベイトサイズ |
リールについては、軽量性と巻き感度を重視した2000番クラスが適しています。実際に使用されている例として、24エアリティSTSF1000S-Pなどの軽量リールが高く評価されています。自重130gという軽さは長時間の釣行でも疲労を軽減し、巻き感度の高さはボトムの変化やアジのバイトを敏感に感じ取ることができます。
ワーム選択については、江田島周辺のベイトフィッシュのサイズに合わせて2-2.5インチクラスが効果的です。特にイカナゴパターンが多い江田島では、細身で自然なアクションを持つワームが好まれます。カラーについては、クリア系、ホワイト系、グロー系を基本として、時間帯や天候に応じて使い分けることが重要です。
江田島での釣り方はボトムドリフトが効果的
江田島アジングにおいて最も効果的な釣り方の一つがボトムドリフトです。この釣法は潮の流れを利用してボトム付近でワームを自然にドリフトさせる技術で、江田島の地形と潮流の特性を活かした攻略法として多くのアングラーに支持されています。
実際の釣行でボトムドリフトの効果が実証されています。
この時ボトム付近の潮が右から左に流れており、アップからダウンに入ったタイミングでリトリーブで釣れたそう。
前日、ボートアジングで学んだ、 『シン・スプリット』 をボトム付近でトレースしたらどうなるか?試していたところ、ねこねこに ヒット!
この記録から分かるように、ボトム付近の潮の流れを読み、それに合わせてルアーをドリフトさせることで良型のアジがヒットしています。特に「アップからダウンに入ったタイミング」という表現は、潮の変化するタイミングでアジの活性が高まることを示しており、江田島アジングにおける重要な攻略ポイントです。
ボトムドリフトの基本的な手順は以下の通りです。まず、ジグヘッドをボトムまで沈め、底を感知したら軽くリフトしてボトムから1-2mの位置をキープします。その状態で潮の流れに任せて自然にドリフトさせ、時折小さなリフト&フォールやトゥイッチを入れてアジを誘います。この時重要なのは、ラインテンションを適切に保ちながら、ルアーが自然に流れることです。
江田島でボトムドリフトが効果的な理由は、海底地形とベイトフィッシュの行動パターンにあります。江田島周辺の海底は砂地と小石が混在しており、この地形変化にベイトフィッシュが身を隠したり、潮流の変化で餌が溜まったりします。アジはこれらのベイトを求めてボトム付近を回遊するため、自然な動きでドリフトするルアーに強く反応するのです。
🌊 ボトムドリフト攻略テクニック
要素 | 詳細 | ポイント |
---|---|---|
ジグヘッド重量 | 1.5-2.5g | 潮流に応じて調整 |
ドリフト距離 | 20-50m | 地形変化を意識 |
リフト幅 | 30-50cm | 小さく自然に |
ステイ時間 | 2-5秒 | アジの反応見て調整 |
ライン角度 | 45度以下 | ボトム感知重視 |
特に効果的なのは、イカナゴが多い時期のボトムドリフトです。
家に帰ってアジを捌いてみると、 胃の中に『イカナゴ(コウナゴ)』がびっしり入っていました。
今回は、ほとんどのアジがボトム上で、バイトがありました。これはねこねこの見解ですが、今回の場所はボトム付近にイカナゴが溜まっており、アジがイカナゴを捕食していたので、ボトム付近に溜まっていたのだと推測しました。
この観察結果は、江田島アジングにおけるボトムドリフトの有効性を科学的に裏付けています。イカナゴは冬期に砂地から出てきて産卵活動を行うため、この時期のボトム付近にはアジの格好の餌場が形成されます。ボトムドリフトはまさにこの状況に最適化された釣法といえるでしょう。
江田島アジングで狙うべき時間帯は夕まずめから夜間
江田島アジングにおいて最も釣果が期待できる時間帯は、夕まずめから夜間にかけてです。この時間帯はアジの活性が最も高くなり、特に良型の個体が積極的に餌を追う行動を見せるため、多くの実績あるアングラーがこの時間を狙って釣行しています。
実際の釣行記録を見ると、時間帯による釣果の違いが明確に表れています。
日時:2023/12/15 20:30~23:00 中潮
釣り場に着くと、すでに アジ4匹釣っていた のでテンションUP!
この例では20:30からの開始で既に先行者が釣果を上げており、夜間の時間帯の有効性を示しています。また、23:00まで続けて安定した釣果を得ていることから、夜間を通してアジの活性が持続することが分かります。
夕まずめから夜間が効果的な理由は、アジの生態的特性にあります。アジは基本的に夜行性の魚で、日中は深場や障害物周りに身を潜めていますが、夕方になると浅場に上がってきて活発に餌を探します。この時間帯は「マズメ時」と呼ばれ、多くの魚種で活性が高まる黄金タイムとして知られています。
⏰ 時間帯別攻略パターン
時間帯 | アジの状態 | 攻略法 | 期待度 |
---|---|---|---|
夕まずめ | 浅場へ移動開始 | 表層~中層 | ★★★★☆ |
日没後1-2時間 | 最も活発 | 全レンジ | ★★★★★ |
深夜 | 安定した活性 | ボトム重視 | ★★★☆☆ |
朝まずめ | 深場へ移動開始 | 中層~ボトム | ★★★★☆ |
特に注目すべきは、日没後1-2時間の時間帯です。この時間帯は常夜灯の効果も相まって、プランクトンやベイトフィッシュが集まりやすく、それを追ってアジも集中します。江田島の多くのポイントで常夜灯が設置されているため、この時間帯を狙った釣行が最も効率的です。
初めは反応なく、20時前からポツポツと釣れ始め、1時間でまずまずキャッチ。
隣に2人組が入られて、ちょっとやりにくくなったものの、後半1時間もまずまず釣れました。
出典:江田島アジング 開拓
この記録からも、20時前後からアジの活性が上がり始め、その後継続的に釣果が得られることが確認できます。時間帯による活性の変化を理解することで、より効率的な釣行計画を立てることができます。
朝まずめについても、一定の効果が期待できます。夜間ほどの爆発力はありませんが、プレッシャーの少ない状況で質の良いアジを狙うことができます。特に人気ポイントでは、朝の時間帯の方が落ち着いて釣りができる場合もあります。
江田島周辺の倉橋島もアジングの好ポイント
江田島アジングを楽しむアングラーにとって、近隣の倉橋島も見逃せない好ポイントです。倉橋島は江田島の南東に位置し、似たような地理的条件を持ちながら、独自の特徴を備えたアジングフィールドとして人気があります。
実際に倉橋島でのアジング実績も多数報告されています。
広島アジ「今がチャンス」の神の声に、即バイト 本当は木曜日に江田島、倉橋島へ行く予定だったが、11/25水曜の天候が回復したのでGO❗️
そして、ひとり思いつき遠征なので、先ずは江田島方面の深江へ…波止の外灯がよく判らずスルー 畑漁港周辺….2箇所で全くアタリがない
この記録では江田島と倉橋島をセットで回る釣行パターンが紹介されており、両島を組み合わせることでより多様な選択肢を持てることが分かります。江田島で反応が薄い時でも、倉橋島で状況が好転する可能性があり、その逆もまた然りです。
倉橋島の特徴として、江田島よりもアクセスが良い点が挙げられます。本州から橋で繋がっているため、フェリーを使わずに車でアクセスできる利便性があります。また、島の形状が細長いため、風向きに応じて風裏のポイントを選択しやすいという地理的メリットもあります。
🏝️ 江田島vs倉橋島の比較
要素 | 江田島 | 倉橋島 |
---|---|---|
アクセス | フェリー必要 | 車で直接アクセス |
ポイント数 | 8箇所以上 | 6箇所程度 |
期待サイズ | 20-30cm | 18-25cm |
人気度 | 高い | 中程度 |
風の影響 | 受けやすい | 風裏選択しやすい |
倉橋島のアジングポイントとしては、音戸大橋周辺、桂浜近辺、倉橋島北部の小さな港などが知られています。特に音戸大橋周辺は潮通しが良く、回遊性の高いアジが期待できるエリアです。ただし、船の往来も多いため、安全面での注意が必要です。
江田島と倉橋島を組み合わせた釣行では、効率的なルート設定が重要になります。一般的には、まず江田島で数箇所回ってみて、反応が薄い場合に倉橋島に移動するパターンが多く取られています。両島間の移動時間も考慮して、無理のない計画を立てることが成功の鍵となります。
また、倉橋島は江田島に比べて釣り人のプレッシャーがやや少ない傾向があります。そのため、江田島の人気ポイントが混雑している時期には、倉橋島での釣行を選択することで、より落ち着いた環境でアジングを楽しむことができます。
広島湾エリアのアジ回遊ルートを理解することが重要
江田島アジングで継続的に良い釣果を得るためには、広島湾全体でのアジの回遊ルートを理解することが重要です。アジは季節や水温、ベイトフィッシュの動きに応じて一定のパターンで移動するため、このパターンを把握することで釣行のタイミングとポイント選択がより精密になります。
地元アングラーの観察によると、江田島周辺でのアジの回遊には明確なパターンがあります。
春になり水温が上がってきて、アジの状況も良くなってきました。とは言え、北側のポイントは広島河川の影響をうけやすいらしく、まだイマイチ。
江田島では早瀬方面から始まり、その後西側から釣れ始める傾向があります。
この観察結果は、江田島でのアジの回遊パターンを具体的に示しています。春の時期には早瀬方面(島の南東部)から釣れ始め、その後西側のポイントに移動するという流れがあることが分かります。また、北側のポイントが広島河川の影響を受けやすいという指摘も、広島湾の地理的特性を理解する上で重要な情報です。
広島湾のアジ回遊ルートを理解する上で考慮すべき要因は以下の通りです。まず、水温の変化による深浅移動があります。夏期は水温上昇により深場に移動し、秋から冬にかけて浅場に戻ってくるパターンです。次に、ベイトフィッシュの動きに連動した移動があります。イカナゴ、小サバ、イワシなどの回遊に合わせてアジも移動するため、ベイトの動向を把握することが重要です。
🐟 広島湾アジ回遊の季節パターン
時期 | 主要回遊ルート | 期待ポイント | 特徴 |
---|---|---|---|
春(3-5月) | 早瀬→西側 | 江田島南東→西 | 水温上昇と共に活性化 |
夏(6-8月) | 深場中心 | 岬部・沖側 | 高水温のため深場移動 |
秋(9-11月) | 全域活発 | 全ポイント | 荒食い期、最盛期 |
冬(12-2月) | 湾奥中心 | 内湾部 | 水温安定エリア |
潮流の影響も回遊ルートを左右する重要な要因です。広島湾は瀬戸内海の一部として複雑な潮流パターンを持っており、大潮・中潮・小潮のサイクルに応じてアジの行動も変化します。特に大潮の時期は潮の動きが活発になるため、回遊性のアジが接岸しやすくなります。
さらに、気象条件も回遊パターンに影響を与えます。低気圧の通過後は海水が攪拌され、アジの活性が向上することが多く観察されています。また、風向きによって表層の水温分布が変わるため、アジの居場所も影響を受けます。
地元の釣具店やアングラー同士の情報交換も、回遊パターンを把握する上で貴重な情報源となります。リアルタイムの釣果情報や水温の変化、ベイトの状況などを共有することで、より精度の高い予測が可能になります。
江田島アジング釣行時の注意点とマナー
江田島でのアジングを長く楽しむためには、釣行時の注意点とマナーを守ることが重要です。美しい自然環境と良好な釣り場を次世代に残すため、すべてのアングラーが責任を持って行動する必要があります。
安全面での注意点として、まず足場の確認が重要です。
波止が高いため、安全には十分注意が必要。
江田島の多くのポイントで波止が高く設計されているため、特に夜間の釣行では十分な注意が必要です。ライフジャケットの着用は必須であり、滑りにくい靴を選ぶことも重要です。また、一人での釣行は避け、必ず複数人で行動することを推奨します。
環境保護の観点から、ゴミの問題は特に深刻です。
そして、ゴミの持ち帰りもお願いします。 堤防でゴミは焼かないでください。 昨日行った堤防にゴミを焼いたあとがありました。 これ以上釣り禁止の場所を増やさないためにも、みんなで釣り場を守り、楽しい釣りをしていきましょう。
この切実な訴えからも分かるように、ゴミの問題は釣り場の存続に直結する重要な課題です。自分が出したゴミは必ず持ち帰り、可能であれば他人が残したゴミも拾って帰ることが推奨されます。また、ゴミを燃やす行為は火災の危険性もあり、絶対に避けるべきです。
🚨 江田島アジング安全・マナーチェックリスト
項目 | 詳細 | 重要度 |
---|---|---|
ライフジャケット | 必ず着用 | ★★★★★ |
滑り止め靴 | 夜間は特に重要 | ★★★★☆ |
ゴミ持ち帰り | 自分の分は必須 | ★★★★★ |
騒音配慮 | 夜間の大声は禁物 | ★★★★☆ |
駐車マナー | 指定場所のみ | ★★★★☆ |
釣り座確保 | 先行者優先 | ★★★★☆ |
駐車に関しても注意が必要です。
メジャーポイントで、駐車場の遠いあの漁港では、この時期車上あらしがよくあります。 みなさん気を付けてください。
この情報は防犯面での注意喚起ですが、同時に適切な駐車場の利用の重要性も示しています。漁港近くの道路への違法駐車は地元住民の迷惑となるだけでなく、緊急車両の通行を妨げる可能性もあります。やや遠くても指定された駐車場を利用し、貴重品は車内に放置しないことが重要です。
釣り場でのマナーとして、先行者への配慮も重要です。人気ポイントでは釣り座が限られるため、適切な距離を保ち、割り込みや場所取りは避けるべきです。また、夜間の釣行では声のボリュームに注意し、ヘッドライトの使用も他のアングラーの目に直接当てないよう配慮が必要です。
釣果の持ち帰りについても、必要以上に持ち帰らず、リリースできるサイズのものは積極的にリリースすることが資源保護につながります。江田島のアジングが今後も続けられるよう、一人一人が責任を持って行動することが重要です。
まとめ:江田島アジングで良型アジを狙うためのポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 江田島は広島湾に位置するアジングの聖地で、25cm超えの良型が期待できる
- 主要ポイントは鹿川、柿浦港、深江港、畑港など8箇所以上存在する
- 鹿川エリアでは遠投で深場を攻めることで30cm近い大型も狙える
- 柿浦港では潮通しの良さを活かした遠投が釣果アップの鍵となる
- 深江港と畑港では常夜灯周りの明暗を狙うことが効果的である
- ベストシーズンは秋から冬で、特に11-12月は尺アジも期待できる
- 推奨タックルはエステルライン0.3号と1.2-2.5gの軽量ジグヘッド
- ボトムドリフトが最も効果的な釣法で、潮の流れを読むことが重要
- 夕まずめから夜間が最も活性の高い時間帯である
- 倉橋島も江田島と組み合わせて回ることで選択肢が広がる
- 広島湾のアジ回遊ルートは早瀬方面から西側への流れがある
- 安全確保とマナー遵守が釣り場の維持に不可欠である
- イカナゴパターンを理解することでボトム攻略の精度が向上する
- 風向きと潮の状況に応じたポイント選択が釣果を左右する
- 継続的な情報収集と地元アングラーとの交流が上達の近道である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 江田島で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
- 11月アジングまとめ(呉、江田島) – 勤務後ていぼう日誌
- イージーなアジングも楽しい❗️江田島アジング
- 【広島江田島】25cmが釣れるアジが釣場ポイントや釣果サイズも紹介(尺アジ情報も)
- 釣り納めアジング❗️江田島アジング
- 4月~5月の江田島アジング状況
- ノムコーの向こうへ!!~江田島方面アジング!!~
- 広島アジング〜江田島、倉橋島
- 江田島アジング 開拓
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