アジングをやっている方なら一度は聞いたことがあるでしょう。「満月大潮の夜は釣れない」という定説を。確かに、月明かりが強くなると常夜灯周りにアジが集まりにくくなり、プランクトンや小魚が広範囲に散ってしまうため、通常の釣り方では厳しい状況になります。しかし、週末アングラーにとって潮回りを選んで釣行できるわけではありません。せっかくの休日が満月大潮と重なってしまったら、どうすればいいのでしょうか。
実は、満月大潮でもアジングで釣果を上げることは十分に可能です。インターネット上には、この難しいとされる条件下で30匹オーバーの釣果を記録した実例や、尺アジ(30cm級)を仕留めた報告が数多く存在します。重要なのは、通常のアジングとは異なるアプローチを取ること。この記事では、実際の釣果報告や経験者の知見をもとに、満月大潮でもアジを釣るための具体的な方法を徹底解説します。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ 満月大潮でアジが釣れない理由とそのメカニズム |
| ✓ 満月大潮特有の狙い目ポイントと時間帯 |
| ✓ 効果的なワームカラーとジグヘッドの選び方 |
| ✓ ベイトの存在を見極める重要性と実践テクニック |
満月大潮のアジングが難しいとされる理由と基本的な対策
- 満月大潮でアジが釣れにくくなる科学的メカニズム
- 新月との違いから見る満月大潮攻略のヒント
- 曇りや天候変化が釣果に与える影響
- 潮の流れが速い満月大潮での立ち回り方
- ベイトの存在が満月大潮攻略の最重要ポイントである理由
満月大潮でアジが釣れにくくなる科学的メカニズム
満月大潮がアジングに不利とされるのは、複数の要因が重なるためです。まず、満月時には月の明かりが非常に強くなり、夜間でも水中が明るく照らされます。
常夜灯に集まっていた小魚やプランクトンが、月明かりに誘われて散ってしまいます。アジもエサを追いかけて散るためアジの数が減り、釣れる確率も下がります。
プランクトンは走光性があり、光に集まる性質を持っています。通常であれば常夜灯周りに集中するプランクトンですが、満月の夜は月光という巨大な光源が出現するため、海域全体に分散してしまうのです。
さらに大潮という要素も加わります。大潮は月と太陽の引力が重なる時期で、潮の満ち引きが最も大きくなります。これにより潮の流れが非常に速くなり、ジグ単(ジグヘッド単体)での釣りが難しくなるだけでなく、アジ自体の動きも活発になり散りやすくなります。
📊 満月大潮が釣りに与える影響
| 要素 | 通常時 | 満月大潮時 | 釣りへの影響 |
|---|---|---|---|
| 月明かり | 弱い~なし | 非常に強い | プランクトン・ベイトが分散 |
| 潮の流れ | 緩やか | 非常に速い | ジグ単操作が困難、魚が散る |
| 常夜灯効果 | 高い | 低い | 定番ポイントが機能しない |
| アジの警戒心 | 普通 | 高い | バイトが繊細になる |
このように、満月と大潮という二つの条件が重なることで、アジングにとっては最も厳しい状況が生まれるわけです。しかし、これらのメカニズムを理解することで、逆に対策も見えてきます。
新月との違いから見る満月大潮攻略のヒント
新月と満月では、アジングのアプローチが180度変わります。新月前後は月の明かりが弱く、周囲が暗い状況になるため、常夜灯周りが絶好のポイントになります。明るいところと暗いところのコントラストが明確になり、アジが集まりやすいのです。
一方、満月前後は月の明かりが強く、常夜灯の効果が薄れます。ある釣行記録では、「満月ウィークの大潮。夜中は厳しい事になると思い短時間と決めて行ってきました」という前提で釣りに臨んでいます。実際、満潮から下げに入ると「潮がぶっ飛び過ぎて表層を巻くくらいしか出来なかった」という状況に陥ったとのことです。
しかし、興味深いのは「曇りならあまり関係ないのでしょうか?」という疑問に対する答えです。
月が出てるからです。だから、月が出る前。雲で隠れてればよい。
つまり、満月の日でも雲が月を隠せば一気に状況が変わるということです。実際の釣行報告でも「お月さんが雲に隠れると一気に喰いが良くなるのもあるあるですね」という証言があります。
🌙 月齢別のアジングポイント選定
| 月齢 | 推奨ポイント | 理由 | 狙い目時間帯 |
|---|---|---|---|
| 新月前後 | 常夜灯周り | 月明かりが弱く常夜灯効果が最大 | 夕マズメ~終夜 |
| 上弦・下弦 | 常夜灯+明暗部 | 月の影響が中程度 | 月が沈んだ後 |
| 満月前後 | 明暗部・ストラクチャー | 常夜灯効果が薄い | マズメ時・雲が出た時 |
このように、新月と満月では根本的に戦略を変える必要があります。新月時に有効だった常夜灯直下のアプローチは、満月時にはほとんど機能しないと考えるべきでしょう。
曇りや天候変化が釣果に与える影響
満月大潮でも、天候次第で釣果は大きく変わります。特に曇りや雨は、満月の悪影響を軽減してくれる重要な要素です。
ある釣行記録では、「唯一曇っているのがチャンス」と考えて出船し、実際に41cmのギガアジを含む良型を複数釣り上げています。曇天は月光を遮ることで、満月の最大のデメリットを打ち消してくれるのです。
また、雲の動きも重要です。完全な曇天でなくても、雲が月を覆い隠すタイミングを狙うことで、短時間の時合を作ることができます。これは経験者の間では「あるある」として知られており、月が雲に隠れた瞬間に連発するケースも珍しくありません。
さらに、風向きも考慮すべき要素です。満月大潮で潮が速い状況でも、風裏になるポイントを選ぶことで釣りがしやすくなります。「風向き的には風裏になった方が釣りがしやすいだろうということでいつものポイントに入ります」という判断は、満月大潮という厳しい条件下では特に重要です。
🌧️ 天候条件と釣果の関係
- 曇天:月光を遮断し、通常のアジングに近い状況を作り出す
- 小雨:水面の反射を抑え、アジの警戒心を下げる効果が期待できる
- 風裏:潮が速くてもジグ単操作がしやすくなる
- 雲の切れ間:月が隠れるタイミングを狙えば短時間の時合を作れる
このように、満月大潮であっても天候条件を味方につけることで、釣果を伸ばすチャンスは十分にあります。むしろ、天候変化を読む力が、満月大潮攻略の鍵を握っていると言えるでしょう。
潮の流れが速い満月大潮での立ち回り方
大潮時の潮の流れの速さは、アジングにとって大きな障害となります。特にジグ単でのアプローチが基本となるアジングでは、流れが速すぎるとボトムが取れなくなったり、ワームが流されすぎてしまったりします。
潮の流れが早い時間帯は、潮が動いていないところを探しましょう。テトラ帯や堤防の角などが、プランクトンが溜まりやすく、アジも集まるポイントになります。
潮が速い時の基本戦略は、潮が緩むポイントを見つけることです。具体的には、テトラポッド帯、堤防の角、岬の裏側など、潮がぶつかって流れが弱まる場所を狙います。これらのポイントではプランクトンが溜まりやすく、それを追ってアジも集まってきます。
また、潮止まりのタイミングを狙うのも有効です。満潮や干潮の前後30分程度は潮の流れが緩むため、この時間帯に集中して釣りをすることで効率が上がります。実際の釣行記録でも「潮止まりから潮がメチャクチャ早くなり場所移動」という判断をしており、潮の動きを見ながら臨機応変にポイントを変えることの重要性が分かります。
⚓ 潮が速い時のポイント選定チェックリスト
- ✅ テトラポッドや消波ブロック周り
- ✅ 堤防の角やコーナー部分
- ✅ 岬や突堤の裏側(潮裏)
- ✅ 港内の奥まった場所
- ✅ 船の係留場所(船の下も明暗部になる)
- ✅ 潮止まりのタイミング
さらに、ジグヘッドの重さを調整することも重要です。流れが速い場所では1g以上の重めのジグヘッドを使い、しっかりとレンジをキープできるようにします。逆に、潮が緩い場所では0.6g程度の軽めのジグヘッドで繊細にアプローチすることで、アジの反応を得やすくなります。
ベイトの存在が満月大潮攻略の最重要ポイントである理由
満月大潮を攻略する上で、最も重要な要素と言っても過言ではないのがベイト(餌となる小魚やプランクトン)の存在です。実際の検証結果でも明確な結論が出ています。
検証の結果!満月でも潮の流れが効いていなくてもベイトがいればアジは釣れる!!でした!!!
この検証では、満月大潮という厳しい条件下でも、ベイトが入っているポイントではアベレージ25cmで30匹オーバーという好釣果を記録しています。「水面一面を覆うほどのベイトの群れが入って来ました!アジが頻繁にライズしています!」という状況では、満月であることを忘れさせるほどの釣れ方をしたとのことです。
ベイトの存在を確認する方法はいくつかあります。まず、水面でのライズ(魚が跳ねる様子)を観察すること。次に、水面付近をよく見て、小魚の群れがキラキラと反射していないか確認すること。さらに、サビキ釣りをしている人がいれば、その釣果を聞いてみるのも有効です。
🐟 ベイトの種類と対応するワームカラー
| ベイトの種類 | サイズ | 推奨ワームカラー | ジグヘッド重量 |
|---|---|---|---|
| シラス系 | 2-3cm | クリア系、ケイムラ | 0.6-1g |
| イワシ系 | 5-8cm | シルバー系、ホログラム | 1-1.5g |
| プランクトン | 微細 | グロー系、UV反応 | 0.4-0.8g |
| アミエビ | 1-2cm | オレンジ、ピンク系 | 0.6-1g |
ベイトに合わせたワーム選択も重要です。ベイトのサイズや種類を観察し、それに近いサイズ感やカラーのワームを選ぶことで、マッチザベイトを実現できます。満月大潮という厳しい条件下では、このマッチングの精度が釣果を大きく左右します。
満月大潮のアジングで実際に釣果を上げるための実践テクニック
- 満月大潮で狙うべき具体的なポイント選定法
- 効果的なワームカラーとジグヘッドローテーションの組み立て方
- 月明かりが作る明暗部を徹底的に攻める方法
- レンジ(層)の探り方と時間帯別の攻略パターン
- ストラクチャー周りとシェード攻略の実践
- フットワークを活かしたランガン戦術の重要性
- まとめ:満月大潮のアジングを成功させるための総合的アプローチ
満月大潮で狙うべき具体的なポイント選定法
満月大潮では、通常のアジングとは異なるポイント選定が求められます。最も重要なのは「明暗部」の存在です。
満月の夜は港全体が明るくなりますが、逆にそれによってコントラストの強い影ができます。月明かりより明るい常夜灯は依然として明暗部を作りますし、漁港に係留されている漁船の下も絶好の明暗部になります。
漁港に係留されている漁船の下も、明暗部を作ります。漁船の下は、プランクトンが溜まりやすく、アジが好む障害物にもなってきます。
さらに、月の角度が低い時間帯は岸際の影も明暗部になります。朝夕のマズメ時には、堤防や建物の影が水面に落ちるため、そこを丁寧に探ることで思わぬ釣果につながることがあります。
深場のボトムエリアも見逃せません。月の明かりが届かない深い場所は、満月の影響を受けにくく、アジが溜まっている可能性があります。水深のある漁港の船道や、堤防の先端部分などが狙い目です。
🎯 満月大潮の優先ポイントマップ
| ポイントタイプ | 優先度 | 狙い方 | 時間帯 |
|---|---|---|---|
| 船の下(明暗部) | ★★★★★ | シェード際を丁寧にフォール | 終夜 |
| 常夜灯の明暗境界 | ★★★★☆ | 明から暗へのドリフト | 夕マズメ~深夜 |
| 深場ボトム | ★★★★☆ | ステイ多めの探り | 潮止まり前後 |
| テトラ帯 | ★★★☆☆ | ストラクチャー際のフォール | 上げ潮時 |
| 岸壁の影 | ★★★☆☆ | 影の境界を流す | 月の角度が低い時 |
また、潮の流れが効いている場所を見つけることも重要です。満月大潮では全体的に潮が速くなりますが、その中でも特に潮が効いているポイントはアジの回遊ルートになっている可能性が高いです。ストラクチャーにぶつかる潮の変化を見極め、そこを重点的に攻めることで釣果につながります。
効果的なワームカラーとジグヘッドローテーションの組み立て方
満月大潮では、ワームカラーの選択が通常時以上に重要になります。月明かりがある状況では、アジの視認性が高まっているため、ワームのシルエットやカラーがはっきりと見えています。
実際の釣行記録では、「月夜なので、ワームはケイムラ発光でラメ入りのものを使いました」とあり、月明かりに反応するケイムラ(紫外線発光)系やラメ入りのワームが効果的だったことが分かります。
ただし、一概にアピール系が良いというわけではありません。状況によってはクリア系やナチュラルカラーの方が反応が良いこともあります。重要なのはローテーションです。
プロトワームも投入しながらアジの反応するレンジや好みの波動を探りマクるトミー。
複数のカラーを用意し、アジの反応を見ながら切り替えていくことが釣果アップの鍵です。最初は月明かりに反応しやすいケイムラやグロー系から始め、反応が薄ければクリア系、それでもダメならアピール系のピンクやチャートといった具合に変化をつけていきます。
🎨 月明かり別ワームカラーローテーション表
| 状況 | 1st Choice | 2nd Choice | 3rd Choice | 理由 |
|---|---|---|---|---|
| 満月・快晴 | クリア系 | ケイムラクリア | スモーク系 | 高視認性環境ではナチュラルが有効 |
| 満月・曇り | ケイムラ系 | ラメ入りクリア | グロー系 | 適度な視認性とアピール |
| 満月・明暗部 | グロー系 | ホワイト系 | ピンク系 | 影の中での発光効果 |
| 雲で月が隠れた時 | チャート系 | オレンジ系 | ピンク系 | 一時的に暗くなるのでアピール |
ジグヘッドの重さも重要な要素です。満月大潮では潮が速いため、基本的には1g前後の重めのジグヘッドが使いやすいですが、場所によっては0.6gでゆっくりフォールさせた方が良い場合もあります。「使うジグヘッドは0.6~1g」というように、複数の重さを用意してローテーションすることが推奨されます。
ジグヘッドの形状も考慮すべきです。潮が速い場所では、ヘッドが丸い形状よりも、抵抗の少ない流線型の方がコントロールしやすくなります。逆に、潮が緩い場所では丸型でゆっくりフォールさせる方が効果的な場合もあります。
月明かりが作る明暗部を徹底的に攻める方法
明暗部攻略は、満月大潮アジングの核心とも言える技術です。通常のアジングでは常夜灯の明暗部が主戦場ですが、満月時は月明かりが作る明暗部も積極的に狙っていく必要があります。
明暗部を攻める際の基本は、明るい側から暗い側へワームを送り込むことです。アジは明暗の境界付近や、やや暗い側に定位していることが多く、そこにワームが流れてくるのを待っています。
実際の釣行では「狙った箇所は明暗の際、つまり光量変化狙いですね!」と明言されており、この境界部分を丁寧に探ることで金色に輝く能登アジが釣れたとの報告があります。
明暗部を効果的に攻めるには、以下のテクニックが有効です:
💡 明暗部攻略の実践テクニック
- ドリフト釣法
- 明るい側にキャストし、潮に乗せて明暗の境界を通す
- ラインを張らず緩めず、自然な流れを演出
- 境界を通過する瞬間にアタリが集中
- カウントダウン法
- 明暗の境界にキャストし、カウントダウンで各レンジを探る
- 「1gをフォール、カウント10秒で乗りました」という報告もあり
- 再現性が高いのがアジングの強み
- ステイ技法
- 明暗の境界でワームを止める
- 特にボトム付近でのステイが効果的
- 「とにかくボトム(ステイ)」が満月攻略の一つの答え
月の動きにも注意を払いましょう。月が昇り始める時間帯、南中する時間帯、沈み始める時間帯で、影の位置や濃さが変わります。特に月が低い位置にある時は、長い影ができるため、岸壁沿いに広い明暗部が形成されます。
また、複数の光源がある場合、それらが作る影の重なりも狙い目です。常夜灯と月明かりの両方で影ができている場所は、特に暗くなるため、アジが集まりやすい傾向があります。
レンジ(層)の探り方と時間帯別の攻略パターン
満月大潮では、アジが様々なレンジに散らばりやすいため、レンジの探り方が特に重要になります。通常のアジングでは表層から中層に集中していることが多いですが、満月時は深場にも分散します。
この日は満月の影響なのか、アジのレンジがまとまらずにバラバラな状況。レンジを固定してもまとめ釣りは難しいと判断したトミーは、潮と風に逆らわないジグ単のプレゼンテーションで対応。
この状況に対して、効果的なのがカウントダウン法による全レンジサーチです。「5カウント、10カウント、15カウント、20カウント、25カウント、30カウント。ほぼ全レンジを素早くチェック」という方法で、アジがいるレンジを素早く特定します。
時間帯によってもアジの位置は変わります。夕マズメは比較的表層付近に浮いていることが多く、「だんだんと日が暮れてきていい感じのライトコンディションになった頃にようやくココンッとヒット!10カウントほどのレンジで」という報告もあります。
⏰ 時間帯別レンジ攻略パターン
| 時間帯 | メインレンジ | サブレンジ | 攻め方のコツ | おすすめアクション |
|---|---|---|---|---|
| 夕マズメ | 表層~1m | 2~3m | 活性が高いので速めのリトリーブでも反応 | ただ巻き、スイミング |
| 日没後1時間 | 1~2m | 表層、3~4m | レンジが拡散し始める過渡期 | カウントダウンで探る |
| 深夜帯 | 3~5m | ボトム | 深場に落ち着く個体が増える | フォール多用、ステイ |
| 潮止まり | ボトム付近 | 全レンジ | 活性が落ちるのでボトム集中 | ボトムステイ、リフト&フォール |
| 朝マズメ | 表層~2m | 3~4m | 再び活性が上がる | スイミング、ただ巻き |
レンジを特定したら、そのレンジを重点的に攻めますが、定期的に他のレンジもチェックすることが重要です。満月大潮では、アジの群れが移動しやすく、10分前に釣れたレンジで急に反応がなくなることもあります。
また、「反応が強いレンジごとへの送り込みを、ジグヘッドのウエイトをローテすることで続々とバイトを誘発!!」というテクニックも有効です。同じレンジでも、フォールスピードを変えることで反応が変わることがあるのです。
ストラクチャー周りとシェード攻略の実践
満月大潮でアジを釣る上で、ストラクチャー(障害物)周りの攻略は避けて通れません。潮が動かない時でも、ストラクチャー周りには潮の変化が生じ、そこにアジが付いている可能性が高いのです。
潮がストラクチャーにぶつかり僅かですが潮に変化が出来ます。その僅かな変化にアジが付いてる可能性があり丁寧に探ってみます。
ストラクチャーの種類としては、テトラポッド、堤防の角、岸壁の突起、沈み根、船の係留杭などがあります。これらの周辺では、潮がぶつかることで渦や反転流が発生し、プランクトンが溜まりやすくなります。
シェード(影)もストラクチャーの一種と考えられます。月夜では、ストラクチャーが作る影が重要な要素になります。「月夜なのでストラクチャー周りのシェード付近も丁寧にフォールさせてみます」というアプローチで、実際に釣果を得られたという報告があります。
🏗️ ストラクチャー別攻略法
- テトラポッド
- 隙間へのピンポイントキャスト
- 潮上から潮下へ流す
- 根掛かりリスクが高いので予備ジグヘッド必須
- 堤防の角
- 角の両側からアプローチ
- 潮がぶつかる側を重点的に
- 角を回り込む流れを意識
- 船の係留場所
- 船底の影を狙う
- 係留ロープ周りも有望
- 朝夕の出入港時は避ける
- 沈み根(見えないストラクチャー)
- ボトムの変化を感じ取る
- 根掛かりしたら周辺を重点的に
- 地元アングラーの情報が重要
ストラクチャー攻略で注意すべきは根掛かりです。特に満月大潮で潮が速い時は、ワームが予想外の動きをして根掛かりしやすくなります。ジグヘッドやワームは多めに準備し、躊躇なくストラクチャー際を攻められるようにしましょう。
また、ストラクチャーの潮上側と潮下側では、アジの付き方が異なります。一般的には潮上側(潮が当たる側)にベイトが溜まりやすく、アジもそこに付きますが、潮が速すぎる場合は潮下側(影になる側)に避難していることもあります。両側を試してみることが重要です。
フットワークを活かしたランガン戦術の重要性
満月大潮では、一箇所に留まって粘るよりも、フットワーク軽くポイントを変えていくランガン戦術が効果的です。なぜなら、アジが広範囲に散っており、一つのポイントでの釣果が限定的になりやすいからです。
釣れない時はとても他のポイントが気になるものです「ここじゃ釣れないけどあの場所なら…」としきりに考えてしまいます。そんな時は思い切って移動するべし!
ランガンの目安としては、15~20分程度そのポイントで釣ってみて、アタリがなければ移動するという感覚が良いでしょう。ただし、これは絶対的なルールではなく、状況によって柔軟に判断します。
効果的なランガン戦術のポイントは以下の通りです:
🚶 効率的なランガン戦術
- 事前のポイントリストアップ
- 釣行前に3~5箇所のポイント候補をピックアップ
- Google Mapなどで位置関係を確認
- 移動時間を考慮したルート設定
- 見切りの判断基準
- アタリがあるか:アタリがあれば粘る価値あり
- ベイトがいるか:ベイトがいれば時間をおいて再訪
- 潮の動き:潮が動いていなければ早めに移動
- ポイント間の移動効率
- 近いポイントから順に回る
- 車での移動なら荷物は車に置いたまま
- 徒歩移動なら最小限の荷物で身軽に
- 戻りのタイミング
- 一周したら最初のポイントに戻る
- 時間経過で状況が変わっている可能性
- 特にベイトがいた場所は再訪の価値あり
実際の釣行記録でも「この日はフットワークを軽くしてランガン狙いです」とあり、複数のポイントを回ることで釣果を得ています。「釣れない時こそ頻繁にランガン」という姿勢が、満月大潮攻略の鍵となります。
また、ランガン中は常に観察を怠らないことが重要です。水面のライズ、ベイトの群れ、他のアングラーの動き、潮の流れ方など、様々な情報を収集しながら移動することで、次のポイント選定に活かせます。
移動の際には、釣れたポイントの特徴を記録しておくと良いでしょう。「○○時に△△のポイントで、ボトムから1mのレンジで釣れた」という情報は、次回の釣行や、同じ日の後半戦で非常に役立ちます。スマートフォンのメモ機能やアプリを活用するのもおすすめです。
まとめ:満月大潮のアジングを成功させるための総合的アプローチ
最後に記事のポイントをまとめます。
- 満月大潮でアジが釣れにくいのは、月光によりプランクトンやベイトが分散し、潮の流れが速くなるため
- しかし、ベイトが入っているポイントを見つけられれば30匹オーバーの釣果も十分に可能
- 曇天や雲が月を隠すタイミングは絶好のチャンス、天候変化を味方につける
- 新月時は常夜灯周り、満月時は明暗部とストラクチャー周りが主戦場
- ワームカラーはケイムラやラメ入りから始め、状況に応じてローテーション
- ジグヘッドは0.6g~1g程度を複数用意し、潮の速さに合わせて使い分ける
- カウントダウン法で全レンジをサーチし、アジがいる層を素早く特定する
- 時間帯により狙うレンジを変え、特に夕マズメと朝マズメは表層寄りを意識
- ストラクチャー周りでは潮の変化を読み、シェード部分を丁寧にフォール
- 一箇所で粘らず、15~20分を目安にフットワーク軽くランガンする
- 潮が速い時は、テトラ帯や堤防の角など潮が緩むポイントを狙う
- 船の下や岸壁の影など、月明かりが届かない場所も有望ポイント
- ボトムステイは満月大潮攻略の重要テクニック、特に潮止まり前後で効果的
- アジのアタリが繊細になるため、ラインテンションの管理とアワセのタイミングに注意
- リリースを続けると群れに警戒が伝わる可能性があるため、釣果を伸ばしたいならキープも検討
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- アジング、満月大潮月夜の晩のアジの釣り方
- 大潮 満月でアジは釣れるのか検証してみた!~in大分~
- 【アジング釣行】満月の夜にアジは釣れないという噂を確認する
- トミー敦のあじすた!vol.8「トミー敦が実践する満月大潮の春アジ攻略」
- 【月とアジング】満月 新月 半月 大潮 中潮 小潮 ポイントの選び方
- 満月大潮のディープアジング
- アジが釣れなくなる!? 満月の夜NGはあたりまえ。そして、メタハラ漁船の出現NG、リリースNGのワケ
- アジがよく釣れるのは満月大潮か新月大潮のどちらですか?
- 満月大潮は川の流れのように
- よく満月の大潮は常夜灯の集魚効果が薄まって釣れないと言われて…
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