石川県でアジングを楽しみたいと考えている方にとって、「いつ行けば釣れるのか」という時期の問題は最も気になるポイントですよね。実は石川県のアジングは季節によって狙えるサイズや釣り方が大きく変わり、それぞれの時期に異なる魅力があります。春には40cmを超えるギガアジ、夏には数釣りが楽しめる豆アジ、秋には脂の乗った中型アジと、年間を通じて多彩な釣りが展開されます。
この記事では、インターネット上に散らばる石川県のアジング情報を徹底的に収集・分析し、季節ごとの特徴やおすすめのエリア、具体的な釣り方まで網羅的に解説していきます。地元アングラーの釣果報告や実践的なアドバイスをもとに、初心者から経験者まで役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ 石川県アジングは4月から開幕し、5月以降に釣果が安定する |
| ✅ 冬〜春（3〜7月）は尺アジ・ギガアジの大型が狙える黄金期 |
| ✅ 夏は豆アジの数釣り、秋は中型アジの連発が楽しめる |
| ✅ 七尾北湾・金沢港・能登内浦など各エリアの特徴と攻略法 |
石川県でアジングに最適な時期とシーズン別の特徴
- 石川県のアジングは4月から開幕し、季節ごとに狙えるサイズが変わる
- 冬〜春（3月後半〜7月）は尺アジ・ギガアジの大型が狙える黄金期
- 夏（7月〜9月）は豆アジの数釣りがメインになる
- 秋（9月〜11月）は中型アジの連発が期待できる
- 真冬（12月〜2月）は厳しいが能登内浦なら可能性あり
- 七尾北湾は石川県アジングの代表的ポイントで10月も好調
石川県のアジングは4月から開幕し、季節ごとに狙えるサイズが変わる
石川県でアジングが本格的にスタートするのは4月頃からで、釣果が安定してくるのは5月以降というのが一般的な認識です。Yahoo!知恵袋での質問に対する回答でも、このタイミングが明確に示されています。
普通は４月くらいからだと思います。釣果が安定してくるのは５月以降だろうと思います。真冬は無理ですね。
この情報から分かるように、真冬の時期（1月〜3月前半）は石川県のアジングにとって厳しいシーズンとなります。ただし、これはあくまで一般論であり、後述する能登内浦などの特定エリアでは例外的に真冬でも釣果が期待できる場合もあります。
石川県のアジングの大きな特徴は、季節によって狙えるアジのサイズが明確に変化するという点です。地元アングラーのブログなどを総合すると、以下のような傾向が見られます。
📊 石川県アジング 季節別サイズ傾向
| 季節 | 時期 | 主なサイズ | 釣りの特徴 |
|---|---|---|---|
| 冬〜春 | 3月後半〜7月 | 尺アジ〜ギガアジ（30〜40cm超） | 一瞬の大物回遊を待つ |
| 夏 | 7月〜9月 | 豆アジ（10〜15cm） | テクニカルな数釣りを楽しむ |
| 秋 | 9月〜11月 | 中型アジ（15〜25cm） | マズメ時に連発 |
| 真冬 | 12月〜2月 | ー | 基本的に厳しい（エリア限定） |
この季節変化を理解しておくことが、石川県でアジングを楽しむ上での第一歩となります。自分がどんなサイズのアジを狙いたいのか、数釣りを楽しみたいのか大物を狙いたいのかによって、釣行する時期を選ぶことが重要です。
また、注目すべきは毎年の再現性が高いという点です。情報源のひとつである「遊びを深掘りブログ」では、「多少のズレはあるもののサイズ感、釣果には毎年再現性があります」と述べられており、過去のデータを参考にすれば、ある程度予測を立てた釣行計画が可能になります。
冬〜春（3月後半〜7月）は尺アジ・ギガアジの大型が狙える黄金期
石川県のアジングで最も注目されるのが、この冬から春にかけての大型アジシーズンです。「北陸でアジングに挑戦するのであれば、大型アジを狙う事が出来る冬〜春のシーズンは楽しみな季節になります」という記述があるように、この時期は地元アングラーにとって待ち望まれた特別な期間と言えます。
具体的には3月後半から7月後半にかけてが大型アジの狙い目とされ、30cmを超える尺アジはもちろん、40cmを超えるギガアジと呼ばれる超大型個体も射程圏内に入ってきます。有料noteの情報によれば、「これからご紹介するタイミングでしたら投げれば釣れる」という表現もあり、条件さえ整えば高確率で大型に出会えるチャンスがあるようです。
🎣 大型アジシーズンの特徴
- サイズ：30cm（尺アジ）〜40cm超（ギガアジ）
- ピーク期間：3月後半〜7月後半
- 主なエリア：越前（三国寄り）〜加賀エリアが中心
- 釣り方：一瞬の大物回遊を待つスタイル
- ラインの注意点：エステルラインでは切られることが多く、PEラインの使用が推奨される
このシーズンの釣り方について、情報源では以下のように具体的なアドバイスがあります。
大型アジの狙えるシーズンでも、sashimiはあまり太軸のジグヘッドは使用しておりません。いつものカルティバさんのアジ弾丸（1.5g前後）のジグ単にて狙っております
意外かもしれませんが、大型アジ狙いでも極端に太軸のジグヘッドは使わず、1.5g前後のジグ単（ジグヘッド+ワームのシンプルな仕掛け）で対応するのが基本のようです。ただし、ワームの選択には工夫があり、ガンクラフトの「鯵爆吸」2.8インチのオキアミピンク（グローラメ）が大型アジの反応が良いとの情報もあります。
この時期は「一瞬の大物の回遊を待つ」というスタイルになるため、忍耐力も必要です。常に連発するわけではなく、タイミングを見極めて待つことが重要になります。しかし、その分ヒットした時の喜びは格別で、40cm超のギガアジとのファイトは忘れられない思い出になるでしょう。
また、北陸地方全体で見ると、三国エリアや加賀エリアでの尺アジ釣果が多く報告されています。「三国での尺アジ釣果」「加賀エリアでの尺アジ釣果」といった具体的な実績があり、これらのエリアを中心に釣行計画を立てるのが賢明かもしれません。
夏（7月〜9月）は豆アジの数釣りがメインになる
大型アジシーズンが終わると、石川県のアジングは豆アジの数釣りへと移行していきます。この時期は「基本的にテクニカルな要素の強い豆アジングになる」とされ、サイズは小さいものの、それはそれで独特の楽しさがあります。
夏のアジングの魅力は何と言っても気軽さです。「特にポイントや地合いを意識せずに漁港や川絡みのポイントで竿を出します」という記述があるように、場所選びに神経質にならなくても楽しめるのが特徴です。サイズは10〜15cm程度の個体が中心となりますが、数が釣れるため初心者にも達成感を得やすい時期と言えるでしょう。
🐟 夏の豆アジング攻略ポイント
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ターゲットサイズ | 10〜15cm程度の豆アジ |
| 釣れる場所 | 漁港全般、川絡みのポイント |
| 時間帯 | 一晩中釣れ続けることも |
| 料理 | 南蛮漬けや素揚げが最適 |
| 釣り方 | テクニカルな要素が必要 |
仕掛けについても、豆アジ専用の工夫が必要になります。「針のサイズやワームのサイズを小さくする事で対応しています」とあり、具体的には34（サーティフォー）から発売されている「ザ・豆」という豆アジ専用の針を使用する方法や、シマノの「カケガミ」という高価だがロストしにくいジグヘッドを使用する方法などが紹介されています。
カケガミは針が2つ付いているため掛かりが良く、針の部分だけの交換も可能という利点があります。夏の豆アジシーズンは「ロストも少ない」「中層を漂わせ、糸に負荷の少ない豆アジを釣る」という特性があるため、高価なジグヘッドを使用するのに適した時期とも言えます。
ワームについては、レインズの「アジアダー」が推奨されています。その理由は「ちぎって使いやすい」という点で、現地で小さくカットして調整できるため、初めて豆アジングに挑戦する人にもおすすめとのことです。
また、豆アジとは言え、「たまに産卵が遅れた個体で良型が釣れます」という記述もあり、思わぬサイズアップの可能性も秘めています。この予想外の大物との出会いも、夏のアジングの楽しみの一つと言えるでしょう。
料理面でも、豆アジは南蛮漬けや素揚げにすると非常に美味しく、「黙々とやっていると結構釣れます」という表現があるように、食べる分だけをキープして持ち帰るという楽しみ方ができます。
秋（9月〜11月）は中型アジの連発が期待できる
夏の豆アジシーズンを経て、秋になると再びサイズアップした中型アジがターゲットとなります。「北陸では夏の豆アジから秋の中型アジへと季節の移り変わりとともにサイズもアップしていきます」という記述の通り、15〜25cm程度のアジが主体となり、食味も良好なサイズ帯となります。
秋のアジングの最大の特徴は、マズメ時の連発です。夏の豆アジのように一晩中釣れ続けるのではなく、「朝マズメや夕マズメのような地合いに連発するという傾向があります」とされ、短時間勝負の釣りとなります。
実際の釣行記録を見ると、「越前海岸では〜25cmのアジが夕マズメの時間（１時間程）で１０匹くらいの釣果が多い感じです」という具体的な数字が示されています。1時間で10匹という釣果は、集中力を保ちながら効率よく釣る必要があることを示しています。
📌 秋のアジングの特徴（エリア別）
越前海岸
- サイズ：〜25cm
- 時間帯：夕マズメ（約1時間）
- 釣果の目安：10匹前後
- 特徴：サイズがバラけることが多い、常夜灯絡みで定期的な回遊
加賀エリア
- 場所：川絡みのポイントが中心
- 地合い：短時間で変動が大きい
- 注意点：タイミングが全て、通い込みが重要
- 変動要因：ベイト（小魚）の状況、波、風、青物やシーバスの侵入
三国エリア
- 場所：漁港内の常夜灯周辺
- 時間帯：朝マズメ後、明るくなってから釣れ始めることが多い
- パターン：居着きのアジ、回遊待ち
- 特徴：比較的再現性が高い
加賀エリアについては特に変動が大きく、情報源のブログには興味深い記録があります。
ある日：夕マズメに１匹という釣果
上記の夕マズメに1匹だった川絡みのポイントに時間を外して再調査へ。夜20時から23時頃まで〜17cmほどの豆アジが釣れ続けるというような状況になっておりました
このように、同じポイントでも時間帯によって釣果が大きく変わることがあり、「日によって口を使う時間やサイズにかなりムラがあります」という状況です。この不確実性が秋のアジングの難しさであり、同時に面白さでもあります。
秋のアジングで重要なのは、ライズ（水面に魚が浮いてくる現象）の発見です。「中型アジはライズを確認出来る事が多くありますので、そちらの発見に集中した方が釣果を伸ばせます」というアドバイスがあり、目視による情報収集が釣果を左右します。
また、ジグ単では届かない距離でライズが起きている場合もあるため、スプリットリグ（シンカーとジグヘッドを組み合わせた仕掛け）を用意しておくことも推奨されています。シンカー＋ジグヘッド＝2.5〜3.0gになるように組むのが目安とのことです。
真冬（12月〜2月）は厳しいが能登内浦なら可能性あり
石川県のアジングにおいて、真冬の時期は最も厳しいシーズンと言えます。前述のYahoo!知恵袋での回答にもあった通り、「真冬は無理ですね」というのが一般的な認識です。しかし、すべてのエリアで完全に釣れないわけではなく、能登内浦方面は例外的に真冬でも可能性があるエリアとして知られています。
能登内浦について、情報源では以下のように述べられています。
能登の内浦は真冬でも竿を出せる日が多く、ポイントもたくさんあり、釣果もまとまって釣れる事が多いのでよく釣行するエリアです。特に冬に釣行する事が多いですね
能登内浦が真冬でも有望な理由として、おそらく地形的に湾内となっており風や波の影響を受けにくいことが挙げられます。「常夜灯絡みの漁港は全てポイントと言って良い」という記述もあり、広範囲にポイントが点在しているため、条件の良い場所を探しやすいというメリットもあります。
⚠️ 能登内浦で釣りをする際の注意点
- 釣り禁止の堤防・ポイントが増えているため、事前の確認が必須
- 「２０２２年：冬の能登内浦釣行について」などの最新情報をチェック
- 地元のルールやマナーを守ること
真冬の時期は、他のエリアでは基本的にアジングが成立しにくいため、能登内浦のような限定的なポイントに釣り人が集中する可能性もあります。そのため、混雑を避ける意味でも平日や早朝・夜間の釣行を検討するのが良いかもしれません。
また、真冬の釣りは防寒対策が非常に重要になります。海風は体感温度を大幅に下げますので、十分な防寒着の準備と、ホッカイロなどの暖を取る手段を用意しておくことをおすすめします。
なお、越前海岸も「真冬の中アジの連発も越前海岸ならでは」という情報があり、条件次第では真冬でもアジングが楽しめる可能性があります。ただし、これは例外的なケースと考え、基本的には春の開幕を待つのが賢明な判断と言えるでしょう。
七尾北湾は石川県アジングの代表的ポイントで10月も好調
石川県のアジングポイントの中でも、七尾北湾は特に高い知名度と実績を誇るエリアです。アングラーズ（釣果情報サイト）のデータでも「石川県でアジが良く釣れる釣り場は七尾北湾」とトップに挙げられており、地元アングラーの間でも定番のポイントとして認識されています。
2022年10月25日に投稿された石川トヨタ自動車の釣り部ブログでは、七尾湾でのアジング釣行の様子が詳しく報告されています。
釣れますね！サイズは20cmちょいくらい！ジグヘッドの重さは2g。水深もあり、飛距離も欲しいので3gを使いたいところでしたが、2.5gですら極端に喰いが悪くなる。でも1.5gだと飛距離が足りない。その絶妙な間をとって2gで組み立て(^^) 今回はフォールで喰うパターンだったので重さは特にシビアでした。
この報告から分かるように、七尾北湾では10月でも20cm程度の良型アジが釣れるという実績があります。しかも「フォールで喰うパターン」という具体的な釣り方まで示されており、ジグヘッドの重さ選びが非常にシビアであることも分かります。
🎯 七尾北湾アジングのポイント
| 要素 | 詳細 |
|---|---|
| サイズ | 20cm前後が中心 |
| 時期 | 10月でも好調（秋シーズン） |
| ジグヘッド | 2g前後がベスト（状況により調整必要） |
| 釣り方 | フォールでのバイトが多い |
| 水深 | 深めで飛距離も必要 |
七尾北湾の特徴として、水深があるため飛距離が必要になる点が挙げられます。しかし重いジグヘッドを使うと食いが悪くなるため、「飛距離」と「食いの良さ」のバランスを取ることが重要になります。上記の例では、3gだと重すぎて食いが悪く、1.5gだと飛距離が足りず、2gが最適解だったという繊細な調整が示されています。
また、七尾北湾は能登島を含むエリアと考えられ、鰀目漁港なども含まれます。魚速報のサイトでは「外側のテトラ帯ではメバルなど根魚の魚影も濃く、アジングと同様の仕掛けで釣れるのでアジが不調でも楽しめる場所」という情報もあり、アジ以外のターゲットも視野に入れられる多様性の高いエリアと言えます。
七尾北湾でアジングをする際は、常夜灯周辺を重点的に探るのが効果的です。一般的に常夜灯の光にはプランクトンが集まり、それを捕食する小魚、さらにそれを狙うアジという食物連鎖が形成されるため、常夜灯周辺は高確率で魚影が濃くなります。
石川県のアジングで押さえておきたいエリア別特徴と釣り方
- 金沢港は初心者にもおすすめのナイトアジングスポット
- 能登内浦は真冬でも竿を出せる貴重なエリア
- 加賀エリアは河川絡みでタイミングが重要
- 越前海岸は年中中型アジが狙える安定エリア
- 橋立漁港は豆アジの魚影が濃く数釣りが楽しめる
- 仕掛けは季節とサイズに応じてジグヘッドの重さを調整する
- まとめ：石川県のアジングは季節ごとの特徴を理解して時期を選ぼう
金沢港は初心者にもおすすめのナイトアジングスポット
金沢港は石川県の県庁所在地である金沢市内にある港で、アクセスの良さと釣りのしやすさから、初心者にもおすすめのアジングポイントとなっています。特に大野地区は人気のエリアで、アングラーズの釣果情報でも「大野お台場公園前」「大野地区釣り護岸」などが上位にランクインしています。
魚速報のサイトでは、金沢港について以下のような評価がされています。
金沢市にある港。港内岸壁は足場がよく波の影響を受けにくいので初心者がアジングをやるのにも適した場所となっている。
出典：石川県のアジングポイント
初心者にとって重要な「足場の良さ」と「波の影響の少なさ」という条件を満たしており、さらにアクセスも良好なため、気軽にアジングを始めたい人には最適なポイントと言えるでしょう。
🌃 金沢港ナイトアジングの特徴
- アクセス：市街地から近く、駐車場も整備されている
- 足場：良好で安全性が高い
- 波の影響：港内のため受けにくい
- 常夜灯：多数設置されており、ナイトゲームに適している
- ターゲットサイズ：小アジ〜中型アジが中心
金沢港でのアジングはナイトゲームが基本となります。前述した通り、常夜灯の光に集まるプランクトンを起点とした食物連鎖により、アジが集まりやすくなるためです。特に新月の暗い夜よりも、ある程度月明かりがある夜の方が常夜灯の効果が分かりやすいかもしれません。
釣り方としては、ジグヘッド＋ワームの基本的なジグ単スタイルで十分対応できます。金沢港は水深がそれほど深くないエリアも多いため、1.0〜1.5g程度の軽めのジグヘッドからスタートし、反応を見ながら調整していくのが良いでしょう。
また、金沢港周辺には「大浜地区ふれあい広場」「大浜釣り公園（金沢港ふれあい広場）」などの整備された釣り場もあり、家族連れでも安心して釣りを楽しめる環境が整っています。これらの施設では、アジングだけでなくサビキ釣りなども楽しめるため、初心者が「まずは釣りを体験してみる」という目的にも適しています。
金沢港でアジングをする際の注意点として、人気ポイントゆえに週末や夕マズメ時は混雑する可能性があります。他の釣り人との適切な距離を保ち、お互いに気持ちよく釣りができるようマナーを守ることが大切です。
能登内浦は真冬でも竿を出せる貴重なエリア
前のセクションでも触れましたが、能登内浦は石川県のアジングにおいて特別な位置付けにあるエリアです。「真冬でも竿を出せる日が多く」という表現が示す通り、他のエリアでは釣りが成立しにくい厳冬期でも、可能性を秘めた貴重なフィールドとなっています。
能登内浦の最大の特徴は、常夜灯絡みの漁港がすべてポイントと言えるほど、広範囲に釣り場が点在しているという点です。これは釣り人にとって非常に有利な条件で、一つのポイントで釣れなくても次々と場所を変えながら探ることができます。
📍 能登内浦の主要ポイント
- 姫漁港
- 鰀目漁港（能登島内）
- その他多数の小規模漁港
姫漁港については、魚速報のサイトで以下のように紹介されています。
珠郡能登町姫にある漁港。外側の堤防は潮通しがよく様々な魚が狙える人気のポイントとなっている。アジングではメバルやカマスもヒット。
出典：石川県のアジングポイント
アジだけでなくメバルやカマスなど、多彩な魚種が狙えるという多様性も能登内浦の魅力です。特にメバルはアジングと同じライトタックルで楽しめるため、アジの反応が薄い時でも釣りを続けられるという利点があります。
能登内浦でのアジングは、他のエリアに比べてタイミングの制約が少ないという特徴もあります。加賀エリアのように「地合いが短時間で変わる」といった難しさが比較的少なく、「釣果もまとまって釣れる事が多い」という安定感があります。
ただし、前述の通り釣り禁止のエリアが増えているという情報もあるため、必ず事前に確認が必要です。看板や地元の情報をチェックし、立ち入り禁止エリアには絶対に入らないよう注意しましょう。こうしたルールを守ることが、将来にわたって釣り場を維持していくために不可欠です。
能登内浦へのアクセスは、金沢市内から車で1時間半〜2時間程度かかります。やや遠方になりますが、その分人的プレッシャーも少なく、のんびりと釣りを楽しめる環境が保たれていると考えられます。真冬にアジングをしたい場合は、第一候補として検討する価値のあるエリアです。
加賀エリアは河川絡みでタイミングが重要
加賀エリアは石川県の南部に位置し、福井県との県境に近いエリアです。このエリアの最大の特徴は、河川を絡めたアジングが主体となるという点で、他のエリアとは少し異なるアプローチが必要になります。
加賀エリアのアジングについて、情報源では以下のように述べられています。
加賀エリアの秋は川絡みで狙う事が多くなります。地合いも短い事が多いので、通い込みが大切になって来ます。それでも地合いが日によって変わるので、運も大切な要素になってきます。朝マズメには回遊が終わっている、という事もしばしば…..サラリーマンには無理ですねww
この記述から分かるように、加賀エリアはタイミングが全ての難しいエリアです。「朝マズメには回遊が終わっている」という状況も珍しくなく、仕事を持つアングラーにとっては釣行計画を立てるのが難しい面もあります。
⏰ 加賀エリアアジングの特徴と難易度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 釣り場タイプ | 河川を絡めたポイントが中心 |
| 地合いの長さ | 短時間で変動 |
| 時間帯 | 日によって大きく変わる |
| 攻略のカギ | 通い込みによるパターン把握 |
| 難易度 | 高め（運の要素も大きい） |
| 変動要因 | ベイトの状況、波、風、青物・シーバスの侵入 |
河川を絡めるアジングが難しい理由として、様々な外的要因に左右されやすいという点が挙げられます。情報源によれば、「ベイト（小魚）の状況や波、風などの影響で昨日釣れたのに全く居ないという事もしばしば」とのことで、前日の釣果が翌日も再現されるとは限りません。
さらに、「アジの姿は確認出来るのに青物やシーバスなどが入ってくると反応しなくなる事も多くあります」という記述もあり、ターゲットのアジが居てもフィーディング（捕食行動）をしていない状況も発生します。このような複雑な条件が、加賀エリアの難易度を高めている要因と言えるでしょう。
しかし、難しいからこそパターンがハマった時の釣果は素晴らしいものがあります。情報源には「夜20時から23時頃まで〜17cmほどの豆アジが釣れ続ける」「サイズがアップして終始入れ食いになりました」といった爆釣の記録もあり、タイミングが合えば数釣りが楽しめるエリアでもあります。
加賀エリアでアジングをする場合は、複数回の釣行を前提に考えるのが現実的かもしれません。「行ける日に回遊があればラッキー」という心構えで、釣れなくても次回に期待するという余裕を持つことが大切です。
また、近年はサーフ（砂浜）からの釣果も良く聞くようになってきているとの情報もあります。河川絡みのポイントだけでなく、サーフも選択肢に入れることで、釣行の幅が広がる可能性があります。
加賀エリアの主要ポイントとしては、橋立漁港が挙げられます。次のセクションで詳しく見ていきましょう。
越前海岸は年中中型アジが狙える安定エリア
越前海岸は厳密には福井県のエリアですが、石川県南部の加賀地方と隣接しており、石川県のアングラーも頻繁に訪れるエリアです。「福井 尺アジ 時期」「越前海岸 尺アジ」といったキーワードで検索されることも多く、北陸のアジングを語る上では欠かせないポイントと言えます。
越前海岸の大きな特徴は、年間を通じて比較的安定して中型アジが狙えるという点です。情報源では以下のように評価されています。
三国、加賀エリアの冬〜春の尺アジ祭りのような爆発力は少ないかと思います。しかし、中アジの連発などを一年の大部分で狙う事が出来ます
つまり、40cmを超えるようなギガアジは少ないものの、食べて美味しいサイズの中型アジを年間を通じて狙えるという、安定感が魅力のエリアなのです。「真冬の中アジの連発も越前海岸ならでは」という記述もあり、他のエリアが厳しい時期でも可能性があります。
🌊 越前海岸アジングの特徴
- サイズ：中型アジ（15〜25cm前後）が中心
- 時期：年間を通じて狙える（真冬も可能）
- 爆発力：大型の爆釣は少ないが安定している
- ポイント：常夜灯周りが強い
- 地合い：夕マズメで1時間程度に集中
越前海岸でのアジングは、常夜灯周りを重点的に攻めるのが効果的です。「やはり常夜灯周りが強いイメージですね」という記述があり、常夜灯の存在が釣果を大きく左右します。秋のシーズンには「夕マズメの時間（１時間程）で１０匹くらいの釣果が多い感じ」という具体的な目安も示されています。
また、越前海岸では「毎年定期的な回遊があるポイントを見つける事で安定して毎年釣る事が出来ます」とも述べられており、再現性の高さも魅力の一つです。自分だけの定番ポイントを見つけられれば、毎年安定した釣果が期待できるでしょう。
一つ注意点として、越前海岸で釣れるアジは「サイズがばらけている事が多い」という特徴があります。情報源には「南蛮漬けを作ろうにも少ないし、アジフライにも少ない…困る釣果ですww」という記述があり、サイズが揃わないことで料理の選択に悩むこともあるようです。
しかし、これは見方を変えれば、様々なサイズのアジが混在しているということであり、大型が混じる可能性も秘めているとも言えます。実際、越前海岸では冬から春にかけて尺アジも狙えるという情報もあり、条件次第では大物も期待できるポテンシャルを持っています。
越前海岸へのアクセスは、石川県南部の加賀エリアからであれば比較的近く、金沢市内からでも1時間半程度で到着できるでしょう。隣県とは言え、石川県のアングラーにとっては身近なフィールドの一つと考えて良いと思います。
橋立漁港は豆アジの魚影が濃く数釣りが楽しめる
橋立漁港は石川県加賀市にある漁港で、特に豆アジの魚影が濃いことで知られています。「小アジ、豆アジサイズが多いがアジの魚影はかなり濃く、いい日には数釣りが楽しめる場所」という評価があり、サイズよりも数を楽しみたいアングラーには最適なポイントです。
🎣 橋立漁港の特徴
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県加賀市 |
| 主なサイズ | 豆アジ〜小アジ |
| 魚影の濃さ | 非常に濃い |
| 釣りの特徴 | 数釣りが楽しめる |
| 適した時期 | おそらく夏〜秋が中心 |
橋立漁港の魅力は、何と言っても確実性の高さです。魚影が濃いため、初心者でも比較的簡単にアタリを得ることができ、釣りの楽しさを実感しやすいポイントと言えます。「いい日には数釣りが楽しめる」という表現から、調子が良い日には相当な数が釣れることが推測されます。
豆アジサイズが中心ということで、仕掛けは前述した夏のアジング用のセッティングが適しているでしょう。34（サーティフォー）の「ザ・豆」やシマノの「カケガミ」といった豆アジ専用の針・ジグヘッドを使用し、ワームも小さめのものを選択するのが効果的です。
また、豆アジの数釣りは子供と一緒に楽しむのにも適していると考えられます。頻繁にアタリがあれば子供も飽きずに釣りを楽しめますし、釣った魚を持ち帰って家族で料理すれば、食育にもつながります。
ただし、豆アジサイズということは、リリース前提の釣りにする場合はダメージに注意が必要です。小さな魚体は人間の体温や乾燥に弱いため、リリースする場合は素早く丁寧に扱うことが求められます。針を外す際も、無理に引っ張らずに優しく対応しましょう。
橋立漁港の周辺には、片野海岸などのサーフポイントもあります。前述の通り、加賀エリアでは近年サーフからの釣果も良く聞くようになっているとのことですので、漁港で反応が薄い場合はサーフに移動してみるという選択肢もあります。
仕掛けは季節とサイズに応じてジグヘッドの重さを調整する
石川県でアジングを楽しむ上で、仕掛けの選択は非常に重要な要素です。特にジグヘッドの重さは、釣果を大きく左右するポイントとなります。これまでの情報をまとめると、季節やターゲットサイズによって最適なジグヘッドの重さが変わることが分かります。
📊 季節・サイズ別ジグヘッド重さの目安
| シーズン | ターゲットサイズ | ジグヘッド重さ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 冬〜春（大型） | 尺アジ〜ギガアジ | 1.5g前後 | 太軸は使わない |
| 夏（豆アジ） | 10〜15cm | 1.0〜1.5g | 針・ワームを小さく |
| 秋（中型） | 15〜25cm | 1.5〜2.0g | ライズ発見が重要 |
| 七尾北湾（秋） | 20cm前後 | 2.0g | フォールパターン |
意外に思われるかもしれませんが、大型アジ狙いでもそれほど重いジグヘッドは使わないというのが石川県のアジングの特徴のようです。前述の通り、「大型アジの狙えるシーズンでも、sashimiはあまり太軸のジグヘッドは使用しておりません」という記述があり、1.5g前後のジグ単で対応するのが基本とされています。
七尾北湾での釣行記録では、ジグヘッドの重さ選びの繊細さが明確に示されています。
ジグヘッドの重さは2g。水深もあり、飛距離も欲しいので3gを使いたいところでしたが、2.5gですら極端に喰いが悪くなる。でも1.5gだと飛距離が足りない。その絶妙な間をとって2gで組み立て(^^)
この記述から、0.5g刻みで食いが変わるというシビアな状況があることが分かります。釣り場の水深や潮の流れ、アジの活性などを総合的に判断し、最適な重さを見つけることが釣果アップの鍵となります。
🔧 ジグヘッド選びのポイント
- 軽すぎる場合：飛距離が足りず、ポイントまで届かない
- 重すぎる場合：食いが悪くなる、不自然な動きになる
- 適正重量：十分な飛距離と自然なフォール、高い食い込み率のバランスが取れている
実際の釣行では、複数の重さのジグヘッドを用意しておくことが重要です。1.0g、1.5g、2.0g、2.5gといった0.5g刻みのラインナップを揃えておけば、状況に応じて素早く対応できます。
ワームの選択も重要な要素です。季節やターゲットサイズによって推奨されるワームが異なります。
🐛 おすすめワームの例
- 大型アジ狙い：ガンクラフト「鯵爆吸」2.8インチ（オキアミピンク・グローラメ）
- 豆アジ狙い：レインズ「アジアダー」（現地でカット可能）
- 汎用性重視：一誠「スパテラ」1.5インチ
特に注目したいのが、DUOの「ピースヘッドSサイズ」と一誠の「スパテラ1.5インチ」の組み合わせです。石川県遠征の釣行記録で「中でもこの組み合わせが1番釣れました」と紹介されており、「スパテラの柔らかいマテリアルとピースヘッドが小粒なので丸のみされてました」という具体的な釣果報告があります。
また、秋のシーズンで飛距離が必要な場合は、スプリットリグも有効な選択肢です。シンカーとジグヘッドを組み合わせて、合計2.5〜3.0gになるように調整します。「毎年秋のシーズン中には何度か助けられております」という記述もあり、ジグ単では届かないライズを攻略する際の切り札となるでしょう。
ラインの選択については、大型アジシーズンにはPEラインの使用が推奨されています。「エステルラインは切られまくるのでPEで挑んでくださいね」という注意喚起があり、ギガアジクラスの引きに対応するためには、伸びが少なく強度のあるPEラインが適していると考えられます。
まとめ：石川県のアジングは季節ごとの特徴を理解して時期を選ぼう
最後に記事のポイントをまとめます。
- 石川県のアジングは4月から開幕し、5月以降に釣果が安定する
- 真冬（12月〜2月）は基本的に厳しいが、能登内浦なら可能性がある
- 冬〜春（3月後半〜7月）は尺アジ・ギガアジの大型が狙える黄金期である
- 大型アジシーズンは越前（三国寄り）〜加賀エリアが中心となる
- 夏（7月〜9月）は豆アジの数釣りがメインで、南蛮漬けや素揚げに最適
- 秋（9月〜11月）は中型アジ（15〜25cm）が狙え、マズメ時に連発する
- 七尾北湾は石川県アジングの代表的ポイントで、10月も好調な実績がある
- 金沢港は初心者にもおすすめで、足場が良く波の影響を受けにくい
- 能登内浦は真冬でも竿を出せる貴重なエリアで、常夜灯絡みの漁港が多数存在する
- 加賀エリアは河川絡みでタイミングが重要、地合いが短時間で変動する
- 越前海岸は年間を通じて中型アジが安定して狙え、真冬も可能である
- 橋立漁港は豆アジの魚影が濃く、数釣りが楽しめる初心者向けポイント
- ジグヘッドの重さは季節とサイズに応じて調整が必要で、0.5g刻みで食いが変わる
- 大型アジ狙いでも1.5g前後のジグ単が基本で、太軸のジグヘッドは使わない
- 七尾北湾では2g前後のジグヘッドがベストで、フォールで喰うパターンが多い
- ワームは季節によって変え、大型狙いはガンクラフト「鯵爆吸」、豆アジはレインズ「アジアダー」が推奨される
- 大型アジシーズンにはPEラインの使用が推奨され、エステルは切られやすい
- 秋のシーズンはライズの発見が重要で、スプリットリグも有効である
- 各エリアには毎年の再現性があり、過去のデータを参考に釣行計画が立てられる
- 釣り禁止エリアが増えているため、事前確認とマナーの遵守が不可欠である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 石川県で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
- 北陸（三国、加賀、越前海岸、能登内浦）アジングのサイズと仕掛け等
- アジングについて質問です。この時期は石川県でアジングが出来る場所はないので… – Yahoo!知恵袋
- #石川県遠征、シーバス・アジング釣行！ | 釣具のイシグロ
- 能登のアジング開幕。七尾湾好調です！ | 七尾店 | 石川トヨタ自動車株式会社
- 北陸アジング開幕 | 株式会社プログレ
- 石川県のアジングポイント | 魚速報
- 【春夏】石川県でギガアジが簡単に釣れるポイント5ヶ所！誰でも釣れます。｜北陸釣り場ネット@J
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