兵庫県の芦屋エリアは、大阪湾に面した都市型フィールドとして多くのアングラーに親しまれています。特に南芦屋浜は広大な釣り場を持ち、アクセスの良さと足場の安定性から初心者から上級者まで幅広く楽しめる釣り場として知られています。しかし、一部では「芦屋浜ではアジングが成立しない」という声も聞かれ、実際のところどうなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
実は、芦屋エリアのアジングは確かに他の一級ポイントと比べると難易度が高い面もありますが、ポイント選びや時期、アプローチ方法を理解すれば十分に楽しめる釣り場なのです。本記事では、インターネット上に散らばる実釣情報や現地レポートを収集・分析し、芦屋エリアでのアジングポイントの特徴、攻略法、そして関連する釣りの情報まで、包括的にお届けします。
この記事のポイント |
---|
✅ 南芦屋浜を中心とした具体的なアジングポイントの特徴と選び方 |
✅ 時期別・時間帯別の攻略パターンと適切なタックル選び |
✅ 芦屋エリアでのアジング成功率を高めるための実践的テクニック |
✅ アジング以外のライトゲームターゲットも含めた楽しみ方の提案 |

芦屋のアジングポイントは実績十分!南芦屋浜を中心に解説
- 南芦屋浜が芦屋エリアのメインフィールド
- 水道(キャナル)エリアの特徴と攻め方
- 西側護岸は風裏のポイントとして有効
- 東側石畳エリアも見逃せないスポット
- ポイント選びで重要な「潮通し」と「明かり」の関係
- シーズンパターンを理解して釣果アップ
南芦屋浜が芦屋エリアのメインフィールド
南芦屋浜は、兵庫県芦屋市の埋立地に整備された広大な釣り場で、アクセスの良さと足場の安定性が最大の魅力です。阪神高速湾岸線の南芦屋浜ICから近く、駐車場も完備されているため、車での釣行が非常に便利です。
兵庫県芦屋市の広大な埋立地の南芦屋浜の釣り場が開放された。その中で、1番広い釣り場となる水路と西側の釣り場を紹介しよう。水路は、埋立地の北側にあり、目測で幅は100m以上、長さは1kmほどもある。
この釣り場の特徴として、24時間釣りが可能な点が挙げられます。多くの都市型釣り場では夜間の立ち入りが制限されていることも多い中、南芦屋浜は時間を気にせず釣りができるのは大きなメリットでしょう。
ただし、広大なフィールドゆえに「どこで釣ればいいのか分からない」という声も多く聞かれます。実際、ポイント選びを誤ると長時間粘っても全くアタリがないということも珍しくありません。そのため、エリアごとの特徴を理解してポイント選択することが重要になります。
南芦屋浜は大きく分けて「水道(キャナル)エリア」「西側護岸」「東側石畳エリア」の3つに分類できます。それぞれに特徴があり、風向きや潮の状況、時間帯によって使い分けることで釣果が大きく変わってきます。
一般的には、アジングでは常夜灯周りが好ポイントとされますが、南芦屋浜では外向きに常夜灯が少ないという特徴があります。これが「芦屋浜ではアジングが難しい」と言われる一因となっているのですが、後述する通り、ポイント選びとアプローチ方法を工夫すれば十分に釣果を上げることが可能です。
📍 南芦屋浜の基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | 兵庫県芦屋市南芦屋浜 |
アクセス | 阪神高速湾岸線「南芦屋浜IC」から車で約5分 |
駐車場 | あり(30分無料、以降30分毎に100円) |
トイレ | 駐車場に併設 |
釣り可能時間 | 24時間 |
足場 | 良好(車イスでも可能なスロープあり) |
水道(キャナル)エリアの特徴と攻め方
南芦屋浜の北側に位置する水道エリアは、内湾的な環境でアジが溜まりやすい特徴があります。キャナルパークとも呼ばれるこのエリアは、釣り場への降り口にスロープが設置されており、バリアフリー設計となっています。
水路は、埋立地の北側にあり、目測で幅は100m以上、長さは1kmほどもある。ここは今年から釣りができるようになり、チヌ、ハネ、小サバが釣れている。この釣り場は「キャナルパーク」と言われるように、釣り場の後方はコンクリートの遊歩道で、そこから下の釣り場への降り口はスロープになっているので、車イスでも楽々行ける。
水道エリアの水深は**おおよそ3~4ヒロ(約5~7m)**とされており、アジングには適度な深さです。足元一帯が切り石の石畳状になっている場所が多く、足場は非常に良好です。
このエリアでアジングをする際のポイントは以下の通りです:
🎣 水道エリア攻略のポイント
- 潮風大橋周辺:構造物があることで潮の変化が生まれやすく、ベイトフィッシュが溜まりやすい
- 阪神高速高架下:常夜灯の明かりが水面を照らし、プランクトンが集まりやすい
- 曲がり角周辺:潮の流れに変化が生じるため、アジが捕食のために寄ってくる可能性が高い
- コンクリート足場のエリア:石畳からコンクリートに変わる部分は人気ポイント
ただし、水道エリアは外海に比べると回遊が少ないという欠点もあります。そのため、釣期としては秋から冬にかけてのシーズン後半の方が確率が高いと考えられます。夏場の早い時期から釣りたい場合は、外向きのポイントの方が有利かもしれません。
また、常夜灯が多いエリアでは夜間の釣りが有効ですが、日中のデイゲームでも可能性はあります。特に曇天時や朝夕のマズメ時は、日中でもチャンスがあるでしょう。
西側護岸は風裏のポイントとして有効
南芦屋浜の西側護岸は、北風が強い日の風裏ポイントとして非常に重要です。秋から冬にかけての北風が多い時期には、このエリアが釣りやすい条件となります。
おっちゃんいわく、釣れていたおっちゃんは以下のような条件でポイントを選んでいたっぽい
- 海からの潮当たりが良いと回遊も期待できるし酸素量も多くなるので活性が高くなると考えられる
- プランクトンが集まるための光量もあった方が良い
- 軽量ジグヘッドを投げるので追い風になる場所(秋になると北風が多いらしいですね)
この引用からも分かるように、風向きを考慮したポイント選びはアジングにおいて極めて重要です。特に軽量ジグヘッド(0.6g~1g程度)を使用する豆アジング では、向かい風だとキャストが困難になります。
西側護岸の水深は場所によって異なりますが、一般的には3~5m程度と推測されます。潮通しも比較的良く、外海からの回遊も期待できるエリアです。
🌊 西側護岸の特徴
特徴 | 詳細 |
---|---|
風向き | 北風時に風裏となり釣りやすい |
潮通し | 比較的良好で回遊が期待できる |
足場 | 良好だが一部テトラポット設置箇所あり |
常夜灯 | 少ないため夜間は難易度やや高 |
おすすめ時期 | 秋~冬(北風の多い時期) |
西側護岸で釣りをする際は、潮の動きを意識することが重要です。満潮前後や干潮前後など、潮が動き始めるタイミングでアジの活性が上がることが多いとされています。
また、このエリアではタチウオが入ってくることもあるため、時期によってはアジがタチウオから逃げてくる場所を狙うという戦略も有効かもしれません。これは前述の引用にもある通り、ベテランアングラーが実践している考え方です。
東側石畳エリアも見逃せないスポット
東側の石畳エリアは、比較的新しく開放されたポイントで、デイゲームでも可能性があるエリアとして注目されています。
今日は南芦屋浜の東側の石畳で釣りしてきたよ 小さいメタルルアーでアジ釣ったろうと思ってアジングロッド持って出かけた。
東側エリアの特徴は、石畳の護岸が続いていることです。足場は非常に良好で、家族連れでも安心して釣りができる環境が整っています。
このエリアでのアジングは、日中のデイゲームに挑戦する価値があります。ただし、デイのアジングは夜間に比べて格段に難易度が高く、メタルジグなどを使った攻略が必要になるでしょう。
📊 東側石畳エリアの攻略ポイント
- ✅ 日中でもナブラ(ベイトの群れを魚が襲う現象)が発生することがある
- ✅ ハマチなどの青物が回遊することもあり、五目釣りが楽しめる
- ✅ 水深は場所によって異なるが、比較的浅い場所も多い
- ✅ 朝夕のマズメ時が特に狙い目
- ✅ 小型メタルジグやメタルバイブで広範囲を探るのが有効
東側エリアは、アジだけでなくチヌ(クロダイ)、キビレ、グレ(メジナ)、シーバスなども狙えるため、ライトゲーム全般を楽しむフィールドとして考えるのが良いでしょう。
ポイント選びで重要な「潮通し」と「明かり」の関係
アジングにおいて、潮通しの良さと常夜灯などの明かりは非常に重要な要素です。この2つの要素がどう影響するのか、詳しく見ていきましょう。
潮通しが良い場所は、酸素量が豊富で餌となるプランクトンも流れてくるため、アジの活性が高くなりやすい傾向にあります。南芦屋浜の場合、外海に面した西側護岸や、水道の入口付近などが潮通しの良いポイントと考えられます。
一方、常夜灯などの明かりは、夜間にプランクトンを集める効果があります。プランクトンが集まれば、それを捕食する小魚(ベイトフィッシュ)が集まり、さらにそれを狙ってアジが寄ってくるという食物連鎖が成立します。
🔦 明かりの種類と効果
明かりの種類 | 効果 | 南芦屋浜での状況 |
---|---|---|
常夜灯 | プランクトンを強力に集める | 水道エリアに多い、外向きは少ない |
街灯 | やや弱いが効果あり | 橋の下など限定的 |
月明かり | 満月時は広範囲に影響 | 天候次第で変動 |
船舶の灯り | 一時的な集魚効果 | 不定期 |
南芦屋浜の最大の弱点は、外向きポイントに常夜灯が少ないことです。これが「芦屋浜ではアジングが成立しない」と言われる主な理由の一つとなっています。
しかし、明かりが少ないからといって釣れないわけではありません。以下のような対策が考えられます:
- 明暗の境目を狙う:明るいエリアと暗いエリアの境目はアジが捕食しやすいポイント
- 月の出ている日を選ぶ:月明かりでもプランクトンは集まる
- 橋の下など限定的な明かりのあるポイントを探す
- デイゲームに挑戦する:そもそも明かりに依存しない釣り方
特に初心者の方は、まず水道エリアの常夜灯周りから始めることをおすすめします。経験を積んだら、徐々に明かりの少ないポイントにもチャレンジしてみると良いでしょう。
シーズンパターンを理解して釣果アップ
芦屋エリアのアジングは、時期によって釣れるサイズやパターンが大きく変わります。シーズナルパターンを理解することで、釣果アップにつながります。
🗓️ 芦屋エリアのアジングシーズンカレンダー
時期 | 特徴 | サイズ | 難易度 | おすすめポイント |
---|---|---|---|---|
6月~7月 | 豆アジシーズン開始 | 5~10cm | ★★★☆☆ | 水道エリア |
8月~9月 | 徐々にサイズアップ | 10~15cm | ★★☆☆☆ | 全エリア |
10月~11月 | 良型も混じる | 15~25cm | ★★★☆☆ | 西側護岸、水道 |
12月~2月 | 最もサイズが良い時期 | 20~28cm | ★★★★☆ | 水道エリア、東側 |
3月~5月 | シーズンオフ | – | ★★★★★ | – |
これからしばらく安定してアジは釣れるんじゃない?ということだった。アジングの練習にはちょうどいいのかも
この情報は9月中旬の釣行記録からの引用ですが、秋口から安定して釣れる傾向があることが分かります。
特に注目すべきは、晩秋から冬にかけてのシーズンです。この時期は水温の低下とともにアジのサイズがアップし、20cm超えの良型も期待できるようになります。ただし、その分魚の活性も下がり、アタリの数は減る傾向にあります。
初心者の方には、8月~9月の夏から初秋にかけてが最もおすすめです。この時期はサイズは小さめですが、数釣りが楽しめる可能性が高く、アジングの基本を学ぶには最適なシーズンと言えるでしょう。
また、時間帯によるパターンも重要です:
⏰ 時間帯別パターン
- 朝マズメ(日の出前後1時間):活性が上がりやすい時間帯、デイゲームを狙うなら必須
- 日中:難易度高いが、ナブラ発生時はチャンス
- 夕マズメ(日没前後1時間):朝と同様に活性が上がる、ナイトゲームへの移行期
- 夜間(19時~24時):常夜灯周りがメイン、最も一般的な時間帯
- 深夜~早朝:プレッシャーが少なく、大型が期待できる
南芦屋浜は24時間釣りが可能なので、自分のライフスタイルに合わせて時間帯を選択できるのが大きなメリットです。
芦屋でアジングを成功させるポイントとテクニック解説
- タックル選びは繊細さ重視で豆アジに対応
- ジグヘッドとワームの組み合わせが釣果を左右する
- アクションは「動かさない釣り」がキモ
- フロートリグよりジグ単が基本スタイル
- エステルラインの使用で感度アップ
- アジング以外のライトゲームも楽しめるフィールド
- まとめ:芦屋のアジングポイントを攻略して釣果アップ
タックル選びは繊細さ重視で豆アジに対応
芦屋エリアでのアジングは、平均サイズが小さめという特徴があります。そのため、タックル選びは繊細さを重視する必要があります。
とにかく自分のロッドにダメ出しをされた。そのロッドじゃ太すぎてアタリ分からないですよ、と。おっちゃんのロッドはこれで、騙されたと思って買ってみてということだった 現実的な価格設定で、極限まで柔らかくて(アクションがXXULでソリッドティップ)、最先端のテクノロジーが詰め込まれているのがこれ、みたいな感じだった。
この引用から分かるように、ロッドは柔らかめでソリッドティップのものが推奨されています。XXULクラスの超軽量ルアー対応ロッドが理想的です。
🎣 芦屋アジング推奨タックル仕様
カテゴリ | 推奨スペック | 理由 |
---|---|---|
ロッド | 5.0~6.0ft、XXULクラス、ソリッドティップ | 豆アジの小さなアタリを感知しやすい |
リール | 1000~2000番、浅溝スプール | 軽量で手返しが良く、細いラインに対応 |
メインライン | PEライン0.2~0.3号 またはエステル0.2~0.3号 | 感度が高く、軽量ジグヘッドでも飛距離が出る |
リーダー | フロロカーボン0.8~1.2号 | 透明性が高く、適度な耐摩耗性 |
ジグヘッド | 0.5~1.0g | 豆アジが吸い込みやすい重さ |
ロッドの長さについては、5.0~6.0ft(約150~180cm)程度が扱いやすいでしょう。南芦屋浜は足場が良好なため、極端に長いロッドは必要ありません。むしろ、取り回しの良さを重視した方が快適に釣りができます。
リールは500~1000番クラスの小型リールが推奨されます。軽量で巻取り長が少ないため、ワームをゆっくり見せる釣りに適しています。また、スプール径が小さいことでラインの放出性も良くなると考えられます。
リールもサハラ500番を使っているということだった。軽さと巻取り量の少なさが目的だったかな。豆アジングではワームを長く見せるために巻取りは少ないほうがやりやすいということだった。
ただし、予算的な制約もあるかと思いますので、まずは手持ちのタックルで挑戦してみて、必要性を感じたら専用タックルを揃えるという段階的なアプローチでも問題ありません。
ジグヘッドとワームの組み合わせが釣果を左右する
アジングにおいて、ジグヘッドとワームの選択は釣果に直結します。特に芦屋エリアのような豆アジが中心のフィールドでは、繊細なセッティングが求められます。
🪝 推奨ジグヘッド仕様
ジグヘッドの重さは0.6g~0.8gが基本となります。これより軽いと飛距離が出にくく、重いと豆アジが吸い込めなくなる可能性があります。
ジグヘッドは0.6gを使っていると言っていた。既製品ならアジメバアーミーがおすすめとのこと。本当は0.8gくらいが投げやすさと吸い込みのバランスが良いらしいけど、アジメバアーミーは0.6gまでしかないので0.6gということらしい( 1gまで行くと豆アジは吸い込めないし、フックサイズも大きすぎる とのこと)。
フックの形状も重要です。ショートシャンク、オープンゲイブの形状が推奨されており、フックサイズは十分に小さく、かつ鋭いものを選ぶべきです。
針の鋭さは特に重要で、豆アジの小さな口でもしっかりとフッキングするためには、研ぎ澄まされた針先が不可欠です。使用前に針先を確認し、甘くなっていたら交換するか研ぐ習慣をつけると良いでしょう。
🐛 推奨ワーム仕様
ワームの選択も重要です。サイズは1.5~2インチ程度が基本で、場合によってはさらにカットして使用することもあります。
ワームはアジマストをおすすめしていた。話を総合すると、おそらく アジマストの1.6インチをさらにカットして使っていた っぽい。
カラー選択については、状況によって使い分けが必要です:
🎨 状況別おすすめカラー
- クリア系:水が澄んでいる時、プレッシャーが高い時
- グロー系(夜光):夜間、濁りがある時
- ピンク・オレンジ系:朝夕のマズメ時、水が澄んでいる時
- ダーク系:日中のデイゲーム、シルエットで見せたい時
この日は水がとても澄んでいましたが、明るい色やグロー系によく反応がありました!
このように、水質が澄んでいても明るいカラーやグロー系に反応することがあるため、複数のカラーを用意して試してみることが重要です。
フォール姿勢も見逃せないポイントです。ジグヘッドの重さとワームのバランスによって、水平フォールするかどうかが変わります。水平にフォールする状態が理想的とされており、実際に水中で確認してセッティングを調整すると良いでしょう。
アクションは「動かさない釣り」がキモ
芦屋エリアでのアジングは、あまり大きくアクションさせない釣り方が基本とされています。これは豆アジが主体のフィールドならではの特徴です。
おっちゃんいわく、 沈めたりシャクったりという感覚ではなく、ラインのテンションコントロールをするくらいの感覚でやると良い らしい。本当に少しだけ手首を2回ほどチョンチョンと上げてジグヘッドの重さを確認したらまた戻して 、ということを繰り返す感じ。
具体的なアクション方法を見ていきましょう:
🎯 基本的なアクション手順
- キャスト:目標地点に正確にキャスト
- カウントダウン:5カウント刻みで沈める(表層から徐々に深く探る)
- テンションフォール:ラインを張った状態でゆっくり沈める
- 微細なトゥイッチ:手首だけで2回程度、ジグヘッドの重さを感じる程度
- 再びテンションフォール:3~4秒程度
- 繰り返し:これを繰り返しながらゆっくり巻いてくる
重要なのは、激しく動かさないことです。豆アジが食べているプランクトンや小魚の動きを考えると、大きく速い動きは不自然に映る可能性があります。むしろ、ほとんど動かさずにゆっくりフォールさせるだけでも十分にアピールできます。
激しく動かしてしまうと魚が見失ってしまうので良くない、というような話だった(なので豆アジに限らずタチウオとかでもワインドはやらなくていいんじゃない?という感じだった)
レンジ(水深層)の選択も重要です。基本的には表層から順番に探っていくのがセオリーですが、南芦屋浜の夜間アジングでは表層中心で良いケースが多いようです:
基本的にナイトゲームの豆アジは表層に浮いてるプランクトンを意識しているので表層中心で良かろうという感じだった
ただし、これは北水道の手前が浅いという地形的な特徴も関係しているため、他のポイントでは必ずしも当てはまらないかもしれません。基本は表層から始めて、反応がなければ徐々に深く探っていくというアプローチが無難でしょう。
💡 アクションのコツ
- ✓ ロッドティップ(竿先)の動きは最小限に
- ✓ ラインのテンションを常に感じる
- ✓ フォール中のアタリを見逃さない
- ✓ 巻きスピードは超スロー(1秒に1回転程度)
- ✓ 同じレンジを繰り返し探る
合わせ(フッキング)については、「必要ない」という意見もあります:
フッキングも必要ない。すぐに吐き出すからそれの反応するのは人間業じゃない。鋭い針を使って口の中にひっかけて、そのまま巻いているうちに深く刺さっていくイメージ ということだった
これは、鋭い針を使用していれば、豆アジが吸い込んだ時点で自動的にフッキングし、巻いているうちに深く刺さっていくという考え方です。焦って大きく合わせを入れると、逆にバラシの原因になることもあります。
フロートリグよりジグ単が基本スタイル
アジングにはいくつかのリグ(仕掛け)がありますが、芦屋エリアではジグ単(ジグヘッド単体)が基本となります。
ジグ単とは、ジグヘッドにワームを付けただけのシンプルな仕掛けのことです。余計なパーツがないため、以下のようなメリットがあります:
📌 ジグ単のメリット
メリット | 詳細 |
---|---|
感度が高い | ダイレクトにアタリが伝わる |
自然なフォール | 不自然な動きが少ない |
準備が簡単 | 仕掛けがシンプルで交換も早い |
コストが安い | パーツが少なくロストしても痛手が小さい |
トラブルが少ない | 絡みなどのライントラブルが起きにくい |
一方、フロートリグ(飛ばしウキを使った仕掛け)は飛距離を稼げるメリットがありますが、以下のような意見もあります:
おっちゃんはフロートとかも要らないでしょメーカーの商売根性でしょって感じだった サバとかならともかく、豆アジとかも青物は岸までよく見ながら追いついめて食うので、そんなに飛ばす必要無いという感じだった 仮に飛距離が必要でも、ガン玉噛ませれば(スプリットショットリグ組めば)良いじゃん?という感じだった
この意見には一理あります。南芦屋浜のような足場の良い釣り場では、それほど遠投する必要がないケースも多いのです。むしろ、足元近くで釣れることも珍しくありません。
どうしても飛距離が欲しい場合は、フロートリグよりもスプリットショットリグ(ガン玉を噛ませる仕掛け)の方がシンプルで感度も維持できるためおすすめです。
ただし、状況によってはフロートリグが有効な場合もあります:
🎈 フロートリグが有効なケース
- 沖の方でナブラが発生している時
- 風が強くて軽量ジグヘッドが飛ばない時
- 表層をゆっくり引きたい時
- レンジキープが難しい潮流がある時
初心者の方は、まず基本となるジグ単でアジングの感覚を掴んでから、必要に応じて他のリグも試してみるという流れが良いでしょう。
エステルラインの使用で感度アップ
ラインシステムも釣果に影響する重要な要素です。芦屋エリアのような繊細な釣りでは、エステルラインの使用が推奨されることが多いようです。
ラインもPEじゃなくてこれも騙されたと思って一度 エステル1.5lb くらいのを試してみてくれということだった。やっぱり感度が違うらしい。
エステルラインの特徴を見てみましょう:
🧵 各ラインの特徴比較
ライン種類 | メリット | デメリット | 芦屋アジングでの適性 |
---|---|---|---|
エステル | 感度抜群、伸びが少ない、適度な強度 | 結び目が弱い、慣れが必要 | ◎ 最適 |
PE | 強度が高い、飛距離が出る | 風に弱い、感度はエステルより劣る | ○ 可能 |
フロロ | 耐摩耗性高い、水に沈む | 伸びがある、感度は劣る | △ やや不向き |
ナイロン | 扱いやすい、価格が安い | 伸びが大きい、感度が悪い | × 不向き |
エステルラインの太さは**0.2~0.3号(約1.5~2lb)**が基本です。細すぎると強度が不安ですし、太すぎると感度が落ちます。
1lbだとよく飛ぶけどさすがに強度が低すぎる、2lbだと強度はあるけど飛距離が落ちる、ということでそれくらいの強度に落ち着いたらしい
エステルラインを使用する際の注意点:
⚠️ エステルライン使用時の注意点
- ✓ 結び目が弱点なので、確実に結ぶ(ユニノット、FGノットなど)
- ✓ リーダーは必ず使用する(フロロカーボン0.8~1.2号程度)
- ✓ 急激なショックに弱いので、ドラグ設定は緩めに
- ✓ 巻きグセがつきやすいので、定期的に巻き替える
- ✓ 岩礁帯などでは根ズレに注意
リーダーの長さは30cm~1m程度が一般的です。短すぎるとリーダーの効果が薄れますし、長すぎるとキャストやアクションに影響が出ます。
PE ラインを使用する場合は、0.2~0.3号程度が適しています。エステルよりも強度が高いため、大型が掛かった時の安心感はあります。ただし、風の影響を受けやすいという欠点があるため、風が強い日はエステルの方が扱いやすいかもしれません。
アジング以外のライトゲームも楽しめるフィールド
芦屋エリア、特に南芦屋浜は、アジングだけでなく様々なライトゲームが楽しめるフィールドです。アジの回遊が少ない時期でも、ターゲットを変えることで釣りを楽しむことができます。
「アジングタックルでアジ以外の魚も狙おう」ということ。いわゆるライトゲームターゲットを箱推ししちゃいましょうと。
同じアジングタックルで狙えるターゲットを見ていきましょう:
🐟 アジングタックルで狙えるターゲット一覧
ターゲット | シーズン | 時間帯 | サイズ | 難易度 | 引きの強さ |
---|---|---|---|---|---|
アジ | 6月~2月 | 夜間メイン | 10~28cm | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
チヌ(クロダイ) | 周年 | 日中・夜間 | 20~50cm | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
キビレ | 周年 | 日中・夜間 | 20~45cm | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
グレ(メジナ) | 秋~春 | 日中・夜間 | 15~35cm | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
シーバス(セイゴ) | 周年 | 朝夕・夜間 | 20~60cm | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
メバル | 冬~春 | 夜間 | 10~25cm | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
カサゴ(ガシラ) | 周年 | 日中・夜間 | 10~25cm | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
サヨリ | 春・秋 | 日中 | 20~35cm | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
実際の釣果レポートでも、複数のターゲットが確認されています:
今回のイベントで釣れたターゲットは、 ⭕️アジ ⭕️シーバス(セイゴクラス) ⭕️チヌ ⭕️キビレ ⭕️グレ
特に注目すべきは、チヌ(クロダイ)やキビレがアジングタックルで釣れるという点です。これらの魚は引きが強く、アジングロッドでのファイトは非常にスリリングな体験となるでしょう。
デイゲーム(日中の釣り)では、以下のようなターゲットが狙えます:
☀️ デイゲームで狙えるターゲット
- ハゼ:ワームで底を探る「ワームハゼ」が面白い
- チヌ・キビレ:ライトタックルでのチニングゲーム
- サヨリ:表層を漂うサヨリングゲーム
- カサゴ:根周りを探るロックフィッシュゲーム
ナイトゲーム(夜間の釣り)では:
🌙 ナイトゲームで狙えるターゲット
- アジ:メインターゲット
- メバル:冬から春にかけて
- チヌ・キビレ:夜間も活性が高い
- シーバス:常夜灯周りや橋脚周り
リグのセッティングやアプローチを少し変えるだけで、様々なターゲットが狙えるのが芦屋エリアの魅力です。「今日はアジが釣れないな」と思ったら、ターゲットを変えてみるのも一つの戦略です。
また、青物(ハマチなど)の回遊も見られることがあります:
25mプールが埋まりそうなデカさのナブラ!鳥山も出来てハマチが水面から飛び出してる!
ナブラ(ベイトフィッシュの群れを青物が襲う現象)が発生した際は、アジングタックルでも小型のメタルジグなどを使えば青物を狙うことも可能です。ただし、ラインシステムは強化する必要があるでしょう。
このように、芦屋エリアは「アジング専用フィールド」というよりも、**「ライトゲーム全般が楽しめる総合フィールド」**として捉えた方が、より充実した釣りができると言えます。
まとめ:芦屋のアジングポイントを攻略して釣果アップ
最後に記事のポイントをまとめます。
- 南芦屋浜は兵庫県芦屋市の広大な釣り場で、アクセス良好、足場安定、24時間釣り可能という三拍子揃ったフィールドである
- 水道(キャナル)エリアは常夜灯が多く、内湾的環境でアジが溜まりやすいため初心者におすすめのポイントだ
- 西側護岸は北風時の風裏ポイントとして有効で、秋から冬にかけての北風が多い時期に特に重宝する
- 東側石畳エリアはデイゲームでも可能性があり、ナブラ発生時は青物も狙える変化に富んだポイントである
- ポイント選びでは潮通しの良さと常夜灯などの明かりが重要で、この2つの要素を意識することが釣果につながる
- 芦屋エリアのアジングシーズンは6月から2月頃までで、特に8月~9月は数釣りが楽しめ初心者に適している
- タックルは繊細さを重視し、XXULクラスのソリッドティップロッドに500~1000番クラスの小型リールを組み合わせるのが理想的だ
- ジグヘッドは0.6g~0.8gが基本で、ショートシャンク・オープンゲイブの鋭い針を選ぶことが重要である
- ワームは1.5~2インチ程度を基本とし、状況に応じてクリア系、グロー系、ピンク・オレンジ系などを使い分ける
- アクションは「動かさない釣り」が基本で、ラインのテンションコントロールを意識した微細なトゥイッチとテンションフォールを繰り返す
- リグはジグ単(ジグヘッド単体)が基本スタイルで、シンプルで感度が高く、トラブルも少ないメリットがある
- エステルライン0.2~0.3号の使用で感度が向上し、フロロカーボンリーダー0.8~1.2号を組み合わせるのが推奨される
- 芦屋エリアはアジだけでなくチヌ、キビレ、グレ、シーバス、メバル、カサゴなど多彩なライトゲームターゲットが狙える
- デイゲームではハゼ、チニング、サヨリングなど、ナイトゲームではアジ、メバル、シーバスなどが時間帯別のターゲットとなる
- 芦屋エリアは「アジングが成立しない」という噂もあるが、実際はポイント選びと時期、アプローチ方法を理解すれば十分に楽しめるフィールドである
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