茨城県でアジングを楽しむなら、時期選びが釣果を大きく左右します。太平洋に面した茨城の海岸線は、波崎新港や那珂湊港、大洗港など多彩なアジングポイントに恵まれていますが、シーズンによってアジの活性や釣れるサイズが大きく変わるため、狙う時期を間違えると苦戦することも。特に初夏から晩秋にかけては数釣りから良型狙いまで幅広く楽しめる絶好のシーズンですが、冬場でも条件次第では尺アジに出会えるチャンスがあります。
この記事では、茨城でアジングをする際の最適な時期について、季節ごとの特徴やポイント選び、釣り方のコツまで詳しく解説していきます。地元アングラーの実釣レポートや各港の特性、常夜灯の有無による攻略法の違いなど、実践的な情報を網羅的にお届け。初心者からベテランまで、茨城でのアジングを成功させるための時期別攻略法をマスターできる内容となっています。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ 茨城アジングのベストシーズンは初夏～晩秋で特に秋が狙い目 |
| ✓ 時期によって釣れるサイズと数が大きく変わる |
| ✓ 波崎新港・那珂湊港・大洗港など時期別のおすすめポイント |
| ✓ 常夜灯の有無や時間帯で変わる季節別攻略法 |
ポチップ
茨城でアジングに適した時期と季節別攻略法
茨城県でアジングを楽しむなら、まず押さえておきたいのが季節ごとの特徴です。ここでは春夏秋冬それぞれの時期におけるアジの動向と、効果的な釣り方について詳しく見ていきましょう。
- 茨城アジングのベストシーズンは初夏から晩秋
- 春（3～5月）は産卵後の回復期で徐々に活性が上がる
- 夏（6～8月）は豆アジの数釣りシーズン
- 秋（9～11月）は良型狙いの最盛期
- 冬（12～2月）は難易度高いが尺アジのチャンス
- 時期によって変わる時間帯の狙い目
茨城アジングのベストシーズンは初夏から晩秋
茨城県でアジングを楽しむなら、6月から11月までの初夏～晩秋がベストシーズンです。この時期は水温が安定し、アジの活性が高まるため、初心者でも比較的釣果を得やすくなります。
全国的な傾向として、アジ釣りのシーズンは初夏から晩秋とされており、茨城県も例外ではありません。特に茨城は太平洋に面した長い海岸線を持つため、この時期になると港内や堤防周辺にアジが接岸し、好条件が揃います。
全国的なアジ釣りの時期は初夏〜晩秋で、この時期は水温が安定し、アジの活性が高まる
出典：アジ釣りは『時期』が重要！ シーズンごとの傾向とポイント
📊 茨城アジング 時期別難易度マトリクス
| 時期 | 釣りやすさ | サイズ期待度 | 数釣り期待度 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 春（3～5月） | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
| 初夏（6～7月） | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 夏（8月） | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 秋（9～11月） | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 冬（12～2月） | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
この時期は港内でも足場の良い場所から十分に狙えるのが大きな魅力です。常夜灯周辺では夜間にアジが集まりやすく、ファミリーフィッシングとしても人気があります。茨城県内には波崎新港や那珂湊港、大洗港など、初心者でもアクセスしやすいポイントが多数存在します。
ただし、同じベストシーズンでも初夏と晩秋では釣れるアジのサイズが異なります。初夏は豆アジ中心の数釣り、秋は良型が混じる可能性が高まるといった具合です。そのため、自分の釣りのスタイルや目的に合わせて時期を選ぶことが重要になります。
春（3～5月）は産卵後の回復期で徐々に活性が上がる
春の時期、特に3月から5月にかけては、茨城のアジングにとってやや難易度の高い時期と言えます。この時期はアジの産卵シーズンと重なるため、活性が不安定になりがちです。
東日本では2～5月がアジの産卵時期とされており、茨城もこの範囲に含まれます。産卵を終えたアジは体力を消耗しており、すぐには活発に捕食活動を行いません。そのため、この時期のアジングはポイント選びと時間帯の見極めが特に重要になります。
🎯 春のアジング攻略ポイント
✓ 外洋に面した堤防：産卵を控えた大型が接岸する可能性 ✓ 河口周辺：稚魚の遡上に合わせてアジが集まることも ✓ マズメ時集中：日の出・日の入り前後1時間が勝負時 ✓ 深場狙い：水温が安定した深めのレンジを探る ✓ スローな誘い：活性が低いためゆっくりとした動きが効果的
特に茨城県では、4月後半から5月にかけて徐々に水温が上昇し始め、アジの活性も回復してきます。この時期は25cm前後の良型が狙える可能性もあり、条件が合えば思わぬ大物に出会えることも。
ただし、春の茨城は天候が不安定なことが多く、風が強い日も少なくありません。釣行の際は必ず天気予報をチェックし、安全第一で楽しむことが大切です。また、この時期はまだ水温が低めなので、防寒対策もしっかりと行いましょう。
夏（6～8月）は豆アジの数釣りシーズン
6月から8月にかけての夏は、茨城アジング入門者に最適な時期です。この時期は10cm前後の豆アジが港内に大量に接岸し、数釣りを楽しめるシーズンとなります。
初夏になると、春に孵化した小型のアジが成長し、港内の堤防周辺まで回遊してくるようになります。特に常夜灯周辺では、プランクトンを追って集まったアジの群れを確認できることも多く、初心者でも高確率でヒットを得られるのが魅力です。
初夏は10cm前後の「豆アジ」と呼ばれるサイズを釣ることができ、プランクトンを捕食するために海面付近に群れている
📋 夏のアジング 時間帯別攻略法
| 時間帯 | 釣れやすさ | 主なターゲット | 推奨ポイント |
|---|---|---|---|
| 日中 | ★★☆☆☆ | 豆アジ | 足場の良い港内 |
| 夕マズメ | ★★★★☆ | 豆～小アジ | 常夜灯周辺 |
| ナイト | ★★★★★ | 小～中アジ | 常夜灯直下 |
| 朝マズメ | ★★★★☆ | 小～中アジ | 堤防先端 |
夏のアジングでは、夜釣りが特に効果的です。日中は暑さを避けて深場にいるアジも、日が落ちると常夜灯の明かりに集まるプランクトンを追って浅場に上がってきます。那珂湊港や大洗港など、常夜灯が整備されたポイントでは夜間に高い釣果が期待できます。
ただし、豆アジは口が小さいため、0.4～0.8g程度の軽量ジグヘッドと小さめのワームを使用することが釣果アップのコツ。また、サイズは小さくても数が釣れるので、家族で唐揚げや南蛮漬けにして楽しむのもおすすめです。
茨城県北部エリアのアングラーによると、夏から秋にかけては「超絶アミパターン」が多発するそうで、動かさずに違和感で合わせていく釣り方が効果的とのこと。軽量リグで繊細なアプローチを心がけましょう。
秋（9～11月）は良型狙いの最盛期
秋は茨城アジングの最盛期であり、数・サイズともに最も期待できる時期です。9月から11月にかけては、夏に成長したアジが良型になり、20cm超えの個体も頻繁に釣れるようになります。
この時期のアジは水温の低下に備えて積極的に捕食活動を行うため、活性が非常に高くなります。堤防先端や外向きのポイントでは、回遊してくる群れを効率よく狙うことができ、朝夕のマズメ時には入れ食い状態になることも珍しくありません。
🌟 秋のアジング 釣果最大化テクニック
| 要素 | 春・夏との違い | 秋の対応策 |
|---|---|---|
| アジのサイズ | 10～15cm | 15～25cm |
| 活性 | 中程度 | 非常に高い |
| 回遊範囲 | 港内中心 | 沖まで広範囲 |
| ジグヘッド | 0.4～0.8g | 0.8～1.5g |
| 狙うレンジ | 表層～中層 | 中層～ボトム |
| 時合い時間 | 短い | 長い |
実際の釣行レポートでも、秋の好釣果が報告されています。11月の茨城での釣行では、「20cm超えのアジが連発」「25cm級の良型が混じる」といった記録が多く見られます。特に風裏のポイントで0.8gのジグヘッドを使用した放置気味の釣り方が効果的だったという報告もあります。
11月3日の茨城アジングでは、向かい風のポイントで20cm超えが連発。風が止むとアタリも止まり、潮の流れと風向きとタイミングの重要性を再認識
秋の茨城アジングでは、複数のポイントを効率よく回る「ラン＆ガン」スタイルも有効です。一箇所で当たりが遠のいたら、5～10m移動するだけで再びヒットすることも。風向きや潮の流れを読みながら、アジが溜まりやすい場所を探していきましょう。
また、この時期はワームのカラーローテーションも重要になります。クリアシャートリュースグロウなどの定番カラーから、状況に応じてピンクやグローなども試してみると良いでしょう。
冬（12～2月）は難易度高いが尺アジのチャンス
冬の時期（12月～2月）は、茨城アジングにとって最も難易度が高い季節です。水温の低下により、アジは深場や水温が安定した場所に移動してしまうため、港内での釣果は大きく落ち込みます。
しかし、条件さえ揃えば30cm近い尺アジクラスの大型に出会えるチャンスでもあります。冬のアジは産卵に向けて栄養を蓄える時期であり、脂の乗った良型が接岸することがあるのです。
❄️ 冬のアジング成功の条件
✓ 水温が安定したエリア：16～20℃に近い水温を探す ✓ 温排水周辺：発電所や工場の温排水が流れ込むポイント ✓ 深場へのアクセス：堤防先端や水深のあるポイント ✓ 常夜灯周辺：冬でもプランクトンが集まる明かりは有効 ✓ マズメ時の短時合：回遊時間が1時間以内と非常に短い
実際の釣行レポートでは、1月下旬の茨城で25～27cmクラスのアジが釣れたという記録があります。「北西風7m、海水温15℃」という厳しい条件下でしたが、風裏のポイントで2gのジグヘッドを使い、沈みものにコンタクトさせる釣り方で好釣果を得ています。
1月24日の茨城アジングでは、風裏の堤防で尺近いアジが連発。全部25cm超えで6本、最大27cmだった
冬のアジングでは、リトリーブスピードを極端に遅くすることが重要です。水温が低いため、アジの動きも鈍くなっています。ジグヘッドを2～3gと重めにして、ボトム付近をゆっくりと探る釣り方が効果的でしょう。
また、冬は防寒対策が非常に重要です。長時間の釣行は体調を崩す原因にもなるため、短時間集中で勝負する姿勢が大切。マズメ時の1～2時間に絞って釣行するのが現実的かもしれません。
時期によって変わる時間帯の狙い目
茨城でアジングをする際、時期によって最も釣れる時間帯が変化することを理解しておくことが重要です。季節ごとのアジの活動パターンに合わせて釣行時間を調整することで、効率的に釣果を伸ばすことができます。
一般的にアジは朝夕のマズメ時に活性が上がると言われていますが、茨城では季節によってその傾向が大きく変わります。特に夏と冬では、最適な時間帯が正反対になることもあるため、注意が必要です。
📅 時期別 最適釣行時間帯ガイド
| 時期 | 最優先時間 | 次点時間 | 避けるべき時間 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 春 | 朝マズメ | 夕マズメ | 日中 | 水温上昇後が狙い目 |
| 初夏 | 夜間 | 朝マズメ | 正午前後 | 常夜灯周辺が有利 |
| 盛夏 | ナイト | 夕マズメ | 日中全般 | 熱中症対策必須 |
| 秋 | 全時間帯 | – | 特になし | 一日中チャンスあり |
| 冬 | マズメのみ | – | それ以外 | 時合が極端に短い |
春（3～5月）の時間帯戦略 春は水温がまだ低いため、太陽が昇って水温が上昇し始める午前中から昼過ぎにかけてもチャンスがあります。ただし、最も期待できるのは日の出前後の朝マズメ。この時間帯に外洋に面した堤防で粘ると、産卵前の良型に出会える可能性があります。
夏（6～8月）の時間帯戦略 夏は完全に夜釣り中心となります。日中は水温が上がりすぎてアジは深場に落ちてしまうため、釣果は望めません。日没後から深夜にかけて、常夜灯周辺でアジが活発に捕食活動を行います。特に22時～2時頃は豆アジの入れ食いタイムになることも。
秋（9～11月）の時間帯戦略 秋は一日を通してチャンスがあります。朝マズメの堤防先端、日中の港内、夕マズメの回遊、夜の常夜灯下と、どの時間帯でも釣果が期待できる贅沢なシーズンです。ただし、最も効率が良いのは朝夕のマズメ時で、この時間帯は良型が連発することも珍しくありません。
冬（12～2月）の時間帯戦略 冬はマズメ時の1～2時間に集中するのが賢明です。それ以外の時間帯はアジの活性が極端に低く、何時間粘ってもノーバイトということも。特に朝マズメは水温がまだ低いため、夕マズメの方が若干有利かもしれません。
那珂湊港での実釣例によると、深夜3時過ぎに到着して朝マズメから釣りを開始した釣行では、明るくなってからの反応は鈍く、豆サイズ2匹で終了したとのこと。一方、夜の常夜灯下では短時間で複数の良型がヒットしています。このように、時期と時間帯の組み合わせが釣果を大きく左右するのです。
ポチップ
茨城の時期別おすすめアジングポイントと釣り方
ここからは、茨城県内の具体的なアジングポイントを紹介しながら、時期に応じた釣り方のコツを解説していきます。それぞれのポイントには特徴があり、訪れる時期によって釣果が変わってきます。
- 波崎新港は通年狙えるアジングの聖地
- 那珂湊港は初心者にも優しい足場の良いポイント
- 大洗港は季節問わず安定した釣果
- 鹿島港は大型港で時期を選べば好釣果
- 常夜灯の有無で変わる時期別の釣り方
- 時期に応じたタックル選びのコツ
- まとめ：茨城でアジングする時期は季節特性を理解することが成功の鍵
波崎新港は通年狙えるアジングの聖地
波崎新港は、茨城県内でも屈指のアジングポイントとして知られています。神栖市波崎に位置し、利根川河口の茨城県側に面したこの港は、大型漁船が頻繁に出入りする超大型港です。
この港の最大の特徴は、常夜灯がなくても釣れるという点。一般的にアジングでは常夜灯周辺が有利とされますが、波崎新港では港内の流れや船の出入りによってプランクトンが巻き上げられるため、明暗に関係なくアジが接岸します。
🚢 波崎新港の時期別特徴
| 時期 | 釣れるサイズ | 釣果期待度 | おすすめエリア | 攻略のコツ |
|---|---|---|---|---|
| 春 | 15～20cm | ★★★☆☆ | 港内岸壁 | 船の明かり周辺 |
| 初夏 | 10～15cm | ★★★★☆ | 港内全域 | 表層～中層 |
| 夏 | 10～18cm | ★★★★★ | 常夜灯エリア | 夜間集中 |
| 秋 | 18～25cm | ★★★★★ | 堤防先端 | ボトム～中層 |
| 冬 | 20～27cm | ★★☆☆☆ | 深場 | 重めのジグヘッド |
実際の釣行レポートでは、「放置メソッド」と呼ばれる独特な釣り方で好釣果を得たという報告があります。キャストして着水後、すぐにベールを閉じ、その後は誘いもかけずに放置しているだけでアジのバイトが頻発したとのこと。
波崎新港でアジを連発させたのは、ほとんど操作をしない「放置メソッド」。明暗の明から暗にワームが来るようなコースに投げ、ラインを張らず緩めずの状態にして待つとヒット
この釣り方は、フォール中にワームが流れを受けて自然に動くことを利用しています。チビバーニーやバーニーといったワームを使うと、ナチュラルな動きでアジを誘ってくれます。特に10月下旬から11月にかけての時期は、この釣り方で安定した釣果が期待できるでしょう。
波崎新港は車を横付けできる箇所も多く、足場も良好なため、夜釣りにも適しています。ただし、大型船の出入りがあるため、周囲の安全確認は必須。また、釣り禁止エリアもあるので、事前に確認してから釣行しましょう。
時期による攻略のポイントとしては、初夏から秋にかけては港内でも十分に釣果が期待できますが、冬場は堤防先端や深場へのアクセスが重要になります。潮の動きが弱い時でも、船の通過によって一時的に活性が上がることがあるため、粘り強く探ることが大切です。
那珂湊港は初心者にも優しい足場の良いポイント
那珂湊港は、ひたちなか市に位置する初心者にも非常におすすめのアジングスポットです。足場が良く、港内の岸壁から竿を出すことができるため、ファミリーフィッシングとしても人気があります。
このポイントの魅力は、安定した釣果とアクセスの良さ。周辺には駐車場やトイレ、飲食店なども充実しており、長時間の釣行でも快適に過ごせます。また、常夜灯が整備されているエリアも多く、夜間のアジングに最適な環境が整っています。
🏭 那珂湊港 エリア別攻略マップ
- 港内岸壁：初心者向け、足場良好、豆アジ中心
- 出っ張った堤防：中級者向け、魚の回遊ルート、良型の可能性
- 堤防先端：上級者向け、風や波の影響大、大型狙い
- 常夜灯下：夜釣り最適、プランクトン集積、高活性
実際の釣行レポートでは、6月下旬の那珂湊港で初心者アングラーが挑戦した様子が記録されています。深夜3時過ぎに到着し、すでに多くの釣り人で賑わっていたとのこと。サビキ釣りをしている人も多く、タコを狙っているアングラーもいたそうです。
那珂湊港には深夜3時過ぎに到着したが既にたくさんの釣り人で賑わっている。サビキ釣りの方たちも釣れておらず、渋い状況だった
この時期（初夏）は豆アジシーズンのはずですが、日によっては渋いこともあります。那珂湊港では時期だけでなく日ごとの潮回りや天候も重要な要素となるため、釣具店などで最新情報を入手してから釣行するのが賢明でしょう。
那珂湊港での時期別攻略法としては、以下のポイントを押さえておきましょう：
✓ 春（3～5月） まだ水温が低く、釣果は厳しめ。朝マズメに集中し、堤防先端の深場を狙う。
✓ 初夏～夏（6～8月） 豆アジシーズン到来。常夜灯下の夜釣りが最も効率的。0.6～0.8gの軽量ジグヘッドで表層～中層を探る。
✓ 秋（9～11月） 良型が混じる最盛期。朝夕のマズメ時は堤防先端、夜間は常夜灯下と使い分けることで効率アップ。
✓ 冬（12～2月） 難易度高。港内の水温が安定したエリアを探し、マズメ時に集中して狙う。
那珂湊港は周辺に釣具店も多く、リアルタイムの釣果情報を入手しやすいのも大きなメリット。釣行前に立ち寄って情報収集することで、その日のベストポイントや効果的なカラーなどを教えてもらえることもあります。
大洗港は季節問わず安定した釣果
大洗港は、大洗町に位置する通年で安定した釣果が期待できる優良ポイントです。茨城県内でも特に人気が高く、週末ともなれば多くのアングラーで賑わいます。
このポイントの特徴は、港内の広さと多様な釣り場。岸壁、堤防、テトラ帯など様々なエリアがあり、時期や状況に応じて釣り場を選べるのが魅力です。また、周辺は観光地としても有名で、家族連れでの釣行にも適しています。
🎣 大洗港 時期別ベストエリア選択表
| 時期 | おすすめエリア | 釣れるサイズ | 時間帯 | 必要なスキル |
|---|---|---|---|---|
| 春 | 堤防外向き | 15～22cm | 朝マズメ | 中級以上 |
| 初夏 | 港内岸壁 | 10～15cm | 夜間 | 初心者OK |
| 夏 | 常夜灯周辺 | 10～18cm | ナイト | 初心者OK |
| 秋 | 堤防先端 | 18～25cm | 朝夕 | 中級以上 |
| 冬 | 港口深場 | 20～27cm | マズメ | 上級者向け |
大洗港では、サビキ釣りでアジを狙う人も多いエリアです。これは逆に言えば、それだけアジの魚影が濃いということ。アジング初心者でも、タイミングが合えば数釣りができる可能性が高いポイントと言えるでしょう。
時期による攻略のポイントとしては、初夏から秋にかけてはアベレージサイズこそ小さめですが、回遊のタイミングが合えば短時間で数を伸ばせるのが大洗港の特徴。特に夕マズメから夜にかけての時間帯は要チェックです。
また、大洗港は潮通しが良いため、潮の動きによってアジの活性が大きく変わります。特に秋の大潮周りは、良型が回遊してくる可能性が高まります。釣行の際は潮見表をチェックし、潮が動く時間帯に合わせて計画を立てると良いでしょう。
冬場は厳しい時期ですが、それでも大洗港の港口付近や深場では、尺クラスの大型が狙える可能性があります。ただし、風が強い日も多いため、安全には十分注意が必要です。
大洗港での釣りの際は、釣り禁止エリアの確認も忘れずに。港湾施設の一部は立入禁止になっているところもあるため、看板や注意書きをしっかり確認してから釣りを開始しましょう。
鹿島港は大型港で時期を選べば好釣果
鹿島港は、神栖市と鹿嶋市にまたがる茨城県最大級の港湾施設です。巨大な港であるため、小物から大物まで幅広い魚種が狙える可能性を秘めています。
アジングの観点からは、日中よりも夜釣りの方が断然有利なポイントです。広大な港内には複数の常夜灯があり、それぞれのポイントでアジの活性が異なることも。ランガンスタイルで効率よく探っていくのがおすすめです。
⚓ 鹿島港エリア別特性
アンモニア岸壁周辺
- 常夜灯が多く夜釣りに最適
- 初夏～秋の数釣りに向く
- 足場良好で初心者にも安心
港奥部
- 風裏になりやすく天候に左右されにくい
- 水深があり冬場の大型も期待
- 潮の流れが緩やかで釣りやすい
外港堤防
- 上級者向けのエリア
- 秋の良型回遊ポイント
- 風波の影響を受けやすい
鹿島港での実釣レポートによると、5月上旬の釣行で22～23cmクラスのアジが釣れたという記録があります。ただし、この時期は回遊性が高く、タイミングが重要とのこと。餌釣りの人が連発している時でも、ルアーでは反応が得られないこともあるようです。
5月3日の鹿島港での釣行では、遠くを狙う飛ばしサビキの方が連発していたが、ジグ単では反応が得られず。動きの速い魚をワームで釣るのは難しい
このような状況では、フロートリグやキャロライナリグを使って遠投し、餌釣り師が釣っているポイントまでルアーを届かせるのも一つの手です。特に春から初夏にかけては、アジが沖目を回遊していることも多いため、飛距離を出せるリグの準備もしておくと良いでしょう。
鹿島港は非常に広大なため、ポイント選びが釣果を大きく左右します。初めて訪れる際は、地元の釣具店で情報を入手するか、先行者が多いエリアをチェックしてから釣りを開始するのが賢明です。
時期別の攻略としては、夏から秋にかけてが最も安定した釣果が期待できます。特に夜間の常夜灯周辺では、豆アジから良型まで幅広いサイズが狙えるでしょう。一方、冬場は水温が下がるため、深場や温排水の影響を受けるエリアに絞って探る必要があります。
常夜灯の有無で変わる時期別の釣り方
茨城のアジングでは、常夜灯の有無によって釣り方のアプローチが大きく変わります。特に時期によってその重要度が変化するため、状況に応じた戦略を立てることが重要です。
常夜灯は夜間の釣りにおいて、プランクトンを集め、それを追ってアジが集まるため非常に有効です。しかし、波崎新港の例のように、常夜灯がなくても釣れるポイントも存在します。この違いを理解することが、茨城アジング攻略の鍵となります。
💡 常夜灯の有無による時期別攻略法の違い
| 時期 | 常夜灯あり | 常夜灯なし | どちらが有利？ |
|---|---|---|---|
| 春 | 明暗境界を狙う | 深場・流れを重視 | やや常夜灯有利 |
| 初夏 | 表層～中層で数釣り | 潮の流れ重視 | 常夜灯圧倒的有利 |
| 夏 | ナイトゲーム最強 | 月明かり頼み | 常夜灯必須級 |
| 秋 | 効率的に探れる | ランガンで探す | 状況による |
| 冬 | 数少ないチャンス | 厳しい | 常夜灯有利 |
常夜灯があるポイントでの時期別アプローチ
初夏から夏にかけては、常夜灯直下よりも明暗の境界部分を狙うのが効果的です。明るすぎる場所ではアジが警戒することもあるため、明から暗へとワームが流れていくコースを意識してキャストしましょう。
秋になると、アジのサイズが大きくなるため、常夜灯の明かりが届く範囲でもやや深めのレンジを探る必要が出てきます。1～1.5gのジグヘッドを使い、中層からボトムまで丁寧に探っていくと良いでしょう。
冬場は常夜灯周辺でも時合いが非常に短いため、効率的に探ることが重要です。マズメ時の1～2時間に集中し、反応がなければ別のポイントへ移動する判断も必要になります。
常夜灯がないポイントでの時期別アプローチ
常夜灯がないポイントでは、潮の流れや地形変化、ストラクチャーが重要な要素となります。特に波崎新港のような大型港では、船の出入りによって生まれる流れの変化がアジを寄せる要因となります。
常夜灯がないとアジは釣れない？という疑問に対し、波崎新港では船が通るとアジが釣れることが多々ある。船の出入りが多ければアジのエサが動く時間も長く、当然時合も長くなる
このようなポイントでは、ワームのカラー選択も重要になります。常夜灯下ではクリア系やグロー系が定番ですが、暗いポイントではシルエットがはっきり出るホワイトやチャート系も効果的です。
時期による使い分けとしては、春と秋は月明かりがある日を選ぶと、常夜灯なしでも釣果を得やすくなります。一方、夏と冬は常夜灯があるポイントを優先的に選ぶのが賢明でしょう。
また、常夜灯周辺は釣り人が集中しやすいため、あえて少し離れた暗いエリアを探ることで、プレッシャーのかかっていないアジに出会える可能性もあります。特に秋の良型狙いでは、この戦略が功を奏することもあるでしょう。
時期に応じたタックル選びのコツ
茨城でアジングをする際、時期によって最適なタックルが変わることを理解しておくと、釣果を大きく伸ばすことができます。特にジグヘッドの重さやワームのサイズ、ラインの太さなどは、季節ごとのアジの状態に合わせて調整が必要です。
地元アングラーの実例を見ると、豆アジ用とアベレージ用の2セットを用意している方も多く、状況に応じて使い分けることで効率的に釣果を上げています。
🎯 時期別推奨タックルセッティング
| 時期 | ロッド | ジグヘッド | ワーム | ライン | 主なターゲット |
|---|---|---|---|---|---|
| 春 | 6～7ft中弾性 | 1.0～1.5g | 2～2.5inch | PE0.3号 | 15～22cm |
| 初夏 | 5～6ft柔軟 | 0.4～0.8g | 1.6～2inch | PE0.2号 | 10～15cm |
| 夏 | 5～6ft高感度 | 0.2～0.6g | 1.6inch | エステル0.25号 | 10～18cm |
| 秋 | 6～7ft万能 | 0.8～1.5g | 2～2.5inch | PE0.3号 | 18～25cm |
| 冬 | 7ft以上 | 1.5～3g | 2.5～3inch | PE0.4号 | 20～30cm |
春（3～5月）のタックル戦略
春は水温がまだ低く、アジの活性も不安定なため、**やや重めのジグヘッド（1～1.5g）**を使って深いレンジまで探る必要があります。ロッドは6ft以上のやや長めのものを選ぶと、遠投も利きポイントを広く探れます。
この時期は風が強い日も多いため、風に負けないウエイトとラインのバランスを考えることも重要。PEラインは0.3号程度、リーダーはフロロ4～5ポンドを30～50cm取ると良いでしょう。
初夏～夏（6～8月）のタックル戦略
この時期は豆アジが主体となるため、超軽量セッティングが基本です。茨城県北部のアングラーの実例では、0.2～0.6gのジグヘッドをメインに使用しているとのこと。
豆アジ用タックルは、ロッド：ルナキアlk582s-ls、ライン：YGK アンバーコード S-PET 0.175号、ジグヘッド：0.2g〜0.6g、ワーム：アジ職人1.6incクリア系
出典：【アジング】茨城県北部エリアでアジが釣れない！という方にアジを釣る方法を紹介
このセッティングなら、豆アジの繊細なアタリも明確に取れます。ワームは1.6～2inchの小さめサイズを選び、カラーはクリア系やグロー系が効果的です。
秋（9～11月）のタックル戦略
秋は良型が混じるため、オールラウンドなセッティングが理想的です。0.8～1.5gのジグヘッドをメインに、状況に応じて0.6gや2gも使える準備をしておくと良いでしょう。
ロッドは6～7ftの万能タイプを選び、PEラインは0.3号を基本に、大型が多いエリアでは0.4号にアップするのも一つの手。この時期は数も型も狙えるため、タックルバランスを重視したセッティングがおすすめです。
冬（12～2月）のタックル戦略
冬は深場を攻める必要があるため、**重めのジグヘッド（1.5～3g）**が必須です。ロッドも7ft以上のやや長めで、バットパワーのあるものを選びましょう。タングステン素材のジグヘッドを使うと、より素早く深場に到達でき、感度も向上します。
ラインは0.4号程度のPE、リーダーは5～6ポンドと、春よりもワンランク強めのセッティングが安心です。この時期の大型アジは引きも強いため、ドラグ設定にも注意しましょう。
実際の釣行では、これらの基本セッティングをベースに、当日の状況を見ながら微調整していくことが重要です。風が強ければジグヘッドを重くする、アタリが小さければワームを小さくするなど、柔軟に対応していきましょう。
まとめ：茨城でアジングする時期は季節特性を理解することが成功の鍵
最後に記事のポイントをまとめます。
- 茨城アジングのベストシーズンは6月から11月の初夏～晩秋
- 春（3～5月）は産卵期で難易度が高いが良型の可能性あり
- 初夏（6～7月）は豆アジの数釣りシーズンで初心者におすすめ
- 夏（8月）は夜釣り中心で常夜灯周辺が最も効果的
- 秋（9～11月）は良型が狙える最盛期で朝夕のマズメ時が特に有望
- 冬（12～2月）は厳しいが尺アジクラスの大型に出会えるチャンス
- 波崎新港は通年狙えるポイントで常夜灯なしでも釣果が期待できる
- 那珂湊港は足場が良く初心者に最適で常夜灯も充実
- 大洗港は広大で多様な釣り場があり季節問わず安定した釣果
- 鹿島港は巨大港で夜釣りが特に有利
- 常夜灯の有無で時期別の釣り方アプローチが大きく変わる
- 時期によって最適な釣行時間帯が異なり夏は夜間・冬はマズメ時が基本
- ジグヘッドの重さは時期で変え初夏は0.4～0.8g・秋は0.8～1.5gが目安
- 豆アジシーズンは超軽量タックル、冬の大型狙いは重めのセッティング
- 潮の動きと風向きが釣果に大きく影響するため事前確認が重要
- 地元釣具店での情報収集がポイント選びの成功につながる
- 放置メソッドやスローリトリーブなど時期に応じた誘い方の工夫が効果的
- 安全対策と釣り場のルール遵守が長く楽しむための基本
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 茨城県／波崎新港 放置で釣るアジング
- 【アジング】茨城県北部エリアでアジが釣れない！という方にアジを釣る方法を紹介 – 常夜灯通信
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