アジングで釣果を伸ばすためには、何よりもポイント選びが重要です。どれだけ高級なタックルを揃えても、魚がいない場所では釣れません。しかし、多くのアジンガーが「どこでアジングをすればいいのかわからない」「いつものポイントで釣れなくなった」といった悩みを抱えています。
本記事では、インターネット上に散らばる様々な情報を収集・分析し、効果的なアジングポイントの見極め方から地域別の具体的攻略法まで、独自の切り口で解説します。関東圏を中心とした神奈川、横浜、千葉の代表的ポイント情報に加え、常夜灯がない場所での攻略法や季節に応じたポイント選択まで、幅広くカバーしています。
この記事のポイント |
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✅ 効果的なアジングポイントの見極め方と選択基準 |
✅ 神奈川・横浜・千葉の具体的おすすめポイント情報 |
✅ 常夜灯なしポイントでの攻略テクニック |
✅ 季節別・時期別のポイント選択戦略 |
効果的なアジングポイントの見極め方
- アジングポイントの基本は堤防と漁港を狙うこと
- 常夜灯周りは最優先で狙うべきポイントであること
- 潮通しの良いポイントが有望である理由
- 水深がある場所ほど良型が期待できること
- 河口エリアは一級のアジングポイントであること
- 風向きを考慮したポイント選びが重要であること
アジングポイントの基本は堤防と漁港を狙うこと
アジングを始める際に最も重要なのは、確実にアジが存在するポイントを選ぶことです。初心者から上級者まで、アジングの基本となるのは堤防と漁港での釣りです。これらの場所は、アジにとって理想的な生息環境を提供する要素が揃っています。
堤防や漁港がアジングポイントとして優秀な理由は、まずアクセスの良さにあります。足場が安定しており、夜間でも比較的安全に釣りができる環境が整っています。また、駐車場やトイレなどの設備が近くにあることが多く、長時間の釣行でも快適に過ごせるのが大きなメリットです。
さらに重要なのは、これらの場所がアジの生態に適した環境を作り出していることです。堤防の壁面には貝類や海藻が付着し、小さな甲殻類や多毛類が生息しています。これらはアジの重要なエサとなり、自然と魚が集まる構造になっています。
🎯 堤防・漁港の選び方チェックポイント
項目 | 確認ポイント | 重要度 |
---|---|---|
釣り場の規模 | 大規模な港ほど潮流変化が豊富 | ★★★ |
水深 | 最低でも3m以上は欲しい | ★★★ |
構造物 | テトラ、スロープ、船溜まりの有無 | ★★☆ |
アクセス | 夜間でも安全に入れるか | ★★☆ |
釣り禁止区域 | 事前に確認が必須 | ★★★ |
漁港選びでは、単に大きければ良いというわけではありません。小規模な漁港でも、地形的に変化に富んでいたり、潮通しが良い場所であれば十分に有望です。むしろ、釣り人に注目されにくい小さな漁港の方が、プレッシャーが少なく穴場的なポイントになっている可能性があります。
アジングポイントとして堤防や漁港を選ぶ際は、事前の情報収集も欠かせません。近隣の釣具店で釣果情報を聞いたり、釣り関連のウェブサイトやSNSで最新の情報をチェックすることで、効率よく魚の居場所を絞り込むことができるでしょう。
常夜灯周りは最優先で狙うべきポイントであること
夜間のアジングにおいて、常夜灯周りは最も確実性の高いポイントです。これは単なる経験則ではなく、アジの生態と海洋生物の行動パターンに基づいた科学的な根拠があります。
常夜灯の光は、プランクトンを始めとした様々な微小生物を引き寄せます。これらの微小生物は、アジの主要なエサとなるアミやコペポーダ、小型の甲殻類などです。光に集まったプランクトンを狙って小魚が集まり、その小魚を狙ってアジが回遊してくるという食物連鎖が形成されます。
常夜灯周りは明かりに魚が集まるので有望だ。常夜灯周りは明かりが強いほど好ポイントになるが、ねらうのは明かりの中よりもその周辺、もしくは陰になっている部分。明かりに誘われて集まるエサを、暗闇でアジが待ち伏せしているイメージだ。
出典:初めての「アジング」入門/アジをねらえるポイント | Honda釣り倶楽部
この引用からもわかるように、アジは明るい部分そのものではなく、明暗の境界線で待ち伏せをしています。これは多くの魚類に共通する習性で、明るい場所にいるエサを影から狙い撃ちする戦略です。
💡 常夜灯周りの狙い方戦略
狙うエリア | 理由 | 攻略ポイント |
---|---|---|
明暗境界線 | アジの待ち伏せポイント | ジグヘッドを境界線に落とす |
光の届かない周辺部 | 警戒心の薄い個体が多い | 軽いジグヘッドでゆっくり探る |
船の陰 | 複合的な陰ができる | 立体的に攻める |
常夜灯周りでのアジングでは、光の強さも重要な要素です。一般的に明るい常夜灯ほど集魚効果が高いとされていますが、あまりに明るすぎると魚が警戒してしまうこともあります。オレンジ系の温かい光よりも、LED系の白っぽい光の方が集魚効果が高いという報告もあり、ポイント選びの際の参考になります。
ただし、常夜灯があるからといって常に魚がいるわけではありません。潮の動きや気象条件、水温などの要素も大きく影響します。そのため、複数の常夜灯ポイントを持っておき、状況に応じて使い分けることが重要です。
潮通しの良いポイントが有望である理由
アジングにおいて潮通しの良さは、ポイント選びの重要な判断基準の一つです。潮流は海中の酸素濃度を高め、プランクトンやベイトフィッシュを運んでくる重要な役割を果たしています。
潮通しが良いポイントでは、常に新鮮な海水が流れ込むため、溶存酸素量が豊富になります。これにより、魚の活性が上がりやすく、エサを積極的に捕食する傾向が強まります。また、潮流によって運ばれてくるプランクトンや小魚を狙って、より大型のアジが回遊してくる可能性も高くなります。
🌊 潮通しの良いポイントの特徴
地形的特徴 | 効果 | 狙い方のコツ |
---|---|---|
岬の先端 | 潮が当たりやすい | 潮上から流し込む |
水道部 | 潮流が集約される | 流れの変化を読む |
堤防の先端 | 外海の影響を受けやすい | 風裏を意識して狙う |
突出した地形 | 潮流の変化が生まれる | ヨレを狙い撃ち |
ただし、潮通しが良すぎる場所では、釣りが困難になることもあります。強い潮流の中では、軽量なジグヘッドが流されてしまい、思うような釣りができません。このような場合は、重めのジグヘッドやキャロライナリグを使用することで対応できます。
また、季節によって潮通しの良いポイントの価値は変化します。夏場の高水温期には、潮通しの良い場所の方が水温が安定し、アジの活性も高くなります。逆に冬場の低水温期には、潮通しの悪い湾奥の方がアジが居着きやすいという傾向もあります。
潮通しの良いポイントを見極める際は、潮見表を活用することも大切です。大潮の日には潮流が強くなり、小潮の日には流れが緩やかになります。自分の技術レベルや使用するタックルに応じて、適切な潮回りの日を選んで釣行することで、より効果的にアジングを楽しむことができるでしょう。
水深がある場所ほど良型が期待できること
アジングにおいて水深は、釣れるアジのサイズと密接な関係があります。一般的に、水深がある場所ほど大型のアジが生息している可能性が高く、良型を狙うアジンガーにとって重要な選択基準となります。
水深のあるポイントが良型アジのたまり場となる理由は複数あります。まず、水温の安定性です。深い場所は表層の水温変化の影響を受けにくく、年間を通じて比較的安定した環境を提供します。また、深場には大型のベイトフィッシュが多く生息しており、それを捕食する大型のアジも自然と集まってきます。
📊 水深別アジングの特徴
水深 | 期待できるサイズ | 主なベイト | 攻略のポイント |
---|---|---|---|
3m未満 | 10-15cm(豆アジ) | アミ、小型プランクトン | 軽量ジグヘッドで表層狙い |
3-7m | 15-20cm(標準サイズ) | 小型イワシ、ゴカイ | 中層をメインに探る |
7m以上 | 20cm以上(良型) | 中型ベイト、大型甲殻類 | 重めのリグでボトム攻略 |
水深のあるポイントでのアジングでは、レンジコントロールが特に重要になります。アジは時間帯や潮流、ベイトの状況によって泳いでいる層を変えるため、表層から底層まで幅広く探る必要があります。カウントダウンを使って正確にレンジを刻み、アジの反応があった層を集中的に攻めることが釣果アップのコツです。
ただし、水深があるポイントでは初心者には難しい面もあります。軽量ジグヘッドでは底まで到達するのに時間がかかり、途中で潮に流されてしまうことがあります。そのため、1.5g以上のやや重めのジグヘッドを用意しておくことをおすすめします。
深場でのアジングにおいては、アタリの取り方も表層とは異なります。深い場所でのアタリは伝わりにくく、繊細な感度が要求されます。高感度なロッドとエステルラインの組み合わせが威力を発揮し、微細なアタリも確実にキャッチできるようになります。
河口エリアは一級のアジングポイントであること
河口エリアは、多くのベテランアジンガーが秘蔵のポイントとして大切にしている一級の釣り場です。淡水と海水が混合する汽水域では、独特の生態系が形成され、アジにとって非常に魅力的な環境となっています。
河口がアジングポイントとして優秀な理由は、まず豊富なベイトにあります。河川から流れ込む栄養分により、プランクトンが大量に発生し、それを狙って小魚やエビ、カニなどの甲殻類が集まります。また、河川から流れ出す有機物や昆虫も、アジの重要なエサ源となっています。
外洋以外にも、河口周りも外せないポイントになります。大阪湾に注ぐ河川の河口であれば、変化が少なくただ真っすぐなテトラや護岸が続いております河川が比較的多いですので、海と交わった、テトラの角や沈みテトラなどの変化がポイントになります。
出典:「ポイントの選び方」 | アジング – ClearBlue –
この記述からもわかるように、河口エリアでは構造物の変化が重要なポイントとなります。単調に見える護岸でも、わずかな変化がアジの集まるポイントとなっていることが多いのです。
🏞️ 河口エリアの攻略ポイント
狙うべき場所 | 理由 | 釣り方のコツ |
---|---|---|
河口の合流点 | 流れの変化でベイトが溜まる | 潮目を狙い撃ち |
テトラの角 | 流れが変化し魚が着く | 根がかり注意で攻める |
橋脚周り | 影になり魚が隠れる | 明暗を意識した攻略 |
水門・樋門付近 | 人工的な流れが発生 | 流れ込みを狙う |
河口エリアでのアジングでは、塩分濃度の変化も意識する必要があります。大雨の後などは淡水の流入量が増え、一時的にアジの活性が下がることがあります。逆に、適度な雨量の後は栄養分が豊富になり、良い釣果が期待できることもあります。
河口エリアは季節による変化も大きく、特に春と秋のバチ抜けシーズンには爆発的な釣果が期待できます。ゴカイ類の産卵に合わせて大型のアジが接岸し、普段は釣れないようなサイズのアジに出会える可能性があります。このようなタイミングを逃さないためにも、地域の釣果情報を常にチェックしておくことが重要でしょう。
風向きを考慮したポイント選びが重要であること
アジングにおいて風向きは、釣果を大きく左右する要素の一つです。特に軽量なジグヘッドを使用するアジングでは、わずかな風でも釣りに大きな影響を与えるため、風向きを考慮したポイント選びが釣果アップの鍵となります。
風がアジングに与える影響は、主にキャスト精度の低下とライン操作の困難さにあります。向かい風が強い状況では、軽量なジグヘッドが風に流されて思うような場所に投げられません。また、横風が強い場合は、ラインが風に煽られてルアーの動きが不自然になってしまいます。
しかし、風は必ずしもマイナス要素ばかりではありません。適度な風は海面を撹拌し、酸素濃度を高める効果があります。また、風によってプランクトンや小魚が一定の方向に流され、それを狙って魚が集まることもあります。
💨 風向き別の対策とポイント選択
風向き | 影響 | 対策・ポイント選び |
---|---|---|
無風 | 魚の活性低下の可能性 | 常夜灯周りや構造物狙い |
軽い風(1-3m/s) | 適度な波立ちで好条件 | 風上から風下へキャスト |
強い風(4-7m/s) | キャスト困難 | 風裏ポイントへ移動 |
暴風(8m/s以上) | 釣行中止推奨 | 安全を最優先に |
特に冬場のアジングでは、季節風の影響を大きく受けます。北西の季節風が強い日は、南東向きの湾内や半島の風裏側など、風の影響を受けにくいポイントを選ぶことが重要です。
風を考慮してポイントを選ぶ
冬のアジングは北西の季節風との戦いでもあります。
北西の季節風が吹いた時に、風裏になるポイントを把握しておくといいですね。
出典:冬アジングのポイント選びと釣り方のコツとジグヘッド重さ選択の注意点!|あおむしの釣行記4
このように、風向きに応じて複数のポイントを把握しておくことで、どのような気象条件でもアジングを楽しむことができます。また、風が強い日には重めのジグヘッドやキャロライナリグを使用することで、風の影響を最小限に抑えることができるでしょう。
地域別アジングポイントと攻略法
- 神奈川県の代表的アジングポイントは根岸港と大黒ふ頭
- 横浜エリアでは東扇島西公園が初心者にもおすすめ
- 千葉県では外房エリアが冬場でも狙える
- 関東圏で穴場的なアジングポイントを見つけるコツ
- 常夜灯がないポイントでも釣果を出す方法
- 季節別のアジングポイント攻略法
- まとめ:アジングポイント選びで釣果を左右する要素
神奈川県の代表的アジングポイントは根岸港と大黒ふ頭
神奈川県は関東屈指のアジングエリアとして知られており、特に根岸港と大黒ふ頭は多くのアジンガーに愛される代表的なポイントです。これらのポイントは、それぞれ異なる特徴を持ちながらも、安定した釣果を期待できる優秀な釣り場として確立されています。
根岸港は、春の産卵シーズンに特に威力を発揮するポイントです。GW頃から約1ヶ月間にわたって産卵のためにアジが集まり、この時期には多くのアジンガーで賑わいます。特にローソン周辺は障害物が豊富で、足元や近距離での釣りが成立しやすいという特徴があります。
ここはGWあたりから1ヶ月くらいの産卵の時期にアジが釣れ続くためその時期には多くのアジンガーが通っている。そのシーズンが終わるとしばらく釣れない印象。特にローソン周辺は障害物などが多く、足元や近距離でアジが安定して釣れやすい印象。
一方、**大黒ふ頭西緑地(ベイ下)**は、秋から冬にかけて真価を発揮するポイントです。横浜ベイブリッジの真下に位置するこの場所は、アクセスに若干の制約があるものの、それを補って余りある釣果が期待できます。
🎣 神奈川県主要ポイント比較表
ポイント名 | ベストシーズン | 主な魚種 | アクセス | 特徴 |
---|---|---|---|---|
根岸港 | 春(4-6月) | アジ、メバル | 車・電車 | 産卵期の数釣り |
大黒ふ頭西緑地 | 秋冬(9-2月) | アジ、メバル | 車推奨 | 夜間通行制限あり |
ふれーゆ裏 | 通年 | アジ、カサゴ | 車・電車 | 初心者向け |
大黒ふ頭西緑地の特筆すべき点は、22時から5時までの夜間通行制限があることです。これは釣り人にとって制約となりますが、裏を返せば管理が行き届いており、比較的良好な環境が保たれているとも言えます。この制限を逆手に取り、夕マズメから22時まで集中的に攻めるか、早朝5時以降の朝マズメを狙うという戦略が有効です。
これらのポイントで釣果を上げるためには、時合いの把握が重要です。根岸港では夕マズメから日没後しばらくがゴールデンタイムとされており、深夜や朝マズメではあまり反応が良くないという特徴があります。大黒ふ頭では、ベイブリッジ付近の防波堤周辺や緑地の両端が好ポイントとされており、壁際での釣りが効果的です。
また、これらのポイントは人気が高いため、釣り人のマナーも問題となっています。ゴミの持ち帰りや駐車場所の配慮など、基本的なマナーを守って釣りを楽しむことが、これらの優良ポイントを将来にわたって維持するために不可欠です。
横浜エリアでは東扇島西公園が初心者にもおすすめ
横浜エリアのアジングポイントの中でも、東扇島西公園は初心者から上級者まで幅広く楽しめる優秀な釣り場です。川崎市に位置するこのポイントは、都心からのアクセスも良好で、充実した施設と安定した釣果で多くのアジンガーに愛されています。
東扇島西公園の最大の魅力は、充実したインフラにあります。広い駐車場、清潔なトイレ、釣具店の出張所まで完備されており、初心者でも安心して釣りを楽しむことができます。特に家族連れや女性アジンガーにとって、これらの設備の充実は大きなメリットとなります。
ここも東京から通いやすい距離ではあるが、車がないとちょっと行きづらいか。釣り場が広く駐車場やトイレもあり、釣具屋の出張所?も常駐しているようなのでかなり環境は整っている。
🏗️ 東扇島西公園の施設・設備
設備 | 詳細 | 利便性 |
---|---|---|
駐車場 | 大型・無料 | ★★★ |
トイレ | 24時間利用可能 | ★★★ |
釣具店 | 出張所あり | ★★☆ |
足場 | 整備された護岸 | ★★★ |
照明 | 常夜灯複数箇所 | ★★☆ |
ただし、東扇島西公園にも注意すべき点があります。先端部分は常連釣り師による場所取りが横行しており、マナーの悪さが問題となっています。初心者の方は、あまり人気の高いポイントにこだわらず、比較的空いている場所から始めることをおすすめします。
釣りのポイントとしては、水深が深く、目立った障害物が少ないため、アジの居場所を特定するのがやや困難です。そのため、広範囲を探る釣り方が効果的で、キャロライナリグやフロートリグなどの遠投系リグも有効です。アジング専門というよりは、サビキ釣りや青物狙いの釣り人が多いのも特徴の一つです。
このポイントでのアジングでは、泳がせ釣りの釣り人が撒く餌に寄ってきたアジを狙うという戦略も有効です。ただし、餌釣りの方への迷惑とならないよう、適度な距離を保って釣りをすることが重要です。初心者の方にとっては、様々な釣り方を間近で見学できる良い機会にもなるでしょう。
千葉県では外房エリアが冬場でも狙える
千葉県のアジングポイントとして特に注目すべきは外房エリアです。勝浦から鴨川にかけての外房は、黒潮の影響を受けるため水温が安定しており、冬場でもアジングを楽しむことができる貴重なエリアとなっています。
外房エリアの最大の特徴は、水温の安定性にあります。太平洋に面した外海は、東京湾内のような極端な水温低下が起こりにくく、アジの適水温である15℃前後を冬場でも維持しやすいという利点があります。これにより、横浜などの湾奥エリアでアジングが困難になる1-2月でも、安定した釣果が期待できます。
横浜は湾奥のため、冬(2月など)には水温が12℃以下になる時期がある。アジの適水温は15℃以上であるとか、13℃を下回るとかなり釣れにくいとか言われているので、その時期は横浜などでのアジングは難しいことになる。
そんな時期でも東京湾の外側であれば黒潮の影響を受けるため、水温が15℃程度あったりする。
🌊 千葉県外房エリアの主要ポイント
ポイント名 | 特徴 | ベストシーズン | アクセス |
---|---|---|---|
勝浦港 | 多様な漁港が点在 | 通年 | 車推奨 |
鴨川港 | カマスの回遊も期待 | 秋冬 | 車・電車 |
小湊港 | 比較的穴場 | 通年 | 車推奨 |
御宿海岸 | サーフからも可能 | 春秋 | 車推奨 |
ただし、外房エリアでのアジングは横浜とは異なるアプローチが必要です。外海の影響を受けるため、潮流が強く、使用するジグヘッドも重めのものが必要になることが多いです。また、より大型のアジが回遊してくる可能性が高い一方で、数釣りは期待しにくいという特徴もあります。
外房エリアの魅力は、アジングだけでなくカマス釣りも同時に楽しめることです。特に秋のカマスシーズンには、アジングタックルで十分対応できるサイズのカマスが大量に回遊し、数釣りを楽しむことができます。これにより、アジの活性が低い時でも別のターゲットで楽しむことができるという利点があります。
最近では勝浦港の一部で釣り禁止エリアが拡大されるなど、釣り場環境の変化も見られます。しかし、勝浦から鴨川にかけては10箇所以上の漁港が点在しており、開拓のしがいがあるエリアでもあります。外房エリアでのアジングは、単純な数釣りよりも探求心を刺激する釣りと言えるでしょう。
関東圏で穴場的なアジングポイントを見つけるコツ
関東圏では有名ポイントの多くが釣り人で溢れかえっており、穴場的なポイントを見つけることが釣果アップの重要な要素となります。穴場ポイントの発見は、単なる運任せではなく、系統立てたアプローチと継続的な探索によって実現可能です。
穴場ポイントを見つける最も効果的な方法は、地形図の活用です。国土地理院の地形図やGoogle Earthなどを使用して、海岸線の形状や水深の変化を詳しく調べることで、有望なポイントを事前に絞り込むことができます。特に、湾の奥まった部分や小さな入り江、人工的な構造物がある場所は狙い目となります。
🗺️ 穴場ポイント発見のためのチェックポイント
調査項目 | 確認方法 | 重要度 |
---|---|---|
水深変化 | 海底地形図 | ★★★ |
アクセス路 | 現地確認・地図 | ★★★ |
釣り禁止情報 | 自治体HP・現地看板 | ★★★ |
駐車場有無 | ストリートビュー | ★★☆ |
安全性 | 現地下見 | ★★★ |
サビキ釣り師の存在も、穴場ポイント発見の重要な手がかりとなります。サビキ釣りでアジが釣れているということは、そのエリアにアジが生息している証拠です。昼間にサビキ釣り師が入っているポイントを確認し、夜間にアジングで攻めるという戦略は非常に有効です。
実は、一番ポイントの見つけやすい方法ですが、サビキ釣りの方を探す!です。サビキ釣りの方が居られると高確率でアジが居ます。
昼間にアミエビなど撒き餌を撒いているポイントが多いので、夜になっても、撒き餌が底に蓄積されているので、アジもポイントに留まります。
出典:「ポイントの選び方」 | アジング – ClearBlue –
地域の釣果情報の収集も欠かせません。ただし、インターネット上の情報は玉石混交であり、特にAIが作成したと思われる不正確な記事も増加しています。信頼できる情報源としては、地元の釣具店、釣りクラブ、長年その地域で釣りをしている地元釣り師からの情報が最も価値があります。
穴場ポイントの開拓では、安全性の確保が最優先です。特に夜間の釣行では、足場の状況、避難経路の確認、携帯電話の電波状況などを事前にチェックしておくことが重要です。また、地元住民や他の釣り人に迷惑をかけないよう、駐車場所やゴミの処理についても十分に配慮する必要があります。
常夜灯がないポイントでも釣果を出す方法
多くのアジンガーが常夜灯周りに集中する中、常夜灯がないポイントでの釣りをマスターすることで、他の釣り人と差別化を図ることができます。常夜灯がない場所でも、適切なアプローチを取ることで安定した釣果を得ることが可能です。
常夜灯がないポイントでの最重要戦略は、積極的なランガンです。明確な集魚ポイントがないため、一箇所に固執せず、アタリが出るまで手早くポイントを移動することが釣果アップの鍵となります。
常夜灯が無いので、目視できる「ここがポイント!」という場所が無いので、ちょっと釣ってみて、アタリがなければ、さっさと立ち位置を変えてアタリがでるポイントを探すのが重要です。
出典:常夜灯が無いポイントでのアジングの狙い方 – がーくん水産~2号店~
💡 常夜灯なしポイントの攻略法
戦略 | 具体的方法 | 効果 |
---|---|---|
ランガン重視 | 5-10分で見切りをつける | 効率的なポイント探し |
表層集中 | カウント3以内で攻める | 時間短縮 |
アピール系ワーム | 大きめ・集魚効果高 | 広範囲への誘い |
ジグ単メイン | リグチェンジ時間短縮 | 手返し向上 |
常夜灯がないポイントでは、潮流の読みがより重要になります。プランクトンや小動物が流れによって集められる場所を見つけることで、アジの居場所を特定できます。潮上にジグヘッドを投げて自然に流すことで、餌が集まる場所と同じコースをたどることができます。
ワーム選択においては、アピール力の高いワームが有効です。常夜灯がない状況では、アジの方からワームを見つけてもらう必要があるため、大きめのサイズや集魚効果の高い素材のワームを先発で使用します。アタリが出てから、サイズダウンや食わせ重視のワームに変更するという段階的なアプローチが効果的です。
また、常夜灯がないポイントでは月明かりの影響も考慮する必要があります。満月に近い明るい夜は、月光が常夜灯の代わりとなってプランクトンを集める効果があります。逆に新月の暗い夜は、アジの警戒心が薄れる一方で、ルアーを発見してもらいにくくなるという相反する効果があります。
季節別のアジングポイント攻略法
アジングの釣果を安定させるためには、季節に応じたポイント選択が不可欠です。アジの生態は水温変化に大きく影響されるため、季節ごとに最適なポイントとアプローチ方法が変化します。
春(3-5月)のアジングポイント攻略
春は産卵を控えたアジが接岸する重要なシーズンです。この時期のアジは体力をつけるために活発に捕食活動を行い、サイズ・数ともに期待できる絶好の機会となります。
産卵期のアジは浅場に集まる傾向があり、普段は深場にいる良型も接岸してきます。神奈川県の根岸港のように、産卵に適した環境を持つ内湾のポイントが特に有効です。また、河口付近では バチ抜け(多毛類の産卵)と重なることが多く、相乗効果で大爆釣となることもあります。
☀️ 季節別ポイント選択戦略
季節 | 水温 | 主なポイント | 攻略法 |
---|---|---|---|
春 | 15-18℃ | 内湾・河口 | 産卵場狙い |
夏 | 20-25℃ | 外海・潮通し良 | 深場・朝夕 |
秋 | 18-22℃ | 広範囲 | 回遊待ち |
冬 | 10-15℃ | 湾奥・深場 | 越冬場狙い |
夏(6-8月)のアジングポイント攻略
夏場は水温上昇により、良型アジは深場に落ちる傾向があります。表層に残るのは主に豆アジとなるため、ターゲットを絞った攻略が必要です。
この時期は潮通しの良いポイントが威力を発揮します。外海に面した堤防や岬の先端部など、常に新鮮な海水が流れ込む場所では、高水温の影響を受けにくくアジの活性も維持されます。また、深場と浅場の境目となるような地形変化のあるポイントも狙い目となります。
秋(9-11月)のアジングポイント攻略
秋は一年で最もアジングが楽しいシーズンです。水温が下がり始めることで深場に落ちていたアジが再び浅場に戻り、サイズ・数ともに期待できる時期となります。
この時期のアジは越冬に向けて体力をつけるため、積極的に捕食活動を行います。そのため、ベイトフィッシュの動向を把握することが釣果アップの鍵となります。イワシやサッパなどの小魚が接岸しているポイントでは、それを追って良型のアジも回遊してきます。
冬(12-2月)のアジングポイント攻略
冬場のアジングは最も難しいシーズンですが、適切なポイント選択により安定した釣果を得ることができます。低水温期のアジは潮通しの悪い湾奥に集まる傾向があります。
潮通しの緩い場所にも回遊してくる
水温が下がっていくと、海の中の溶存酸素量も多くなり、夏と違って潮通しが悪い場所でも酸素量が多くなります。それに伴って、夏にはあまり回遊してこない潮通しが緩い場所でも、アジが回遊してくるようになります。
出典:冬アジングのポイント選びと釣り方のコツとジグヘッド重さ選択の注意点!|あおむしの釣行記4
冬場は風の影響も大きくなるため、北西の季節風を避けられる南東向きの湾内が特に有効です。また、深場に落ちる直前の群れを見つけることができれば、短時間で大量の釣果を得ることも可能です。
まとめ:アジングポイント選びで釣果を左右する要素
最後に記事のポイントをまとめます。
- アジングポイントの基本は堤防と漁港であり、アクセスの良さと魚の生息環境を両立している
- 常夜灯周りは集魚効果が高く、明暗境界線がアジの待ち伏せポイントとなる
- 潮通しの良いポイントは溶存酸素量が豊富で魚の活性が高くなりやすい
- 水深があるポイントほど大型のアジが生息している可能性が高い
- 河口エリアは豊富なベイトが集まる一級のアジングポイントである
- 風向きを考慮したポイント選びが特に軽量リグのアジングでは重要
- 神奈川県では根岸港と大黒ふ頭が代表的なポイントとして知られている
- 横浜エリアの東扇島西公園は設備が充実し初心者にも優しい釣り場
- 千葉県外房エリアは黒潮の影響で冬場でも水温が安定している
- 穴場ポイントの発見には地形図の活用とサビキ釣り師の情報が有効
- 常夜灯がないポイントではランガンとアピール系ワームが効果的
- 季節に応じたポイント選択がアジングの釣果を大きく左右する
- 春は産卵場となる内湾、夏は潮通しの良い外海がメインとなる
- 秋はベイトフィッシュの動向、冬は湾奥の深場が狙い目
- 安全性とマナーを最優先にポイント選択と釣行を行うことが重要
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 初めての「アジング」入門/アジをねらえるポイント | Honda釣り倶楽部
- 首都圏でのアジングについて|宮
- 舞鶴アジングポイント大公開! – 気まま釣行記
- 夏の「アジング」を攻略!狙うべきポイントを抑え、確実に釣果を伸ばそう! | リグデザイン
- 茨城県/波崎新港 放置で釣るアジング
- 冬アジングのポイント選びと釣り方のコツとジグヘッド重さ選択の注意点!|あおむしの釣行記4
- アジング初心者に向けた釣り方大全!基本の狙い方と釣れる・釣れない理由まで解説! | 釣具のポイント
- 「ポイントの選び方」 | アジング – ClearBlue –
- 潮通しが良いポイントでのアジング練習【高砂港】 | madaoもアジング
- 常夜灯が無いポイントでのアジングの狙い方 – がーくん水産~2号店~
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