門司アジングで爆釣！関門エリアの人気ポイントと実釣テクニック徹底解説

福岡県北九州市門司区は、関門海峡に面した屈指のアジングエリアとして知られています。潮流の速い関門海峡特有の環境が生み出す良型アジの回遊は、多くのアングラーを魅了してやみません。門司港レトロ周辺や西海岸、太刀浦ふ頭など、豊富な釣り場が点在し、初心者からベテランまで楽しめる釣り環境が整っています。

しかし門司アジングには独特の難しさもあります。関門海峡特有の速い潮流への対応、タイミングの見極め、適切なポイント選択など、攻略すべき要素は多岐にわたります。本記事では、インターネット上に散らばる実釣情報を収集・分析し、門司アジングを成功に導くための具体的なノウハウを網羅的に解説していきます。

この記事のポイント
✓ 門司エリアの主要アジングポイントと特徴を詳しく紹介
✓ 関門海峡特有の潮流パターンと釣れる時間帯を解説
✓ 実績のあるタックルセッティングとワーム選択のコツ
✓ 季節ごとのアジのサイズと回遊パターンの変化

門司アジングの人気ポイントと攻略法

1. 門司港レトロ周辺の特徴と釣り方
2. 西海岸エリアの狙い目スポット
3. 太刀浦ふ頭での釣果実績
4. 赤灯台堤防の魅力と注意点
5. 田野浦・部崎周辺の穴場ポイント
6. 潮流と時間帯の関係性

門司港レトロ周辺の特徴と釣り方

門司港レトロエリアは、観光地としても有名な門司港の中心部に位置し、夜景をバックにアジングを楽しめる人気スポットです。関門橋のライトアップが美しく映える中での釣りは、門司アジングならではの魅力と言えるでしょう。

このエリアの最大の特徴は、潮流の変化が激しいという点です。ある釣行記では以下のような記述があります。

カップルがなんだ！深夜の門司港レトロで知らないおじさんとアジ釣りを堪能する！では、「仕事終わりの深夜０時、今回はいつもと違う場所を調査してみようと、少し足を伸ばし春コウイカ釣りで賑わう門司港・西海岸へやってきました」と記されています。

出典：カップルがなんだ！深夜の門司港レトロで知らないおじさんとアジ釣りを堪能する！

この記述から分かるように、門司港エリアでは深夜帯の釣行が効果的です。日中は観光客も多く釣りがしづらい環境ですが、夜間になると落ち着いた雰囲気の中でアジングに集中できます。特に外灯周辺では小魚が集まり、それを追ってアジが回遊してくるパターンが見られます。

門司港レトロエリアでの攻略ポイントは、外灯の明暗部を丁寧に探ることです。明るい部分だけでなく、光と影の境目にアジが潜んでいることが多いため、ジグヘッドを使った繊細なアプローチが求められます。一般的には0.8～1.5g程度のジグヘッドで、表層から中層をスローに引いてくる釣り方が効果的とされています。

はね橋前の波止は特に人気が高く、先端部分が空いていれば優先的に狙いたいポイントです。ただし週末や連休は釣り人で混雑することも多いため、平日の釣行や早朝・深夜の時間帯を狙うのが賢明でしょう。潮の流れが速すぎる時間帯は釣りにならないこともあるため、潮見表で転流時刻を確認してから釣行計画を立てることをおすすめします。

西海岸エリアの狙い目スポット

門司の西海岸エリアは、国道199号線沿いに位置する好釣り場として知られています。関門海峡の本流からやや外れているため、適度な潮の流れがあり、初心者でも比較的釣りやすい環境が整っています。

🎣 西海岸エリアの主な特徴

項目	詳細
アクセス	国道199号線から入ってすぐ、駐車スペースあり
釣り場の環境	岸壁からの釣り、足場良好
水深	やや浅め、底が見えることも
潮の流れ	適度な流れ、時間帯により変化
常夜灯	作業灯や船舶の照明が点在

実際の釣行記録を見ると、西海岸エリアでは豆アジから20cm超えまで幅広いサイズが狙えることが分かります。ある釣行では以下のような記述があります。

「門司港西海岸の角がアジ釣りじゃ人気ポイントのはずだけど…、今日は誰も居ませんね。チラッと足元を覗くとシーバスに混じってアジが居る♪居る♪」

出典：カップルがなんだ！深夜の門司港レトロで知らないおじさんとアジ釣りを堪能する！

この記述から、西海岸ではシーバスとアジが混在している環境であることが分かります。そのため、アジング用の繊細なタックルでは大型のシーバスがヒットした際に対応が難しいこともあるでしょう。やや太めのリーダー（フロロ4～5lb程度）を使用するなど、不意の大物にも対応できる準備が必要かもしれません。

西海岸エリアでの釣り方のコツは、壁際を丁寧に探ることです。足元を覗くとアジの姿が確認できることもあるため、遠投よりも近距離戦が効果的な場合が多いようです。ワームを落として、アジがワームを咥える様子が見えたら即座に合わせるという釣り方も報告されています。

ただし、このエリアは荷揚げ作業との関係で立入規制が入ることもあるようです。作業中は安全のため釣りを控え、作業員の指示に従うことが大切です。また、ゴミが多い場所もあるとの報告もあるため、仕掛けの根掛かりには注意が必要でしょう。

太刀浦ふ頭での釣果実績

太刀浦ふ頭は、門司エリアの中でも特に安定した釣果が期待できるポイントとして多くのアングラーから支持されています。1号から6号まで複数のふ頭があり、それぞれに特徴があります。

📊 太刀浦ふ頭各エリアの比較

ふ頭番号	潮の流れ	釣りやすさ	主なサイズ	備考
1号	速い	やや難しい	小～中アジ	重めのオモリ推奨
3号内側	緩やか	釣りやすい	小～中アジ	家族連れにも最適
4号入口	緩やか	初心者向き	小アジ中心	湾奥で流れ穏やか
6号	やや速い	中級者向け	小～中アジ	潮通し良好

太刀浦ふ頭1号と6号は関門海峡の流れの影響を直接受けやすく、時間帯によっては川のように速い潮が流れることがあります。このような状況下では、通常のアジング用の軽量ジグヘッドでは底が取れないため、やや重め（1.5～2g程度）のジグヘッドを使用するか、サビキ釣りに切り替えるのも一つの方法です。

一方、3号内側や4号入口は湾の奥に位置するため潮の流れが穏やかで、初心者や家族連れでも安心して釣りができる環境です。ある釣り場情報サイトでは以下のように紹介されています。

「太刀浦ふ頭　３号内側は外側の岸壁はフェンスが張って有り、立入禁止になっています。その為、港湾の内側で狙いますが、潮の流れは緩めになり釣り易くなります。初夏から秋にかけて、小アジの安定した釣果が有り、秋以降は、中アジの回遊も見られ、昼間にサビキ釣りで中アジが釣れることも有ります」

出典：アジ・アジングの釣り場 北九州市門司区

この記述から、太刀浦ふ頭では季節によってアジのサイズが変化することが分かります。初夏から秋にかけては豆アジ中心、秋以降は中アジサイズが回遊するパターンが一般的のようです。特に注目すべきは、昼間でも中アジが釣れる可能性があるという点です。通常アジングは夜釣りが基本とされますが、太刀浦ふ頭では日中のサビキ釣りでも成果が期待できるかもしれません。

夜間は作業灯や停泊船舶の照明周辺でアジングを楽しむことができます。ジグ単での繊細な釣りが可能で、表層から中層をスローリトリーブで探るのが定石です。ただし、荷揚げ作業時には立ち入り規制が入ることがあるため、作業の有無を確認してから釣行することをおすすめします。

赤灯台堤防の魅力と注意点

新門司エリアにある赤灯台堤防は、門司アジングの中でも特に人気の高いポイントです。堤防の付け根から先端まで全域でアジの実績があり、外灯下では豆アジが群れで回遊している様子が確認されることも多いようです。

赤灯台堤防の最大の魅力は、駐車場からの移動距離があるものの、足場が良く安全に釣りができるという点です。テトラポットなどの障害物がなく、夜間でも比較的安心して釣りができる環境が整っています。

ある詳細な釣行記録では、赤灯台堤防での釣り方について以下のような記述があります。

「『赤灯台堤防』の先端までやってきました。釣り人は誰も居ませんが、外灯下を覗くと…。なんや！こっちは更にウジャウジャ居るやんか！？早速先程と同様に足元から狙ってみます。ホイ！釣れた！！やっぱ『チビキャロスワンプ』釣れるな～」

出典：カップルがなんだ！深夜の門司港レトロで知らないおじさんとアジ釣りを堪能する！

この記録から、赤灯台堤防では外灯下の足元を重点的に狙うのが効果的だと分かります。遠投して広範囲を探るよりも、明かりに集まる小魚とそれを追うアジを、足元で丁寧に狙う方が効率的なようです。

🌟 赤灯台堤防攻略のポイント

• ✅ 外灯下を優先的に攻める
• ✅ 足元から10m以内を丁寧に探る
• ✅ 堤防の表側と裏側両方をチェック
• ✅ 潮が良くなると全域で釣れる可能性
• ✅ 明暗の境界線を意識する

堤防の表側（海側）と裏側（港内側）の両方でアジが釣れることも赤灯台堤防の特徴です。潮の流れや時間帯によってアジの居場所が変わるため、片側で反応がなければもう片側を試してみる柔軟性が釣果を伸ばすコツと言えるでしょう。

注意点としては、駐車可能な場所から赤灯台堤防までは10分程度歩く必要があるという点です。重い荷物を持っての移動は体力を消耗するため、必要最小限の装備に絞ることをおすすめします。また、暗い海岸沿いを歩くことになるため、ヘッドライトなどの照明は必須です。安全面を考慮し、できれば複数人での釣行が望ましいでしょう。

田野浦・部崎周辺の穴場ポイント

田野浦ふ頭と部崎の波止は、門司エリアの中ではやや穴場的なポイントとして知られています。人気の高い門司港レトロや太刀浦に比べると釣り人の数が少なく、ゆったりと釣りを楽しめる可能性が高いエリアです。

田野浦ふ頭は関門海峡の流れが速い場所に位置しており、サビキ釣りでの実績が高いポイントです。初夏から秋にかけて小アジ中心の釣果が安定しているとの情報があります。ただし、潮の流れが速いため、アジング用の軽量ジグヘッドでは対応が難しい時間帯もあるかもしれません。そのような場合は、重めのオモリを付けたサビキ仕掛けで壁際を狙うのが効果的とされています。

部崎の波止は、太刀浦ふ頭6号の対岸に位置する波止です。以下のような特徴があります。

📍 部崎の波止の特徴

項目	詳細
ポイント範囲	波止の中間から先端にかけて
狙える側	外海側・港内側の両方
水面からの高さ	低い（アジングしやすい）
常夜灯	なし（ヘッドライト必須）
混雑度	比較的空いている

部崎の波止では、波止の付け根付近はフカセ釣りの常連が多いようですが、中間から先端にかけてはアジングのスペースが確保しやすいとのことです。外海側と港内側の両方でアジの実績があり、どちらを攻めるかは当日の潮の状況や風向きで判断すると良いでしょう。

常夜灯がないため、一見すると釣りにくそうに思えますが、水面からの高さが低く足場が良いという点でアジングには適しています。ヘッドライトで水面を照らすことで、アジの回遊やベイトフィッシュの状況を確認しながら釣りを進められます。ただし、長時間水面を照らし続けるとアジが警戒する可能性があるため、必要最小限の照射にとどめるのが賢明です。

秋以降は中アジの回遊も期待でき、昼間のサビキ釣りでも釣果が上がることがあるようです。おそらく、田野浦や部崎エリアは潮通しが良いため、回遊性の高い中アジが入りやすいのではないかと推測されます。

潮流と時間帯の関係性

門司アジングの最大の難関とも言えるのが、関門海峡特有の複雑な潮流への対応です。潮の流れが速すぎる時間帯は、ジグ単でのアジングがほぼ不可能になることもあります。逆に、適度な流れの時間帯を見極めれば爆釣のチャンスが広がります。

関門海峡の潮流には、東流れ（東に向かって流れる）と西流れ（西に向かって流れる）があり、約6時間ごとに転流（流れが変わる）します。一般的に、転流前後の潮が緩む時間帯がアジングのチャンスタイムとされています。

興味深い検証記録があります。ある釣行では、西流れ開始から転流までの5時間以上、同じポイントで釣りを続けて潮流とアジの回遊パターンを観察しています。

「潮見表で東流れ西流れの転流時刻を調べ、その時刻より前に釣り場に入る→対岸の下関側にある潮流信号の電光板の流速を見ながら（あくまで目安です）どれくらいの流速になれば、いつもやってる様なジグ単のアジングが成立するのか？アジはどのタイミングで回遊してくるのか？いつ釣れ始めて、いつ釣れなくなるのか？検証的な事をしてみよう」

出典：【関門アジング】同じポイントで５時間超釣りしてみた！

この検証によると、電光板の流速表示が5ノット→4ノット→3ノットと下がってきた辺りから釣りができそうな流れになったものの、結果的にこの日はアジの回遊がなかったとのことです。これは非常に重要な示唆を含んでいます。つまり、潮の流れが適度になったとしても、必ずしもアジが回遊してくるわけではないということです。

⚠️ 潮流の影響で注意すべきポイント

• 流速が速すぎる時間帯は釣りにならない
• 転流前後が狙い目だが、必ず釣れるわけではない
• 潮の大きさ（大潮・中潮・小潮）も影響する
• 反転流が発生することもある
• 潮見表と実際の現場の流れが異なる場合がある

さらに複雑なのが「反転流」の存在です。同じ釣行記録では、潮見表では西流れのはずなのに、実際には逆方向に流れているという現象が観察されています。これは潮が大きい時に発生する反時計回りの反流で、流速は0.7ノットに達することもあるそうです。

このような複雑な潮流パターンがあるため、門司アジングでは事前の情報収集と現場での状況判断が非常に重要になります。潮見表で転流時刻をチェックすることはもちろん、可能であれば対岸の下関側にある潮流信号の電光板を確認しながら、釣りのタイミングを見極めるのが理想的でしょう。

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門司アジングの実践テクニックと釣果アップの秘訣

1. 実績のあるタックルセッティング
2. 効果的なワームとカラーセレクト
3. ジグ単での基本的な釣り方
4. サビキ釣りとの使い分け
5. 季節ごとのサイズと回遊パターン
6. デイゲームでのアジング可能性
7. ボートアジングという選択肢
8. まとめ：門司アジングを成功させる総合ガイド

実績のあるタックルセッティング

門司アジングで実績のあるタックルは、基本的には一般的なアジング用のセッティングで対応可能ですが、関門海峡特有の潮流を考慮したややパワーのあるタックルが好まれる傾向にあります。

実際に門司エリアで釣果を上げているアングラーのタックルを参考にすると、以下のようなセッティングが効果的なようです。

🎣 門司アジング推奨タックル

パーツ	スペック	補足説明
ロッド	6～7ft前後のアジング専用ロッド	チューブラー、ソリッドどちらも可
リール	1000～2000番のスピニングリール	ドラグ性能重視
メインライン	PE0.2～0.3号、またはエステル0.3号前後	フロロ1.5lbも選択肢
リーダー	フロロカーボン3～5lb	潮が速い場所では太めが安心
ジグヘッド	0.4～2g	潮の速さで使い分け

ある釣行記録では、リップルフィッシャーのリアルクレセント65JHスペシャルというロッドが使用されています。「軽くて案外ソフトなチューブラー・ティップを装備したロッド」と説明されており、豆アジの繊細なアタリも取りやすい設計になっているようです。

リールについては、シマノの10ステラ1000PGSや18ステラ1000SSSPG、ソアレCI4+500Sなどの高性能機種が使用されている例が見られます。もちろんこれらは高級機種ですが、重要なのは滑らかなドラグ性能です。門司エリアでは不意に良型のシーバスがヒットすることもあるため、ドラグがスムーズに出るリールを選ぶことが、バラシを防ぐポイントになります。

ラインセッティングについては、プロアングラーによる詳しい解説があります。

「エステルは感度が抜群。比重は１.35で、浮き加減というか沈み加減がちょうどいいところが長所です。短所は伸びのなさゆえの破断のしやすさ。だからリーダーが必要です。あとはドラグ調整もちょこちょこやらないといけませんね。対してフロロは、比重は1.78で沈みがスムーズです。なので深い場所や流れが速い場所にいいですね」

出典：福岡県 北九州市門司区 アジング ジグ単ライン戦略

この解説から、エステルラインとフロロカーボンラインを状況に応じて使い分けるのが理想的だと分かります。エステルは感度に優れ、表層から中層を探る際に有効です。一方、フロロは沈みが良いため、底層を攻めたい時や潮が速い時に適しています。

2本のロッドを用意し、一方にエステル、もう一方にフロロをセットしておけば、状況変化に素早く対応できます。ただし、初心者の方はまずフロロカーボンラインから始めることをおすすめします。リーダーを結ぶ手間がなく、トラブル時の復旧も早いため、時合を逃さず釣りに集中できるでしょう。

効果的なワームとカラーセレクト

門司アジングで実績の高いワームには、いくつかの定番があります。複数の釣行記録を分析すると、以下のワームが頻繁に登場します。

🐟 門司エリアで実績の高いワーム

• ✓ レイン アジキャロスワンプ（チビキャロスワンプ）
• ✓ レイン アジミート
• ✓ レイン じゃこネイル
• ✓ 34（サーティーフォー）アジリンガー
• ✓ ジャッカル タイドビート 2.0inch
• ✓ ジャッカル キビナ～ゴ 2.0inch

特に「チビキャロスワンプ」は複数の釣行記録で高評価を得ています。

「やっぱ『チビキャロスワンプ』釣れるな～。ワームズレさえ無ければ、言う事無いんだが…。同じ系統の『じゃこネイル』も試してみるが、アタリの数が全然違う。もう少しアジのサイズが大きくなれば違ってくるかもしれんが、こと豆に関しては『チビキャロスワンプ』最強だな」

出典：カップルがなんだ！深夜の門司港レトロで知らないおじさんとアジ釣りを堪能する！

この記述から、豆アジ狙いでは「チビキャロスワンプ」が特に効果的だと分かります。ただし、ワームズレ（ワームがずれること）が起きやすいという弱点もあるようです。消耗品として割り切り、こまめに交換しながら使うのが良いでしょう。

カラーセレクトについては、状況によって変わりますが、以下のような傾向が見られます。

📊 シチュエーション別カラー選択

状況	推奨カラー	理由
常夜灯周辺	グロー系、クリア系	明るい場所ではナチュラルに
暗い場所	グロー系、ホワイト系	視認性重視
澄んだ水	クリア系、ナチュラル系	アジが警戒しにくい
濁った水	チャート系、ピンク系	アピール力重視

実際の釣行では、パールグロウ、ヨワヨワグロー、パールホワイトなどのカラーが使用されています。グロー系（蓄光）カラーは、暗い場所でもアジがワームを発見しやすく、夜釣りでは定番のカラーと言えます。

ジャッカルのタイドビートやキビナ～ゴも門司エリアで実績があるワームです。これらは比較的大きめのワームで、良型のアジや20cm超えを狙う際に効果的かもしれません。デカキビナ～ゴ2.5inchという大きめサイズも使用されているため、サイズによってワームを使い分けることも重要なポイントでしょう。

ワーム選びで大切なのは、その日のアジの活性やベイトに合わせて柔軟に変えることです。一つのワームにこだわりすぎず、反応がなければ別のワームやカラーを試してみる姿勢が釣果につながります。

ジグ単での基本的な釣り方

門司エリアでのジグ単アジングの基本的な釣り方は、一般的なアジングと大きくは変わりませんが、潮流の影響を強く受けるため、独特のテクニックが求められる場面もあります。

基本的な釣り方の流れは以下の通りです。

🎯 ジグ単アジングの基本ステップ

1. キャスト：狙ったポイントへ正確にキャスト
2. フォール：着水後、ラインテンションを保ちながらフォール（落下）させる
3. カウントダウン：狙いたいレンジまで沈める（表層なら0～3カウント、中層なら5～10カウント）
4. リトリーブ：ゆっくりとリールを巻く（1秒に1～2回転程度）
5. アクション：時々竿先を軽くシェイクして誘いを入れる
6. アタリを感じたら即合わせ：小さなアタリでも積極的に合わせる

門司エリア特有のポイントとして、フォール中のアタリが多いという特徴があります。ある釣行記録では、「沈んでいくワームの姿が消えたら即合わせ！！！」という釣り方が紹介されています。これは、アジがワームを咥えて違和感を感じるとすぐに吐き出してしまうため、素早い対応が必要だという意味です。

また、潮が速い時間帯の対処法として、以下のようなアプローチが有効とされています。

「門司は潮の流れが速く非常に難しい…重めのジクヘッドにするか、ワームは何を使うか考えてる時に『ヒットっす』って、20cm超えのアジをいきなり釣り上げます。港内から外へ流れる潮に漂わせるとアタリがあるとのこと」

出典：【門司港エリア】ジグ単アジング

この記述から、潮の流れを利用してワームを自然に漂わせるテクニックが効果的だと分かります。単純にリールを巻くのではなく、潮に乗せてドリフトさせることで、よりナチュラルなアプローチができ、警戒心の強いアジも口を使いやすくなるのでしょう。

外灯下での釣り方については、明暗の境目を重点的に狙うのがコツです。明るい部分だけでなく、光と影の境界線にアジが潜んでいることが多いため、その境目を横切るようにワームを通すと効果的です。

足元を攻める場合は、真下に落として、アジがワームに反応する様子を目視で確認しながら釣ることもできます。この方法は豆アジには特に有効で、アジの反応を見ながらタイミングを計って合わせることができるため、釣果が伸びやすいでしょう。

サビキ釣りとの使い分け

門司エリアでは、ジグ単のアジングだけでなく、サビキ釣りも非常に効果的です。特に潮の流れが速い時間帯や、豆アジが大量に回遊している時は、サビキ釣りの方が効率的な場合もあります。

興味深い情報として、餌なしのサビキ釣りでも釣れるという報告があります。

「サビキでもＯＫ！サイズは変わらんがダブル、トリプルで豆アジを釣り上げていく♪『サビキはどんなの使ってます？』って見せてもらったら、普通のピンクスキン・サビキだった。いつもダイソーで買うそうです。あっ！言うの忘れてたけどこのおじさん『エサ無し』です。『撒き餌無しでも釣れるよ！』って言ってましたよ！」

出典：カップルがなんだ！深夜の門司港レトロで知らないおじさんとアジ釣りを堪能する！

これは驚くべき情報です。一般的にサビキ釣りはアミエビなどの撒き餌を使うものですが、門司エリアではアジの回遊が多い時期には餌なしでも釣れる可能性があるということです。ただし、これはアジの活性が高い時期に限られるかもしれませんので、基本的には撒き餌を用意しておくことをおすすめします。

🔄 ジグ単とサビキの使い分け基準

状況	推奨釣法	理由
潮が緩い	ジグ単	繊細な釣りが可能
潮が速い	サビキ	重いオモリで対応しやすい
アジの活性が高い	サビキ	数釣りに有利
アジの活性が低い	ジグ単	繊細な誘いで口を使わせる
良型狙い	ジグ単	サイズセレクト可能
豆アジメイン	サビキ	効率的に数を釣れる

サビキ釣りを行う際は、撒き餌の使い方が重要です。「溶かしアミ」という商品が便利で、すぐに使える状態になっているため、急な釣行でも対応できます。これに「波止の鬼」などの集魚剤を混ぜることで、さらに効果が高まるようです。

撒き餌カゴに餌を詰めては落とす、竿を大きくあおって餌をまく、という作業を繰り返すことで、アジの群れを足元に寄せることができます。一度群れが寄れば、連続して釣れることも多いでしょう。

ジグ単とサビキ、両方のタックルを用意しておき、その日の状況に応じて使い分けることが、門司アジングで安定した釣果を得る秘訣と言えます。

季節ごとのサイズと回遊パターン

門司エリアのアジは、季節によってサイズや回遊パターンが大きく変化します。この変化を理解しておくことで、より効果的に釣りを楽しむことができるでしょう。

🌸 門司アジングの季節別パターン

季節	主なサイズ	釣れる時間帯	特徴
春（3～5月）	15～20cm	夕マズメ～夜	水温上昇とともに活性上昇
初夏（6～7月）	10～15cm（豆）	日中～夜	豆アジシーズン到来
夏（7～9月）	12～18cm	夕マズメ～夜	サイズアップしてくる
秋（9～11月）	18～25cm	朝夕マズメ～夜	良型の回遊が増える
冬（12～2月）	20～30cm	夜間	大アジも狙える

ある釣り場情報では、季節ごとの傾向について以下のように説明されています。

「６月頃から、豆アジの姿を見かけるようになり、夏休みの頃になると各地の波止などで、サビキ釣りで小アジがたくさん釣れるようになってきます。夏の終わり頃には、中アジ程度のアジが朝マズメや夕マズメから夜間にかけて釣れ始めます。水温の低下と共に、サイズアップしていき、晩秋から冬にかけて大アジも狙えるようになってきます」

出典：アジ・アジングの釣り場 北九州市門司区

この情報から、6月頃から豆アジシーズンが始まり、徐々にサイズアップしていくという明確なパターンがあることが分かります。

初夏から夏にかけては豆アジ（10～15cm程度）が主体となり、数釣りが楽しめる時期です。この時期は初心者でも釣りやすく、サビキ釣りでも十分な釣果が期待できます。ジグ単で狙う場合は、0.4～0.9g程度の軽量ジグヘッドに小さめのワーム（1.5～2inch程度）をセットするのが効果的でしょう。

秋になると中アジ（18～22cm程度）の回遊が増え、ジグ単での引きも強くなってきます。この時期は朝夕のマズメ時が特に狙い目で、良型のアジが積極的にベイトを追う姿が見られることもあるようです。1～1.5g程度のジグヘッドで、やや大きめのワーム（2～2.5inch）を使用すると良いサイズが狙えるかもしれません。

晩秋から冬にかけては、20cmを超える良型や、時には30cm近い尺アジと呼ばれる大型も期待できます。ただし、数は少なくなる傾向にあるため、サイズよりも数を重視するか、数は少なくても良型を狙うか、釣り人の好みで戦略を立てる必要があるでしょう。

デイゲームでのアジング可能性

アジングは一般的に夜釣りが基本とされていますが、門司エリアでは日中でもアジが釣れる可能性があります。特に秋以降の中アジシーズンには、昼間のサビキ釣りでも成果が上がることがあるようです。

デイゲームアジングの実践例として、ある釣行記録があります。

「デイゲーム・アジングIN北九州門司港エリア。門司港エリアでデイゲーム・アジング。前方は関門橋。船溜りは鉄則で探る☝️特に動いてなさそうな廃船があれば居着いている場合がある。15〜20センチ級がヒット」

出典：デイゲーム・アジングIN北九州門司港エリア

この記述から、門司港エリアでは日中でも15～20cm級のアジが釣れることが分かります。特に注目すべきは、船溜まりや廃船周辺など、アジが居着いている可能性のある場所を重点的に探るというアプローチです。

☀️ デイゲームアジングのポイント

• ✅ 船溜まりや桟橋周辺の影を狙う
• ✅ 停泊船の下を重点的に攻める
• ✅ ストラクチャー（構造物）周辺を探る
• ✅ 潮通しの良い場所を選ぶ
• ✅ ベイトフィッシュの存在を確認する

日中のアジングでは、アジが日陰に潜んでいることが多いため、明るい場所よりも影になっている場所を重点的に攻めるのが効果的です。大型の台船の下や、桟橋の影、護岸の継ぎ目など、わずかな変化がある場所にアジが居着いている可能性があります。

デイゲームで使用するタックルは、基本的に夜釣りと同じで問題ありませんが、水が澄んでいる場合はアジが警戒しやすいため、より繊細なアプローチが求められるかもしれません。リーダーを細くする、ワームのカラーをクリア系やナチュラル系にするなどの工夫が有効でしょう。

ただし、デイゲームでの釣果は夜釣りに比べると安定性に欠ける面もあるようです。確実に釣果を得たい場合は、やはり夕マズメから夜間にかけての時間帯を狙うのが無難と言えます。デイゲームは、「釣れればラッキー」くらいの気持ちで臨むのが良いかもしれません。

ボートアジングという選択肢

門司エリアでは、陸からのアジングだけでなく、ボートからのアジングも楽しむことができます。遊漁船を利用することで、陸からはアプローチできないポイントを攻めることができ、釣果も期待できます。

門司港から出船している遊漁船「GROOVE」では、ボートアジングのプランが用意されています。

🚤 ボートアジングの基本情報

項目	詳細
シーズン	10月～6月
時間帯	夜便（4時間）
フィールド	関門海峡
料金	¥8,000（初回は¥5,000）
推奨タックル	アジングロッド7ft前後、PE0.2またはエステル0.3

出典：関門海峡・北九州のルアー船／遊漁船 GROOVE

ボートアジングの最大のメリットは、潮の流れに合わせて最適なポイントへ移動できるという点です。陸からでは届かない沖のポイントや、潮目、ブレイクラインなど、アジが集まりやすい場所を効率的に攻めることができます。

また、船長が関門海峡の潮流パターンを熟知しているため、その日のベストタイミングでポイントに案内してもらえるのも大きな利点です。自分で潮見表を見て判断する必要がなく、釣りに集中できます。

ボートアジングでは、ドテラ流し（船を潮に乗せて流す釣り方）やパラシュートアンカーを使った精密な操船により、陸からでは味わえない本格的なアジングを体験できます。船の揺れや移動があるため、陸からの釣りとは若干感覚が異なりますが、それもまた新鮮な経験となるでしょう。

初めてボートアジングに挑戦する方向けに、ワークショップ（体験型講座）も開催されているようです。未経験者でも安心して参加でき、船長やサポーターが丁寧にアドバイスしてくれるため、ボートアジングのノウハウを学ぶ良い機会になるかもしれません。

ボートアジングは陸からの釣りに比べて費用はかかりますが、より確実に釣果を得たい方や、新しい釣りの体験をしたい方にはおすすめの選択肢と言えます。

まとめ：門司アジングを成功させる総合ガイド

最後に記事のポイントをまとめます。

1. 門司エリアは関門海峡に面した屈指のアジングスポットである
2. 門司港レトロ、西海岸、太刀浦ふ頭、赤灯台堤防など多様なポイントが存在する
3. 関門海峡特有の速い潮流が門司アジング最大の難関である
4. 潮見表で転流時刻を確認し、潮が緩む時間帯を狙うのが基本である
5. エステルラインとフロロカーボンラインを状況に応じて使い分けると効果的である
6. チビキャロスワンプなど実績のあるワームを複数用意しておくことが重要である
7. ジグ単の基本はスローリトリーブとフォール中のアタリへの即合わせである
8. 潮が速い時間帯や豆アジの数釣りにはサビキ釣りも有効である
9. 6月頃から豆アジシーズンが始まり、秋以降は良型が期待できる
10. 太刀浦ふ頭3号内側や4号入口は初心者や家族連れにも最適である
11. 赤灯台堤防では外灯下の足元を重点的に攻めるのがコツである
12. 反転流という複雑な潮流パターンが発生することもある
13. デイゲームでは船溜まりや廃船周辺など影になる場所を狙う
14. ボートアジングを利用すれば陸からアクセスできないポイントも攻められる
15. 餌なしのサビキ釣りでも釣れることがあるほどアジの回遊が多い時期もある

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記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

1. カップルがなんだ！深夜の門司港レトロで知らないおじさんとアジ釣りを堪能する！
2. アジ・アジングの釣り場 北九州市門司区
3. 【門司港エリア】ジグ単アジング
4. 福岡県 北九州市門司区 アジング ジグ単ライン戦略
5. 門司港で釣れたアジの釣り・釣果情報
6. デイゲーム・アジングIN北九州門司港エリア
7. 【関門アジング】同じポイントで５時間超釣りしてみた！
8. 門司港の釣果・釣り場情報
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