静岡県沼津市の西浦にある足保港は、内浦湾に面した長い堤防が特徴的な人気釣りスポットです。富士山を眺めながら釣りができるロケーションの良さと、湾内の穏やかな環境で初心者からベテランまで楽しめる釣り場として知られています。しかし、足保港でアジングを楽しむ際には、いくつか知っておくべきポイントがあります。
この記事では、足保港でのアジング事情について、実際の釣果情報や釣り場の特徴、設備、アクセス方法まで詳しく解説します。また、アジング以外に狙える魚種や、釣り場でのマナー、周辺施設の情報も網羅的にお届けします。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ 足保港でのアジングの実態と釣果情報 |
| ✓ 足保港の釣り場の特徴と水深・地形データ |
| ✓ 駐車場・トイレなどの設備とアクセス方法 |
| ✓ アジング以外に狙える魚種と釣り方 |
足保港でのアジング実態と釣果情報
- 足保港でのアジング釣果は限定的
- 小サバの回遊が多く外道に悩まされる可能性
- アジが釣れる時期とポイント
- アジング以外の人気ターゲット
- 遠投カゴ釣りでの良型アジ実績
- まとめ:足保港でのアジングは他魚種も視野に
足保港でのアジング釣果は限定的
足保港でのアジング釣果について、複数の釣果情報を調査したところ、アジングでの釣果報告は非常に少ないというのが実態です。アングラーズなどの釣果投稿サイトを確認しても、アジの釣果自体はあるものの、アジングという釣法での投稿はほとんど見られません。
釣具のイシグロの釣果情報によると、2022年12月に足保港でフカセ釣りをしていた際に偶然アジが12匹釣れたという報告があります。この時のサイズは15~25cmで、深いタナ(約5m)を狙っていたところ、本来の狙いであるメジナではなくアジがヒットしたとのことです。
コマセがしっかりと効き始めたのか、ここからアタリが出始めます!寒い中電気ウキが沈み込むのを今か今かと待って、沈み込んだ時の嬉しさはとにかく最高!!!
この報告からも分かるように、足保港ではアジは釣れるものの、アジングのようなルアーでの釣果は限定的で、むしろエサ釣りでの実績の方が高いと考えられます。
足保港の水深は堤防正面の外向きで14m前後、内湾側で9~11mと比較的深く、アジングで狙うような浅場のアジよりも、深場を回遊する群れがメインになっている可能性があります。アジングでは一般的に水深5m以内の浅場を狙うことが多いため、足保港の地形とはマッチしていないのかもしれません。
また、2018年9月を最後にアジングでの釣果投稿がほぼ途絶えていることから、近年はアジングのポイントとしては選ばれていない状況が伺えます。これは単純にアジが釣れないというよりも、他の魚種の方が釣果が安定しているため、アングラーの関心が他のターゲットに向いている可能性も考えられます。
小サバの回遊が多く外道に悩まされる可能性
足保港でアジングを試みた際に直面する最大の問題が、小サバの圧倒的な回遊量です。複数の釣行記録を見ると、サビキ釣りやアジングの仕掛けに小サバが大量にヒットする報告が目立ちます。
2025年4月の釣果情報では、「ゴマサバ大量」というタイトルで、0.5gジグ+ワーム1.5インチのレッドグローで25匹のサバが釣れたという報告があります。サイズは15cm程度と小型で、「落とすだけで群がって釣れます」とのコメントが残されています。
アジは釣れませんでしたが、ゴマサバ釣れました。0.5gジグ+ワーム1.5インチのレッドグロー。落とすだけで群がって釣れます。
📊 足保港で釣れる小型回遊魚の傾向
| 魚種 | サイズ | 釣れやすい時期 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 小サバ | 15~20cm | 4月~9月 | 圧倒的な数、群れで回遊 |
| ネンブツダイ | 小型 | 夏~秋 | 夜間に表層で多数 |
| アジ | 15~25cm | 不定期 | 回遊は少なめ |
| イワシ | 小型 | 5月~9月 | サバと混在 |
伊豆釣り.comの釣行記でも、6月中旬の遠投カゴ釣りで「表層では毎投サバが釣れます。この餌取りを交わさない限りは青物には付け餌が届きません」という記述があり、サバの群れが釣りの妨げになることが示されています。
アジングでワームを使用する際も、このサバの群れが本命のアジより先に食いついてしまう可能性が高く、効率的な釣りが難しくなります。特に表層から中層にかけてサバが濃い場合、アジを狙うタナまでワームを沈められないという問題も発生します。
ただし、見方を変えれば小サバも立派なターゲットとして楽しめます。足保港の小サバは15~20cm程度で、唐揚げや南蛮漬けにすれば美味しく食べられるサイズです。アジングタックルでサバを狙うのも一つの楽しみ方と言えるでしょう。
アジが釣れる時期とポイント
足保港でアジが釣れる時期について、限られた情報から推測すると、5月~6月と12月前後に釣果が上がる傾向があるようです。
伊豆釣り.comの釣行記では、6月中旬に「アジの群れが回ってきました。駿河湾は意外にもアジの回遊が少なく、ポンポン釣れるものではありません」という記述があります。この情報から、駿河湾エリア全体としてアジの回遊が多くないことが分かります。
🎣 足保港でアジが狙える可能性のある時期
| 時期 | 期待度 | サイズ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 春(3~5月) | ★★☆☆☆ | 15~20cm | 回遊は不安定 |
| 初夏(6月) | ★★★☆☆ | 15~25cm | 群れの回遊あり |
| 夏(7~8月) | ★☆☆☆☆ | – | サバが多く難しい |
| 秋(9~11月) | ★★☆☆☆ | 15~20cm | 情報少なめ |
| 冬(12月~2月) | ★★★☆☆ | 15~25cm | 深場で良型の可能性 |
2022年12月のフカセ釣りでの釣果では、夜間の深いタナ(約5m)で15~25cmのアジが12匹釣れています。この事例から、冬場は深場に良型が落ちている可能性が考えられます。一般的にアジは水温が下がると深場に移動する習性があるため、冬場の足保港では表層のアジングよりも、ジグヘッドを深く沈めるアプローチが有効かもしれません。
ポイントについては、堤防の正面外向きと堤防北西側の角付近が主な釣り座になります。まるなか大衆鮮魚の釣り場解説によると、堤防正面の外向きは水深14m前後、内湾側は9~11mとなっており、アジを狙う場合は内湾側の方が水深的には適しているかもしれません。
ただし、内湾側はクロダイやメジナの魚影が濃いエリアでもあるため、フカセ釣り師が多く入っている可能性があります。アジングで入る場合は、釣り座の空き状況を確認しながら場所を選ぶ必要がありそうです。
アジング以外の人気ターゲット
足保港はアジングよりも他の釣り方や魚種の方が圧倒的に人気があります。釣果情報を分析すると、主に以下のターゲットで賑わっていることが分かります。
🐙 足保港の人気ターゲットランキング
| 順位 | 魚種 | 釣り方 | 人気度 | シーズン |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | アオリイカ | エギング・泳がせ | ★★★★★ | 春・秋~初冬 |
| 2位 | 青物(ワカシ・イナダ) | ショアジギング・カゴ | ★★★★☆ | 夏~秋 |
| 3位 | クロダイ・メジナ | フカセ釣り | ★★★★☆ | 冬~春 |
| 4位 | マダイ | 遠投カゴ | ★★★☆☆ | 周年 |
| 5位 | ソウダガツオ | ショアジギング | ★★★☆☆ | 夏~秋 |
まるなか大衆鮮魚の解説では、「足保港の防波堤はアオリイカ釣りでかなり人気があります。春~初夏・秋~初冬を中心にイカ釣り師の方がかなり多くなりますね」と記載されており、アオリイカが最も人気のターゲットであることが分かります。
実際、2024年6月には初めてのアオリイカ浮き釣りで2.5kgの大型をゲットした釣果も報告されています。エギングだけでなく、アジなどの生き餌を使った泳がせ釣りも盛んで、堤防の付け根側から先端まで、シーズン中はイカ釣り師で賑わうようです。
青物については、夏場~秋を中心にブリやカンパチの幼魚、ソウダガツオなどの回遊が見込めます。た~にゃん’s fishing schoolの釣行記では、2017年8月に48cmのシイラがショアジギングで釣れた報告があり、30gのジグパラショート(ブルーシルバー)がヒットルアーだったとのことです。
48cmのシイラでした。あれだけの強烈なアタリとファイトでも48cmって、これが80cmとかメーター級になったらどんな引きするんだろ!?
フカセ釣りについても、「伊豆半島一帯がフカセ釣りのポイントになっていて、足保港でもクロダイやメジナを狙う方をよく見かけます」という情報があり、特に冬~春のメインシーズンには多くのフカセ釣り師が訪れるようです。
遠投カゴ釣りでの良型アジ実績
アジングでの釣果は少ないものの、遠投カゴ釣りでは良型のアジが釣れる実績があります。これは、足保港の水深が深く、沖合に大型の回遊魚が回ってくる地形的特徴が関係していると考えられます。
Yahoo!知恵袋の2010年の投稿では、足保港でマダイを狙う際のタナについて「100mくらい投げて棚は22ヒロ(33m)です」という情報が提供されています。かなり沖合まで投げて深いタナを狙う釣りが主流で、この深場にアジも回遊している可能性があります。
足保でマダイをやるときは、100mくらい投げて棚は22ヒロ(33m)です。そこまで届かなければ、カゴを海底まで沈めて、ウキがギリギリ立つ所から棚を50cm~1mあげます。
2022年12月の釣具のイシグロの報告でも、フカセ釣りで深いタナを狙っていたところ、15~25cmのアジが12匹釣れたとあります。最大で25cmと尺には届かなかったものの、良型のアジが群れで回遊していたことが分かります。
この釣果から考えると、アジングの軽量ジグヘッドで表層~中層を探るよりも、メタルジグやテキサスリグなどで深場を攻める方が効率的かもしれません。一般的なアジングタックルでも、10g程度のジグヘッドやメタルジグを使えば、ある程度の深場まで探ることは可能です。
📋 足保港でアジを狙う際の推奨タックル
| アイテム | 推奨スペック | 理由 |
|---|---|---|
| ロッド | 7~8ft、ML~M | 遠投と深場攻略のため |
| リール | 2500~3000番 | ライン容量と巻き上げ力 |
| ライン | PE 0.6~0.8号 | 感度と飛距離 |
| リーダー | フロロ 2~3号 | 根ズレ対策 |
| ルアー | 5~10gジグヘッド、メタルジグ | 深場到達のため |
ただし、Yahoo!知恵袋の情報にもあるように「今の足保は数日通って、何かが1匹釣れるくらいです」という厳しい状況も報告されています。これは2010年の情報ですが、現在も似たような状況が続いている可能性があります。
足保港の釣り場情報と周辺施設
- 足保港の基本情報とアクセス方法
- 駐車場とトイレなどの設備状況
- 堤防の構造と各ポイントの特徴
- 水深・地形データと狙い目のタナ
- 釣り時間と常夜灯の有無
- 釣り禁止エリアとマナー・ルール
- まとめ:足保港でのアジングを含む総合情報
足保港の基本情報とアクセス方法
足保港は静岡県沼津市西浦足保に位置する、内浦湾に面した港です。沼津市街地からは車で約30分程度の距離にあり、伊豆半島の西側、いわゆる西伊豆エリアの北端に位置しています。
🗺️ 足保港の基本データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 静岡県沼津市西浦足保 〒410-0242 |
| 釣り場タイプ | 港・堤防 |
| 主な釣り方 | エギング、ショアジギング、フカセ釣り、カゴ釣り |
| 設備 | 駐車場、トイレ、自動販売機 |
| 足場 | 良好(湾内のため波が穏やか) |
| 特徴 | 長い堤防、富士山が見えるロケーション |
アクセス方法については、釣具のイシグロの情報によると「伊豆中央道『長岡北IC』から国道414号へ、県道17号に入って海沿いに南下し西浦足保へ。『内浦漁業協足保事務所』横から港内へ進入、堤防基部に有料駐車場あり」となっています。
公共交通機関でのアクセスは一般的には難しく、自家用車での訪問が基本となります。最寄りの釣具店は木負堤防近くの岩崎釣具店(〒410-0231 静岡県沼津市西浦木負353-8)があり、コンビニはセブンイレブン伊豆三津シーパラダイス前店(〒410-0223 静岡県沼津市内浦三津46)が比較的近い場所にあります。
天気が良ければ富士山を眺めながら釣りができるという絶景ポイントでもあり、釣り以外の楽しみもあります。ただし、天候によっては視界が悪く富士山が見えない日もあるため、晴天の日を選んで訪れると良いでしょう。
周辺の釣り場としては、北側に木負堤防、南側には戸田港や井田海岸などがあり、足保港で釣果が上がらない場合は移動して様子を見るという選択肢もあります。木負堤防は足保港と同様に長い堤防が特徴で、イカ釣りや回遊魚狙いで人気のスポットです。
内浦湾全体が比較的波が穏やかなエリアであり、初心者でも釣りがしやすい環境が整っています。ただし、シーズン中や週末は混雑することも多く、特に人気の先端部分は早朝から場所取りが始まることもあるようです。
駐車場とトイレなどの設備状況
足保港の設備については、釣り場としての利便性が高く、駐車場とトイレが完備されています。これは家族連れや長時間の釣行を予定している方にとって大きなメリットです。
まるなか大衆鮮魚の釣り場解説によると、「港の北西側にトイレ・駐車場があります。以前訪れた時は有料だったんですが、取材時は特に『有料』の記載はなく、無料で利用できました。有料時は駐車料金400円だった記憶がありますが、現地にて確認してください」とのことです。
🚗 足保港の設備情報
| 設備 | 状況 | 備考 |
|---|---|---|
| 駐車場 | あり | 以前は有料(400円)、現在は要確認 |
| トイレ | あり | 港の北西側に設置 |
| 自動販売機 | あり | 漁協事務所横 |
| コンビニ | なし | 最寄りはセブンイレブン(三津方面) |
| 釣具店 | なし | 最寄りは岩崎釣具店(木負方面) |
駐車場の料金については情報が分かれており、無料という情報と有料という情報が混在しています。おそらく時期や曜日によって有料・無料が変わる可能性があるため、訪問時には現地の看板や料金箱の有無を確認することをおすすめします。
駐車場は堤防の付け根部分にあり、釣り場までのアクセスは良好です。ただし、駐車スペースには限りがあるため、シーズン中の週末や祝日は早めに到着しないと満車になる可能性があります。特にアオリイカのシーズンや青物の回遊時期は混雑が予想されます。
トイレがあることで、長時間の釣行でも安心して楽しめます。特に家族連れや女性アングラーにとっては、トイレの有無は釣り場選びの重要なポイントになります。ただし、トイレの清潔さや設備の状態については、公衆トイレレベルと考えておくのが無難でしょう。
自動販売機は漁協事務所横にあるとのことですが、種類や品数は限られている可能性があります。夏場の長時間釣行を予定している場合は、飲み物や軽食を事前に準備しておくことをおすすめします。
また、釣具のイシグロの情報には「各漁協では放流活動をしています。小さな真鯛やヒラメは釣れた場合 再放流にご協力ください」という記載があり、資源保護への協力が求められています。これは足保港に限らず、伊豆半島全体で行われている取り組みのようです。
堤防の構造と各ポイントの特徴
足保港の釣り場は、沖に向かって長く伸びるL字型の堤防が主なポイントになります。まるなか大衆鮮魚の詳細な釣り場解説によると、堤防は以下の3つのエリアに分けられます。
🎣 足保港の主要ポイント
| ポイント名 | 特徴 | 水深 | 主なターゲット |
|---|---|---|---|
| 防波堤北西側 | 岩礁帯、捨て石あり | 4.5~5.5m | アオリイカ、根魚、メジナ |
| 防波堤正面(外向き) | 深場、かけあがりあり | 14m前後 | 青物、マダイ、回遊魚 |
| 防波堤正面(内向き) | 湾内、穏やか | 9~11m | クロダイ、メジナ、アジ |
| 足保港東側 | 岩礁帯、ランガン向き | 7.5m前後 | 根魚、小型回遊魚 |
防波堤北西側は、まるなか大衆鮮魚の情報によると「岸壁から35m~40mほどの地点で水深は約4.5m~5m前後」となっており、比較的浅めのエリアです。「手前側よりも沖側が若干浅く、ゴツゴツした地形」で、「底質は岩礁帯・砂泥底が混じったような感じで、根掛かりのリスクがあります」とのこと。
このエリアは岩礁帯が広がっているため、投げ釣りやメタルジグを使う際は注意が必要です。一方で、岩礁帯は魚の隠れ家になるため、根魚やアオリイカにとっては好ポイントになります。捨て石の斜面から境界付近は特に魚がつきやすいポイントです。
防波堤正面は足保港のメインポイントで、外向きと内向きで大きく特徴が異なります。外向きは「岸壁から35m~40mほどの地点で14m前後の深さ」があり、「さらに沖合どんどん深くなっていく地形」となっています。この深場が青物やマダイなどの大型回遊魚を引き寄せる要因になっています。
内向きは「岸壁から35m~40mほどの地点では水深9m~9.5mほど」で、「手前に寄るにつれて徐々に深く落ちています」。最深部は10.5~11mで、「更に手前に寄ると、捨て石によって比較的明確な斜面になっていて、7m前後まで浅くなります」という地形です。
足保港東側は「ちょっとした岩礁帯が広く続いて」おり、「釣り歩くことが可能なので、エギングやルアー釣り・根魚釣りなどの方はランガンするのも面白い」エリアです。水深は「35mほど離れた地点で水深は7.5m前後」で、「長い斜面が続いていて、手前に寄るとかなり浅くなっていきます」。
水深・地形データと狙い目のタナ
まるなか大衆鮮魚の釣り場解説では、魚探を使った詳細な水深データが提供されています。これは他の釣り場情報サイトではあまり見られない貴重な情報です。
📊 足保港の水深詳細データ(魚探による実測)
| 測定ポイント | 距離 | 水深 | 底質・特徴 |
|---|---|---|---|
| 北西側堤防沖 | 35~40m | 4.5~5m | 岩礁帯、ゴツゴツ |
| 北西側堤防手前 | – | 5.5m前後 | フラット、捨て石斜面 |
| 正面外向き沖 | 35~40m | 14m前後 | かけあがり、深場 |
| 正面外向き手前 | – | 7m前後 | 斜面 |
| 正面内向き沖 | 35~40m | 9~9.5m | 徐々に深くなる |
| 正面内向き最深部 | – | 10.5~11m | 湾内最深部 |
| 正面内向き手前 | – | 7m前後 | 捨て石斜面 |
| 東側岩礁帯 | 35m | 7.5m前後 | 石・ゴツゴツ |
これらのデータから、アジングで狙うべきタナを考察すると、以下のようなアプローチが考えられます。
まず、一般的なアジングでは水深5m以内の浅場を狙うことが多いため、北西側堤防の沖側が最も適している可能性があります。ただし、このエリアは岩礁帯で根掛かりのリスクが高いため、ジグヘッドは軽めの1~3g程度にして、ゆっくりフォールさせながら探るのが良いでしょう。
2022年12月のフカセ釣りでアジが釣れた事例では、タナは約5mだったとのことです。これは電気ウキを使った釣りで、「深めのタナでしっかりと電気ウキが沈み込むまで待つのが肝」とコメントされています。アジングでも、5m前後のタナを重点的に探ることで釣果につながる可能性があります。
伊豆釣り.comの6月の釣行記では、遠投カゴ釣りで「竿一本という事はタナは約5メートル」で青物(ワカシ)がヒットしたとあります。また、「タナは3~7メートルでした」という記述もあり、3~7mのレンジが魚の回遊層になっている可能性が高いです。
📌 タナ別の狙い目魚種(推測)
| タナ | 狙える魚種 | 時期 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 表層~1m | サバ、イワシ | 春~秋 | 朝夕のまずめ時 |
| 2~3m | 小型青物、サバ | 夏~秋 | 回遊時 |
| 3~5m | アジ、タカベ | 周年 | 北西側、内湾 |
| 5~7m | アジ、メジナ | 冬~春 | 内湾、捨て石周辺 |
| 10m以上 | マダイ、ハタ類 | 周年 | 外向き深場 |
Yahoo!知恵袋の情報では、マダイ狙いでは「22ヒロ(33m)」という非常に深いタナが示されていますが、これは100m近く遠投した先での話です。足元から50m以内のエリアであれば、上記の3~7mのレンジを探るのが現実的でしょう。
釣り時間と常夜灯の有無
足保港での釣り時間については、特に時間制限は設けられていないようです。沼津港のように開放時間が決まっている港もありますが、足保港に関してはそのような情報は見当たりません。
ただし、夜釣りをする際には常夜灯の有無が重要になります。残念ながら、提供された情報の中には足保港の常夜灯に関する明確な記述はありませんでした。一般的に漁港には常夜灯が設置されていることが多いですが、足保港の具体的な状況については、現地で確認する必要があります。
🌙 夜釣りの可能性と注意点
| 項目 | 状況 | 備考 |
|---|---|---|
| 釣り時間制限 | なし(推測) | 特に情報なし |
| 常夜灯 | 不明 | 現地確認推奨 |
| 夜釣りの実績 | あり | フカセ、イカ釣りなど |
| 駐車場夜間利用 | 不明 | 有料時間帯要確認 |
2022年12月の釣果報告では「15:00~20:30」という時間帯で釣りをしており、日没後も釣りをしていたことが分かります。この報告では「電気ウキ」を使用していたとあり、夜間の釣りが可能であることは確認できます。
また、陸っぱり研究所の釣行記では「2025#27 釣り場調査@足保港」で雨の中釣りをした記録があり、天候に関係なく釣りができる環境であることが伺えます。ただし、悪天候時は安全面に十分注意する必要があります。
アオリイカのエギングは夕まずめから夜にかけてが好時合になることが多いため、夜釣りをするアングラーは多いと思われます。常夜灯があれば、その周辺にベイトが集まり、それを狙ってアオリイカや青物が寄ってくる可能性が高まります。
もし常夜灯がない場合でも、ヘッドライトやランタンを準備すれば夜釣りは可能です。ただし、周囲の釣り人の迷惑にならないよう、ライトの使用には配慮が必要です。特にエギング中の人がいる場合、強い光を水面に当てるとイカが警戒して逃げてしまうことがあるため注意しましょう。
夜釣りをする場合は、足元の安全確保も重要です。堤防は比較的足場が良いとされていますが、夜間は視界が悪くなるため、転落や転倒のリスクが高まります。ライフジャケットの着用は必須です。
釣り禁止エリアとマナー・ルール
足保港については、明確な釣り禁止の情報は見当たりませんでした。ただし、周辺の静浦漁港ではルアー釣り禁止という規制があるため、沼津周辺の港では釣りに関する規制が設けられているケースがあることに注意が必要です。
Fish-Beginnerの釣り場解説には「静岡県というと沼津港は開放時間が決まっていたり、静浦漁港ではルアー釣り禁止とか制限が多いような気がしています。上記2釣り場(足保港、木負堤防)はこういった開放時間、釣り方制限とかはあるのでしょうか?」という質問形式の記述があり、逆に言えば足保港には明確な制限がない可能性を示唆しています。
🚫 足保港周辺の釣り規制状況
| 港名 | 規制内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 足保港 | 規制情報なし | 特に制限の記載なし |
| 静浦漁港 | ルアー釣り禁止 | 周辺港の事例 |
| 沼津港 | 開放時間制限 | 周辺港の事例 |
| 木負堤防 | 規制情報なし | 隣接ポイント |
ただし、規制がないからといって何をしても良いわけではありません。釣具のイシグロの釣り場情報には「ルールとマナーを守って釣りを楽しみましょう」として、以下の注意事項が記載されています。
✅ 守るべきルールとマナー
- ①違法駐車・迷惑駐車をしない
- ②規制区域・禁止区域に入らない
- ③行政・漁協・管理団体等の指示・ルールを守りましょう
- ④釣場にゴミを捨てない
特にゴミ問題については、どの釣り場でも深刻化しています。陸っぱり研究所のブログでは「ここもか・・・@釣り場の汚れ」というタイトルで釣り場の汚れについて言及しており、釣り場の環境保全は全てのアングラーの責任です。
また、Amebloの釣行記には、足保港で「韓国人みたいな人相の悪いアベックがやって来てバケツを置いていきます」という、釣り座をめぐるトラブルの記録があります。
『そこ居ますよ』って言ったら、「わかっているよ、俺ら地元だよ」って。最悪!まったく。餌釣りは質が悪い。
このような釣り座をめぐるトラブルは、マナーの欠如から生じます。先行者がいる場合は十分な距離を保ち、釣り座に入る際は声をかけるなど、基本的なマナーを守ることが重要です。
さらに、釣具のイシグロの情報には「各漁協では放流活動をしています。小さな真鯛やヒラメは釣れた場合 再放流にご協力ください」とあり、資源保護への協力も求められています。これは法的な義務ではありませんが、将来的な釣り環境を守るための重要な取り組みです。
まとめ:足保港でのアジングを含む総合情報
最後に記事のポイントをまとめます。
- 足保港でのアジング釣果は限定的で、ルアーでの釣果報告は少ない
- 小サバの回遊が多く、アジングの外道になりやすい環境
- アジが釣れる可能性があるのは5~6月と12月前後
- フカセ釣りや遠投カゴ釣りでは15~25cmの良型アジの実績あり
- アオリイカ、青物、クロダイ・メジナの方が人気で実績も高い
- 堤防はL字型で、北西側、正面外向き・内向き、東側の4エリアに分かれる
- 水深は北西側が4.5~5.5m、正面外向きが14m前後、内向きが9~11m
- アジを狙うタナは3~7mが有望と推測される
- 駐車場とトイレが完備されているが、駐車場は有料の可能性あり
- 明確な釣り禁止や時間制限の情報はないが、マナー遵守は必須
- 常夜灯の有無は不明のため、夜釣りする際は現地確認が必要
- 周辺の釣り場としては木負堤防、戸田港、井田海岸などがある
- 最寄りの釣具店は岩崎釣具店、コンビニはセブンイレブン三津店
- 小さな真鯛やヒラメは再放流して資源保護に協力する
- 釣り座のマナーを守り、ゴミは必ず持ち帰る
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 【沼津堤防釣果】足保港で良型含むアジ好調です!!! | 釣具のイシグロ
- 【足保港】6月中旬の遠投カゴ釣り – 伊豆釣り.com
- 足保港 ( あしぼこう )【静岡県・沼津市】 | 釣具のイシグロ
- 西浦 足保港の釣り場・ポイント徹底解説! | まるなか大衆鮮魚
- 2025#27 釣り場調査@足保港(静岡県沼津市)- 陸っぱり研究所 日誌
- 足保港の釣果・釣り場情報【2025年最新】 – アングラーズ
- 最悪の足保港 / 2021年12月22日 | 流離いのフライ・フィッシャー、徒然なるままに。
- 足保港で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
- 西伊豆の足保港でマダイを釣りたいと思っております!- Yahoo!知恵袋
- 水面爆発の大興奮!ショアジギングでシイラゲーム@足保港 | た〜にゃん’s fishing school
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