山形県沖に浮かぶ「飛島」は、近年アジングの聖地として注目を集めている離島です。日本海の荒波に囲まれたこの小さな島では、驚くほどの魚影の濃さと良型のアジが期待でき、「アジングのパラダイス」とも称されています。本土から少し足を延ばすだけで、まるで別世界のような釣り体験ができるのが飛島の大きな魅力。本記事では、インターネット上に散らばる飛島アジングの情報を収集・分析し、これから飛島でアジングを楽しみたい方に向けて、アクセス方法からポイント選び、タックル、時期まで網羅的に解説していきます。
離島という特別なロケーションでのアジングは、本土とは異なる魅力があります。プレッシャーが低く、魚影が濃い環境で、思う存分ロッドを振れる贅沢な時間。さらに民宿に泊まりながらのんびりと釣りを楽しめるスタイルは、釣り旅行としても最高です。ただし、離島ならではの注意点や準備も必要。この記事を読めば、飛島アジングの全体像が把握でき、より充実した釣行計画が立てられるはずです。
この記事のポイント |
---|
✓ 飛島が東北屈指のアジングスポットである理由と魚影の濃さ |
✓ 酒田港からのアクセス方法と宿泊を含む釣行プラン |
✓ ベストシーズンと時間帯、狙うべきポイントの特徴 |
✓ 効果的なタックル・ルアーセレクトとフグ対策 |
飛島でアジングを楽しむための基本情報
この章では、飛島という釣り場の特徴や魅力、アクセス方法など、飛島アジングを始める前に知っておくべき基本情報を詳しく解説します。
- 飛島でアジングが注目される理由は魚影の濃さと大型の実績
- 飛島へのアクセスは酒田港からフェリーで約75分
- 飛島アジングのベストシーズンは秋から初冬
- 漁港内でも日中から好釣果が期待できる
- フグ対策が飛島アジング成功の鍵
- 宿泊施設と釣り場までのアクセスが便利
飛島でアジングが注目される理由は魚影の濃さと大型の実績
飛島が東北エリアのアジングスポットとして注目を集めている最大の理由は、圧倒的な魚影の濃さです。複数の釣行記事を見ると、「数千匹、数万匹規模の群れ」「アジ絨毯状態」といった表現が頻繁に登場します。
何千いや…何万匹か分からないくらいの規模の群れで通常見えている魚は釣り難いのですが…ワームを投げると直ぐにヒット!
このような状況は本土の釣り場ではなかなか見られません。離島という地理的条件により、アジの回遊ルートが集約されやすく、さらにプレッシャーが低いため魚が警戒心を持ちにくいと考えられます。実際、関東エリアなど人気釣り場では釣り人で溢れかえるような好ポイントでも、飛島では「他に釣り人がいない」という状況が珍しくないようです。
サイズ面でも飛島は優秀で、20cm前後のアジは当たり前、25cm超えの良型も頻繁に釣れています。最大では28cmクラスの実績も報告されており、尺アジ(30cm)の可能性も十分にあるフィールドと言えるでしょう。
🎣 飛島アジングの魅力まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
魚影の濃さ | 数千~数万匹規模の群れが確認できる |
サイズ | 平均20cm前後、25cm超えも多く、最大28cm以上の実績 |
プレッシャー | 釣り人が少なく、魚の警戒心が低い |
釣れる時間帯 | マズメ時だけでなく、日中でも釣果が期待できる |
また、飛島は「東北アジングのポテンシャルが高い」という評価を受けている地域の代表格です。プロアングラーの渡邉長士氏も、2014年の初訪問で東北のポテンシャルに魅了され、以降何度も足を運んでいるとのこと。一般的にアジングは夜釣りがメインとされますが、飛島では日中でも好条件が揃えば十分に釣果が期待できる点も大きな魅力です。
飛島へのアクセスは酒田港からフェリーで約75分
飛島は山形県酒田市の沖合約39kmに位置する離島で、周囲約10.2km、人口約200人の小さな島です。アクセスは酒田港から定期船を利用するのが唯一の手段となります。
🚢 飛島へのアクセス情報
項目 | 詳細 |
---|---|
出発地 | 酒田港(山形県酒田市) |
所要時間 | 約75分(1時間15分) |
運航 | 定期船(1日1便が基本) |
注意点 | 天候により欠航する場合がある |
島には酒田からフェリーで75分で行ける。小型船のため風波でもグワングワン揺れた。(二人とも船酔いしながら到着。)
船酔いが心配な方は、事前に酔い止め薬を服用しておくことをおすすめします。特に風が強い日は揺れが激しくなる可能性があります。また、定期船は1日1便の運航が基本となるため、帰りの便を逃すと島に取り残されることになります(宿泊前提の釣行であれば問題ありませんが)。
飛島に到着すると、島内の移動は徒歩または自転車が基本です。無料で自転車をレンタルできるサービスもあるとのことで、複数のポイントを回る場合は自転車を活用すると便利でしょう。島自体が小さいため、主要な釣りポイントは民宿から徒歩圏内にあることが多いようです。
車で酒田港まで行く場合、伊勢湾岸自動車道を利用するルートが一般的です。東京方面からだと、かなりの長距離移動になりますが、前日に山形入りして酒田周辺で前泊し、翌朝の船に乗るというスケジュールが現実的かもしれません。飛行機を利用する場合は、庄内空港が最寄りの空港となります。
📝 酒田港へのアクセス手段
- 🚗 自動車:東京方面からは約6~7時間程度
- ✈️ 飛行機:庄内空港からレンタカーやタクシーで酒田港へ
- 🚄 鉄道:JR酒田駅からタクシーまたは路線バス
離島への釣行は本土とは違った特別感があり、「旅」としての楽しみも大きいのが魅力です。アクセスに多少の手間はかかりますが、それを補って余りあるほどの釣果と体験が待っています。
飛島アジングのベストシーズンは秋から初冬
飛島でアジングを楽しむなら、シーズン選びが重要です。収集した情報を分析すると、おそらく秋(9月~11月)がベストシーズンと考えられます。
複数の釣行記事が9月~11月に集中しており、この時期に好釣果が報告されています。特に9月の釣行記事では「爆釣」「入れ食い」といった表現が目立ちます。一方で、夏場については以下のような情報もあります。
夏休みの飛島の防波堤は基本的に、な〜〜〜〜〜んにも釣れません。港の沖堤防まで短い距離ですが、民宿の船で渡してもらうか沖に出て沖メバル釣りするくらいですね。
この情報から、夏場は漁港内の防波堤からのアジングは難しい時期と推測されます。ただし、これはあくまで一例であり、年によって状況は変わる可能性があります。
📅 飛島アジングの季節別特徴(推測含む)
時期 | 状況 | コメント |
---|---|---|
春(4~6月) | △ | 情報が少なく不明だが、初夏から魚影が濃くなる可能性 |
夏(7~8月) | ✕~△ | 防波堤からは厳しいとの情報あり、沖堤防なら可能性あり |
秋(9~11月) | ◎ | 最も釣果報告が多く、ベストシーズンと考えられる |
冬(12~3月) | △ | 情報少ないが、初冬は期待できるかもしれない |
釣行計画を立てる際は、9月~11月、特に10月前後を狙うのが確実と言えそうです。この時期はアジのサイズも良く、数も期待できます。また、秋はアオリイカのシーズンとも重なるため、アジング以外の釣りも同時に楽しめる可能性があります。
時間帯については、マズメ時(朝夕)が最も期待できるのは一般的なアジングと同様ですが、飛島の特徴として日中でも釣れるという点が挙げられます。これは魚影の濃さとプレッシャーの低さによるものと推測されます。ただし、より確実に釣果を得たいなら、やはりマズメ時を中心に釣行するのが賢明でしょう。
漁港内でも日中から好釣果が期待できる
飛島アジングの大きな特徴の一つが、日中でも十分に釣果が期待できるという点です。通常、アジングは夜釣りやマズメ時がメインとされることが多いですが、飛島ではその常識が通用しないことがあります。
今回は2020年10月下旬に釣友である上州屋鶴岡店の跡邊さんと一泊二日の釣行。結果から言うと、大潮後の中潮と潮回りも良く天候にも恵まれ、大爆釣!二人で100匹近くのアジを釣り上げることができました。場所によっては数百匹?数千匹?が目視できるアジ絨毯状態になっており、夕まずめ・朝マズメはもちろん、日中でもルアーにガンガンアタックしてくるまさにパラダイス!
この情報から、条件が良ければ日中でも活発にアジがルアーに反応することが分かります。目視で群れが確認できる状況であれば、時間帯を問わず釣りが成立する可能性があります。
日中に釣果が出やすい理由として考えられるのは以下の点です:
☀️ 飛島で日中アジングが成立する理由(推測)
- 魚影の濃さ:圧倒的な数のアジがいるため、日中でも捕食活動が活発
- プレッシャーの低さ:釣り人が少なく、アジが警戒心を持ちにくい
- 離島特有の環境:潮通しが良く、常に新鮮な潮が入る
- 港内の水深と構造:漁港内でも十分な水深があり、アジが居着きやすい
漁港内の主要ポイントは勝浦港北側など、複数の釣行記事で言及されています。港内は比較的穏やかで足場も良いため、初心者でも釣りやすい環境です。ただし、日中に狙う場合でも、やはり朝マズメと夕マズメは特に活性が高まる時間帯と考えられます。
温排水が流れるポイントも有望です。あるプロアングラーの記事では、正午に温排水ポイントで釣りを開始し、難なくアジをキャッチしたとの報告があります。温排水ポイントは水温が安定しており、アジが集まりやすい傾向があります。
🎯 効果的な日中アジングのポイント
- 目視で群れを確認する
- 温排水などの変化のあるポイントを狙う
- 捨石際や岸壁沿いなど、ストラクチャーを意識する
- 潮の動きを観察し、流れのある場所を選ぶ
日中でも釣れるということは、短時間の釣行でも十分に楽しめるということです。島に滞在している時間を最大限活用できるのは、遠方から訪れるアングラーにとって大きなメリットと言えるでしょう。
フグ対策が飛島アジング成功の鍵
飛島でアジングをする上で、避けて通れない課題がフグ対策です。複数の釣行記事で、フグの多さが言及されています。
海をのぞき込むと、水面にはフグがうじゃうじゃ。ベラやシマダイ(石鯛の子)もうじゃうじゃ。しかし、底の方をよーーっく見ると、25センチくらいの魚の群れが溜まっている。とりあえず1gジグヘッドにワームをつけて投げると・・・フグのヤンキー集団に囲まれ、一瞬にしてボコボコにされて帰ってくる。これが島の洗礼か。
フグは水面近くから中層にかけて多く存在し、軽いジグヘッドでゆっくりフォールさせると、アジに到達する前にワームがボロボロにされてしまいます。この問題に対する対策として、以下のような方法が有効とされています。
🐡 フグ対策の基本戦略
対策方法 | 詳細 | 効果 |
---|---|---|
ジグヘッドを重くする | 5g程度の重めのジグヘッドで素早くフグ層を抜ける | ◎ |
メタルジグを使用 | フグが齧りにくい硬い素材のルアー | ○ |
狙うレンジを調整 | ボトム付近を中心に攻める | ○ |
キャロやスプリットショット | シンカーとジグヘッドを分離し、素早くフォール | ◎ |
実際の釣行記事では、1gのジグヘッドから5gに変更したところ、フグを回避してアジがヒットしたという報告があります。ただし、重いジグヘッドにはデメリットもあります。アジの食いが渋い時や、繊細な誘いが必要な状況では、重すぎるリグは不利になる可能性があります。
フグの活性が高い時間帯や条件もあるでしょう。おそらく水温が高い時期や時間帯、日照が強い日中などはフグの活性も高まると推測されます。逆に、朝マズメや夕マズメ、曇天の日などはフグの活性が下がり、軽いジグヘッドでも釣りやすくなるかもしれません。
フグ対策をしっかり準備していくことで、快適に釣りができます。予備のワームは多めに持参し、フグにやられたらすぐに交換できるようにしておくのも重要です。また、ハードルアーであるミノーやメタルバイブも選択肢として持っておくと良いでしょう。
宿泊施設と釣り場までのアクセスが便利
飛島での釣りを満喫するなら、宿泊を伴う釣行がおすすめです。島内には10軒ほどの民宿があり、釣り人を歓迎してくれる宿も多いようです。
民宿の大きな魅力は、釣り場までのアクセスの良さです。島が小さいため、ほとんどの民宿から主要な釣りポイントまで徒歩数分で到着できます。
今回お世話になった沢口旅館さん。綺麗なお部屋と美味しい海鮮料理を味わえます!
民宿では新鮮な海鮮料理を味わえるのも大きな魅力です。釣れた魚を持ち込んで調理してもらえる宿もあるかもしれません(要事前確認)。自分で釣ったアジの刺身や唐揚げを味わうのも、釣り旅の醍醐味です。
🏠 飛島宿泊のメリット
- ✅ 朝マズメ・夕マズメを両方狙える
- ✅ 複数のポイントをじっくり探索できる
- ✅ 天候の変化に柔軟に対応できる
- ✅ 釣り以外の島の魅力も楽しめる
- ✅ 新鮮な海鮮料理を堪能できる
ただし、離島という特性上、注意点もあります。島には商店がないため、飲料やお菓子、嗜好品などは酒田市で購入して持ち込む必要があります。釣り具や釣り餌も同様で、島内で購入できないため、必要なものはすべて本土で揃えてから渡島しましょう。
また、定期船は1日1便が基本のため、天候不良で欠航になった場合は島に滞在せざるを得なくなります。釣行計画を立てる際は、予備日を設けるなど余裕を持ったスケジュールにしておくと安心です。
民宿の予約は早めに行うことをおすすめします。特に釣りのハイシーズンには予約が埋まりやすい可能性があります。宿泊と合わせて、釣りに関する相談や島の情報なども事前に聞いておくと、より充実した釣行になるでしょう。
飛島アジングの実践的な攻略法とノウハウ
ここからは、より実践的な内容として、タックル選び、ルアーセレクト、具体的な釣り方、そして実際の釣果レポートから学べることなどを詳しく解説していきます。
- 推奨タックルはライトゲーム用の汎用性あるセッティング
- 有効なルアーとリグは状況に応じて使い分ける
- ポイント選びのコツは潮通しと変化を意識する
- 実際の釣果レポートから学ぶ攻略パターン
- アジ以外にもメバルやカンパチなど多彩な魚種が狙える
- 釣行前の準備と持ち物チェックリスト
- まとめ:飛島アジングで夢の釣果を手にしよう
推奨タックルはライトゲーム用の汎用性あるセッティング
飛島でのアジングに持ち込むタックルは、基本的には一般的なアジング用のライトゲームタックルで問題ありません。ただし、フグ対策で重めのジグヘッドを使うことや、カンパチなどの予期せぬゲストがヒットする可能性も考慮すると、やや強めのセッティングも用意しておくと安心です。
プロアングラーが実際に使用していたタックル例を見てみましょう。
🎣 ジグ単用タックル例
タックル要素 | 推奨仕様 |
---|---|
ロッド | 6~7ft台のライトアクション(L~ML) |
リール | 2000番クラスのスピニングリール |
メインライン | PEライン 0.15~0.4号、またはエステルライン |
リーダー | フロロカーボン 3~4lb |
ジグヘッド | 0.6~2g(状況により使い分け) |
ROD : Abu Garcia ERD REALFINESSE ERFS-510UL-EXF-TZ REEL: Abu Garcia Zenon 2000S(プロト) LINE: エステル0.4号 + バニッシュレボリューション3lb
この例では、ややしっかりめのタックルセッティングとなっています。0.4号のエステルラインに3lbのリーダーという組み合わせは、感度を保ちつつもある程度のパワーも確保できるバランスの良い選択です。
フグ対策やキャロ(キャロライナリグ)を使う場合は、以下のような少し強めのタックルも有効です。
🎣 キャロ・重めのジグヘッド用タックル
タックル要素 | 推奨仕様 |
---|---|
ロッド | 7ft台のミディアムライト~ミディアムアクション |
リール | 2500番クラスのスピニングリール |
メインライン | PEライン 0.4~0.6号 |
リーダー | フロロカーボン 4~8lb |
シンカー | 5~10g程度のキャロシンカー |
キャロを使用する場合、シンカー下のリーダー部分は80cm程度とるのが一般的です。これにより、シンカーで素早くフグ層を抜けつつ、ジグヘッド部分はゆっくりとナチュラルに漂わせることができます。
ロッドは2本用意していくと、状況に応じた使い分けができて便利です。軽量ジグヘッド用の繊細なモデルと、重めのリグやメタルジグにも対応できる少しパワーのあるモデルの2本体制が理想的でしょう。
リールに関しては、2000~2500番のスピニングリールであれば問題ありません。ドラグ性能が良く、巻き心地のスムーズなモデルを選ぶと、長時間の釣りでも快適です。飛島では数が釣れる可能性が高いため、巻き上げの軽さや疲れにくさも重要なポイントになります。
有効なルアーとリグは状況に応じて使い分ける
飛島アジングで使用するルアーは、基本的には一般的なアジング用のワームやメタルジグが有効です。ただし、フグが多い環境であることを考慮したセレクトが重要になります。
🐟 飛島アジング推奨ルアーリスト
ルアータイプ | 推奨アイテム例 | 特徴・用途 |
---|---|---|
ワーム | アジングビーム 2in、バブルサーディン、バブルリーチ | 基本となるワーム、フグに注意 |
ジグヘッド | 0.6~2g、状況により5g程度まで | フグ対策には重めを選択 |
メタルジグ | 小型メタルジグ(5~10g) | フグ回避、遠投、サーチに有効 |
キャロ・スプリット | 5~10gのシンカー | フグ層を素早く抜ける |
ハードルアー | ミノー、メタルバイブ(開発中含む) | フグに強い、状況次第で有効 |
ワームに関しては、実績の高い定番モデルが安心です。特に「アジングビーム」は複数のアングラーが使用し、実績を上げています。
このアジングビームは最も信頼しているソフトルアーであり、これまでに最もアジをキャッチしているソフトルアーです。仮に1種類しかソフトルアーを選べないとなれば、間違いなくアジングビームを選びますし、ぶっちゃけ他のソフトルアーがなくてもそんなに困りません。
アジングビームは操作感があり、浮遊感も出せるため、軽いジグヘッドでも使いやすいのが特徴です。また、エビ粉を配合したモデルもあり、匂いと味でもアピールできます。
フグ対策としてのメタルジグも重要です。メタルジグは硬い素材でできているため、フグが齧っても簡単には壊れません。また、遠投性能が高いため、広範囲をサーチするのにも適しています。飛島では、思わぬ場所で青物がヒットすることもあるため、メタルジグを数個用意しておくと対応力が高まります。
🎨 カラーセレクトの考え方
アジングのカラーセレクトは状況によって変わりますが、基本的な考え方は以下の通りです。
- クリアウォーター・日中:ナチュラル系(クリア、グロー控えめ)
- 濁り・マズメ・夜間:アピール系(グロー、ホワイト系)
- 迷ったら:ピンク系やチャート系の中間色
飛島の海は比較的クリアな印象があるため、日中はナチュラル系、マズメや曇天時はアピール系という使い分けが良さそうです。ただし、群れが濃い状況では、カラーよりもレンジやアクションの方が重要になる可能性もあります。
リグの使い分けについては、まずは軽めのジグヘッド単体(ジグ単)から始めて、フグが多ければ重くする、あるいはキャロに変更するという流れが基本です。風が強い日や遠投が必要な場合も、キャロやメタルジグが有効になります。
ポイント選びのコツは潮通しと変化を意識する
飛島でのポイント選びは、本土のアジングと同様に「潮通しの良さ」と「変化のある場所」を意識することが基本です。ただし、飛島は島全体が潮通しの良い環境にあるため、本土に比べるとどこでも釣れる可能性があります。
🗺️ 飛島の主要アジングポイント(推測含む)
ポイント名 | 特徴 | アクセス |
---|---|---|
勝浦港北側 | 漁港内、足場良好、民宿から近い | 徒歩数分 |
港の沖堤防 | 潮通し抜群、大型期待 | 民宿の船で渡船 |
各漁港周辺 | 複数の漁港が点在 | 徒歩または自転車 |
温排水ポイント | 日中でも実績あり | 要確認 |
漁港内のポイントは、足場が良く安全に釣りができるため、初めての飛島釣行でも安心です。特に勝浦港北側は複数の釣行記事で言及されており、実績の高いポイントと言えます。
宿の受付を済ませて宿から徒歩30秒の勝浦港北側からスタート!噂通り漁港内には大量のアジが!!
港内でアジの群れが目視できる状況であれば、そこを集中的に攻めるのが効率的です。群れの位置を確認し、そのレンジにルアーを送り込めば高確率でヒットします。
🎯 効果的なポイント選びのチェックリスト
- ✓ 潮の流れがある場所
- ✓ 捨石や岸壁などのストラクチャー
- ✓ 水深の変化があるエリア
- ✓ 温排水や流れ込みなどの変化
- ✓ 目視でアジの群れが確認できる場所
- ✓ 地元の釣り人が釣っている場所
沖堤防は、民宿の船で渡してもらう必要がありますが、より大型のアジや青物が期待できる可能性があります。ただし、安全面への配慮が必要なポイントでもあるため、ライフジャケットの着用は必須です。
島の南側は外洋に面しており、水深もあるため、青物やヒラメなども狙える可能性があります。ただし、波が高い日は危険なので、無理はしないようにしましょう。
ポイント選びで迷ったら、まずは民宿の方や地元の釣り人に情報を聞くのが確実です。飛島の人々はフレンドリーで、釣り人に親切に情報を教えてくれることが多いようです。挨拶とマナーを守り、良好な関係を築きながら釣りを楽しみましょう。
時間帯によってもポイントを変えるのが効果的です。日中は目視で群れが確認できる場所を中心に、マズメ時は潮通しの良い外向きのポイントなど、状況に応じた使い分けが釣果アップのカギになります。
実際の釣果レポートから学ぶ攻略パターン
実際の釣行記事から、成功パターンをいくつか抽出してみましょう。これらの実例から、飛島アジング攻略のヒントが見えてきます。
📊 成功パターン①:キャロでフグ層を素早く抜ける
まずは9.5gのキャロからスタート。シンカー下のハリス部分が80cmほどとり、ジグヘッドは月下美人アジングジグヘッドTG 1gに月下美人アジングビーム2inをセット。流れの沖側にキャストし、8秒ほど沈めてから流れの中に入れていきます。リグが流れの中に入ったらリトリーブを止め、流れに乗せてドリフトさせると20cm弱のアジが難なくヒット。
このパターンでは、キャロを使うことでフグ層を素早く抜け、ターゲットレンジまでルアーを送り込んでいます。流れを利用したドリフトも効果的なテクニックです。
📊 成功パターン②:ジグヘッドの重さを変えてフグを回避
とりあえず1gジグヘッドにワームをつけて投げると・・・フグのヤンキー集団に囲まれ、一瞬にしてボコボコにされて帰ってくる。5gジグヘッドに付替え素早くフグ層から落としてあげると・・・ジジジーーーー。来たっ!!!上がってきたのはなんとコイツ。カンパチであった。
1gでダメなら5gに変更するという判断が功を奏した例です。結果的にカンパチがヒットしていますが、アジも同様に狙えるはずです。
📊 成功パターン③:群れを見つけたらそのレンジを集中攻略
水面を見てみると、底の方にカンパチとは異なる黄色い尻尾の魚の群れが入っていた。これはもしかして・・・!やっぱり!!普通にサイズが良い。
目視で群れを確認できたら、そのレンジを集中的に攻めることで効率的に釣果を伸ばせます。アジは黄色い尻尾が特徴的なので、水中の群れを観察する習慣をつけると良いでしょう。
📊 成功パターン④:マズメ時のラッシュを逃さない
夕マズメは・・・やはりラッシュとなり、キャロだけでなくジグ単でも1キャスト1ヒット状態が続きます。
マズメ時は最も確実に釣果が期待できる時間帯です。このタイミングを逃さず、しっかり釣り座に入ることが重要です。
これらのパターンから見えてくる共通点は以下の通りです:
💡 飛島アジング成功のポイント
- フグ対策をしっかり行う(重めのジグヘッド、キャロなど)
- 目視で群れを確認し、そのレンジを狙う
- 状況に応じてリグやルアーを変更する柔軟性
- マズメ時は確実に釣り座に入る
- 潮の流れを意識したドリフトやリトリーブ
また、釣れない時の対応も重要です。あるポイントで反応がなければ、別のポイントに移動する機動力も必要です。飛島は複数の漁港があり、自転車でも移動できるため、積極的にポイントを変えてみるのも一つの手です。
アジ以外にもメバルやカンパチなど多彩な魚種が狙える
飛島の魅力は、アジだけではありません。同じライトゲームタックルで、メバルやカサゴ(ガシラ)、さらにはカンパチなどの青物まで狙える可能性があります。
🐠 飛島で釣れる可能性のある魚種
魚種 | サイズ目安 | シーズン | 釣り方 |
---|---|---|---|
アジ | 20~28cm+ | 春~秋(特に秋) | アジング |
メバル | 17~23cm | 秋~春 | メバリング、アジング |
カサゴ(ガシラ) | 15~24cm | 周年 | ボトム攻め |
カンパチ | 小型~中型 | 夏~秋 | アジング、ジギング |
アオリイカ | 胴長10~20cm+ | 秋 | エギング |
ヒラメ・ソイ | 状況次第 | 秋~春 | ボトム攻め |
メバルは20cmオーバーの良型も期待でき、複数の釣行記事で釣果が報告されています。
同じポイントへキャスト!今度はカウントをとり5秒でココン!!アワセをいれ、上がってきたのはナイスサイズのアジ!!!・・・また同じポイントへキャスト。カウント5でアタリがないから少しただ巻きすると・・・ココッ。先ほどよりも重量感がある引き!!上がってきたのは20アップのメバル!!!!
アジを狙っていてメバルがヒットすることも多く、同じタックル・リグで対応できるのが嬉しいポイントです。メバルは根魚なので、岸壁沿いや捨石周りを丁寧に探ると良いでしょう。
カンパチは予期せぬゲストとして登場することがあります。小型のカンパチは「ショゴ」と呼ばれ、アジングタックルでも十分に楽しめるサイズですが、引きは非常に強烈です。
大きさはこんな感じだけど、アジングタックルでやるとすごく引く。
アジングタックルでカンパチがヒットした場合、ドラグ設定が重要になります。強引なやり取りをするとラインブレイクのリスクがあるため、じっくりとやり取りを楽しみましょう。これもライトタックルならではの醍醐味です。
アオリイカも飛島の人気ターゲットです。秋はアオリイカの新子シーズンと重なるため、アジングと合わせてエギングも楽しめます。エギを数本持参すれば、アジの活性が低い時間帯にエギングで遊ぶこともできます。
このように、飛島は一つのタックルで多彩な魚種を狙える、非常にポテンシャルの高いフィールドです。アジ狙いをメインにしながらも、他の魚種にも対応できる準備をしておくと、より充実した釣行になるでしょう。
釣行前の準備と持ち物チェックリスト
飛島は離島という特殊な環境のため、事前の準備が非常に重要です。島には商店がなく、釣具店もありません。必要なものはすべて酒田市で揃えてから渡島する必要があります。
🎒 飛島釣行の必須持ち物リスト
カテゴリ | 持ち物 | 備考 |
---|---|---|
釣具 | ロッド、リール、ライン、リーダー | 予備も用意 |
ジグヘッド(各種重さ) | 0.6g~5g程度を複数 | |
ワーム(各種) | フグ対策で多めに | |
メタルジグ、ルアー類 | 5~10g程度 | |
キャロシンカー、小物類 | スナップ、ハリス等 | |
プライヤー、ハサミ | 必須アイテム | |
クーラーボックス | 釣果の持ち帰り用 | |
安全装備 | ライフジャケット | 必須 |
ヘッドライト | 夜釣り・マズメ時 | |
帽子、サングラス | 日除け対策 | |
レインウェア | 急な雨対策 | |
生活用品 | 飲料水 | 多めに |
食料、お菓子 | 島に商店なし | |
常備薬、酔い止め | 船酔い対策含む | |
タオル、着替え | 複数日分 | |
その他 | 現金 | 島内はカード不可の可能性 |
充電器、モバイルバッテリー | 電子機器用 | |
ビニール袋 | ゴミ持ち帰り用 |
特に重要なのはワームの予備です。フグが多い環境のため、通常のアジングよりもワームの消耗が激しくなります。1日の釣行で数十本使う可能性もあるため、多めに持参することをおすすめします。
酔い止め薬も忘れずに。小型船のため、波があると揺れが激しくなります。船酔いしやすい方は、乗船30分~1時間前に服用しておくと安心です。
📋 事前確認事項チェックリスト
- ✓ 定期船の運航スケジュール確認
- ✓ 天気予報のチェック(数日前から)
- ✓ 民宿の予約と釣り情報の確認
- ✓ 釣具店で最新の釣果情報を入手
- ✓ タックルの点検(ラインの交換など)
- ✓ 必要な釣具・装備の購入
- ✓ 現金の準備(ATMがない可能性)
釣行日の数日前から天気予報をこまめにチェックし、悪天候が予想される場合は予定の変更も視野に入れましょう。離島釣行は天候に大きく左右されるため、柔軟な対応が求められます。
民宿に予約する際は、釣りに関する最新情報も聞いておくと良いでしょう。「最近の釣果はどうか」「今使えるルアーは何か」「おすすめのポイントは」など、地元ならではの情報が得られるかもしれません。
ゴミは必ず持ち帰りましょう。離島では特にゴミ問題が深刻になりやすいため、釣り人としてのマナーを守ることが重要です。ビニール袋を多めに持参し、自分のゴミだけでなく、落ちているゴミを拾うくらいの気持ちで行動しましょう。
まとめ:飛島アジングで夢の釣果を手にしよう
最後に記事のポイントをまとめます。
- 飛島は山形県酒田市沖に位置する離島で、東北屈指のアジングスポットとして注目されている
- 酒田港からフェリーで約75分、1日1便の定期船で渡島可能
- 最大の魅力は圧倒的な魚影の濃さで、数千~数万匹規模のアジの群れが確認できることもある
- サイズも20cm前後から28cm超えの良型まで期待でき、尺アジの可能性もある
- ベストシーズンは秋(9月~11月)で、この時期に多くの好釣果が報告されている
- 日中でも釣果が期待できるのが飛島の特徴で、プレッシャーの低さが要因と考えられる
- フグが多い環境のため、重めのジグヘッド(5g程度)やキャロライナリグでの対策が有効
- 主要ポイントは勝浦港北側など漁港内が中心で、民宿から徒歩数分でアクセス可能
- 基本タックルは一般的なアジング用で問題ないが、やや強めのセッティングも用意すると安心
- ワームはアジングビームなど実績のあるモデルが推奨され、フグ対策で多めに持参すべき
- メタルジグも有効で、フグ回避や青物対応に役立つ
- アジ以外にもメバル、カサゴ、カンパチ、アオリイカなど多彩な魚種が狙える
- 島には商店や釣具店がないため、必要なものはすべて酒田市で揃えてから渡島する
- 宿泊施設は10軒ほどの民宿があり、新鮮な海鮮料理も楽しめる
- 定期船は1日1便のため、天候による欠航リスクを考慮した余裕あるスケジュールが重要
- 地元の人々はフレンドリーで釣り人に親切なため、情報収集や挨拶を大切にすべき
- ゴミは必ず持ち帰り、釣り場のマナーを守ることが離島釣行では特に重要
- 船酔い対策として酔い止め薬の事前服用を忘れずに
- 実際の釣行では状況に応じたリグやルアーの変更、ポイント移動などの柔軟性が釣果を左右する
- 飛島アジングは釣果だけでなく、離島での特別な時間や美味しい食事も含めた総合的な体験価値が高い
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 秋のアジングレポ2017:釣り初心者と離島アジング。あの外道が入れ食いに!│釣りにっき
- スタッフ:跡邊の釣行記『飛島アジング』|つり具の上州屋 鶴岡店
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