香川県高松市でアジングを楽しむなら、シーズンの見極めが釣果を大きく左右します。瀬戸内海に面した高松エリアは、都市部からアクセスしやすい漁港や堤防が多く、週末のライトゲームアングラーで賑わう人気フィールドです。しかし、「いつ行けば釣れるのか」「どのポイントが良いのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。実は高松のアジングシーズンには明確なピークがあり、それを外すと苦戦を強いられることも少なくありません。
この記事では、高松市内の各釣り場で実際に竿を出しているアングラーの釣行記録やシーズン分析をもとに、高松アジングの最適な時期、おすすめポイント、効果的なタックル選びまで、徹底的に解説していきます。秋の爆釣シーズンから春の意外な狙い目まで、地元で蓄積された貴重な情報を整理してお届けします。初心者からベテランまで、高松でアジングを楽しむすべての方に役立つ内容となっています。
この記事のポイント |
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✓ 高松アジングシーズンは秋(10~11月)がベストで数・サイズともに期待できる |
✓ 春(4月)も釣れるが釣り方を変える必要がありドリフト中心の攻略が有効 |
✓ 庵治半島・サンポート高松・G地区など車でアクセスしやすい好ポイントが豊富 |
✓ ジグヘッド0.6~1.8gの使い分けとクリア系ワームが高松エリアの定番タックル |

高松アジングシーズンの基本情報と釣れる時期の全容
- 高松アジングシーズンは秋(10月~11月)がベストタイミング
- 春(4月)も実は狙い目だが釣り方が異なる
- 太刀魚の回遊時期がアジの釣果に大きく影響する
- 年によって大きく変動する高松のアジの回遊パターン
- 夏場(8月)は豆アジがメインで数釣りが楽しめる
- 冬場のアジングはパターンを掴めば意外と釣れる
高松アジングシーズンは秋(10月~11月)がベストタイミング
高松市でアジングを楽しむなら、秋の10月から11月がゴールデンシーズンです。この時期は数もサイズも期待でき、20cm前後の良型が連発することも珍しくありません。地元アングラーの間では「10月に入ったらアジング」というのが合言葉になっているほどです。
2018年の釣行記録によると、本来ならアジングに忙しい10月でも、年によっては状況が変わることがあり、その年の海洋環境や回遊パターンを見極める必要があるとされています。それでも基本的には秋が最盛期であることに変わりはなく、特に10月から11月上旬にかけては高松市内の各ポイントで好釣果が期待できます。
Googleフォトで過去の釣行記録を検索すると、毎年数がまとまって上がっているのが10月で、11月になるとサイズが上がって数は減る傾向が見られます。つまり、数を狙うなら10月、サイズを狙うなら11月という使い分けができるわけです。
潮の動きや水温も重要な要素です。秋は夏場の高水温から徐々に水温が下がり始める時期で、アジの活性が高まります。常夜灯周りでの表層からボトムまで、レンジを変えながら探ることで効率よくアジを見つけることができます。
初心者の方でも、この時期なら比較的容易にアジとの出会いが期待できるため、高松アジングデビューには最適なシーズンと言えるでしょう。週末の夜、仕事帰りのナイトゲーム、早朝のマズメ時と、時間帯を問わず楽しめるのも秋シーズンの魅力です。
春(4月)も実は狙い目だが釣り方が異なる
秋がメインシーズンと聞くと「春は釣れないのか?」と思われるかもしれませんが、実は4月も高松アジングの隠れた好機なのです。ただし、秋とは攻め方を変える必要があります。
2017年4月の釣行記録では、東讃エリアで釣れている情報を掴んで調査したところ、20cm程度のレギュラークラスのアジがヒットし、複数尾を釣り上げることができたと報告されています。この時期の特徴は、秋のような「巻きの釣り」ではなく、ドリフト中心の攻略が効果的だという点です。
春のアジングでは、重めのジグヘッド(1.8g前後)で流れに乗せながら漂わせる釣り方が有効です。潮の流れを受けて泳ぐアクションを見せるジグヘッドを使い、ボトム付近を丹念に探っていくのがコツになります。軽量ジグヘッドのドリフトでもヒットしますが、潮流に乗せながら徐々に沈めていく方がバイトを取りやすい傾向があります。
また、春は湾奥のメバル狙いの釣り方と併用できるため、メバリングからのスイッチも効果的です。リトリーブ中心だったメバリングから、巻かない釣り方でアジを狙うという戦略の転換が必要になるわけです。
ポイント的には、潮流があり船道のかけ上がりがあるような場所が好ポイントです。常夜灯の有無はそれほど影響しないという報告もあり、むしろ地形変化を重視したポイント選びが重要になります。
春のアジングは秋ほど数は出ませんが、2時間で数匹という釣果でも「4月の高松でアジングが成立する」という発見自体が大きな価値となります。秋まで待てない、今すぐアジングがしたいという方には、ぜひチャレンジしてほしいシーズンです。
太刀魚の回遊時期がアジの釣果に大きく影響する
高松アジングシーズンを語る上で避けて通れないのが、太刀魚(タチウオ)との関係性です。地元アングラーの長年の観察によると、太刀魚が釣れ始めるとアジが消え、太刀魚のシーズンインが早ければ早いほど、アジの回遊が減る傾向にあるとされています。
2018年の記録によると、調子が悪かった年(2013年、2014年)には10月頭や10月末に太刀魚を退治しており、その後アジの写真が姿を消していることから、太刀魚の存在がアジの回遊に影響を与えている可能性が指摘されています。この仮説が正しければ、アジングを楽しむためには太刀魚の動向をチェックすることが重要になります。
2018年には9月末に太刀魚が目視確認され、これは過去10年で最速の記録だったそうです。9月の台風連発と大雨が太刀魚を早めたトリガーになった可能性も考えられます。このように、海洋環境の変化が魚種の回遊パターンに影響を与え、結果としてアジングシーズンの成否を左右するわけです。
実際の釣り場では、太刀魚狙いのアングラーが増えてきたらアジの期待値は下がると考えた方が良いかもしれません。逆に言えば、太刀魚シーズンが遅れている年は、アジングのゴールデンタイムが長く続く可能性があるということです。
このような魚種間の関係性を理解しておくことで、「今年はアジが釣れない」という状況に直面した時も、その原因を推測し、次の戦略(例えば太刀魚狙いへのシフト)を立てることができます。
高松でのアジング計画を立てる際は、地元の釣具店やSNSで太刀魚の釣果情報もチェックしておくことをおすすめします。太刀魚の回遊が遅れている年は、アジングの当たり年になる可能性が高いと言えるでしょう。
年によって大きく変動する高松のアジの回遊パターン
高松のアジングは年による釣果のバラつきが大きいというのが、ベテランアングラーの共通認識です。爆釣の年もあれば、全く振るわない年もあり、その差は非常に顕著です。
過去のデータを見ると、2015年、2016年、2017年とどんどん数が増えており、特に2017年は冷凍庫がアジの一夜干しでパンクするほどの豊漁だったという記録があります。一方で、2013年は調子が悪く、今年(当時2018年)も10月頭の時点では不調だったようです。
📊 高松アジング 年別釣果傾向
年度 | 釣果状況 | 特徴 |
---|---|---|
2013年 | 不調 | 10月頭に太刀魚が入り、アジが少ない |
2014年 | やや不調 | 釣れ始めが遅く、10月末に太刀魚シーズン |
2015年 | 好調 | そこそこの釣果、写真記録多数 |
2016年 | 好調 | 数が多く、普段稼働しないポイントにも群れ |
2017年 | 絶好調 | 冷凍庫パンクするほど、高松も愛媛県化 |
2018年 | 不調 | 太刀魚が9月末に確認、最速記録 |
このような年変動の原因として考えられるのは、海水温、潮流、ベイトフィッシュの量、台風や大雨などの気象条件、そして前述の太刀魚などの捕食者の存在などです。これらの要素が複雑に絡み合い、毎年異なる海の状況を作り出しているのです。
釣り人としてできることは、毎年の状況を丁寧に記録し、パターンを読み解くことです。釣行記録をGoogleフォトなどで管理し、日付・場所・釣果・海況などをメモしておくと、数年後に貴重なデータベースとなります。
また、SNSや地元の釣り情報サイトで他のアングラーの釣果をチェックすることも重要です。「今年は当たり年か外れ年か」を早めに見極めることで、無駄な釣行を減らし、確率の高いタイミングで釣り場に立つことができます。外れ年だと判断したら、無理にアジングにこだわらず、他のターゲット(例えば太刀魚やメバル)にシフトする柔軟性も必要でしょう。
夏場(8月)は豆アジがメインで数釣りが楽しめる
真夏の高松では、豆アジ(10cm前後)の数釣りが楽しめるシーズンとなります。サイズは小さいものの、表層に群れで浮いていることが多く、手軽に釣果を得られるのが夏場の特徴です。
2019年8月の釣行記録では、朝3時半から1時間だけの釣行で、豆アジが表層にたくさん出ていたため、着水と同時に釣れたという報告があります。このように、夏場は短時間で効率よく数を伸ばせるため、初心者の練習や子供との釣行にも最適です。
夏の豆アジ攻略では、サビキ釣りまたは専用のウキ仕掛けを使う方法が効果的です。ルアーで狙う場合も、表層を意識したリトリーブが基本となります。ジグヘッドは0.6g程度の軽量タイプを使い、ゆっくりとただ巻きするだけでヒットすることも多いです。
ただし、夏場の豆アジングにはフグの問題があります。水温が高い時期はフグの活性も高く、ワームがすぐにボロボロにされてしまうことも。コストパフォーマンスを考えると、虫エサを使ったサビキ釣りの方が経済的かもしれません。
🎣 夏場の豆アジング タックル例
アイテム | 推奨スペック | 備考 |
---|---|---|
ロッド | 6ft前後のライトゲームロッド | 軽量ジグヘッド対応モデル |
リール | 1000~2000番 | ドラグ性能重視 |
ライン | PE 0.3~0.4号 + フロロ0.8号 | エステルでも可 |
ジグヘッド | 0.6~0.8g | 軽量で表層を引きやすいもの |
ワーム | 1.6~2インチ | クリア系、グロー系 |
夏の豆アジは食べても美味しく、唐揚げや南蛮漬けにすれば絶品です。クーラーボックスを持参して、食材確保を兼ねた釣行というのも夏場ならではの楽しみ方と言えるでしょう。
冬場のアジングはパターンを掴めば意外と釣れる
一般的に冬はアジングのオフシーズンと思われがちですが、高松エリアでは冬でもアジが釣れるパターンが存在します。ただし、秋のような数釣りは期待できず、よりテクニカルなアプローチが求められます。
青色アジングの番組では、真冬の福岡県藍島でスプリットショットリグを使った攻略が紹介されており、冬場のアジングでもメリットを活かした釣り方が有効であることが示されています。高松でも同様のアプローチが応用できる可能性があります。
冬のアジは深場に落ちていることが多く、ボトム中心の攻略が基本となります。また、日中よりも夜間の方が活性が高い傾向にあるため、ナイトゲームが主体となるでしょう。寒さ対策をしっかりして、長時間粘れる準備が必要です。
ポイント選びも重要で、比較的水深のある漁港や、潮通しの良い堤防がおすすめです。湾奥の浅いエリアよりも、外海に面した場所の方が実績が高いかもしれません。
冬場のアジングは釣果が不安定なため、メバリングと併用するのが賢い選択です。メバルは冬でも活性が高いため、アジの反応がなければメバルに切り替えるという柔軟な戦略が効果的です。同じライトゲームタックルで両方狙えるのも、冬場の釣りの魅力と言えるでしょう。
高松アジングシーズンを攻略するための実践的な釣り場とテクニック
- 庵治半島周辺が高松アジングの一級ポイント
- サンポート高松は市街地から近い超人気スポット
- 高松G地区は車横付け可能で初心者にも優しい
- ジグヘッドの重さは0.6g~1.8gを使い分けることが重要
- ワームはグリリンやセクシービーなどクリア系が実績高い
- ベイトフィネスタックルも高松アジングで有効
- 常夜灯周りを狙うナイトゲームが基本戦略
- まとめ:高松アジングシーズンを最大限に楽しむための重要ポイント
庵治半島周辺が高松アジングの一級ポイント
高松市でアジングを楽しむなら、庵治半島エリアは外せない最重要ポイントです。このエリアには複数の優良漁港が点在しており、それぞれに特徴があります。
庵治漁港は広い湾内と西側の波止で釣りができ、狙える魚種が多いため人気が高いポイントです。湾内は潮の流れが緩やかなので初心者にもおすすめで、昼夜問わず投げ釣りやルアー釣りを楽しむことができます。駐車スペースや自販機もあり、常夜灯も設置されているため夜釣りの環境も整っています。
鎌野漁港は庵治エリアでトップクラスに人気の釣り場です。沖に面している長波止をはじめ、一帯でいろんな魚が狙えます。車を横付けして釣りができる利便性の高さと、付近にトイレや自販機があることから、ファミリーフィッシングにも最適です。メバル、カレイ、アジ、サバ、イワシ、サヨリ、タチウオ、マダイ、アオリイカ、マダコなど、本当に多彩な魚種が狙える万能ポイントと言えるでしょう。
🏆 庵治半島エリアの主要ポイント比較
ポイント名 | 特徴 | おすすめ度 | アクセス |
---|---|---|---|
庵治漁港 | 湾内は初心者向け、波止は上級者向け | ★★★★☆ | 駐車場あり |
鎌野漁港 | 魚種豊富、車横付け可能 | ★★★★★ | 最高 |
竹居漁港 | 潮通し良好、大型も | ★★★★☆ | やや不便 |
江の浜漁港 | アオリイカ・タチウオ実績 | ★★★★☆ | 駐車場あり |
竹居漁港は庵治半島の最北端に位置し、沖は潮通しが良く大型の魚も狙えます。小さい漁港ながらも狙える魚は豊富で、常夜灯があるので夜釣りにも向いています。チヌ、メバル、タチウオ、マダイ、サヨリ、カレイ、青物など、やや中級者向けのポイントです。
江の浜漁港は2本の波止から釣りができ、特に波止の先端がおすすめです。アオリイカやタチウオの実績があり、シーズン中は多くの人が訪れます。隣にある「江の浜海水浴場」でも釣りが楽しめるため、家族連れでピクニックを兼ねた釣行も可能です。
庵治半島エリアを攻略する際のコツは、一箇所に固執せずランガンすることです。反応が薄ければ次のポイントへ移動し、アジの群れを探し当てる機動力が釣果を左右します。休日は混雑することも多いため、平日や早朝・深夜の時間帯を狙うのも良い戦略でしょう。
サンポート高松は市街地から近い超人気スポット
サンポート高松は、高松市の中心部に位置する超有名釣りポイントです。市街地からのアクセスの良さと、周辺環境の充実度で多くのアングラーを惹きつけています。
サンポート高松は駐車場、トイレ、自販機などが近くにあり、竿出しスペースがとても広いため、家族や友人など複数人で釣りをしたい場合にも最適とされています。初心者から上級者まで楽しめるポテンシャルの高さが特徴で、サビキ釣りからショアジギングまで様々な釣りが楽しめます。
このポイントの最大の魅力は、都市部にありながら豊富な魚種が狙えるという点です。アジ、イワシ、メバル、コウイカ、アオリイカ、ブリ、ヤズ、ハマチ、グレ、サヨリなど、季節によって様々なターゲットが回遊してきます。青物も入ることがあるため、ショアジギングのタックルを持参するのも良いでしょう。
ただし、人気ポイントゆえの課題もあります。休日は非常に混雑するため、ポイント確保が難しいことがあります。特にアジングのベストシーズンである秋の週末は、早めに到着しないと良い場所が埋まってしまいます。平日の夜や早朝を狙うことで、比較的空いている状態で釣りができる可能性が高まります。
駐車場は有料ですが、長時間釣行でも安心して車を停められるのは大きなメリットです。コンビニも徒歩圏内にあるため、食料や飲料の調達も容易です。トイレが近いことも、長時間の釣行や家族連れには嬉しいポイントでしょう。
常夜灯が多数設置されているため、ナイトゲームの環境も良好です。アジが常夜灯周りに集まる時間帯を見計らって、効率的に狙うことができます。潮の動きや風向きによってポイントを変えながら探る楽しさもあります。
高松G地区は車横付け可能で初心者にも優しい
高松市内でアジングを楽しむなら、高松G地区も見逃せないポイントです。埋立地であるG地区は、その護岸一帯で釣りが楽しめる広大なフィールドとなっています。
高松G地区は車を横付けして釣りができ、足場が良いので子供や初心者の方でも楽しめるポイントで、近くの公園(朝日グリーンパーク)にはトイレや駐車場があるため利便性も抜群とされています。比較的足場が良い上に竿出しスペースが広く、広範囲を探りながら釣りができるのが特徴です。
G地区の護岸は非常に長いため、混雑することが少なく、自分のペースでのんびり釣りができます。ポイント移動も車で簡単にできるため、反応がなければすぐに次のスポットへ移動できる機動性の高さも魅力です。
特に北側の護岸は注目のエリアです。沖に面していて潮通しも良く、運が良ければ青物などの大型の魚に出会える可能性もあります。チヌ、シーバス、イワシ、コノシロ、コウイカ、メバル、ハゼ、ヒラメ、サヨリなど、多彩な魚種が狙えます。
🚗 高松G地区の利便性チェックリスト
- ✅ 車横付け可能(ポイント移動が楽)
- ✅ 足場良好(初心者・ファミリー向け)
- ✅ 竿出しスペース広い(混雑しにくい)
- ✅ トイレあり(朝日グリーンパーク内)
- ✅ 駐車場あり(無料)
- ✅ 自販機あり
- ✅ 潮通し良好(特に北側護岸)
アクセスの良さも見逃せません。市街地から近く、イオンモール高松のすぐ近くという立地のため、釣りの前後に買い物や食事を楽しむこともできます。家族連れで訪れて、釣りをしない人はショッピングというスタイルも可能です。
注意点としては、広すぎるがゆえにポイント選びが難しいことが挙げられます。初めて訪れる場合は、他のアングラーがいる場所や、常夜灯の近くから始めると良いでしょう。また、風が強い日は釣りにくくなるため、風裏になるポイントを探す必要があります。
ジグヘッドの重さは0.6g~1.8gを使い分けることが重要
高松アジングで釣果を伸ばすためには、ジグヘッドの重さの使い分けが極めて重要です。状況に応じて適切なウエイトを選択することが、アジの口までワームを届ける鍵となります。
実際の釣行記録を見ると、0.6g~1.8gの範囲で使い分けられていることが分かります。軽い方から順に、その使いどころを見ていきましょう。
0.6~0.8g:軽量ジグヘッド 表層から中層を狙う時や、アジの活性が高い時に有効です。フォールスピードが遅いため、アジにじっくりとアピールできます。特に春や秋の好調時には、この軽さでドリフトさせることで自然な誘いとなります。
1.0~1.3g:中間ウエイト 最も汎用性が高いレンジで、迷ったらこの重さから始めるのが無難です。ボトムまで届けつつ、操作性も保てるバランスの良いウエイトです。ナイトゲームの常夜灯周りで使いやすい重さでもあります。
1.8g:重めのジグヘッド 潮流が速い時や、確実にボトムを取りたい時に使用します。春の釣り方として紹介されていたように、流れに乗せながら漂わせる釣法に向いています。また、風が強い日にも重めのジグヘッドは有利です。
⚖️ 状況別ジグヘッド重量選択ガイド
状況 | 推奨重量 | 理由 |
---|---|---|
表層~中層狙い | 0.6~0.8g | スローフォールで誘える |
通常時 | 1.0~1.3g | 汎用性が高く操作しやすい |
ボトム狙い | 1.3~1.8g | 確実に底を取れる |
強風時 | 1.5~1.8g | 飛距離と操作性を確保 |
速潮時 | 1.5~1.8g | 流されにくい |
実際の釣行では、クレイジグ波動カスタムモデル1.8g#6が使用され、このジグヘッドは潮の流れを受けて泳ぐアクションを見せるため、潮流に乗せてドリフトさせながら徐々に沈め、ボトム付近を漂わすのが良かったと報告されています。このように、単に重さだけでなく、ジグヘッドの形状や特性も考慮に入れることで、より効果的な釣りが可能になります。
実釣では、複数の重さを用意しておき、状況に応じて交換しながら探るのがおすすめです。アタリがあってもフッキングしない場合は、ジグヘッドを軽くしてフォール時間を長くする、逆にアタリがない場合は重くしてレンジを変えるなど、柔軟な対応が釣果につながります。
ワームはグリリンやセクシービーなどクリア系が実績高い
高松アジングにおけるワーム選びでは、クリア系カラーが高い実績を誇っています。特に地元アングラーの間で定番となっているのが、グリリンやセクシービーといったワームです。
青色アジングの番組タックル情報によると、クリアブルーのリングボンボン1.6インチ(カラー:とってもベリー、マズメスター、うすぶどう、たっぷりグリーン)、セクシービー2.0インチ(カラー:クールオレンジ、あからめシークレット、スイッチグリーン、ホタテの塩辛)、アジール2.0インチ(カラー:ラメラメグロー)が使用されています。
グリリン1.6インチは、特に実績が高いワームとして多くの釣行記録に登場します。カスミクリアなどのクリア系カラーが定番で、夜光虫が多い時にはラメが入ったカラーが効果的だという報告もあります。サイズは1.6インチが基本ですが、状況によっては2インチ以上のサイズアップも試す価値があります。
マッカム1.7インチも高松では実績のあるワームです。アカラメンCなどのカラーで釣果が出ており、グリリンとローテーションすることで食わせのパターンを探ることができます。
ワームのアクションも重要です。ストレートワームは自然なフォールアクションが魅力で、活性の低いアジにも口を使わせることができます。ピンテールワームは、リトリーブ時に微妙な波動を出し、広範囲からアジを寄せる効果があります。
🎨 高松アジング定番ワームカラー傾向
カラータイプ | 代表カラー | 使用場面 |
---|---|---|
クリア系 | カスミクリア、クリアグリーン | 夜間の常夜灯周り |
グロー系 | ラメラメグロー、クリアグロー | 暗い時間帯、深場 |
ラメ入り | 各種ラメカラー | 夜光虫が多い時 |
ナチュラル系 | ナチュラルパールグロウ | プレッシャーが高い時 |
ワームのストック方法にも工夫が必要です。汁系ワーム(匂い付き)は開封後に劣化しやすいため、早めに使い切るか、密閉容器で保管することが推奨されます。また、異なる素材のワームを混ぜて保管すると溶け合ってしまうこともあるため、種類ごとに分けて管理しましょう。
初心者の方は、まずはクリア系のストレートワーム1.6~2インチを数種類揃えておけば、高松のアジングに十分対応できるはずです。慣れてきたら、カラーローテーションやサイズ変更を試してみることで、より多様な状況に対応できるようになります。
ベイトフィネスタックルも高松アジングで有効
近年注目されているのが、ベイトフィネスタックルを使ったアジングです。従来はスピニングタックルが主流でしたが、ベイトタックルならではのメリットを活かした攻略法が高松でも実績を上げています。
青色アジングの番組では、高知県中西部でベイトフィネスタックルだけを使用し、スピニングでは味わえないメリットや極意を解説しながら攻略に挑む内容が放送されており、高松でも同様のアプローチが紹介されています。
ベイトフィネスの最大のメリットは、繊細なバイトを感じ取りやすいという点です。ベイトリールは構造上、ラインが直線的に出ていくため、アジの微妙なアタリも竿先に伝わりやすくなります。また、バックラッシュのリスクはあるものの、慣れれば手返しの良さでもスピニングに勝ります。
タックル例としては、6フィート前後のベイトフィネス専用ロッドに、ベイトフィネス対応のリール(ダイワのSS AIR TWなど)を組み合わせます。ラインはフロロカーボンの0.5号程度を直結で使用し、リーダーを組まないシンプルなセッティングも可能です。
🎣 ベイトフィネスアジング vs スピニングアジング
項目 | ベイトフィネス | スピニング |
---|---|---|
感度 | 非常に高い | 高い |
操作性 | 慣れが必要 | 初心者向け |
飛距離 | やや劣る | 優れる |
手返し | 良い(慣れれば) | 良い |
バックラッシュ | リスクあり | なし |
向いている状況 | 近距離戦、ドリフト | 遠投、表層 |
ベイトフィネスが特に威力を発揮するのは、足元や近距離での繊細な釣りです。漁港内や堤防際など、遠投の必要がない場所では、ベイトの感度の良さと手返しの早さが大きなアドバンテージとなります。
ただし、ベイトフィネスはある程度の習熟が必要です。バックラッシュを恐れずに練習を重ね、ブレーキセッティングやサミング技術を身につけることで、スピニングとは違った楽しさを味わえます。すでにスピニングタックルを持っている方が、次のステップとしてベイトフィネスに挑戦するのもおすすめです。
常夜灯周りを狙うナイトゲームが基本戦略
高松アジングの王道パターンは、常夜灯周りを狙うナイトゲームです。夜間、常夜灯の光に集まるプランクトンを求めて、アジが寄ってくるメカニズムを利用した釣り方となります。
常夜灯周りの攻略では、明暗の境目を意識することが重要です。明るいエリアと暗いエリアの境界線には、警戒心の強いアジが潜んでいることが多く、そこを丁寧に探ることで釣果が伸びます。
レンジの探り方も工夫が必要です。まずは表層から探り始め、反応がなければ徐々に深いレンジへとカウントダウンしていきます。アジは時間帯によってレンジが変わることも多いため、一箇所で粘るよりも、複数のレンジを手早く探る方が効率的です。
💡 常夜灯周りアジング攻略のポイント
- ✅ 明暗の境目を重点的に攻める
- ✅ 表層→中層→ボトムの順にレンジを探る
- ✅ 常夜灯が複数ある場合は移動しながら探る
- ✅ 風裏の常夜灯を優先する
- ✅ 潮の動きと常夜灯の位置関係を意識
- ✅ ライズやベイトの有無を確認
- ✅ 人が多い常夜灯は避けて空いている場所を探す
ナイトゲームの装備も重要です。ヘッドライトは必須ですが、常時点灯するとアジが警戒するため、必要な時だけ点灯するよう心がけましょう。ライフジャケットも夜間は特に重要で、視認性の高いタイプを選ぶことが安全につながります。
時間帯としては、日没後の1~2時間が最初のピークとなることが多いです。その後、深夜帯は一時的に活性が落ちることもありますが、朝マズメ前に再び活性が上がることがあります。長時間粘れる体力と装備があれば、複数回の時合いを狙うことができます。
風の影響も考慮しましょう。常夜灯周りでも、風が強いと釣りにくくなります。風裏になる常夜灯や、建物で風を避けられる場所を選ぶことで、快適に釣りができます。
まとめ:高松アジングシーズンを最大限に楽しむための重要ポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- 高松アジングのベストシーズンは10月~11月で、数・サイズともに期待できる黄金期である
- 春の4月も釣れるがドリフト中心の釣り方に変更する必要があり、秋とは異なるアプローチが求められる
- 太刀魚の回遊時期とアジの釣果には相関関係があり、太刀魚が早く入る年はアジングが厳しくなる傾向
- 年による釣果変動が大きく、2015~2017年は好調、2013・2014・2018年は不調という記録がある
- 夏場は豆アジの数釣りが楽しめ、初心者の練習や食材確保に最適なシーズン
- 冬場でもパターンを掴めばアジングは成立し、メバリングと併用することで効率的な釣行が可能
- 庵治半島エリアは高松アジングの聖地で、庵治漁港・鎌野漁港・竹居漁港など複数の優良ポイントが密集
- サンポート高松は市街地から近く利便性抜群だが、休日は混雑するため平日や早朝を狙うのが賢明
- 高松G地区は車横付け可能で初心者向き、広大な護岸で混雑を避けながら釣りができる
- ジグヘッドは0.6~1.8gの範囲で使い分け、状況に応じた重量選択が釣果を大きく左右する
- ワームはグリリン・セクシービーなどのクリア系が定番で、ラメ入りカラーも夜光虫が多い時に有効
- ベイトフィネスタックルも有効で、感度の高さと手返しの良さがメリットとなる
- 常夜灯周りのナイトゲームが基本戦略で、明暗の境目とレンジの探り方が重要
- 長年の釣行記録をデータとして蓄積することで、年変動のパターンを読み解くことができる
- 地元の釣具店やSNSで最新情報をチェックし、今年が当たり年か外れ年かを早めに見極めることが効率的
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 高松アジングシーズン、傾向と分析 | Sinya Tyoukou.com
- shinの釣行記:4月の高松アジング調査
- 青色アジング 6 秋の高松でアジングシーズン開幕! | 釣りビジョン
- shinの釣行記:高松アジングとロッドの使い分け
- 青色アジング | 釣りビジョン
- 釣り場情報 | 釣具のポイント
- 厳選!!香川県高松市のおすすめ釣りポイント14選《2024年版》 | PUKUTAKU
- 高松市 アジング 陸っぱり 釣り・魚釣り | 釣果情報サイト カンパリ
- 高松アジング! | 香川 高松市 アジング アジ | 釣果情報サイト カンパリ
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