アジングを始めたいけど、どのリールを選べばいいか迷っていませんか?「21アルテグラC2000S」は、シマノが誇る1万円台のコストパフォーマンス最強リールとして、多くのアングラーから高い評価を得ています。マイクロモジュールギアⅡやサイレントドライブなど、上位機種に採用されているテクノロジーを惜しみなく搭載し、アジングに必要な繊細な操作性と耐久性を両立しています。
この記事では、実際のユーザーインプレや他機種との比較を通じて、21アルテグラC2000Sがアジングに最適な理由を詳しく解説します。競合する21フリームスや23レガリス、22ミラベルとの違いや、ハイギアモデルのC2000SHGとの使い分けについても触れていきます。さらに2025年にリリースされた25アルテグラとの比較情報もお届けしますので、リール選びの参考にしてください。
この記事のポイント |
---|
✓ 21アルテグラC2000Sは185gの軽量ボディでアジングに最適なバランス |
✓ マイクロモジュールギアⅡ搭載で1万円台とは思えない滑らかな巻き心地 |
✓ 競合リールと比較して総合性能とコスパで優位性あり |
✓ C2000SとC2000SHGの選び方はアジングスタイルで決める |
21アルテグラC2000Sがアジングに最適な理由
- 21アルテグラC2000Sの基本スペックは軽量で高性能
- 巻き心地の滑らかさがアジングの繊細な操作に最適
- コストパフォーマンスが抜群に優れている
- ドラグ性能がアジングに必要十分な仕様
- ワンピースベールでライントラブルが少ない
- 実際のユーザーインプレは高評価が多数
21アルテグラC2000Sの基本スペックは軽量で高性能
21アルテグラC2000Sは、アジングに求められる要件をバランスよく満たしたリールです。自重185g、ギア比5.1、ハンドル1回転あたりの巻き取り長69cmという数値は、繊細なアジングの操作に非常にマッチしています。
📊 21アルテグラC2000S 基本スペック一覧
項目 | 仕様 |
---|---|
自重 | 185g |
ギア比 | 5.1 |
最大巻取長 | 69cm(1回転) |
実用ドラグ力 | 2.0kg |
最大ドラグ力 | 3.0kg |
PE糸巻量 | 0.6号-150m、0.8号-110m、1号-80m |
ベアリング数 | 5/1(ボール/ローラー) |
ハンドル長 | 40mm |
アジングでは0.3号前後のPEラインやエステルラインを使用することが多いため、この糸巻量は過不足なく使えます。特にPE0.6号で150m巻けるというのは、下巻きが不要で非常に便利です。
CI4+ボディを採用しているため、軽量でありながら剛性も確保されています。185gという重量は、最近の軽量アジングロッド(60~80g程度)と組み合わせても、全体のバランスが崩れにくい絶妙な重さです。一般的にアジングリールは200g以下が望ましいとされていますが、21アルテグラC2000Sはその基準を満たしています。
ハンドル長40mmというコンパクトな設計も見逃せません。アジングでは「巻いて止める」という動作を頻繁に繰り返すため、短いハンドルの方がクイックな操作がしやすく、手首への負担も軽減されます。
21アルテグラC2000Sが届きました。前回使用したロッドのヤマガブランクス ブルーカレント3 74 と組み合わせたタックルでメバリングに林崎漁港へ行くことにしました。
この引用からも分かるように、実際のユーザーはアジングロッドとの相性を重視してこのリールを選んでいます。スペック上の数値だけでなく、実釣での使いやすさを考慮した設計になっているといえるでしょう。
巻き心地の滑らかさがアジングの繊細な操作に最適
21アルテグラC2000Sの最大の特徴は、1万円台のリールとは思えない滑らかな巻き心地です。これは上位機種である18ステラにも採用されている「マイクロモジュールギアⅡ」が搭載されているためです。
マイクロモジュールギアⅡは、ギアの歯面を非常に細かく設計することで、ギア同士の摩擦を減らし、回転の滑らかさを格段に向上させる技術です。さらに「サイレントドライブ」という技術も組み合わされており、部品間で発生するノイズを徹底的に排除しています。
🎯 21アルテグラの巻き心地を支える技術
技術名 | 効果 | アジングでのメリット |
---|---|---|
マイクロモジュールギアⅡ | ギアの滑らかさ向上 | 繊細なリーリングが可能 |
サイレントドライブ | 静粛性・回転性能向上 | 集中力を保ちやすい |
Xシップ | 巻き出しの軽さ | 長時間の釣行でも疲れにくい |
HAGANEギア | 耐久性向上 | 長期使用でもガタつかない |
この価格帯でこの使用感はかなりすごい!!と率直に思いました。使用感のどこがすごいかと言うとそれは心地の良い滑らかな巻心地ですね~
この評価は非常に重要です。アジングでは1g以下のジグヘッドを使用することも多く、わずかな糸ふけを回収する際のリーリングの滑らかさが釣果に直結します。ギアのガタつきや異音があると、アタリを取りにくくなったり、集中力が削がれたりする可能性があります。
巻き心地について、複数のユーザーが「しっとり感がある」「なめらか」と表現しています。これは単に軽いだけでなく、適度な抵抗感を伴った滑らかさを指しています。おそらく、この「しっとり感」がアジングの繊細な誘いに適しているのでしょう。
ただし、開封直後は巻き出しがやや重く感じるというレビューもあります。これは新品のグリスが馴染んでいないためで、使い込んでいくうちに軽くなっていくことが多いようです。実際、「約1年使用した今では軽やかに巻くことができています」という報告もあります。
コストパフォーマンスが抜群に優れている
21アルテグラC2000Sの実売価格は12,000円~13,000円台です。この価格帯で、上位機種に採用されているテクノロジーを多数搭載している点が、多くのアングラーから「コスパ最強」と評価される理由です。
💰 価格帯別アジングリール比較
リール名 | 実売価格 | 自重(2000番) | 主要技術 | コスパ評価 |
---|---|---|---|---|
22サハラ | 7,000円台 | 205g | HAGANEギア | ★★★☆☆ |
23レガリス | 8,500円 | 175g | エアドライブ、ZAION V | ★★★★☆ |
21アルテグラ | 12,500円 | 185g | マイクロモジュールギアⅡ、Xプロテクト | ★★★★★ |
22ソアレBB | 12,900円 | 185g | ハイレスポンスドラグ | ★★★★☆ |
23ストラディック | 18,100円 | 185g | インフィニティドライブ | ★★★☆☆ |
注目すべきは、19ストラディックと同等かそれ以上の機能を持ちながら、価格は約6,000円も安いという点です。実際、「19ストラディックをオワコンに追い込むほどの超絶コスパ」という評価もあります。
特筆すべきは防水機能「Xプロテクト」の搭載です。これは海水が侵入しやすい部分に特殊グリスを充填したり、ラビリンス構造を採用したりすることで、水の侵入を防ぐ技術です。マグシールドのような接触式ではないため、巻き心地への影響が少なく、かつ防水性能も確保できるというメリットがあります。
「21アルテグラ」に搭載されているテクノロジーです。18ステラと同じ”マイクロモジュールギアⅡ”、シマノ社の上位リールでおなじみの”サイレントドライブ”を筆頭に、高等技術のオンパレード。
1万円台のリールでここまでの機能を搭載しているのは珍しく、入門者からステップアップしたい中級者まで、幅広い層におすすめできます。長く使える耐久性を考えると、初期投資としては非常に賢い選択といえるでしょう。
ドラグ性能がアジングに必要十分な仕様
アジングでは細いラインを使用するため、ドラグ性能が釣果を左右します。21アルテグラC2000Sの最大ドラグ力は3.0kg、実用ドラグ力は2.0kgとなっており、アジングには必要十分なスペックです。
アジの口は柔らかく、強引なファイトをすると口切れしてしまうことがあります。そのため、適切にドラグが滑り出すことが重要です。21アルテグラのドラグは、スムーズに滑り始める特性があり、突然の引き込みにも対応できます。
ブルーカレントⅢ 74 と 21アルテグラ C2000S のタックルだと余裕で対応できます。気持ちいい。21アルテグラ C2000S は、巻き心地もよく、ドラグ音もいい音です。
ただし、ドラグ性能については、ダイワの「ATD TYPE-L」を搭載したリールと比較すると、やや劣るという意見もあります。魚の動きを抑制する力はダイワの方が優れている可能性がありますが、アジングにおいてドラグ力不足で獲れない魚は滅多にいないため、実用上は問題ないでしょう。
⚙️ ドラグ調整のポイント
- ✓ アジングではドラグを緩めに設定(ラインの50~60%程度)
- ✓ PE0.3号なら1kg前後の設定が目安
- ✓ エステルラインの場合はさらに緩めに
- ✓ 釣行前に必ず動作確認を
ドラグ音については「いい音」という評価が多く、滑り出しの感触も良好です。高級リールほどの微調整は難しいかもしれませんが、アジングの実釣レベルでは十分な性能を持っているといえます。
ワンピースベールでライントラブルが少ない
21アルテグラC2000Sには「ワンピースベール」が採用されています。これは、従来の継ぎ目のあるベールとは異なり、一体成型されたベールです。この設計変更により、キャスト時にPEラインがベールの継ぎ目に絡まるというトラブルが大幅に減少しました。
アジングでは0.3号以下の細いPEラインやエステルラインを使用することが多く、ライントラブルは避けたいところです。特に夜釣りでのライントラブルは時間のロスにつながり、釣果にも影響します。
🔧 ワンピースベールの主なメリット
メリット | 詳細 |
---|---|
ライントラブル減少 | 継ぎ目がないため糸が引っかかりにくい |
耐久性向上 | 一体成型で破損リスクが低い |
キャストフィール向上 | スムーズなライン放出 |
メンテナンス性向上 | 継ぎ目に汚れが溜まらない |
17アルテグラまでは継ぎ目のあるベールが使用されていたため、一部のシマノユーザーから不満の声が上がっていたそうです。21アルテグラではこの点が改善され、上位機種と同じワンピースベールが採用されたことで、使い勝手が大きく向上しました。
シマノのエントリークラスのリールの中で唯一ワンピースベールが採用されたモデルでトラブルも少ないです
細いラインを使うアジングにおいて、ライントラブルの少なさは非常に重要です。特に初心者の方は、トラブルの少ないリールを選ぶことで、釣りに集中でき、上達も早くなるでしょう。
実際のユーザーインプレは高評価が多数
インターネット上には、21アルテグラC2000Sを実際に使用したアングラーのインプレが多数掲載されています。それらを総合すると、高評価が目立つ一方で、いくつかの注意点も指摘されています。
👍 高評価のポイント
- ✓ 1万円台とは思えない巻き心地の滑らかさ
- ✓ 軽量でロッドとのバランスが良い
- ✓ デザインが高級感があってカッコいい
- ✓ アジング・メバリングに最適なギア比とスプール
- ✓ 耐久性が高く長く使える
- ✓ ドラグ音が心地よい
巻き心地は、19ストラと同じくらいか?と聞かれたら19ストラの勝ち と答えます。
この引用は興味深い視点です。19ストラディック(実売19,000円前後)と比較して、巻き心地ではやや劣るものの、価格差を考えれば21アルテグラのコスパは非常に高いという評価です。
一方で、以下のような注意点も指摘されています:
⚠️ 注意が必要なポイント
- ハンドルノブにベアリングが入っていない(カスタムで改善可能)
- ラインローラーの回転が要メンテナンス
- 軽いコツコツ病(個体差あり)
- 巻き出しがやや重い(使用で改善)
特にハンドルノブのベアリングについては、「ハンドルノブにはボールベアリング入ってません」という報告があり、気になる方は自分でベアリングを追加するカスタムを行っているようです。
個体差はあるのではと思います。満足度はーー60点くらいですかね
このように、初期状態での満足度には個体差があるようです。ただし、多くのユーザーは「購入時に巻きを確認して」と助言しており、店頭で実際に触って確認することが推奨されます。
総合的には、価格と性能のバランスを考えると、アジング入門者から中級者まで幅広くおすすめできるリールといえるでしょう。
21アルテグラC2000Sとアジングで比較すべき競合リール
- 21フリームスとの比較では巻き心地に違いあり
- 22ミラベルとの違いは防水性能とギア性能にある
- 23レガリスは価格重視なら最有力候補
- 22ソアレBBとの比較はドラグ性能に注目すべき
- ハイギアとノーマルギアの選択はC2000SHGも検討価値がある
- 25アルテグラへのモデルチェンジで更なる進化を遂げた
- まとめ:21アルテグラC2000Sはアジング入門に最適な選択肢
21フリームスとの比較では巻き心地に違いあり
ダイワの21フリームスFC LT2000Sは、21アルテグラC2000Sと同価格帯の競合モデルです。実売価格は12,300円前後で、ほぼ同じ価格設定となっています。
📊 21アルテグラ vs 21フリームス 比較表
項目 | 21アルテグラ C2000S | 21フリームス FC LT2000S |
---|---|---|
実売価格 | 12,500円 | 12,300円 |
自重 | 185g | 185g |
ベアリング数 | 5個 | 5個 |
ボディ素材 | CI4+ | ZAION V |
ローター素材 | 高強度樹脂 | ZAION V |
主要技術 | マイクロモジュールギアⅡ、Xプロテクト | エアドライブデザイン、エアローター |
最も大きな違いは、素材の使い方です。21フリームスはボディとローターの両方に「ZAION V」という軽量・高剛性素材を採用しています。これに対して21アルテグラは、ボディにCI4+を使用し、ローターには高強度樹脂を使用しています。
ZAION Vとエアローターの組み合わせにより、21フリームスは「巻きの軽さ」に特化した設計となっています。特にローターが軽量化されることで、巻き出しのレスポンスが向上し、「巻いて止める」動作がよりスムーズになるでしょう。
ローター(回転部)には2021年に誕生した新素材『ZAION V』が搭載されています。さらに、テクノロジーとして『エアローター』も採用されています。『ZAION V』と『エアローター』の相乗効果により、軽い巻き心地が特長のリールです。
一方、21アルテグラは「巻き心地の滑らかさ」に重点を置いています。マイクロモジュールギアⅡによる「しっとり感」のある巻き心地は、じっくりとアジを誘いたいアングラーに好まれる特性です。
どちらを選ぶかは好みの問題ですが、おそらく以下のような選択基準が考えられます:
- 軽快な巻き感が好き → 21フリームス
- 滑らかでしっとりした巻き感が好き → 21アルテグラ
- 長期的な耐久性重視 → 21アルテグラ(Xプロテクト搭載)
防水性能に関しては、21アルテグラのXプロテクトの方が21フリームスより優れている可能性があります。頻繁に海水に触れる環境で使用する場合は、この点も考慮に入れるといいでしょう。
22ミラベルとの違いは防水性能とギア性能にある
22ミラベルは21アルテグラの1つ下のグレードに位置するモデルで、実売価格は10,100円前後です。約2,000円の価格差がありますが、その差は何なのでしょうか。
⚙️ 搭載技術の比較
技術名 | 22ミラベル | 21アルテグラ |
---|---|---|
HAGANEギア | ○ | ○ |
Xシップ | ○ | ○ |
サイレントドライブ | ○ | ○ |
Gフリーボディー | ○ | ○ |
AR-Cスプール | ○ | ○ |
マイクロモジュールギアⅡ | × | ○ |
ロングストロークスプール | × | ○ |
Xプロテクト | × | ○ |
ワンピースベール | × | ○ |
S A-RB(防錆ベアリング) | × | ○ |
この比較表から分かるように、基本的な技術は共通していますが、21アルテグラには上位機種の技術がさらに追加されています。特に重要なのは以下の3点です:
- マイクロモジュールギアⅡ:巻き心地の滑らかさが格段に向上
- Xプロテクト:防水性能の向上で長期使用に有利
- ワンピースベール:ライントラブルの減少
テクノロジー面では、『22ソアレBB』に『ハイレスポンスドラグ』が搭載されているのが1番大きな違いです。
興味深いのは、ボディ・ローター素材の違いです。22ミラベルはローターにCI4+を採用しているのに対し、21アルテグラはボディにCI4+、ローターには高強度樹脂を使用しています。
このため、22ミラベルの方がローターが軽く、巻き出しの軽さでは優位性があるかもしれません。実際、C2000Sの重量は22ミラベルが180g、21アルテグラが185gと、5gの差があります。
ただし、全体的な性能、特に耐久性や防水性を考えると、2,000円の価格差は十分に価値があるといえるでしょう。長く使うことを前提にするなら、21アルテグラの方がトータルコストは低くなる可能性が高いです。
23レガリスは価格重視なら最有力候補
ダイワの23レガリスは、「コスパ最強」として話題になったリールです。実売価格8,500円前後という破格の価格ながら、上位機種の技術を多数搭載しています。
💡 23レガリスの主な特徴
- ✓ エアドライブデザイン採用(上位機種の技術)
- ✓ ZAION Vボディ&ローター
- ✓ ATD TYPE-L(優れたドラグ性能)
- ✓ LT2000S-Pは175gと軽量
- ✓ ねじ込み式ハンドル
21アルテグラC2000Sとの価格差は約4,000円です。この価格差をどう見るかがポイントになります。
『23レガリス』の8,000円台で175ℊは驚異的なコスパです。
23レガリスの最大の強みは、175gという軽量性とエアドライブデザインによる巻き出しの軽さです。アジングにおいて、この軽さは大きなアドバンテージとなります。
ただし、23レガリスには防水機能(マグシールドなど)が搭載されていません。これに対して21アルテグラはXプロテクトを搭載しており、長期的な耐久性では優位性があるでしょう。
📋 選択基準の目安
重視するポイント | おすすめモデル | 理由 |
---|---|---|
価格最優先 | 23レガリス | 8,500円という破格の安さ |
軽量性重視 | 23レガリス | 175gで最軽量クラス |
耐久性・防水性 | 21アルテグラ | Xプロテクト搭載 |
巻き心地の質感 | 21アルテグラ | マイクロモジュールギアⅡ |
総合バランス | 21アルテグラ | 価格と性能の最適解 |
予算が限られているなら23レガリスは素晴らしい選択肢です。しかし、4,000円を追加投資できるなら、21アルテグラの方が長期的な満足度は高いかもしれません。特に頻繁に海に行く方、リールを長く使いたい方には21アルテグラをおすすめします。
22ソアレBBとの比較はドラグ性能に注目すべき
22ソアレBBは、シマノのライトゲーム専用ブランド「ソアレ」のエントリーモデルです。実売価格は12,900円前後で、21アルテグラとほぼ同価格帯です。
最も重要な違いは「ハイレスポンスドラグ」の有無です。22ソアレBBにはこの技術が搭載されており、ドラグの滑り出しが非常にスムーズです。
ハイレスポンスドラグは、技術的に難しかった、急激なドラグの出始めをスムーズにすることに成功し不意な大物でもラインが切れるリスクを低減しています。
アジングでは細いラインを使用するため、ドラグが急に効きすぎるとラインブレイクのリスクがあります。ハイレスポンスドラグは、このリスクを軽減し、不意の大物にも対応しやすくなります。
🎣 22ソアレBB vs 21アルテグラ 詳細比較
項目 | 22ソアレBB C2000SSPG | 21アルテグラ C2000S |
---|---|---|
実売価格 | 12,900円 | 12,500円 |
自重 | 185g | 185g |
ハイレスポンスドラグ | ○ | × |
マイクロモジュールギアⅡ | ○ | ○ |
Xプロテクト | ○ | ○ |
ライトゲーム専用設計 | ○ | × |
汎用性 | △ | ○ |
22ソアレBBの番手表記は「C2000SSPG」で、これは「スーパーシャロースプール」「パワーギア」を意味します。つまり、よりアジング・メバリングに特化した設計になっているといえます。
ただし、ライトゲーム専用というのは、裏を返せば他の釣りには使いにくいということです。将来的にシーバスやエギングにも使いたいと考えているなら、汎用性の高い21アルテグラの方が向いているかもしれません。
選択の基準としては:
- アジング・メバリング専用機が欲しい → 22ソアレBB
- 他の釣りにも使いたい → 21アルテグラ
- ドラグ性能を最重視 → 22ソアレBB
- 総合的なバランス → 21アルテグラ
デザイン面では、22ソアレBBは専用設計らしいスタイリッシュな外観で、特に23ソアレBBアジングのロッドとの相性は抜群です。見た目にこだわる方にも魅力的な選択肢でしょう。
ハイギアとノーマルギアの選択はC2000SHGも検討価値がある
21アルテグラにはノーマルギアのC2000SとハイギアのC2000SHGがラインナップされています。アジングで使う場合、どちらを選ぶべきでしょうか。
⚙️ ギア比による違い
モデル | ギア比 | 巻取長(1回転) | 実売価格 | 自重 |
---|---|---|---|---|
C2000S | 5.1 | 69cm | 12,500円 | 185g |
C2000SHG | 6.1 | 82cm | 12,600円 | 185g |
ハンドル1回転あたりの巻取長の差は13cmです。これがアジングにどう影響するでしょうか。
ノーマルギア(C2000S)が向いているケース:
- ✓ ジグヘッド1g以下の軽量リグメイン
- ✓ ゆっくりとした誘いを多用する
- ✓ 細かい糸ふけの回収を重視
- ✓ デッドスローリトリーブが多い
- ✓ 5フィート台の短いロッドを使用
ハイギア(C2000SHG)が向いているケース:
- ✓ フロートやキャロで遠投する
- ✓ ジグヘッド1g以上も使用
- ✓ 風が強い日が多い釣り場
- ✓ メバリングも兼用したい
- ✓ 6フィート以上のロッドを使用
ハイギアで巻取り量が多くなってしまうのなら、竿をさびいてライテンションを張って戻した分だけ巻き取るなどのクセをつけるでしょうし、ローギアならそのまま巻くでしょう。
この指摘は非常に重要です。結局のところ、ギア比の違いは「慣れ」で対応できる部分が大きいということです。同じリールを使い続けることで、自分なりの巻き加減が身につくでしょう。
個人的な見解としては、これから釣りを始める方や、アジング以外の釣りにも挑戦したい方には、汎用性の高いハイギアモデル(C2000SHG)をおすすめします。ハイギアの方が、さまざまなシチュエーションに対応しやすいためです。
一方、本格的にアジングを極めたい方、ジグ単のスローな釣りにこだわりたい方は、ノーマルギア(C2000S)の方が繊細な操作がしやすいかもしれません。
なお、実際のユーザーの使用感では「ハンドル1回転80cm前後までは全然対応できる」という意見もあり、C2000SHGでも十分アジングに使えるという評価が多いようです。
25アルテグラへのモデルチェンジで更なる進化を遂げた
2025年には新型の「25アルテグラ」がリリースされました。21アルテグラから約4年ぶりのモデルチェンジとなります。主な進化点は以下の通りです。
🆕 25アルテグラの新機能
新機能 | 効果 | アジングでのメリット |
---|---|---|
インフィニティクロス | ギアの耐久性向上 | 長期使用でもスムーズな巻き心地 |
インフィニティドライブ | 巻き上げパワー向上 | 大型アジや外道にも対応 |
アンチツイストフィン | ライントラブル軽減 | PEラインのヨレ防止 |
デュラクロス | ドラグ性能向上 | より安定したファイト |
自重については、C2000Sで180gとなり、21アルテグラの185gから5g軽量化されています。わずかな差ですが、感度を重視するアジングでは見逃せないポイントです。
21アルテグラとほぼ同じ性能と価格帯ですが、ソアレBBには『ハイレスポンスドラグ』が採用されているのが1番大きな違いです。
25アルテグラは、21アルテグラの基本設計を継承しつつ、細部の性能を向上させたモデルといえます。特にインフィニティドライブによる巻き上げ力の向上は、不意の大物にも対応しやすくなるでしょう。
ただし、実売価格は13,000円台と、21アルテグラよりやや高めです。新品で購入するなら25アルテグラを選ぶのが理想的ですが、21アルテグラも十分な性能を持っているため、セールや中古で安く手に入るなら21アルテグラも十分に選択肢になります。
💰 購入判断の目安
- 新品で最新性能が欲しい → 25アルテグラ
- コストを抑えたい → 21アルテグラ(在庫限り)
- 中古も検討 → 21アルテグラ(程度の良いものを探す)
旧型の21アルテグラは、25アルテグラの登場により価格が下がる可能性があります。コストパフォーマンスを最重視するなら、在庫処分セールを狙うのも賢い選択かもしれません。
まとめ:21アルテグラC2000Sはアジング入門に最適な選択肢
最後に記事のポイントをまとめます。
- 21アルテグラC2000Sは185gの軽量ボディでアジングロッドとのバランスが良好
- マイクロモジュールギアⅡ搭載で1万円台とは思えない滑らかな巻き心地を実現
- 実売価格12,500円前後で上位機種の技術を多数搭載したコスパ最強モデル
- PE0.6号で150m巻ける糸巻量で下巻き不要の便利さ
- Xプロテクト搭載で防水性能が高く長期使用に適している
- ワンピースベール採用でライントラブルが大幅に減少
- ドラグ性能は必要十分でアジングの実釣レベルでは問題なし
- 21フリームスとの比較では巻き心地の質感に違いあり
- 23レガリスは価格重視なら最有力だが防水性能ではアルテグラが優位
- 22ソアレBBとの違いはハイレスポンスドラグの有無が最大のポイント
- C2000SとC2000SHGの選択は釣りスタイルによって決めるべき
- ハイギアの方が汎用性が高く初心者にはおすすめ
- 25アルテグラは更なる進化を遂げているが21アルテグラも十分な性能
- 実際のユーザーインプレは総じて高評価が多い
- ハンドルノブのベアリング非搭載など細部には改善余地あり
- 巻き出しは最初やや重いが使い込むことで改善される
- アジング入門者から中級者まで幅広くおすすめできるリール
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- 21アルテグラでメバリング【林崎漁港】 | madaoもアジング
- 21アルテグラc2000sインプレ!ライトゲーム初心者に本当にオススメのリールです – ライト太郎.net
- 21アルテグラC2000Sファーストインプレッション | 院長のブログ
- 【ザ・安パイ】話題の「21アルテグラ」をアジング的に考察してみる! – 釣りメディアGyoGyo
- 21アルテグラC2000Sのスペックと使用感【しっとり感のある巻き心地】 | 孤独のフィッシング
- 【21アルテグラ C2000S】のインプレをまとめます!!ライトゲームに!ウワサ通りのいいリールなんです! – 図南鵬翼
- SHIMANO 21アルテグラ C2000Sの最安値・インプレ・釣果 | 本音の口コミが集まる釣具通販「TACKLE BOX」
- シマノ21アルテグラの評価・インプレ アジングでは1000がおすすめ?ミラベル・フリームスとの比較も | 瀬戸内海メバル Blog
- アジングに使うリールはなにがいいですか?コスパで考えて21ナスキー… – Yahoo!知恵袋
- コスパ最強のアジングリールのおすすめはこれ。本気で集めてみた。 | たにせん
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