ソアレbb アジング s64ul-sは、シマノが誇るアジングロッドのエントリーモデルでありながら、上位機種に匹敵する技術を搭載した注目の一本です。2023年にフルモデルチェンジを果たし、ハイパワーXやブリッジライクシートといったハイエンド技術を惜しげもなく投入しています。特に6フィート4インチという絶妙なレングス設定は、港湾部から外洋まで幅広いシチュエーションで活躍し、初心者から経験者まで満足させる仕上がりとなっています。
この記事では、ソアレbb アジング s64ul-sの詳細なスペック分析から実釣インプレ、他モデルとの比較まで、購入前に知っておきたい情報を網羅的に解説します。実際のユーザーレビューや価格情報、適合タックルセッティングなど、実用的な観点から多角的に検証していきます。また、同シリーズの他番手との使い分けや、上位機種との性能差についても詳しく触れ、あなたの釣りスタイルに最適な選択ができるよう導いていきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✓ ソアレbb アジング s64ul-sの基本スペックと技術的特徴 |
| ✓ 実釣インプレに基づく使用感と適用シーン |
| ✓ 同シリーズ他番手との詳細な比較分析 |
| ✓ 購入時の価格情報と最適なタックル構成 |
ソアレbb アジング s64ul-sの基本性能と魅力
- ソアレbb アジング s64ul-sの基本スペックは軽量で高感度
- 23ソアレbb アジング s64ul-sはハイパワーX搭載で剛性アップ
- ソアレbb アジング s64ul-s インプレで分かる実釣性能
- ソアレbb アジング s64ul-sの飛距離は軽量リグでも良好
- ソアレbb アジング s58ul-sとの違いは長さとルアーウェイト
- ソアレbb アジング s54sul-sとの使い分けはターゲットサイズ
ソアレbb アジング s64ul-sの基本スペックは軽量で高感度
ソアレbb アジング s64ul-sは、全長6フィート4インチ（1.93m）というアジングロッドとして理想的な長さを持つモデルです。継数は2本継ぎで仕舞寸法99cmと、持ち運びにも配慮された設計となっています。自重は59gと軽量で、長時間の釣行でも疲労を感じにくい仕様となっています。
ルアーウェイトは0.5-12gという幅広い設定で、軽量ジグヘッドから小型メタルジグまで対応可能です。適合ラインはPE0.1-0.6号、ナイロン・フロロカーボン1-4lbとなっており、繊細なライトゲームに最適化されています。先径は0.8mmのソリッドティップを採用し、微細なアタリも確実にキャッチできる感度を実現しています。
カーボン含有率は**99.5%**と非常に高く、軽量性と感度の両立を図っています。リールシート位置は210mmのダウンロック仕様で、バランスの良いポイントに設計されています。この基本スペックからも分かるように、アジングに必要な要素がバランス良く配置された設計思想が見て取れます。
🎣 基本スペック一覧
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 全長 | 6’4″（1.93m） |
| 継数 | 2本継ぎ |
| 仕舞寸法 | 99cm |
| 自重 | 59g |
| 先径 | 0.8mm |
| ルアーウェイト | 0.5-12g |
| 適合PE | 0.1-0.6号 |
| カーボン含有率 | 99.5% |
価格帯としては1万円台前半というエントリーモデルでありながら、上記のスペックを実現している点が大きな魅力です。特に軽量性と感度のバランスは、同価格帯の他メーカー製品と比較しても優秀な部類に入ると考えられます。
23ソアレbb アジング s64ul-sはハイパワーX搭載で剛性アップ
2023年モデルの最大の特徴は、ハイパワーXテクノロジーの搭載です。このテクノロジーは、従来の上位機種にのみ採用されていた強化構造で、カーボンテープをX状に巻き上げることでネジレに対する剛性を大幅に向上させています。これにより、キャスト時やファイト時のロッドの安定性が格段に向上しています。
また、ブリッジライクシートの採用も注目すべきポイントです。このリールシートは、表面硬度を高めることで感度を向上させ、コンパクト設計により手のひらとの接触面を最適化しています。エントリーモデルでありながら、最上位機種と同等の技術が投入されている点は、シマノの技術力の高さを物語っています。
アジングやメバリングに代表されるライトゲーム。近年アジ・メバルだけにこだわることなく、多くの魚をターゲットとし、手軽さが売りであるこの釣りはさらなる人気を博しています。
出典：シマノ公式サイト
この公式コメントからも分かるように、現代のライトゲームは多魚種対応が求められており、23ソアレbb アジング s64ul-sはまさにその要求に応える設計となっています。ハイパワーXによる剛性向上により、アジやメバルだけでなく、小型青物やカサゴなどの根魚にも対応できる強度を獲得しています。
ティップ部分にはハイレスポンスソリッドを採用し、掛け調子のクイックレスポンスを実現しています。これにより、積極的に感じて掛ける攻撃的なスタイルに対応でき、現代的なアジングスタイルにマッチした仕様となっています。従来のソアレBBシリーズと比較すると、明らかに性能向上が図られており、価格据え置きでのアップグレードは非常に魅力的です。
ソアレbb アジング s64ul-s インプレで分かる実釣性能
実際のユーザーインプレを分析すると、ソアレbb アジング s64ul-sの実釣性能の高さが浮き彫りになります。特に注目すべきは、バランスの良さと疲労の少なさです。
とても使いやすくて釣りに集中することができます。2023年の10月から1年間使っていますがトラブル一切なく快適に使っています。
出典：つりぽん
この1年間の長期使用レビューは、ロッドの耐久性と実用性を証明する貴重な証言です。特に「トラブル一切なく」という表現は、品質の安定性を示しており、初心者にとって重要な安心材料となります。また、「釣りに集中できる」という点は、ロッドが釣り人の意図を正確に伝達し、邪魔をしない設計になっていることを示しています。
感度に関するインプレも非常に好評です。別のユーザーレビューでは、基本的に1gのジグヘッドでの使用において、ボトムの感覚、魚のアタリ、潮の抵抗を明確に感じ取れると報告されています。小魚のつつくような微細なアタリも明確に伝わってくるという証言は、ソリッドティップの性能の高さを物語っています。
強度面でも優秀な評価を得ており、30cm程度の魚であれば問題なく抜き上げが可能という報告があります。これは、ハイパワーXによる剛性向上の効果が実際の釣りシーンで発揮されていることを示しています。一方で、40cm以上の大型魚については、やり取りに注意が必要という意見もあり、適用魚種サイズの目安として参考になります。
🐟 実釣性能評価
| 評価項目 | 評価 | 詳細 |
|---|---|---|
| 感度 | ★★★★☆ | 1gジグヘッドで底質・アタリを明確に感知 |
| バランス | ★★★★★ | 長時間使用でも疲労少ない |
| 強度 | ★★★★☆ | 30cm程度まで安心、それ以上は慎重に |
| 操作性 | ★★★★☆ | 軽量リグでの操作性良好 |
ソアレbb アジング s64ul-sの飛距離は軽量リグでも良好
飛距離性能について、実際のユーザーレビューでは3グラムまではフルキャスト可能という報告があります。これは6フィート4インチというレングスと、ハイパワーXによる剛性のバランスが良好に作用している結果と考えられます。
竿がよくしなるため、軽いジグヘッドでも飛距離が出ます。３グラムまではフルキャストしても安心感がありました。
出典：つりぽん
この証言は、ロッドのしなりとパワーのバランスが適切に設計されていることを示しています。軽量ジグヘッドでの飛距離確保は、アジングにおいて非常に重要な要素です。特に港湾部での釣りにおいて、わずかな飛距離の差が釣果に大きく影響することがあります。
ただし、3グラムを超えるルアーについては慎重な扱いが推奨されており、これはULクラスのロッドとしては妥当な範囲です。ルアーウェイト上限は12gまで設定されていますが、実用的には8g程度までが安心して使える範囲と考えるのが適切でしょう。
飛距離に影響するもう一つの要素として、ガイド設定があります。トップガイドにはSiCリング、その他にはアルコナイトリングが採用されており、ライン抜けの良さが飛距離向上に寄与しています。特にPEライン使用時の摩擦抵抗軽減効果は、軽量リグでの飛距離確保において重要な役割を果たしています。
ソアレbb アジング s58ul-sとの違いは長さとルアーウェイト
同シリーズのs58ul-sとの比較は、購入検討者にとって重要なポイントです。まず最も分かりやすい違いはレングスで、s58ul-sは5フィート8インチ（1.73m）となっており、s64ul-sより約20cm短くなっています。
🎯 s64ul-s vs s58ul-s 比較表
| 項目 | S64UL-S | S58UL-S |
|---|---|---|
| 全長 | 6’4″（1.93m） | 5’8″（1.73m） |
| 仕舞寸法 | 99cm | 89cm |
| 自重 | 59g | 53g |
| ルアーウェイト | 0.5-12g | 0.4-8g |
| 適合PE | 0.1-0.6号 | 0.1-0.6号 |
| 価格 | 約11,900円 | 約11,700円 |
この長さの違いは、使用シーンに大きく影響します。s58ul-sは取り回しの良さを重視した設計で、狭いポイントでの釣りや、ボートアジングなどで威力を発揮します。一方、s64ul-sは飛距離と操作性のバランスを重視した設計で、陸っぱりでの汎用性が高くなっています。
ルアーウェイトの設定も異なり、s58ul-sは0.4-8gと、より軽量寄りの設定となっています。これは短いレングスによるキャスト能力の制約を考慮した設定と考えられます。実際の使い分けとしては、1g以下の超軽量ジグヘッドを多用する場合はs58ul-s、1-3gの汎用的なジグヘッドをメインに使う場合はs64ul-sという選択が適切でしょう。
価格差は約200円程度と僅かで、性能差を考慮すると非常にコストパフォーマンスが高い設定となっています。初心者の場合、迷ったらs64ul-sを選択することで、より幅広いシチュエーションに対応できるでしょう。
ソアレbb アジング s54sul-sとの使い分けはターゲットサイズ
シリーズ最短のs54sul-sとの比較では、ターゲットサイズと釣法による使い分けが重要になります。s54sul-sは5フィート4インチ（1.63m）と非常に短く、超軽量リグ専用の設計となっています。
s54sul-sの最大の特徴は、タフテック採用のソリッドティップです。これにより、s64ul-sのハイレスポンスソリッドとは異なる、より食い込み重視の特性を持っています。ルアーウェイトも0.3-6gと軽量寄りに設定されており、1g以下のジグヘッドでの繊細な釣りに特化しています。
軽量ジグヘッド特化型。おすすめは1g以下のジグヘッド。タフテック採用のしなやかなティップで軽負荷時の微妙なもたれを演出。
出典：シマノ公式サイト
この公式説明からも分かるように、s54sul-sは極軽量リグでの「もたれ感」を重視した設計となっています。一方、s64ul-sは掛け調子のハイレスポンスソリッドにより、より積極的なアプローチが可能です。
使い分けの目安としては、小型アジメインでボートや足場の良い港湾部での釣りにはs54sul-s、中型アジ狙いで陸っぱりメインの汎用的な使用にはs64ul-sという選択が適切でしょう。また、s54sul-sはボートアジングでの取り回しの良さも大きなメリットとなります。
ソアレbb アジング s64ul-sの実釣性能と購入ガイド
- ソアレbb アジング s610l-sとの比較で見える特徴
- ソアレbb アジング s64ul-sの価格は1万円台前半でコスパ良好
- ソアレbb アジング s64ul-sに合うリールは500-2000番
- ソアレbb アジング s64ul-sの適合ライン設定のコツ
- ソアレbb アジング s64ul-sで狙える魚種は多彩
- ソアレbb アジング s64ul-sの上位機種との違い
- まとめ：ソアレbb アジング s64ul-sは入門者から中級者まで使える優秀なロッド
ソアレbb アジング s610l-sとの比較で見える特徴
シリーズ最長のs610l-sとの比較では、s64ul-sのバランス設計の良さが際立ちます。s610l-sは6フィート10インチ（2.08m）と約15cm長く、Lクラスのパワー設定となっています。
🎣 s64ul-s vs s610l-s 詳細比較
| 項目 | S64UL-S | S610L-S |
|---|---|---|
| 全長 | 6’4″（1.93m） | 6’10″（2.08m） |
| パワー | UL（ウルトラライト） | L（ライト） |
| 仕舞寸法 | 99cm | 106.5cm |
| 自重 | 59g | 61g |
| ルアーウェイト | 0.5-12g | 0.6-12g |
| 適合ナイロン・フロロ | 1-4lb | 1.5-4lb |
| 価格 | 約11,900円 | 約12,400円 |
s610l-sはオールラウンド対応を謳う設計で、ジグヘッド単体からスプリット、キャロライナリグ、軽量メタルジグ、プラグまで幅広いリグに対応します。長さによる飛距離の優位性があり、広範囲を探る釣りには有利です。
しかし、実際のユーザーインプレでは興味深い見解があります。
細かい操作のしやすさでいえば、64UL（キャストwt 〜6 g）よりも610L（キャストwt 〜12 g）の方が優れていると思います。食い込みのよさ、やり取りの楽しさの点では64ULが優れているので、何を優先するか、です。
出典：Gomoku釣りブログ
この比較インプレは非常に的確で、s610l-sは操作性重視、s64ul-sは食い込み性能重視という特性の違いを明確に示しています。アジングにおいて、小型のバイトを確実にフッキングに持ち込むことの重要性を考えると、s64ul-sの食い込み性能の高さは大きなアドバンテージとなります。
選択の基準としては、飛距離重視で多様なリグを使いたい場合はs610l-s、感度と食い込み重視でジグヘッド中心の釣りをしたい場合はs64ul-sという使い分けが適切でしょう。価格差も約500円と僅かですが、初心者には取り回しの良いs64ul-sの方が扱いやすいかもしれません。
ソアレbb アジング s64ul-sの価格は1万円台前半でコスパ良好
価格面でのコストパフォーマンスは、ソアレbb アジング s64ul-sの大きな魅力の一つです。現在の実売価格は11,100円～12,000円程度で推移しており、エントリーモデルとしては適正な価格帯といえます。
💰 価格比較表（2025年9月時点）
| 販売店 | 価格（税込） | 送料 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Yahoo!ショッピング | 11,150円 | 無料 | 最安値 |
| 楽天市場 | 11,935円 | 無料 | ポイント還元あり |
| Amazon | 取扱なし | – | 在庫切れ |
| ナチュラム | 13,006円 | 無料 | 正規価格 |
価格の変動幅は約2,000円程度で、購入タイミングによってはかなりの差が生じることがあります。特にセール期間中やポイント還元キャンペーン時には、実質的な負担額をさらに抑えることができます。
このクラスの競合製品と比較しても、コストパフォーマンスは非常に優秀です。同価格帯の他メーカー製品では、ハイパワーXやブリッジライクシートといった上位技術の搭載は一般的ではなく、シマノの技術力の高さが価格以上の価値を生み出しています。
特に注目すべきは、上位機種譲りの技術がこの価格帯で享受できることです。例えば、ソアレSSアジングシリーズ（22,000円前後）やソアレXRシリーズ（30,000円前後）と比較しても、基本的な釣り性能において大きな差はないという評価が多く見られます。
中古市場での価値保持率も良好で、程度の良い中古品でも8,000円～9,000円程度で取引されており、リセールバリューの面でも安心です。初めてのアジングロッド購入で予算を抑えたい場合には、中古品も選択肢として検討価値があります。
ソアレbb アジング s64ul-sに合うリールは500-2000番
タックルバランスにおいて、リール選択は非常に重要な要素です。ソアレbb アジング s64ul-sのロッド重量59gを考慮すると、500番～2000番クラスのスピニングリールが最適なバランスを提供します。
実際のユーザーレビューでも、この点について明確な言及があります。
リールもセドナ500と軽いものを使っていてバランスが非常に良いです。2500番台のリールになってくると釣り自体は可能ですが、バランスが悪く重く感じます。
出典：つりぽん
この証言は、ロッドとリールのバランスがアジングにおいていかに重要かを示しています。2500番以上のリールでは先重りが発生し、長時間の使用で疲労が蓄積しやすくなります。
🎣 推奨リール番手別特徴
| 番手 | 特徴 | 適用シーン | 代表機種 |
|---|---|---|---|
| 500番 | 超軽量、バランス◎ | 近距離、繊細な釣り | セドナ500、ナスキー500 |
| 1000番 | 軽量、汎用性○ | オールラウンド | ストラディックSW1000、ヴァンキッシュ1000S |
| 2000番 | 標準的、パワー○ | 中距離、やや大型狙い | セドナ2000、ナスキー2000 |
| 2500番 | バランス△ | 大型狙い専用 | 推奨しない |
特に500番クラスでは、自重150g前後の超軽量リールが多く、ロッド先端でのバランスが取りやすくなります。一方、1000番クラスでは自重180g前後となり、多少の先重り感はありますが、ライン容量とのバランスを考慮すると実用的な選択といえます。
リール選択時の注意点として、ドラグ性能も重要です。ULクラスのロッドでは、過度なドラグテンションはロッドブレイクの原因となるため、スムーズで微調整可能なドラグシステムを持つリールを選択することが重要です。
ソアレbb アジング s64ul-sの適合ライン設定のコツ
ライン選択は、ソアレbb アジング s64ul-sの性能を最大限に引き出すための重要な要素です。スペック上の適合ラインはPE0.1-0.6号、ナイロン・フロロカーボン1-4lbとなっていますが、実際の使用においてはより細かな選択基準があります。
メインラインとしては、PE0.3-0.4号が最も汎用性が高く、感度と強度のバランスが良好です。PE0.2号以下では風に弱く、キャスタビリティに問題が生じる場合があります。逆に、PE0.5号以上では感度の低下が懸念されます。
🎯 ライン設定別特徴
| ライン種類 | 太さ | 特徴 | 適用シーン |
|---|---|---|---|
| PE | 0.2号 | 超高感度、風に弱い | 無風時の繊細な釣り |
| PE | 0.3号 | 高感度、バランス◎ | オールラウンド（推奨） |
| PE | 0.4号 | 標準的、扱いやすい | 初心者、やや荒れた条件 |
| エステル | 0.3号 | 高感度、伸びが少ない | 上級者向け |
| フロロ | 2-3lb | 根ズレ強い、感度○ | 根回り、直結 |
リーダーシステムも重要で、PEメイン使用時はフロロカーボン0.8-1.5号を1-3ヒロ程度取るのが一般的です。ノットはFGノットやPRノットなど、強度と細さを両立できる結び方を選択すべきです。
実際のユーザー事例では、興味深いセッティングが報告されています。
使用したラインは、メインラインPE 0.4号にリーダー フロロ1.5号。リーダーを長め２ヒロほど（約 3 m）とり、リーダーのノット部分をリールに巻き込んで使用しました。
出典：Gomoku釣りブログ
この長リーダーシステムは、感度とトラブルレス性能を両立させる上級者テクニックです。ロッドのガイドシステムが4番リング以上で構成されているため、ノット部分の通過もスムーズに行えます。
初心者の場合は、まずPE0.3号＋フロロ1.2号の1ヒロ程度から始めて、経験を積みながら調整していくことをおすすめします。
ソアレbb アジング s64ul-sで狙える魚種は多彩
ソアレbb アジング s64ul-sは、アジング専用モデルでありながら、その汎用性の高さから多種多様な魚種をターゲットにすることができます。基本的なターゲットはもちろんアジですが、それ以外にも数多くの魚種が楽しめます。
🐟 対象魚種別適性表
| 魚種 | 適性 | 推奨リグ | サイズ目安 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| アジ | ★★★★★ | ジグヘッド1-3g | 10-30cm | メインターゲット |
| メバル | ★★★★☆ | ジグヘッド1-2g | 15-25cm | 夜釣りメイン |
| カサゴ | ★★★★☆ | ジグヘッド2-5g | 15-25cm | 根回り注意 |
| セイゴ | ★★★☆☆ | プラグ、ワーム | 20-40cm | ドラグ調整重要 |
| メッキ | ★★★★☆ | 小型プラグ | 10-20cm | 高活性時 |
| サバ | ★★★☆☆ | メタルジグ3-8g | 20-35cm | 数釣り可能 |
実際のユーザーレポートでも、アジ以外の魚種での釣果が多数報告されています。
僕は遊び竿として購入しましたがもっぱらアジングはせずにセイゴ、カワハギに使っています。50クラスのフッコが来ても難なく寄せれるバッドパワー
出典：TACKLE BOX
この証言は、ULクラスのロッドでありながら、意外なパワーを秘めていることを示しています。50cmクラスのフッコ（セイゴの成魚）を取り込める強度は、ハイパワーXテクノロジーの効果と考えられます。
カワハギ釣りでの使用例も興味深く、ソリッドティップの感度の高さが繊細なアタリを捉えるのに有効であることが分かります。また、堤防での10号オモリまで対応可能という報告もあり、思っている以上に対応範囲が広いことが窺えます。
注意すべき点として、大型魚とのやり取りではドラグ設定が重要になります。ULクラスのロッドでは、強引なやり取りはロッドブレイクの原因となるため、ドラグを効かせた慎重なファイトが必要です。特に30cmを超える魚については、無理な抜き上げは避け、ランディングネットの使用を推奨します。
ソアレbb アジング s64ul-sの上位機種との違い
シマノのソアレシリーズにおける位置づけを理解するため、上位機種との違いを詳しく分析してみましょう。主な比較対象はソアレSS、ソアレXR、ソアレエクスチューン、ソアレリミテッドです。
最も大きな違いは、基本構造技術にあります。ソアレBBはハイパワーXのみの採用ですが、上位機種ではスパイラルXやスパイラルXコアといった、より高度な基本構造技術が採用されています。
🔧 技術比較マトリックス
| 機種 | スパイラルXコア | スパイラルX | ハイパワーX | ガイド | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| ソアレBB | × | × | ○ | アルコナイト+SiC | 11,000円 |
| ソアレSS | × | ○ | ○ | SiC | 22,000円 |
| ソアレXR | ○ | ○ | ○ | チタン/SiC | 30,000円 |
| ソアレエクスチューン | ○ | ○ | ○ | チタン/SiC | 45,000円 |
| ソアレリミテッド | ○ | ○ | ○ | 3DチタンXリング | 75,000円 |
ガイドシステムも大きな差別化要素です。ソアレBBはアルコナイトリングをベースにトップのみSiCリングという構成ですが、上位機種では全てSiCリング、さらに上位ではチタンリングが採用されています。
実際の釣り性能における差について、興味深い分析があります。
軽いジグヘッドの場合でもあたりを明確に取れそうな感じがします。上位機種と比較したせいでまとめの前に変な空気になってしまいましたが、アジングを初めてやる人には十分なスペックだと思いますし、自分は満足しています。
出典：つりぽん
この率直な感想は、上位機種との性能差を認めつつも、実用性においては十分すぎる性能を持っていることを示しています。特に初心者から中級者レベルでは、技術的な差よりも扱いやすさやコストパフォーマンスの方が重要な場合が多いでしょう。
価格差と性能差のバランスを考慮すると、ソアレBBからソアレSSへのステップアップは約2倍の価格で明確な性能向上が期待できますが、それ以上の上位機種では価格に見合う性能向上を実感できるかは個人の技量や釣りスタイルに大きく依存すると考えられます。
まとめ：ソアレbb アジング s64ul-sは入門者から中級者まで使える優秀なロッド
最後に記事のポイントをまとめます。
- ソアレbb アジング s64ul-sは全長6’4″、自重59gの軽量高感度ロッドである
- 2023年モデルはハイパワーX搭載で剛性が大幅に向上した
- ブリッジライクシート採用でエントリーモデルながら高い感度を実現している
- ルアーウェイト0.5-12gで軽量ジグヘッドから小型プラグまで対応可能
- 実売価格11,000円台前半でコストパフォーマンスが非常に優秀
- 500-2000番のリールとのバランスが良好で扱いやすい
- PE0.3-0.4号の使用が最もバランスが良い
- アジ以外にもメバル、カサゴ、セイゴなど多魚種に対応
- s58ul-sは取り回し重視、s610l-sは飛距離重視の設計
- 上位機種と比較しても実釣性能の差は限定的
- 3gまでのルアーなら安心してフルキャストできる
- 30cm程度の魚まで抜き上げ可能な強度を持つ
- 1年間の長期使用でもトラブルレスの高い耐久性
- ハイレスポンスソリッド採用で掛け調子の特性
- 初心者から中級者まで長期間使える設計思想
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- ソアレ BB アジング[SOARE BB AJING] | ライトソルト | ロッド | 製品情報 | SHIMANO シマノ
- ソアレBB S64UL-S | 院長のブログ
- SHIMANO 19ソアレ BB アジング S64UL-Sの最安値・インプレ・釣果 | 本音の口コミが集まる釣具通販「TACKLE BOX」
- 【楽天市場】ソアレbb アジング s64ul－sの通販
- 価格.com – シマノ ソアレ BB アジング S64UL-S (ロッド・釣竿) 価格比較
- 【ロッド｜インプレ】19 ソアレ BB アジング S64UL-S : Gomoku釣りブログ
- 【インプレ】23 ソアレ BB アジングを１年間使った実釣レビュー | つりぽん
- シマノ(SHIMANO) 19 ソアレ BB アジング S64UL-S 394392｜アウトドア用品・釣り具通販はナチュラム
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