福岡県の油木ダムは、かつては多くのバスアングラーに人気のスポットでした。しかし現在は釣り禁止エリアとなり、湖面付近への立ち入りも制限されています。

この変更は釣りごみの増加や駐車問題が主な原因とされています。本記事では油木ダムの現状と規制内容を詳しく解説するとともに、福岡県内で楽しめる代替スポットもご紹介します。
この記事のポイント!
- 油木ダムの釣り禁止区域と規制内容
- 釣り禁止となった具体的な理由と経緯
- 警備体制と違反時の対応について
- 福岡県内の代替バス釣りスポット情報
油木ダム バス釣りの禁止エリアと規制内容を徹底解説
- 油木ダムは現在釣り禁止エリアに指定
- 釣り禁止となった経緯と理由
- 立ち入り禁止区域の範囲と規制内容
- 違反時の罰則と取り締まり体制
- 過去の油木ダムでのバス釣りポイント
- 代替となる福岡県内のバス釣りスポット
油木ダムは現在釣り禁止エリアに指定
油木ダムでは現在、湖面付近への立ち入りが全面的に禁止されています。これは単なる釣り禁止だけでなく、湖畔エリアへの侵入自体が制限される厳しい規制内容となっています。
ダム周辺には立ち入り禁止を示す看板が複数設置されており、警備員による巡回も実施されています。
規制は2022年1月20日から開始され、行政による釣り禁止区域の指定という形で実施されています。
ダム湖周辺への降り口には立ち入り禁止の看板が設置され、警備員が定期的に巡回を行っています。
警察OBによる巡回警備も実施されており、違反者への注意喚起が行われています。
釣り禁止となった経緯と理由
釣り禁止の主な理由は、増加する釣りごみの問題です。特にワームのパッケージやバクラッシュしたライン、ペットボトル、弁当のごみなどが目立っていました。
一部の釣り人によるマナー違反も大きな問題となっていました。駐車やごみの問題が深刻化したことで、最終的に釣り禁止という措置が取られることになりました。
2020年にはバサーの死亡事故も発生したとの情報もあり、安全面での懸念も規制の理由の一つとなっています。
当時は管理釣り場としての機能も果たしておらず、入漁料の問題なども存在していました。
これらの複合的な要因により、最終的に全面的な立ち入り禁止という厳しい措置が取られることになりました。
立ち入り禁止区域の範囲と規制内容
規制対象となるのは油木ダム湖全域及び湖畔エリアです。湖面への接近や釣り行為はもちろん、写真撮影などの目的であっても湖畔への立ち入りは認められていません。
橋の上からの釣りも禁止されており、ワカサギ釣りについても規制の対象となっています。
立ち入り禁止区域は明確に表示されており、看板による注意喚起が行われています。
管理事務所や地域住民からの通報により、警察が出動するケースもあります。
規制は年間を通じて実施されており、季節による規制緩和などの例外措置はありません。
違反時の罰則と取り締まり体制
現在は警察OBによる巡回警備が実施されており、違反者には注意喚起が行われます。初期段階では声かけによる指導が中心となっています。
管理事務所や地域住民からの通報があった場合は、警察が出動する体制が整えられています。
巡回警備は平日を中心に実施されていますが、土日の対応については明確な情報がありません。
違反者への対応は基本的に注意喚起が中心ですが、悪質な場合は警察による対応となります。
安全管理の観点から、特に夜間や悪天候時の監視が強化されています。
過去の油木ダムでのバス釣りポイント
かつての油木ダムは、40cm以上のバスが釣れる実績のある人気スポットでした。特に水温が上昇する夏場には良好な釣果が期待できました。
基本的に足場は整備されており、オカッパリでの釣りがしやすい環境でした。地面は粘土質で靴が汚れやすい特徴がありましたが、傾斜は緩やかでした。
水質は良好で透明度も高く、魚影の確認がしやすい特徴がありました。特に春から夏にかけては活性の高いシーズンとされていました。
水深は場所によって変化があり、様々なルアーでのアプローチが可能でした。
ボートでの釣りは禁止されていましたが、オカッパリでも十分なポイントへのアクセスが可能でした。
代替となる福岡県内のバス釣りスポット
油木ダムの代替となるバス釣りスポットとして、遠賀川水系や筑後川水系が挙げられます。特に遠賀川は福岡でも有名なバス釣り場で、「JB TOP50」などの大会も開催される実績があります。
筑後川水系では宝満川や高良川などの支流も人気があり、特に合流地点では良好な釣果が期待できます。
大濠公園は都市部で唯一釣りが許可されている公園で、アクセスの良さが特徴です。平均40cmほどのバスが生息しています。
今川も比較的穴場的なスポットで、特に冬場は40アップのバスが期待できます。
これらの代替スポットでは、駐車マナーやゴミの持ち帰りなど、ルールを守って楽しむことが重要です。

福岡県内で楽しめるバス釣りスポット完全ガイド
- 遠賀川水系のおすすめポイント
- 筑後川水系の人気エリア
- 矢部川でのバス釣りスポット
- 大濠公園の釣り可能区域
- 今川の釣りポイント
- まとめ:油木ダム バス釣り規制と代替スポットの選び方
遠賀川水系のおすすめポイント
遠賀川は福岡でもっとも有名なバス釣り場で、九州のバス釣り聖地と呼ばれています。全国でもトップ5に入る人気スポットです。
嘉麻市の馬見山を源流とし、嘉麻市から飯塚市、直方市、中間市、北九州市を流れる一級河川となっています。
日本最高峰のバス釣りトーナメント「JB TOP50」やBasser Allstar Classic2022の出場権をかけたトーナメント「THE WILD CARD」などの大会も開催されています。
特におすすめなのは日ノ出橋周辺で、近くに直方オートキャンプ場や河川敷公園があり、遠賀川と彦山川の合流地点となっています。
中間市役所前の河川敷は、バス釣り大会の会場にもなる定番スポットで、大型駐車場も完備されています。
筑後川水系の人気エリア
筑後川は遠賀川と並ぶ人気のバス釣り場です。支流との合流地点が多く、川の流れが複雑なポイントでバスがよく回遊しています。
宝満川は筑後川水系の中でも大きい河川で、本流と同じくらいバス釣りで人気の支流です。小さな堰や水門があり流れが効いていて、魚影が濃いのが特徴です。
高良川との合流地点にある宮の陣橋付近はバスがよく釣れるポイントとして有名です。水中に草が生えている場所が多いため、根掛かりには注意が必要です。
付近にはスポーツ施設や商業施設も多く、春は桜並木も楽しめるスポットとなっています。
テトラや橋脚も多く、バスが身を隠すストラクチャーが豊富なため、フィールドの攻略が楽しめます。
矢部川でのバス釣りスポット
矢部川は福岡県南部から有明海へ流れる一級水系の本流で、支流には星野川や御側川などがあります。福岡県内では流域面積が第3位の河川となっています。
矢部川でのバス釣りは、中流域での釣果が多いのが特徴です。中流域にはブラックバスが好むテトラポット・水門・岩場が多く存在します。
30cm前後のサイズが狙えるポイントが多く、特に泰仙寺橋付近は水門や護岸工事で入江ができている箇所があり、流れに変化があるポイントとして注目されています。
テトラポットの攻略が鍵となるため、根掛かりしにくいルアーの選択が重要です。テキサスリグなどの使用がおすすめです。
水深や地形の変化が豊富で、シーズンを通じて安定した釣果が期待できます。
大濠公園の釣り可能区域
大濠公園は福岡市内で唯一釣りをして良い区域がある公園です。都市部で車がなくても行きやすいバス釣りポイントとして貴重な存在です。
ブラックバスの他にも、ブルーギルやナマズ、雷魚なども釣れるスポットとして知られています。大濠公園で釣れるバスは平均40cmほどで、稀にランカーサイズも生息しています。
菖蒲島や茶村橋周辺の深さは2~5mほどと浅く、夏場はウィードが群生しているため、根掛かりに注意が必要です。松島あたりでは50cmオーバーのバスの釣果もあります。
大濠公園は昼夜問わず多くの人が利用する場所のため、周囲の人に十分注意を払う必要があります。人気の少ない朝まずめを狙うのがおすすめです。
魚釣り許可区域以外での釣りは禁止されており、投げ釣りも禁止となっています。
今川の釣りポイント
今川は京都郡みやこ町や田川郡添田町、行橋市を流れる河川で、バス釣りのポイントとしては比較的穴場となっています。
季節によって釣れるポイントが変化するのが特徴で、春~夏にかけては10号線バイパス下から中流の天生田橋までの下流部が、晩秋~冬にかけては支流の屑川から油木ダム周辺までの上流部がおすすめです。
水質が良く川の流れも穏やかなため、ウェーディングしやすいポイントとなっています。冬の寒い日でも40アップのバスを釣ることができるスポットです。
川沿いのポイント付近に駐車場が少ないため、行橋駅付近の駐車場に車を停めて、今川のポイントをランガンするのがおすすめです。
シーズンを通じて安定した釣果が期待できる河川です。

まとめ:油木ダム バス釣り規制と代替スポットの選び方
最後に記事のポイントをまとめます。
- 油木ダムは2022年1月20日から全面的な釣り禁止となった
- 湖面付近への立ち入りも制限されている
- 警備員による巡回が実施されている
- 違反者には警察が出動する可能性がある
- 代替スポットとして遠賀川水系が最も人気
- 筑後川水系は支流も含めて豊富なポイントがある
- 大濠公園は福岡市内唯一の釣り可能エリア
- 矢部川は中流域が特に狙い目
- 今川は比較的穴場的なスポット
- 各スポットでのマナーとルールの遵守が重要
- 駐車場の確認と周辺環境への配慮が必須
- 季節に応じたポイント選びが効果的