アジングで2500番リールは実際どうなの？メリット・デメリットを徹底検証して答えを出してみた

アジングを始める際、リール選びで悩むアングラーは少なくありません。特に「2500番リールはアジングに適しているのか？」という疑問は、多くの釣り人が抱く共通の悩みです。一般的には1000番や2000番が推奨されることが多いアジングにおいて、2500番リールの使用については賛否両論があります。

この記事では、アジング用2500番リールの使用について、実際の釣り人の声や専門サイトの情報を徹底調査し、メリット・デメリットを客観的に分析します。また、2500番リール以外の選択肢や、コストパフォーマンスに優れた代替案についても詳しく解説していきます。初心者から上級者まで、リール選びで迷っているすべてのアングラーに役立つ情報をお届けします。

この記事のポイント
✓ アジングで2500番リールを使うメリット・デメリットが分かる
✓ 推奨されるリール番手と理由が理解できる
✓ コスパ最強のアジングリール情報が手に入る
✓ 自分に最適なリール選びができるようになる

アジング2500番リールの実態と適性判断

1. アジング2500番リールが不向きとされる理由は重量とバランスの問題
2. 遠投アジングなら2500番リールのメリットが活かされる
3. 初心者には1000番・2000番リールが断然おすすめ
4. エギングとの兼用なら2500番リールも選択肢になる
5. キャロライナリグやフロートリグには2500番が有効
6. タックルバランスを重視するなら軽量リールを選ぶべき

アジング2500番リールが不向きとされる理由は重量とバランスの問題

アジングで2500番リールが敬遠される最大の理由は、重量とタックルバランスの問題にあります。一般的なアジングロッドは軽量かつ繊細に設計されており、重いリールを装着すると全体のバランスが崩れてしまいます。

リールのサイズは、ロッドとのバランスが大事だと思います。特にスプールの径と、ロッドのガイド（サイズとセッティング）とのバランスです。例えば、エンドガイド（一番手前）が２５㎜でダイワの２５００番を使うと、キャストした時にラインがバット部分のブランクスに「バタバタ」と当たってしまい、飛距離に悪い影響が出る事があります。

出典：Yahoo!知恵袋

この指摘は非常に重要で、2500番リールの問題点を的確に表現しています。アジングにおいて2500番リールが避けられる理由として、まずスプール径の大きさが挙げられます。スプール径が大きいとキャスト時にラインがロッドのガイドに干渉しやすくなり、特にジグヘッド単体のような軽量リグでは飛距離に悪影響を与える可能性があります。

次に重量の問題があります。2500番リールは1000番や2000番と比較して明らかに重く、軽量なアジングロッドとのバランスが取りにくくなります。長時間の釣行では疲労が蓄積しやすく、繊細なアタリを感じ取るための集中力も削がれてしまいます。

さらにラインキャパシティの過剰さも問題となります。アジングで使用する0.3号前後のPEラインやエステルラインに対して、2500番リールのスプールは深すぎるため、適切な量のラインを巻くためには下巻きが必要になります。これは手間がかかるだけでなく、ライントラブルの原因にもなり得ます。

📊 2500番リールの問題点まとめ

問題点	詳細	影響
重量過多	200g以上の重量	タックルバランス悪化、疲労蓄積
スプール径大	ガイド干渉リスク	飛距離低下、キャスト精度悪化
ライン容量過多	下巻き必須	セッティング手間、トラブル増加
操作性低下	慣性が大きい	繊細な誘いが困難

これらの問題を総合すると、一般的なジグヘッド単体でのアジングにおいては、2500番リールは明らかにオーバースペックであり、推奨されない理由が明確に理解できます。

遠投アジングなら2500番リールのメリットが活かされる

一方で、2500番リールにも明確なメリットが存在します。特に遠投を前提としたアジングスタイルにおいては、その特性が有効に活用されます。

アジングで2500番リールが”アリ”になるケースの代表例といえば遠投でしょう。0.5号前後のPEを150〜200mほど巻き、キャロやフロートなんかをぶっ飛ばしたいってパターンですね。（あとは、メタルジグをぶち投げて尺アジ・ギガアジを狙いたいような時も。）

出典：AjingFreak

この引用が示すように、2500番リールの真価は遠投性能にあります。スプール径が大きいことで、ラインの放出がスムーズになり、重めのキャロライナリグやフロートリグでも十分な飛距離を確保できます。また、太めのPEラインを長距離巻けるため、大型のアジとのファイトでも安心感があります。

巻き取りパワーの強さも2500番リールの特徴です。サーフや磯場でのアジングにおいて、強い流れや潮に負けずにルアーをコントロールできる巻き上げ力は大きなアドバンテージとなります。特に尺アジクラスの大型魚とのやり取りでは、その恩恵を実感できるでしょう。

さらにライン巻き取り量の多さにより、手返しの良い釣りが可能になります。遠投後の素早い回収や、広範囲を効率的に探る釣りスタイルでは、ハンドル1回転あたりの巻き取り量が多い2500番リールが有利に働きます。

🎯 2500番リールが活躍するシーン

• サーフでの遠投アジング: 沖の潮目や地形変化を狙う
• 磯場でのパワーファイト: 大型アジとの確実なやり取り
• キャロライナリグ使用時: 重いシンカーでの遠投が必要
• フロートリグでの広範囲サーチ: 効率的なポイント探し
• メタルジグでの尺アジ狙い: ボトム周辺の大型魚をターゲット

これらの釣りスタイルにおいては、2500番リールのスペックが十分に活かされ、むしろ小さな番手のリールでは力不足になる可能性があります。

初心者には1000番・2000番リールが断然おすすめ

アジング初心者にとって、1000番や2000番リールが圧倒的におすすめされる理由があります。これは単純にサイズが小さいからではなく、アジングの基本を学ぶ上で最適な特性を持っているからです。

軽量でアジングロッドとのバランスが取れるもの、繊細な巻取りが可能なこと、なめらかに機能するドラグ性能、細糸が巻けるシャロースプール、巻いて止めるの動作がクイックに行えることが重要です。

出典：たにせん

この指摘が示すように、アジングの基本は繊細さにあります。軽量なジグヘッドを使った近距離戦が中心となる初心者には、操作性に優れた軽量リールが最適です。特に重要なのは「巻いて止める」という基本動作をスムーズに行えることで、これがアジングの釣果に直結します。

軽量性の重要性は、長時間の釣行における集中力の維持に大きく影響します。200g以下の軽量リールであれば、タックル全体の重量バランスが取れ、疲労を感じることなく釣りに集中できます。これは初心者が技術を習得する上で非常に重要な要素です。

またドラグ性能も重要な要因です。アジの口は非常に柔らかく、強すぎるドラグ設定では身切れを起こしてしまいます。1000番・2000番リールのドラグは、細いラインとの相性が良く、適切な調整が行いやすい設計になっています。

🔰 初心者におすすめの番手比較表

番手	重量目安	適用ライン	メリット	デメリット
1000番	150-180g	PE0.2-0.4号	最軽量、超高感度	ライン容量少、汎用性低
2000番	160-200g	PE0.3-0.6号	バランス良好、汎用性高	やや重い機種あり
2500番	200g以上	PE0.4-0.8号	パワフル、遠投可能	重い、オーバースペック

初心者が技術を身につける段階では、2000番リールが最もバランスが取れており、将来的にメバリングなど他のライトゲームにも転用できる汎用性の高さも魅力です。

エギングとの兼用なら2500番リールも選択肢になる

釣りを趣味とする多くのアングラーが直面する問題が、リールの使い回しです。特にエギングとアジングの両方を楽しみたい場合、2500番リールが現実的な選択肢となることがあります。

とはいえ、エギングとかバス釣りとかとリールを兼用したいんだよね〜。といった理由で2500番クラスのリールをどうしてもアジングに使いたい！って方もいらっしゃるでしょう。前述したように、PEラインを巻いての遠投用として使うなら、エギングやバス釣りとの兼用もアリだと思います。

出典：AjingFreak

この観点は非常に実用的で、コストパフォーマンスを重視するアングラーにとって重要な判断材料となります。エギングでは一般的に2500番リールが使用されるため、同じリールでアジングも楽しめれば、タックルボックスの中身をシンプルにできます。

スプール交換システムを活用すれば、より効率的な運用が可能です。エギング用には太めのPEライン、アジング用には細めのPEラインを巻いたスプールを用意し、釣行に応じて交換する方法です。これにより一台のリールで複数の釣種に対応できます。

ただし、兼用使用には制約があります。ジグヘッド単体での繊細なアジングには向かないため、キャロライナリグやフロートリグなど、重めのリグでの使用に限定されることを理解しておく必要があります。

💰 兼用リール運用のコストメリット

運用方法	初期コスト	メンテナンスコスト	利便性
専用リール × 2台	高	中	最高
兼用リール + スプール交換	中	低	高
兼用リール単体	低	低	中

予算に制約がある場合は、兼用リールから始めて徐々に専用リールを揃えていくという段階的なアプローチも有効です。

キャロライナリグやフロートリグには2500番が有効

アジングの釣法が多様化する中で、キャロライナリグやフロートリグでの釣りが注目されています。これらの仕掛けを使用する場合、2500番リールの特性が大いに活かされます。

キャロライナリグやフロートリグを用いて遠投をする場合は、仕掛けの重量が増え、遠投が求められるため、太めのラインを長く巻いておく必要性があります。目安としては、0.4〜0.8号程度のPEラインを150m巻けるリールが適しており、この条件を満たす2500番サイズのリールがおすすめです。

出典：TSURI HACK

この指摘が示すように、重い仕掛けを使用する釣りでは2500番リールの能力が必要となります。キャロライナリグでは通常5-15gのシンカーを使用し、フロートリグでも同程度の重量があるため、十分な巻き上げ力とライン容量が求められます。

遠投性能も重要な要素です。サーフや大型河川でのアジングでは、沖合いの潮目やブレイクラインを狙う必要があります。これらのポイントにルアーを届けるためには、スプール径が大きく、ライン放出性能に優れた2500番リールが有利です。

また大型魚対応能力も見逃せません。遠投エリアでは尺アジクラスの大型魚がヒットする可能性が高く、パワフルなやり取りが必要になります。2500番リールの巻き上げ力と安定したドラグ性能は、こうした状況で真価を発揮します。

🎣 重量級リグでの2500番リール使用例

リグタイプ	重量範囲	推奨ライン	想定飛距離
キャロライナリグ	5-15g	PE0.6-0.8号	50-80m
フロートリグ	5-12g	PE0.5-0.7号	40-70m
メタルジグ	7-20g	PE0.6-1.0号	60-100m
ジグヘッド+シンカー	3-10g	PE0.4-0.6号	30-60m

これらの仕掛けを多用するアングラーにとって、2500番リールは必須の装備と言えるでしょう。

タックルバランスを重視するなら軽量リールを選ぶべき

アジングにおいて最も重要とされるタックルバランスについて、改めて詳しく検討する必要があります。バランスの良いタックルは、釣果に直結する重要な要素だからです。

タックルの軽量化が感度を向上させる理由は、振動伝達効率の向上、ティップの反応性の高さ、筋疲労の軽減による感覚閾値の低下が大きな要因です。繊細なアジのアタリを感じ取るには集中力が欠かせません。しかし、タックル全体が重いとその集中力が削がれてしまいます。

出典：たにせん

この分析は非常に科学的で、感度向上のメカニズムを明確に説明しています。軽量なタックルは物理的に振動を伝えやすく、アングラーの疲労も軽減するため、微細なアタリを感知する能力が向上します。これはアジングの本質的な部分に関わる重要な要素です。

重心位置の重要性も見逃せません。リールシート付近で重心バランスが取れているタックルは、長時間の使用でも疲れにくく、正確なキャストが可能になります。逆に先重りや手元重心が強すぎると、操作性が著しく低下します。

最新のアジングリールは、この点を十分に考慮して設計されています。マグネシウム合金やカーボン素材を使用することで、従来では考えられないほどの軽量化を実現しています。

⚖️ タックルバランスのチェックポイント

チェック項目	理想的な状態	問題がある状態
重心位置	リールシート周辺	極端な先重り・手元重心
総重量	150g以下	250g以上
持った時の感覚	自然に水平保持可能	意識的な力が必要
キャスト時	スムーズで正確	ブレやすい、疲れやすい

バランスの良いタックルを組むことで、アジングの楽しさと釣果の両方が向上することは間違いありません。

アジング2500番以外の最適選択肢とコスパ検証

1. アジングに最適なリール番手は2000番が黄金バランス
2. コスパ最強リールは23レガリスとカルディアの2択
3. 高級リールなら20ルビアスとヴァンキッシュが人気の双璧
4. 500番・1000番の超小型リールは玄人向けの選択肢
5. ギア比選択は初心者にはノーマルギアがおすすめ
6. 価格帯別おすすめリールで予算に応じた最適解を提示
7. まとめ：アジング2500番リールの適性と代替案の総合判断

アジングに最適なリール番手は2000番が黄金バランス

多くの専門サイトや経験豊富なアングラーが2000番リールをアジングの定番として推奨する理由があります。これは単なる慣習ではなく、実用性に基づいた合理的な判断です。

TSURI HACKが2480人のアジンガーを対象にして行った調査の結果でも、1000番・2000番が80%以上のシェアを占めていました。その中でも、シマノはC2000番、ダイワはLT2000番が圧倒的に人気です。

出典：TSURI HACK

この調査結果は非常に信頼性が高く、実際のユーザーの選択傾向を明確に示しています。2000番リールが支持される理由は、アジングに必要な要素をバランス良く満たしているからです。

重量とパワーのバランスが2000番リールの最大の魅力です。1000番では若干パワー不足を感じる場面があり、2500番では重すぎるという問題があります。2000番はこれらの問題点を適度に解決し、幅広いシチュエーションに対応できます。

ライン巻き量の適正さも重要なポイントです。PE0.4-0.6号のラインを150-200m程度巻けるため、ジグヘッド単体からライトキャロまで、幅広いリグに対応できます。また、ライントラブルが起きにくい巻き量でもあります。

さらに汎用性の高さにより、メバリングや小型青物ゲームにも転用できるため、コストパフォーマンスに優れています。一つのリールで複数の釣種を楽しみたいアングラーにとって、2000番は理想的な選択肢です。

🏆 番手別特性比較表

番手	主な用途	重量範囲	ライン適性	汎用性	初心者適性
500番	超軽量ジグ単専用	120-140g	PE0.2-0.3号	低	低
1000番	ジグ単メイン	140-170g	PE0.3-0.4号	中	高
2000番	オールラウンド	160-200g	PE0.3-0.6号	高	高
2500番	遠投・大物狙い	200-250g	PE0.5-0.8号	中	低

この比較表からも分かるように、2000番リールはあらゆる面でバランスが取れており、特に初心者から中級者にとって最適な選択肢と言えます。

コスパ最強リールは23レガリスとカルディアの2択

コストパフォーマンスを重視するアングラーにとって、現在最も注目すべきリールが存在します。価格と性能のバランスで見ると、特定のモデルが圧倒的な支持を集めています。

1万円以内の予算で最高コスパのアジングリールを探しているのであれば、現時点では迷わずこれ一択と言える「23レガリス」。今までダイワ機の5万円以上するハイエンドリールに採用されていた機能を、1万円以下のこのリールに詰め込んだあり得ない性能を持ち合わせたハイコスパリールです。

出典：たにせん

23レガリスの革新性は、従来の価格帯の常識を覆したことにあります。エアドライブデザインやザイオンV素材など、上位機種にのみ採用されていた技術が惜しみなく投入されています。特に注目すべきは、175gという軽量性とATD TYPE-Lドラグの採用です。

一方、カルディアも同等の評価を受けています。モノコックボディとマグシールドの組み合わせは、耐久性の面でレガリスを上回る可能性があります。価格的にはレガリスより若干高めですが、長期使用を考えるとコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

実売価格の比較では、レガリスが8,000-10,000円、カルディアが15,000-18,000円程度の範囲で推移しています。初期費用を抑えたい場合はレガリス、長期間の信頼性を重視する場合はカルディアという選択基準が適切でしょう。

💴 コスパ最強リール詳細比較

モデル	実売価格	重量(2000番)	特徴技術	耐久性	総合評価
23レガリス	8,000-10,000円	175g	エアドライブデザイン	良	A+
21カルディア	15,000-18,000円	175g	モノコック+マグシールド	優	A+
22サハラ	6,000-8,000円	205g	HAGANEギア	良	B+
月下美人X	12,000-14,000円	190g	エアドライブ+マグシールド	優	A

どちらを選んでも満足度は高いですが、予算と使用頻度を考慮して選択することが重要です。

高級リールなら20ルビアスとヴァンキッシュが人気の双璧

高級リール市場では、2つのモデルが圧倒的な支持を集めています。価格は上がりますが、それに見合うだけの性能向上が期待できます。

栄えある第1位は、ダイワのルビアスです。独自の炭素繊維強化樹脂素材であるザイオンを用いた、モノコックボディが特徴。軽量なザイオン製ローターや2ボールベアリング仕様のラインローラーにより、軽い回転を誇ります。

出典：TSURI HACK

20ルビアスの評価が高い理由は、軽量性と剛性の両立にあります。150gという軽量性を保ちながら、モノコックボディによる高い剛性を実現しています。特にザイオン素材の採用により、従来の樹脂製リールの概念を変えた画期的なモデルです。

23ヴァンキッシュも同様に高い評価を受けています。145gという更なる軽量性と、CI4+とマグネシウムのハイブリッド構造が特徴です。巻き始めの軽さは他の追随を許さないレベルに達しており、繊細なアジングには理想的な性能です。

価格面では、ルビアスが25,000-30,000円、ヴァンキッシュが40,000-50,000円程度と大きな差があります。しかし、性能面での違いはそれほど大きくないため、コストパフォーマンスではルビアスに軍配が上がります。

🏅 高級リール性能比較

項目	20ルビアス	23ヴァンキッシュ	評価
重量(2000番)	150g	145g	ヴァンキッシュ優位
巻き心地	優秀	最高級	ヴァンキッシュ優位
耐久性	高い	高い	互角
価格	25,000-30,000円	40,000-50,000円	ルビアス優位
コスパ	優秀	良好	ルビアス優位

どちらを選んでも後悔することはありませんが、初めての高級リールにはルビアスが推奨されます。

500番・1000番の超小型リールは玄人向けの選択肢

アジングリールの世界には、超小型番手という特殊なカテゴリーが存在します。これらは一般的な用途には適しませんが、特定の条件下では威力を発揮します。

近年になって、シマノが500番、ダイワがSF（スーパーフィネス）という、汎用1000・2000番よりも小さな規格をリリースしています。汎用性は非常に低くて糸巻き量も少ないですが、超軽量なので操作性は抜群。

出典：TSURI HACK

500番リールの最大の特徴は、その軽量性です。120-140g程度の重量は、超軽量なアジングロッドとの組み合わせで究極のバランスを実現します。ただし、ライン容量が少ないため、近距離のジグヘッド単体に用途が限定されます。

1000番リールは500番より汎用性があり、初心者にも扱いやすい特性を持っています。140-170g程度の重量で、PE0.3-0.4号を適量巻くことができます。港湾部でのライトアジングには最適な選択肢です。

これらの超小型リールは、特定のスタイルに特化したアングラーに支持されています。一つの釣法を極めたいと考える上級者にとって、専用性の高い道具は大きな魅力となります。

🔍 超小型リールの適用シーン

番手	最適な用途	対象魚サイズ	推奨ロッド長	使用者レベル
500番	豆アジ専用	5-15cm	5-6ft	上級者
1000番	小型アジメイン	5-20cm	5.5-7ft	初級-中級
C2000番	オールラウンド	5-30cm	6-8ft	全レベル

初心者には推奨されませんが、アジングに慣れ親しんだアングラーが次のステップとして検討する価値があります。

ギア比選択は初心者にはノーマルギアがおすすめ

リール選択において見落とされがちな要素がギア比です。アジングにおいては、この選択が釣果に大きく影響する可能性があります。

TSURI HACKの調査では、「ローギア系が人気」という結果に。ショアジギングやエギングはハイギアが圧倒的に人気だったので、釣り方や対象魚に合わせて選んでいるユーザーが多いようです。

出典：TSURI HACK

この調査結果は非常に興味深く、アジング特有の釣法がギア比選択に影響していることを示しています。ローギア・ノーマルギアが好まれる理由は、繊細な誘いとスローな巻き取りがアジングの基本だからです。

ノーマルギアのメリットとして、巻き取りが軽く、細かな速度調整が行いやすいことが挙げられます。アジングでは「巻いて止める」という基本動作を頻繁に行うため、軽い巻き心地は疲労軽減にも貢献します。

一方でハイギアのメリットも存在します。風が強い日のライン回収や、広範囲を効率的に探る場合には、巻き取り量の多さが活かされます。また、他の釣種との兼用を考える場合、ハイギアの方が汎用性が高いと言えます。

⚙️ ギア比別特性比較

ギア比タイプ	巻取り長(cm/回転)	特徴	適用場面	おすすめ度
パワーギア(PG)	55-65cm	超軽量巻取り	極スロー誘い	玄人向け
ノーマルギア(NG)	60-75cm	バランス良好	基本的なアジング	初心者推奨
ハイギア(HG)	75-85cm	手返し良好	広範囲サーチ	中級者推奨
エクストラハイギア(XG)	85cm以上	高速回収	兼用・回収重視	兼用向け

初心者にはノーマルギアを強く推奨します。基本技術の習得段階では、扱いやすさが最優先されるべきだからです。

価格帯別おすすめリールで予算に応じた最適解を提示

アジングリールの選択において、予算は最も重要な制約条件の一つです。限られた予算の中で最適な選択を行うために、価格帯別の推奨モデルを整理します。

**エントリー価格帯（5,000-10,000円）**では、基本性能を重視した選択が重要です。この価格帯で最も推奨されるのは、先述した23レガリスです。エアドライブデザインとATD TYPE-Lドラグにより、上位機種に近い性能を実現しています。

**ミドル価格帯（10,000-20,000円）**では、耐久性と快適性のバランスが重要になります。月下美人XやカルディアFC、アルテグラなどが該当します。マグシールドなどの防水機能が追加され、長期使用に適しています。

**ハイエンド価格帯（20,000-40,000円）**では、最高の性能と所有欲を満たすモデルが揃います。20ルビアスFC、23ヴァンキッシュ、エアリティなどが代表的です。軽量性と剛性を高次元で両立しています。

💰 価格帯別推奨リール一覧

価格帯	推奨モデル	価格範囲	主な特徴	対象ユーザー
エントリー	23レガリス	8,000-10,000円	エアドライブデザイン	初心者・コスパ重視
エントリー+	月下美人X	12,000-14,000円	マグシールド搭載	初心者・機能重視
ミドル	21カルディアFC	15,000-18,000円	モノコック+マグシールド	中級者・バランス重視
ミドル+	25アルテグラ	13,000-16,000円	Xプロテクト	中級者・コスパ重視
ハイエンド	20ルビアスFC	25,000-30,000円	ザイオンモノコック	上級者・性能重視
最上級	23ヴァンキッシュ	40,000-50,000円	究極の軽量性	上級者・こだわり派

予算に応じて最適な選択を行うことで、満足度の高いアジングライフを送ることができます。

まとめ：アジング2500番リールの適性と代替案の総合判断

最後に記事のポイントをまとめます。

1. 2500番リールはアジングには基本的に不向きである
2. 重量とスプール径の大きさがタックルバランスを悪化させる
3. 遠投アジングなら2500番リールのメリットが活かされる
4. キャロライナリグやフロートリグには2500番が適している
5. エギングとの兼用使用なら2500番も選択肢になる
6. 初心者には1000番・2000番リールを強く推奨する
7. 2000番リールがアジングの黄金バランスとされる
8. タックルバランスは感度向上に直結する重要要素である
9. コスパ最強は23レガリスとカルディアの2択である
10. 高級リールなら20ルビアスとヴァンキッシュが双璧である
11. 500番・1000番の超小型リールは玄人向けの選択肢である
12. ギア比は初心者にはノーマルギアがおすすめである
13. 価格帯別に最適解が存在し予算に応じた選択が重要である
14. ライン容量の過剰さは下巻きやトラブルの原因になる
15. 軽量性は長時間の釣行での集中力維持に貢献する

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

1. リールのサイズアジングについて私は2500番以上のリールしか所持してい… – Yahoo!知恵袋
2. 2500番リールをアジングに使いたい！これってアリ？ | AjingFreak
3. アジングで2500番リールを使うメリットデメリット！おすすめも！ | タックルノート
4. アジングをやってみたいのですが、リールを2000番にするか2500番にす… – Yahoo!知恵袋
5. 【初心者・中級者必見】最適な「アジングリール2500番」の選び方＆おすすめ16選を徹底解説‼︎｜釣りGOOD【超特化】東海・北信越の釣り情報＆釣具レビュー
6. アジングタックルは3パターンで考えるべし！元釣具屋がアイテム選びの要点を解説 | TSURI HACK[釣りハック]
7. コスパ最強のアジングリールのおすすめはこれ。本気で集めてみた。 | たにせん
8. おすすめアジング用リールBEST20！2480人が選んだランキング | TSURI HACK[釣りハック]
9. エッグキャストと2500番リールの相性！アジングＯＫなタックルもインプレするよ！ – Gomoku-Life
10. Amazon.co.jp: Mulanimo スピニングリール 釣り リール 1000番 2500番 3000番 左右交換ハンドル 軽量 アジング リール 5.2:1高速ギア比 耐衝撃 耐腐食 初心者最適

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