くろんど池は大阪府と奈良県の境に位置する風光明媚な池で、家族連れやカップルに人気のレジャースポットとして知られています。この池では釣り人の姿も多く見られ、特にバス釣りのポイントとして注目を集めています。駐車場や自動販売機などの設備も整っており、アクセスの良さも魅力の一つです。

しかし、くろんど池でのバス釣りには注意点もあります。釣り禁止の看板が設置されているにもかかわらず、多くの釣り人が訪れている現状があり、ルアー釣りによる事故の危険性も指摘されています。この記事では、くろんど池の現状と実際の釣果情報、安全な釣り方について詳しく解説していきます。
この記事のポイント!
- くろんど池の基本情報と施設設備について
- 実際の釣果データと有効なポイント
- 釣り禁止の現状と安全面での注意事項
- 近隣の代替フィールドの情報
くろんど池のバス釣りポイントと釣果の現状
- 池の概要と水深・地形の特徴
- アクセス方法と駐車場情報
- バス釣りのベストシーズン
- 人気の釣り場所6選
- おすすめのルアーと仕掛け
- 釣り禁止の現状と注意点
池の概要と水深・地形の特徴
くろんど池は2つの池で構成されており、西側に小さい池、東側に大きい池があります。西側の池では流れ込み付近に魚影が確認されており、東側の池には沖に生えかけているアナカリス地帯があります。
池の周囲は約80%が陸っぱり可能で、デッカイ岩がゴロゴロしているエリアもあります。水際には浅瀬があり、スロープも設置されています。
近年は西側の小さい池での魚影が減少傾向にあり、特にバスやギルの稚魚の数が少なくなっているという報告があります。
浅い水域から深場まで変化に富んだ地形を持ち、特に東側の池では様々な釣り方に対応できる環境が整っています。
水質は一般的な野池と比べると比較的良好な状態を保っています。
アクセス方法と駐車場情報
アクセス方法は、電車利用の場合、枚方市駅から私市駅に乗り換え、その後徒歩約45分かかります。登山道を通って行くため、地図での確認が推奨されます。
駐車場は第1駐車場と第2駐車場があり、乗用車は50台駐車可能です。料金システムは平日無料、土日祝は800円となっています。
公共交通機関での来場は、交通費と移動時間を考慮すると高校生以上向きとされています。
バイクや車でのアクセスが推奨されており、より効率的な移動が可能です。
公園内には、トイレや飲食店、自動販売機などの設備も整っています。
バス釣りのベストシーズン

春季は産卵期に入り、シャローエリアに大型の魚が上がってくる傾向があります。サイトフィッシングで狙うことができる良いシーズンです。
夏場は気温が高くなり、特に黒い服装での釣行は暑さ対策が必要になります。アーリーサマーのパターンへと移行していく時期です。
9月末でも30度を超える日があり、シェードやカバーを意識した釣りが有効です。魚は比較的活性が高い状態を維持しています。
アナカリス等の水生植物が生育する時期は、それらの周辺がポイントとなります。
岸際の木陰や構造物周りでは、年間を通してバスが確認されています。
人気の釣り場所6選
西側池の流れ込み付近:水深が浅めで、時折30cm前後のバスが通過する定番ポイントです。
東側池の岸際:複数のネストが確認でき、サイトフィッシングに適したエリアがあります。
デッカイ岩周り:バスの付きが良く、水深変化も楽しめる魅力的なポイントです。
アヒルの住処周辺:水深が変化に富み、バスの回遊ルートになっています。
沖のアナカリス帯:ダウンショットなどのフィネス系の釣果が報告されています。
桟橋周辺:ボートの営業時間外は良型が狙えるポイントとして知られています。
おすすめのルアーと仕掛け
ソフトルアーでは、フラグラブやジャバロンなどのワームが実績があります。特にテールの切れたワームをトレーラーにしたラバージグでの釣果が報告されています。
ハードルアーは、スピンソニックなどの巻き物で広範囲を探ることができます。サーチベイトとして有効です。
フィネス系では、ダウンショットリグやネコリグでの釣果が確認されています。特に35cm程度のサイズが釣れています。
産卵期には、サイトフィッシング用の特殊なリグも使用されています。
カットテールワームは6.5インチサイズが使用されており、アナカリス帯での実績があります。
釣り禁止の現状と注意点
現在、くろんど池には釣り禁止の看板が設置されています。特に人通りの多い場所でのルアー釣りは、針やルアーによる事故の危険性が指摘されています。
平日はヘラ釣り人が約10人、バス釣り人が3〜9人程度の利用があり、休日はさらに増加する傾向にあります。
ボート貸出の営業時間中は、行楽客のボートが行き交うため、釣りが困難になることがあります。
場所によっては人通りが多いため、キャスティングの際は周囲への十分な注意が必要です。
ルアーには返しや複数のフックが付いており、安全面での懸念事項となっています。
軽犯罪の対象となる可能性があるため、法令遵守と安全な釣り場選択が推奨されています。

くろんど池でバス釣りを楽しむコツと対策
- 初心者向けの釣り方のポイント
- 時間帯別の攻略法
- 釣果パターンと実績サイズ
- 他の魚種との共存について
- 周辺の代替フィールド情報
- まとめ:くろんど池バス釣りの魅力と課題
初心者向けの釣り方のポイント
初心者の場合、ハードルアーにこだわりすぎる傾向がありますが、くろんど池ではソフトルアーを重視した戦略が効果的です。実際の釣果報告でもワームを使用した釣果が多く見られます。
池の特徴を活かすなら、シェードとカバーを意識した釣り方がおすすめです。特に夏場は日陰になる場所を狙うことで、釣果につながりやすくなります。
サイトフィッシングも有効な手段の一つです。特に春季は産卵のためにシャローエリアに大型魚が上がってくるため、視認しながらの釣りが可能です。
水生植物が生えている場所では、テキサスリグやネコリグといったシンプルな仕掛けから始めるのが良いでしょう。アナカリス周辺での釣果報告も多く見られます。
人通りの多い場所では、安全に配慮しながらキャストできる技術が必要です。特にルアーを投げる際は周囲の状況をよく確認することが重要となります。
時間帯別の攻略法
早朝は、ボートの営業が始まる前の静かな時間帯です。この時間帯は特に東側の池で良型が狙えると報告されています。
日中は行楽客のボートが多くなるため、西側の小さい池や、人の少ないエリアでの釣りが中心となります。ただし、水温の上昇する夏場は活性が下がる傾向にあります。
夕方になるとボートの営業が終了し、再び釣りやすい環境となります。この時間帯は特に桟橋周辺での釣果報告が見られます。
季節によって有効な時間帯は変化します。真夏日となる場合は、体力的な面からも朝夕を中心とした釣行が推奨されます。
天候や気温に応じて、シェード周りの攻略時間を調整することも重要です。魚の活性が高い時間帯を見極めることがポイントとなります。
釣果パターンと実績サイズ

くろんど池での釣果報告を見ると、15cmから47cmまでの幅広いサイズが確認されています。2021年の記録では、37cm、45cm、47cmなどの良型も釣れています。
場所による傾向も見られ、西側の小さい池では20cm前後、東側の大きい池では30cm以上の魚が多く報告されています。
シーズン的には、産卵期である春から初夏にかけて大型魚が釣れやすい傾向にあります。実際に38cmのプリスポーニングの個体が確認されています。
使用するルアーによっても釣れるサイズに違いが出ています。特にダウンショットでは35cm程度、ラバージグでは38cm前後の実績が報告されています。
最近は西側の小さい池での魚影が減少傾向にあり、特に小型魚の数が少なくなっているという報告もあります。
他の魚種との共存について
くろんど池には古くからコイが生息しており、エサをねだってくる姿がよく見られます。
ブルーギルも生息しており、15cm程度の大型個体も確認されています。
ヘラブナ釣りも行われており、平日でも約10人程度のヘラ師が訪れる人気のポイントとなっています。
他魚種を狙う釣り人との共存を考慮し、キャスティングの際は特に注意が必要です。
池全体の生態系を見ると、近年は様々な魚種の稚魚が減少傾向にあるという報告があります。
周辺の代替フィールド情報
近隣には高山溜池があり、バス釣りのポイントとして知られています。ただし、具体的な釣果情報は確認できていません。
生駒方面には野池が点在しており、中にはヘビーカバーに囲まれた本格的なフィールドも存在します。
琵琶湖は合法的にブラックバス釣りを楽しめるフィールドとして推奨されています。
周辺の代替フィールドを探す際は、必ず釣り禁止でないことを確認することが重要です。
各フィールドの特性を把握し、目的に応じて使い分けることで、より充実した釣行が可能となります。
まとめ:くろんど池バス釣りの魅力と課題

最後に記事のポイントをまとめます。
- 2つの池で構成され、東西で異なる特徴と魚影がある
- 駐車場は平日無料、休日800円で50台収容可能
- 釣り禁止の看板が設置されており、法的リスクがある
- 15〜47cmまでの実績があり、良型も生息している
- ソフトルアー重視の戦略が効果的
- 春季は産卵のため大型魚が接岸する
- ボートの営業時間外が狙い目
- 西側の小さい池で魚影の減少傾向
- 周辺に高山溜池など代替フィールドが存在
- 安全面での配慮が特に重要
- コイやヘラブナなど他魚種との共存が必要
- アナカリス周辺が有望ポイント