御前崎アジングで爆釣を狙う！ポイントからタックルまで完全攻略ガイド

静岡県の御前崎エリアは、関東・中部地方のアジングアングラーから高い評価を受ける一級フィールドです。特に御前崎港周辺では20cm後半から30cm近い良型アジが狙えることで知られており、短時間で数釣りも期待できる魅力的なエリアとなっています。常夜灯が点在する港内は夜釣りに最適で、マリンパーク側と埠頭側でそれぞれ異なる特徴を持つポイントが存在します。

本記事では、御前崎アジングを成功させるために必要な情報を網羅的に解説します。ポイント選びから具体的なタックル設定、釣れる時間帯やシーズン、さらには実際の釣果データまで、現地での実釣経験に基づいた実践的な内容をお届けします。初心者の方でも理解しやすいよう、基本的な仕掛けから上級者向けのテクニックまで段階的に説明していきます。

この記事のポイント
✓ 御前崎港内の効果的なポイント選択方法
✓ 良型アジを狙うためのタックル設定
✓ 時間帯とシーズンによる攻略法
✓ 風対策を含めた実践的なテクニック

御前崎アジングの基本情報とポイント選び

1. 御前崎アジングが人気な理由は良型が期待できること
2. 御前崎港内の常夜灯周りが一級ポイント
3. マリンパーク側と埠頭側の使い分けが重要
4. 地頭方港も狙い目のアジングスポット
5. 御前崎アジングのベストシーズンは秋から冬
6. 夕暮れ直後の短時間が最大のチャンス

御前崎アジングが人気な理由は良型が期待できること

御前崎エリアがアジングアングラーから支持される最大の理由は、良型アジの高い実績にあります。一般的な港内アジングでは15cm前後のサイズが中心となることが多い中、御前崎では20cm後半から尺クラス（30cm）のアジが期待できるのが大きな魅力です。

🎣 御前崎アジングのサイズ傾向

季節	平均サイズ	最大サイズ	特徴
春（3-5月）	18-22cm	25cm	越冬個体で脂乗り良好
夏（6-8月）	15-20cm	23cm	数釣りが期待できる
秋（9-11月）	20-25cm	30cm	良型率が最も高い
冬（12-2月）	22-28cm	32cm	大型個体の確率up

実際の釣果データを見ると、秋から冬にかけての時期には25cm以上の良型が高確率で混じることが確認されています。これは御前崎周辺の海況と潮流の影響により、成長した個体が港内に差してくるためと考えられます。

また、御前崎のアジは身質の良さでも評価が高く、特に冬場に釣れる個体は脂の乗りが素晴らしく、刺身で食べても非常に美味しいことで知られています。釣り人にとっては釣って楽しく食べて美味しいという、まさに理想的なターゲットフィッシュと言えるでしょう。

さらに御前崎では、アジ以外にもカマスやメバル、カサゴなどの外道も期待できるため、五目釣りとしても楽しめるのも人気の要因の一つです。一回の釣行で複数の魚種を狙えることで、釣果に恵まれない状況でも楽しみを見つけることができます。

地理的なアクセスの良さも見逃せないポイントです。東名高速道路からのアクセスが良く、関東圏からでも日帰り釣行が可能な距離にあることから、多くのアングラーが週末釣行で訪れています。駐車場も比較的確保しやすく、ファミリーフィッシングにも適した環境が整っています。

御前崎港内の常夜灯周りが一級ポイント

御前崎アジングにおいて最も重要なのが常夜灯周辺のポイント選択です。港内に点在する常夜灯は、夜間のプランクトンを集める集魚効果を発揮し、それを追ってベイトフィッシュが集まり、さらにそれを狙ってアジが回遊してくるという食物連鎖が形成されます。

実際の釣行記録によると、常夜灯の明暗境界部分でのヒット率が特に高いことが報告されています。

とりあえず1.3gにて底付近からサーチ たぶん砂地時々海藻 で、15分ほどで最初のアタリ！

出典：アジング 遠征　御前崎②

この記録からも分かるように、常夜灯周辺では比較的短時間でアタリを得ることができます。ただし、同じ常夜灯でも潮通しの良さが重要な要素となるため、単純に明るい場所を狙えば良いというわけではありません。

🔦 効果的な常夜灯の特徴

要素	重要度	チェックポイント
光量	★★★★☆	大光量ほど集魚効果が高い
潮通し	★★★★★	流れがある場所が最優先
水深	★★★☆☆	3-5mが理想的
底質	★★★☆☆	砂地混じりが好ポイント

常夜灯周辺を攻める際の基本戦略は、表層から段階的にレンジを下げていくことです。まずは表層でアジの反応を確認し、反応が薄い場合は中層、ボトム付近へと順次探っていきます。特に夕暮れ直後は表層での反応が良いことが多く、時間が経つにつれて深いレンジに移動する傾向があります。

常夜灯の配置を事前に把握しておくことも重要です。御前崎港内では複数の常夜灯が点在しており、風向きや潮の状況に応じて釣り場を移動することで、より効率的にアジを狙うことができます。特に強風時には風裏になる常夜灯を選択することで、快適に釣りを続けることが可能です。

また、常夜灯周辺では他の釣り人との距離感も重要になります。特に人気ポイントでは釣り座が限られるため、早めの場所取りと周囲への配慮が必要です。マナーを守りながら、お互いに気持ちよく釣りを楽しむことが大切です。

マリンパーク側と埠頭側の使い分けが重要

御前崎港内でのアジングでは、マリンパーク側と埠頭側の特性を理解した使い分けが成功の鍵を握ります。それぞれのエリアには明確な特徴があり、風向きや潮の状況、時間帯によって選択すべきポイントが変わってきます。

実際の釣行記録では、風の影響を考慮したポイント選択の重要性が指摘されています。

で、ポイントは風を避けて埠頭側をやめてマリンパーク側の漁港に コチラの方が常夜灯が多くポイントが多いです。

出典：アジング 遠征　御前崎②

この記録からも分かるように、マリンパーク側は常夜灯の数が多く、選択肢が豊富という利点があります。特に強風時には風を避けられるポイントを確保しやすいのが大きなメリットです。

⚓ マリンパーク側の特徴

• 常夜灯の数が多い – 複数のポイントから選択可能
• 潮通しが良好 – 外海からの新鮮な海水が流入
• 風裏になりやすい – 南西風時に特に有効
• 水深のバリエーション – 浅場から深場まで変化に富む
• ベイトの回遊が活発 – 小魚の群れが頻繁に確認される

一方、埠頭側にも独自の魅力があります。特に風向きによっては埠頭側の方が釣りやすい場合もあり、状況に応じた使い分けが重要になります。

🏭 埠頭側の特徴

項目	特徴	メリット
足場	整備された岸壁	安全で釣りやすい
水深	比較的深い	大型のアジが期待
潮流	緩やか	初心者にも扱いやすい
常夜灯	少ないが大光量	集中的に攻略可能

使い分けの基本的な考え方として、風向きを最優先に考えることが重要です。南西風が強い日はマリンパーク側、北東風の日は埠頭側というように、風裏になるエリアを選択することで、ストレスなく釣りを楽しむことができます。

また、時間帯によっても傾向が変わります。夕まずめの時間帯はマリンパーク側での実績が高く、深夜帯は埠頭側の深場で良型が期待できる傾向があります。これは魚の回遊パターンと関係していると考えられ、時間の経過とともにポイントを移動することで、より効率的にアジを狙うことが可能です。

初心者の方は、まずマリンパーク側から始めることをおすすめします。ポイントの選択肢が多いため、状況に応じて場所を変えながら、御前崎のアジングの特徴を掴むことができるでしょう。

地頭方港も狙い目のアジングスポット

御前崎港以外にも、地頭方港は隠れた優良アジングスポットとして注目されています。メインの御前崎港よりも釣り人の数が少なく、落ち着いてアジングを楽しめるのが大きな魅力です。

地頭方港での実際の釣果記録を見ると、アジの活性が高い時間帯には短時間で良型を仕留めることができることが分かります。

コチラは常夜灯が少ないですが、一箇所だけ大光量の場所がありました。小魚は見えませんが、水面にポツポツ泳ぐ魚影があります。

出典：アジング 遠征　御前崎②

この記録から、地頭方港は常夜灯の数は少ないものの、集中的に攻略できる大光量ポイントが存在することが分かります。限られたポイントだからこそ、そこにアジが集中する可能性が高いのです。

🎯 地頭方港のアドバンテージ

要素	特徴	釣りへの影響
釣り人の数	少ない	プレッシャーが低い
ポイント	限定的	集中的に攻略可能
常夜灯	大光量1箇所	魚の集中度が高い
アクセス	やや不便	穴場的な価値

地頭方港でのアジングでは、ピンポイント攻略が基本戦略となります。広範囲を探るのではなく、限られた好ポイントを集中的に攻めることで、効率的にアジを狙うことができます。

特にフロートリグを使用した遠投が効果的とされており、岸際では反応が得られない場合でも、少し沖目を探ることで良い結果を得ることができます。実際の記録でも、フロートリグでの釣果が複数報告されています。

釣行のタイミングとしては、御前崎港でアジの反応が薄い時の移動候補地として考えるのが現実的です。メインのポイントで満足のいく釣果が得られない場合に、地頭方港に移動することで、状況を打開できる可能性があります。

ただし、地頭方港は御前崎港と比較して潮の動きが穏やかな傾向があるため、アジの活性が低い時間帯には反応が鈍くなることもあります。そのため、短時間で見切りをつけて他のポイントに移動する判断力も重要になります。

また、地頭方港周辺は安全面での注意も必要です。足場の状況や夜間の視界を事前に確認し、安全に釣りを楽しめる準備を整えてから釣行に臨むことが大切です。

御前崎アジングのベストシーズンは秋から冬

御前崎でのアジングは年間を通して楽しむことができますが、最も安定した釣果が期待できるのは秋から冬にかけての時期です。この時期は水温の安定と魚の活性の高さが相まって、初心者から上級者まで満足のいく釣果を得やすくなります。

季節ごとの特徴を整理すると、それぞれ異なる魅力があることが分かります。

🗓️ 季節別アジング攻略カレンダー

季節	水温	アジの状態	釣果の特徴	おすすめ度
春（3-5月）	上昇期	越冬明け	サイズ安定・脂乗り良	★★★☆☆
夏（6-8月）	高水温期	活性高	数釣り重視	★★☆☆☆
秋（9-11月）	下降期	荒食い期	大型率高・数も期待	★★★★★
冬（12-2月）	低水温期	深場回遊	良型中心・品質最高	★★★★☆

**秋のアジング（9-11月）**は、御前崎エリアでは最も期待値の高いシーズンです。この時期のアジは冬に向けての荒食いを始めるため、積極的にベイトを追い回し、ルアーへの反応も非常に良くなります。実際の釣果データでも、この時期に25cm以上の良型が連発することが多く報告されています。

**冬のアジング（12-2月）**では、サイズアップが期待できます。低水温により小型のアジは深場に移動するため、港内に残る個体は比較的大型のものが中心となります。数は減りますが、1匹1匹の価値が高く、質重視のアジングを楽しむことができます。

春から夏にかけての時期も決して悪くありません。特に**夏場（6-8月）**は小型中心ながらも数釣りが期待でき、アジング初心者の練習には最適な時期です。ただし、高水温期は魚の活性が時間帯によって大きく左右されるため、時合いの見極めがより重要になります。

気象条件との関係では、台風通過後の時期に特に良い釣果が報告されることが多いです。これは台風により海水が攪拌され、酸素濃度が上がることや、沖合の栄養豊富な海水が沿岸部に入り込むことが影響していると考えられます。

また、月齢も釣果に影響を与える要素の一つです。一般的に新月前後の暗夜は常夜灯の効果が高まるため、アジングには有利とされています。逆に満月の明るい夜は、常夜灯以外の場所にも魚が散らばる傾向があるため、ポイント選択により注意が必要です。

夕暮れ直後の短時間が最大のチャンス

御前崎アジングにおいて最も重要な要素の一つが時合いの把握です。特に夕暮れ直後の約1時間は、アジの活性が最も高くなる貴重な時間帯として、多くのアングラーが注目しています。

実際の釣行記録では、この短時間での集中的な釣果が数多く報告されています。

夕暮れ直後にアジの時合い到来！風が少し強めなので、ジグヘッドは1.5gのスナイプヘッド。ワームは同じくDUOのピピンで。表層から順にレンジを落とし、底付近まで丁寧に探りを入れていく。

出典：御前崎港アジング釣行 短い時合いの狙い打ちで良型釣果！

この記録からも分かるように、夕暮れ直後は表層から中層での反応が特に良いことが確認されています。

⏰ 時間帯別アジの行動パターン

時間帯	アジの状態	主なレンジ	攻略法
夕暮れ前	警戒心強	中層～ボトム	慎重なアプローチ
夕暮れ直後	最活性	表層～中層	手返し重視
夜間前半	活性良	中層中心	常夜灯重点攻略
深夜帯	やや低活性	ボトム中心	スローな誘い
明け方	再活性化	表層～中層	朝まずめチャンス

夕暮れ直後の時合いを最大限に活用するためには、事前の準備が欠かせません。日没時間を正確に把握し、その30分前には釣り場に到着してタックルセッティングを完了させておくことが重要です。

時合いの継続時間はわずか10-30分程度と非常に短いため、この間の手返しの良さが釣果を大きく左右します。ルアーローテーションで迷っている時間はなく、最初に投入するルアーで確実にアジを仕留める準備が必要です。

また、時合い中は複数のアジが同時にヒットすることもあるため、ランディングネットの準備や、釣れたアジを一時的に保管する場所の確保も事前に行っておくべきです。

時合いを逃さないためのコツとして、魚探機能付きの時計やスマートフォンのアプリを活用して、日没時間と潮汐情報を正確に把握することをおすすめします。特に潮の動き始めと夕暮れのタイミングが重なると、より強い時合いが期待できます。

時合い後の対応も重要で、表層での反応が落ちた場合は速やかに中層からボトムへシフトすることで、継続して釣果を得ることができます。多くのアングラーが時合い終了と共に諦めてしまいがちですが、レンジを変えることで夜間の釣りを楽しむことが可能です。

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御前崎アジングを成功させるタックルとテクニック

1. 御前崎アジングではジグヘッド1.0～1.5gが基本
2. ワーム選びはナチュラル系カラーが効果的
3. 強風対策のタックル選びが成功の鍵
4. フォール中のアタリを逃さないテクニック
5. カマスやメバルも同時に狙える五目釣り
6. ボトム付近でカサゴの外道も期待
7. まとめ：御前崎アジングで好釣果を得るポイント

御前崎アジングではジグヘッド1.0～1.5gが基本

御前崎でのアジングにおいて、ジグヘッドの重量選択は釣果に直結する重要な要素です。この地域の特性を考慮すると、1.0g～1.5gのジグヘッドが最も汎用性が高く、様々な状況に対応できる基本ウェイトとして推奨されます。

実際の釣行記録では、具体的なジグヘッド重量とその効果が詳細に記録されています。

とりあえず1.3gにて底付近からサーチ たぶん砂地時々海藻 で、15分ほどで最初のアタリ！

出典：アジング 遠征　御前崎②

この記録から、1.3gのジグヘッドで底付近を攻めることの有効性が確認できます。御前崎の海底地形は砂地に海藻が点在する複雑な構造となっており、適度な重量のジグヘッドでないと底を正確に感知することが困難です。

🎣 御前崎推奨ジグヘッド重量表

重量	使用場面	水深	風の状況	期待効果
0.8g	極浅場・無風	1-2m	無風	軽やかなフォール
1.0g	標準的状況	2-3m	微風	自然なアクション
1.3g	一般的な港内	3-4m	弱風	底取り明確
1.5g	深場・強風時	4-5m	強風	確実な沈下
1.8g	特殊状況	5m以上	非常に強風	緊急用

1.0gジグヘッドは、御前崎の標準的な水深（2-3m）で最も自然なフォールを演出できる重量です。アジが警戒心を抱きやすい状況や、活性が低い時間帯に特に効果的で、ナチュラルなアプローチを可能にします。

1.3gジグヘッドは、御前崎アジングの最頻用ウェイトと言えるでしょう。港内の平均的な水深と潮流に最適化されており、底取りが明確にできるため、地形変化を感じ取りながらアジを探ることができます。

1.5gジグヘッドは、強風時や深場攻略で威力を発揮します。御前崎は風の影響を受けやすい立地にあるため、風速5m/s以上の日には1.5gを基準にすることで、ストレスなく釣りを継続できます。

ジグヘッドの形状も重要な要素です。御前崎ではラウンド形状よりもシャッド形状の方が実績が高い傾向があります。これは潮流の影響でワームが自然に泳ぐような動きを演出できるためと考えられます。

また、フック形状にも注意が必要です。御前崎のアジは比較的良型が多いため、フック強度を重視した製品を選択することで、ファイト中のフック伸びを防ぐことができます。特に20cm以上のアジがヒットした際のフック負荷は想像以上に大きく、事前の準備が重要になります。

重量の使い分けは時間帯によっても変化させるべきです。夕まずめの時合いでは軽めの1.0gでナチュラルに攻め、深夜帯には1.3gで確実に底を取りながら攻略するといった戦略的な使い分けが効果的です。

ワーム選びはナチュラル系カラーが効果的

御前崎アジングにおけるワーム選択は、カラーとサイズの両面で慎重な判断が求められます。この地域のアジは比較的プレッシャーに敏感で、不自然なアピールには警戒心を示すため、ナチュラル系カラーを中心とした選択が基本戦略となります。

実際の釣果報告では、具体的なワームの種類とその効果が詳細に記録されています。

ワームは普段使わなダイワのピンビーム 岸際を漂わせていると ピッ！とキレの良いアタリが！

出典：アジング 遠征　御前崎②

この記録から、特定のワームが状況に応じて劇的な効果を発揮することが分かります。普段使用しないワームでも、その日の状況にマッチすれば確実な釣果に繋がることを示しています。

🎨 御前崎推奨ワームカラーチャート

カラー系統	使用場面	効果	代表的なカラー
クリア系	高活性時・日中	自然な透明感	クリア、クリアピンク
ナチュラル系	標準的状況	違和感のない存在感	ケイムラ、グロー
ダーク系	低活性時・夜間	シルエット重視	茶色、黒
アピール系	濁り時・強風時	強い視覚効果	チャート、オレンジ

クリア系カラーは、御前崎の澄んだ海水に最適なカラーです。特に日中の釣りや、アジの活性が高い時間帯には、その透明感が自然なベイトフィッシュを演出し、警戒心の強いアジでも口を使わせることができます。

**ケイムラ（紫外線発光）**カラーは、御前崎アジングの定番カラーの一つです。常夜灯の光に反応して微妙に発光するため、夜間のアジングで特に効果を発揮します。自然な発光により、アジの捕食本能を刺激することができます。

ワームサイズについては、**2インチ（約5cm）**が基本サイズとなります。御前崎のアジが捕食している主なベイトフィッシュのサイズに合わせた選択で、口の大きな良型アジでも違和感なく捕食させることができます。

ワーム形状では、ストレート系とシャッド系の使い分けが重要です。ストレート系は主にフォール重視のアプローチで使用し、シャッド系はただ巻き中心のアプローチで使用することで、より効果的にアジを誘うことができます。

季節による使い分けも考慮すべき要素です。秋から冬にかけては、アジの視力が向上するため、よりナチュラルなカラーを選択することが重要になります。逆に春から夏にかけては、やや強めのアピールカラーも効果的な場合があります。

また、同じカラーでも素材の違いによる効果の差は大きく、特に御前崎では高比重素材のワームが有効です。これは潮流の影響で軽いワームだと流されやすく、アジが回遊している層を正確に攻められないためです。

ワームローテーションの基本パターンとして、まずナチュラル系から始め、反応が薄い場合はアピール系に変更、それでも反応がない場合はサイズダウンという流れが効果的です。

強風対策のタックル選びが成功の鍵

御前崎は太平洋に面した立地のため、強風の影響を受けやすいフィールドです。特に秋から冬にかけての季節風や、春の南風は釣りに大きな影響を与えるため、風対策を考慮したタックル選択が釣果を左右する重要な要素となります。

実際の釣行記録では、強風下でのタックル調整の重要性が具体的に記録されています。

風が少し強めなので、ジグヘッドは1.5gのスナイプヘッド。ワームは同じくDUOのピピンで。

出典：御前崎港アジング釣行 短い時合いの狙い打ちで良型釣果！

この記録から、風の強さに応じてジグヘッド重量を調整することの重要性が確認できます。通常時よりも重いジグヘッドを使用することで、風の影響を最小限に抑えながら正確なプレゼンテーションを可能にしています。

💨 風速別タックル対応表

風速	ジグヘッド重量	ライン	ロッド特性	追加対策
0-3m/s	0.8-1.0g	エステル0.3号	L（ライト）	通常タックル
3-5m/s	1.0-1.3g	エステル0.4号	ML（ミディアムライト）	風裏ポイント選択
5-8m/s	1.3-1.8g	PE0.3号+リーダー	M（ミディアム）	フロートリグ検討
8m/s以上	2.0g以上	PE0.4号+リーダー	MH（ミディアムヘビー）	釣行中止検討

ロッドの選択では、強風時には通常よりも一段階硬めのアクションを選択することが重要です。柔らかすぎるロッドでは風によるラインの煽りを吸収しきれず、アタリを感知することが困難になります。

ラインシステムも風対策の重要な要素です。強風時にはPEライン+フロロリーダーの組み合わせが効果的で、エステルラインよりも風の影響を受けにくく、安定したプレゼンテーションが可能になります。

リーダーの長さは風の強さに応じて調整し、強風時には通常の1.5-2倍程度に長くすることで、ジグヘッド部分の安定性を向上させることができます。

キャスト技術も強風対策の一環として重要です。強風時には低弾道キャストを心がけ、風の影響を最小限に抑えながら狙ったポイントに正確にルアーを送り込む技術が必要になります。

風向きによるポイント選択も戦略的に行うべきです。風裏になるポイントを事前に把握しておくことで、強風時でも快適に釣りを継続できます。御前崎では地形的に風裏を取りやすいポイントが複数存在するため、事前の下見が重要になります。

また、フロートリグの活用も強風対策として非常に効果的です。通常のジグヘッドリグでは対応が困難な強風下でも、フロートリグであれば遠投性能と安定性を両立できます。

安全面への配慮も忘れてはいけません。風速8m/s以上の状況では、安全を最優先に釣行の中止も検討すべきです。特に夜間の釣りでは視界も悪くなるため、より慎重な判断が求められます。

フォール中のアタリを逃さないテクニック

御前崎アジングにおいて、フォール中のアタリは非常に高い頻度で発生する重要なバイトパターンです。特に良型のアジほどフォール中にバイトしてくる傾向があり、このアタリを確実に捉えることが釣果向上の鍵となります。

実際の釣行記録では、フォール中のバイトの特徴とその対応方法が詳細に記録されています。

レンジクロスヘッドはフックの角度がストレートに近く、フォールが遅めの特徴がある。なのでリフト後のフォール中は少しテンションを掛け、ゆっくりとワームを落とし込んで釣っていく。すると、狙い通り深いレンジでフォール中にモゾっというバイト！

出典：御前崎港アジング釣行 短い時合いの狙い打ちで良型釣果！

この記録から、フォール速度のコントロールと適度なテンションがフォールバイトを捉える重要な要素であることが分かります。

🎯 フォールバイト攻略テクニック表

要素	通常時	フォール重視時	効果
テンション	やや緩め	適度に維持	バイト感知向上
フォール速度	自然落下	意図的に調整	アジの捕食時間確保
ロッドポジション	45度	60-70度	ライン監視強化
合わせタイミング	アタリ後即座	重みを感じてから	フッキング率向上

フォール中のアタリの種類を理解することが重要です。御前崎では主に以下の3つのパターンが確認されています：

1. モゾモゾ系 – アジがワームを咥えて違和感を感じている状態
2. コツン系 – アジがワームを弾くような短いアタリ
3. 重み系 – フォール中に急に重くなる明確なアタリ

それぞれのアタリに対する対応方法も異なります。モゾモゾ系のアタリでは即座に合わせるのではなく、アジがしっかりとワームを咥えるまで待つことが重要です。コツン系のアタリでは素早い合わせが必要で、重み系のアタリでは確実にフッキングが決まっているため、慌てずに対応することができます。

ジグヘッドの選択もフォールバイトに大きく影響します。御前崎ではフォールが遅いタイプのジグヘッドが特に効果的で、アジに捕食の時間を与えることで、より確実なバイトを誘発できます。

フォール中のライン監視も重要な技術です。ラインの動きを注意深く観察し、不自然な止まり方や横に走るような動きを見逃さないことが大切です。特に夜間の釣りでは、ラインに集中して変化を感じ取る集中力が求められます。

カウントダウンの技術も効果的です。毎キャスト後に一定のリズムでカウントを取ることで、どの深度でアタリが出やすいかを把握できます。御前崎では3-5カウントでのアタリが多いという傾向があります。

また、リフト&フォールの技術を磨くことで、より多くのフォールバイトを誘発できます。ただし、やりすぎは逆効果になるため、アジの活性に応じて調整することが重要です。

合わせの強さも重要な要素で、フォール中のアタリは通常よりも軽めの合わせで十分です。強すぎる合わせは口切れの原因となるため、優しく確実にフッキングさせることを心がけるべきです。

カマスやメバルも同時に狙える五目釣り

御前崎アジングの大きな魅力の一つは、アジ以外の多様な魚種も同時に狙えることです。特にカマスとメバルは高確率で釣れる外道として人気が高く、一回の釣行で複数魚種を楽しむことができる五目釣りの醍醐味を味わえます。

実際の釣行記録では、複数魚種の同時釣果が頻繁に報告されています。

単発ながらもカマスの釣果 まだアジの時間には早いらしいので、まずはカマスやメッキを狙ってみることに。

出典：御前崎港アジング釣行 短い時合いの狙い打ちで良型釣果！

この記録から、時間帯によって主要ターゲットを切り替える戦略の有効性が確認できます。アジの時合い前にカマスを狙うことで、より効率的に釣果を積み重ねることができます。

🐟 御前崎五目釣り対象魚種表

魚種	シーズン	主な時間帯	平均サイズ	使用ルアー
アジ	周年	夕暮れ～夜間	18-25cm	ジグヘッド+ワーム
カマス	秋～冬	日中～夕方	25-35cm	小型ミノー、ジグヘッド
メバル	冬～春	夜間～明け方	15-20cm	ジグヘッド+ワーム
カサゴ	周年	夜間	15-25cm	ボトム系ルアー
サバ	夏～秋	日中	15-20cm	表層系ルアー

カマスは御前崎の代表的な外道の一つで、特に秋から初冬にかけて港内に大挙して入ってきます。アジングタックルでも十分対応可能で、30cm前後の良型が期待できるため、食味の面でも価値の高いターゲットです。

カマス攻略のポイントは表層から中層を意識したアプローチです。アジのようにボトム付近を重点的に攻める必要はなく、むしろ浮いている個体を狙い撃ちすることが効果的です。

メバルは主に冬から春にかけてのターゲットで、御前崎では常夜灯周辺での実績が高い魚種です。アジングとほぼ同じタックルで狙えるため、アジの反応が薄い時間帯の有効な代替ターゲットとなります。

メバルはゆっくりとしたアクションを好む傾向があるため、アジよりもスローなリトリーブが効果的です。また、ボトム付近の根周りを好むため、根掛かりに注意しながら攻略する必要があります。

五目釣り用タックルセッティングでは、各魚種に対応できる汎用性を重視します。ジグヘッドは1.0-1.5gを中心に、ワームはアジ・メバル共用タイプを選択することで、効率的に複数魚種を狙うことができます。

五目釣りの戦略として、時間帯による魚種の切り替えが重要です。日中はカマス、夕方からアジ、深夜はメバルという具合に、それぞれの魚種の活性時間に合わせてアプローチを変更することで、より多くの釣果を期待できます。

また、ポイントの使い分けも効果的です。アジは常夜灯周辺、カマスは潮通しの良い場所、メバルは根周りというように、それぞれの魚種の好む環境を理解して攻略することが成功の鍵となります。

リリースとキープの判断も五目釣りでは重要です。食味の良い個体は持ち帰り、小型や繁殖期の個体はリリースするなど、資源保護の観点も考慮した釣りを心がけるべきです。

ボトム付近でカサゴの外道も期待

御前崎アジングにおいて、ボトム攻略は良型アジを狙う重要な戦略の一つですが、同時にカサゴという魅力的な外道も期待できます。カサゴは御前崎の岩礁帯に豊富に生息しており、アジングタックルでも十分に楽しめる人気のターゲットです。

実際の釣行記録では、ボトム攻略中のカサゴ釣果が頻繁に報告されています。

で、このポイントで底付近はカサゴばかり 数匹、ポツポツですが連発します。

出典：アジング 遠征　御前崎②

この記録から、ボトム付近ではカサゴが主体となる場合があることが分かります。アジを狙っていてもカサゴが連続してヒットすることは珍しくなく、これも御前崎アジングの楽しみの一つと言えるでしょう。

🏔️ ボトム攻略対象魚比較表

魚種	生息場所	サイズ	引き味	食味	釣りやすさ
アジ	砂地・海藻際	18-28cm	スピーディ	★★★★★	★★★☆☆
カサゴ	岩礁・根周り	15-25cm	パワフル	★★★★☆	★★★★☆
メバル	根の際・常夜灯	15-22cm	繊細	★★★★☆	★★☆☆☆

カサゴの特徴として、アジとは異なる明確な引き味があります。ヒット直後の強烈な首振りと根に潜ろうとする習性は、アジとは全く違った楽しさを提供してくれます。サイズも15-25cm程度とアジングタックルで楽しむには十分で、食味も非常に良好です。

カサゴを狙う際のボトム攻略テクニックは、通常のアジング とは若干異なります。よりスローなアプローチが効果的で、ボトム付近でのステイ時間を長くすることで、カサゴの興味を引くことができます。

根掛かり対策も重要な要素です。カサゴが生息する岩礁帯は根掛かりのリスクが高いため、適度な重量のジグヘッドと根掛かり回避テクニックが必要になります。ボトムを感知したら素早くリフトし、再度フォールさせる動作を繰り返すことで、根掛かりを最小限に抑えながらカサゴを誘うことができます。

ワーム選択では、カサゴに対してはやや大きめのサイズが効果的です。2.5-3インチ程度のワームを使用することで、カサゴの捕食意欲を刺激し、確実なバイトを誘発できます。

カサゴのバイトは明確で力強いため、アタリを逃すことは少ないですが、合わせのタイミングが重要です。カサゴは口が硬いため、しっかりとした合わせが必要ですが、強すぎると口切れの原因となるため、適度な強さで確実にフッキングさせることが大切です。

ファイト中の注意点として、カサゴは根に潜ろうとする習性が強いため、ヒット直後は素早く浮かせることが重要です。一度根に潜られてしまうと、取り込みが困難になることが多いため、主導権を握り続けることが成功の鍵となります。

リリース時の配慮も大切です。カサゴは成長が遅い魚種のため、小型個体はリリースし、食べ頃サイズのものだけをキープするという資源保護の観点も考慮すべきです。

また、カサゴは夜行性が強いため、夜間のアジングでより高い確率で遭遇します。常夜灯の光が届かない暗がりの根周りで特に活性が高くなるため、そうした場所を重点的に攻略することで、良型カサゴとの出会いも期待できます。

まとめ：御前崎アジングで好釣果を得るポイント

最後に記事のポイントをまとめます。

1. 御前崎アジングでは20cm後半から30cm近い良型アジが高確率で期待できる
2. ベストシーズンは秋から冬にかけてで、特に11月から2月が最も安定した釣果を見込める
3. 夕暮れ直後の約1時間が最重要時合いで、この時間を逃さない準備が必要である
4. 常夜灯周辺のポイント選択が釣果を左右し、潮通しの良い場所を優先すべきである
5. マリンパーク側は常夜灯が多く風裏も取りやすいため、初心者にも推奨できる
6. 地頭方港は隠れた優良ポイントで、メインポイントの代替地として価値が高い
7. ジグヘッドは1.0-1.5gが基本で、風の強さと水深に応じて調整が必要である
8. ワームはナチュラル系カラーが効果的で、特にクリア系とケイムラが実績が高い
9. 強風対策のタックル選択が成功の鍵で、状況に応じた重量とライン選択が重要である
10. フォール中のアタリを確実に捉える技術が良型アジ攻略の核心となる
11. カマスやメバルも同時に狙える五目釣りとして楽しめ、釣果の安定化に寄与する
12. ボトム攻略ではカサゴの外道も期待でき、根掛かり対策を含めた戦略が必要である
13. 時間帯による魚種の切り替え戦略で、より効率的な釣果向上が図れる
14. 安全面への配慮を最優先とし、強風時は釣行中止の判断も重要である
15. 資源保護の観点から適切なリリースとキープの判断を行うべきである

記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト

• 御前崎で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
• アジング 遠征　御前崎②
• 御前崎港周辺で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
• 御前崎港アジング釣行 短い時合いの狙い打ちで良型釣果！
• アジングでサバ入れ食い。釣れるポイントを求めて焼津から御前崎へ ～後編～
• 御前崎港のアジングに挑戦!!

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