瀬戸内海に浮かぶ美しい島々を結ぶしまなみ海道は、サイクリングやドライブの名所として知られていますが、実はアジングファンにとっても垂涎のフィールドです。複雑な潮流と豊富なベイトフィッシュが集まるこのエリアでは、25cm以上の良型アジが狙える絶好のポイントが点在しています。特に大三島周辺では年中アジの魚影が濃く、適切なアプローチさえ覚えれば初心者でも安定した釣果を期待できるでしょう。
本記事では、しまなみ海道でのアジング攻略に必要な情報を網羅的にお届けします。島ごとの特色から季節パターン、具体的なポイント選びまで、現地で実際に釣果を上げている釣り人たちの情報を基に詳しく解説していきます。この記事を読めば、しまなみ海道でのアジングが格段に上達し、これまで以上に楽しい釣りができるようになるはずです。
この記事のポイント |
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✓ しまなみ海道でアジングが人気な理由と地形的特徴 |
✓ 島ごとの釣果パターンと効果的なポイント選び |
✓ 季節別のアジの動きと最適なアプローチ方法 |
✓ 潮流に対応したタックル選択と実釣テクニック |
しまなみ海道におけるアジングの基本情報と魅力
- しまなみ海道でアジングが人気な理由は潮流の変化にある
- アジングのベストシーズンは初夏から秋にかけて
- しまなみ海道特有の地形がアジの回遊ルートを作る
- 25cm以上の良型アジが狙える数少ないエリア
- 島ごとに異なる特色とターゲットサイズ
- 潮の干満差が大きいことで生まれる絶好のポイント
しまなみ海道でアジングが人気な理由は潮流の変化にある
しまなみ海道がアジングの聖地として注目される最大の理由は、複雑で変化に富んだ潮流にあります。瀬戸内海中央部に位置するこのエリアは、多くの島々によって形成された水道が織りなす特殊な地形が特徴的です。
一般的には、潮流の変化が激しい場所ほどアジの魚影が濃くなる傾向があります。しまなみ海道では最大4mにも及ぶ干満差が発生し、これによって強弱様々な潮流が生まれます。この潮流変化こそが、アジにとって格好の捕食エリアを作り出しているのです。
瀬戸内の中央部に位置する、広島~愛媛県を結ぶ「しまなみ海道」周辺のアジングは例年、この初夏の時期にハイシーズンをむかえます。このエリアの地域的な特徴は、多くの島々で形成されている水道に面したポイントが多い事。また干満差が大きいことがあり、潮周り次第では4mの干満差があります。
出典:今がハイシーズン! ドリフトで狙う、初夏の瀬戸内アジング!!
この環境的特徴により、しまなみ海道では**「湾内や潮溜まりを探る緩い釣り」から「ドリフトを多用した流し込む釣り」まで**、多様なアプローチでアジを狙うことができます。これは他のアジングフィールドではなかなか体験できない魅力的な特徴といえるでしょう。
特に注目すべきは、潮流の強弱によって釣り方を使い分けられる点です。潮が緩い時間帯は軽いジグヘッドでのフィネスな釣りを楽しめ、潮が走る時間帯にはスプリットショットリグやフロートリグを使った本格的なドリフト釣りが展開できます。
🏝️ しまなみ海道の地形的特徴
項目 | 特徴 |
---|---|
干満差 | 最大4m(潮周りによる) |
水深 | 浅場から深場まで多様 |
潮流 | 島々による複雑な流れ |
ベイト環境 | 小魚が豊富に回遊 |
アジングのベストシーズンは初夏から秋にかけて
しまなみ海道でのアジングは6月から11月にかけてがベストシーズンとされています。特に初夏の6月から7月は、多くの釣り人が「ハイシーズン」と呼ぶ最も釣果が期待できる時期です。
この時期のアジは活性が高く、サイズも期待できます。一般的には20cmから尺クラス(30cm以上)まで幅広いサイズが狙えますが、適切なポイント選びとアプローチができれば、25cm以上の良型を安定して釣ることも可能です。
僕はワームでのアジングをお勧めします。④これから年内は25~は余裕で釣れます。
秋の9月から11月にかけては、アジの回遊パターンが変化し、より大型の個体が接岸する傾向があります。この時期は「秋アジ」と呼ばれ、脂の乗った美味しいアジが釣れることでも知られています。
水温変化に敏感なアジの動きを把握することも重要です。一般的に水温が18℃を下回ると活性が落ち始め、12℃以下になると厳しい状況になることが多いようです。しまなみ海道では比較的温暖な瀬戸内海の恩恵を受けて、他のエリアよりも長期間アジングを楽しめるのも魅力の一つです。
⏰ 月別釣果パターン
月 | 釣果レベル | 主なサイズ | 特徴 |
---|---|---|---|
6月 | ★★★★★ | 20-28cm | ハイシーズン開始 |
7月 | ★★★★★ | 22-30cm | 最盛期 |
8月 | ★★★★ | 15-25cm | 豆アジ中心 |
9月 | ★★★★ | 20-28cm | 良型復活 |
10月 | ★★★★ | 22-30cm | 秋アジシーズン |
11月 | ★★★ | 18-26cm | シーズン終盤 |
しまなみ海道特有の地形がアジの回遊ルートを作る
しまなみ海道の島と島の間に形成される「水道」が、アジの回遊ルートとして機能しています。これらの水道では潮流が集約され、プランクトンや小魚が集まりやすい環境が形成されます。
特に注目すべきは、伯方島と大三島の間にある「伯方水道」、大島と今治の間の「来島海峡」などの主要な水道です。これらのエリアではアジが定期的に回遊し、タイミングが合えば爆釣も期待できます。
島の地形による潮当たりの変化も重要な要素です。潮が島にぶつかることで生まれる反転流や、島影の潮の緩み、岬周りの潮目など、様々な変化がアジの捕食スイッチを入れることになります。
アジは一般的に回遊魚とされていますが、しまなみ海道では居着き型と回遊型の両方が混在しているのも特徴的です。これにより、時間や場所を変えることで異なるパターンのアジを狙い分けることができます。
地形変化を読み取る能力もアジング成功の鍵となります。海底の起伏、岩礁帯、砂地とのコンタクトライン、駆け上がりなど、地形の変化点にアジが集まる傾向があるためです。
🗺️ 主要な回遊ルート
エリア | 特徴 | アジのタイプ |
---|---|---|
伯方水道 | 強い潮流 | 回遊型中心 |
来島海峡 | 複雑な流れ | 大型が期待 |
大三島周り | 穏やかな湾 | 居着き型中心 |
生口島沿い | 変化に富む | 混在型 |
25cm以上の良型アジが狙える数少ないエリア
しまなみ海道が他のアジングフィールドと一線を画すのは、25cm以上の良型アジが安定して狙える点です。全国的に見ても、このサイズのアジを継続的に釣ることができるエリアは限られています。
良型アジが多い理由として、豊富なベイトフィッシュの存在が挙げられます。瀬戸内海の特性上、イワシ類、小アジ、シラス、カタクチイワシなど多様なベイトが豊富に存在し、これらを捕食して成長したアジが多数生息しています。
狙えるサイズは20cm~尺クラスまで。もちろんそれ以上に大きいサイズも釣れますが「狙って釣る」となると、表現的にどうかと。「釣れることがある」と言った方が正しいかも知れませんね。
出典:今がハイシーズン! ドリフトで狙う、初夏の瀬戸内アジング!!
実際の釣果情報を見ると、平均的なサイズが20cm前後、良い日には25cm以上が複数釣れることも珍しくありません。中には30cmオーバーの尺アジの報告もあり、アジングファンにとっては夢のあるフィールドといえるでしょう。
良型アジを狙うためには、ポイント選びが極めて重要です。一般的に、水深のある場所、潮通しの良い場所、ベイトフィッシュの回遊ルートなどが良型の可能性が高いポイントとされています。
また、時間帯による使い分けも効果的です。日中は深場や陰になる場所、夜間は常夜灯周りや浅場など、アジの行動パターンに合わせたアプローチが必要になります。
📏 サイズ別釣果期待度
サイズ | 期待度 | 釣れる条件 |
---|---|---|
15-20cm | ★★★★★ | 年中安定 |
20-25cm | ★★★★ | 好条件時 |
25-30cm | ★★★ | ポイント・時期限定 |
30cm以上 | ★★ | 運とタイミング |
島ごとに異なる特色とターゲットサイズ
しまなみ海道を構成する各島には、それぞれ異なるアジングの特色があります。広島県側から愛媛県側に向かうほど、アジの魚影が濃くなる傾向があることが知られています。
①広島→愛媛に近づく程アジは基本的に多くなります。
向島エリアは比較的アクセスが良く、初心者にも優しいポイントが多いのが特徴です。港湾部での穏やかなアジングから、外海に面した潮通しの良いポイントまで幅広く楽しめます。
因島エリアでは中型のアジが安定して釣れる傾向があります。島の形状が複雑で、様々な地形変化を楽しめるのも魅力の一つです。
生口島(瀬戸田)エリアは潮の流れが複雑で、上級者向けのポイントが多いとされています。その分、大型のアジに出会える可能性も高くなります。
大三島エリアはしまなみ海道の中でも特にアジングが盛んなエリアです。多くのポイントでアジが狙え、サイズも期待できます。フィッシングパーク大三島のような管理釣り場もあり、家族連れでも楽しめます。
伯方島・大島エリアは愛媛県側に近く、最も魚影が濃いとされるエリアの一つです。大型のアジを狙うなら、このエリアは外せないでしょう。
🏝️ 島別特色一覧
島名 | アクセス | 初心者適性 | 大型期待度 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
向島 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★ | アクセス良好 |
因島 | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | 安定した釣果 |
生口島 | ★★★ | ★★ | ★★★★ | 上級者向け |
大三島 | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | 最激戦区 |
伯方島・大島 | ★★ | ★★★ | ★★★★★ | 魚影最濃厚 |
潮の干満差が大きいことで生まれる絶好のポイント
しまなみ海道では最大4mの干満差が発生することがあり、これによって他では体験できない劇的な潮流変化を楽しむことができます。この大きな干満差こそが、多様なアジングパターンを生み出す源となっています。
干潮時には普段は水中にある岩礁や浅瀬が露出し、満潮時には深場へのアクセスが可能になります。この環境変化により、同じポイントでも潮位によって全く異なる釣りを展開できるのです。
潮が動き始める時間帯(潮変わり)は特にアジの活性が高くなる傾向があります。止まっていた潮が動き出すことで、ベイトフィッシュが活発に動き回り、それを追ってアジも活性化するというメカニズムです。
また、潮流の強さによってタックルセレクトも大きく変わります。潮が緩い時は0.6g程度の軽いジグヘッドで繊細な釣りを楽しめ、潮が走る時は1.5g以上の重めのリグでしっかりとレンジをキープする必要があります。
満潮と干潮の中間地点(半潮)付近が最も潮が動く時間帯とされており、この時間帯を狙って釣行計画を立てるアングラーも多いようです。
🌊 潮位別攻略パターン
潮位 | 潮流の強さ | 推奨リグ | アジの活性 | 狙うポイント |
---|---|---|---|---|
満潮 | 弱 | 軽量ジグヘッド | 普通 | 深場・沖目 |
半潮(下げ) | 強 | 重めリグ | 高 | 流れの変化点 |
干潮 | 弱 | 軽量ジグヘッド | 普通 | 浅場・岩礁周り |
半潮(上げ) | 強 | 重めリグ | 高 | 潮目・ブレイク |
しまなみ海道でアジングをする際の実践的攻略法
- 大三島が最もアジの魚影が濃いと言われる理由
- 向島・因島エリアでの釣果パターン
- 常夜灯周りと暗い流れのポイント使い分け
- ジグヘッド単体からスプリットショットまでのリグ選択
- カウントダウンとレンジキープの重要性
- 潮流に合わせたウェイト選択のコツ
- まとめ:しまなみ海道でのアジング完全攻略
大三島が最もアジの魚影が濃いと言われる理由
大三島がしまなみ海道屈指のアジングポイントとして知られる理由は、地理的な位置と豊富な釣り場バリエーションにあります。しまなみ海道のほぼ中央に位置する大三島は、様々な潮流の影響を受けながらも、穏やかな湾内から激流ポイントまで多彩な環境を提供しています。
大三島には8つの主要な釣りポイントが存在し、それぞれが異なる特色を持っています。盛港では堤防からの安全な釣りが楽しめ、甘崎港ではアオリイカをメインターゲットにしながらアジも狙えます。井口港は初心者やファミリーにも優しく、多々羅しまなみドーム周辺は設備が充実しているため快適な釣りが可能です。
盛港(さかりこう)はフェリー乗り場でもあるので、アクセス良好です◎ 港から伸びる堤防で釣りを楽しめ、アイナメ・アコウ・アジ・メバル・キス・チヌ・アオリイカなどを釣ることができます。
出典:しまなみ海道で釣りをするならここ!大三島での釣りポイント8選
特に注目すべきは瀬戸エリアです。伯方島との間にある瀬戸では、強い潮流によってアジの魚影が非常に濃くなっています。ただし、潮の流れが速いため、上級者向けのポイントとして知られています。
大見エリアは初心者でも釣りを楽しめるスポットとして人気が高く、潮の流れが緩やかでエサが流される心配がないため、ファミリーでの釣行にも適しています。このように、レベルに応じてポイントを選択できるのも大三島の魅力の一つです。
🎣 大三島主要ポイント一覧
ポイント名 | 難易度 | 施設充実度 | アジ期待度 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
盛港 | ★★ | ★★★★ | ★★★ | アクセス抜群 |
井口港 | ★ | ★★★★★ | ★★★ | 初心者向け |
甘崎港 | ★★★ | ★★ | ★★★★ | 良型期待 |
瀬戸エリア | ★★★★★ | ★★ | ★★★★★ | 最高峰の魚影 |
大見エリア | ★ | ★★★ | ★★★ | ファミリー向け |
フィッシングパーク | ★ | ★★★★★ | ★★★★ | 管理釣り場 |
向島・因島エリアでの釣果パターン
本州に最も近い向島と因島は、アクセスの良さと安定した釣果でアジング初心者から上級者まで幅広く支持されているエリアです。これらの島々では比較的穏やかな環境でアジングを楽しむことができ、しまなみ海道でのアジングの入門地として最適です。
向島エリアでは、尾道水道に面したポイントが特に人気です。本州との間を流れる水道では適度な潮流があり、アジが回遊しやすい環境が整っています。また、向島は市街地に近いため、コンビニや駐車場などのインフラが充実しているのも魅力的です。
因島エリアでは、島の複雑な地形を活かしたポイント選びが重要になります。島の南側と北側では潮流のパターンが異なるため、潮回りや時間帯に応じて釣り場を使い分けることで効率的な釣りが可能です。
これらのエリアでの平均的なアジのサイズは18-23cm程度とされており、25cm以上の良型も時折姿を見せます。特に夜間の常夜灯周りでは、安定したアタリを期待できることが多いようです。
向島・因島エリアの特徴として、年中を通してある程度の釣果が期待できる点が挙げられます。真冬の厳寒期を除けば、どの季節でもアジの姿を見ることができるため、継続的にアジングを楽しみたいアングラーには特におすすめのエリアです。
🚗 向島・因島アクセス情報
項目 | 向島 | 因島 |
---|---|---|
本州からの距離 | 約3km | 約15km |
主要アクセス | 尾道大橋 | しまなみ海道 |
コンビニ | 複数あり | 複数あり |
駐車場 | 豊富 | 普通 |
釣具店 | あり | あり |
常夜灯周りと暗い流れのポイント使い分け
しまなみ海道でのアジングでは、常夜灯周りと暗い流れのポイントを使い分けることが釣果アップの重要な要素となります。それぞれのポイントタイプには異なる特徴があり、アジの行動パターンも大きく変わります。
②基本は常夜灯周りですが、まっくらな流れがあるポイントは穴場です。
常夜灯周りのポイントでは、光に集まるプランクトンを狙って小魚が集まり、それを捕食するためにアジも集結します。このタイプのポイントでは比較的簡単にアジを見つけることができますが、その分釣り人も多く、魚がスレやすい傾向があります。
常夜灯下では明暗の境界線が特に重要になります。明るい部分ではアジが警戒心を強めるため、暗い部分との境界や、常夜灯の光が届かない範囲を狙うのが効果的です。
一方、暗い流れのポイントは、常夜灯がない場所でも潮流の変化によってベイトフィッシュが集まるポイントです。これらの場所は釣り人に見落とされがちですが、実はアジが安心して捕食活動を行える穴場スポットとなっています。
暗い流れのポイントでは、アジの居場所を特定するのがより困難になりますが、その分魚はスレておらず、良型のアジに出会える可能性が高くなります。このタイプのポイントでは、カウントダウンによるレンジ探索が特に重要になります。
💡 ポイントタイプ別攻略法
ポイントタイプ | メリット | デメリット | 攻略のコツ |
---|---|---|---|
常夜灯周り | 魚を見つけやすい | 魚がスレやすい | 明暗境界を狙う |
暗い流れ | 魚がスレていない | 居場所特定が困難 | カウントダウン重視 |
ジグヘッド単体からスプリットショットまでのリグ選択
しまなみ海道の複雑な潮流環境では、状況に応じたリグ選択が釣果を左右する重要な要素となります。基本となるジグヘッド単体リグから、より高度なスプリットショットリグまで、それぞれの特徴を理解して使い分けることが求められます。
基本的なリグはジグヘッド単体リグが多くなりますが、流れが複雑で強い場所ではスプリットショットリグ、シャローではフロートリグも有効な場面も多くあります。
出典:今がハイシーズン! ドリフトで狙う、初夏の瀬戸内アジング!!
ジグヘッド単体リグは最もシンプルで扱いやすく、潮が緩い場所や初心者にとって基本となるリグです。0.6gから1.5g程度のジグヘッドに2インチ前後のワームを組み合わせることで、自然な動きでアジにアプローチできます。
スプリットショットリグは、流れが複雑で強い場所での威力を発揮します。ジグヘッドとは別にシンカーを配置することで、より安定したレンジキープが可能になり、強い潮流の中でもアジにワームを確実に見せることができます。
フロートリグは浅場での有効性が高く、特に広範囲を探るときに効果を発揮します。フロートの浮力を利用してワームを一定のレンジに保ちながら、潮に乗せてドリフトさせることができます。
リグ選択の判断基準として、潮の強さ、水深、ターゲットレンジなどを総合的に考慮する必要があります。また、同じポイントでも時間帯によって潮流が変化するため、状況に応じてリグを変更する柔軟性も求められます。
🎣 リグ別適用条件
リグタイプ | 適用条件 | ウェイト範囲 | 難易度 | 効果的なシーン |
---|---|---|---|---|
ジグ単 | 潮緩・初心者 | 0.6-1.5g | ★ | 基本的な状況 |
スプリットショット | 強潮流・深場 | 1.8-5.0g | ★★★ | 複雑な流れ |
フロート | 浅場・広範囲 | 各種サイズ | ★★ | サーチ釣り |
カウントダウンとレンジキープの重要性
しまなみ海道でのアジングにおいて、カウントダウンによるレンジ探索は最も重要なテクニックの一つです。複雑な潮流と変化に富んだ地形により、アジが回遊するレンジが日々変化するため、正確なレンジ把握が釣果を大きく左右します。
各リグ共に基本的なアプローチは「レンジを刻む」こと。これに尽きます。キャスト後のカウントダウンから、ラインは張らず緩めず。アクションと、ラインスラッグ処理のためのトゥイッチを入れながら、テンションフォール。常にカウントしながらバイトレンジを探してゆきます。
出典:今がハイシーズン! ドリフトで狙う、初夏の瀬戸内アジング!!
カウントダウンの基本は、キャスト後に**「1、2、3…」と数を数えながらルアーのフォールを観察する**ことです。アタリがあったカウント数を記録しておくことで、そのポイントでのアジのレンジを特定できます。
特に重要なのは、「特定のレンジのみにアジが集まっている」場合への対応です。このような状況では、フォールだけに頼ったアプローチでは効率が悪く、狙いのレンジを集中的に攻める必要があります。
レンジキープのテクニックとしては、ロッドでリグを引いてくる方法とラインテンションを強めにかけたテンションフォールの使い分けが効果的です。これにより、アジが回遊している特定のレンジを長時間探ることができます。
水深や潮流によってカウント数は変化するため、同じポイントでも日によって調整が必要です。エステル、PE、フロロ、どのラインシステムを使っても、このカウントダウンの概念は共通して重要になります。
⏱️ カウントダウン実践ガイド
ステップ | 内容 | ポイント |
---|---|---|
1. フォール開始 | キャスト後カウント開始 | 着水と同時にスタート |
2. アタリ記録 | アタリがあったカウント数を記録 | 正確な数を覚える |
3. レンジ特定 | 複数回試して一定レンジを確認 | 再現性を確認 |
4. 集中攻略 | 特定レンジを重点的に攻める | 効率的なアプローチ |
潮流に合わせたウェイト選択のコツ
しまなみ海道の変化に富んだ潮流環境では、適切なウェイト選択が釣果に直結します。同じポイントでも潮回りや時間帯によって流れの強さが大きく変わるため、状況に応じたウェイト調整が不可欠です。
基本的な考え方として、潮流が強いほど重いウェイトが必要になります。しかし、単純に重くすれば良いというわけではなく、アジのバイトを感じ取りやすさや、ワームの自然な動きとのバランスも考慮する必要があります。
ポイントによって潮流の有無、強弱、水深が違うので、「これ!」と決めてのアプローチは難しいのですが、まず潮流の合わせたウェイトを選択して潮上にキャストし潮下へ流し込む。フォールメインでも、レンジキープメインでも、ジグ単なら0.6~1.5gを使い分けて、アジとの距離を縮めてゆきます。
出典:今がハイシーズン! ドリフトで狙う、初夏の瀬戸内アジング!!
0.6gのジグヘッドは潮が緩い時や、繊細なアプローチが必要な場面で威力を発揮します。アジのバイトが小さい時や、警戒心が強い状況では、このような軽量リグが効果的です。
1.0-1.2gのジグヘッドは最も汎用性が高く、中程度の潮流から少し強めの流れまで対応できます。初心者の方は、まずこのウェイト範囲から始めることをおすすめします。
1.5g以上のジグヘッドは強い潮流や深場攻略の際に必要になります。しまなみ海道では最大で2.0g程度まで使用することがあり、これ以上重くなる場合はスプリットショットリグへの変更を検討すべきでしょう。
ウェイト選択の判断基準として、**「ボトムタッチからのカウント数」**を参考にするのも有効です。同じカウント数でも、重いウェイトほど深いレンジに到達するため、この関係性を理解しておくことで効率的なレンジ攻略が可能になります。
⚖️ ウェイト別適用場面
ウェイト | 潮流強度 | 水深 | 使用場面 | 期待効果 |
---|---|---|---|---|
0.6g | 弱 | 浅~中 | 警戒時・繊細狙い | 自然なフォール |
1.0g | 中 | 中 | 基本的な状況 | バランス重視 |
1.2g | 中~強 | 中~深 | 標準的な流れ | 安定したコントロール |
1.5g以上 | 強 | 深 | 激流・深場 | 確実なレンジキープ |
まとめ:しまなみ海道でのアジング完全攻略
最後に記事のポイントをまとめます。
- しまなみ海道は最大4mの干満差による複雑な潮流変化が魅力である
- ベストシーズンは6月から11月で、特に初夏が最盛期となる
- 広島側から愛媛側に向かうほどアジの魚影が濃くなる傾向がある
- 25cm以上の良型アジが安定して狙える貴重なフィールドである
- 大三島は8つの多彩なポイントを持つ最激戦区である
- 向島・因島エリアはアクセスが良く初心者にも優しい
- 常夜灯周りと暗い流れのポイントを使い分けることが重要である
- ジグヘッド単体からスプリットショットまで状況に応じたリグ選択が必要である
- カウントダウンによるレンジ探索が釣果を左右する最重要テクニックである
- 潮流の強さに合わせて0.6gから1.5gまでのウェイト調整が効果的である
- 島ごとに異なる特色を理解してポイント選びを行うべきである
- 居着き型と回遊型のアジが混在しているため多様なアプローチが楽しめる
- 地形変化を読み取る能力がアジングの成功に直結する
- 潮変わりの時間帯が最もアジの活性が高くなりやすい
- フィッシングパーク大三島のような管理釣り場も初心者には有効である
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- リアルしまなみアジング【圧倒的釣果の差】 | 瀬戸内ING
- アジを狙いたい – Yahoo!知恵袋
- しまなみ海道で釣れたアジの釣り・釣果情報 – アングラーズ
- しまなみ海道で釣りをするならここ!大三島での釣りポイント8選
- 今がハイシーズン! ドリフトで狙う、初夏の瀬戸内アジング!!
- しまなみ海道でアジング&デイゲームで秋イカエギング!!
- しまなみ海道、ベイカ・ヒイカ調査・・・とアジング
- 暴れ豚の釣り日記-しまなみ海道 釣り景色
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