宝満川は福岡県を流れる筑後川の支流で、定番の釣り場として多くのバスフィッシャーマンに親しまれています。川沿いには味坂駅や西鉄端間駅があり、アクセスが良好なことから、休日になると多くの釣り人が訪れる人気スポットになっています。

この川の特徴は、オーバーハングが豊富で、小さな堰や水門があり流れが効いているため、とても魚影が濃いことです。特に筑後川との合流点付近では50cmオーバーの大物も狙えるポイントとして知られており、テトラ帯や橋脚周りなど、バスの付きそうなポイントが豊富に存在します。
記事のポイント!
- 宝満川の特徴とバスが集まりやすいポイントについて
- 季節やタイミングに応じた効果的な釣り方
- 初心者でも釣果が期待できるおすすめポイント
- 河川での釣りマナーと禁止エリアの確認事項
宝満川でバス釣りを始めるための基礎知識
- 宝満川は筑後川水系最大の支流で魚影が濃い
- 宝満川で狙えるバスのサイズと特徴
- 宝満川の釣り禁止エリアと注意点を確認
- 宝満川バス釣りに必要な道具リスト
- 河川での釣り方とマナーを守ろう
- 初心者向けおすすめポイント3選
宝満川は筑後川水系最大の支流で魚影が濃い
宝満川は筑後川水系の中でも大きい支流として知られています。本流と同じぐらいバス釣りで人気があり、多くの釣り人が訪れる定番スポットです。
小さな堰や水門が点在しており、流れが効いているエリアが多いのが特徴です。この環境がバスの活性を高め、豊富な魚影を作り出しています。
筑後川本流と比べると、岸際に背の低い木がたくさん生えており、枝先が川に浸かっているオーバーハングポイントが豊富です。これらの場所はバスの隠れ家となっており、絶好の釣りポイントとなっています。
テトラや橋脚も多く存在し、バスが身を隠すストラクチャーが豊富なため、遠賀川よりもフィールドの攻略が楽しめるポイントが多いのも特徴です。
休日になると多くの釣り人が訪れますが、川沿いには味坂駅や西鉄端間駅があり、アクセスが良好な釣り場として知られています。
宝満川で狙えるバスのサイズと特徴
宝満川では、コイやナマズ、ライギョなど様々な魚種が生息していますが、特にブラックバスの釣果が安定しています。
実績として、50cmを超える大型のバスが釣れることもあり、特に筑後川との合流点付近では大物が期待できます。平均サイズは30〜40cm程度で、初心者でも狙いやすいサイズが多いです。
水深は場所によって異なりますが、テトラ帯付近は比較的深めで、バスが定位しやすい環境となっています。特に流れの変化がある場所では、エサとなる小魚も多く集まります。
合流点付近の下流部には大堰があり、このエリアはやや水深が深くなっています。ボトムには砂や小石が広がっており、回遊してくるバスが多く潜んでいます。
川幅も広いため、様々なルアーを使った攻略が可能です。特にテトラ帯周辺では、根掛かりに注意が必要ですが、大型のバスが潜んでいる可能性が高いです。
宝満川の釣り禁止エリアと注意点を確認

宝満川で釣りをする際は、福岡県の内水面漁業調整規則に従う必要があります。全域で釣りが禁止されているわけではありませんが、いくつかの重要な規制があります。
特に朝倉市恵蘇宿山田堰下からうきは市吉井町橘田乞食江湖刎までのエリアは、年間を通じて釣りが禁止されています。このエリアでの釣りは違反となるため、注意が必要です。
日没から日の出までの間は釣りが禁止されています。また、この漁場区域に架設された橋梁上からの遊漁も禁止されているため、必ず川岸から釣りを行う必要があります。
河川での釣りには遊漁券が必要です。1日券や年間券などが用意されており、必ず事前に購入しておく必要があります。また、漁場監視員による検査時には遊漁承認証の提示が求められます。
釣り場では他の釣り人との適切な距離を保ち、産卵場の川底をかく乱するような行為も禁止されています。これらのルールを守ることで、持続可能な釣り環境を維持することができます。
宝満川バス釣りに必要な道具リスト
宝満川でのバス釣りには、基本的な釣り具が必要です。特にテトラ帯や橋脚周りを攻める際は、適切な道具選びが重要になります。
ロッドは7〜8フィートのスピニングロッドがおすすめです。特にテトラ帯を攻める際は、ある程度のパワーが必要なため、MHクラスのロッドが適しています。バス X 642L/MLS-ST・Yなどの機種が実績があります。
リールは3000番クラスのスピニングリールを使用します。ダイワのレブロス LT3000S-CH-DHなどが定番で、ダブルハンドルタイプは巻き取りやすく操作性が良好です。
ラインは水中の障害物が多いため、強度のあるものを選びましょう。PEライン0.6号にリーダー2号を2ヒロ結ぶことで、テトラに当たる部分をリーダーにできて、ラインブレイクを防ぐことができます。
ルアーはテトラ帯用にサイコロラバーやスピナーベイト、シャロークランクなどを用意します。特にサイコロラバーvol.4のスジエビパールカラーは実績があるアイテムです。
河川での釣り方とマナーを守ろう
河川でのバス釣りは、自然環境や他の利用者への配慮が重要です。特に宝満川は人気の釣り場のため、基本的なマナーを守る必要があります。
駐車場は指定された場所を使用し、路上駐車は避けましょう。特に味坂駅や西鉄端間駅周辺は、一般の方の利用も多いため、配慮が必要です。
釣り場では他の釣り人との適切な距離を保ち、キャストの際は周囲に注意を払います。特に人気ポイントでは、譲り合いの精神を持って釣りを楽しみましょう。
ゴミは必ず持ち帰り、環境美化に努めます。川岸の草木を不必要に傷つけることも避け、自然環境の保全に配慮しましょう。
釣り場に向かう際は、必ず遊漁券を購入し、漁場監視員による確認にも応じられるよう、常に携帯しておく必要があります。正しいルールとマナーを守ることで、誰もが気持ちよく釣りを楽しめる環境を維持できます。
初心者向けおすすめポイント3選
宝満川には初心者でも釣果が期待できるポイントがいくつかあります。特に以下の3つのポイントは、アクセスも良く、比較的釣りやすい場所です。
西鉄端間駅周辺は、河川敷に沿って久留米方面へ進むと右手に下れるスロープがあり、上流方面へも移動できるため、複数のポイントを攻められます。特に流れ込みは魚影が濃く、初心者でも釣果が期待できます。
味坂駅付近は、テトラが積んであり、バスがつきやすいポイントです。ワームやクランク、スピナーベイトなど、様々なルアーでの攻略が可能で、実績も多いエリアです。
筑後川との合流点付近は、小さな堰があり流れが効いているため、とても魚影が濃いポイントです。バスはもちろん、様々な魚種が集まる場所なので、釣果を上げやすい場所となっています。

宝満川バス釣りのポイントと攻略法
- 味坂駅周辺は安定した釣果が期待できる
- テトラ帯の攻め方と注意点
- 筑後川合流点付近の釣り方
- 季節別の攻略ポイントを紹介
- オーバーハングを活用した釣り方
- 水門・橋脚周りでの効果的なルアー選び
- まとめ:宝満川バス釣りは初心者から上級者まで楽しめる
味坂駅周辺は安定した釣果が期待できる
味坂駅周辺は宝満川の中でも釣果が安定しているスポットとして知られています。テトラが積んであるためバスがつきやすく、多くのアングラーに人気のエリアです。
このエリアはワームやクランク、スピナーベイトなど、様々なルアーでの攻略が可能です。深さは2〜5mほどと比較的浅く、特に朝まずめ時に釣果が期待できます。
休日は人気スポットのため、釣り人も多く集まります。そのため、早朝や平日など、人が少ない時間帯を選んで訪れるのがおすすめです。
周辺には駐車場もあり、アクセスが良好な点も魅力です。ただし、混雑時は駐車スペースが限られるため、公共交通機関の利用も検討すると良いでしょう。
味坂駅周辺では40cm前後のバスが釣れることもあり、実績のある釣り場として定評があります。また、テトラ帯周辺の岩や石の隙間にもバスが潜んでいることがあります。
テトラ帯の攻め方と注意点
テトラ帯はバスの定番ポイントですが、根掛かりのリスクも高い場所です。特に宝満川のテトラ帯は、バスが身を隠すのに絶好のポイントとなっています。
テトラ周りを攻める際は、根掛かりしにくいルアーを選ぶことが重要です。サイコロラバーやスピナーベイト、シャロークランクなどが効果的です。
ラインは水中の障害物が多いため、PEライン0.6号にリーダー2号を2ヒロ結ぶセッティングがおすすめです。テトラに当たる部分をリーダーにすることで、ラインブレイクを防ぐことができます。
テトラのポイントは流れの変化があるため、バスが回遊してくる可能性が高いです。特に朝夕の時間帯は、テトラ周りでバスが活発に活動します。
テトラ帯では、周囲の釣り人との距離にも注意が必要です。人気のポイントであるため、互いに邪魔にならない間隔を保って釣りを楽しみましょう。
筑後川合流点付近の釣り方
筑後川との合流点付近は、小さな堰があり流れが効いているため、魚影の濃いポイントです。バスはもちろん、ライギョやナマズ、コイなど、様々な魚種が集まっています。
合流点付近の側面には、多くのテトラが沈められています。テトラはバスが体を隠すのに絶好の場所で、バスが付いている可能性が高いエリアです。
水深は比較的深めで、砂や小石が広がっており、回遊してくるバスが多く潜んでいます。川幅も広いため、飛距離が出せて深いところも探れるバイブレーションやヘビーキャロライナリグなどを使うのがおすすめです。
合流点は人気のポイントのため、早朝から場所を確保する釣り人も多いです。特に休日は混雑するため、朝一番で入るのがおすすめです。
このエリアでは50cmを超える大型のバスも釣れる可能性があり、筑後川本流と支流が交わる地形を活かした攻略が楽しめます。
季節別の攻略ポイントを紹介

春から夏にかけては、テナガエビを求めてバスが護岸際を意識し始めます。この時期は特にオーバーハングや護岸際のポイントが有効です。
河川では多くのテナガエビが梅雨時期を境に産卵のため護岸際に集まります。エビパターンのルアーを使用することで、バスの反応を誘うことができます。
夏場は水温が高くなるため、流れのある場所や深場を狙うのが効果的です。特に水門や堰の周りは、流れの変化があるためバスが集まりやすいポイントとなります。
秋から冬にかけては、バスの行動が鈍くなるため、ゆっくりとしたアプローチが求められます。深場をメインに探り、じっくりとバスを誘うことが重要です。
晩秋から冬にかけては支流の上流部も狙い目で、寒い日でも40アップのバスを釣ることができる可能性があります。
オーバーハングを活用した釣り方
宝満川は筑後川本流と比べてオーバーハングが豊富です。背の低い木が岸際にたくさん生えており、バス好みのポイントが多く存在します。
オーバーハングを作る木の手前には釣り人が通った跡が続いており、意外と釣りやすい環境になっています。陸っぱりの場合は、ワームを落としながら反応がなければ横に移動する釣り方が効果的です。
オーバーハング周辺はボートがあれば一気に攻めることができ、このポイントではボートが有利になります。ただし、木の枝に引っ掛けないよう、慎重なキャストが必要です。
オーバーハングの影になっている部分にバスが付いていることが多いため、影の部分を重点的に攻めることで釣果につながります。
釣りをしているとオーバーハングの影になっているポイントにバスが付いていることが多いため、かなり狙い目のポイントとなっています。
水門・橋脚周りでの効果的なルアー選び
水門周辺は定期的に設置されており、バス釣りの人気ポイントとなっています。場所によってカレントが強かったり弱かったりするため、状況に応じたルアー選びが重要です。
橋脚周りは定期的にバスが回遊してくるポイントです。遠投の効くバイブレーションなどで探ってみるのが効果的です。橋の下は水深が深めですが、ゴロタ石が多いため、根掛かりには注意が必要です。
水門付近はカレントが効いており、特に夏はバスの絶好のポイントとなります。場所によって流れの強さが異なるため、その日の状況に合わせてポイントを選ぶことができます。
水門や橋脚周りでは根掛かりしにくいルアーを選ぶことが重要です。特にテキサスリグやスピナーベイトなどが効果的です。水門付近は人気があるため、なるべく早い時間に場所を確保することをおすすめします。
橋脚までは少し距離がある場所もあるため、遠投の効くルアーを使用すると効果的です。上流の方は橋脚までの距離も短く、ワームなどでも探ることが可能です。

まとめ:宝満川バス釣りは初心者から上級者まで楽しめる
最後に記事のポイントをまとめます。
- 宝満川は筑後川水系の大きな支流で、豊富な魚影が特徴である
- 味坂駅周辺は安定した釣果が期待できるポイントである
- テトラ帯はバスの定番ポイントだが、根掛かり対策が必要である
- 筑後川との合流点では50cmオーバーの大物も期待できる
- オーバーハングが多く、バスの隠れ家となっている
- 遊漁券の携帯と釣り禁止区域の確認が必須である
- 水門や橋脚周りは人気のポイントで、早朝の釣行がおすすめである
- 季節によって異なるアプローチが必要である
- バス以外にもライギョやナマズなど様々な魚種が生息している
- ルアーは根掛かりしにくいものを選択すると効果的である
- 河川敷の駐車やゴミの持ち帰りなど、マナーの遵守が重要である
- 朝まずめ時が特に釣果が期待できる時間帯である