釣り具店でロッドケースを探しても、ピッタリのサイズが見つからない事ってありますよね。特にパックロッドやライトゲーム用の短い竿だと、専用ケースが少なくて困ってしまいます。そんな時は代用品を活用することで、コストを抑えながらロッドを守ることができます。

ダイソーの書類ケースやホームセンターの塩ビ管を使えば、300円から数千円程度でオリジナルのロッドケースが作れます。この記事では、実際に試してみた100均アイテムの活用法や、塩ビ管を使った本格的な自作方法まで詳しく解説していきます。
記事のポイント!
- ダイソーの書類ケースを使った300円で作れるロッドケース作りの方法
- ホームセンターの材料で作る本格的な自作ロッドケースの作り方
- ロッドケースの代用品選びで失敗しないためのポイント
- カスタマイズ方法とデザイン性を高めるコツ
安くて使えるロッドケースの代用品まとめ
- ダイソーの書類ケースが300円でロッドケースに最適
- 書類ケースの仕様と使い方のポイント
- スポンジを使った簡単カスタマイズ方法
- 収納本数と適正サイズの解説
- 持ち運び方とベルトの取り付け方法
- メリット・デメリットと注意点
ダイソーの書類ケースが300円でロッドケースに最適
ダイソーで見つけることができる書類ケースは、伸縮可能で63cmから100cmまでサイズ調整ができます。価格は税別300円と、専用ロッドケースと比べるとかなりリーズナブル。キャップ部分には回して掛けるロック機能が付いていて、紐で本体と繋がれているので紛失の心配もありません。
ケース自体の固さもしっかりとしていて、見た目もロッドケースそのもの。特にアジングやメバリングなどの2ピースライトゲームロッドに最適なサイズ感となっています。
10段階のサイズ調整が可能で、キャップを外せば簡易的なロッドスタンドとしても活用できます。ケースの中には複数本のロッドを収納することが可能で、3-4本程度がスムーズに扱える適正本数となっています。
しっかりした作りながら軽量で、持ち運びも簡単。キャップのロック機能により、移動中にロッドが飛び出す心配もありません。
内部は広々としているため、ロッドの出し入れもストレスなく行えます。また、ケース本体はシンプルなデザインなので、必要に応じてカスタマイズも可能です。
書類ケースの仕様と使い方のポイント
書類ケースの基本的な仕様は、最小63cmから最大100cmまでの伸縮式となっています。10段階での長さ調整が可能で、様々なロッドの長さに対応できます。
ケース本体は頑丈な作りで、通常の使用では簡単に壊れる心配はありません。キャップ部分には専用のロック機能が備わっており、不意な開閉を防止できます。
内径は十分な広さがあり、ロッドを数本収納しても余裕があります。特にライトゲーム用の2ピースロッドなら、3-4本程度を適正本数として収納可能です。
キャップは本体と紐で繋がれているため、紛失の心配がありません。また、キャップを外せば簡易的なロッドスタンドとしても使用できる便利な設計となっています。
書類ケースはA0サイズまで対応しており、一般的な釣り竿の収納に十分な大きさを持っています。耐久性も十分で、日常的な使用に耐える設計となっています。
スポンジを使った簡単カスタマイズ方法

100均で購入できる掃除用スポンジと瞬間接着剤を使って、保護性能をアップさせることができます。キャップの裏やケース底部にスポンジを設置することで、大切なロッドをしっかりと保護できます。
スポンジを設置する際は、キャップ内部のサイズに合わせてカットします。特にダメージを受けやすいティップ側には、厚めのクッションを入れておくと安心です。
掃除用スポンジは適度な硬さがあり、ロッドの保護材として最適です。メッシュ部分を剥がしてスポンジ部分だけを使用することで、よりフィットする緩衝材として活用できます。
接着の際は、瞬間接着剤でしっかりと固定します。スポンジは適度な大きさにカットし、ケース内での動きを防ぐように設置していきます。
このカスタマイズにより、市販のロッドケースに匹敵する保護性能を実現できます。材料費も100均で揃えられるため、コストを抑えながら実用的な改良が可能です。
収納本数と適正サイズの解説
このケースには、最大で5本程度のロッドを収納することが可能です。ただし、スムーズな出し入れを考慮すると、3-4本が適正な収納本数となります。
ケースの最大長は100cmで、アジングやメバリングの2ピースライトゲームロッドがちょうど収まるサイズです。内径も十分な広さがあり、ガイドの干渉を気にせずに収納できます。
実際の収納例として、アジング用の2ピースロッドを3本収納しても余裕があります。リールを付けたままでも収納可能ですが、その場合は収納本数が制限される可能性があります。
サイズ調整は10段階で可能で、63cmから100cmまでカバーできます。これにより、様々な長さのロッドに対応することができます。
使用頻度の高いライトゲームロッドの保管に最適で、玄関やガレージでの保管にも便利なサイズ感となっています。
持ち運び方とベルトの取り付け方法
ケースには紐がついていますが、長時間の持ち運びを考えると、別途ショルダーベルトを取り付けることをおすすめします。不要になったカバンのショルダーベルトを流用するのも一つの方法です。
ロッドバンドは長めのものを選ぶと取り付けやすく、マジックテープでしっかりと固定できます。一般的なタモ用のショルダーベルトは太すぎる場合が多いので注意が必要です。
Amazonで販売されている5本セット400円以下のロッドベルトを活用すれば、見た目も良く実用的な改造が可能です。ベルトを巻きつけることで、見た目の印象も大きく変わります。
タイラップを使用してクーラーボックス用のベルトを取り付けることも可能で、パイプ用の留め具を活用する方法もあります。
カスタマイズの幅が広く、使用者の好みに合わせた改造が可能です。また、ステッカーを貼ることでデザイン性を高めることもできます。
メリット・デメリットと注意点
メリットとしては、まず300円という圧倒的な低価格が挙げられます。カスタマイズ用の材料を含めても500円程度で済むため、財布に優しい選択肢となっています。
サイズ調整が可能で、様々なロッドに対応できる点も大きな利点です。また、軽量で持ち運びやすく、シンプルなデザインのため、カスタマイズの自由度も高くなっています。
デメリットとしては、最大長が100cmまでという制限があります。また、ロックがやや緩めな場合があるため、テープなどでの補強が必要になることもあります。
リールを装着したままだと収納本数が制限される点も考慮が必要です。また、長期の使用では耐久性に不安が残る可能性もあります。
これらの特徴を理解した上で使用することで、十分実用的なロッドケースとして活用することができます。

自作でこだわりロッドケースを作る方法
- 塩ビ管を使った作り方の基本
- 必要な材料と工具リスト
- 雨樋を使った軽量化のコツ
- エンドキャップの選び方と取り付け方法
- デザイン性を高めるカスタマイズ例
- 自作の際の失敗しないポイント
- まとめ:ロッドケース代用で釣りをもっと快適に
塩ビ管を使った作り方の基本
ホームセンターでVP管やVU管といった塩ビパイプを探すと、50サイズ(外径約60ミリ)が一般的なサイズとして販売されています。このサイズはエンドキャップなどのパーツも豊富で、ルアーフィッシング用のロッドケースに最適な太さです。
基本的な材料は、塩ビ管とエンドキャップ、接着剤です。塩ビ管は寸法を指定することで、50円程度でカットしてもらえます。自作の場合は、ロッドの長さに5センチ程度余裕を持たせたサイズでカットするのがポイントとなります。
VP管は給排水用で厚さ4ミリ、VU管は排水用で厚さ2ミリとなっています。どちらも丈夫な素材ですが、重量面では考慮が必要です。塩ビ管の切断には引き鋸で簡単にできますが、切り口は毛羽立ちがなくなるまでヤスリがけすることをおすすめします。
切断時は、マスキングテープを切る場所の前後に貼り付けて傷を防止し、斜めに切らないように注意が必要です。斜めに切ってしまうとヤスリでの修正に時間がかかってしまいます。
材料費は市販のロッドケースの5分の1以下で済むため、コスト面でも大きなメリットがあります。
必要な材料と工具リスト
材料として必要なものは、塩ビ管(VP管かVU管)、エンドキャップ、塩化ビニール用接着剤が基本となります。エンドキャップは両端に必要で、片方は固定用、もう片方は開閉用として使用します。
工具は、ハサミと引き鋸があれば基本的な作業は可能です。これらの工具は100円ショップでも購入できます。接着剤は塩化ビニール専用のものを使用し、ホームセンターで50グラム300円以下で購入できます。
内部のクッション材として、台所用スポンジを使用すると便利です。100円ショップで数個セットで購入できるスポンジの周りのメッシュを剥がして使用します。これによりロッドの保護性能を高めることができます。
材料費の目安として、塩ビ管700円、エンドキャップ130円、接着剤110円程度で購入可能です。1本あたりの単価は500円程度に収まり、非常にコストパフォーマンスの良い選択となります。
ロッドケースの製作に特殊な工具や技術は必要なく、基本的なDIY知識があれば十分に作成可能です。
雨樋を使った軽量化のコツ
塩ビ管は丈夫な反面、重量が気になる点があります。その代替として、雨樋(アマドイ)を使用すると軽量化が可能です。雨樋は外径が塩ビ管のVP50サイズと同じ60ミリで、VP管のパーツが流用できる利点があります。
雨樋はグレー・ブラック・ブラウンの3色展開があり、塗装なしでもデザイン性の高いロッドケースを作ることができます。また、VP管のような文字印刷がないため、見た目もスッキリしています。
内径は広めで、アジングロッドなら2本収納可能です。ガイドの高さを考慮しても余裕のある設計となっています。雨樋は薄いため軽量ですが、十分な強度も備えています。
雨樋専用の接着剤も販売されており、塩化ビニールを溶かして接着する仕組みで強力な接着が可能です。価格もホームセンターで50グラム300円以下と手頃です。
一本の雨樋から3本程度のロッドケースが作れるため、材料の無駄も少なく経済的です。
エンドキャップの選び方と取り付け方法

エンドキャップはVP50サイズ用のシンプルなものを選びます。このサイズは外径60ミリの雨樋にもピッタリとフィットし、接着なしでも簡単には外れない程度の固定力があります。
片側は接着して固定し、もう片側は開閉用として使用します。エンドキャップの内側にはスポンジを取り付けることで、ロッドの保護性能を高めることができます。
スポンジはキャップの大きさより少し大きめにカットし、キャップにはめ込みます。パイプと接着する側のスポンジは、パイプ内壁と接着されるためやや小さめにカットする必要があります。
高級仕様を目指す場合は、ねじ込み式のキャップも使用可能です。ただし、価格は通常のエンドキャップより高くなります。ねじ込み式の場合、筒の部品で直径を合わせるため、全長が少し長くなる点に注意が必要です。
スポンジの取り付けは接着か両面テープで行い、がたつきのないようにしっかりと固定します。
デザイン性を高めるカスタマイズ例
完成したロッドケースの基本形に、ショルダーベルトを取り付けることで使い勝手が格段に向上します。使わなくなったカバンのショルダーベルトを流用したり、釣具メーカーが販売しているロッドバンド付きショルダーベルトを使用することができます。
ロッドバンドは長めのものを選ぶと取り付けやすく、マジックテープでしっかりと固定できます。市販のロッドベルトセットは400円程度から購入可能で、見た目も良く実用的です。
シンプルな外観を活かしながら、ステッカーを貼ることでオリジナリティを出すことも可能です。カーボン調のテープを貼ることで、より高級感のある仕上がりにすることもできます。
タイラップを使用してクーラーボックス用のベルトを取り付けたり、パイプ用の留め具を活用する方法もあります。100円ショップのベルト類も活用でき、自分好みにカスタマイズできます。
製作後も新しいアイデアが浮かんだら作り直すことができ、継続的な改良が可能です。
自作の際の失敗しないポイント
自作の際は、まず材料選びが重要です。ホームセンターで材料を吟味し、VP管やVU管、雨樋など、用途に合った素材を選択します。重量と強度のバランスを考慮し、持ち運びやすさも検討しましょう。
切断時は必ずマスキングテープで保護し、斜めに切らないよう注意が必要です。切り口はしっかりとヤスリがけを行い、接着面を清潔に保つことで、より強固な接着が可能になります。
スポンジの取り付けは、サイズを慎重に選び、適切な固定方法を選択します。接着剤は塩化ビニール専用のものを使用し、説明書に従って適切に使用することが重要です。
完成後は必ず実際にロッドを収納してテストし、不具合があれば修正します。特にキャップの固定具合やスポンジの位置は、実際の使用感に大きく影響します。
作業は急がず、一つ一つの工程を丁寧に行うことで、失敗のない製作が可能です。

まとめ:ロッドケース代用で釣りをもっと快適に
最後に記事のポイントをまとめます。
- ダイソーの書類ケースは300円で購入可能で、63-100cmまでサイズ調整可能である
- 塩ビ管を使った自作では、VP管とVU管の2種類から選択できる
- 雨樋を使用することで軽量化が可能で、見た目も良い仕上がりになる
- エンドキャップの選択で、固定式とねじ込み式の2種類から選べる
- スポンジを内部に取り付けることで保護性能が向上する
- ショルダーベルトの取り付けで持ち運びが便利になる
- 材料費は市販品の5分の1以下で済む
- 必要な工具は100円ショップで揃えることができる
- カスタマイズ性が高く、使用者の好みに合わせた改造が可能
- ライトゲームロッドなら3-4本の収納が可能
- 製作時間は数時間程度で完成できる
- 見た目の高級感はステッカーやテープで演出可能