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北海道のタコ釣り完全ガイド!密漁にならない方法からおすすめポイントまで徹底解説 🎣

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北海道でタコ釣りを楽しみたい方に、重要な注意点をお伝えします。北海道では漁業権の関係で、タコを釣り上げても持ち帰ることができません。釣れたタコは必ずリリースしなければならないルールがあるのです。

しかし、漁業権が設定されていない場所もあります。函館港、室蘭港、苫小牧港、石狩湾新港などでは、ルールを守れば楽しむことができます。この記事では、北海道でタコ釣りを楽しむために必要な知識を詳しく解説していきます。

記事のポイント!

  1. 北海道のタコ釣りに関する漁業権と規制について
  2. 釣り可能な港や漁港の具体的な場所
  3. タコ釣りで使用できる仕掛けと釣り方の基本
  4. 安全に楽しむための注意点とヒョウモンダコ対策

北海道でタコ釣りをする前に知っておくべき重要なルール

  1. 北海道のタコ釣りは漁業権で規制されている
  2. タコを釣り上げた場合はリリース必須
  3. 漁業権のない釣り場はどこにある?
  4. 漁業調整規則について把握しておこう
  5. ヒョウモンダコに要注意!猛毒に気をつけて
  6. 初心者でも安全に楽しむためのポイント

北海道のタコ釣りは漁業権で規制されている

北海道では、タコ漁は漁業権の対象となっており、一般の釣り人が勝手にタコを持ち帰ることはできません。これは北海道海面漁業調整規則によって定められています。

タコは重要な漁業資源として位置づけられており、特に戸井地区では身が柔らかい大物のオスを「ミズダコ」として出荷しています。小さなオスとメスのタコは「マダコ」と呼ばれています。

漁業権侵害は20万円以下の罰金が科せられます。2020年からは罰則が強化され、100万円以下になりました。

北海道の大部分の沿岸域には共同漁業権が設定されているため、一般の釣り人は注意が必要です。

漁業権についての理解を深めることは、持続可能な漁業資源の管理にもつながります。

タコを釣り上げた場合はリリース必須

釣り上げたタコは、大きさに関係なく必ずリリースしなければなりません。これは漁業権が設定されているエリアでの規則です。

投げ釣りなどで偶然タコが掛かることもありますが、その場合も例外なくリリースが必要になります。

漁業権のある場所での密漁は厳しく取り締まられており、違反すると罰則の対象となります。

タコがかかった場合は、できるだけ傷つけないように丁寧に針を外してリリースしましょう。

水産資源を守るため、このルールを徹底することが重要です。

漁業権のない釣り場はどこにある?

漁業権が設定されていない場所として、以下の港があります:

  • 函館港
  • 室蘭港
  • 苫小牧港
  • 石狩湾新港
  • 稚内港
  • 瀬棚港

これらの港では、一般の釣り人もタコ釣りを楽しむことができます。

ただし、各港には立ち入り禁止区域や釣り禁止エリアが存在する可能性があります。

具体的な釣り可能エリアは、各港の管理事務所や現地の看板で確認することをおすすめします。

漁業調整規則について把握しておこう

北海道海面漁業調整規則では、タコ漁に関する様々な規制が定められています。

この規則は漁業資源の保護と持続可能な利用を目的としています。

漁業調整規則に違反すると、罰則の対象となる可能性があります。

特に共同漁業権が設定されている海域では、細心の注意が必要です。

規則の内容は定期的に見直されることがあるため、最新の情報を確認することが大切です。

ヒョウモンダコに要注意!猛毒に気をつけて

タコ釣りで特に注意が必要なのが、ヒョウモンダコの存在です。

ヒョウモンダコは派手な模様が特徴の小型のタコで、唾液に猛毒を持っています。

噛まれた場合、最悪の場合は死に至る可能性があるため、絶対に素手では触らないでください。

見分け方を事前に学んでおくことで、事故を防ぐことができます。

小型の派手な模様のタコを見つけた場合は、決して触らずに放置することが賢明です。

初心者でも安全に楽しむためのポイント

タコ釣りを始める前に、必ず現地の規則や漁業権の有無を確認しましょう。

釣り場の下見をして、危険な場所や立ち入り禁止区域を把握しておくことが重要です。

天候や潮の状態にも注意を払い、無理な釣行は避けましょう。

必要な道具や安全装備を準備することも大切です。

初めての方は経験者に同行してもらうことをおすすめします。

北海道のタコ釣りで使える仕掛けと釣り方を詳しく解説

  1. タコエギを使った釣り方のコツ
  2. テンヤを使ったタコ釣りの基本
  3. タコジグでの攻め方
  4. タコが釣れる時期と時間帯
  5. よく釣れる場所の特徴
  6. 道具選びのポイント
  7. まとめ:北海道でタコ釣りを楽しむために押さえておくべきこと

タコエギを使った釣り方のコツ

タコエギは、エサを使用せず専用のエギを使う釣り方です。遠投で沖の障害物を狙ったり、堤防の基礎部分を攻めたりするのに適しています。

キャスト後、着底を確認したら底の変化を感じられる程度のスピードで巻いていきます。竿先で変化を感じられる場所は障害物や石が多い場所で、タコの好ポイントとなっています。

このような場所では、タコエギをあまり移動させず、その場でアクションをつけて誘うことが効果的です。竿先を10cm程度の小さい幅で上下させながら誘っていきましょう。

タコエギ選びで迷ったら、ボディに浮力があって根掛かりしにくいタイプがおすすめです。デュエルの「タコやん」は初心者でも扱いやすい商品です。

竿先に重みや違和感を感じたら、タコがエギを抱いている可能性が高いため、糸のたるみを取って大きくアワセを入れます。

テンヤを使ったタコ釣りの基本

テンヤは板のような部分にエサを巻き付けて使う仕掛けで、一般的な堤防では10号から20号程度の重さが適しています。

エサには、アジやカニ、豚の脂身などを使用します。生エサを使用するため、タコの食いが良く、アタリも長く続くのが特徴です。

タコエギと比べて仕掛けが大きいため、小さなタコは釣れにくく、大物狙いに向いています。

釣り方はタコエギと同様で、着底を確認後、底をゆっくりと引きずりながら巻いていきます。

タコが掛かると、テンヤが押さえ付けられてロッドに重みを感じるため、そのタイミングで糸のたるみを取ってアワセを入れます。

タコジグでの攻め方

タコジグは、タコのような形をした擬似餌を使って、岸壁の壁際を垂直方向に攻める釣り方です。投げ釣りはせず、足元を攻めるのが特徴です。

タコジグには単体のものと連結されたものがあります。連結タイプは一度に広い層を探れる利点がありますが、根掛かりのリスクも高くなります。

堤防の壁際にそってゆっくりタコジグを落としていき、竿先で小刻みに操作するか、糸を持ってゆすりながら下ろしていきます。

同じ場所で釣り続けても釣果は伸びにくいため、岸壁沿いを移動しながら釣っていくことが重要です。

タコが仕掛けを抱くと、引っ掛かったような違和感があるため、糸のたるみを取って力強くアワセを入れます。

タコが釣れる時期と時間帯

タコは年間を通して狙えますが、水温が上がる5月から9月頃が特に活性が高くなります。中でも6月から8月は子ダコが多く、最も釣れやすい時期となっています。

タコは夜行性が強いため、夜間の釣行が最も期待できます。また、薄暗い朝夕も活発に活動するため、この時間帯も狙い目です。

日中は物陰に潜んでいることが多いため、障害物などを狙って仕掛けを持っていく必要があります。時間別の期待度は「夜>朝・夕>日中」となります。

雨の日は注意が必要です。タコは真水を嫌う性質があるため、雨の日は活性が下がったり、深場に移動したりする傾向があります。

河口付近や浅いポイントは特に雨水の影響を受けやすいため、雨の日や雨上がりは避けた方が無難です。

よく釣れる場所の特徴

壁際は定番のポイントで、エサとなる貝類やカニが多く生息しています。堤防の繋ぎ目や割れ目、スリット部分はタコの絶好の住処となっています。

目視では確認しづらいですが、沖にも岩や捨て石などの障害物が形成されていることがあります。仕掛けを引いてきた時に引っ掛かりを感じる場所は、タコの生息地となっている可能性が高いです。

石畳はタコが好む隙間が多く、エサも豊富な超一級ポイントです。ただし、根掛かりが多いため、やや上級者向けの釣り場といえます。

北海道でタコがよく釣れる場所として、津軽海峡、函館湾、石狩湾が知られています。

堤防の基礎部分や捨て石周りなども、タコの潜み場所として狙い目のポイントとなっています。

道具選びのポイント

ロッドは、タコの吸盤で張り付く力に対応できるバットパワーを備えた専用ロッドがベストです。長さは7フィート程度が使いやすいでしょう。

代用できるロッドとしては、硬めのエギングロッド、シーバスロッド、ショアジギングロッドなどがあります。特に強い力がかかるため、しっかりとした強度が必要です。

リールはスピニングでもベイトでも使用可能ですが、初心者の方は投げやすいスピニングリールがおすすめです。3000から4000番のサイズを選びましょう。

PEラインは1~2号程度を100mほど巻くのが基本です。ただし、タコジグを使用する場合は3~5号程度の太めのラインが必要になります。

タコが岸壁に張り付いた場合は非常に大きな負荷がかかるため、安価で折れにくいタコ竿を用意しておくと安心です。

まとめ:北海道でタコ釣りを楽しむために押さえておくべきこと

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 北海道の大部分の沿岸域には漁業権が設定されている
  2. 漁業権がある場所で釣れたタコは必ずリリースする
  3. 函館港や室蘭港など、一部の港では釣りが可能
  4. 違反すると100万円以下の罰金
  5. ヒョウモンダコには絶対に触れない
  6. 5月から9月が釣りのベストシーズン
  7. 夜間や朝夕の時間帯が最も期待できる
  8. 雨の日は活性が下がるため避ける
  9. タコエギ、テンヤ、タコジグが主な仕掛け
  10. 壁際や障害物周りが有力ポイント
  11. 強度のある竿とリールの選択が重要
  12. 各港の規則や立入禁止区域の確認は必須