山形県のバス釣りは、初心者から上級者まで幅広い層が楽しめる魅力的なフィールドです。20〜30cmのブラックバスが数多く生息し、最上川では50cmを超える大型スモールマウスバスも狙えます。前川ダムや三本木沼、いこいの森など、釣り場も豊富にあり、自分の技量やスタイルに合わせたポイント選びが可能です。

特筆すべきは白鷹町での取り組みで、釣ったブラックバスを1匹300円で買い取る制度を実施しています。また、山形県内の野池やダムは人的プレッシャーが比較的少なく、ブラックバスの警戒心も弱いため、初心者でも釣果を上げやすい特徴があります。
記事のポイント!
- 山形県の主要バス釣りスポットと各ポイントの特徴
- 初心者向けタックル選びとリグの基本
- 白鷹町でのバス買取制度の詳細
- 各釣り場の遊漁規則とアクセス情報
山形のバス釣りスポット完全ガイド2025
- 山形県のバス釣りの特徴と釣れる時期
- 最上川でスモールマウスバスを狙うポイント
- 前川ダムは初心者に最適な釣り場
- 三本木沼は大型バスが狙える穴場スポット
- いこいの森で数釣りを楽しむ
- 沼の辺沼は車でアクセス抜群の釣り場
- 白鷹町では釣ったバスが現金化できる
山形県のバス釣りの特徴と釣れる時期
山形県のバス釣りの特徴は、20〜30cmのブラックバスが豊富に生息していることです。特に野池では2桁釣果も期待できます。初心者でも釣果を上げやすい理由として、バスの警戒心が比較的弱く、ルアーを素直に捕食する傾向があります。
シーズン的には5月から10月がハイシーズンとなっています。特に5月から7月は大型のブラックバスを狙うのに適した時期です。11月から3月の冬季は、バスの活性が低下するため釣果が上がりにくくなります。
初めて山形県でバス釣りをする方におすすめなのが、野池やため池でのフィッシングです。大型魚は少ないものの、数釣りを楽しめる点が特徴です。手軽に楽しめる釣り場が多く、車でのアクセスも良好です。
スモールマウスバスは最上川で50cmクラスの大型魚が狙えます。特に6月から8月の夏季に釣果が期待できます。河川でのバス釣りは技術を要しますが、大型魚との出会いを求める上級者には魅力的なフィールドとなっています。
山形県では野池やダムが豊富にあり、各地域に特徴的なポイントが点在しています。釣り場選びの際は、自分の技量や目的に合わせて選択することをお勧めします。また、人的プレッシャーも比較的少ないため、のんびりと釣りを楽しむことができます。
最上川でスモールマウスバスを狙うポイント
最上川は山形県を代表するバス釣りスポットで、特に大型のスモールマウスバスの釣果が期待できます。50cmを超える大型魚の実績も豊富で、数釣りと大型狙いの両方が楽しめます。遊漁料は1日1500円で、コンビニや釣具店で雑魚券を購入する必要があります。
アプローチ方法としては、シルエットの大きい巻物ルアーが効果的です。特に100mm以上のミノーやビッグベイトを使用することで、大型スモールマウスバスを狙うことができます。河川の合流地点や流心部がポイントとなり、トゥイッチやジャークを交えたアクションが有効です。
タックル選びでは、大型魚に対応できる強度が必要です。ベイトタックルを使用する場合は、MHクラスのロッドと12lbのナイロンラインの組み合わせがおすすめです。大型スモールマウスバスの強烈な引きに耐えられるセッティングが重要になります。
周辺施設は中山公園に駐車場とトイレが完備されています。最寄りのコンビニはセブンイレブン中山あおば店があり、必要な物資の調達も可能です。日中は暑くなることも多いので、十分な飲み物や日除け対策を準備しましょう。
スモールマウスバスは流れのある場所を好む習性があるため、河川の特徴を活かしたポイント選びが重要です。最上川上流から中流にかけては特に良好なポイントが多く、地形の変化を読み取りながら釣りを展開していくことができます。
前川ダムは初心者に最適な釣り場
前川ダムは山形県のバス釣りポイントの中でも、初心者に特におすすめの釣り場です。人的プレッシャーが少なく、20〜30cmのブラックバスを狙った数釣りが楽しめます。遊漁料も不要で、気軽に釣行を楽しめる点が特徴です。
攻略方法は、ストレートワームを使用したアプローチが基本となります。4インチのストレートワームを使用したネコリグやノーシンカーリグが効果的で、初心者でも扱いやすい仕掛けとなっています。大型魚を狙う場合は、スピナーベイトやミノーといった巻物も視野に入れましょう。
特に朝まずめの時間帯はバスの活性が高く、釣果が期待できます。ダム周辺の駐車スペースを利用できますが、トイレやコンビニなどの施設は近くにないため、必要な物は事前に準備する必要があります。
タックルはスピニングタックルが扱いやすく、特に6.6ftクラスのロッドと2500番のリールの組み合わせがおすすめです。ラインは4lb以下のフロロカーボンを使用することで、繊細なアプローチが可能になります。
地形的な特徴としては、水深の変化が緩やかで、カバーも程よく点在しているため、様々なルアーやリグでアプローチが可能です。バスの活性が高い時期には、大会も開催される人気のフィールドとなっています。
三本木沼は大型バスが狙える穴場スポット
三本木沼は40cmクラスの大型ブラックバスが生息する釣り場として知られています。特に春シーズンは40〜50cmの大型魚が狙えるポイントで、実績も豊富です。規模は比較的小さく、釣り人の数も多いため、人的プレッシャーはやや高めです。
釣り場の特徴として、濃いウィードエリアが多く存在します。そのため、ベイトタックルを使用したカバー撃ちが効果的な攻略方法となっています。10g前後のテキサスリグに4インチ前後の甲殻系ワームを組み合わせた、パンチング釣法が有効です。
施設面では駐車場とトイレが西蔵王公園に完備されています。ただし、コンビニは近くにないため、飲食物は事前に用意しておく必要があります。自動販売機は利用可能です。
タックル選びでは、ウィードの攻略を考慮する必要があります。スピニングタックルでは大型魚のファイトに苦労する場合もあるため、ベイトタックルの使用をおすすめします。
地形的な特徴や濃いウィードの存在により、テクニカルな釣りが要求されますが、その分やりがいのあるフィールドとなっています。大型魚を狙うアングラーにとって、魅力的な釣り場の一つといえます。
いこいの森で数釣りを楽しむ

いこいの森は小型バスの数釣りが楽しめる釣り場として人気があります。20cm前後のブラックバスが中心で、初心者やファミリーフィッシングに最適なスポットです。キャンプ場が併設されており、レジャーと組み合わせた釣行も可能です。
攻略方法としては、ノーシンカーリグでのアプローチが効果的です。3インチのストレートワームを使用したノーシンカーリグが定番で、シンプルな仕掛けながら高い釣果が期待できます。タックルは6ftULクラスのスピニングタックルが扱いやすく、ラインは3lb以下の細いものを選択します。
施設面では駐車場とトイレが完備されており、自動販売機も利用可能です。コンビニは近くにないため、飲食物は事前に準備が必要です。家族連れでも安心して利用できる環境が整っています。
バスのサイズは小型中心ですが、警戒心の薄い魚が多く、アクションの練習や釣りの基本を学ぶのに適したフィールドです。初めてバス釣りにチャレンジする方にとって、理想的な入門ポイントといえます。
周辺環境も整備されており、のんびりと釣りを楽しめる雰囲気が魅力です。釣果を追求するだけでなく、自然を満喫しながらリラックスした釣行が可能です。
沼の辺沼は車でアクセス抜群の釣り場
沼の辺沼は車でのアクセスが非常に良好な釣り場として知られています。駐車スペースが釣り場のすぐ近くにあり、タックルの運搬も楽に行えます。ブラックバスのアベレージサイズは20cm前後で、コンスタントに釣果が期待できます。
岸際にはカバーが豊富に存在し、ワームを使用した撃ち物のアプローチが有効です。特にネコリグやスモラバといったフィネスリグが効果的で、4インチのストレートワームを使用したノーシンカーリグも状況に応じて使い分けると良いでしょう。
施設面では鈴川公園の駐車場とトイレを利用することができます。また、ファミリーマート山形沼の辺町店が隣接しており、必要な物資の調達も容易です。自動販売機も設置されているため、長時間の釣行でも安心です。
初心者から上級者まで幅広い層が楽しめるフィールドですが、大型魚の釣果は期待しづらい特徴があります。その分、コンスタントに釣れる楽しさがあり、テクニックの練習にも適しています。
釣り場周辺の環境も整備されており、安全に釣りを楽しめる点も魅力です。車からのアプローチが容易なため、雨天時や荷物が多い場合でも快適に釣行を楽しむことができます。
白鷹町では釣ったバスが現金化できる
白鷹町では、釣り上げたブラックバスを1匹300円で買い取る制度を実施しています。道の駅白鷹ヤナ公園あゆ茶屋で買い取りを行っており、サイズに関係なく一律で買い取りが可能です。この取り組みは鮎の保護を目的とした外来魚駆除の一環として行われています。
買い取りの対象となる釣り場は、西置賜漁業協同組合の管内で、高玉揚水機場から大平橋までの約15kmの区間に限定されています。遊漁時は漁協の遊漁券が必要で、フィッシュパスでの購入が可能です。
買い取りの上限は1800匹が設定されており、エントリーは先着100名までとなっています。買い取り時間は水曜日を除く10時から17時までで、道の駅白鷹ヤナ公園あゆ茶屋の営業時間内に持ち込む必要があります。
重要な注意点として、特定外来生物であるブラックバスは生きたままの移送が法律で禁止されています。必ず締めてから持ち込むようにしましょう。買い取られたブラックバスは肥料や飼料として有効活用されています。
この取り組みは環境保護と釣りの両立を図る特徴的な事例となっています。釣りを楽しみながら地域の環境保護に貢献できる点が、アングラーから注目を集めています。

山形でバス釣りを始める前に知っておきたいこと
- 初心者向けタックル選びのポイント
- ダウンショットリグで確実に釣果を上げる
- 釣り場のルールとマナーを守ろう
- 遊漁券の購入は必須
- 冬期は積雪に注意が必要
- まとめ:バス釣り山形の魅力と注意点
初心者向けタックル選びのポイント
初心者向けのタックルは、6.6〜6.10ftのスピニングタックルがおすすめです。2500番のスピニングリールにギア比6.0以上のモデルを選び、4lb以下のフロロカーボンラインを組み合わせることで扱いやすいセッティングになります。
ルアーは4インチのストレートワームを中心に、ノーシンカーリグやネコリグといった撃ち物を用意すると良いでしょう。サイズの小さいブラックバスが多い山形県では、ピンクやチャートなど視認性の高いカラーが効果的です。
タックル選びで重要なのは、扱いやすさを重視することです。有名メーカーの初心者向けモデルは、価格以上の性能を発揮することが多く、サブタックルとしても長く使える特徴があります。
お子様向けには、Jackal EGG CAST TOUGHYがおすすめです。全長110cm、重さ110gと軽量で、初めての一本として最適なモデルとなっています。ポップなカラーリングも特徴的です。
スピニングタックルに加えて、大型魚を狙う場合は6.6〜6.10ftのMHロッドとベイトリールの組み合わせも検討すると良いでしょう。12lbのナイロンラインを使用することで、大型魚とのファイトにも対応できます。
ダウンショットリグで確実に釣果を上げる
ダウンショットリグは、フックとシンカーをラインで結ぶ基本的な仕掛けです。フックの上部にラインを通し、下部にシンカーを付けることで、ワームを自然に泳がせることができます。小魚や虫が漂うような動きを演出でき、初心者でも高い釣果が期待できます。
アクションの基本は「シェイク」と呼ばれる動きです。シンカーをボトムに着底させた状態で、竿先を小刻みに振動させることでワームをプルプルと動かします。大きすぎるアクションは逆効果なので、竿先を震わせる程度から始めましょう。
DAIWAの直行パックは、ワーム、フック、シンカーがセットになった初心者向けの商品です。ワームに対するフックとシンカーのバランスが最適化されており、プロのセッティングで釣りを楽しむことができます。
アクションのバリエーションとして、シェイクしながらのズル引きも効果的です。また、約10秒間のステイを入れることで、バスに捕食のチャンスを与えることができます。状況に応じてアクションを変化させることで、より多くのバイトを誘うことができます。
山形県のバスは警戒心が弱い傾向にあるため、大きめのロッドワークでアプローチすることも可能です。春のハイシーズンには、トゥイッチやジャークといった巻物のアクションをストレートワームで試してみるのも効果的です。
釣り場のルールとマナーを守ろう

山形県の釣り場では、ゴミのポイ捨て禁止や釣り禁止区域の遵守など、基本的なマナーを守ることが重要です。先行者がいる場合は十分な距離を空け、人がいる方向へのキャストは避けるようにしましょう。
ブラックバスは特定外来生物に指定されており、生きたままの輸送は法律で禁止されています。また、地域によってリリース(再放流)が禁止されている場合もあるため、各釣り場のルールを事前に確認する必要があります。
釣り場では他の釣り人との挨拶を心がけ、自然や他のアングラーへの敬意を忘れないようにしましょう。釣り上げた魚は適切に扱い、必要以上に魚を痛めつけることは避けるべきです。
山形県では冬季に積雪が多くなるため、アクセスが困難になる釣り場もあります。前川ダムなどの一部のポイントでは、冬季はポイントまで到達できないケースもあるので、シーズンや天候を考慮した釣行計画が必要です。
ライフジャケットの着用や虫除けスプレーの使用など、安全対策も重要です。特に水辺での事故を防ぐため、基本的な安全装備は必ず携行しましょう。
遊漁券の購入は必須
山形県内の多くの釣り場では遊漁券が必要です。最上川では1日1500円の遊漁料が必要で、コンビニや釣具店で雑魚券を購入できます。前川ダムや野池の一部では遊漁料が不要な場所もありますが、事前に確認が必要です。
西置賜漁業協同組合の管内では、フィッシュパスを利用して遊漁券を購入することができます。オンラインでの購入が可能なため、便利にライセンスを取得できます。
遊漁券は釣り場の維持管理や資源保護に使用される重要な資金となります。無許可での釣行は避け、必ずルールに従った遊漁券の購入を心がけましょう。
各漁協によって遊漁規則や料金体系が異なる場合があります。釣行前に各漁協のウェブサイトや釣具店で最新の情報を確認することをおすすめします。
白鷹町でのバス買取制度を利用する場合も、西置賜漁業協同組合の遊漁券が必要となります。制度を利用する前に、必ず適切な遊漁券を取得しておきましょう。
冬期は積雪に注意が必要
山形県の冬季は積雪が多く、釣り場へのアクセスが制限される場合があります。特に山間部の釣り場では、道路状況や積雪の影響で入場できないケースもあります。
冬季のバス釣りでは、11月から3月にかけてバスの活性が低下します。水温の低下により、バスの行動が鈍くなるため、釣果を上げるのが難しい時期となります。
防寒対策は必須で、特に朝まずめや夕まずめの時間帯は気温が大きく下がります。防寒具やカイロなどの準備を万全にし、体温管理には十分注意を払う必要があります。
積雪時は必ず冬タイヤを装着し、チェーンなどの装備も携行することをおすすめします。また、日没時間が早まるため、行動時間にも余裕を持った計画を立てましょう。
冬季は路面凍結のリスクも高まるため、車での移動には特に注意が必要です。アクセスの良い釣り場を選ぶなど、安全面を考慮した釣行プランを立てることが重要です。

まとめ:バス釣り山形の魅力と注意点
最後に記事のポイントをまとめます。
- 山形県は20〜30cmのブラックバスが豊富で、初心者でも釣果が期待できる
- 最上川では50cmを超える大型スモールマウスバスが狙える
- 前川ダムは初心者に最適で、遊漁料不要の釣り場である
- 三本木沼は40〜50cmの大型バスが期待できるポイント
- いこいの森は数釣りが楽しめ、ファミリーフィッシングに適している
- 沼の辺沼は車でのアクセスが良好で、施設も充実している
- 白鷹町では1匹300円でバスの買取制度を実施している
- ダウンショットリグは初心者でも扱いやすい基本的な仕掛けである
- 冬季は積雪の影響で入場できない釣り場がある
- 遊漁券の購入は多くの釣り場で必須となっている
- 特定外来生物であるブラックバスは生きたままの移送が禁止されている
- 5月から10月がバス釣りのハイシーズンとなっている