「テトラワークス アジングロッド」と検索しているあなたは、おそらくアジングに本気で取り組みたいと考えているのではないでしょうか。DUOのライトゲームブランド「テトラワークス」が送り出すアジングロッド「リアクト」シリーズは、極限まで軽量化と高感度を追求した本格派モデルとして注目を集めています。実売価格4〜5万円台というハイエンド帯でありながら、その性能の高さから多くのアングラーに支持されているロッドです。
この記事では、テトラワークス リアクトシリーズの全機種について、スペックや特徴、インプレ情報を網羅的に紹介します。TWRT-50、TWRT-55、TWRT-58、TWRT-65という4つのラインナップそれぞれの違いや、どのような釣りシーンに適しているのか、さらには中古市場の状況やテトラワークスブランド全体についても詳しく解説していきます。
この記事のポイント |
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✓ テトラワークス リアクトシリーズ全4機種のスペックと特徴が分かる |
✓ 各モデルのインプレ情報と実際の使用感が理解できる |
✓ 極細ソリッドティップとスケルトングリップの技術的優位性が学べる |
✓ 中古市場の動向や購入時の注意点が把握できる |
テトラワークスのアジングロッド「リアクト」の魅力と全ラインナップ
- テトラワークス リアクトは軽量性と感度を極限まで追求したハイエンドモデル
- オリジナルのスケルトングリップで手感度が大幅に向上
- 全機種が自重50g以下という驚異的な軽さを実現
- 0.6〜0.8mmの極細ソリッドティップを搭載
- 開発者は萩原トオル氏という信頼性の高さ
- TWRT-50は近距離ジグ単特化のシューティングモデル
- TWRT-55は豆アジングを楽しむためのテクニカルモデル
テトラワークス リアクトは軽量性と感度を極限まで追求したハイエンドモデル
テトラワークス「リアクト」は、DUO社のライトゲームブランドが手がけるアジング専用ロッドです。このシリーズの最大の特徴は、アジングに必要な要素を極限まで追求し、不要なものを徹底的に排除した設計思想にあります。
一般的なアジングロッドが自重60〜70g程度であるのに対し、リアクトシリーズは全機種が50g以下という驚異的な軽さを誇ります。5フィート台のショートモデルに至っては40g以下を実現しており、これは最新のアジングロッド市場でもトップクラスの水準です。
リアクト55は豆アジングをより楽しめるアンダー1gのジグ単ゲームをする人に向けて作ったテクニカルアジングロッドになっている。従来のリアクト50・65とは別のロッドと言ってもいい程にロッドアクションを豆アジ向きに変更。このリアクト55の最大のコンセプトはいかに【豆アジングを楽しみながら釣りが出来るか!】これに尽きる。
この軽量性は単なる数値の追求ではなく、実釣での感度向上と疲労軽減という明確な目的があります。軽量であればあるほど、微細なアタリを感じ取りやすくなり、長時間の釣行でも集中力を維持できるのです。
また、リアクトシリーズは価格設定も特徴的です。実売価格で4〜5万円台というハイエンド帯に位置しており、エントリーモデルやミドルクラスのラインナップは存在しません。この一点突破型の商品展開は、品質に対する絶対的な自信の表れといえるでしょう。競合する他メーカーのハイエンドモデルと比較しても、その性能は決して見劣りすることはありません。
開発を担当した萩原トオル氏は、釣りビジョンやYouTubeなどでアジング動画を多数配信している業界のエキスパートです。実戦経験が豊富なアングラーが設計に携わっていることも、このロッドの信頼性を高める要因となっています。萩原氏の動画では、リアクトの使用シーンや特徴について詳しく解説されており、購入を検討している方にとっては非常に参考になる情報源です。
リアクトシリーズは、アジングを真剣に楽しみたいアングラーに向けた本格派モデルであり、その性能は価格に見合った価値を十分に提供してくれるはずです。
オリジナルのスケルトングリップで手感度が大幅に向上
テトラワークス リアクト最大の特徴のひとつが、オリジナル設計のスケルトングリップです。このグリップは、従来のアジングロッドとは一線を画す革新的なデザインを採用しています。
スケルトングリップとは、リールシート部分の中間をくり抜いた構造を指します。一見すると奇抜なデザインに見えますが、この設計には明確な機能的理由があります。中間部分がくり抜かれていることで、人差し指の先、中指の腹、薬指という3点でブランクスに直接触れることが可能になっているのです。
📊 スケルトングリップの主なメリット
メリット | 効果 | 実釣での影響 |
---|---|---|
軽量化 | 余分なパーツの排除で数グラムの軽量化 | 長時間使用時の疲労軽減 |
手感度向上 | ブランクスへの直接タッチ | 微細なアタリの感知能力向上 |
振動伝達の向上 | グリップ素材を介さない情報伝達 | 潮の変化や障害物の把握が容易に |
カスタマイズ性 | 握り方の自由度が高い | 個人の好みに合わせた操作が可能 |
通常のアジングロッドでは、グリップ素材を介してブランクスからの振動が手元に伝わります。しかし、スケルトングリップではグリップ素材というワンクッションを省略することで、より直接的に情報を得ることができるのです。これは特に、0.3g〜1.5gという軽量リグを扱うアジングにおいて大きなアドバンテージとなります。
実際の使用感について、ユーザーのインプレでは次のような評価が見られます。
非常に個人的な見解だがリアクト55が一切の不満が無く神ロッドだと思う。因みに豆アジ専用となっていて、あたかも特殊なロッドの様な印象を受けるが全く違う。リアクト55が普通のロッドでリアクト50や宵姫天54等が尖っている仕様だと思う。
このレビューからも分かるように、スケルトングリップによる感度向上は実釣において明確に体感できるレベルのようです。特に風が4〜5m吹くような状況下でも操作感がぼやけないという評価は、他の競合ロッドと比較しても優位性があることを示しています。
ただし、スケルトングリップには慣れが必要という側面もあります。従来のフルグリップロッドに慣れ親しんだアングラーにとっては、最初は違和感を感じるかもしれません。しかし、その独特な握り心地と高い感度は、一度慣れてしまうと他のロッドには戻れなくなるほどの魅力があるといわれています。
また、スケルトングリップは見た目のシンプルさも特徴です。ブラックをベースにした無駄のないデザインは、機能美を追求した結果であり、所有欲を満たしてくれる要素でもあります。
全機種が自重50g以下という驚異的な軽さを実現
テトラワークス リアクトシリーズの技術的優位性を語る上で欠かせないのが、その圧倒的な軽量性です。全4機種すべてが自重50g以下という数値は、アジングロッド市場全体を見渡しても極めて優秀な水準にあります。
📊 リアクトシリーズ全機種の自重比較
モデル | 全長 | 自重 | 仕舞寸法 | ルアーウェイト |
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TWRT-50 | 5.0ft (152.4cm) | 36g | 76.2cm | 〜1g |
TWRT-55 | 5.5ft (167.6cm) | 38g | 84cm | 〜1g |
TWRT-58 | 5.8ft (176.7cm) | 40g | 87.4cm | 〜2g |
TWRT-65 | 6.5ft (198.12cm) | 44g | 99cm | 〜5g |
5フィート台の3機種(TWRT-50、TWRT-55、TWRT-58)はすべて40g以下、最長のTWRT-65でも44gという数値です。これは同価格帯の競合ロッドと比較しても、明確なアドバンテージとなっています。
この軽量化を実現している技術的要素は複数あります。まず、前述のスケルトングリップによる軽量化。次に、ブランクス素材として高弾性カーボンを採用していること。そして、ガイドやその他のパーツについても徹底的に軽量化が図られています。
軽量ロッドのメリットは、単に数値上の優位性だけではありません。実釣における具体的な恩恵として、以下のような点が挙げられます。
✅ 軽量ロッドの実釣でのメリット
- 感度向上: ロッド自体の重量が軽いほど、微細な振動を感じ取りやすくなる
- 疲労軽減: 長時間の釣行でも腕や手首への負担が少ない
- 操作性向上: 軽快なロッドアクションが可能になり、繊細な誘いができる
- 集中力維持: 疲労が少ないため、最後まで集中してアタリを待てる
- 反応速度向上: 軽いロッドは素早いフッキング動作が可能
特にアジングでは、1日に数百回とキャストを繰り返すことも珍しくありません。このような状況下で、数グラムの差が大きな違いを生み出します。36gのTWRT-50と、仮に60gの他社ロッドを比較すると、その差は24g。これを数百回のキャストで考えれば、累積的な疲労の差は計り知れません。
ただし、軽量化には注意点もあります。極端な軽量化は強度の低下を招く可能性があるため、そのバランスが重要です。リアクトシリーズでは、ティップ部に24tカーボンソリッド、バット部に40tカーボンを使用することで、軽量性と強度を両立させています。この素材選択は、開発陣の経験と技術力の結晶といえるでしょう。
また、リアクトシリーズではアンサンドフィニッシュを採用しています。これはブランクス表面の塗装を最小限に抑える仕上げ方法で、さらなる軽量化と感度向上に寄与しています。見た目の華やかさは控えめになりますが、実用性を最優先した結果です。
0.6〜0.8mmの極細ソリッドティップを搭載
アジングロッドの性能を大きく左右する要素のひとつが、ティップ(穂先)の設計です。テトラワークス リアクトシリーズは、全機種に極細ソリッドティップを採用しており、その先径は0.6〜0.8mmという繊細さを誇ります。
📊 各モデルのティップスペック詳細
モデル | ティップ素材 | ティップ径 | ティップ長 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
TWRT-50 | 24tカーボンソリッド | 0.6mm | 260mm | 潮の流れや前アタリを感知 |
TWRT-55 | 24tカーボンソリッド | 0.6mm | 300mm | 豆アジの吸い込みに追従 |
TWRT-58 | 24tカーボンソリッド | 0.6mm | 276mm | 張りと感度の両立 |
TWRT-65 | 24tカーボンソリッド | 0.8mm | 330mm | より強めのリグに対応 |
ソリッドティップとは、中空構造のチューブラーティップと異なり、穂先部分が中まで詰まった構造を指します。この構造には以下のような特性があります。
🎣 ソリッドティップの主な特性
- 高感度: 軽量リグの重みを明確に感じ取れる
- 追従性: アジのショートバイトにも自然に曲がり込む
- 視認性: ティップの曲がりで微細なアタリを目視できる
- 耐久性: チューブラーに比べて折れにくい
- 潮読み: 流れの変化や抵抗感を手元で感じられる
特にリアクトシリーズでは、0.6mmという極細のソリッドティップを採用している点が特徴です。この細さは、0.3g〜1gという軽量ジグヘッドでも明確に重さを感じ取れる水準です。
機能だけをとことん追求した、キワモノ中のキワモノロッド。用意していたスピニングリール(300g)だと、リールの自重がメチャクチャ気になったので結局リールを買い足す羽目になりました。トータルで190g台とは…笑うしかない(笑)
このレビューからも分かるように、リアクトの感度は極めて高く、リールの自重すら気になるレベルです。ロッドとリールを合わせた総重量190g台という数値は、アジングタックル全体として最高峰の軽量性といえます。
ティップの感度が高いということは、以下のような実釣上のメリットがあります。まず、アジの前アタリ(本アタリの前の微細な接触)を感じ取れること。これにより、次のアタリに備えることができ、フッキング率が向上します。次に、海底の地形変化や海藻の有無を把握できること。これは根掛かり回避やポイント選定に役立ちます。さらに、潮の流れの変化を感じ取れることで、アジの活性が上がるタイミングを予測できます。
ただし、極細ソリッドティップには取り扱いに注意が必要です。ティップが細いということは、それだけ繊細で破損のリスクも高まります。特に車のドアに挟んだり、足で踏んでしまったりといった物理的な衝撃には弱いので、保管や運搬時には十分な配慮が必要です。
また、TWRT-55ではティップ長が300mmと他モデルより長めに設定されています。これは豆アジングに特化した設計で、より微細な吸い込みを感じ取り、自然にティップが追従するようになっています。一方、TWRT-65は0.8mmとやや太めのティップを採用しており、〜5gまでのルアーウェイトに対応できる強度を確保しています。
開発者は萩原トオル氏という信頼性の高さ
テトラワークス リアクトシリーズの開発を担当したのは、萩原トオル氏です。彼はテトラワークスブランドの責任者であり、アジング界隈では非常に有名なアングラーでもあります。
萩原氏のプロフィールを見ると、その実績と経験の豊富さが分かります。「Smile ☺︎ Fishing」をモットーに、年間釣行200日という驚異的な実釣経験を持ち、全国各地のフィールド情報を発信し続けています。釣りビジョンやYouTubeでの動画配信も活発で、視聴者からは分かりやすい解説と、心から釣りを楽しんでいる姿勢が高く評価されています。
サクラも散り新緑が綺麗な今日この頃・・・。すかっと晴れたこの時期の空を見るのが好きな僕です。さて、今回は6月にリリースされる テトラワークス アジングロッド【リアクト55(テクニカルモデル)】について説明してい行きたいと思います。このロッド【リアクト55】のコンセプトは「豆アジングを楽しめるロッド!」これです。
このような丁寧な説明からも、萩原氏のロッド開発に対する真摯な姿勢が伝わってきます。単に高性能なロッドを作るだけでなく、**「釣りを楽しむ」**という本質を大切にしている点が特徴的です。
🎥 萩原トオル氏の情報発信チャネル
- 釣りビジョン: テレビ番組でのアジング実釣動画
- YouTube: リアクトの使用方法や特徴の詳細解説
- DUO公式サイト: スタッフレポートでの最新情報
- SNS: Instagram等での釣行レポート
開発者自身が現役のアングラーとして活動していることは、製品の信頼性を高める重要な要素です。実際に自分自身が使うロッドだからこそ、妥協のない設計が可能になります。萩原氏の動画を見ると、リアクトシリーズを使った実釣シーンが多数紹介されており、その性能の高さを実感できます。
例えば、リアクト55の開発コンセプトについて、萩原氏は次のように述べています。
豆アジングはテクニカルで奥が深い釣りで、豆アジからのバイトがあるのにフッキングまで持ち込めない・・・。なんて体験をされた方も多いのではないでしょうか?どこにでもいる豆アジだからこそ、その豆アジをより楽しんで釣りをしたほうが絶対に面白い!そういった思いを込めて作ったモデルとなります。
この言葉からは、単にスペックを追求するだけでなく、釣りの楽しさを最大化するという明確な目的意識が感じられます。豆アジという小さなターゲットであっても、そのやり取りを最大限楽しめるロッドを作る。これこそが萩原氏の、そしてリアクトシリーズの本質といえるでしょう。
また、萩原氏は各モデルの使い分けや、状況に応じた選択方法についても詳しく解説しています。購入を検討している方は、彼の動画やレポートを参考にすることで、自分に最適なモデルを選びやすくなるはずです。信頼できる開発者が作ったロッドであることは、購入後の満足度にも大きく影響するでしょう。
TWRT-50は近距離ジグ単特化のシューティングモデル
テトラワークス リアクトシリーズの中で最も短く、最も軽量なのが「TWRT-50 シューティングモデル」です。全長わずか5.0フィート(152.4cm)、自重36gという数値は、近距離戦に特化した設計思想の表れです。
📊 TWRT-50の詳細スペック
項目 | 数値・仕様 |
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全長 | 5.0ft (152.4cm) |
自重 | 36g |
仕舞寸法 | 76.2cm |
継数 | 2本 |
適合ライン | 〜1.5lb |
ルアーウェイト | 〜1g |
ティップ素材 | 24tカーボンソリッド |
ティップ径 | 0.6mm |
ティップ長 | 260mm |
バット素材 | #1・#2共に40tカーボン |
価格 | ¥63,580(税込) |
TWRT-50の最大の特徴は、その先調子の特性です。ブランクス全体は張りが強く、特にベリーからバットにかけてはしっかりとしたパワーがあります。一方で、ティップ部分は0.6mmの極細ソリッドを採用しており、軽量リグにも追従する繊細さを持ち合わせています。
アンダー1gのジグヘッド単体ゲームをメインとしたシューティングモデル。近距離でのジグ単ゲームがメインの方にオススメの1本。ソリッド部 24t #1 #2共に40tを使用し高弾性カーボンの特徴を活かした、掛けにいくモデルとなっている。
このような設計により、TWRT-50は**「鬼速のフッキングレスポンス」**を実現しています。アジのショートバイトを感じた瞬間、素早くティップを送り込んでフッキングする。このようなテクニカルな釣りを得意とするアングラーには最適なモデルです。
🎯 TWRT-50が活躍するシーン
- 漁港内の常夜灯周りでの近距離戦
- 足元に着いたアジを狙うピンスポット攻略
- 流れが緩い場所での繊細なジグ単ゲーム
- 手返しを重視したトーナメント的な釣り
- 0.3〜0.8gの軽量ジグヘッドメイン
5フィートという短さは、取り回しの良さにも直結します。足場の悪いテトラ帯や、周囲に障害物が多い場所でも、ロッドを振り回すスペースが少なくて済みます。また、風の影響を受けにくいというメリットもあります。短いロッドは風を受ける面積が小さいため、強風時でもラインコントロールがしやすいのです。
ただし、短いロッドには飛距離面での制約があります。TWRT-50はあくまで近〜中距離での使用を想定しており、遠投が必要な状況には向きません。このため、釣り場の状況を見極めて、適切なモデルを選択することが重要です。
また、TWRT-50は「掛けにいく」ロッドです。ティップで重さを感じ取り、アタリがあれば素早くフッキングする。このようなアグレッシブなスタイルを好むアングラーには最適ですが、ロッド全体を曲げてやり取りを楽しみたいという方には、後述するTWRT-55の方が向いているかもしれません。
TWRT-55は豆アジングを楽しむためのテクニカルモデル
「TWRT-55 テクニカルモデル」は、リアクトシリーズの中でも特に独特なキャラクターを持つモデルです。豆アジングを最大限楽しむために開発された、従来のアジングロッドとは一線を画すロッドといえます。
📊 TWRT-55の詳細スペック
項目 | 数値・仕様 |
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全長 | 5.5ft (167.6cm) |
自重 | 38g |
仕舞寸法 | 84cm |
継数 | 2本 |
適合ライン | 〜1.5lb |
ルアーウェイト | 〜1g |
ティップ素材 | 24tカーボンソリッド |
ティップ径 | 0.6mm |
ティップ長 | 300mm(リアクト50より40mm長い) |
バット素材 | #1/24tカーボンチューブラー、#2/30tカーボンチューブラー |
価格 | ¥65,780(税込) |
TWRT-55最大の特徴は、全体的に綺麗な弧を描いて曲がるロッドアクションです。リアクト50や65がティップ〜ベリーまでの曲がり方が限定的であるのに対し、リアクト55はベリーからバットにかけてもスムーズに曲がり込みます。
写真のように全体的に曲がるブランクスを採用し#6ガイドまで綺麗なベントカーブで曲がってくれるようにブランクスを設計しました。これは小さな豆アジの引きでもロッドがしっかりと曲がってくれるためアジとのやりとりを十分に堪能できるようにしたかった。
この設計思想により、20cm以下の豆アジでもロッドが気持ちよく曲がり、やり取りの楽しさを最大限に味わえるのです。ただし、単に柔らかいだけのロッドではありません。魚をかける前のアクション動作やフッキング時には、リアクト特有のシャープさも感じられるよう、絶妙なテーパーバランスに調整されています。
🎣 TWRT-55のブランクス設計の特徴
- ティップ: 24tカーボンソリッド(300mm)で微細なバイトを感知
- #1セクション: 24tカーボンチューブラーで綺麗に曲がる
- #2セクション: 30tカーボンチューブラーで#1の曲がりを邪魔しない
- バット: しっかりとしたパワーで不意の大物にも対応
このような素材の使い分けにより、曲がりながらも芯が残る、ダルさのないロッドに仕上がっています。ティップ長も300mmと、リアクト50の260mmより40mm長く設定されており、この40mmが豆アジングにとっては重要な要素となっています。
ユーザーからの評価も高く、次のようなインプレが寄せられています。
非常に個人的な見解だがリアクト55が一切の不満が無く神ロッドだと思う。因みに豆アジ専用となっていて、あたかも特殊なロッドの様な印象を受けるが全く違う。リアクト55が普通のロッドでリアクト50や宵姫天54等が尖っている仕様だと思う。
このレビューは非常に興味深い指摘をしています。豆アジ専用と銘打たれているリアクト55ですが、実際にはバランスの取れた「普通」のロッドであり、むしろリアクト50などの方が尖った性格を持っているというのです。確かに、全体が曲がるロッドアクションは、アジングロッドとして理想的なバランスといえるかもしれません。
また、同じレビューではキャスト性能についても触れられています。
リアクト55>リアクト50=宵姫天54 これは圧倒的にリアクト55。他2本はティップで投げる感覚に対してリアクト55はベリーからしっかりと撓り、鞭のように弾き飛ばしてくれる。一番気に入っているポイントでもある。
ベリーからしっかりと撓ることで、鞭のように弾き飛ばすキャストが可能になり、5.5フィートという長さ以上の飛距離を出せるようです。このキャスト性能の高さは、実釣での大きなアドバンテージとなります。
TWRT-55は、豆アジングを楽しみたい方はもちろん、ロッド全体を使った繊細な釣りを好むアングラーにも最適なモデルです。
テトラワークスのアジングロッド各モデルの特徴とインプレッション
- TWRT-58はロングシューティングスペシャルで飛距離と感度を両立
- TWRT-65はバーサタイルモデルでジグ単からメタルジグまで対応
- テトラワークス リアクトの中古市場は人気が高く程度の良い個体は少ない
- リアクトシリーズ購入時はリールとのバランスが重要
- テトラワークスブランド全体のラインナップも充実
- アジング以外の用途には制約がある専門性の高さ
- まとめ:テトラワークスのアジングロッドは本気のアングラーのための選択肢
TWRT-58はロングシューティングスペシャルで飛距離と感度を両立
「TWRT-58 ロングシューティングスペシャル」は、リアクトシリーズの中で最も新しく追加されたモデルです(2023年時点)。このモデルは、TWRT-50の先調子をベースに、飛距離と対応力を向上させたという位置づけになっています。
📊 TWRT-58の詳細スペック
項目 | 数値・仕様 |
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全長 | 5.8ft (176.7cm) |
自重 | 40g |
仕舞寸法 | 87.4cm |
継数 | 2本 |
適合ライン | 〜2lb |
ルアーウェイト | 〜2g(ベスト) |
ティップ素材 | 24tカーボンソリッド |
ティップ径 | 0.6mm |
ティップ長 | 276mm |
バット素材 | #1・#2共に40tカーボン |
価格 | ¥67,980(税込) |
TWRT-58の開発コンセプトは、TWRT-50では届かない範囲をカバーすることです。5.0フィートでは飛距離が不足する状況や、もう少しパワーが欲しい場面に対応するため、5.8フィートという長さが選択されています。
リアクト50の先調子をベースにし制作したのがこの「ロングシューティングスペシャルのリアクト58」となる。5.8ftとは思えないようなキャストフィールと飛距離を感じることが出来る。フルキャストした先や大型が潜むディープエリアでも気持ちよくスパッと掛けにいけるモデル。
この説明から分かるように、TWRT-58は単にTWRT-50を長くしただけのモデルではありません。5.8フィートとは思えないキャストフィールという評価は、ブランクスの設計が非常に優れていることを示しています。
✨ TWRT-58の主な特徴
- 飛距離: TWRT-50よりも明確に飛距離が伸びる
- 対応ウェイト: 〜2gまで扱えるため戦術の幅が広がる
- 感度: 0.6mmソリッドティップで高感度を維持
- フッキング: 先調子特性で素早いフッキングが可能
- ディープ対応: 深場でもしっかりとフッキングできるパワー
TWRT-50が近距離特化であるのに対し、TWRT-58は中距離にも対応できるオールラウンダーとしての性格を持っています。それでいて、リアクトシリーズ特有の軽量性(40g)と感度は維持されており、非常にバランスの取れたモデルといえます。
また、ルアーウェイトが〜2gまで対応していることで、使用できるジグヘッドやリグの選択肢が広がります。TWRT-50では〜1gまでだったのが、TWRT-58では1.5〜2gのやや重めのジグヘッドも快適に扱えます。これは、少し深い場所を攻めたい時や、潮が速い状況下で有利に働きます。
🎯 TWRT-58が活躍するシーン
- 沖目のブレイクラインを狙う中距離戦
- 防波堤の先端からの遠投
- 深場のアジを狙うディープゲーム
- 潮が速い状況での重めのジグヘッド使用
- 大型のアジを仕留めたい時のパワーファイト
ただし、TWRT-58にも制約はあります。あくまでジグ単をメインとした設計であり、メタルジグやフロートリグなどの重量級リグには対応していません。そのような用途には、次に紹介するTWRT-65の方が適しています。
また、長さが5.8フィートになることで、取り回しの面ではTWRT-50やTWRT-55に劣ります。狭い場所や足場の悪い場所では、やや使いづらさを感じるかもしれません。しかし、それらのデメリットを補って余りある飛距離と対応力を備えているのがTWRT-58の魅力です。
TWRT-65はバーサタイルモデルでジグ単からメタルジグまで対応
「TWRT-65 バーサタイルモデル」は、リアクトシリーズの中で最も長く、最も汎用性が高いモデルです。全長6.5フィート、ルアーウェイト〜5gという仕様は、他の3機種とは明確に異なるキャラクターを持っています。
📊 TWRT-65の詳細スペック
項目 | 数値・仕様 |
---|---|
全長 | 6.5ft (198.12cm) |
自重 | 44g |
仕舞寸法 | 99cm |
継数 | 2本 |
適合ライン | 〜3lb |
ルアーウェイト | 〜5g |
ティップ素材 | 24tカーボンソリッド |
ティップ径 | 0.8mm |
ティップ長 | 330mm |
バット素材 | #1・#2共に40tカーボン |
価格 | ¥69,080(税込) |
TWRT-65の最大の特徴は、その汎用性の高さです。ジグヘッド単体はもちろん、ライトキャロ、フロートリグ、さらにはメタルジグまで扱えるパワーを持っています。
汎用性の高い6.5ftでジグヘッド単体からライトキャロやメタルジグまで使えるモデル。ソリッド 24t #1 #2共に40tと高弾性カーボンを使用しているが、キャロやフロートまで対応出来る様にブランクスの巻き方を変え、粘りがありながらもシャープなブランクスとなっている。
ブランクスの巻き方を変えることで、粘りとシャープさを両立させているという点が興味深いです。高弾性カーボンを使用しながらも、重めのリグに対応できる強度とタメを確保しているのです。
🔧 TWRT-65で使用可能なリグ例
リグの種類 | ウェイト | 用途 |
---|---|---|
ジグヘッド単体 | 0.5〜2g | 基本的なアジング |
ライトキャロ | 3〜5g | 遠投や深場攻略 |
フロートリグ | 3〜5g | 表層〜中層の広範囲サーチ |
小型メタルジグ | 3〜5g | 青物やカマスなど多魚種対応 |
スプリットショット | 2〜4g | 底付近の繊細な攻略 |
このように、TWRT-65は一本で様々な釣り方に対応できます。アジの回遊がない時でも、メバルやカマス、小型の青物などを狙うことができ、釣りの幅が大きく広がるのです。
また、ティップ径が0.8mmと他モデルより太めになっている点も特徴です。これは重めのリグを扱う際の強度を確保するためで、それでいて330mmという長めのティップ長により、感度も十分に保たれています。
🎣 TWRT-65が活躍するシーン
- サーフでの遠投アジング
- 沖目のブレイクラインへのアプローチ
- アジの回遊待ち中の五目釣り
- ライトキャロでの広範囲サーチ
- 大型アジとのパワーファイト
- メバルやカマスとの兼用
ただし、TWRT-65にも向き不向きがあります。軽量ジグヘッド(〜1g)を使った繊細なアジングでは、TWRT-50やTWRT-55の方が優位性があります。TWRT-65はあくまで汎用性を重視したモデルであり、超フィネスな釣りには特化していません。
また、44gという自重は、リアクトシリーズの中では最も重いものになっています。それでも一般的なアジングロッドと比較すれば十分に軽量ですが、36gのTWRT-50と比べれば8gの差があります。長時間の使用では、この差が疲労につながる可能性もあります。
一方で、6.5フィートという長さは飛距離面で大きなアドバンテージです。オープンエリアでのアジングや、遠投が必要な状況では、他のモデルでは届かない範囲までアプローチできます。一本で様々な状況に対応したい方や、アジング以外の釣りも楽しみたい方には、TWRT-65が最適な選択肢となるでしょう。
テトラワークス リアクトの中古市場は人気が高く程度の良い個体は少ない
テトラワークス リアクトシリーズは新品での実売価格が4〜5万円台と高額なため、中古市場での需要も高いです。しかし、人気モデルだけに、状態の良い中古品を見つけるのは容易ではありません。
📊 リアクトシリーズの中古市場概況(推定)
項目 | 状況 |
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流通量 | やや少ない(人気のため手放す人が少ない) |
価格帯 | 新品の60〜80%程度が相場 |
状態 | 美品は少なく、使用感のあるものが多い |
人気モデル | TWRT-55が特に人気で品薄傾向 |
販売場所 | 大手中古釣具店、メルカリ、ヤフオクなど |
中古でリアクトシリーズを購入する際には、いくつかの注意点があります。
⚠️ 中古購入時のチェックポイント
- ティップの状態: 極細ソリッドなので折れや曲がりがないか確認
- ガイドの状態: フレームの歪みやリングの欠けがないか
- ブランクスの傷: クラックや深い傷がないか
- 継ぎ目の緩み: 継ぎ目がガタついていないか
- グリップの状態: スケルトングリップに割れやヒビがないか
- 付属品: 竿袋が付属しているか
特にティップ部分は要注意です。0.6mmという極細ソリッドは非常に繊細で、前オーナーの扱い方によっては見えない損傷がある可能性があります。ティップを軽く曲げてみて、スムーズに復元するか、変な癖がついていないかを確認することをおすすめします。
また、リアクトシリーズは2020年頃からラインナップされているため、中古品の中には数年使用されたものも含まれます。カーボンロッドは経年劣化により弾性が失われることがあるため、製造年や使用頻度についても可能な限り確認すべきでしょう。
💡 中古品を探す際のポイント
- 大手中古釣具店: 店舗の保証があり安心だが、価格はやや高め
- メルカリ・ヤフオク: 価格は安いが、状態の見極めが必要
- 釣具店の下取りセール: 時期によっては良品が出ることも
- SNSでの情報収集: Twitter等で売買情報が流れることも
中古品の価格相場は、状態や機種によって変動しますが、おおむね新品価格の60〜80%程度が目安です。例えば、新品で63,580円のTWRT-50であれば、中古では4〜5万円程度が相場と推測されます。ただし、美品や未使用に近い状態のものは、新品とほとんど変わらない価格で取引されることもあります。
特に人気が高いのはTWRT-55です。このモデルはバランスの良さから評価が高く、中古市場でも品薄傾向にあります。見つけた際には、状態が良ければ早めの購入を検討する価値があるでしょう。
一方で、新品購入にもメリットがあります。メーカー保証が受けられること、最新の品質管理基準で製造されていること、そして何より新品の気持ち良さ。高額な買い物だからこそ、予算が許すのであれば新品購入を推奨します。リアクトシリーズは長く使える品質を持っているため、長期的な視点で見れば新品購入のコストパフォーマンスも決して悪くないはずです。
リアクトシリーズ購入時はリールとのバランスが重要
テトラワークス リアクトシリーズのような超軽量ロッドを購入する際、見落としがちなのがリールとのバランスです。ロッド単体では36〜44gという軽さですが、リールの選択を誤ると、せっかくの軽量性が台無しになってしまいます。
📊 リアクトシリーズに適したリールの条件
項目 | 推奨値 | 理由 |
---|---|---|
自重 | 150〜170g程度 | ロッドとのバランスが最適 |
番手 | 1000〜C2000番 | アジング用ラインキャパに適合 |
ギア比 | ノーマル〜ハイギア | 状況に応じて選択 |
ドラグ性能 | 繊細な調整が可能 | 細いラインでのやり取りに必須 |
ハンドル | シングルハンドル推奨 | 軽量性とバランス重視 |
実際のユーザーからも、リール選択の重要性を指摘する声が上がっています。
機能だけをとことん追求した、キワモノ中のキワモノロッド。用意していたスピニングリール(300g)だと、リールの自重がメチャクチャ気になったので結局リールを買い足す羽目になりました。トータルで190g台とは…笑うしかない(笑)
このレビューは非常に示唆的です。300gのリールでは重すぎて、結局150g前後の軽量リールを買い足したという経験談です。ロッドとリールを合わせたタックル全体で190g台というのは、アジングタックルとして理想的な軽量性といえます。
🎯 リアクトシリーズに相性の良いリール例(一般的な推測)
- ダイワ: 月下美人AIR(150g前後)、月下美人X(190g前後)
- シマノ: ヴァンキッシュ1000(155g前後)、ソアレBB C2000(190g前後)
- アブガルシア: ロキサーニBF8(145g前後)
特に150g前後の超軽量リールを組み合わせると、タックル全体のバランスが最高になります。ただし、超軽量リールは価格も高額になる傾向があるため、予算との相談が必要です。190g前後のミドルクラスリールでも、十分に快適に使用できるでしょう。
また、リールのハンドルについても考慮が必要です。ダブルハンドルは重量増になるため、軽量性を重視するならシングルハンドルがおすすめです。さらに、ハンドルノブも軽量なものに交換することで、さらなる軽量化と感度向上が期待できます。
💡 タックルバランスのチェック方法
- ロッドのグリップエンド付近を指1本で支える
- リールシート位置で水平に保てるか確認
- 先重りしすぎず、後重りしすぎない位置を探す
- 実際に持ってみて疲れにくいか確認
このようなバランス確認を釣具店で行うことをおすすめします。可能であれば、購入前に実際にロッドとリールを組み合わせて、持った感じを確認するのが理想的です。
ラインの選択も重要です。リアクトシリーズは〜1.5lb(TWRT-50、55)、〜2lb(TWRT-58)、〜3lb(TWRT-65)という適合ラインが設定されています。PE0.2〜0.4号、リーダー3〜5lbという組み合わせが一般的でしょう。極細ラインを使用するため、リールのドラグ性能も重要な要素となります。
タックル全体のトータルバランスを考慮することで、リアクトシリーズの性能を最大限に引き出すことができます。ロッド購入時には、同時にリールの見直しも検討してみてはいかがでしょうか。
テトラワークスブランド全体のラインナップも充実
テトラワークス(TETRA WORKS)は、アジングロッド「リアクト」だけでなく、ライトゲーム全般に対応した総合ブランドとして展開されています。ロッド以外にも、ジグヘッド、ワーム、プラグなど、アジングに必要なアイテムが幅広く揃っています。
🎣 テトラワークスの主要製品カテゴリー
カテゴリー | 代表的な製品 | 特徴 |
---|---|---|
ロッド | リアクトシリーズ | 軽量・高感度のアジング専用 |
ワーム | ユラメキ、チョップ、デリー、ピピン | 多彩なサイズとカラー展開 |
ジグヘッド | スナイプヘッド、ピースヘッド | 独自形状で高フッキング率 |
プラグ | トト、バーニー | アジング専用設計 |
アクセサリー | テトラフック、テトラジグ用アシスト | 細部までこだわった設計 |
特に注目したいのが、ワームとジグヘッドのラインナップです。テトラワークスのワームは、アジングに特化した設計で、豊富なカラーバリエーションが特徴となっています。
📌 テトラワークスの代表的なワーム
- ユラメキ 48mm: 汎用性の高いスタンダードワーム
- チョップ 35mm: 小型で豆アジングに最適
- デリー 63mm: やや大きめで大型アジにもアピール
- ピピン 45mm: 独特なアクションが魅力
これらのワームは、リアクトシリーズのロッドとの相性も考慮して開発されています。特に軽量ジグヘッドとの組み合わせでは、ロッドの高感度を最大限に活かすことができます。
ジグヘッドについても、テトラワークスは独自の形状を採用しています。
スナイプヘッド、ピースヘッドなどの独自形状ジグヘッドは、フッキング率の向上を目指して設計されている。
これらのジグヘッドは、リアクトシリーズの「掛けにいく」特性と相まって、高いフッキング率を実現します。アジのショートバイトをしっかりとフックに掛けるための工夫が随所に見られます。
また、テトラワークスにはプラグもラインナップされています。「トト」や「バーニー」といったアジング専用プラグは、ジグ単では反応が悪い時の切り札として活用できます。これらのプラグも、リアクトシリーズで十分に扱える重量設計になっているため、タックル一式をテトラワークスで揃えることも可能です。
🎨 テトラワークス製品の統一コンセプト
- 軽量性: すべての製品で軽量化を追求
- 高感度: 微細なアタリを逃さない設計
- 実釣主義: 開発者自身が使い込んだ実戦仕様
- シンプルデザイン: 機能美を重視したミニマルな外観
テトラワークスブランド全体として、「アジングを楽しむ」という一貫したコンセプトが貫かれています。萩原トオル氏をはじめとする開発陣の実釣経験が製品に反映されており、単なるスペック追求ではなく、実際の釣りの楽しさを最大化することを目指しています。
リアクトシリーズのロッドを購入した際には、ワームやジグヘッドもテトラワークスで揃えてみるのも良いでしょう。ブランド全体で統一することで、各製品の相性が最適化され、より快適なアジングが楽しめるはずです。
アジング以外の用途には制約がある専門性の高さ
テトラワークス リアクトシリーズは、アジングに特化した専門性の高いロッドです。これは大きな強みである一方、汎用性という点では制約があることも理解しておく必要があります。
📊 リアクトシリーズの対応魚種と用途
用途 | 対応度 | 備考 |
---|---|---|
アジング | ◎ | 本来の用途で最高の性能 |
メバリング | ○ | 軽量リグなら十分対応可能 |
小型カマス | △ | TWRT-65なら可能だが専用ロッドには劣る |
小型青物 | △ | TWRT-65で対応可能だがパワー不足の場面も |
チヌ(クロダイ) | × | パワー不足で対応困難 |
シーバス | × | ルアーウェイト、パワー共に不足 |
リアクトシリーズの適合ルアーウェイトは、最も重いTWRT-65でも〜5gまでです。これは一般的なライトゲームロッドとしては標準的な範囲ですが、シーバスや大型のチヌなどを狙うには明らかに不足しています。
また、ロッド全体の設計がアジングに最適化されているため、大型魚とのファイトでは不安があります。40tカーボンという高弾性素材は軽量かつ感度が高い反面、大きな負荷に対する粘りという点では、中弾性〜低弾性カーボンに劣ります。
⚠️ リアクトシリーズの使用上の注意点
- 大型魚: 不意に掛かった大型魚には注意が必要
- 重量リグ: 適合ウェイトを超えるリグは破損の原因に
- 強引なファイト: 極細ティップは折れやすいため慎重に
- 青物: 引きの強い魚種は専用ロッドを推奨
- 岩礁帯: 根ズレによるラインブレイクに注意
ただし、これらの制約は必ずしもデメリットとは言えません。専門性が高いからこそ、アジングにおいては他の追随を許さない性能を発揮するのです。一本で何でもこなせる万能ロッドを求めるのではなく、アジングという特定の用途に最適化されたロッドとして捉えるべきでしょう。
実際、真剣にアジングに取り組むアングラーの多くは、複数のロッドを使い分けています。軽量ジグ単用にリアクト、重めのリグやメタルジグ用に別のロッド、といった具合です。リアクトシリーズは、そのような使い分けの中で、軽量ジグ単という特定の戦術において最高の性能を発揮する位置づけになります。
もし、一本のロッドで様々な釣りを楽しみたいという場合は、リアクトシリーズは適切な選択肢ではないかもしれません。その場合は、より汎用性の高い他メーカーのライトゲームロッドを検討することをおすすめします。
一方で、アジングという釣りを極めたい、最高の道具でアジングを楽しみたいという方にとっては、リアクトシリーズは間違いなく選択肢に入るロッドです。専門性が高いからこそ、その用途においては比類なき性能を発揮します。
まとめ:テトラワークスのアジングロッドは本気のアングラーのための選択肢
最後に記事のポイントをまとめます。
- テトラワークス リアクトは軽量性と感度を極限まで追求したハイエンドアジングロッド
- 全機種が自重50g以下という驚異的な軽さを実現している
- オリジナルのスケルトングリップにより手感度が大幅に向上
- 0.6〜0.8mmの極細ソリッドティップで微細なアタリも逃さない
- 開発者の萩原トオル氏は年間釣行200日の実績を持つエキスパート
- TWRT-50は近距離ジグ単に特化したシューティングモデル
- TWRT-55は豆アジングを楽しむためのテクニカルモデルで全体が曲がる特性を持つ
- TWRT-58はロングシューティングスペシャルで飛距離と感度を両立
- TWRT-65はバーサタイルモデルでジグ単からメタルジグまで対応
- 実売価格は4〜5万円台のハイエンド帯に位置する
- 中古市場でも人気が高く状態の良い個体は品薄傾向
- 購入時はリールとのバランスが重要で150〜170g程度の軽量リールが推奨される
- テトラワークスブランド全体でワームやジグヘッドなども充実
- アジングに特化した専門性の高さが最大の強み
- 汎用性よりも特定用途での最高性能を追求した設計思想
記事作成にあたり参考にさせて頂いたサイト
- TETRA WORKS React – SALT|製品情報|DUO International
- テトラワークスのリアクトは感度と軽さを極限まで高めたアジングロッド! | TSURI HACK
- 萩原 トオル|TETRAWORKS 新製品 アジングロッド リアクト55
- 無駄を省いたレーシーなアジングロッド!DUO テトラワークス !「リアクト」!
- Amazon.co.jp: DUO(デュオ) (Duo) テトラワークス リアクト55 TWRT-55 テクニカルモデル
- DUO テトラワークス リアクト TWRT-50 シューティングモデル アジングロッド – 釣具のポイント
- 極限までムダな部分をそぎ落としたアジング専用ロッド!DUO「TETRA WORKS React(リアクト)」 | LureNewsR
- テトラワークス初のアジングロッド「リアクト」特集!軽量ロッドのダークホースか。 – 釣りメディアGyoGyo
- 【楽天市場】テトラワークスリアクトの通販
- DUO International / ルアーメーカー デュオ
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